JP2006295847A - 再送制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上位レイヤの構成に変更を加えずに、ARQによる再送制御を行う無線局において再送TCPセグメントの伝送遅延を削減可能にする手段を提供する。
【解決手段】 TCP_SN (TCPセグメントのシーケンス番号) 抽出部109はTCPセグメントを含むMACフレームからTCP_SNを抽出し、TCP再送回数管理部110は前記TCP_SNを元に前記TCPセグメントのTCPレイヤにおける再送回数を判定する。再送制御部111は、前記TCPセグメントの再送回数を元に、NRT再送バッファ108内の個々のNRTデータが構成するTCPセグメントの、TCPレイヤにおける再送回数を把握し、TCPレイヤにおける再送回数の大きなNRTデータに対して優先的に送信指示を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、通信プロトコルであるTCP(Transmission Control Protocol)と無線区間の再送制御を併用して無線通信を行う通信システム及び無線通信方式に関する。
従来、この種の無線通信システムにおいては、伝送データに要求されるQoS(Quality of Service;要求伝送速度、許容伝送遅延、及び許容残留誤り率)に応じて無線パラメータとARQ(Automatic Repeat reQuest)再送パラメータを適応的に設定する方式が存在する(例えば、特許文献1参照)。
QoSの異なるデータとして、例えば、許容伝送遅延時間が小さい代わりに許容誤り率は大きいRT(Real Time)データと、許容伝送遅延時間が大きい代わりに許容誤り率は小さい(またはエラーフリーのみ許容される)NRT(Non Real Time)データとに大別することができる。前者は音声・画像データ等のリアルタイム性は要求されるがビット誤りはある程度許容されるデータであり、後者はテキストデータ等のリアルタイム性は要求されないがエラーフリーが要求されるデータである。
これらのうちNRTデータに着目すると、無線区間がNRTデータとして扱う上位レイヤのデータとしてはTCP(Transmission Control Protocol)の伝送データが想定される。TCPによる伝送では、TCP送信側は各TCPセグメント(伝送単位)にシーケンス番号SN(Sequence Number)を付与する。TCPレイヤの受信側は、TCPセグメントを誤り無く受信出来た場合にはTCP-ACKに受信済みのSNを乗せてTCP送信側へ返し、これにより送信側は送達済みTCPセグメントのSNを把握した後に後続のTCPセグメントを送信する。
また、TCP受信側は受信TCPセグメントに誤りが認められた場合にはTCP-ACKを返さない。TCP送信側は、あるTCPセグメントの送信時刻から一定時間だけ待ち、その間にTCP受信側からTCP-ACKが帰ってこない場合(タイムアウト発生時)にはTCPセグメントを再送する。以上の手続によりTCPレイヤでは誤りの無いデータ伝送が可能となり、かつデータ順序を受信側でも把握可能となる。
このように、TCPは信頼性が要求されるデータを伝送するための手順であり、TCPセグメントを含むMAC(Media Access Control;媒体アクセス制御)フレームは無線区間においてNRTデータとして取り扱われる。NRTデータを伝送する場合には、通常、無線送信局・受信局においてARQの最大再送回数はRTデータよりも大きく設定され、ARQ再送回数増加による無線区間における遅延時間の増大を犠牲にして、無線区間における誤り率を低減させる事が必要となる。なおARQ(Automatic Repeat reQuest:自動再送要求)方式は、誤り制御技術として従来から採用されている技術であり、例えば、特許文献2〜4等に記載されている。
一方、RT(Real Time)データに着目すると、無線区間がRTデータとして扱う上位レイヤのデータとしては例えば、UDP(User Datagram Protocol)の伝送データが想定される。UDPは信頼性よりもリアルタイム性が要求されるアプリケーションのデータ伝送に向き、SN(Sequence Number)をもたない為順序制御は行わない。またUDPそれ自体では再送処理は行わない。
UDPセグメントを含むMACフレームを無線区間においてRTデータとして伝送する場合には、無線送信局・受信局においてARQの最大再送回数はNRTデータよりも小さく設定され、ARQ再送回数増加による無線区間における遅延時間の増大を小さく抑えるようにする。代わりに無線区間における比較的大きな誤り率が許容される。
次に、ここまで説明した各要求QoSを有するデータ種別を送信する従来の無線送信局の構成について説明する。図13は、伝送データのQoSに従って無線パラメータ及び再送パラメータを可変とする機能を有する無線通信システムにおける従来の無線送信局の構成を示すブロック図である。
無線送信局900は、QoS識別部901,RT-PDU(Protocol Data Unit)変換部902,RT再送バッファ903,信号選択部904,送信信号処理部905,無線部920,NRT-PDU(Protocol Data Unit)変換部907,NRT再送バッファ908,再送制御部911,制御チャネル送信部913,合成部906,制御チャネル受信部912から構成される。
無線送信局900には伝送データs900が入力される。ここでは伝送データs900として、TCPセグメントまたはUDPセグメントのいずれかがIPデータグラム、MACフレームの順にカプセル化されたデータ(図14)を想定して説明する。QoS識別部901では、MACフレームがUDPセグメントを含むならそのMACフレームs901aをRT-PDU変換部902へ出力し、TCPセグメントを含むならそのMACフレームs901bをNRT-PDU変換部907へ出力する。この識別は各セグメントのヘッダ情報に基づいて行う。
RT-PDU変換部902、NRT-PDU変換部907は入力MACフレームs901a,s901bそれぞれをPDU(Protocol Data Unit)へ変換する機能を有する。ここでPDU(Protocol Data Unit)とは、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のRLC(Radio Link Control)層におけるPDUである。前記PDUは、ヘッダ領域及びデータ領域から構成される固定長のデータ単位である。ヘッダ領域には各PDU固有のシーケンス番号が記録されPDUから上位レイヤデータへ逆変換が可能となる。またPDUのデータサイズは上位レイヤのデータ単位よりも小さく細粒度の送達制御が可能である。このためPDUを使用すれば変調方式や符号多重数等の無線パラメータ変更に伴い無線パケット単位の伝送データ量が様々に変化しても、オーバーヘッドを生じ難いという特長がある。
RT-PDU変換部902、NRT-PDU変換部907はまた、自己が生成した入力MACフレーム毎のPDUの情報(生成個数あるいは各PDUに付与された番号等)を、s902b,s907bとして再送制御部911へ送る。またRT-PDU変換部902、NRT-PDU変換部907でそれぞれ変換されたPDU(Protocol Data Unit)を、s902a,s907aとしてそれぞれRT再送バッファ903、NRT再送バッファ908へ送る。RT再送バッファ903、NRT再送バッファ908は、入力されたs902a,s907aを、各バッファの内部メモリにそれぞれ記憶する。
再送制御部911は、生成されたRT-PDU及びNRT-PDUの情報s902b,s907b、及び送達情報s912を入力とし、前記情報に基づきRTアドレスs911a、NRTアドレスs911b、選択信号s911c、制御チャネル送信データs911dを決定して、前記各信号をそれぞれRT再送バッファ903、NRT再送バッファ908、信号選択部904、制御チャネル送信部913へ出力する機能を有する。
再送制御部911は、例えば無線フレーム単位で、RT-PDU及びNRT-PDUの生成状況に応じて二個の再送バッファ903,908へ送信するアドレスを制御し、前記アドレスに応じて信号選択部904、制御チャネル送信部913を制御する。例えば、RTデータをNRTデータに優先させて送信する場合には、s902b,s907bによってRT-PDU及びNRT-PDUの両方の生成が通知された場合でも、RT再送バッファにのみRTアドレスを送り、NRT再送バッファへはNRTアドレスを送らないように制御を行う。
RT再送バッファは、RTアドレスs911aを受けると同バッファから前記アドレスに記録されたRT-PDUを出力する機能を有する。NRT再送バッファは、NRTアドレスs911bを受けると同バッファから前記アドレスに記録されたNRT-PDUを出力する機能を有する。前記二個の再送バッファからの出力は信号選択部904へ出力され、ここでs911cにより指示された再送バッファからの出力信号s903またはs908のいずれかを送信信号処理部905へ出力する。
次に合成部906では、送信信号s905と制御チャネル送信信号s913を合成し、合成後送信信号s906として無線部920へ出力する。無線部920はベースバンド帯域の信号と高周波帯域の信号とを互いに変換する機能を有し、前記信号s906を高周波帯域の信号s920aとしてアンテナへ向け送信すると共に、アンテナからの受信信号をベースバンド帯域の受信信号s920bに変換し制御チャネル受信部912へ出力する。
制御チャネル受信部912は、受信した制御チャネルのデータを復調・復号し、送信したPDUが受信局へ送達したか否かを示す送達情報s912(ACKまたはNACK)、及び送信したPDUのQoS(RTかNRTか)を抽出して再送制御部911へ向けて出力する。
特開2003−259447号公報 再公表WO2002−056631号公報 特開2004−147182号公報 特開2005−005968号公報
無線伝送路を含め一般に情報伝送路の伝送容量は限られている為、伝送路へ入力されるデータとして様々なQoSのデータが混在する場合には、各データのQoSがそれぞれの許容範囲に収まるように伝送路における各データの送信優先順序を制御する事が必要となる。無線伝送路に関しては、図13を参照して説明したように、RT再送バッファ903にRTデータが存在する場合には、NRT再送バッファ908にデータが滞留していても、RTの要求QoSである伝送遅延を小さく抑えるため、RT再送バッファから優先的にRT-PDUを送信する必要がある。
また、無線区間のNRTデータとしてはTCPセグメントを取り扱う事になるが、上記従来の技術において述べたように、あるTCPセグメントがTCPレイヤの伝送に失敗しTCP-ACKがTCPセグメントの送信側に返らない場合には、TCP送信側(送信元ホスト)はタイムアウトにより前記TCPセグメントを再送する。即ち、TCP送信側には、送達確認用のACK待ちタイマが備えられており、TCPセグメント送信時にタイマを起動し、当該TCPセグメントのACK到着時にタイマを停止させる。当該TCPセグメントのACKが所定時間内に到着せず、タイムアウトした場合には、当該TCPセグメントが再送される。
従って、この時点で既に前記TCPセグメントには伝送遅延が発生しているため、無線区間においては、前記TCPセグメントの伝送遅延時間をTCPの許容遅延時間内に抑える為に、前記再送TCPセグメントは、新規送信されるTCPセグメントよりも優先的に送達させるべきであるが、前記従来の無線通信システムの送信局装置は、再送TCPセグメントと新規送信されるTCPセグメントを区別できないため、再送バッファにおいて、再送TCPセグメントを新規送信TCPセグメントよりも優先的に送信する事ができないという問題がある。
この状況を、従来技術におけるTCPセグメントが送信元ホストから送信先ホストへ伝送される手順を示す図11を参照して説明する。図11に示す伝送系では、送受信ホスト間に送信局・受信局からなる無線区間が含まれており、(1),(2),・・・,(8)の各TCPセグメントが送信局へ出力される場合を例として示している。各セグメントのバイト番号の範囲は、例えば、(1)が0001バイト目から1000バイト目まで、(2)が1001バイト目から2000バイト目まで、・・・としている。
通常、TCPセグメントに含まれるバイト番号の範囲は、TCPセグメントのヘッダ部に存在するTCP_SN(TCPシーケンス番号)によって表示され、一つ前に送信されたTCPセグメントのTCP_SN+1から現在のTCPセグメントのTCP_SNまでが、現在のTCPセグメントによって伝送されるデータのバイト番号の範囲である。図11では、TCPセグメント(1)のTCP_SNは1000である。伝送される最初のTCPセグメントのバイトの開始番号初期値はホスト間で規定される。
なお、図11では説明を簡略化するため、ARQのRTT(Round Trip Time)に関する送受信局間の遅延は考慮していない。すなわち、同図の無線区間(送信局-受信局間)では、あるTCPセグメントが受信局へ送達するまで(あるいは最大再送回数だけ再送されるまで)は、そのTCPセグメントが連続して再送されるものとし、他のTCPセグメントは送信されないと仮定している。また同図ではTCP−ACK及び無線区間のACK/NACK信号は省略している。
図11では、TCPセグメント(1)は無線区間において最大再送回数である5回だけ再送されたが受信局へ送達せず(図の×印)、タイムアウトによりTCP_SN=8000のTCPセグメント(8)の直後にTCPレイヤにおける再送がなされる。この時NRT再送バッファ908に無線区間の未送信データが蓄積していると、この再送TCPセグメント(1)は、NRT再送バッファ908に蓄積されていたこの無線区間未送信データの送信後に送信機会が得られることになる。従ってその間の待ち時間(再送バッファによる遅延)がさらに加わり、TCPセグメント(1)の送信先ホストへの送達遅延は一層大きくなる。
このように、再送TCPセグメントの伝送遅延としては、TCPレイヤでのタイムアウトまでの伝送遅延に、NRT再送バッファにおける送信待ちの遅延が加わる。この結果、前記再送TCPセグメントの伝送遅延がTCPセグメントに要求されている遅延時間を超過する可能性が増大するという問題がある。
特許文献2には、無線インタフェースレイヤ2処理部よりも上位のレイヤの処理を行うIP処理部やTCP部から無線インタフェースレイヤ2処理部に対して優先度を通知し、無線インタフェースレイヤ2処理部が優先度に応じて送信順序制御や再送制御を行うことにより、レイヤ2処理部間での再送に要する遅延時間を抑える旨の記載はあるものの、無線インタフェースレイヤ2処理部がIP処理部やTCP部から通知された優先度に応じて送信順序制御や再送制御のための処理を具体的にどのように行うかについては開示されていない。
また、上記特許文献2の記載では、上位レイヤの処理を行うIP処理部やTCP部に、無線インタフェースレイヤ2処理部に対して優先度を通知するための手段を設ける必要があるが、特許文献2にはその具体的構成についての記載もない。またそのような構成を備える分、IP処理部やTCP部の構成が煩雑となるという問題もある。
本発明の目的は、上述の事情に鑑み、上位レイヤの構成に変更を加えずに、ARQによる再送制御を行う無線局において再送TCPセグメントを自立的に判定することにより、比較的簡単な構成で、再送TCPセグメントの伝送遅延を削減可能にする新規な手段を提供することにある。
本発明の他の目的は、無線区間よりも上位のレイヤにおけるデータの種別に応じた要求QoS、及び上位レイヤのデータ滞留状態に応じて、無線局が自立的に無線区間における当該データの送信順序を制御することにより、再送TCPセグメントの伝送遅延を削減可能にする新規な手段を提供することにある。
本発明の無線通信システムの送信局における再送制御方法は、無線レイヤよりも上位のレイヤから入力された各データに付与されているシーケンス番号を抽出するとともに該抽出したシーケンス番号の入力履歴を管理し、該入力履歴に基づいて、無線レイヤにおけるARQ(Automatic Repeat Request)処理のために前記入力データを記録する再送バッファからの送信データの読み出し順序を制御することを特徴とする。
前記入力履歴として、前記上位レイヤから入力されたデータに付与されているシーケンス番号の入力回数を管理し、入力回数の多いデータを、前記再送バッファから優先的に読み出して送信し、また、前記再送バッファに、前記入力回数の等しいデータが複数記録されているときには、該入力回数の等しいデータの中で前記再送バッファに先に記録されているデータを優先的に読み出して送信する制御が行われる。
また、本発明の無線通信システムの送信局における再送制御装置は、無線レイヤよりも上位のレイヤから入力された各データに付与されているシーケンス番号を抽出する手段と、前記抽出されたシーケンス番号の入力履歴を記録管理する手段と、無線レイヤにおけるARQ(Automatic Repeat Request)処理のために前記入力データを記録する再送バッファと、前記上位レイヤから入力されたデータの前記入力履歴から、該入力データが前記上位レイヤにおける再送データであると判定したとき、当該データを前記再送バッファに既に記録されて送信待ち中の前記上位レイヤの新規送信データよりも優先的に送信するための制御を行う再送制御手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、上記図11に示す、従来技術におけるTCPセグメントが送信元ホストから送信先ホストへ伝送される手順は、図12に示すように変更され、TCPセグメントの送信先ホストへの送達遅延を最小限に抑えることができる。
すなわち、TCPセグメントを送信元ホストから送信先ホストへ伝送する場合、従来(図11)と同様に上位レイヤ(送信元ホスト)からTCPセグメント(1)がタイムアウトの後再送されて送信局に入力されたときに、送信局が再送バッファに滞留しているTCPセグメント(5)を送信中であるとすると、本発明では、送信局の再送制御手段は入力されたTCPセグメント(1)が再送TCPであることを認識し、無線区間の再送バッファにおけるデータ滞留量に関わらず優先的に割り込ませてこのTCPセグメント(1)を受信局に送信する。
この結果TCPセグメント(1)の送信先ホストにおける送達遅延時間は、TCPセグメント(1)のタイムアウト時間と無線区間の遅延量の合計までに削減される。再送TCPセグメント(1)の優先的な送信は、送信局が、TCPセグメントのシーケンス番号(TCP_SN)を把握し、それを元にTCPレイヤにおけるTCP再送回数(シーケンス番号の入力履歴)を管理することにより、入力データが何回目の再送TCPを構成するデータであるか否かを確認することにより実現できる。
また本発明の無線通信システムの送信局における再送制御装置は、無線レイヤよりも上位のレイヤから入力される複数のデータ種別を識別し、前記データ種別に従って前期入力データを複数のデータ系列に分別する手段と、前記分別された複数のデータ系列のうち少なくとも一つのデータ系列を入力し、該入力データ系列から、前記上位レイヤが該データ系列に付与した各データのシーケンス番号を抽出する手段と、前記抽出したシーケンス番号の入力履歴を前記データ系列ごとに記録管理する手段と、無線レイヤにおけるARQ(Automatic Repeat Request)処理のために前記入力データ系列毎に独立して前記入力データを記録する再送バッファと、前記上位レイヤから入力されたデータの前記データ系列ごとの入力履歴から、該入力データが前記上位レイヤにおける再送データであると判定したとき、当該データ系列を記録する前記再送バッファに既に記録されて送信待ち中の前記上位レイヤの新規送信データよりも優先的に送信するための制御を行う再送制御手段を備えていることを特徴とする。
即ち本発明では、無線送信局に流れ込む上位レイヤからの複数種別のデータの内、少なくとも一つの種別のデータに対して、無線区間よりも上位レイヤのデータ識別番号(シーケンス番号、例えばTCP_SN)を抽出し管理する手段を設け、また、データ種別ごとに分別後の各データを記録する複数のARQ再送バッファと、各ARQ再送バッファ内のデータのうち、無線区間で送信すべきデータの順番を計算し管理する手段を設け、前記の各手段および・ARQ再送バッファによって、無線レイヤよりも上位のレイヤにおいて受信端へ送達できず滞留しているデータの存在を検出すると共に、無線区間においては、ARQ再送バッファから上位レイヤにおいて滞留しているデータを優先的に送信することができる。
また前記再送制御手段は、前記複数のデータ系列のうち、上位レイヤのシーケンス番号を抽出しない例えばRT(Real Time)データ系列については、前記シーケンス番号を記録管理するデータ系列よりも優先して、該当する再送バッファから送信する制御を行う。一方、TCP等のNRT(Non Real Time)データについては、上位レイヤのシーケンス番号の抽出を行うことにより、上位レイヤにおける送達遅延時間を最小限に抑えるための制御を行う。
また、前記抽出したシーケンス番号の入力履歴を記録管理する手段は、該抽出したシーケンス番号より大きなシーケンス番号を有する当該データ系列のデータの入力履歴が既に記録管理されているときに、前記抽出したシーケンス番号の入力履歴を更新する機能を有しており、前記再送制御手段は、前記入力履歴の最も大きいデータを最優先で前記再送バッファから読み出して送信し、前記再送バッファに、前記入力履歴の値が等しい前記データ系列のデータが複数記録されているときには、前記複数のデータの中で先に前記再送バッファに記録されたデータを優先して前記再送バッファから読み出して送信する機能を有している。
本発明では、無線区間において、上位レイヤであるTCPレイヤにおけるTCP再送回数等の履歴を管理し、この履歴を基準にして各送信データの送信優先度を決定する手段を設けているので、TCPレイヤに変更を加えることなく、TCP再送回数が大きいデータすなわちTCPレイヤとして伝送遅延が発生しているデータを、無線区間において自立的に判定して優先的に送信することができる。
この結果、比較的簡単な構成で、前記再送TCPセグメントの伝送遅延を削減でき、遅延時間に関する要求QoSを満たすTCPを増加させることができる。
図1は、本発明の実施形態を示す無線送信局のブロック図である。
本実施形態において、無線送信局100のQoS識別部101は、上位レイヤからTCP(Transmission Control Protocol)セグメントまたはUDP(User Datagram Protocol)セグメントを含むMACフレームs100が無線送信局100へ入力されたとき、該入力されたMACフレームs100がUDPを含むMACフレームならばs101aとしてRT-PDU変換部102へ出力し、TCPを含むものならば同MACフレームをNRT-PDU変換部107及びTCP_SN抽出部109へ、s101bとして出力する機能を有する。
RT-PDU変換部102は、MACフレームs101aをPDU(Protocol Data Unit)に変換しRT再送バッファ103へ出力する回路である。NRT-PDU変換部107はMACフレームs101bをPDUに変換しNRT再送バッファ108へ出力する回路である。また、RT-PDU変換部102は、RT-PDU-SN(各RT-PDUに固有に付与するSequence Number)s102bを再送制御部111へ出力する機能を有し、NRT-PDU変換部107は、NRT-PDU-SN(NRT-PDUに固有に付与するSequence Number)s107bをTCP再送回数管理部110へ出力する機能を有する。
TCP_SN抽出部109は、TCPセグメントを含むMACフレームs101bを入力とし、前記MACフレーム中からTCPヘッダ内のシーケンス番号(以下ではTCP_SNと呼ぶ)を抽出し、s109としてTCP再送回数管理部110へ出力する機能を有する。TCP再送回数管理部110は、NRT-PDU-SN s107bとTCP_SN s109を入力とし、NRT-PDU-SN s110aとTCP再送回数s110bを出力する。前記二種類の出力信号は、各NRT-PDUによって構成されるMACフレームがTCPレイヤにおいては何度目の再送であるかを、再送制御部111へ示すための信号である。
再送制御部111へは前述したRT-PDU-SN s102b, NRT-PDU-SN s110a, TCP再送回数s110bの他、制御チャネル受信部112より送達情報s112が入力される。再送制御部111は前記四種類の信号及び情報から送信すべきPDUを計算し、RT再送バッファ103またはNRT再送バッファ108における送信すべきPDUの記録アドレスを、各バッファへ通知する。同時に再送制御部111は選択信号s111cにより前記各バッファからの出力信号を選択し送信信号処理部105へ出力する。
更に再送制御部111は制御チャネル情報s111dを生成し制御チャネル送信部113に送る。制御チャネル情報s111dは無線フレーム単位で生成され、少なくとも、現無線フレームにおいて送信するPDUのQoSの識別情報(RT-PDUであるか、NRT-PDUであるか)を含むものとする。制御チャネル情報s111dは制御チャネル送信部113で拡散・変調が施され制御チャネル送信信号s113となり合成部106へ入力される。
再送制御部111はまた、前記各再送バッファ103,108におけるPDUの記録アドレスを管理するために、内部にRT管理表、NRT管理表を有する。各管理表にはPDUの記録アドレスの他、ARQ再送回数、送信時の無線フレームNo、およびTCP再送回数が記録され、適宜最新状態に更新される。このNRT管理表におけるTCP再送回数は従来のARQ再送制御装置が有しているNRT管理表にはない本発明特有のものである。
合成部106では、送信信号s105と制御チャネル送信信号s113を合成し、合成後送信信号s106として無線部120へ出力する。無線部120は、ベースバンド帯域の信号と高周波帯域の信号とを互いに変換する機能を有し、前記信号s106を高周波帯域の信号s120aとしてアンテナへ向け送信すると共に、アンテナからの受信信号をベースバンド帯域の受信信号s120bに変換し制御チャネル受信部112へ出力する。
制御チャネル受信部112は、受信した制御チャネルのデータを復調・復号し、送信したPDUが受信局へ送達したか否かを示す送達情報s112(ACKまたはNACK)、及び同PDUのQoS(RTかNRTか)を抽出して再送制御部111へ向けて出力する。
次に、図1に示す本実施形態の動作について詳細に説明する。
MACフレームs100が送信局100のQoS識別部101に入力されると、QoS識別部101は、入力MACフレームを、UDPセグメントを含むMACフレームs101aとTCPセグメントを含むMACフレームs101bとを識別・分離する。識別方法としては、例えば、MACフレームのIPヘッダにおけるProtocol領域の値が十進数で「6」であればTCP、「17」であればUDPと判断する方法等を採用することができる。
(1) RTデータの処理
UDPセグメントを含むMACフレームs101aは、RT-PDU変換部102においてPDUに変換される。RT-PDU変換部102の構成と動作は従来技術におけるPDU変換回路と同様でよい。RT−PDU変換部102は、生成したPDU(Protocol Data Unit)s102aをRT再送バッファ103へ出力すると共に、生成した各PDUそれぞれへ付与したRT-PDU-SN s102bを再送制御部111へ送る。RT-PDUが生成されない場合にはRT-PDU-SNの出力は無いものとする。
図14(a)はRT-PDU変換部102におけるMACフレームからPDUへの変換について示したものである。
図14において、UDPセグメント501はまずIPヘッダ付与によりIPデータグラム502にカプセル化され、次にMACヘッダが付与され、FCS(Frame Check Sequence)が計算・追加されてMACフレーム503となる。その後PDU(1)〜PDU(4)に分割され、各PDU毎にCRC(1)〜CRC(4)が計算・付加される。前記CRCは受信局において無線区間における送達確認のために用いられる。図1のRT-PDU変換部102は、図14(a)で説明したPDU(CRC部分を含めたもの)を図1のRT再送バッファ103へ出力する。
(2) NRTデータの処理
図1でTCPセグメントを含むMACフレームs101bはまたNRT-PDU変換部107へ入力されここでPDUに変換される。NRT-PDU変換部107の構成と動作は従来技術におけるPDU変換回路と同様でよい。NRT-PDU変換部107は、生成したPDU s107aをNRT再送バッファ108へ出力すると共に、生成した各PDUそれぞれへ付与したNRT-PDU-SN s107bをTCP再送回数管理部110へ送る。NRT-PDUが生成されない場合にはRT_PDU_SNの出力は無いものとする。
図14(b)はNRT-PDU変換部107におけるMACフレームからPDUへの変換について示したものであり、図14(a)に示すRT-PDU変換部102におけるMACフレームからPDUへの変換と同様である。
またTCPセグメントを含むMACフレームs101bは、TCP_SN抽出部109にも入力される。TCP_SN抽出部109は、入力されたTCPセグメントを含むMACフレームs109bからTCPヘッダのシーケンス番号(SN:Sequence Number)を取り出してs109としTCP再送回数管理部110へ出力する機能を有する。
図14(b)に示すTCPセグメントを含むMACフレームの場合、MACフレーム中のMACヘッダ長は12バイト、IPヘッダ長は24バイトであり、TCPヘッダはTCPセグメント内の最初の24バイトの領域である。TCP_SNはTCPヘッダ内の第5〜8バイト目に存在するので、TCP_SN抽出部109では前記箇所(TCPヘッダ内の第5〜8バイト目)の4バイト分をMACフレームから抽出し、これをTCP_SN s109としてTCP再送回数管理部110へ送る。
(2−1) TCP再送回数管理部110の動作の説明
図2は、TCP再送回数管理部110の動作を表したフローチャートである。以下、図2を参照してTCP再送回数管理部110の動作について説明する。
TCP再送回数管理部110の動作が開始されると(S200)、TCP_SN入力の待ち状態となる(S201)。TCP_SNが入力されると、このTCP_SNは、LatestSNへ保持されると共に変数Flagへ初期値0が代入される(S202)。このFlagは、再送TCPが入力されている場合(TCP_SN値がLatestSN値以下である場合)に“1”となり、さもなければ“0”となる変数である。そして次のTCP_SNの入力待ち状態となる(S203)が、これ以降のTCP_SNは再送TCPの可能性があるため、TCP_SNが入力されると、このTCP_SNとLatestSNとの比較を行い(S204)、TCP_SNがLatestSNを超える値であれば新規TCPセグメントが到来しているのでS205の処理へ行く。
S205は新規送信TCPに関する処理であり、まず再送制御部111に対して、NRT_PDU_SNの値(s110a)と、このNRT_PDU_SNに対応するTCP再送回数(s110b)として0を出力する。次にLatestSNをこのTCP_SNにより更新し、Flagへ“0”を代入した後、次のTCP_SN入力値の待ち状態(S203)に戻る。
一方、S204においてTCP_SNがLatestSN以下となった場合には、変数Resend EndへTCP_SN値を代入する(S206)。Resend Endとは再送TCPセグメントがもつデータ範囲の内、現段階で最後のバイト(バイト番号の最大値)である。次にFlag値が評価され(S207)、Flag=“0”すなわち一つ前に入力されたTCP_SN値が新規TCPのものである場合には、変数Resend StartへTCP_SN−MSS+1を代入するとともに、Flagへ“1”を代入する(S208)。
ここにMSSとはTCPプロトコルにおけるMaximum Segment Size(TCPセグメントのデータ部に設定できる最大値。代表的な値としては1460バイト)であり、前記変数Resend Startへ代入する値には、TCPプロトコルにおけるスロースタート(新規TCP送信後最初の再送TCPセグメント送信時の送信手順においては1MSS分のTCPセグメントを再送するという規則)が考慮されている。
また、S207においてFlag=“1”すなわち一つ前に入力されたTCP_SN値が再送TCPのものである場合には、Resend Start値を更新(Resend End+1を代入)する(S209)。以上によりS210の入り口ではS203において入力されたTCP_SNに該当する再送TCPセグメントの範囲すなわちResend StartからResend Endまでが得られる事になる。
S210では、Resend StartからResend EndまでのTCPセグメントのTCP再送回数を判定する。前記判定はTCP再送管理表を検索、更新する事により判定する。S210の詳細については後述する。S211では、「TCP_SNがResend StartからResend EndまでのTCPセグメント」を構成するNRT-PDUのNRT_PDU_SN s107bと、前記TCPセグメントのTCP再送回数を、それぞれs110a,s110bとして同時に再送制御部111へ送信する。この後再びS203のTCP_SNの入力を待つ手順へ戻る。
図3は、TCP再送回数管理部110が有しているTCP再送回数管理表の記録内容を示したものであり、その記録領域はNo、S、E、TCP再送回数の各欄からなる。Noは前記管理表の記録領域の番号である。S及びEにはそれぞれ再送TCPセグメントのバイト番号の範囲が記録され、Sは前記範囲の最初のバイト番号、Eは最後のバイト番号である。TCP再送回数欄は、前記範囲のTCPセグメントがTCPレイヤで何回再送されたかを示す。同表で空欄の記録領域は、S、EまたはTCP再送回数が未記録である事を示す。
図4は、TCP再送管理表へのデータの記録手順に関するフローチャートである。次に図3〜図4を参照して図2のS210におけるTCP再送回数管理表を検索、更新する事によりTCP再送回数を判定する動作について説明する。
動作が開始されると(S220)、再送TCPセグメントのバイト番号範囲を指すResend Start、Resend Endが入力される(S221)。次にTCP再送回数管理表においてS≦Resend Start<Eが成立するNoの検索が実施され(S222、S223)、成立するNoが検索された場合には、管理表において検索がヒットしたNoのS、E、TCP再送回数の各値が更新される(S224)。そして更新後の再送回数欄の値を出力する(S226)。
例えば、検索直前の管理表の状態が図3に示すものであり、そこへ図4のS221において、Resend Start=6001、Resend End=7000という値が入力された場合、前記Resend Endの値は管理表のNo=2においてS,Eに関してS≦Resend Start<Eを満たすので、図4のS224によりNo=2のEが7000へ更新され、かつ同TCP再送回数が2へ更新されてS226によりTCP再送回数(s110b)=2が出力される。
一方、図4のS223での検索結果が「検索されない」または管理表が空である場合には、S225により管理表のS、E、TCP再送回数欄が空欄となっているNoの記録領域に、入力されたResend Start、Resend End、及びTCP再送回数として1を新規に追加する。
(2−2) 再送制御部111の動作の説明
図5、図6は、再送制御部111が有しているRT管理表及びNRT管理表の記録情報を示している。図5のRT管理表において、RT_AdrsとはRT再送バッファ内の記録アドレスである。ARQ再送回数とは前記記録アドレスに記録されたRT-PDUの、無線区間のARQ手順における再送回数である。無線フレームNoとはARQ再送回数欄に示された数字の再送が行われた無線フレーム番号である。
図5では、RT_Adrs=200番地から記録されたRT-PDUのARQ再送回数は既に1回行われており、再送1回目は無線フレーム番号123において行われた事を示している。またRT_Adrs=500の行における無線フレームNo=未送信の意味は、RT再送バッファに入力されたがまだ送信機会が無いことを示している。
図6のNRT管理表においても、NRT_Adrs、ARQ再送回数、及び無線フレーム番号の定義はRT管理表のそれらの定義と同一である。図6のNRT管理表におけるTCP再送回数とは、NRT_Adrs欄のアドレスから記録されたNRT−PDUが構成するTCPセグメントのTCPレイヤにおける再送回数であり、これはTCP再送回数管理部110から信号s110bによって再送制御部111へ通知されたものである。
図7〜図10は、再送制御部111の動作を示すフローチャートであり、図7〜図10によって一つのフローチャートが構成される。このうち図7は再送制御部111への入力信号によりRT、NRT各管理表を更新する手順、及び送信すべきRT-PDUを選択する手順を主に示したものである。図8及び図9はRT及びNRT各管理表の更新手順の詳細を示したものである。図10はNRT-PDUに関して、各NRT-PDUに付与されたTCP再送回数を元に送信NRT-PDUを選択する手順を主に示したものである。以下、図5〜図10を参照して再送制御部111の動作の詳細を説明する。
(a) 新規到着PDUをRTまたはNRT管理表へ登録する動作
まず図7の動作が開始されると(S300)、変数FN(Frame Number)が現在の無線フレーム番号により更新され(S301)、再送制御部への入力情報であるRT_PDU_SN、NRT_PDU_SN、TCP再送回数、及びPDU送達情報を得る(S302)。ここにRT_PDU_SNは、図1のRT-PDU変換部102においてPDUが生成・出力された場合にのみ値が存在し、値はPDU個数に対応して増加する。
RT_PDU_SNの値が存在する場合には、RT_Adrs←Adrs変換(RT_PDU_SN)の変換を行う。この変換は、例えば、RT再送バッファの記録データアドレスがバイト単位で付与されている場合には、RT_Adrs←RT_PDU_SN×PDUサイズ[byte]とすればよい。ただしRT_PDU_SNを表現するカウンタのフルカウント値で剰余を取る必要はある。次に今回入力されたRT_PDU_SNに関するPDUを登録する。即ちRT管理表に新規行を追加しそのRT_Adrs欄に前記変換後のRT_Adrsを記録、ARQ再送回数欄に0を記録、無線フレームNo欄に“未送信”を記録する(S303)。
次に、NRT_PDU_SNの値に関しても評価され、NRT_PDU_SNが存在する場合には、NRT_Adrs←Adrs変換(NRT_PDU_SN)の変換後に、入力されたNRT_PDU_SNに関するPDUを登録する。即ちNRT管理表に新規行を追加しそのNRT_Adrs欄に前記変換後のNRT_Adrsを記録、ARQ再送回数欄に0を記録、無線フレームNo欄に“未送信”を記録する。また、TCP再送回数欄には、NRT_PDU_SNと同時に入力されたTCP再送回数が記録される(S304)。
(b) 1RTT(Round Trip Time)前に送信したPDUの送達結果に関して各管理表内容を更新する動作
S305では送達情報(制御チャネル受信部より入力される)のQoS情報が評価される。前記QoS情報とは1RTT前に送信したPDUのQoSがRTかNRTかを示すものである。RTTとはARQ制御におけるRound Trip Time、すなわちデータ送信局があるデータを送信してから、次に同じデータを再送するまでの時間である。
本実施例では、データ送信局があるPDUを送信し、前記データがデータ受信局によって受信処理され、受信局は誤り無く送達したか否かを判定する。受信局は前記データの送達判定結果すなわちACKまたはNACKを制御チャネルにおける送達情報として送信局へ送信する。送信局は前記送達情報を元に前回送信したPDUを再送する。この時、RTTは、前回送信局がPDUを送信した時刻を起点とし、前記PDUが再送可能となるまでの時間を指す。本実施例ではRTTは固定とする。従ってS305における評価は送信局側で1RTT前のQoSを保持しそれをもとに実施しても良い。
S305でQoSがRTの場合にはRT管理表が更新され(S306)、QoSがNRTの場合にはNRT管理表が更新される(S307)。S306、S307の詳細手順をそれぞれ図8、図9で説明する。
S305でQoSがRTの場合は、送達情報(ACK or NACK)が評価され(S321)、RT管理表のARQ再送回数欄の値が評価される(S322)。前記評価の結果、「送達情報=NACK、かつARQ再送回数<RT_MAX」(RT_MAXはRT-PDUの最大再送回数)の場合には、該当行のARQ再送回数を1だけ増加させる(S323)。
前記評価の結果、「送達情報=ACK」または「送達情報=NACK、かつARQ再送回数=RT_MAX」のいずれかが満たされた場合には、1RTT前に送信したPDUは受信局へ送達したか、あるいは最大再送回数だけ再送した後も未達のままと判断し、RT管理表の該当する記録行を削除する(S324)。
一方、S305でQoSがNRTの場合は、送達情報(ACK or NACK)が評価され(S331)、NRT管理表のARQ再送回数欄の値が評価される(S332)。前記評価の結果、「送達情報=NACK、かつARQ再送回数<NRT_MAX」(NRT_MAXはNRT-PDUの最大再送回数)の場合には、該当行のARQ再送回数を1増加させる(S333)。
前記評価の結果、「送達情報=ACK」または「送達情報=NACK、かつARQ再送回数=NRT_MAX」のいずれかが満たされた場合には、1RTT前に送信したPDUは受信局へ送達したか、あるいは最大再送回数だけ再送した後も未達のままと判断し、RT管理表の該当する記録行を削除する(S334)。送達情報に基づく上記RT、NRT各管理表内容の更新が終了したら、図7のS308に戻る。
(c) RT−PDUの送信に関する動作
次に、図7のS309からS314までの手順により、現無線フレームにおいて送信すべきRT-PDUをRT管理表から検索し、該当するRT_AdrsをRT再送バッファへ送信する。
まずRT管理表に記録された無線フレームNo欄の値のうち最小値を求めこれをFN_RT_MINへ代入する(S308)。この最小値はこれまでに送信されたRT-PDUのうち最古のRT-PDUの送信無線フレームNoを示している。次に、FN_RT_MINとFNとの関係を評価し(S309)、FN_RT_MIN<FN-RTTが成立する場合には「再送回数1回以上かつ未送達」のPDUが存在するので、前記PDUを優先的に送信する。
すなわち現無線フレームにおいてRT再送バッファに記録された未送信PDUの存在については調査せずに、前記再送済みだが未送達のPDUに関するRT管理表内アドレスをs111aによりRT再送バッファへ出力し、また前記PDUに該当するARQ再送回数を1増加させる(S312)。
一方、S309において、FN_RT_MIN<FN-RTTが成立しない場合には、RT管理表の無線フレームNo欄に対し、“未送信”を検索し(S310)、“未送信”が存在すれば、RT管理表の無線フレームNoが“未送信”の行のRT_Adrsのうち最小値をs111aによりRT再送バッファへ送り、未送信PDUのうち先にRT再送バッファに入力されたPDUを優先して送信するようにする。同時にRT管理表の前記PDUに該当する行の無線フレームNo欄に現無線フレーム番号FRを記録しARQ再送回数欄に0を記録する(S311)。
S309からS312及びS309からS311までの操作により、何らかの送信待ちRT-PDUの存在が確認された場合には、信号選択部104をRT再送バッファ出力が通過するように選択信号を出力し(S313)、制御チャネル情報s111dにより、QoSを制御チャネル送信部へ送る(S314)。この後、S315においてPDU送信手順の開始前の状態に戻り、次の無線フレームの処理に移る。
また、S310にてRT管理表に“未送信”が存在しない場合には、送信すべきRT-PDUは存在しないので、S316を経て図10のS340からNRT送信に関する処理が開始される。
(d) NRT−PDUの送信に関する動作
再送制御部111の動作のうちNRT-PDUの送信に関する制御に移ると(S340)、変数FN_NRT_MINにNRT管理表内無線フレームNoの最小値が代入され(S341)、次いで同管理表内の無線フレームNo欄に“未送信”がないか検索されて検索結果が保持される(S342)。次に、「FN_NRT_MIN<FN-RTT」または「NRT無線フレームNo欄に“未送信”が存在する」の少なくともいずれかが成立するかを評価される(S345)。
前記評価結果が成立する場合には、NRT管理表において無線フレームNo欄がFN_NRT_MINからFN-RTTまでの行のグループ(再送回数1回以上でありかつ未送達PDU)、及び無線フレームNo欄=“未送信”の行(NRT再送バッファに存在するが未送信のPDU)のグループについて、前記両方のグループの中から、TCP再送回数が最大の行を検索し、検索結果をTCP_N_MAXへ代入する(S348)。そして、TCP再送回数欄の値がTCP_N_MAXである行の内、NRT_Adrs欄が最も小さな行について、そのNRT_Adrsをs111aによりNRT再送バッファへ送る(S349)。
S348の検索においては、未送信PDUであるか否かに関わらずTCP再送回数が現時点で最大のものを検索している。これが本発明の特長であり、これによりPDUの無線区間における再送回数ではなくTCPレイヤにおける再送回数の大きなTCPセグメントから先に、無線区間における再送の機会を与える。
またS349の検索では、仮に「TCP再送回数欄=TCP_N_MAX」となる行が複数検索された場合には、それらの中からNRT_Adrs欄が最も小さな行、すなわち前記検索結果の中で最初にNRT再送バッファへ入力されたPDU(TCPレイヤでの送信順の早いもの)に送信機会を与える事になる。
次に、送信すべきPDUの記録された行の無線フレームNoにFNを代入し同行のARQ再送回数を1増加させる。同欄が“未送信”の場合には0で上書きする(S350)。また、選択信号s111cにより、信号選択部を、NRT再送バッファ出力を通過させるよう切替え(S351)、制御チャネル情報s111dによりQoS情報を制御チャネル送信部へ送移る(S352)。そしてS355から図7のスタートへ戻り、次の無線フレームの処理に移る。
S345において、「FN_NRT_MIN<FN-RTT」または「NRT無線フレームNo欄に“未送信”が存在する」が成立しない場合には、送信すべきNRT-PDUは存在しないと判断し、S346から図7のスタートへ戻り、次の無線フレームの処理に移る。
本発明の無線送信局の一実施例を示すブロック図である。 本発明のTCP再送回数管理部の動作を示すフローチャートである。 本発明のTCP再送回数管理表の説明図である。 本発明のTCP再送回数管理表の更新手順を示すフローチャートである。 本発明の再送制御部におけるRT管理表の説明図である。 本発明の再送制御部におけるNRT管理表の説明図である。 本発明の再送制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の再送制御部におけるRT管理表の更新手順を示すフローチャートである。 本発明の再送制御部におけるNRT管理表の更新手順を示すフローチャートである。 本発明の再送制御部におけるNRTデータ送信に関する動作を示すフローチャートである。 従来装置における再送TCPセグメントの伝送手順の説明図である。 本発明における再送TCPセグメントの伝送手順の説明図である。 従来の無線送信局のブロック図である。 TCPセグメントのカプセル化に関する説明図である。
符号の説明
100 無線送信局
101 QoS識別部
102 RT−PDU変換部
103 RT再送バッファ
104 信号選択部
105 送信信号処理部
106 信号合成部
107 NRT−PDU変換部
108 NRT再送バッファ
109 TCP_SN抽出部
110 TCP再送回数管理部
111 再送制御部
112 制御チャネル受信部
113 制御チャネル送信部
120 無線部
s100 MACフレーム
s101a UDPセグメントを含むMACフレーム
s101b TCPセグメントを含むMACフレーム
s102a RT−PDU
s102b RT−PDU−SN
s103 送信RT−PDU
s104 送信PDU
s105 送信信号
s106 合成後送信信号
s107a NRT−PDU
s107b NRT−PDU−SN
s108 送信NRT−PDU
s109 TCP_SN
s110a NRT−PDU−SN
s110b TCP再送回数
s111a RTアドレス
s111b NRTアドレス
s111c 選択信号
s111d 制御チャネル情報
s112 PDU送達情報
s113 制御チャネル送信信号
s120a 送受信RF信号
s120b 受信信号
900 無線送信局
901 QoS識別部
902 RT−PDU変換部
903 RT再送バッファ
904 信号選択部
905 送信信号処理部
906 信号合成部
907 NRT−PDU変換部
908 NRT再送バッファ
911 再送制御部
912 制御チャネル受信部
913 制御チャネル送信部
920 無線部
s900 MACフレーム
s901a UDPセグメントを含むMACフレーム
s901b TCPセグメントを含むMACフレーム
s902a RT−PDU
s903 送信RT−PDU
s904 送信PDU
s905 送信信号
s906 合成後送信信号
s907a NRT−PDU
s908 送信NRT−PDU
s911a RTアドレス
s911b NRTアドレス
s911c 選択信号
s911d 制御チャネル情報
s912 送達情報
s913 制御チャネル送信信号
s920a 送受信RF信号
s920b 受信信号

Claims (9)

  1. 無線レイヤよりも上位のレイヤ(以下、上位レイヤ)から入力された各データに付与されているシーケンス番号を抽出するとともに、該抽出したシーケンス番号の入力履歴を管理し、該入力履歴に基づいて、無線レイヤにおけるARQ(Automatic Repeat Request)処理のために前記入力データを記録する再送バッファからの送信データの読み出し順序を制御することを特徴とする無線通信システムの送信局における再送制御方法。
  2. 前記入力履歴として、前記上位レイヤから入力されたデータに付与されているシーケンス番号の入力回数を管理し、入力回数の多いデータを、前記再送バッファから優先的に読み出して送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムの送信局における再送制御方法。
  3. 前記再送バッファに、前記入力回数の等しいデータが複数記録されているときには、該入力回数の等しいデータの中で前記再送バッファに先に記録されているデータを優先的に読み出して送信することを特徴とする請求項2に記載の無線通信システムの送信局における再送制御方法。
  4. 無線レイヤよりも上位のレイヤ(以下、上位レイヤ)から入力された各データに付与されているシーケンス番号を抽出する手段と、前記抽出されたシーケンス番号の入力履歴を記録管理する手段と、無線レイヤにおけるARQ(Automatic Repeat Request)処理のために前記入力データを記録する再送バッファと、前記上位レイヤから入力されたデータの前記入力履歴から、該入力データが前記上位レイヤにおける再送データであると判定したとき、当該データを前記再送バッファに既に記録されて送信待ち中の前記上位レイヤの新規送信データよりも優先的に送信するための制御を行う再送制御手段を備えていることを特徴とする無線通信システムの送信局における再送制御装置。
  5. 無線レイヤよりも上位のレイヤから入力される複数のデータ種別を識別し、前記データ種別に従って前期入力データを複数のデータ系列に分別する手段と、前記分別された複数のデータ系列のうち少なくとも一つのデータ系列を入力し、該入力データ系列から、前記上位レイヤが該データ系列に付与した各データのシーケンス番号を抽出する手段と、前記抽出したシーケンス番号の入力履歴を前記データ系列ごとに記録管理する手段と、無線レイヤにおけるARQ(Automatic Repeat Request)処理のために前記入力データ系列毎に独立して前記入力データを記録する再送バッファと、前記上位レイヤから入力されたデータの前記データ系列ごとの入力履歴から、該入力データが前記上位レイヤにおける再送データであると判定したとき、当該データ系列を記録する前記再送バッファに既に記録されて送信待ち中の前記上位レイヤの新規送信データよりも優先的に送信するための制御を行う再送制御手段を備えていることを特徴とする無線通信システムの送信局における再送制御装置。
  6. 前記再送制御手段は、前記複数のデータ系列のうち、上位レイヤのシーケンス番号を抽出しないデータ系列については、前記シーケンス番号を記録管理するデータ系列よりも優先して、該当する再送バッファから送信することを特徴とする請求項5に記載の無線通信システムの送信局における再送制御装置。
  7. 前記シーケンス番号の抽出を行う上位レイヤのデータ種別は、TCPセグメントであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の無線通信システムの送信局における再送制御装置。
  8. 前記抽出したシーケンス番号の入力履歴を記録管理する手段は、該抽出したシーケンス番号より大きなシーケンス番号を有する当該データ系列のデータの入力履歴が既に記録管理されているときに、前記抽出したシーケンス番号の入力履歴を更新する機能を有しており、前記再送制御手段は、前記入力履歴の最も大きいデータを最優先で前記再送バッファから読み出して送信する機能を有していることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の無線通信システムの送信局における再送制御装置。
  9. 前記再送制御手段は、前記再送バッファに、前記入力履歴の値が等しい前記データ系列のデータが複数記録されているときには、前記複数のデータの中で先に前記再送バッファに記録されたデータを優先して前記再送バッファから読み出して送信する機能を有している請求項8に記載の無線通信システムの送信局における再送制御装置。
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