JP2006299482A - 繊維回収装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ノズル8から押し出された繊維状物Sを押し出し方向に沿って搬送するための気体流を供給する気体流供給手段(熱風供給装置)7と、繊維状物Sの搬送に伴い拡散して減速する気体流の流れ方向を規制する気体流規制手段10と、流れ方向が規制された気体流で搬送された繊維状物Sを搬出する搬出手段(エアーシュート)11が設けられている。
【選択図】 図2
Description
従って、ノズルから押し出された繊維状物を周囲への散乱や絡まりを防止して円滑に回収することができる繊維回収装置が提供される。
すなわち、繊維状物を搬送する気体流に対して横方向から突き出た規制部材が気体流に当接することにより気体流の流れ方向が規制される。
従って、板状等の規制部材を用いた簡素な手段によって気体流の流れ方向を確実に規制して安定回収を実現できる繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、上流側から下流側に通流する気体流の流れ方向が、最初の規制部材によって当該規制部材の位置とは反対側に規制され、次の規制部材によって当該規制部材の位置とは反対側(即ち最初の規制部材の側)に規制され、以下同様に気体流の流れ方向が交互に反対側に規制される。この流れ方向の反対側への交互の規制により、拡散作用に加えて、気体流の速度がさらに減速される。
従って、気体流の流れ方向を確実に規制しつつ、気体流の速度を十分に減速させて一層の安定回収を実現できる繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、上流側から下流側に通流する気体流の流れ方向が、気体流を挟んで対向する2個の規制部材で構成される1組若しくは複数組の規制部材によって両側から順次規制されながら通流するので、気体流を拡散させつつ流れ状態を整流して真っ直ぐな状態で通流させることができる。
従って、気体流の流れ状態を整流規制して、繊維状物の一層の安定回収を実現できる繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、流れ方向が規制された気体流で搬送された繊維状物を吸引排出手段によって吸引排出するので、搬送された繊維状物の搬出にエアーシュートやエジェクター等の気流搬送手段が採用でき、ベルトコンベア等の大掛かりな装置を用いる場合に比べて簡素にできる。
従って、装置構成を簡素化しながら、繊維状物を円滑に回収できる繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、規制部材で方向が規制された気体流が案内部材によって吸引搬出手段の吸引口に案内される。
従って、例えば上記吸引搬出手段を小型化するために吸引口を小さく形成した場合であっても、気体流で搬送された繊維状物を散逸することなく吸引口に案内して吸引搬出することができる繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、気体流が規制部材に通流する前に、導入部材の流入口を通過して整流されてから、規制部材に通流する。
従って、気体流が繊維状物を搬送する過程で拡散等により乱れるような場合であっても、整流状態で規制部材に通流させて気体流の流れ方向の規制を適正に行うことができる繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、所定方向に間隔を置いて並置された複数個のノズルから押し出された複数条の繊維状物が広幅の気体流によって押し出し方向に沿って搬送され、次に、広幅の気体流規制手段によって、広幅の気体流の流れ方向が複数個のノズル並置幅の全幅においてそのノズル並置方向即ち複数条の繊維状物の並び方向に交差する方向に規制され、次に、流れ方向がノズル並置方向に交差する幅方向に規制された広幅の気体流で搬送された複数条の繊維状物が広幅の搬出手段によって搬出される。
従って、複数条の繊維状物を効率良く、円滑に回収することができるので、生産性に優れた繊維回収装置が提供される。
すなわち、広幅の気体流規制手段において気体流が通流する空間が幅方向の両側で外部から仕切り体によって仕切られるので、幅方向への気体流の外部拡散が防止される。
従って、広幅の気体流の端部側での外部拡散を防止して、流れ方向の規制を安定に行うことができる広幅の繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、回収した繊維状物を直接、粉砕装置に搬出するので、粉砕対象となる繊維状物の粉砕装置への移送処理の効率化と、粉砕装置での供給量の安定維持が可能となる。
従って、回収した繊維状物を次工程で粉砕処理する場合に効率が良く良好な処理を可能とする繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、繊維状物として回収し搬出された樹脂微粒子前駆体が粉砕装置によって粉砕されて樹脂微粒子が作製される。
従って、樹脂微粒子の製造に適した繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、繊維状物として回収し搬出されたトナー前駆体が粉砕装置によって粉砕されてトナー粒子が作製される。
従って、トナー粒子の製造に適した繊維回収装置の好適な実施形態が提供される。
従って、ノズルから押し出された繊維状物を周囲への散乱や絡まりを防止して円滑に回収することができる繊維回収方法が提供される。
図2及び図3に示すように、気体流規制手段10が、前記気体流の流れ方向を複数個のノズルの並置幅の全幅においてそのノズル並置方向に交差する横方向に規制するように広幅に形成され、具体的には、前記気体流に対して横方向から突き出て前記気体流に当接する広幅の規制部材13を備えている。規制部材13としては、前記気体流を挟んで交互に反対側に位置する状態で、前記気体流の上流側から下流側に亘って間隔を隔てて配置した複数個の規制部材13が設けられている。図2、図3には、板状(ブレード)に形成された3個の規制部材13(上から順に13−1,13−2,13−3と称する)の両側を支柱17によって角度調節自在に保持する構造において、各規制部材13の気体流に近い先端側を下向きに傾斜させた状態で設置した例を示す。この構造において、気体流は各規制部材13で流れ方向が規制されると同時に、隣接する規制部材13の間の開口を通して外部に拡散する。各規制部材13の傾斜角は繊維状物Sの通流速度(通流量)に応じて、適切な角度に設定され、鉛直方向に対し20〜60度の範囲が好ましく、より好ましくは、30〜45度の範囲である。
原料:ポリエステル系トナー用樹脂
繊維状物Sの生成速度(ノズル押し出し速度):約42m/秒
繊維状物Sの線径:5μm
流入口14Aの間隙:30mm
エアーシュートの吸引口幅:20mm
同吸引速度:16m/秒
上記実施形態では、気体流供給手段7を延伸用エアー吹き出し装置によって構成したが、延伸用エアー吹き出し装置の外に、押出し方向に沿った気体流を形成する専用の搬送用空気供給手段を設けるようにしてもよい。
1A ホッパ
2 静止型ミキサー
3 流路構造体
3A 流路
4 ギアポンプ
5 モータ
6 混合装置
7 気体流供給手段(延伸用エアー吹き出し装置)
7A 吹出口
8 ノズル
10 気体流規制手段
11 搬出手段(吸引排出手段:エアーシュート)
11A 吸引口
12 粉砕装置
13 規制部材
14 導入部材
14A 流入口
14B 案内片
15 案内部材
16 仕切り体
17 支柱
S 繊維状物
Claims (13)
- ノズルから押し出された繊維状物を押し出し方向に沿って搬送するための気体流を供給する気体流供給手段と、
前記繊維状物の搬送に伴い拡散して減速する前記気体流の流れ方向を規制する気体流規制手段と、
前記流れ方向が規制された前記気体流で搬送された前記繊維状物を搬出する搬出手段が設けられている繊維回収装置。 - 前記気体流規制手段が、前記気体流に対して横方向から突き出て前記気体流に当接する規制部材を備えている請求項1記載の繊維回収装置。
- 前記規制部材として、前記気体流を挟んで交互に反対側に位置する状態で、前記気体流の上流側から下流側に亘って間隔を隔てて配置した複数個の規制部材が設けられている請求項2記載の繊維回収装置。
- 前記規制部材として、前記気体流を挟んで対向する2個の規制部材で組を構成し、当該組の規制部材が前記気体流の上流側から下流側に亘って間隔を隔てて1組若しくは複数組設けられている請求項2記載の繊維回収装置。
- 前記搬出手段が、前記繊維状物を吸引排出する吸引排出手段で構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の繊維回収装置。
- 前記気体流規制手段が、前記規制部材を通過した後の前記気体流を前記吸引排出手段の吸引口に案内する案内部材を備えている請求項5記載の繊維回収装置。
- 前記気体流規制手段が、前記規制部材よりも上流側位置に、前記気体流を整流状態で通過させる流入口を形成した導入部材を備えている請求項2〜6のいずれか1項に記載の繊維回収装置。
- 前記ノズルが所定方向に間隔を置いて複数個並置され、
前記気体流供給手段及び前記搬出手段が、それぞれ前記複数個のノズルの並置幅に対応して機能するように広幅に形成され、
前記気体流規制手段が、前記気体流の流れ方向を前記複数個のノズルの並置幅の全幅においてそのノズル並置方向に交差する横方向に規制するように広幅に形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の繊維回収装置。 - 広幅に形成した前記気体流規制手段において前記気体流が通流する空間を外部から仕切る仕切り体が、前記気体流規制手段の広幅方向の両側に設けられている請求項8記載の繊維回収装置。
- 前記搬出手段が、前記繊維状物を粉砕装置に向けて搬出するものである請求項1〜9のいずれか1項に記載の繊維回収装置。
- 前記繊維状物が、前記粉砕装置によって粉砕して樹脂微粒子を作製するための樹脂微粒子前駆体である請求項10記載の繊維回収装置。
- 前記樹脂微粒子がトナー粒子である請求項11記載の繊維回収装置。
- ノズルから押し出された繊維状物を気体流により押し出し方向に沿って搬送する工程と、前記繊維状物の搬送に伴い拡散して減速する前記気体流の流れ方向を規制する工程と、流れ方向が規制された前記気体流で搬送された前記繊維状物を搬出する工程を有する繊維回収方法。
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