JP2006298559A - 創薬用自動保管庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤って落下した小型容器の回収が容易にでき、作業員によるメンテナンスが容易にでき、軽量化、コストダウンが図られる創薬用自動保管庫を提供すること。
【解決手段】創薬開発用試料をプレートやチューブ等の容器に封入し、恒温恒湿、冷凍等の環境のもとで保管管理する創薬用自動保管庫において、前記創薬用自動保管庫内の保管棚120や移載機150等が設置される架台を天井側から吊り下げると共に、電気配線や信号線等も天井側に配置することによって、上記の課題を解決する。
【選択図】図2
【解決手段】創薬開発用試料をプレートやチューブ等の容器に封入し、恒温恒湿、冷凍等の環境のもとで保管管理する創薬用自動保管庫において、前記創薬用自動保管庫内の保管棚120や移載機150等が設置される架台を天井側から吊り下げると共に、電気配線や信号線等も天井側に配置することによって、上記の課題を解決する。
【選択図】図2
Description
本発明は、創薬開発用試料をプレートやチューブなどの容器に封入し、恒温恒湿、冷凍等の環境のもとで保管管理する創薬用自動保管庫に関するものである。
従来、創薬研究の分野においては、薬剤や化合物等の試料が封入されたバイアル瓶やマイクロチューブなどの複数の小型容器を保管用トレイにマトリクス状に列立収容し、この保管用トレイを恒温恒湿、冷凍等の環境のもとで保管管理する創薬用自動保管庫が使用されていた。この創薬用自動保管庫は、内部を恒温恒湿、冷凍等の環境で管理する必要があるため、効率を向上させるためには、内部の空間を小さくすることが必要である。そのため、その内部は、複数の保管用トレイを垂直方向に収納可能なように区画された保管棚や、保管用トレイを出庫又は入庫する際に使用する移載機等が、ぎっしりと詰め込まれた状態になっていた。
特開2004−269100号
ところが、従来の創薬用自動保管庫では、保管棚や移載機等の架台が、装置本体の床板に固定されており、また、電気配線や、温度や湿度の計測用信号線等が保管棚や移載機等の架台の隙間を縫うように床板に張り巡らされていた。そのため、創薬用自動保管庫の使用中に小型容器を誤って落下した場合、その小型容器が床板に張り巡らされている電気配線等の間に入り込んでしまって、落下した小型容器を拾い出そうとしても手が入るスペースもなく、拾い出すことができないという問題があった。さらに、小型容器に封入された、薬品や試料等の溶液がこぼれた場合、清掃がしにくく、作業員によるメンテナンス作業が繁雑になるという問題もあった。
また、創薬用自動保管庫の内部を恒温恒湿、冷凍等の環境に保つための保冷装置や移載機の振動が、架台を通じて、保管中の小型容器に伝わり、創薬開発用試料の結晶観察等に悪影響を及ぼすことが懸念されていた。
さらに、保管棚や移載機の揺れを抑えるためには、これらが設置される架台を重くて強固なものにしなければならず、装置の軽量化、コストダウンの妨げになっていた。
そこで本発明の目的は、誤って落下した小型容器の回収が簡単にでき、作業員によるメンテナンスが容易にでき、軽量化、コストダウンが図られる創薬用自動保管庫を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の創薬用自動保管庫は、創薬開発用試料をプレートやチューブ等の容器に封入し、恒温恒湿、冷凍等の環境のもとで保管管理する創薬用自動保管庫において、前記創薬用自動保管庫内の保管棚や移載機等が設置される架台を天井側から吊り下げると共に、電気配線や信号線等も天井側に配置する構成をしている。
本発明の創薬用自動保管庫によれば、創薬用自動保管庫内の保管棚や移載機等が設置される架台を天井側から吊り下げると共に、電気配線や信号線等も天井側に配置する構成をしているため、床板を箒などでさらうだけで、誤って落下した小型容器の回収ができると共に、作業員によるメンテナンスが容易にできる。更に、保管棚や移載機を吊り下げることにより、保管棚や移載機が重力によって、鉛直方向を向くため、各部材の剛性を落とすことができ、装置の軽量化、コストダウンが図られるという効果が奏される。また、保冷装置や移載機の振動が、架台を通じて、保管中の小型容器に伝わることを抑制することができる。
本発明は、創薬開発用試料をプレートやチューブ等の容器に封入し、恒温恒湿、冷凍等の環境のもとで保管管理する創薬用自動保管庫において、前記創薬用自動保管庫内の保管棚や移載機等が設置される架台を天井側から吊り下げると共に、電気配線や信号線等も天井側に配置することにより、誤って落下した小型容器の回収が簡単にでき、作業員によるメンテナンスが容易にでき、軽量化、コストダウンが図られるものであれば、その具体的態様は如何なるものであっても良い。
以下、図1乃至図3を参照して本発明による創薬用自動保管庫の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明の創薬用自動保管庫100のフロントパネルを外した状態を示した斜視図である。また、図2は、創薬用自動保管庫100の筐体110を外した図である。図3は、2つの保管棚120(120A、120B)のうち、手前側の保管棚120Aを省略して描写した斜視図である。
図1に示したように、創薬用自動保管庫100は、創薬開発用試料が封入されたチューブ等の小型容器を収納した保管用プレートを垂直方向及び水平方向にマトリクス状に格納する2つの保管棚120(120A、120B)を有している。これらの保管棚120は、平行に対峙した状態で天井フレーム140に固設されている。そして、図2に明示されているように天井フレーム140が2つの垂直フレーム枠体142により天井側に持ち上げられていることによって、保管棚120が、天井側から吊り下げられた状態で固定されている。更には、天井フレーム140が弾性部材等からなる緩衝材を介して2つの垂直フレーム枠体142に持ち上げられている場合、創薬用自動保管庫100内の保冷装置の振動等が天井フレーム140に伝搬するのを抑制できる。また、図示はされていないが、保管棚120が弾性部材等からなる緩衝材を介して天井フレーム140に吊り下げられていれば、天井フレーム140に連結された移載機150が発生する振動を保管棚120に伝搬するのを抑制できる。
また、図3から明らかなように、2つの保管棚120A、120Bの間には、保管用プレートの移載を行う移載機150が、天井フレーム140から吊り下げられた支柱152に取り付けられている。この移載機150は、支柱152に沿って上下移動することができると共に、支柱152自身が吊り下げ状態で2つの保管棚120A、120Bの間を左右に動くことが可能になっている。更に、この移載機150は、進退自在であると共に180°回転可能なハンドプレートを有していることにより、2つの保管棚120A、120Bに格納された全ての保管用プレートを移載できるようになっている。
また、2つの保管棚120A、120Bの間の空間を臨む位置に観察機130が天井フレーム140から吊り下げ状態で設置されている。移載機150が、所望の保管用プレートを捉えて、この観察機130の載置台132まで運ぶことにより、所望の保管用プレートの観察を行うことが可能になっている。更には、図示はされていないが、観察機130の載置台132が弾性部材等からなる緩衝材を介して天井フレーム140から吊り下げられていれば、天井フレーム140に連結された移載機150が発生する振動を観察機130の載置台132に伝搬するのを抑制できる。
更に、図示はされていないが、移載機の駆動用電源ケーブルや信号線、観察機の電気配線や信号線は、全て天井側に敷設されているため、創薬用自動保管庫100の底面には、メンテナンスの障害になるようなものが存在しない。
なお、本実施例においては、2つの固定された保管棚120A、120Bを有する創薬用自動保管庫について説明したが、保管棚は、これに限られることなく、例えば、複数の垂直保管棚が連結されて、無端循環軌道に沿って回転移動可能な自動回転棚についても本発明は適用可能である。
本発明の創薬用自動保管庫によれば、試料損失の低減、メンテナンス負担の低減、装置の小型化及び省エネルギー化を可能とするものであって、より高度化するユーザニーズへの対応が可能となり、その産業上の利用可能性はきわめて高い。
100 ・・・ 創薬用自動保管庫
110 ・・・ 筐体
120 ・・・ 保管棚
130 ・・・ 観察機
132 ・・・ 載置台
140 ・・・ 天井フレーム
142 ・・・ 垂直フレーム枠体
150 ・・・ 移載機
152 ・・・ 支柱
110 ・・・ 筐体
120 ・・・ 保管棚
130 ・・・ 観察機
132 ・・・ 載置台
140 ・・・ 天井フレーム
142 ・・・ 垂直フレーム枠体
150 ・・・ 移載機
152 ・・・ 支柱
Claims (1)
- 創薬開発用試料をプレートやチューブ等の容器に封入し、恒温恒湿、冷凍等の環境のもとで保管管理する創薬用自動保管庫において、
前記創薬用自動保管庫内の保管棚や移載機等が設置される架台を天井側から吊り下げると共に、電気配線や信号線等も天井側に配置すること
を特徴とする創薬用自動保管庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005122265A JP2006298559A (ja) | 2005-04-20 | 2005-04-20 | 創薬用自動保管庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005122265A JP2006298559A (ja) | 2005-04-20 | 2005-04-20 | 創薬用自動保管庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006298559A true JP2006298559A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37467088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005122265A Pending JP2006298559A (ja) | 2005-04-20 | 2005-04-20 | 創薬用自動保管庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006298559A (ja) |
Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-04-20 JP JP2005122265A patent/JP2006298559A/ja active Pending
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