JP2006295438A - 狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 音響管の音響用開口部に、開口部を有する両面接着テープを介して音響抵抗材を音響管内部から貼り付ける際、その位置合わせを容易に行えるようにする。
【解決手段】 マイクロホンユニット14の先端側に装着される円筒体からなり、その側壁に形成されている音響用開口部15a,15bに、それとほぼ同形同大の開口部21a,21bを有する両面接着テープ21を介して音響抵抗材22を円筒体の内側から貼り付けてなる音響管10の製造方法において、両面接着テープ21に音響抵抗材22を貼り付けた積層体20を、両面接着テープ21の他方の接着面を介して円筒体の内側から音響用開口部15a,15bに貼着するにあたって、両面接着テープ21の他方の接着面側に音響用開口部に対する位置合わせマークを付し、このマークにより両面接着テープ21の開口部21a,21bと音響用開口部15a,15bとを位置合わせ可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法に関し、さらに詳しく言えば、音響管の側壁に形成されている開口部に音響抵抗材を貼着する技術に関するものである。
狭指向性マイクロホンのうち、口径の小さいマイクロホンにおいては、マイクロホンの外筐に円筒状の音響管が用いられる。音響管の長さは、特定の指向性が望まれる最低周波数により決定されるため、周波数が高いときは音響管の長さが音響的に短くなるように、音響管の側壁に適当な大きさの音響用開口部(例えば、スリット状の開口)を形成し、その音響用開口部を覆うように所定の音響抵抗を有する音響抵抗材を音響管に貼り付ける。
音響抵抗材には、布,網体もしくは不織布などが用いられるが、音響抵抗材を音響管の外側に貼り付けると外観を損ねるため、特許文献1に記載されているように、音響抵抗材を音響管の内側に貼り付けるようにしている。
その場合、音響管内に粘着材(接着材)を筆などにより塗布して音響抵抗材を貼り付ける方法では、粘着材の塗布状況を確認しにくいなどの理由から、ほとんどの場合、両面接着(粘着)テープを用いるようにしている。
すなわち、両面接着テープに上記音響用開口部に合致する開口部を形成し、その一方の接着面に音響抵抗材を貼り付け、これを音響管内に入れ、上記音響用開口部と両面接着テープの開口部とを目視で位置合わせしたうえで、両面接着テープを介して音響抵抗材を音響管内に貼り付けるようにしている。
特開平4−139500号公報(図5)
しかしながら、音響管に設けられる音響用開口部は、通常、0.5mm程度のスリット状の開口で、しかも両面接着テープの基材がほぼ透明であるため、両面接着テープの開口部と音響用開口部とを正確に位置合わせすることは、作業上困難であり熟練を要する、という問題がある。
したがって、本発明の課題は、音響管の音響用開口部に、開口部を有する両面接着テープを介して音響抵抗材を音響管内部から貼り付ける際、両面接着テープの開口部と音響用開口部との位置合わせを容易に行えるようにすることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、マイクロホンユニットの先端側に装着される円筒体からなり、上記円筒体の側壁に形成されている音響用開口部に、上記音響用開口部とほぼ同形同大の開口部を有する両面接着テープを介して所定の音響抵抗材を上記円筒体の内側から貼り付けてなる狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法において、上記両面接着テープの一方の接着面に上記音響抵抗材を貼り付けた積層体を、上記両面接着テープの他方の接着面を介して上記円筒体の内側から上記音響用開口部に貼着するにあたって、上記両面接着テープの他方の接着面側に上記音響用開口部に対する位置合わせマークを付し、上記マークにより上記開口部と上記音響用開口部とを位置合わせして、上記積層体を上記円筒体の内側に貼着することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記マークを空気中の湿分で経時的に消失する消失性インクで付けることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、両面接着テープに音響用開口部に対する位置合わせマークを付し、そのマークにより両面接着テープの開口部と音響用開口部とを位置合わせできるようにしたことにより、熟練を要することなく、両面接着テープの開口部と音響用開口部とを正確に位置合わせすることが可能となり、品質の揃った狭指向性マイクロホンを提供できる。
また、請求項2に記載の発明によれば、上記マークを空気中の湿分で経時的に消失する消失性インクで付けるようにしたことにより、位置決め作業後にはマークが消失して残らないため、外観が損なわれることがない。
次に、図1ないし図3により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1(a)は本発明によって製造される音響管の一例を示す側面図,(b)そのA−A線断面図,図2は本発明で使用する両面接着テープの一例を示す正面図,図3は両面接着テープと音響抵抗材とを分離して示す斜視図である。
図1(a)(b)を参照して、音響管10は円筒体からなり、その材質は、通常、アルミニウムや真鍮などの金属材からなるが、合成樹脂製であってもよい。音響管10の先端側(一端側)は、前部音響端子11として開口されているが、この例での音響管10は単一指向性用であるため、後端側(他端側)に後部音響端子12となる開口を備え、音響管10の後端側に、単一指向性のコンデンサマイクロホンユニット13がゴム弾性体からなるショックマウント部材14を介して収納される。
音響管10の長さは、先にも説明したように、特定の指向性が望まれる最低周波数により決定されるため、高い周波数に対しては音響管の長さが音響的に短くなるように、音響管10の側壁に音波を取り入れるための音響用開口部が形成され、その音響用開口部を覆うように音響抵抗材が取り付けられる。
図1の例では、音響管10の左右両側壁の各々に、スリット状の2つの音響用開口部15a,15bを音響管10の軸方向に沿って一列に形成しているが、スリット状の音響用開口部を軸方向と直交するように音響管10の側壁に形成する場合もある。通常、音響用開口部となるスリット孔の短軸方向の幅は0.5mm程度である。
この音響用開口部15a,15bに対して、音響管10の内部から音響抵抗材を両面接着テープを介して貼り付けるにあたって、図2に示すように、開口部21a,21bを有する両面接着テープ21を用いる。音響的に、開口部21a,21bは上記音響用開口部15a,15bと同形同大(実質的に同一)であることが好ましい。なお、本発明において、両面接着テープには両面粘着テープも含まれる。
図3に示すように、両面接着テープ21の一方の接着面に音響抵抗材22を貼り付けて積層体20とする。音響抵抗材22は、通常用いられている布,網体(メッシュ材),不織布などであってよい。実際の製品レベルでは、両面接着テープは日東電工社製の品名NITTO#532,音響抵抗材はNBC社製の品名ナイロンメッシュ#508などが用いられる。
図1(b)に示すように、積層体20を音響管10内に挿入し、両面接着テープ21の開口部21a,21bを上記音響用開口部15a,15bと目視にて位置合わせしたうえで、両面接着テープ21の他方の接着面を音響管10の内面に貼り付けることにより、上記音響用開口部15a,15bを音響抵抗材22にて覆うのであるが、両面接着テープ21の基材はほぼ透明であるため、開口部21a,21bの位置が分かりづらい。
そこで、本発明では、図2に示すように、両面接着テープ21の開口部21a,21bにインク材により目視可能なマークMを付ける。この例では、開口部21a,21bの各両端にほぼ円形のマークMを付けるようにしているが、開口部の全周にわたってマークMを付けてもよい。
これによれば、マークMにより開口部21a,21bの位置が明確に読み取れ、これを目印にして開口部21a,21bを上記音響用開口部15a,15bに容易に位置合わせすることができる。
なお、例えば両面接着テープ21の開口部21a,21bが上記音響用開口部15a,15bよりも若干小さいような場合には、位置合わせ用のマークMが上記音響用開口部15a,15b内に表れ、外観が損なわれることがある。
これを防止するには、空気中の湿分で経時的に消失する消失性インクによりマークMを描くことが好ましい。消失性インクによれば、マークMが消えるため外観性が損なわれることがない。
なお、消失性インクを用いる場合には、両面接着テープ21の開口部21a,21b内に露出している音響抵抗材22に着色されたマークMを付けてもよい。この種の消失性インクとしては、袖山社製の品名チャコエースII(紫)(ピンク)などが市販されている。
以上、説明したように、本発明によれば、音響管の音響用開口部に対して、音響抵抗材を音響管の内面側から正確に取り付けることができるため、品質の安定した狭指向性マイクロホンを提供することができる。
本発明によって製造される音響管の一例を示す(a)側面図,(b)そのA−A線断面図。 本発明で使用する両面接着テープの一例を示す正面図。 両面接着テープと音響抵抗材とを分離して示す斜視図。
符号の説明
10 音響管
11 前部音響端子
12 後部音響端子
13 コンデンサマイクロホンユニット
15a,15b 音響用開口部
20 積層体
21 両面接着テープ
21a,21b 開口部
22 音響抵抗材
M 位置合わせ用のマーク

Claims (2)

  1. マイクロホンユニットの先端側に装着される円筒体からなり、上記円筒体の側壁に形成されている音響用開口部に、上記音響用開口部とほぼ同形同大の開口部を有する両面接着テープを介して所定の音響抵抗材を上記円筒体の内側から貼り付けてなる狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法において、
    上記両面接着テープの一方の接着面に上記音響抵抗材を貼り付けた積層体を、上記両面接着テープの他方の接着面を介して上記円筒体の内側から上記音響用開口部に貼着するにあたって、上記両面接着テープの他方の接着面側に上記音響用開口部に対する位置合わせマークを付し、上記マークにより上記開口部と上記音響用開口部とを位置合わせして、上記積層体を上記円筒体の内側に貼着することを特徴とする狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法。
  2. 上記マークを空気中の湿分で経時的に消失する消失性インクで付けることを特徴とする請求項1に記載の狭指向性マイクロホン用音響管の製造方法。
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