JP2006297400A - 継目無鋼管の穿孔方法 - Google Patents

継目無鋼管の穿孔方法

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親定 本田
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Abstract

【課題】 内外面疵のない継目無鋼管の製造での穿孔方法を提供する。
【解決手段】 継目無鋼管の製造する方法において、ピアサー前面テーブルにスキューローラーおよびピンチローラーを配し、素材を回転させながら前進させ、穿孔ロールによる素材の回転力を支援して供給することにより、噛み込み不良を防止し内面疵の発生を防止する継目無鋼管の穿孔方法。また、上記の継目無鋼管の製造する方法において、ピアサー噛み込み後穿孔ロールの負荷を検出し、スキューローラーおよびピンチローラーを逃がし、穿孔中の素材の前進速度とローラーの速度の差により発生する外面疵の発生を防止する継目無鋼管の穿孔方法。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内外面疵のない継目無鋼管の製造での穿孔方法に関するものである。
従来の継目無鋼管の製造での穿孔工程を図5に示す。この図5に示すように、素材ビレット1は加熱炉(図示せず)において、所定の温度まで加熱された後、穿孔ロール2によりピアサープラグ3によって穿孔されながら穿孔圧延されて中空母管となる。この中空母管となる穿孔ロール2の噛み込み前の状態を示している。素材ビレット1はシリンダー5によりプッシャーヘッド4を介して前進し、穿孔ロール2に噛み込みスパイラル状に前進し、ピアサープラグ3および穿孔ロール2で、中空母管に穿孔圧延される。
このような継目無鋼管の製造での穿孔工程において、従来、鉄鋼便覧11・4・2「マンネスマン穿孔設備と操業」(非特許文献1)のローリングスケジュールとセッテイングの記述の通り、プラグ先端圧下率は通常8〜15%にしているのが通常であって、これを大きくし過ぎるとプラグ先端において素材内面に割れが生じ内面への疵が発生し易くなる。なお、このプラグ先端圧下率=(素材径−プラグ先端ロール間隔)/(素材径)×100%で表している。
また、内面疵発生を抑制する目的として熱延継目無鋼管の製造方法として、例えば特開2002−336961号公報(特許文献1)に開示されているように、ガス切断時素材を予熱して端面割れを防止しピアサ後の内面疵発生を防止する方法、すなわち、ガス切断時に発生する端部割れを防止することにより鋼管の内部疵発生を防止して歩留り性および量産性の高い熱延継目無鋼管の製造方法が提案されている。
特開2002−336961号公報 鉄鋼便覧11・4・2「マンネスマン穿孔設備と操業」
上述した非特許文献1に開示されているように、内面疵の発生を抑えるために、プラグ先端圧下率を小さくしようとする(プラグ先端のロール間隙を広くしようとする)と穿孔ロールに素材が噛み込まず穿孔することができないと言う問題がある。すなわち、ピアサ穿孔時の内面疵を防止するために、プラグ先端圧下率を小さいセットアップにすることが有効であるが、しかし、小さくすると穿孔ロールに素材が噛み込まず圧延することができないという問題がある。一方、特許文献1に開示されているものは、ガス切断時素材を予熱して端面割れを防止しピアサ後の内面疵発生を防止する方法に関するものである。
上述したような問題を解消するために、発明者らは鋭意検討を重ねた結果、本発明は継目無鋼管製造ラインのピアサーに関して、素材を事前に回転させながら供給することで噛み込み不良を防止し、プラグ先端圧下率の小さいセットアップをとることにより、内面疵を低減し、かつ、ピアサー噛み込み後穿孔ロールの負荷を検出し、スキューローラーおよびピンチローラーを逃がして、穿孔中の素材の前進速度とローラーの速度差をなくし外面疵の発生を防止する継目無鋼管を製造する方法を提供するものである。
その発明の要旨とするところは、
(1)継目無鋼管の製造する方法において、ピアサー前面テーブルにスキューローラーおよびピンチローラーを配し、素材を回転させながら前進させ、穿孔ロールによる素材の回転力を支援して供給することにより、噛み込み不良を防止し内面疵の発生を防止することを特徴とする継目無鋼管の穿孔方法。
(2)前記(1)に記載の継目無鋼管の製造する方法において、ピアサー噛み込み後穿孔ロールの負荷を検出し、スキューローラーおよびピンチローラーを逃がし、穿孔中の素材の前進速度とローラーの速度の差により発生する外面疵の発生を防止することを特徴とする継目無鋼管の穿孔方法にある。
以上述べたように、本発明によりプラグ先端圧下率の小さいセットアップをとることにより、内面疵の不良を低減し、一方、ピアサー噛み込み後の穿孔ロールの負荷を検出し、スキューローラーおよびピンチローラーを逃がすことにより、穿孔中の素材の前進速度とローラーの速度差をなくして外面疵の発生を防止することが可能となり、歩留り向上を図ることが出来る極めて優れた効果を奏するものである。
以下、本発明について図面に従って詳細に説明する。
図1は、ピアサー噛み込み前の上面断面図である。図1に示すように、素材ビレット1は加熱炉(図示せず)において、所定の温度まで加熱された後、穿孔ロール2により穿孔圧延されて中空母管となる。この中空母管となるピアサープラグ3の噛み込み前の状態を示している。なお、符号6はモーターを示し、7はピンチローラーであり、9はスキューローラーを示す。
図2は、ピアサー噛み込み前の横断面図である。この図2に示すように、素材ビレット1は穿孔ロール2により穿孔圧延されるために、スキューローラー9上をピンチローラー7によって押さえられ、スパイラル状に回転しながら前進し、ピアサープラグ3に噛み込み穿孔圧延される。このピアサー噛み込み穿孔圧延されるに当たって、スキューローラー9はシリンダー5により作動するものであるが、このシリンダー5は電磁弁11により油圧或いは空圧を使用する。
一方、ピンチローラー7も同様に、シリンダー5により作動するものであるが、このシリンダー5は電磁弁11により油圧或いは空圧を使用する。このピンチローラー7およびスキューローラー9の油圧系統は穿孔ロール2の作動機構であるモーター6に連結されているシーケンサ8と連結されて、穿孔ロール2に素材ビレット1が噛み込みするのと連動して、ピンチローラー7とスキューローラー9の作動が行われるように構成されている。なお、符号10は素材ビレット1を案内するためのガイドである。
図3は、ピアサー噛み込み後の上面断面図である。図3に示すように、素材ビレット1は穿孔ロール2により穿孔圧延されるために、スキューローラー9上をピンチローラー7によって押さえられながら、スパイラル状に回転しながら前進し、穿孔ロール2に噛み込みピアサープラグ3により穿孔される状態を示している。
図4は、ピアサー噛み込み後の横断面図である。この図4に示すように、素材ビレット1は図2と同様に、穿孔ロール2により穿孔圧延されるために、スキューローラー9上をピンチローラー7によって押さえられながら、スパイラル状に回転しながら前進し、ピアサープラグ3に噛み込み穿孔圧延される。そのときの作動状態を示している。
図4の場合は、図2と異なって、素材ビレット1がピアサープラグ3に噛み込んだ後は穿孔ロール2の負荷を検出し、素材ビレット1はガイド上に移動すると共にスキューローラー9およびピンチローラー7は、それぞれシリンダー5により素材ビレット1から逃がして後退した状態で素材ビレット1の表面を離れた状態となり、穿孔ロール2に噛み込みピアサープラグ3により穿孔されることになる。
上述した穿孔圧延工程において、ピアサー前面テーブルに配設しているスキューローラー9およびピンチローラー7によって素材ビレット1を回転させながらピアサープラグ3に供給する。このように素材ビレット1を事前に回転させておくことにより、噛み込み不良を防止すると共に、穿孔ロール2による素材ビレット1の回転力を支援するため、ピアサープラグ3の先端圧下率の低いセットアップが可能になり内面疵の発生がしにくくなる。すなわち、ピアサープラグ3の先端のロール間隙を広くすることによりピアサープラグ3の先端圧下率の低いセットアップが可能になり内面疵の発生を抑制することが可能となった。
また、上述したように、ピアサー噛み込み後穿孔ロール2の負荷をモーターのロード値で判断して、シーケンサ8を介してシリンダー5の油圧或いは空圧の電磁弁11を開閉して、スキューローラー9およびピンチローラー7を逃がし、穿孔中の素材ビレット1の前進速度とローラーの速度の差により発生する外面疵を防止することが可能となる。
以下、本発明について実施例によって具体的に説明する。
図4に示すように、ピアサー前面テーブルにスキューローラー9およびピンチローラー7を配設し、素材ビレット1を回転させながら前進させ、穿孔ロールの空運転時のモーターのロード値200〜300A中に素材ビレット1の回転力を支援して穿孔ロール2に噛み込ませる。この噛み込み時にモーターのロード値を300〜600Aになった時に、この間の設定値を定め、この設定値を超えたらシーケンスから信号を発進し、シリンダー5の油圧或いは空圧の電磁弁11を開閉し、スキューローラー9およびピンチローラー7を逃がした後は、モーターのロード値を600〜1000Aで穿孔圧延を行った。その結果、穿孔中の素材ビレット1の前進速度とローラーの速度の差により発生する外面疵を防止することが出来た。
一方、素材ビレット1を回転させながら前進させながら穿孔ロールに噛み込ませることにより、プラグ先端圧下率の小さいセットアップが可能となり、内面疵を低減することが可能となった。その結果を、例えばφ85〜φ200の管材をφ50×5wt〜φ177.8×30wtに加工後の継目無鋼管を調査した結果、本発明を用いない従来の場合、内外面疵発生率は0.61%であったのに対し、本発明により0.02%と激減したことが分かった。
ピアサー噛み込み前の上面断面図である。 ピアサー噛み込み前の横断面図である。 ピアサー噛み込み後の上面断面図である。 ピアサー噛み込み後の横断面図である。 従来の継目無鋼管の製造での穿孔工程を示す図である。
符号の説明
1 素材ビレット1
2 穿孔ロール
3 ピアサープラグ
4 プッシャーヘッド
5 シリンダー
6 モーター
7 ピンチローラー
8 シーケンサ
9 スキューローラー
10 ガイド
11 電磁弁


特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊


Claims (2)

  1. 継目無鋼管の製造する方法において、ピアサー前面テーブルにスキューローラーおよびピンチローラーを配し、素材を回転させながら前進させ、穿孔ロールによる素材の回転力を支援して供給することにより、噛み込み不良を防止し内面疵の発生を防止することを特徴とする継目無鋼管の穿孔方法。
  2. 請求項1に記載の継目無鋼管の製造する方法において、ピアサー噛み込み後穿孔ロールの負荷を検出し、スキューローラーおよびピンチローラーを逃がし、穿孔中の素材の前進速度とローラーの速度の差により発生する外面疵の発生を防止することを特徴とする継目無鋼管の穿孔方法。
JP2005117965A 2005-04-15 2005-04-15 継目無鋼管の穿孔方法 Withdrawn JP2006297400A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008126427A1 (ja) 2007-03-30 2008-10-23 Sumitomo Metal Industries, Ltd. 穿孔機
CN103282135A (zh) * 2010-11-02 2013-09-04 新日铁住金株式会社 穿孔轧制的不良检测方法及无缝管的制造方法
KR101418052B1 (ko) * 2007-10-05 2014-07-21 동부특수강 주식회사 봉강 분류 장치

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