JP2006295348A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ADFに置いた1セットの複数枚数原稿を、統一した下地飛ばし量で調整できる仕組みを、MFPの機能としてUIも含めた形で提供することを目的とする。
【解決手段】画像データを入力する画像入力手段と、上記画像データから、画像データの所定の信号値レベルを検出する信号値レベル検出手段と、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段と、上記検出選択手段に応じて上記信号値レベル検出手段での検出方法を可変させ、それに応じて検出された信号値レベルから所定の画像処理を施すための画像処理係数を生成する画像処理係数生成手段と、上記画像処理係数生成手段で生成された画像処理係数に従って、上記画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理システムに関するものであり、詳細には画像入力装置、画像出力装置を持つ、カラー複合機の画像処理に関するものである。
従来のカラー複合機(以下、MFP)においては、スキャナーで読み取った画像データをプリンタで出力するCOPY機能、スキャナーもしくはPCなどから送られる入力画像データを機器内の記憶装置内に記憶保存するBOX機能、スキャナーもしくはPCなどから送られる入力画像データを他のMFPやPC、FAX機器へネットワーク網もしくは公衆回線網を使用して送るSEND/FAX機能、BOX機能で記憶保存された画像データもしくはPCなどから送られてくる画像データの他SEND/FAX機能で受信される画像データを用紙に出力するPRINT機能を備える。
上記のいずれかの方法で入力された画像データを、外部機器へ転送もしくは用紙にプリントする場合には、以下のように処理される。例えば入力画像データが印刷物原稿をスキャナーで読み取って得られた画像データとすると、入力画像データは、所定の入力画像処理を施す。その後、原稿中の余計な地色を飛ばす下地飛ばし処理を施すことで、例えば、紙の白色度の低い、茶色っぽい地の用紙などを原稿にしてコピーを行った際には、不必要であろう茶色っぽい地色を飛ばして白色に変換する。これによって、コピー出力時には茶色っぽい地のない出力を得ることができる。
SEND/FAX機能を使用して送信する際には、これにより、地色が飛んだ画像データを異なるMFPやクライアントPCなどへ提供することができる。
PRINT機能やSEND/FAX機能を使用して受信してプリントする際には、MFPで受け取った画像データに対して、上述した下地飛ばし処理を施すことで同様にして地色を除去してプリントすることができる。
上記下地飛ばし処理は、画像中に含まれる画素ごとの色値をサンプリングして、そのサンプリング結果より、地色と思われる領域を判定し、それより白い信号の画素はすべて白色(0〜255のRGB値で言うと、255)に変換することで、地色を自動的に飛ばすことができる(例えば、特許文献1参照)。
それなので、例えばスキャナー読み取り時にオート・ドキュメント・フィーダー(以下、ADF)のように連続枚数の原稿を入力画像データとしてMFPに入力した場合においても、各々の原稿(入力画像データ)ごとに下地飛ばしの量を指定することなく、自動的にその原稿毎に下地飛ばし量を可変させて下地飛ばしを行い、BOX機能の場合には記憶保存し、COPY機能の場合にはコピープリントを行う。
特開2000−22971号公報
しかしながら、上記に説明したような従来例では、複数原稿(入力画像データ)のページの内容によっては、同じ地色の用紙をしている原稿であったとしても、そのページに含まれる絵柄や、地色領域の大きさによっては、地色レベルの検出結果が異なる場合があり、その結果、ページ毎に異なる下地飛ばし量で下地飛ばし処理が行なわれてしまう。そのため、ページ毎にマチマチな調整を行ってしまい、同じ用紙を使用していても、例えばADFを使用して複数枚数の1セットの原稿の中で、ページ毎に下地が飛び過ぎたり、飛ばなかったり異なる調整結果になってしまっていた。
そこで本発明は、1セットの複数枚数原稿(入力画像データ)に対して、統一した下地飛ばし量で調整できる仕組みを、MFPの機能としてUIも含めた形で提供することを目的とする。
本発明では、複数枚数の入力画像データ群に対してする下地飛ばし量の検出および調整として、以下を備える。
1.全ページ毎に下地飛ばし量を検出し、ページ毎に下地レベル調整を行う仕組み。
→ページを読み込む度に下地レベルを検出し、調整量を可変させて調整を行う。
2.初めから決められているDefaultの下地飛ばし量を全てのページに適用する仕組み。
→ページ毎の下地レベルに関係なく、Defaultの調整量で一律に調整を行う。
3.複数枚数原稿のうち、1枚目にスキャンした原稿で検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用する仕組み。
→ページ毎の下地レベルに関係なく、1ページ目の調整量で一律に調整を行う。
4.複数枚数原稿のうち、任意指定するページで検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用する仕組み。
→ページ毎の下地レベルに関係なく、任意指定したページの調整量で一律に調整を行う。
5.縮小レイアウト2in1、4in1、8in1で1枚で印刷される2,4,8ページの調整量を同じにして適用する仕組み。
→ページ毎の下地レベルに関係なく、Nin1の先頭ページ、もしくは任意のページの調整量でNin1毎に一律に調整を行う。
6.結合製本で見開き同士に並ぶページの調整量を同じにして適用する仕組み。
→ページ毎の下地レベルに関係なく、見開きの先頭のページ、もしくは任意のページの調整量で見開き毎に一律に調整を行う。
7.上記1、2、3、4、5、6の仕組みのうちから、ユーザが任意に選択することが可能なUIを持つ。
8.上記1、2、3、4、5、6の仕組みを、Copy−Scan時/Box−Scan時/Send−Scan時/Fax−Scan時などの各々の機能のScan機能毎に設定可能なUIを持つ。
9.上記1、2、3、4、5、6の仕組みを、Copy−Print時/Box−Print時/Send−受信Print時/Fax−受信Print時/PDL−Print時などの各々の機能のPrint機能毎に設定可能なUIを持つ。
10.上記1、2、3、4、5、6を指定の過程・結果をプレビューし、選択・指定結果表示させるビューワを持つ。
上記の構成により、複数枚の画像の入力時において、ユーザの出力形態に応じて、原稿に対する下地飛ばし量を最適に調整することが可能になる。
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
画像データを入力する画像入力手段と、上記画像データから、画像データの所定の信号値レベルを検出する信号値レベル検出手段と、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段と、上記検出選択手段に応じて上記信号値レベル検出手段での検出方法を可変させ、それに応じて検出された信号値レベルから所定の画像処理を施すための画像処理係数を生成する画像処理係数生成手段と、上記画像処理係数生成手段で生成された画像処理係数に従って、上記画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
本発明においては、複数原稿(入力画像データ)のページの内容によっては、同じ地色の用紙をしている原稿であったとしても、そのページに含まれる絵柄や、地色領域の大きさによっては、地色レベルの検出結果が異なる場合があり、その結果、ページ毎に異なる下地飛ばし量で下地飛ばし処理が行なわれてしまうため、ページ毎にマチマチな調整を行ってしまい、同じ用紙を使用していても、例えばADFを使用して複数枚数の1セットの原稿の中で、ページ毎に下地が飛び過ぎたり、飛ばなかったり異なる調整結果になってしまっている問題を、1セットの複数枚数原稿(入力画像データ)に対して、統一した下地飛ばし量で調整できる仕組みを、MFPの機能としてUIも含めた形で提供することで回避することが可能になる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
[第一の実施例]
以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
<MFP100のシステム構成>
図1は本発明のMFP100のシステム構成を示すブロック図である。
同図において、110は原稿画像をスキャンして入力画像データを得るスキャナなどの画像入力装置であり、120は入力画像データを処理して得られる出力画像データをプリントするプリンタなどの画像出力装置である。
101はユーザ入力装置としてのローカル・ユーザー・インタフェース(以下UI)であり、これによりMFP100に対する動作指示を行う。UI101には、指示の内容や、MFP100の動作状況、各種画像のプレビューなどを行うことが可能な液晶などの表示装置も含む。
UI101からの入力はインターフェースマネージャ102を介してマイクロプロセッサ103へ送られる。なお、インターフェースマネージャ102には、UI101の他、キーボード104やマウス105などの外部操作手段を接続することも可能である。マイクロプロセッサ103は、ここの説明では一つの構成を示しているが、MFP100のコスト、処理能力、パフォーマンスの能力に応じて、二つでも三つでも良い。この少なくとも1つのマイクロプロセッサ103と、マイクロプロセッサ103によりアクセス可能なメモリである、フラッシュ・メモリ106およびRAM107が接続されており、これらのメモリを使用しつつ、画像データの処理をマイクロプロセッサ103にて行う。
マイクロプロセッサ103により生成されるデータは、UI101の表示装置でプレビューするコトも可能であるが、MFP100に外部表示装置としてディスプレ130などを接続し、それに出力し表示させることも可能である。
ディスク・インターフェース装置140を介してマイクロプロセッサ103により読出し/書込みアクセス可能である磁気ディスク・ドライブ(HDD)141に処理データなどを記憶保存させるコトも可能である。フロッピー(登録商標)・ディスク・ドライブ(FDD)142、CD−ROMドライブ143などの各種メディアとの読み出し/書込みアクセスも可能である。
更に、各種ディスク・ドライブからマイクロプロセッサ103へのデータ・アクセスを高速化するためキャッシュ144、PCMCIA145のスロットにより各種PCカードなどの接続も可能である。
またインターネット網に接続することが可能になるネットワークインターフェース150、無線LAN151、赤外線通信152、公衆回線網に接続可能なモデム153、短距離通信(Bluetooth)154などを持つ。
<MFP100の側断面図>
図2は本発明の第一の実施例のMFP100、ここではカラー機の構成を示す側断面図である。
MFP100は、原稿画像を読み取る画像入力装置110(イメージリーダ部)と、画像入力装置110で読み取った画像データに各種画像処理を施した後に出力を行なう画像出力装置120(プリンタ部)とに大きく分けられる。画像入力装置110に相当するのが後述する201から212、画像出力装置120に相当するのが後述する213以降になる。また、ここでの画像入力装置110ではADFを載せていない構成を示しているが、ADFに関する詳細は図3にて説明する。
画像入力装置110は、ここでは600dpi(dots/inch)の解像度で原稿を読み取る。その後、デジタル信号処理を行った後、画像出力装置120において予め指定されている所定の用紙にフルカラープリント出力する構成を示している。
原稿台ガラス201上に置かれた原稿202は照明203により光を照射される。原稿202からの反射光は、ミラー204、205、206を経て、光学系207によりCCDセンサ208上に結像する。さらに、モータ209により、ミラー204と照明203を含む第一のミラーユニット210は、速度Vで機械的に駆動され、ミラー205、206を含む第二のミラーユニット211は、速度1/2Vで駆動されて、原稿202の全面が走査される。
画像処理部212は、先に図1で示したマイクロプロセッサなどからなるシステムであり、CCDセンサ208から出力された画像情報を電気信号として処理して、メモリ上に一旦保持した後にプリント信号として出力する。画像処理部212より出力されたプリント信号は、不図示のレーザドライバに送られ、不図示の四つの半導体レーザ素子を駆動する。四つの半導体レーザ素子で発光されたレーザ光の一つは、ポリゴンミラー213によって走査され、ミラー214、215、216を経て感光ドラム217上に潜像を形成する。他のレーザ光もそれぞれ、ポリゴンミラー213によって走査され、ミラー218、219,220を経て感光ドラム221上に潜像を形成し、ミラー222,223,224を経て感光ドラム225上に潜像を形成し、ミラー226、227、228を経て感光ドラム229上に潜像を形成する。
このようにして、各感光ドラム上に形成された潜像はそれぞれ、イエロー(Y)のトナーを供給する現像器230、マゼンタ(M)のトナーを供給する現像器231、シアン(C)のトナーを供給する現像器232、ブラック(K)のトナーを供給する現像器233によって現像される。現像された四色のトナー像は、記録紙に転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
記録紙カセット234,235または手差しトレイ236の何れかから供給された記録紙は、レジストローラ237を経て、転写ベルト238に吸着され搬送される。感光ドラム217、221、225、229上には、給紙タイミングと同期がとられて、予め各色のトナー像が現像されていて、記録紙の搬送とともにトナー像が記録紙へ転写される。四色のトナー像が転写された記録紙は、搬送ベルト238から分離され、搬送ベルト239により搬送され、定着器240によりトナーが定着され、排紙トレイ241へ排出される。
なお、四つの感光ドラムは、距離dをおいて等間隔に配置され、搬送ベルト238により、記録紙は一定速度Vで搬送されるので、これにタイミング同期をとって四つの半導体レーザ素子は駆動される。
<ADF(自動原稿送り装置)の断面図>
図3は本発明の第一の実施例のADFに関する断面図である。
ADFは、MFP100の画像入力装置110上に設置され原稿台ガラス201上の原稿を読み取り終わると、次の原稿を原稿台ガラス201上にセットすると共に、読み取り済原稿を原稿台ガラス201上から移動し、排紙部まで来たところで排紙駆動系により、排紙を行うよう構成され、複数枚の原稿を連続して読み取る、いわゆる“流し読み”を行うことができる。
図3において、ADF300には、原稿束301をセットする原稿積載台302が装備されている。110はMFP100の画像入力装置としてのイメージリーダ部110を示し、201、203も、各々MFP100のイメージリーダ部110内の原稿台ガラス201、照明203を示している。
また、原稿積載台302には、給送手段の一部と原稿搬送長手方向に原稿検知センサ303、第1原稿サイズ検知センサ304、第2原稿サイズ検知センサ305、第3原稿サイズ検知センサ306が配設されている。
この給送手段は、搬送ローラ307、分離ローラ308、不図示の分離・搬送モータ、レジストローラ309、排紙ローラ310、レジストセンサ311、排紙センサ312、シャッタ313、ウエイト314から構成されている。ここで、不図示のシャッタソレノイドを引くことにより、シャッタ313を引上げてウエイト314を下ろす。そして、搬送ローラ307と分離ローラ308とを不図示の前記分離・搬送モータを正転して、原稿載置台302上の原稿束301の最下部から原稿を1枚ずつ分離する。
また、レジストローラ309と排紙ローラ310とは、前記分離・搬送モータを逆転することにより、シートパスaに有る原稿を、シートパスbを通り露光・読み取り位置を原稿搬送しながら読み取りを行い、シートパスcに搬送され、排紙ローラ310により原稿を排紙トレイ315上に排出される。316はシート検知センサであり、排紙トレイ315上の用紙のあり、なしを検知する。
<ADFの動作シーケンス>
図4は本発明の第一の実施例の自動原稿送り装置ADFの動作シーケンスを示すフローチャートである。
ADF300は、MFP100から原稿束301の1枚目の原稿に送られる原稿搬送開始信号を受信すると、ステップS401で原稿の搬送を開始出来る状態にあるのか判別し、原稿搬送開始状態でなければ、原稿搬送を行わずにステップS415まで飛んで動作終了する。
一方、ステップS401において原稿搬送開始状態であれば、図3におけるシャッタ313を上げ、ウエイト314を下ろし、分離・搬送モータを正転させ(ステップS402)、搬送ローラ307と分離308とを駆動し、原稿束301の分離動作を開始する。この時、レジストローラ309と排紙ローラ310とは駆動されていない。それから、レジストセンサ311からの信号により、分離済原稿の先端をレジストセンサ311が検知したか否かを判断し(ステップS403)、検知したと判断したら、斜行を取り除くために原稿がレジストローラ309に突き当てられてモータ停止するようにタイマをスタートする(ステップS404)。このタイマ作動が終了すると(ステップS405)、分離・搬送モータを停止し(ステップS406)、分離動作が終了する。
次に、分離・搬送モータの回転方向を逆転して、搬送ローラ307と分離ローラ308との駆動を切放し、レジストローラ309と排紙ローラ310とを駆動し、レジストローラ309に突き当てられた状態の原稿を搬送開始する(ステップS407)。その原稿は、本体の光学系固定位置上を搬送されながら読み取り動作が行われ、レジストセンサ311からの信号により、原稿後端をレジストセンサ311が検知したか否かを判断し(ステップS408)、検知したと判断したら、原稿後端が読み取り位置を通過したところでモータを停止するようタイマをスタートする(ステップS409)。タイマが終了すると(ステップS410)、分離・搬送モータを停止し(ステップS411)、読み取り動作が終了する。
ここで、原稿検知センサ303からの信号により、次の原稿が有るか否かを判断する(ステップS412)。次の原稿が有ると判断したら、ステップS402に戻り、次の読み取り原稿を上記同様のステップでステップS406まで行うと、次の原稿の分離動作が終了する。この間、レジストローラ309と排紙ローラ310とは駆動されていないため、読み取り済原稿は、読み取り位置に後端がある状態で保持されている。
次に、ステップS407に進み、ステップS411まで行うと、分離・搬送モータが逆転し、レジストローラ309と排紙ローラ310とを駆動して、次の原稿の読み取り動作を行うと同時に、読み取り済原稿を排紙トレイ315上に排出する。ステップS412において、原稿検知センサ303が次の原稿が無いと判断した場合、読み取り済の原稿が原稿束301の最終紙であると判断するため、次の原稿の分離動作を行わずにステップS413に進み、分離・搬送モータを逆転し、排紙ローラ310を駆動して最終紙の排紙動作を開始する。
動作開始時には、構成上、原稿は、排紙ローラ310にニップされていることから排紙ローラ310付近に配置された排紙センサ312は原稿を検知しているので、ステップS414で排紙センサ312が原稿後端の検知を行い、後端を検知したならば、原稿後端が排紙ローラ310を抜ける分をモータ駆動した後、分離・搬送モータを停止する(ステップS415)。
<下地飛ばし処理のアルゴリズム>
図5は、下地飛ばし処理のアルゴリズムを説明するフローチャートである。
同図において、スキャン(S501)されて得る入力画像データを、入力画像データのチャネル毎に各信号レベルの出現頻度を表すヒストグラムを作成(S502)する。その後、予め定義された地色となり得る信号値レベルの範囲内で出現頻度の高い信号レベルを探す(S503)する。ここで説明する判定方法では、ヒストグラムの極大点に注目し、各極大点の値と位置関係、極大点を中心としたヒストグラムの形状すなわち分散の程度を考慮の上、地色の信号レベルに最も相応しい信号値レベルを決定(S504)する。このとき決定された地色信号レベル付近のヒストグラムの形状(S505)が、分散の少ない形状の場合にはS504で決定された信号値レベルをそのまま地色の信号値レベルとして決定するが、分散が大きい場合には、より確実に地色除去を行えるようにオフセットを設け、数レベル濃い信号値を最終的な地色信号レベルと決定する場合(S506)もある。ここで決定された地色信号レベル(S507)から地色除去のために既定された演算式に用いる係数を算出(S508)し、演算式によって元の画像信号から地色除去した画像信号を生成(S509)する。これら一連の処理は、スキャン画像をメモリなどの記憶装置に保存した後、ヒストグラムを作成し、画像データに対して地色除去を行う構成でも良いし、スキャン画像をメモリに保存する前にヒストグラムを作成し、その後、リアルタイムで地色除去を行なう構成でも良い。
<「課題を解決するための手段」で示した1番に関する説明>
図6は、全ページ毎に下地飛ばし量を検出し、ページ毎に下地レベル調整を行なう仕組みの説明であり、詳細にはページを読み込む度に下地レベルを検出し、調整量を可変させて調整を行うフローを説明するフローチャートである。
同図において、後述するUI上において、ここで説明する処理内容を実行するモードを選択(S601)する。その後UI上にてスキャン開始ボタンを押下して、ADF300上に置かれた複数枚数の原稿束を画像入力装置110よりスキャンを開始(S602)する。スキャンにより得られる入力画像データは、読み取りの1ページ毎に所定の入力画像処理が施され(S603)た後、図5で説明したS507の地色信号レベルが決定(S604)される。そして、画像データは1ページ毎にメモリに記憶(S605)される。
上記S602〜S605のステップをADF上に置かれた複数枚数の原稿束の全て対して処理するまで繰り返し行う(S606)。
全ての読み取りが終了したら、S604において決定された地色レベルに応じて、S509の所定の下地飛ばし処理が施され(S607)、地色を除去した画像データが生成される。
このようにページを読み込み度に地色の信号値レベルを検出し、その下地飛ばし量を可変させて下地飛ばし処理をページ毎に異なる演算係数で施す。
<「課題を解決するための手段」で示した2番に関する説明>
図7は、初めから決められているDefaultの下地飛ばし量を全てのページに適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、Defaultの調整量で一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。
同図において、後述するUI上において、ここで説明する処理内容を実行するモードを選択(S701)する。同時にこのスキャンにおける下地飛ばし量をUI上で設定(S702)する。その後UI上にてスキャン開始ボタンを押下して、ADF300上に置かれた複数枚数の原稿束を画像入力装置110よりスキャンを開始(S703)する。スキャンにより得られる入力画像データは、読み取りの1ページ毎に所定の入力画像処理が施され(S704)た後、画像データは1ページ毎にメモリに記憶(S705)される。
上記S703〜S705のステップをADF上に置かれた複数枚数の原稿束の全て対して処理するまで繰り返し行う(S706)。
全ての読み取りが終了したら、上記S702で設定した下地飛ばし量に応じて、図5のS509の所定の下地飛ばし処理が施され(S707)、地色を除去した画像データが生成される。
このように予め下地飛ばし量を設定し、その下地飛ばし量を固定させて下地飛ばし処理をページ毎に同じ演算係数で施す。
<「課題を解決するための手段」で示した3番に関する説明>
図8は、複数枚数原稿のうち、1枚目にスキャンした原稿で検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、1ページ目の調整量で一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。
同図において、後述するUI上において、ここで説明する処理内容を実行するモードを選択(S801)する。その後UI上にてスキャン開始ボタンを押下して、ADF300上に置かれた複数枚数の原稿束を画像入力装置110よりスキャンを開始(S802)する。最初のスキャンにより得られる入力画像データは、所定の入力画像処理が施され(S803)た後、図5で説明したS507の地色信号レベルが決定(S804)される。そして上述のS804で決定された地色信号のレベルは、画像データと共にメモリに記憶(S805)される。2枚以降のスキャン(S806)により得られる入力画像データに対しては、上記S802と同様に所定の入力画像処理が施される(S807)が、地色信号レベルの検出は行なわず、画像データはメモリに記憶(S808)される。その後、S806〜S808のステップをADF上に置かれた複数枚数の原稿束の全て対して処理するまで繰り返し行なう(S809)。全ての読み取りが終了したら、画像データにはS804で決定した地色レベルに応じて、S509の所定の下地飛ばし処理が施され(S810)、地色を除去した画像データが生成される。
このように1ページ目の下地飛ばし量に従って2ページ目以降の画像データに対して一律に下地飛ばし処理を施す。
<「課題を解決するための手段」で示した4番に関する説明>
図9は、複数枚数原稿のうち、任意指定するページで検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用するの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、任意指定したページの調整量で一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。
同図において、後述するUI上において、ここで説明する処理内容を実行するモードを選択(S901)する。同時にこのスキャンにおける下地飛ばし量をどのページの下地飛ばし量に決定するかをUI上で設定(S902)する。その後UI上にてスキャン開始ボタンを押下して、ADF300上に置かれた複数枚数の原稿束を画像入力装置110よりスキャンを開始(S903)する。
スキャンにより得られる入力画像データは、所定の入力画像処理が施され(S904)た後、そのスキャンページが、S902で設定したページである場合(S905)には、図5で説明したS507の地色信号レベルをこのページで決定(S906)し、画像データと共にメモリに記憶(S907)される。
その後、S903〜S908のステップをADF上に置かれた複数枚数の原稿束の全て対して処理するまで繰り返し行う(S908)。
全ての読み取りが終了したら、画像データにはS906で決定した地色レベルに応じて、S509の所定の下地飛ばし処理が施され(S909)、地色を除去した画像データが生成される。
このように任意のページの下地飛ばし量に従ってその他にページの画像データに対して一律に下地飛ばし処理を施す。
<「課題を解決するための手段」で示した5番に関する説明>
図10は、縮小レイアウト2in1、4in1、8in1で1枚で印刷される2,4,8ページの調整量を同じにして適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、Nin1の先頭ページもしくは任意のページの調整量でNin1毎に一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。
同図において、後述するUI上において、ここで説明する処理内容を実行するモードを選択(S1001)する。同時にこのスキャンにおける下地飛ばし量を2in1、4in1、8in1のうち、どのページの下地飛ばし量に決定するかをUI上で設定(S1002)する。この際、例えば、4in1の4ページのうち最初に読み込まれる先頭のページ、4in1の4ページのうち2番目に読み込まれるページの下地飛ばし量とするというように設定することができる。4in1の組毎に、例えば、8枚のページを読み取って4in1にする場合には4in1が2枚になるが、最初の4in1の組には先頭ページ、次の4in1の組には2枚目のページというように設定できるUIとしても良いが、処理が煩雑になる場合には全ての組で同じ先頭ページや2枚目ページというように固定とする。その後UI上にてスキャン開始ボタンを押下して、ADF300上に置かれた複数枚数の原稿束を画像入力装置110よりスキャンを開始(S1003)する。
スキャンにより得られる入力画像データは、所定の入力画像処理が施され(S1004)た後、そのスキャンページが、S1002で設定したページである場合(S1005)には、図5で説明したS507の地色信号レベルをこのページで決定(S1006)し、画像データと共にメモリーに記憶(S1007)される。
その後、S1003〜S1008のステップをADF上に置かれた複数枚数の原稿束の全て対して処理するまで繰り返し行う(S1008)。
全ての読み取りが終了したら、2in1、4in1、8in1の組毎に対応する画像データにはS1006で決定した地色レベルに応じて、S509の所定の下地飛ばし処理が施され(S1009)、地色を除去した画像データが生成される。そして2in1、4in1、8in1になるように縮小されマージされる(S1010)。もちろん、縮小してマージした後に地色除去を行う構成としても良い。
このようにNin1の先頭ページもしくは任意のページの調整量でNin1毎に一律に調整を行う処理を施す。
<「課題を解決するための手段」で示した6番に関する説明>
図11は、結合製本で見開き同士に並ぶページの調整量を同じにして適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、見開きの先頭のページもしくは任意のページの調整量で見開き毎に一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。
同図において、後述するUI上において、ここで説明する処理内容を実行するモードを選択(S1101)する。同時にこのスキャンにおける下地飛ばし量を製本ページのうち、どのページの下地飛ばし量に決定するかをUI上で設定(S1102)する。この際、例えば、結合製本で見開き同士に並ぶページのうち、見開きの右ページとして読み込まれるページ、見開きの左ページとして読み込まれるページの下地飛ばし量とするというように設定することができる。その後UI上にてスキャン開始ボタンを押下して、ADF300上に置かれた複数枚数の原稿束を画像入力装置110よりスキャンを開始(S1103)する。
スキャンにより得られる入力画像データは、所定の入力画像処理が施され(S1104)た後、そのスキャンページが、S1102で設定したページである場合(S1105)には、図5で説明したS507の地色信号レベルをこのページで決定(S1106)し、画像データと共にメモリに記憶(S1107)される。
その後、S1103〜S1108のステップをADF上に置かれた複数枚数の原稿束の全て対して処理するまで繰り返し行なう(S1108)。
全ての読み取りが終了したら、結合製本の見開きの組毎に対応する画像データにはS1106で決定した地色レベルに応じて、S509の所定の下地飛ばし処理が施され(S1109)、地色を除去した画像データが生成される。そして結合製本される(S1110)。
このように見開きの先頭のページもしくは任意のページの調整量で見開き毎に一律に調整を行う処理を施す。
<「課題を解決するための手段」で示した7番に関する説明>
図12a、図12b、図12c、図12d、図12eは、上記図6、7、8、9、10、11の仕組みのうちから、ユーザが任意に選択することが可能なUIを持つ操作部の一例を示す図である。
図12aにおいて、1200は操作部に表示されるUIを示す図であり、この操作部の最上位階層の操作キーレイアウトを示す図である。1201は、各種機能を実行させるためのキーをまとめて表示する応用モードに画面を移すための応用モードキーである。応用モードキー1201を押すことによって、画面が応用モードに移る。
図12bにおいて、1210は応用モード画面のレイアウトを示す図であり、1211は地色除去のモードを選択する画面へと移すための地色除去モードキーである。地色除去モード1211を押すことによって、画面が地色除去モードに移る。
図12cにおいて、1220は地色除去モードが面のレイアウトを示す図であり、1221、1222、1223、1224、1225、1226は、地色除去のモードを選択するキーである。各キーの内容は、以下の通り。
1221は、図6で説明した、全ページ毎に下地飛ばし量を検出し、ページ毎に下地レベル調整を行う仕組みを“ページ毎優先“モードとし、これを選択することで、ページを読み込む度に下地レベルを検出し、調整量を可変させて調整を行うことができるモードを示すページ毎優先キー。
1222は、図7で説明した、初めから決められているDefaultの下地飛ばし量を全てのページに適用する仕組みを“固定値優先”モードとし、これを選択することで、ページ毎の下地レベルに関係なく、Defaultの調整量で一律に調整を行うことができるモードを示す固定値優先キー。
1223は、図8で説明した、複数枚数原稿のうち、1枚目にスキャンした原稿で検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用する仕組みを“先頭ページ優先”モードとし、これを選択することで、ページ毎の下地レベルに関係なく、1ページ目の調整量で一律に調整を行うことができるモードを示す先頭ページ優先キー。
1224は、図9で説明した、複数枚数原稿のうち、任意指定するページで検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用する仕組みを“任意ページ優先”モードとし、これを選択することで、ページ毎の下地レベルに関係なく、任意指定したページの調整量で一律に調整を行うことができるモードを示す任意ページ優先キー。
1225は、図10で説明した、縮小レイアウト2in1、4in1、8in1で1枚で印刷される2,4,8ページの調整量を同じにして適用する仕組みを“レイアウト指定”モードとし、これを選択することで、ページ毎の下地レベルに関係なく、Nin1の先頭ページ、もしくは任意のページの調整量でNin1毎に一律に調整を行うことができるモードを示すレイアウト指定キー。これを選択した場合には、さらに下位層の操作画面である、図12dに画面が移る。ここでは、4in1の例を示しているが、2in1、8in1などを選択するキーを設けておいても良い。1231は4in1のうち左上に割り当てられるページの下地飛ばし量をその4in1のページに割り当てる場合に指定するキーであり、1232は同様に右上、1233は同様に左下、1234は同様に右下というように選択するキーである。ここで指定した位置に割り当てられるページの下地飛ばし量をその4in1のページに割り当てる下地飛ばし量として設定される。これによって、縮小レイアウトの4in1の4つ面において異なる下地飛ばし量にならず、同じ下地飛ばし量で処理を施すことができる。
1226は、図11で説明した、結合製本で見開き同士に並ぶページの調整量を同じにして適用する仕組みを“製本ページ指定”モードとし、これを選択することで、ページ毎の下地レベルに関係なく、見開きの先頭のページ、もしくは任意のページの調整量で見開き毎に一律に調整を行うことができるモードを示す製本ページ指定キー。これを選択した場合には、さらに下位層の操作画面である、図12eに画面が移る。1240は画面レイアウトを示しており、1241は製本の左右ページのうち左に割り当てられるページの下地飛ばし量をその製本の左右ページに割り当てる場合に指定するキーであり、1242は同様に右というように選択するキーである。ここで指定した位置に割り当てられるページの下地飛ばし量をその製本の左右面の両方に割り当てる下地飛ばし量として設定される。これによって、製本の左右面で異なる下地飛ばし量にならず、同じ下地飛ばし量で処理を施すことができる。
このように説明した、ページ優先キー1221、固定値優先キー1222、先頭ページ優先キー1223、任意ページ優先キー1224、レイアウト指定キー1225、製本ページ指定キー1226を選択することで、図6、図7、図8、図9、図10、図11で説明した各々の処理を実行させるためのモード選択をすることができる。そしてこの後に、図示しないスキャン開始キーを押すことで、ここで選択した各モードに従って、処理が施される。
以上、1セットの複数枚数原稿(入力画像データ)に対して、統一した下地飛ばし量で調整できる仕組みを、MFPの機能としてUIも含めた形で提供することが可能になる。
[第二の実施例]
<「課題を解決するための手段」で示した8番に関する説明>
第一の実施例で説明をした図6、7、8、9、10、11の仕組みをCopy−Scan時/Box−Scan時/Send−Scan時/Fax−Scan時などの各々の機能のScan機能毎に設定可能な構成としても良い。
この場合、第一の実施例で説明した図12のUIを、Copy−Scan時/Box−Scan時/Send−Scan時/Fax−Scan時毎に開くことができ、各Scan機能毎にその設定を変えて記憶させておくことが出来るので、Copy−Scan時には1ページ毎に地色信号値レベルを決定し、1パージ毎に所定の下地飛ばし処理を施すが、Send−Scan時には一律固定で下地飛ばし処理を施したいなど、機能ごとに使い分ける際に、ユーザに対して利便性の高い操作フローを提供することができる。
[第三の実施例]
<「課題を解決するための手段」で示した9番に関する説明>
第一の実施例で説明をした図6、7、8、9、10、11の仕組みをCopy−Print時/Box−Print時/Send−受信Print時/Fax−受信Print時/PDL−Print時などの各々の機能のPrint機能毎に設定可能な構成としても良い。
この場合、第一の実施例で説明した図12のUIを、Copy−Print時/Box−Print時/Send−受信Print時/Fax−受信Print時/PDL−Print時毎に開くことができ、各Print機能毎にその設定を変えて記憶させておくことが出来るので、Copy−Print時には1ページ毎に地色信号値レベルを決定し、1パージ毎に所定の下地飛ばし処理を施すが、Send−受信Print時には一律固定で下地飛ばし処理を施したいなど、機能ごとに使い分ける際に、ユーザに対して利便性の高い操作フローを提供することができる。
[第四の実施例]
<「課題を解決するための手段」で示した10番に関する説明>
第一の実施例で説明した上記図6、7、8、9、10、11の処理中に、いったんメモリに記憶された段階で、下地飛ばしと施した結果を、モニターや操作部の表示部に下地飛ばしの反映結果や、指定ページなどの情報を表示したり、画像プレビューする構成としても良い。
[第五の実施例]
第一の実施例では入力画像のうちの1ページから下地飛ばし量を決定する構成をしめしたが、複数入力さらた画像の下地飛ばしの平均や、所定の統計的演算方法から算出される下地飛ばし量によって下地飛ばし処理を施す構成としても良い。
例えば、図12cの1220内に、平均値優先キーを設けておき、これを押すことで、読み込んだ原稿束の下地飛ばし量の平均値の下地飛ばし量を、読み取った画像データに一律でかけるような設定を施すような構成としても良い。図12d、図12eに関しても同様で、4in1、製本のエリアをしてするのではなく、図12dに平均値キーを設けておき、これを選択することで4in1の4面の下地飛ばし量の平均値を適用する構成としても良い。第12eの場合にも同様に平均値キーを設けておき、これを選択することで製本の左右2面の下地飛ばし量の平均値を適用する構成としても良い。
[第六の実施例]
第一の実施例では、入力する原稿束のうちから下地飛ばし量を決定していたが、予め所定の基準原稿を読み込ませて、その下地飛ばし量を記憶しておき、その値で下地飛ばし処理を施す構成としても良い。
また、基準原稿ではなく、所定の白い紙や、日々に使用している再生紙をまず読み取り、その辺りを保持しておき、実際の原稿を読み込みCopyなどを行う際の下地飛ばし量として呼び出し処理に利用するという、下地量キャリブレーションの構成を持っても良い。
[第七の実施例]
第一の実施例では、入力する原稿束のうちから下地飛ばし量を決定していたが、図1で説明した、ネットワークI/F150の各種ネットワーク機能を利用して、外部のクライアントPCやリモートWEBサービスなどの手段を利用して、下地飛ばし量を設定したり、図12a,b,c,d,eと同等な機能を持つ画面を表示させて、外部デバイスからのリモート動作を行える構成としても良い。
さらには、PCMCIA145、ディスクI/F140を通じて、外部メディアや外部記憶装置などから、下地飛ばし量などの各種情報を入力して実行させる構成としも良い。
本発明のMFP100のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施例のMFP100、ここではカラー機の構成を示す側断面図である。 本発明の第一の実施例のADFに関する断面図である。 本発明の第一の実施例の自動原稿送り装置ADFの動作シーケンスを示すフローチャートである。 下地飛ばし処理のアルゴリズムを説明するフローチャートである。 全ページ毎に下地飛ばし量を検出し、ページ毎に下地レベル調整を行なう仕組みの説明であり、詳細にはページを読み込む度に下地レベルを検出し、調整量を可変させて調整を行うフローを説明するフローチャートである。 初めから決められているDefaultの下地飛ばし量を全てのページに適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、Defaultの調整量で一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。 複数枚数原稿のうち、1枚目にスキャンした原稿で検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、1ページ目の調整量で一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。 複数枚数原稿のうち、任意指定するページで検出した下地飛ばし量、調整量を全ページ適用するの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、任意指定したページの調整量で一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。 縮小レイアウト2in1、4in1、8in1で1枚で印刷される2,4,8ページの調整量を同じにして適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、Nin1の先頭ページもしくは任意のページの調整量でNin1毎に一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。 結合製本で見開き同士に並ぶページの調整量を同じにして適用する仕組みの説明であり、詳細にはページ毎の下地レベルに関係なく、見開きの先頭のページもしくは任意のページの調整量で見開き毎に一律に調整を行うフローを説明するフローチャートである。 図6、7、8、9、10、11の仕組みのうちから、ユーザが任意に選択することが可能なUIを持つ操作部の一例を示す図である。 図6、7、8、9、10、11の仕組みのうちから、ユーザが任意に選択することが可能なUIを持つ操作部の一例を示す図である。 図6、7、8、9、10、11の仕組みのうちから、ユーザが任意に選択することが可能なUIを持つ操作部の一例を示す図である。 図6、7、8、9、10、11の仕組みのうちから、ユーザが任意に選択することが可能なUIを持つ操作部の一例を示す図である。 図6、7、8、9、10、11の仕組みのうちから、ユーザが任意に選択することが可能なUIを持つ操作部の一例を示す図である。
符号の説明
100 MFP
101 UI
102 インターフェースマネージャ
103 マイクロプロセッサ
104 キーボード
105 マウス
106 フラッシュ・メモリ
107 RAM
110 画像入力装置
120 画像出力装置
130 ディスプレ
140 ディスク・インターフェース装置
141 HDD
142 FDD
143 CD−ROMドライブ
144 キャッシュ
145 PCMCIA
150 ネットワークインターフェース
151 無線LAN
152 赤外線通信
153 モデム
154 短距離通信(Bluetooth)

Claims (17)

  1. 画像データを入力する画像入力手段と、
    上記画像データから、画像データの所定の信号値レベルを検出する信号値レベル検出手段と、
    上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段と、
    上記検出選択手段に応じて上記信号値レベル検出手段での検出方法を可変させ、それに応じて検出された信号値レベルから所定の画像処理を施すための画像処理係数を生成する画像処理係数生成手段と、
    上記画像処理係数生成手段で生成された画像処理係数に従って、上記画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、上記画像データを入力する上記画像入力手段は、原稿をスキャン走査して画像データを得ることができる画像入出力装置もしくは各種記憶媒体およびネットワークを経由して画像データを入力することが可能な画像入力措置、またはクライアントPCなどからのPDL言語で記述される画像データを入力しレンダリングすることで画像を入力することが可能な画像入力装置であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1記載の画像処理装置において、上記画像データから、画像データの所定の信号値レベルを検出する上記信号値レベル検出手段は、上記画像データから画像データ中の地色を示す下地の信号値レベルを検出する下地検出手段であることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1記載の画像処理装置において、上記検出選択手段に応じて上記信号値レベル検出手段での検出方法を可変させ、それに応じて検出された信号値レベルから所定の画像処理を施すための画像処理係数を生成する画像処理係数生成手段は、上記信号値レベル検出手段によって検出された下地の信号値レベルに基づいて、その画像データの地色の画像信号値を、白地を表す画像信号に変換するための画像処理係数を生成することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1記載の画像処理装置において、上記画像処理係数生成手段で生成された画像処理係数に従って、上記画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段は、後期画像データの地色を、白地を表す画像信号値に変換する機能を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1記載の画像処理装置において、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段で選択しうる検出方法の種類は、上記画像入力手段でによって入力される上記画像データに対して、
    入力された全ページ毎に上記信号値レベル検出手段によって所定の信号値レベルを検出し、ページ毎に上記画像処理係数生成手段によって画像処理係数を生成し、そのページ毎の画像処理係数を用いて、上記画像処理手段によって所定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1記載の画像処理装置において、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段で選択しうる検出方法の種類は、上記画像入力手段でによって入力される上記画像データに対して、
    所定の信号値レベルを入力する入力値レベル入力手段を持ち、入力された全ページ毎に上記信号値レベル検出手段によって所定の信号値レベルを検出するしないに関わらず、上記入力手段によって入力された信号値レベル値に従って、上記画像処理係数生成手段によって画像処理係数を生成し、その画像処理係数を用いて、上記画像処理手段によって所定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1記載の画像処理装置において、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段で選択しうる検出方法の種類は、上記画像入力手段でによって入力される上記画像データに対して、
    入力された最初のページの所定の信号値レベルを上記信号値レベル検出手段によって検出し、その後ページ毎に上記信号値レベル検出手段によって所定の信号値レベルを検出するしないに関わらず、上記最初のページの信号値レベル値に従って、上記画像処理係数生成手段によって画像処理係数を生成し、その画像処理係数を用いて、上記画像処理手段によって所定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1記載の画像処理装置において、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段で選択しうる検出方法の種類は、上記画像入力手段でによって入力される上記画像データに対して、
    所定のページを指定するページ指定入力手段を持ち、入力されたページの所定の信号値レベルを上記信号値レベル検出手段によって検出し、その他のページに対して上記信号値レベル検出手段によって所定の信号値レベルを検出するしないに関わらず、上記指定されたページの信号値レベルに従って、上記画像処理係数生成手段によって画像処理係数を生成し、その画像処理係数を用いて、上記画像処理手段によって所定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1記載の画像処理装置において、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段で選択しうる検出方法の種類は、上記画像入力手段でによって入力される上記画像データに対して、
    複数毎の画像データを縮小し、1枚にレイアウトする縮小レイアウト時において、1枚の中にレイアウトされる画像データの中から所定のページを指定するページ指定入力手段を持ち、入力されたページの所定の信号値レベルを上記信号値レベル検出手段によって検出し、その他のページに対して上記信号値レベル検出手段によって所定の信号値レベルを検出するしないに関わらず、上記指定されたページの信号値レベルに従って、レイアウトされる1枚ごとに上記画像処理係数生成手段によって画像処理係数を生成し、その画像処理係数を用いて、上記画像処理手段によって所定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項1記載の画像処理装置において、上記信号値レベル検出手段の信号値レベルの検出方法の種類を選択する検出選択手段で選択しうる検出方法の種類は、上記画像入力手段でによって入力される上記画像データに対して、
    複数毎の画像データを製本する結合製本時において、左右にレイアウトされる画像データの中から所定のページを指定するページ指定入力手段を持ち、入力されたページの所定の信号値レベルを上記信号値レベル検出手段によって検出し、その他のページに対して上記信号値レベル検出手段によって所定の信号値レベルを検出するしないに関わらず、上記指定されたページの信号値レベルに従って、レイアウトされるページごとに上記画像処理係数生成手段によって画像処理係数を生成し、その画像処理係数を用いて、上記画像処理手段によって所定の画像処理を施すことを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1記載の画像処理装置において、コピー入力や、インターネット送信入力、記憶保存入力、ファックス送信入力などの機能毎に設定可能なことを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項1記載の画像処理装置において、コピー出力や、記憶保存出力、インターネット受信出力、ファックス受信出力、PDL出力などの機能毎に設定可能なことを特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項1記載の画像処理装置において、上記信号値レベル検出手段で検出した結果、上記検出選択手段による選択結果、その選択により可変する上記画像処理手段を施された後の結果のうち、少なくとも1つ以上を表示することができる表示手段を持つことを特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項6記載の画像処理装置において、所定の信号値レベルを検出した後、その値に基づき上記画像処理係数生成手段において画像処理係数を生成する際に、入力された画像データの信号値レベルを検出した後、すべての信号値レベルの平均もしくは重み付け演算を行なうことによって信号値レベルを決定することも可能な構成であることを特徴とする画像処理装置。
  16. 請求項1記載の画像処理装置において、入力データから所定の信号値レベルを検出しているが、予め基準データを入力することで、その値を基に上記画像処理手段において処理を施すことも可能な構成であることを特徴とする画像処理装置。
  17. 請求項1記載の画像処理装置において、各種ネットワーク機能を利用して、外部のクライアントPCやリモートWEBサービスなどの手段を利用して、所定の信号値レベルを設定したり、外部デバイスからのリモート動作を行なえる、さらには、外部メディアや外部記憶装置などから、各種情報を入力して実行させる構成も可能なことを特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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