JP2010109849A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の音響特性を維持しつつ、適切な防水効果を維持することができる電子機器を提供することを課題とする。
【解決手段】携帯電話機1の固定部2は、フロントケース5aの内部にシート部材12を備える。シート部材12は、音響孔17が設けられた位置に対応させてスピーカユニット15と外部ケースを形成するリアケース5bとの間に配置されている。シート部材12の外周部には、第1の延長部材14が取り付けられている。第1の延長部材14の外周部表面141は取り付け部13に取り付けられ、内周部裏面142はスピーカユニット15に取り付けられる。第1の延長部14と取り付け部13との間には、両面テープ31が介在している。また、第1の延長部14とスピーカユニット15との間にも、両面テープ16が介在している。これにより、所望の音響特性を維持しつつ、適切な防水効果を維持することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器に関する。
スピーカユニット等の音響ユニットを内蔵した電子機器の外部ケースは、音響ユニットが放音したり集音したりするための音響孔を有している。外部ケース内には種々の電気回路等が内蔵されているため、音響孔を通じた水分の浸入を遮断し、電気回路等を保護する必要がある。従来、このような外部ケースへの水分の浸入を遮断し、内部の電子部品を保護する防水対策が施された提案が知られている(特許文献1参照)。
特開平7−131375号公報
図8は、電子機器100への水分の浸入を遮断する従来の防水対策の説明図である。図8は、防水対策を施した箇所を断面として説明している。
電子機器100の外部ケース101は、音響孔102を有している。外部ケース101内には、音響孔102が設けられた位置に対応させて音響ユニット103が内蔵されている。また、外部ケース101と音響ユニット103との間に配置されるシート部材104を備えている。このシート部材104は、撥水シートである。このシート部材104は、音響孔102から外部ケース103内への水分の浸入を遮断する。
シート部材104の外周部には、外部ケース101に取り付けられる取り付け部105が周状に設けられている。この取り付け部105は、シート部材104の外周部にクッション材又は硬質材が張り合わされて形成されている。そして、この取り付け部105が外部ケース101の内面に密着するように取り付けられている。また、この取り付け部105には、音響ユニット103が取り付けられている。取り付け部105と音響ユニット103との間には、緩衝材となる両面テープ106が介在している。両面テープ106は、音響ユニット103の周囲の密閉性を高め、音響ユニット103における音漏れを抑制する。このような両面テープ106は、音響ユニット103が有する放音や集音のための孔が設けられた放音部103aを塞がないよう音響ユニット103の外周に配置される。なお、両面テープ106に代えて、クッション材が用いられることもある。
シート部材104は、外部ケース101内への水分の浸入を遮断するものであるが、音響ユニット104が放音した音又は集音する音を減衰させる。このためシート部材104は、電子機器100の所望の音響特性を維持するために、必要最低限の面積を有していなければならない。ここで、シート部材104に求められる必要最低限の面積は、音響ユニット103の音圧等の音響特性に応じた面積となる。シート部材104は、このような要求を有する。
その一方、電子機器の小型化のニーズが高まる状況下、音響ユニットの小型化が進んでいる。昨今の小型化された音響ユニットは、音圧等、従来と同等の音響特性を発揮することができるようになってきている。
ところが、従来と同様の音響特性を発揮できる小型化された音響ユニットが電子機器に搭載されるようになると、シート部材104に対する要求との関係で以下のような不都合が生じる。この不都合につき、図9を参照しつつ説明する。図9は、図8における音響ユニット103に代えて、この音響ユニット103よりも小型化された音響ユニット203を外部ケース101内に内蔵した状態の断面を示す説明図である。音響ユニット203は、音響ユニット103と同等の音響特性を有する。
小型化された音響ユニット203を用いた場合、シート部材104には、従来と同等の面積を有することが求められる。このため、シート部材104は、図8に示したものと同一のものが用いられている。シート部材104の外周部には取り付け部105が周状に設けられており、この点も、図8に示したものと同一である。
このように従来と同一のシート部材104を用いると、小型化された音響ユニット203は、周状に設けられた取り付け部105の内側に位置してしまうことがある。このような状態では、取り付け部105に音響ユニット203を取り付けることができない。具体的には、音響ユニット203が有する放音や集音のための孔203aを塞がないようにその外周に配置された両面テープ106が直接シート部材104に触れてしまう。この結果、シート部材104の破れや破損を招くおそれがある。シート部材104に破れや破損が生じれば、適切な防水効果を維持することができないという問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものである。その目的は、所望の音響特性を維持しつつ、適切な防水効果を維持することができる電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するための本明細書開示の電子機器は、音響孔が設けられた外部ケースと、前記音響孔が設けられた位置に対応させて前記外部ケース内に内蔵される音響ユニットとを有する。さらに、前記音響孔が設けられた位置に対応させて前記音響ユニットと前記外部ケースとの間に配置されるシート部材を有する。このシート部材は、前記音響ユニットと重ねた状態で前記音響ユニットの外縁よりも外側まで覆う。さらに、本明細書開示の電子機器は、当該シート部材の外周部に周状に設けられ、前記外部ケースに取り付けられる取り付け部を有している。また、前記シート部材の前記音響ユニットと対向する側において前記取り付け部をその内周に向かって延長し、前記音響ユニットが取り付けられる延長部を備えている。
前記のように延長部を備えることにより、シート部材の所望の面積を確保しつつ、小型化された音響ユニットを取り付け部へ装着することができる。音響ユニットは、シート部材へ接触することがないので、シート部材の破れや破損を回避することができる。シート部材の破れや破損が回避されることにより、電子機器の防水効果が維持される。また、シート部材は、所望の面積を確保することができるので、音響ユニットの有する音響特性を発揮することがで、電子機器の音響特性も維持することができる。
本明細書開示の電子機器によれば、所望の音響特性を維持しつつ、適切な防水効果を維持することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されている場合もある。
図1及び図2は、電子機器の一例である本実施例の携帯電話機1の外観図である。図1は、携帯電話機1を背面側から観た図、図2は、使用時に使用者側に向く正面側から携帯電話機1を観た図である。携帯電話機1は、固定部2と可動部3を有している。固定部2と可動部3とは、ヒンジ部4によって結合されている。これにより、携帯電話機1は、図1や図2に示すように、可動部3を固定部2に対して開いた状態とすることができる。また、携帯電話機1は、固定部2と可動部3とが重なるように折り畳むことができる。
まず、固定部2について説明する。図3は、固定部2を分解して示した説明図である。固定部2は、フロントケース5aとリアケース5bを組み合わせて形成される外部ケースを有している。フロントケース5aとリアケース5bとはビス止め部19をビス19aで止めることによって外部ケースを形成する。リアケース5bには、3つの音響孔17が設けられている。フロントケース5aには、図2で説明するように各種の操作ボタン6aが配置された操作面6が設けられている。フロントケース5a内には、音響孔17が設けられた位置に対応させてスピーカユニット15が内蔵されている。フロントケース5a内には、第1基板ユニット7が内蔵されている。また、フロントケース5a内には、バッテリ搭載部8が形成されるとともに、このバッテリ搭載部8に搭載されるバッテリが接続されるバッテリコネクタ9が設けられている。さらに、フロントケース5a内にはカメラユニット10が内蔵されており、このカメラユニット10の搭載位置に対応させて、リアケース5bにレンズ孔18が形成されている。カメラユニット10の側方には、スピーカユニット搭載部11が形成されており、このスピーカユニット搭載部11にスピーカユニット15が搭載されている。ここで、スピーカユニット15は、本発明における音響ユニットに相当する。
図4(A)は、組み立てた状態の固定部2を図1及び図3におけるA−A線に対応する位置で断面とした説明図である。図4(B)は、図4(A)に現れた構成要素を分解した状態で示した説明図である。
図3、図4(A)、図4(B)が説明するように、携帯電話機1の固定部2は、その内部にシート部材12を備えている。シート部材12は、撥水素材により形成されている。具体的には、4フッ化エチレンを多孔質化してシート状に形成して用いている。このようなシート部材12は、空気の通過は許容するが、水の通過は遮断する。シート部材12は、空気を通過させることができ、水の浸入を遮断できるものであれば、他の素材を用いて形成することもできる。シート部材12は、スピーカユニット14の音圧等の音響特性に基づいて、その最低限必要な面積が定められる。本実施例におけるシート部材12は、スピーカユニット12の音響特性を十分に発揮することができる面積が確保されている。
シート部材12は、図4(A)が説明するように、音響孔17が設けられた位置に対応させてスピーカユニット15と外部ケースを形成するリアケース5bとの間に配置されている。このシート部材12は、スピーカユニット15と重ねた状態でスピーカユニット15の外縁よりも外側まで覆っている。
スピーカユニット15の大きさとシート部材12の面積とのこのような関係は、スピーカユニット15が良好な音響特性を維持しつつ小型化されたことに起因している。すなわち、小型高性能のスピーカユニットでは、自らを覆うような面積を有するシート部材が必要となることからこのような関係が生じている。
このようなシート部材12の外周部には、外部ケースを形成するリアケース5bに取り付けられる取り付け部13が周状に設けられている。この取り付け部13は、シート部材12の外周部に緩衝材の一例であるクッション材が張り合わされて形成されている。そして、この取り付け部13がリアケース5bの内周面に密着するように取り付けられている。取り付け部13は、クッション材に代えて硬質材によって形成することもできる。取り付け部13は、シート部材12をリアケース5bに装着する際の介在部となる。このため、取り付け部13は、シート部材12の外周部に周状に設けられている。取り付け部13は、防水機能を確保すべく、シート部材12の外周部の全周に亘って設けられている。このようにシート部材12の外周部にその全周に亘って設けられた取り付け部13は、スピーカユニット15の音漏れを防止する機能も担っている。
このような取り付け部13には、第1の延長部材14が取り付けられている。具体的には、固定部2は、シート部材12のスピーカユニット15と対向する側において取り付け部13をその内周に向かって延長する第1の延長部材14を有している。この第1の延長部材14には、スピーカユニット15が取り付けられる。
第1の延長部材14は、板金によって形成された周状板体であり、本発明における延長部を形成する。すなわち、延長部は周状板体によって形成されている。板金によって成形された第1の延長部材14は、必要な強度を確保しつつ、薄く形成されている。第1の延長部材14は、取り付け爪14aを有しており、この取り付け爪14aによってスピーカユニット搭載部11に固定されている。
周状板体である第1の延長部材14の外周部表面141は取り付け部13に取り付けられ、内周部裏面142はスピーカユニット15に取り付けられている。このとき、第1の延長部材14と取り付け部13との間には、緩衝材の一例である両面テープ31が介在している。また、第1の延長部材14とスピーカユニット15との間にも、緩衝材の一例である両面テープ16が介在している。両面テープ16、31は、接着機能を得るだけでなく、スピーカユニット15の周囲の密閉性を高め、スピーカユニット15における音漏れを抑制する。両面テープ16は、スピーカユニット15が有する放音のための孔が設けられた放音部15aを塞がないようスピーカユニット15の外周に配置される。なお、両面テープ16に代えて、クッション材が用いられることもある。また、第1の延長部材14と取り付け部13との接合、第1の延長部材14とスピーカユニット15との接合には、接着剤を用いることもできる。
このように第1の延長部材14を備えていることにより、小型化されたスピーカユニット15は、シート部材12に直接接触することがない。この結果、シート部材12の破れや破損を回避し、固定部2における防水効果を維持することができる。また、上述のようにシート部材12は、スピーカユニット15の音響特性を十分に発揮することができる面積が確保されている。ここで、第1の延長部材14とシート部材12とは直接接触しておらず、第1の延長部材14とシート部材12との間には隙間が形成されている。このため、音響特性に影響を及ぼすシート部材12の面積は狭められていない。従って、第1の延長部材14は、スピーカユニット15の音響特性を阻害していない。
以上のように固定部2の防水効果は確保され、携帯電話1の音響効果も維持されている。
次に、可動部3について説明する。図5は、可動部3を分解して示した説明図である。可動部3は、フロントケース20aとリアケース20bを組み合わせて形成される外部ケースを有している。フロントケース20aの表面には、クリアーカバー20cが装着されている。フロントケース20aとリアケース20bとはビス止め部30をビスで止めることによって外部ケースを形成する。フロントケース20aには、音響孔23が設けられている。さらに、クリアーカバー20cには、音響孔23の位置に対応させて音響孔31が設けられている。音響孔23、音響孔31は、図2に示すように携帯電話機1を開いた状態としたときに、上側となる位置に設けられている。
フロントケース20aには、主ディスプレイユニット21が搭載されている。フロントケース20a内には、音響孔23が設けられた位置に対応させてレシーバユニット27が内蔵されている。レシーバユニット27は、本発明における音響ユニットに相当する。レシーバユニット27は、フレキシブル基板28に装着されている。レシーバユニット27は、バネ接点27bを有しており、このバネ接点27bがフレキシブル基板28に接触した状態となる。フロントケース20a内には第2基板ユニット29が内蔵されている。この第2基板ユニット29には、フレキシブル基板28が接続されている。リアケース20bは、副ディスプレイユニット22を有している。
図6(A)は、組み立てた状態の可動部3を図2及び図5におけるB−B線に対応する位置で断面とした説明図である。図6(B)は、図6(A)に現れた構成要素を分解した状態で示した説明図である。
図5、図6(A)、図6(B)が説明するように、携帯電話機1の可動部3は、その内部にシート部材24を備えている。シート部材24は、上記のシート部材12と同様に撥水素材により形成されている。具体的には、4フッ化エチレンを多孔質化してシート状に形成して用いている。このようなシート部材24は、空気の通過は許容するが、水の通過は遮断する。シート部材24は、空気を通過させることができ、水の浸入を遮断できるものであれば、他の素材を用いて形成することもできる。シート部材24は、レシーバユニット27の音圧等の音響特性に基づいて、その最低限必要な面積が定められる。本実施例におけるシート部材24は、レシーバユニット27の音響特性を十分に発揮することができる面積が確保されている。
シート部材24は、図6(A)が説明するように、音響孔23及び音響孔31が設けられた位置に対応させてレシーバユニット27と外部ケースを形成するフロントケース20aとの間に配置されている。このシート部材24は、レシーバユニット27と重ねた状態でレシーバユニット27の外縁よりも外側まで覆っている。
レシーバユニット27の大きさとシート部材24の面積とのこのような関係は、レシーバユニット27が良好な音響特性を維持しつつ小型化されたことに起因している。すなわち、小型高性能のレシーバユニットでは、自らを覆うような面積を有するシート部材が必要となることからこのような関係が生じている。
このようなシート部材24の外周部には、外部ケースを形成するフロントケース20aに取り付けられる取り付け部25が周状に設けられている。この取り付け部25は、シート部材24の外周部に緩衝材の一例であるクッション材が張り合わされて形成されている。そして、この取り付け部25がフロントケース20aの内周面に密着するように取り付けられている。取り付け部25は、クッション材に代えて硬質材によって形成することもできる。取り付け部25は、シート部材24をフロントケース20aに装着する際の介在部となる。このため、取り付け部材25は、シート部材24の外周部に周状に設けられている。取り付け部25は、防水機能を確保すべく、シート部材24の外周部の全周に亘って設けられている。このようにシート部材24の外周部にその全周に亘って設けられた取り付け部25は、レシーバユニット27の音漏れを防止する機能も担っている。
このような取り付け部25には、第2の延長部材26が取り付けられている。具体的には、可動部3は、シート部材24のレシーバユニット27と対向する側において取り付け部25をその内周に向かって延長する第2の延長部材26を有している。この第2の延長部材26には、レシーバユニット27が取り付けられる。
第2の延長部材26は、板金によって形成された周状板体であり、本発明における延長部を形成する。すなわち、延長部は周状板体によって形成されている。板金によって成形された第2の延長部材26は、必要な強度を確保しつつ、薄く形成されている。第2の延長部材26は、取り付け片26aを有しており、この取り付け片26aによってフレキシブル基板28に固定されている。
周状板体である第2の延長部材26の外周部表面261は取り付け部25に取り付けられ、内周部裏面262はレシーバユニット27に取り付けられている。このとき、第2の延長部材26と取り付け部25との間には、緩衝材の一例である両面テープ33が介在している。また、第2の延長部材26とレシーバユニット27との間にも、緩衝材の一例である両面テープ32が介在している。両面テープ32、33は、接着機能を得るだけでなく、レシーバユニット27の周囲の密閉性を高め、レシーバユニット27における音漏れを抑制する。両面テープ32は、レシーバユニット27の放音部27aを塞がないようレシーバユニット27の外周に配置される。なお、両面テープ32に代えて、クッション材が用いられることもある。また、第2の延長部材26と取り付け部25との接合、延長部25とレシーバユニット27との接合には、接着剤を用いることもできる。
このように第2の延長部材26を備えていることにより、小型化されたレシーバユニット27は、シート部材24に直接接触することがない。この結果、シート部材24の破れや破損を回避し、可動部3における防水効果を維持することができる。また、上述のようにシート部材26は、レシーバユニット27の音響特性を十分に発揮することができる面積が確保されている。ここで、第2の延長部材26とシート部材24とは直接接触しておらず、第2の延長部材26とシート部材24との間には隙間が形成されている。このため、音響特性に影響を及ぼすシート部材24の面積は狭められていない。従って、第2の延長部材26は、レシーバユニット27の音響特性を阻害していない。
以上のように可動部3の防水効果は確保され、携帯電話1の音響効果も維持されている。
以上説明したように、本実施例の携帯電話機1は、音響ユニットを防水するときに、撥水性のシート部材の取り付け部に延長部を設けたので、シート部材の面積を確保しつつ、防水効果を維持することができる。すなわち、小型の音響ユニットを採用しても、その音響ユニットがシート部材に直接接触することがなく、シート部材に破れや破損を回避することができる。シート部材の破れや破損が回避されることにより、電子機器の防水効果が維持される。
なお、同様の防水対策は、マイクユニットにも施すことができる。要は、外部ケースに放音孔を有し、シート部材を配して防水対策としている箇所に適用することができる。
第1の延長部材14や第2の延長部材26は、取り付け部13や取り付け部25と別体として設けることにより、汎用性のある音響ユニットにも適用することができる。
次に、実施例2について、図7を参照しつつ説明する。図7は、実施例1における図4(A)に相当する図であり、断面とした固定部2の一部を示す説明図である。
実施例2が実施例1と異なる点は、両面テープ16に代えて、クッション材35を用いた点と、スピーカユニット15とフロントケース5aとの間に板体34を介在させた点である。クッション材3は、両面テープ16と異なり、接着性は有していない。
フロントケース5aとリアケース5bとは、図7で説明するようにビス止め部19をビス19aで締結することによって組み立てられている。そこで、スピーカユニット15とフロントケース5aとの間に板体34を介在させることにより、スピーカユニット15をリアケース5b側へ押し付ける。これにより、スピーカユニット15と第1の延長部材14との密着性を確保することができる。このような構成としても、スピーカユニット15の周囲の密閉性を高め、スピーカユニット15における音漏れを抑制することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施例では、電子機器の一例として携帯電話の例を挙げているが、電子機器は、例えば、Personal Digital Assistants(PDA)、ゲーム機などであってもよい。すなわち、外部ケース内部に音響ユニットを内蔵し、外部ケース内部の防水が求められる電子機器であれば適用することができる。
図1は、実施例1の携帯電話機の外観図である。 図2は、実施例1の携帯電話機の外観図である。 図3は、固定部を分解して示した説明図である。 図4(A)は、組み立てた状態の固定部を図1及び図3におけるA−A線に対応する位置で断面とした説明図である。図4(B)は、図4(A)に現れた構成要素を分解した状態で示した説明図である。 図5は、可動部を分解して示した説明図である。 図6(A)は、組み立てた状態の可動部を図2及び図5におけるB−B線に対応する位置で断面とした説明図である。図6(B)は、図6(A)に現れた構成要素を分解した状態で示した説明図である。 図7は、実施例2の固定部の断面図である。 図8は、従来例の説明図である。 図9は、従来例における問題点の説明図である。
符号の説明
1…携帯電話機 2…固定部
3…可動部 4…ヒンジ部
5a 固定部のフロントケース 5b 固定部のリアケース
11…音響ユニット搭載部 12,24…シート部材
13,25…取り付け部 14…第1の延長部材
15…スピーカユニット 16,31,32,33…両面テープ
17,23,31…音響孔 20a…可動部のフロントケース
20b…可動部のリアケース 20c…クリアーカバー
26…第2の延長部材 27 レシーバ

Claims (6)

  1. 音響孔が設けられた外部ケースと、
    前記音響孔が設けられた位置に対応させて前記外部ケース内に内蔵された音響ユニットと、
    前記音響孔が設けられた位置に対応させて前記音響ユニットと前記外部ケースとの間に配置されるとともに、前記音響ユニットと重ねた状態で前記音響ユニットの外縁よりも外側まで覆うシート部材と、
    当該シート部材の外周部に周状に設けられ、前記外部ケースに取り付けられた取り付け部と、
    前記シート部材の前記音響ユニットと対向する側において前記取り付け部をその内周に向かって延長し、前記音響ユニットが取り付けられた延長部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記延長部は、前記シート部材と前記音響ユニットとの間に介装された周状板体によって形成されたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記延長部は、前記シート部材と前記音響ユニットとの間に介装された周状板体によって形成され、当該周状板体の外周部表面が前記取り付け部に取り付けられ、前記周状板体の内周部裏面が前記音響ユニットに取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記延長部は、板金により形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の電子機器。
  5. 前記取り付け部は、緩衝材を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の電子機器。
  6. 前記延長部と前記音響ユニットとの間に緩衝材を介在させたことを特徴とした請求項1乃至5のいずれか一項記載の電子機器。
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