JP2006295482A - 撮像装置及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像装置上の操作に応じてデータの記録動作が開始されるとともに、データの記録動作状況の撮像装置上での報知を可能とする。
【解決手段】 デジタルカメラ501は、PC504が通信回線を介してデジタルカメラ501からデータを受信し、受信したデータを第1の記録媒体に記録させることが可能な状態である場合に、PC504からその旨を示す第1の通知を受信し、第1の通知を受信した場合、第1の通知に応じて報知処理を行う。また、デジタルカメラ501は、第1の通知を受信し、且つ第2の記録媒体に記録されるデータを情報処理装置に送信する旨の操作があった場合、当該操作内容を示す情報をPC504に対して送信し、操作内容を示す情報に応じてPC504から第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を受信した場合、第2の記録媒体に記録されるデータをPC504に対して送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、通信回線を介してデータの送受信が可能な撮像装置及び情報処理装置に関するものである。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置において記録された画像データを、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)内の大容量記録装置(ハードディスク等)に移動して保存したり、或いは書き込み可能なDVDやCD等の光ディスクのようなランダムアクセスメディアに保存しておく使用形態が一般的に行われている。
この場合、ユーザはデジタルカメラやデジタルビデオカメラの記録媒体、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)、SDカード、メモリースティック、DVD等の媒体を、PCのメモリアダプタに装着し、PC側の大容量記録装置に転送記録を行う。或いは、PCが前記メモリアダプタを具備していない場合には、PCとデジタルカメラやデジタルビデオカメラをデジタルインタフェース、例えばUSBやIEEE1394の様な高速シリアルインタフェースで接続し、記録媒体上のデータをPC側で読出し、大容量記録装置に転送記録する。どちらの場合も、ユーザはPC上のアプリケーションによって、ソースの記録媒体から大容量記録装置への転送を指定して実行しなければならない。
また、デジタルカメラやデジタルビデオカメラで記録した映像データを、該デジタルカメラや該デジタルビデオカメラとIEEE1394を介して接続されたハードディスク装置にダビングする従来技術も既に存在する(例えば、特許文献1参照)。この文献においては、ハードディスク装置側のリモコン操作に応じて、選択的に映像データをダビングする構成について開示されている。また、ダビング済みのデータは消去可能とする構成についても開示がある。
特開2004−56396号公報
しかしながら、デジタルビデオカメラ等の記録媒体に記録されているデータを、PCの大容量記録装置に転送し保存するためには、ユーザはデータ保存アプリケーションを操作しなければならない。その操作は複雑であり、PCを使用することが少ないユーザにとっては操作は煩わしいといった問題がある。
また、前述した特許文献1に開示される発明に関しても同様の問題が挙げられ、デジタルビデオカメラとハードディスク装置を接続した上で、さらにリモコンで逐一ダビング動作を操作する必要がある。
また、通常、デジタルビデオカメラ等の利用形態は、撮影した映像データや静止画データをすべて別の大容量記録媒体に転送保存した後、デジタルビデオカメラの記録媒体に記録されたデータは消去することで、新たな撮影に備えるというのが一般的である。かかる点に鑑みると、記録媒体に記録されているデータを別の大容量記録媒体に転送する際には、出来るだけ簡単な操作性と、かつ正常に転送記録保存が完了したことをユーザに視覚的に認識できるような確実性があったほうが良い。すなわち、ユーザは、PC上の操作をなるべく簡便なものとし、デジタルビデオカメラ等を制御することだけで記録媒体に記録されたデータを全て、大容量記録装置に転送記録保存できる制御が望ましい。
そこで、本発明の目的は、撮像装置上の操作に応じてデータの記録動作が開始されるとともに、データの記録動作状況の撮像装置上での報知を可能とすることにある。
本発明の撮像装置は、通信回線を介して情報処理装置と接続可能な撮像装置であって、前記情報処理装置が前記通信回線を介して当該撮像装置からデータを受信し、受信したデータを前記第1の記録媒体に記録させることが可能な状態である場合に、前記情報処理装置からその旨を示す第1の通知を受信する受信手段と、前記受信手段により前記第1の通知を受信した場合、前記第1の通知に応じて報知処理を行う報知手段と、前記受信手段により前記第1の通知を受信し、且つ第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作があった場合、当該操作内容を示す情報を前記情報処理装置に対して送信する第1の送信手段と、前記操作内容を示す情報に応じて前記情報処理装置から前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に対して送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、通信回線を介して撮像装置と接続可能な情報処理装置であって、当該情報処理装置が前記通信回線を介して前記撮像装置からデータを受信し、受信したデータを第1の記録媒体に記録させることを可能にする設定を行った後に、その旨を示す第1の通知を前記撮像装置に対して送信する第1の送信手段と、前記第1の通知に応じて前記撮像装置から送信される、第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作を示す操作情報を受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段により前記操作情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を前記撮像装置に送信する第2の送信手段と、前記読み取り指示情報に応じて前記撮像装置からデータを受信する第2の受信手段と、前記第2の受信手段により受信するデータを前記第1の記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置の制御方法は、通信回線を介して情報処理装置と接続可能な撮像装置の制御方法であって、前記情報処理装置が前記通信回線を介して当該撮像装置からデータを受信し、受信したデータを前記第1の記録媒体に記録させることが可能な状態である場合に、前記情報処理装置からその旨を示す第1の通知を受信する受信ステップと、前記受信ステップにより前記第1の通知を受信した場合、前記第1の通知に応じて報知処理を行う報知ステップと、前記受信ステップにより前記第1の通知を受信し、且つ第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作があった場合、当該操作内容を示す情報を前記情報処理装置に対して送信する第1の送信ステップと、前記操作内容を示す情報に応じて前記情報処理装置から前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に対して送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理装置の制御方法は、通信回線を介して撮像装置と接続可能な情報処理装置の制御方法であって、当該情報処理装置が前記通信回線を介して前記撮像装置からデータを受信し、受信したデータを第1の記録媒体に記録させることを可能にする設定を行った後に、その旨を示す第1の通知を前記撮像装置に対して送信する第1の送信ステップと、前記第1の通知に応じて前記撮像装置から送信される、第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作を示す操作情報を受信する第1の受信ステップと、前記第1の受信ステップにより前記操作情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を前記撮像装置に送信する第2の送信ステップと、前記読み取り指示情報に応じて前記撮像装置からデータを受信する第2の受信ステップと、前記第2の受信ステップにより受信するデータを前記第1の記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムの第1の態様は、前記の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のプログラムの第2の態様は、前記の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記のプログラムの第1又は第2の態様を記録したことを特徴とする。
本発明によれば、データを記録媒体に記録可能な状態であれば、撮像装置上の所定の操作に応じてデータの記録動作が開始されるとともに、データの記録動作の状況を撮像装置上で報知することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るデータ伝送システムの構成を示す図である。本実施形態においては、デジタルビデオカメラ501は、DVD−RAM(8cm)等の光ディスク502を記録媒体として撮影したデータを記録する。一方、PC504は、記録媒体として、更に大容量のDVD−RAM(5inch)等の大容量光ディスク506に記録するための記録再生ドライブ505を有している。デジタルビデオカメラ501とPC504は、それぞれが有するUSBインタフェースにUSBケーブル503を接続することで、データ伝送を実現している。本実施形態においては、USBの伝送プロトコルとしてはマスストレージ"Universal Serial Bus Mass Storage Class Bulk-Only Transport Revision 1.0 September 31, 1999"を用いている。他の実施形態として、"Universal Serial Bus Still Image Capture Device Definition Revision 1.0 July 11,2000(PTP)"のUSBの伝送プロトコルを用いてもよい。また本実施形態においては、光ディスク502に記録されたデータを大容量光ディスク506に転送記録保存することを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態におけるデジタルビデオカメラ501の光ディスク502に格納された撮像データ(画像ファイル)のPC504への転送に関する主要ブロック構成図である。なお、デジタルビデオカメラであるから、撮像構成、AE、AF制御並びに符号化に関する構成を備えるが、図1ではそれらの構成については省略している。以下、図1の各構成とその機能について説明する。
メイン制御部401はバス400を介して各構成要素と接続され、メイン制御部401上で動作するソフトウェアによって各構成要素の制御指示を行う。通信制御部402は、外部の機器、すなわち図2におけるPC504とUSBデバイスコネクタ410を介してUSBケーブル503で接続された場合にマスストレージ規格に従って通信制御を行う。
ここで、マスストレージ規格に従った通信手順を簡単に説明する。USBのマスストレージホストとしてのPC504は、マスストレージデバイスであるデジタルビデオカメラ501に対してCommand Block Wrapper(CBW)を送信する。マスストレージデバイスであるデジタルビデオカメラ501は受信したCBWに応じてCommand Status Wrapper(CSW)を送信することで、相互の通信が確立する。CBWとCSWは、要求と応答を示すだけであり、実際の具体的な内容は、CBWに含まれる、Command Blockによって指定される。
このCommand Blockは、
"Advanced Technology Attachment Packet Interface for CD-ROMs.SFF-8020i"、
"Reduced block Commands(RBC), T10/1240-D"、
"Multi-Media Command Set2(MMC-2)"、
"SCSI Primary Commands-2(SPC-2) , Revision 3 or later"、
といったデバイス側記録媒体のアクセスインタフェースに応じて区別され、マスストレージのサブクラスと呼ばれるコードによって、USBマスストレージホストとの通信確立時に使用するコマンドセットが決定される。ここでは、ATAPI(上記"Multi-Media Command Set2(MMC-2)")、以下、ATAPIで統一)のコマンドセット(サブクラス0x02)に従って、Command Blockが生成される。
入力操作制御部404は、デジタルビデオカメラ501の入力キー413に対してユーザが入力を行った場合のキー情報を判別し、メイン制御部401上で動作するソフトウェアに対して通知を行う。
また入力キー413の1つのボタンには点灯可能なLEDが埋め込まれた形式のボタン420が具備されている。このボタン420は、このデジタルビデオカメラ501が、USBケーブル513でPC504に接続した際に、ダビングの開始を指示するものであると同時に、LEDの点灯の駆動制御することで、通信状況をユーザに知らせるためのものである。
表示制御部406はデジタルビデオカメラ501の表示部412に対して表示する映像を生成し、表示を制御する。
記録再生制御部405は、光ディスク502に対して、撮影したデータの記録、再生、また読み出したデータを内部メモリ403に転送する制御を行う。読み出されたデータは、通信制御部402を介して外部に送信するか、表示制御部406を介して表示部412へ転送される。
一方、PC504の主要部の構成を示すブロック図を図3に示す。図示のように、装置全体の制御を司るメイン制御部(CPUで構成される)601、マウス(登録商標)等のポインティングデバイスやキーボードで構成される入力装置613からの入力を行う入力操作制御部604、またUSBホストコネクタ610を有する通信制御部602、OSや各種アプリケーションをロードしたり、光ディスク506に書き込むためのバッファ領域として使用される内部メモリ603、CRTや液晶表示器等で構成される表示部612へのビデオ信号を出力したり、メイン制御部601からの要求に対して内部のビデオメモリへの描画する表示制御部606を備える。また、OS、及び、本実施形態における主要な処理を行なうアプリケーションプログラムを格納するハードディスクドライブ(HDD)615も備える。
以上、本実施形態におけるデジタルビデオカメラ501及びPC504の構成について説明した。次に、本実施形態における処理について説明する。
<PC504におけるアプリケーションプログラムの説明>
本実施形態におけるHDD615に格納されているアプリケーションプログラムは、大別して以下の3つのモジュールA乃至Cで構成される。それぞれのプログラムは次のような機能を果たす。
モジュールA:デジタルビデオカメラ501とのステータス通信の行うプログラム
モジュールB:デジタルビデオカメラ501からの撮像画像データの受信、及び、光ディスク506への書き込み処理(ダビング処理)を行うプログラム
モジュールC:OSが起動した際に内部メモリ603に常駐し、ダビング処理を開始するか否かを決定するプログラム
本実施形態では、上記3つのモジュールによって、デジタルビデオカメラ501をPC504にUSBケーブルで接続し、尚且つ、書き込み可能な光ディスク506が記録再生ドライブ505に装着されていることをトリガにして、自動的にデジタルビデオカメラ501の光ディスク502に記憶された全データファイル(撮像した画像ファイル)を光ディスク506に書き込む(ダビングする)。
内部メモリ603は、本実施形態におけるアプリケーションプログラム以外にも、ユーザが利用する各種アプリケーションプログラム(例えば、文書編集やメール、WWWブラウザ等)が利用することになる。従って、デジタルビデオカメラ501をPC504に接続していない場合、本実施形態のアプリケーションの内部メモリ603に占める消費量が少ないほうが望ましい。この理由により、内部メモリ603に常駐するプログラムは、アプリケーションプログラム全てではなく、そのアプリケーションを起動するか否かを決定するモジュールCのみとした。
なお、本実施形態のアプリケーションにとって、デジタルビデオカメラ501の機種名は既知である。USBインタフェース503は、元々、ホットプラグアンドプレイとして策定されたインタフェースであり、USBホストコネクタ610にデジタルビデオカメラ501をUSBケーブル503を介して接続すると、マスストレージ通信を確立する。この通信確立の手順は先に説明した通りである。この際、OSは、その接続されたデバイスを認識することになり、そのデバイス名も取得する。本実施形態におけるモジュールCは、USBホストコネクタ610にデバイスが接続されたというイベント発生を監視し、USBデバイスの接続がなされた場合に実行する。以下、各モジュールA乃至Cの処理を説明する。
<モジュールC(常駐プログラム)の説明>
図12は、本実施形態におけるモジュールCの処理手順を示すフローチャートである。この処理は、先に説明したように、USBホストコネクタ610に何らかのデバイスが接続された場合に実行するものである。
先ず、ステップS1801では、接続されたUSBデバイスが、既知のデジタルビデオカメラ501であるか否かを判定する。否の場合には、本処理を終了する。また、デジタルビデオカメラ501が接続されたと判定した場合には、ステップS1802に進んで、記録再生ドライブ505が接続されているか否かを判別する。ここで、図2及び図3には、記録再生ドライブ505のみが示されているが、図15に示すように、同様の機能を持つ記録再生ドライブ505−1〜505−3が複数接続されている場合もある。
ステップS1802においては、接続されている記録再生ドライブ全ての接続情報を内部メモリ603に保持する。図16は、内部メモリ603に保持される接続ドライブ情報を格納するリストテーブルであるが、記録再生ドライブ505−1はリスト1901に、記録再生ドライブ505−2はリスト1902、記録再生ドライブ505−3はリスト1903によって示される。
ステップS1803では、光ディスク506がセットされているか否かを確認する対象ドライブを設定するが、内部メモリ603に格納されている、接続情報リストテーブル1900の最初のドライブを、即ち図16の例では、リスト1901を確認対象ドライブ1904として設定する。このとき、リストテーブル1900の1905には、リスト1901を確認対象ドライブとして選択したことを示すフラグがセットされる。初期値は0で選択されると1となる。
ステップS1804にて、確認対象ドライブとして設定されたドライブに書き込み可能な光ディスク506がセットされているか否かを判定する。
ここで、書き込み可能なメディアがセットされていない場合、処理はステップS1805に進んで、記録再生ドライブが他に接続されているかどうかの確認をリストテーブル1900のフラグ1905、1906、1907を参照することによって行う。確認すべきドライブがリストテーブル1900にまだある場合には、ステップS1803に進み、確認対象ドライブを次の選択すべきドライブに設定する。図16の例においては、リスト1901はすでに確認されているので、リスト1902によって示されるドライブ505−2が確認対象ドライブとなる。再度ステップS1804に進み、前述の処理が行われる。ステップS1805において、確認すべきドライブが無い場合には、本処理を終了する。
記録再生ドライブ505が接続されていて、尚且つ、光ディスク506がセットされていると判断した場合、処理はステップS1806に進んで、デジタルビデオカメラ501に対し、PC504がダビング可能状態であることを通知するため、後述するコマンド"READY"(0)をUSBホストコネクタ610を介して送信する。次いで、ステップS1807にて、プログラムモジュールAを起動する(HDD615から内部メモリ603に読込み実行する)。
また、ステップS1802、S1803のいずれかでNoであると判定された場合には、本処理を終える。
なお、上記はUSBホストコネクタ610にUSBデバイスが接続された場合のものであったが、記録再生ドライブ505が固定的にPC504に接続されている場合(記録再生ドライブ505が内蔵の場合)には、光ディスク506がセットされたことをトリガにして実行を開始しても良いし、両方に対応させても構わない。
<モジュールAの説明>
このモジュールAは、上記の通り、デジタルビデオカメラ501とPC504が接続され、尚且つ、書き込み可能な光ディスク506が記録再生ドライブ505にセットされている場合に実行するものである。また、このモジュールAが起動した場合、それ以前に、既にデジタルビデオカメラ501には、"READY"(0)のコマンドを送信していることになる。また、このモジュールAは一旦起動すると、ダビング中は、内部メモリ603に常駐し、デジタルビデオカメラ501からのレスポンスデータを受信した場合にも実行される。
本モジュールAの処理で、デジタルビデオカメラ501に送信するコマンドは図4に示すデータ構造を持つ。同コマンドは、ATAPIのコマンドブロックの構成に従った12バイトのデータで構成される。ATAPIの規格では、データオフセット0バイト目のフィールド701はこのコマンドブロックの制御情報を示しているが、本実施形態の機能はATAPIの規格で定められていないので、ベンダ固有のコマンドを示す0xFF(0xは16進数を示す)が指定する。
フィールド702は、ATAPIの規格に従い、上位3bitにLogical Unit Numberを指定する構成としているが、本実施形態においては、0を指定する。フィールド703は、このコマンドの詳細機能を指定するもので、本実施形態においては0x01を指定する。
フィールド704は本実施形態において最も重要な意味を持つフィールドで、本実施形態においてはPC504のステータス情報を示しており、図6に示す値が設定される。各値の意味としては、次の通りである。
・PC504がデータを受信して記録保存が可能な状態であれば"READY"(0)
・データを受信中であれば"転送中"(1)
・データを受信して記録保存を行い、終了処理が実行されていれば"終了処理中"(2)
・データを受信して記録保存が完了すれば"完了"(3)
・データを受信して記録保存が完了する前に処理が中断された場合には"中止"(4)
・データを受信して記録保存が完了する前に処理がERROR、例えば書き込みERRORが発生したことにより中断された場合には"ERROR"(5)
先に説明したように、本モジュールAが起動した際には、既に、PC504からデジタルビデオカメラ501に対して、既に"READY"(0)コマンドを送信しているので、その応答(レスポンスデータ)がデジタルビデオカメラ501から返ってくる。また、後述するように、ダビング中でも、レスポンスデータが返ってくるので、その場合にも実行することになる。かかる点を踏まえ、モジュールAの処理を図10のフローチャートに従って説明する。
先ず、ステップS1301では、受信したレスポンスデータのフィールド(1102)の値に従い、次にコマンドを送信する送信時間が設定される。この送信時間が設定されると、その時間を待って、モジュールAを構成するコマンド送信処理(図5)が実行される。
図5に示すように、このコマンド送信処理は、ステップS801でステータスを取得し、ステップS802にて、取得したステータスを図4に示すデータ構造のコマンドとしてデジタルビデオカメラ501に送信する。この結果、デジタルビデオカメラ501からは、そのレスポンスデータが返っているので、その都度、本処理が実行することになる。
図10の説明に戻る。ステップS1301の処理、すなわち、コマンド送信の起動タイミングの設定を行なうと、処理はステップS1302に進んで、レスポンスデータのフィールド(後述する図8のフィールド1105)を確認し、"READY"(0)であれば、デジタルビデオカメラ501は、撮像した画像データの送信が可能状態であるものとし、ステップS1303に遷移する。
ステップS1303では、レスポンスデータのフィールド(後述する図8のフィールド1104)を確認し、"1"が設定されているか否かを判断する。詳細は後述するが、このフィールドが"1"にセットされるのは、デジタルビデオカメラ501におけるダビング開始を指示するボタンが押下された場合である。フィールド1104が"1"にセットされている場合、デジタルビデオカメラ501の光ディスク502に記録されているデータの読み出し、大容量光ディスク506への書き込み(ダビング)を行なうモジュールBを起動し(HDD615から内部メモリ603へロードし、実行する)、処理を終了する。
一方、ステップS1302で、レスポンスデータのフィールド1105のステータスが"READY"(0)以外であれば、ステップS1305に進み、モジュールBが起動されているか否かを判断し、モジュールBが起動されている場合には、ステップS1306でそのステータスをモジュールBに通知し、本処理を終える。
なお、説明が前後するが、PC504上で動作するOSは、マルチタスクのOSであり、モジュールAとBとは別タスクとして動作する。
<モジュールBの説明>
次に、モジュールBの処理を図11のフローチャートに従って説明する。ステップS1401では、データの取得コマンドをデジタルビデオカメラ501に対して送信する。ここで、データの取得コマンドは、前記ATAPIの規格に従ってREADY(0)コマンドとして構成され、マスストレージの通信方式によって送信される。
ステップS1402では、デジタルビデオカメラ501からのレスポンスを通信制御部602を介して受信する。
ステップS1403では、受信したデータがエラーかどうか判別し、エラーであればステップS1409に遷移しエラーメッセージを表示部612に表示し処理を終了する。エラーでなければステップS1404に遷移する。
ステップS1404では、データの受信を行い、その受信したデータの書き込みを記録再生ドライブ605に指示し、光ディスク506への書き込みを行なう。
ステップS1405では、書き込みエラーが発生した場合には、ステップS1409に遷移し、エラーメッセージを表示部612に表示し処理を終了する。エラーが無ければステップS1406に遷移する。
ステップS1406では、ユーザによる書き込みキャンセルの指示が入力装置613で入力されたのか否かを判断し、もしその指示があった場合にはステップS1409に遷移しエラーメッセージを表示部612に表示し処理を終了する。なお、本実施形態におけるダビング処理は、見かけ上、PC504のバックグランドの処理として実行しているが、モジュールBが起動した場合には、OSが備えるタスクバーに、そのアイコンを表示させ、そのアイコンが指示された場合に、メニューを表示し、その中からダビングのキャンセルを指示することができる。
ステップS1406にて、キャンセル指示がないと判断した場合には、ステップS1407に遷移し、デジタルビデオカメラ501とPC504のUSB接続が接続されていることを、通信制御部602において確認し、接続されていないことを検出したら、ステップ1409に遷移しエラーメッセージを表示部612に表示し処理を終了する。接続されていれば、ステップS1408に遷移する。
ステップS1408では、ソフトウェアモジュールAから中止要求があるか否かの通知を確認し、中止要求がある場合には、ステップS1409に遷移し、エラーメッセージを表示部612に表示して処理を終了する。
ここで、本実施形態では、ソフトウェアモジュールAからソフトウェアモジュールBの通知は内部メモリ603上に確保した状態フラグによって行う。この場合の状態フラグがとりうる値は、図9の値に従い、"LOW BATTERY"(3)、"MODE CHANGE"(4)、"NO DISC"(5)、"NO READABLE DISC"(6)が設定されている場合には中止要求があるものとする。中止要求がなければ、ステップS1410に遷移する。
ステップS1410では、デジタルビデオカメラ501の光ディスク502に記録された全てのデータの読み取りが完了したかどうかを判別する。この判別はマスストレージ通信において、記録容量が判別できるので、その情報を利用する。全てのデータを取得していなければ、再度ステップS1401に遷移し、処理を継続する。
また、ステップS1410において、全てのデータ取得が完了していると判断された場合には、ステップS1411に進み、モジュールBは勿論、モジュールAを終了する(OSに対して、モジュールA、Bの終了を通知し、内部メモリ603からそれらプログラムを開放させる)。
なお、ソフトウェアモジュールBは図11のフローを実行中に、ソフトウェアモジュールAに対して、情報の通知を状態に応じて行っている。ソフトウェアモジュールBからソフトウェアモジュールAの通知は、前述と同様に内部メモリ603上に配置された状態フラグによって行い、とりうる値は図6の値に従う。従って、ダビング中にも、図5に示す処理が実行されることになる。
図13は、ソフトウェアモジュールAとソフトウェアモジュールBが内部メモリ603上に配置された状態フラグを介して通知を行う状態を示している。
ソフトウェアモジュールA1601からソフトウェアモジュールB1602への通知は内部メモリ603内に確保された状態フラグ1604を介して行われる。一方、ソフトウェアモジュールB1602からソフトウェアモジュールA1601への通知は、状態フラグ1603を介して行われることを示している。
ソフトウェアモジュールBからソフトウェアモジュールAに対して通知を行うタイミングは、図11のフローチャートを参照すると次の通りである。
ステップS1401:"転送中"(1)が通知される。
ステップS1409:ステップS1403、あるいはステップS1405から遷移してきた場合には"ERROR"(5)を通知し、ステップS1406から遷移してきた場合には、"中止"(4)が通知される。
従って、図5のステップS801における処理は、状態フラグ1603からステータスを取得し、デジタルビデオカメラ501に送信することになる。以上が、本実施形態におけるPC504におけるアプリケーションプログラム(モジュールA、B,C)の処理の説明である。
<デジタルビデオカメラ501の処理の説明>
次に、本実施形態におけるデジタルビデオカメラ501における処理について説明する。本実施形態におけるデジタルビデオカメラ501は、通常のUSBインタフェースを備えるデジタルビデオカメラと同様、PCに接続された場合には、マスストレージクラスデバイスとして遷移する。そして、PC上で動作する本実施形態のアプリケーションプログラムは、マスストレージクラスプロトコルを使って、そのデバイスから全ファイルを読込み、光ディスク506に書き込みを行なう。
図7に示すフローチャートは、デジタルビデオカメラ501がUSBケーブル503でPC504と接続され、通信が確立している状態での、メイン制御部401が通信制御部402からの通知に応じた処理である。
ステップS1001において、メイン制御部401は、通信制御部402を介してPC504からのコマンドを受信したか、USBケーブルが切断(コネクタからUSBケーブルが外れた場合等)したかを判定する。USBケーブル切断であると判断した場合には、ステップS1003に進んで、ボタン420のLEDを消燈する。
また、コマンドを受信したと判断した場合には、メイン制御部401は、そのコマンドの判別が行われる。ここで、図4のコマンドと判別された場合には、ステップS1002に遷移するが、別のコマンドであった場合には、そのコマンドに応じた処理を実施する。本実施形態には、説明簡単化のため上記以外のコマンド処理については省略する。
ステップS1002において、図4のコマンドのStatusフィールド704の値がPC504が受信データを記録可能な状態を示す"READY"(0)であれば、ステップS1004に処理を進める。また、それ以外であれば、ステップS1005に進む。
"READY(0)コマンドを受信した場合、つまり、PC504はダビングが可能であることを通知してきたことになる。そこで、ステップS1004では、記録再生制御部405に光ディスク502がセットされているか否か、かつ、セットされている場合には、その光ディスク502に撮影した映像データが記録されているか否かを判断する。このとき、デジタルビデオカメラ501の電源が適切な状態であるか、適正なモードになっているか否かの判別も併せて行う。
例えば、USBインタフェースの転送帯域(USB.ver 2.0のHigh Speed モード)は480Mbpsと十分に高速なので、必然、光ディスク502は、通常の撮影時と比較して高速に回転させて読出し、PC504に転送することになる。従って、撮影モードになっている場合には、PC504へのダビングはできない。上記適正なモードとは、光ディスク502に対するアクセスがないようなモードである。
さて、デジタルビデオカメラ405に記録済み光ディスク502が挿入されており、かつ低電圧(ローバッテリー)状態でなく、モードも適切であると判別された場合には、ステップS1006に処理を進め、操作者に、ダビング開始可能であることを知らせるため、ボタン420のLEDを点灯させる。そして、ステップS1009で、PC504からのコマンド(図4)に対するレスポンスデータをステップS1005にて生成する。ここで、生成するレスポンスデータは図8に示される8バイトの構成をとる。
以下に図8の応答データの構造について説明する。最初の2バイトのフィールド1101は、応答データ長を格納するもので、本実施形態においては8バイトを設定する。フィールド1102は、PC504が次のコマンドを送信までの時間を100ms単位で指定するものである。つまり、フィールド1102の値を、例えば1としておくと、PC504が次にコマンドを送ってくるのは100ms後とすることができる。フィールド1103は、図4のコマンドでフィールド703に設定された値をそのまま設定する。本実施形態においては0x01を指定する。
フィールド1104のDTは、デジタルビデオカメラ501において、ユーザがダビング指示ボタン420が押されたか否かを示すフラグで、ボタン420が押されたら1を設定する。ボタン420の押下の検出は、図14のフローにおいて実現されるが後述する。
フィールド1105は、デジタルビデオカメラ501のステータスを示すもので値としては、図9に示される値をとる。各値の意味としては、次の通りである。
・デジタルビデオカメラ501がデータを送信可能な状態であれば"READY"(0)
・データを送信中であれば"転送中"(1)
・デジタルビデオカメラ501が別の処理を実行しており、PC504からのコマンド要求に応答できない場合には"BUSY"(2)
・データを送信中にバッテリ電圧が低くなった場合"LOW BATTERY"(3)
・データをデジタルビデオカメラ501のモードが変更された場合には"MODE CHANGE"(4)
・デジタルビデオカメラ501に光ディスク502が挿入されていない場には"NO DISC"(5)
・デジタルビデオカメラ502に読み込み可能な光ディスク502が挿入されていない場合には"NO READABLE DISC"(6)
図7のフローチャートに戻り、ステップS1009において生成されるレスポンスデータのフィールド1105には、デジタルビデオカメラ501がデータを送信可能な状態を示す"READY"(0)が設定される。また、このとき、後述する図14の処理において、フィールド1104のDTに"1"がセットされていた場合(ユーザがダビングボタン420を押下した場合)には、それも併せて生成することになる。
一方、ステップS1005において、PC504からのコマンドのStatusフィールド704が"転送中"(1)であった場合には、ステップS1013に進んで、光ディスク502が正常に挿入されているか、デジタルビデオカメラ501が低電状態でなく、かつ、モードが正しいかの判別を行う。これらが正常であれば、ステップS1008に遷移し、ボタン420のLEDを点滅させ、操作者に転送中であることを報知する。その後、ステップS1011において、レスポンスデータを生成するが、このときのStatusフィールド1105には、同様に図9に示される"転送中"(1)が設定される。また、フィールド1104は、データ転送中なので、DTビット=1が設定される。
またステップS1005において、受信コマンドのStatusフィールド704が、"転送中"(1)でないと判断した場合には、ステップS1007に処理を進める。このステップS1007では、ボタン420のLEDの消燈を実行する。
ステップS1010においては、ステップS1004やステップS1013から遷移してきた場合には、デジタルビデオカメラ501がデータを送信可能な状態ではないので、生成されるレスポンスデータのフィールド1105には、"NO DISC"(5)か、"NO READABLE DISC"(6)が設定される。また、フィールド1104は、データ転送中ではないので、DTビット=0が設定される。
以上生成されたレスポンスデータは、ステップS1012において、通信制御部402を介してPC504に送信される。
なお、上記レスポンスデータを送信した場合、そのレスポンスデータは次回に送信するまで、内部メモリ403内に保持しておくものとする。つまり、レスポンスデータは、前回のレスポンスデータを更新することで生成するものである。
次に、本実施形態におけるデジタルビデオカメラ501における、ユーザ入力処理を検出するための処理を図14のフローチャートに従って説明する。この処理は、図7の処理と非同期に実行されるものである。この処理は、メイン制御部401が実行するソフトウェアによって行われるが、ユーザへのレスポンスを高速に行いたいのであれば、ハードウェア割り込みで実現されても良い。
入力キー413のいずれかのボタンが押下されると、この処理が開始される。先ず、ステップS1701では、押下されたボタンがダビングボタン420であるか否かを判断する。否であれば本処理を終え、ダビングボタン420が押下された場合、ステップS1702に進み、内部メモリ403に保持されている最新のレスポンスデータのステータスを調べ、"転送中"となっているか否かを判断する。"転送中"である場合には、既に画像データの転送が行われていることを意味するので、この処理を終了する。
また、転送中ではないと判断した場合には、ステップS1703に進み、レスポンスデータのステータスはREADY状態であるか否かを判断する。READY状態である場合、デジタルビデオカメラ501及びPC504が、ダビング条件が整っていて、ユーザのダビング指示を待っている状態であることを意味するので、処理はステップS1704に進んで、内部メモリ403のレスポンスデータのフィールド1104のDTに"1"をセットする。
この結果、先の図7の処理で、次回、PC504からコマンドを受信した場合に、図7のステップS1009でフィールド1104のDTが"1"をセットしたレスポンスデータが生成され、PCにダビング指示がなされたことを通知することが可能になる。
なお、PC504からデジタルビデオカメラ501内の画像データファイルの取得は、先に説明したように、本実施形態におけるデジタルビデオカメラをマスストレージとして処理することになるので、別タスクで行われる。マスストレージクラスの伝送は、PC504から見た場合に、デジタルビデオカメラ501を外部記憶装置として読み出すものであり、USB接続の外部記憶装置と同様であるので、その説明は省略する。
注意したい点は、PCが外部記憶装置からファイルを取得する場合、1つ1つのファイルを指定して読出す処理を行なうものであるので、外部記憶装置は、自身が保持する全データを転送したか否かを判別することはできない。これはデジタルビデオカメラ501にも言えることである。かかる点、本実施形態によれば、取得中(転送中)か否か、転送が完了したか否かを含むほぼ全てのステータスをPC504側で生成し、それをデジタルビデオカメラ501に通知し、ダビングボタン420の点灯の制御に使うことになる。従って、ユーザから見ると、あたかもデジタルビデオカメラ501が自主的にPC504に画像ファイルを転送しているかのように振る舞うことになる。
以上実施形態について説明したが、まとめると、次のようになる。
1).デジタルビデオカメラ501と、PC504にUSBケーブル503で接続し、尚且つ、PC504に書き込み可能な記録媒体である光ディスク506がセットされている場合、PC504はデジタルビデオカメラ501に対してダビング可能であることを示すREADYコマンドを発行する。また、複数の書き込み可能な記録媒体がセットされている場合には、最初に検出された書き込み可能記録媒体を採用する。これ以降、PC504は、デジタルビデオカメラ501からのレスポンスに対してステータスを返すことになる。
2).デジタルビデオカメラ501は、PC504からコマンドを受信する毎に、そのレスポンスを生成し、PC504に通知する。デジタルビデオカメラ501が、PC504よりREADYコマンドを受信した場合には、画像ファイルが格納されている記録媒体である光ディスク502がセットされている場合、READYレスポンスをPC504に返す。PC504からREADYコマンドを受信したことを受けて、ダビングボタン420のLEDを点灯させ、ユーザにそのボタンの押下によりダビングが開始されることを報知する。
3).互いにREADYコマンド、レスポンスを送受信を行なっている最中に、デジタルビデオカメラ501のダビングボタン420を押下すると、次回のレスポンスデータで、ダビングボタン420が押下された旨をPC504に通知する。
4).PC504は、レスポンスデータを調べて、ダビングボタンの押下がなされたことを検知すると、ダビングを開始する。このとき、デジタルビデオカメラ501には、転送中であることを示すコマンドを発行する。
5).デジタルビデオカメラ501は、このコマンドを受けると、ダビングボタン420のLEDを点滅させ、画像ファイルの転送中であることをユーザに通知する。尚且つ、受信したコマンドに対応するレスポンスをPC504に返す。
6).PC504は全データファイルの受信が完了し、光ディスク506への書き込みが完了すると、完了した旨のコマンドをデジタルビデオカメラ501に通知する。
7).デジタルビデオカメラ501は、このコマンドを受信すると、ダビングボタン420を消燈する。
上記のように、デジタルビデオカメラ501におけるダビングボタン420のLEDの発光制御を、PC504からのステータスに応じて制御することで、PCのマスストレージとして機能しながらも、あたかも、デジタルビデオカメラ501が自主的にPC504に画像ファイルの転送を行い、その間の状態を報知しているかのようにすることが可能になる。
なお、デジタルビデオカメラ501が、PC504からの"完了"コマンドを受信した場合、全ファイルのダビングが成功したことを意味するので、光ディスク502を初期化するようにしても構わない。この初期化は、PC504側で行なうと都合が良い。すなわち、PC504にとってデジタルビデオカメラ501は、マスストレージクラスデバイスとして認識されるので、通常のフレキシブルディスクと同様の扱いが可能であり、デジタルビデオカメラ501の記憶媒体をPC504で初期化するプログラムを実行するだけで良い。このようにすると、デジタルビデオカメラ501側のファームウェアを格納するメモリは少なくて済む。
また、本実施形態ではデジタルビデオカメラ501とPC504とがUSBインタフェースを介して接続する例を説明したが、デジタルビデオカメラ501をマスストレージクラスデバイスとして認識し、マスストレージデバイスプロトコルを用いてファイルを読込むことが可能であれば、IEEE1394インタフェース、或いは、ネットワークインタフェースを介して接続する場合に適用しても良い。
また、本実施形態では、ダビングボタン420がLEDを内蔵しているものとしたが、LEDとボタンは一体でなくても構わない。ただし、ダビング可能になった場合に、ユーザに対してどのボタンを押下すれば良いのかを知らせるためには、上記のように一体であることが望ましい。
また、上記の説明からもわかるように、PC504における処理の特徴は、アプリケーションプログラムによるものであるので、本発明はコンピュータプログラムをその範疇とするのは明らかである。また、本実施形態におけるPC504のアプリケーションプログラムは、デジタルビデオカメラ501に添付するCDROM等にバンドルされることになる。そして、このCDROM(コンピュータ可読記憶媒体)を、PCにセットして、システムにコピーもしくはインストールすることで、上記実施形態におけるアプリケーションプログラムが実行可能になるわけであるから、当然、そのようなコンピュータ可読記憶媒体も本発明の範疇にある。
以上のように、上記実施形態によれば、撮像装置をPC等の情報処理装置に接続した状態でダビング可能な条件が揃っている場合に、単に撮像装置が有するダビングボタンを操作するだけで、ダビングが開始され、尚且つ、ダビングの進行状況を撮像装置側で報知することが可能になる。また、PC等の情報処理装置に複数の記録媒体がセットされている状態でも自動で記録媒体を選択しダビングを実行できる。
本発明の実施形態におけるデジタルビデオカメラの主要部分の構成図を示す図である。 本発明の実施形態におけるデジタルビデオカメラとPCとの接続状態を示す図である。 PCの構成を示すブロック図である。 PCからデジタルビデオカメラへ転送するコマンドのデータ構造を示す図である。 PCにおけるコマンド送信処理を示すフローチャートである。 PCからデジタルカメラに送信するコマンドの種類を示す図である。 デジタルビデオカメラの処理手順を示すフローチャートである。 デジタルビデオカメラ側で生成されるレスポンスデータのデータ構造を示す図である。 デジタルビデオカメラからPCに送信するレスポンスデータの種類を示す図である。 PCにおけるレスポンスデータ受信処理を示すフローチャートである。 PCにおけるダビング処理を示すフローチャートである。 PCのメモリに常駐するプログラムの処理手順を示すフローチャートである。 PCにおいて実行するソフトウェアモジュールA、Bの通信を行う原理を示す図である。 デジタルビデオカメラにおけるボタン押下時の処理手順を示すフローチャートである。 複数の再生記録ドライブが接続された状態を示す図である。 複数の再生記録ドライブが接続された状態を内部メモリに保持する例を示す図である。
符号の説明
400 バス
401 メイン制御部
402 通信制御部
403 内部メモリ
404 入力操作制御部
405 記録再生制御部
406 表示制御部
412 表示部
413 入力キー
420 ボタン
501 デジタルビデオカメラ
502 光ディスク
503 USBケーブル
504 PC
505 記録再生ドライブ
506 大容量光ディスク
601 メイン制御部
602 通信制御部
603 内部メモリ
604 入力操作制御部
606 表示制御部
610 USBコネクタ
612 表示部
613 入力装置
615 HDD

Claims (14)

  1. 通信回線を介して情報処理装置と接続可能な撮像装置であって、
    前記情報処理装置が前記通信回線を介して当該撮像装置からデータを受信し、受信したデータを前記第1の記録媒体に記録させることが可能な状態である場合に、前記情報処理装置からその旨を示す第1の通知を受信する受信手段と、
    前記受信手段により前記第1の通知を受信した場合、前記第1の通知に応じて報知処理を行う報知手段と、
    前記受信手段により前記第1の通知を受信し、且つ第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作があった場合、当該操作内容を示す情報を前記情報処理装置に対して送信する第1の送信手段と、
    前記操作内容を示す情報に応じて前記情報処理装置から前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に対して送信する第2の送信手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記報知手段は、前記第1の通知を前記受信手段が受信した場合であって、且つ当該撮像装置が前記第2の記録媒体からデータを前記情報処理装置に対して正常に送信することが可能な状態である場合に、前記第1の通知に応じた報知処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記受信手段は、前記情報処理装置が当該撮像装置からデータを受信し、前記第1の記録媒体に記録している場合、前記情報処理装置からその旨を示す第2の通知を受信し、前記報知手段は、前記受信手段により前記第2の通知を受信した場合、前記第2の通知に応じた報知処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記報知手段は、前記第2の通知を前記受信手段が受信した場合であって、且つ当該撮像装置が第2の記録媒体からデータを前記情報処理装置に対して正常に送信することが可能な状態である場合に、前記第2の通知に応じた報知処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記受信手段は、前記情報処理装置が当該撮像装置からデータの受信を完了した場合、その旨を示す第3の通知を受信し、前記報知手段は、前記受信手段により前記第3の通知を受信した場合、前記第3の通知に応じた報知処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 通信回線を介して撮像装置と接続可能な情報処理装置であって、
    当該情報処理装置が前記通信回線を介して前記撮像装置からデータを受信し、受信したデータを第1の記録媒体に記録させることを可能にする設定を行った後に、その旨を示す第1の通知を前記撮像装置に対して送信する第1の送信手段と、
    前記第1の通知に応じて前記撮像装置から送信される、第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作を示す操作情報を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により前記操作情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を前記撮像装置に送信する第2の送信手段と、
    前記読み取り指示情報に応じて前記撮像装置からデータを受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信するデータを前記第1の記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記第1の送信手段は、前記第2の受信手段が前記撮像装置からデータを受信し、前記記録手段により前記第1の記録媒体にデータを記録している場合、その旨を示す第2の通知を前記撮像装置に対して通知することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の送信手段は、前記第2の受信手段が前記撮像装置からのデータの受信を完了した場合、その旨を示す第3の通知を前記撮像装置に対して通知することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記記録手段は、前記記録媒体が複数存在する場合、前記複数の記録媒体のうちデータを記録可能な記録媒体を自動で選択してデータを記録させるための設定を行うことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 通信回線を介して情報処理装置と接続可能な撮像装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置が前記通信回線を介して当該撮像装置からデータを受信し、受信したデータを前記第1の記録媒体に記録させることが可能な状態である場合に、前記情報処理装置からその旨を示す第1の通知を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより前記第1の通知を受信した場合、前記第1の通知に応じて報知処理を行う報知ステップと、
    前記受信ステップにより前記第1の通知を受信し、且つ第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作があった場合、当該操作内容を示す情報を前記情報処理装置に対して送信する第1の送信ステップと、
    前記操作内容を示す情報に応じて前記情報処理装置から前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に対して送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 通信回線を介して撮像装置と接続可能な情報処理装置の制御方法であって、
    当該情報処理装置が前記通信回線を介して前記撮像装置からデータを受信し、受信したデータを第1の記録媒体に記録させることを可能にする設定を行った後に、その旨を示す第1の通知を前記撮像装置に対して送信する第1の送信ステップと、
    前記第1の通知に応じて前記撮像装置から送信される、第2の記録媒体に記録されるデータを前記情報処理装置に送信する旨の操作を示す操作情報を受信する第1の受信ステップと、
    前記第1の受信ステップにより前記操作情報を受信した場合、前記第2の記録媒体に記録されるデータの読み取り指示情報を前記撮像装置に送信する第2の送信ステップと、
    前記読み取り指示情報に応じて前記撮像装置からデータを受信する第2の受信ステップと、
    前記第2の受信ステップにより受信するデータを前記第1の記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 請求項10に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項12又は13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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