JP2006292776A - 演奏ガイド装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 押下すべき鍵を感覚的に予測しやすく、見た目にも面白いガイド表示を行う。
【解決手段】 複数の鍵からなる鍵盤の近傍に2次元的表示手段を設けておき、該2次元的表示手段に操作タイミングにあわせて操作対象の鍵を表示する。この際に、時間経過に従って一旦現在押下すべき鍵に近接する位置から離れた後に、次に押下すべき鍵に近接する位置へと近づく任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行う。こうすると、演奏者はあたかもボールが弾んでいるような所謂バウンシングボール的な軌跡表示に従って、次に押下すべき鍵やその押鍵タイミングを感覚的に予測しやすくなる。また、こうした従来にないバウンシングボール的な軌跡表示による演奏ガイドを行うことで、演奏者は弾むボールを追いかける感覚で飽きることなく楽しく鍵盤演奏を続けることができるようになる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子鍵盤楽器の演奏の際に、演奏者に対して押下すべき鍵やその押鍵タイミングなどの鍵盤演奏に必要な情報を指示する演奏ガイド装置及びプログラムに関する。特に、次に押下すべき鍵やその押鍵タイミングを感覚的に予測しやすくすると共に、楽しみながら鍵盤演奏できるように見た目にも面白いガイド表示を行う演奏ガイド装置及びプログラムに関する。
従来から、演奏操作子として鍵盤を具えた電子楽器(つまり電子鍵盤楽器)をこれから演奏しようとする演奏者に対して、押下すべき鍵(鍵盤の位置)やその押鍵タイミングなどの鍵盤演奏に必要な情報をガイド表示によって指示する演奏ガイド装置及びプログラムが知られている。こうした押下すべき鍵やその押鍵タイミングなどを演奏者に対して指示する演奏ガイド装置としては、例えば下記に示す特許文献1又は2に記載されている装置など種々のものが既に提案されている。その概略を簡単に説明すると、下記特許文献1に記載の装置においては、鍵盤を構成する各鍵にそれぞれ対応する表示素子(例えばLED)が1列をなすようにして線状に複数配設されている表示器を鍵盤近傍に設けておき(こうしたものを便宜的に線状表示器と呼ぶ)、各鍵に対応する表示素子を演奏タイミングにあわせて順次に点灯・消灯することにより、押下すべき鍵及びその押鍵タイミングを指示するようにして演奏ガイドを行っている。一方、下記特許文献2に記載の装置においては、鍵盤を構成する各鍵にそれぞれ対応するように表示体(例えば鍵の長手方向を長辺とする長方形状の液晶表示体、あるいは鍵の長手方向に並べられた複数の表示素子からなる表示体)を複数配設した表示器を鍵盤近傍に設けておき(こうしたものを便宜的に面状表示器と呼ぶ)、各鍵に対応する表示体の表示を開始することにより押下すべき鍵を、演奏タイミングにあわせて押下すべき鍵に向かうようにして表示体上の表示をスクロールすることによって押鍵タイミングを、それぞれ指示するようにして演奏ガイドを行っている。
特開2000−081882号公報 特開2002−372967号公報
しかし、上述したような従来知られた線状に配置した複数の表示素子からなる線状表示器による演奏ガイドは、押下すべき鍵に対応した位置に配置された表示素子を単に押鍵タイミングにあわせて点灯するだけのものであり、次に押鍵すべき鍵やその押鍵タイミングを演奏者が事前に把握しにくいがために、演奏者による演奏操作が表示素子の点灯にあわせて鍵を叩くだけの所謂「もぐらたたき」のような散発的なぎこちない操作になってしまいやすく、演奏者の演奏操作がなかなか滑らかにならず上達しにくい、という問題点があった。他方、上述したような従来知られた複数の表示体からなる面状表示器による演奏ガイドは、演奏者が事前に次に押鍵すべき鍵やその押鍵タイミングを把握しやすいという利点があるが、単にスクロール表示するだけでは面白みに欠けて、特に子供や初心者に楽しく興味をもたせながら鍵盤演奏を続けさせることが非常に困難である、という不都合があった。
また、線状表示器又は面状表示器による従来の演奏ガイドは次に押鍵すべき鍵やその押鍵タイミングを単に知らせるだけであって、より滑らかな演奏を行うための演奏操作である指くぐり、指越え、指寄せなどの特殊な奏法に関するガイド表示を明確に行うことが難しかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、押下すべき鍵やその押鍵タイミングなどの鍵盤演奏に必要な各種情報を、演奏者に対してよりわかりやすくガイド表示するようにした演奏ガイド装置及びプログラムを提供しようとするものである。詳しくは、通常奏法に加えて指くぐりや指越えや指寄せなどの特殊な奏法を含む、鍵盤演奏に必要な情報をガイド表示する際に、現在押下すべき鍵に対応する位置から次に押下すべき鍵に対応する位置へと任意の2次元的軌跡を動的に描くようにしてガイド表示する演奏ガイド装置及びプログラムを提供しようとするものである。
本発明に係る請求項1に記載の演奏ガイド装置は、複数の鍵からなる鍵盤と、前記鍵盤の近傍に設けられた2次元的表示手段と、演奏データを取得する取得手段と、前記取得した演奏データに従い、操作タイミングにあわせて操作対象の鍵を表示するよう前記2次元的表示手段を制御する表示制御手段とを具え、前記表示制御手段は、時間経過に従って現在押下すべき鍵に近接する位置から次に押下すべき鍵に近接する位置へと移動する表示であって、一旦現在押下すべき鍵に近接する位置から離れた後に、次に押下すべき鍵に近接する位置へと近づく任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うよう、前記2次元的表示手段を制御することを特徴とする。
本発明によると、複数の鍵からなる鍵盤の近傍に2次元的表示手段を設けておき、該設けられた2次元的表示手段に操作タイミングにあわせて操作対象の鍵を表示する。この際に、時間経過に従って一旦現在押下すべき鍵に近接する位置から離れた後に、次に押下すべき鍵に近接する位置へと近づく任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うようにした。このようにすると、演奏者は2次元的表示手段に表示されるあたかもボールが弾んでいるような所謂バウンシングボール的な任意の2次元的軌跡を動的に描く表示に従うことにより、次に押下すべき鍵やその押鍵タイミングを感覚的に予測しやすくなる。また、こうした従来にないバウンシングボール的な任意の2次元的な軌跡表示による演奏ガイドを行うことで、演奏者は弾むボールを追いかける感覚で飽きることなく楽しく鍵盤演奏を続けることができるようになる。
本発明に係る請求項4に記載の演奏ガイド装置は、複数の鍵からなる鍵盤と、前記鍵盤の近傍に設けられた2次元的表示手段と、演奏データを取得する取得手段と、前記取得した演奏データに基づいて、指くぐり、指越え、指寄せの少なくとも1つの奏法による演奏態様を決定する決定手段と、前記決定したいずれかの奏法による演奏態様に応じて特定される基準指、固定指、移動指の少なくとも1つの指に対応する鍵の表示態様を、前記奏法以外の演奏態様における次に押下すべき鍵の表示態様とは異なる表示態様で表示するよう前記2次元的表示手段を制御する第1の表示制御手段と、前記取得した演奏データに従い、操作タイミングにあわせて操作対象の鍵を表示するよう前記2次元的表示手段を制御する第2の表示制御手段とを具え、前記第2の表示制御手段は、時間経過に従って次に押下すべき鍵へと移動する任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うよう、前記2次元的表示手段を制御することを特徴とする。これによると、より滑らかな演奏を行うための演奏操作である指くぐり、指越え、指寄せなどの特殊な奏法に関するガイド表示を、演奏者に対してより明確に報知することができるようになる。
本発明は装置の発明として構成し実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
この発明によれば、現在押下すべき鍵に対応する位置から次に押下すべき鍵に対応する位置へと任意の2次元的軌跡を動的に描きながらガイド表示することから、演奏者はあたかもボールが弾んでいくような所謂バウンシングボール的な軌跡表示に従い、次に押下すべき鍵やその押鍵タイミングを感覚的に予測しやすくなる、という効果を奏する。
また、従来にないバウンシングボール的な軌跡表示によってガイド表示するようにしたことで、演奏者は弾むボールを追いかける感覚で飽きることなく楽しく鍵盤演奏を進めることができる、という効果を奏する。
さらに、任意の2次元的軌跡を動的に描きながらガイド表示するようにしたことで、指くぐり、指越え、指寄せなどの特殊な奏法についても、演奏者に対して明確に報知することができるようになる、という効果を奏する。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明に係る演奏ガイド装置を適用した電子鍵盤楽器の全体構成を示したハード構成ブロック図である。本実施例に示す電子鍵盤楽器は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御される。CPU1は、この電子鍵盤楽器全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してROM2、RAM3、検出回路4,5、表示回路6、音源回路7、効果回路8、外部記憶装置10、MIDIインタフェース(I/F)11および通信インタフェース(I/F)12がそれぞれ接続されている。更に、CPU1には、タイマ割込み処理(インタラプト処理)における割込み時間や各種時間を計時するタイマ1Aが接続されている。例えば、タイマ1Aはクロックパルスを発生し、発生したクロックパルスをCPU1に対して処理タイミング命令として与えたり、あるいはCPU1に対してインタラプト命令として与える。CPU1は、これらの命令に従って演奏ガイドなどの各種処理を実行する。
ROM2は、CPU1により実行される各種プログラムや各種データを格納するものである。RAM3は、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。演奏操作子4Aは楽音の音高を選択するための複数の鍵を具えた例えば鍵盤等のようなものであり、各鍵に対応してキースイッチを有しており、この演奏操作子4A(鍵盤等)は演奏者によるマニュアル(手弾き)演奏のために使用できるのは勿論のこと、当該電子鍵盤楽器で使用する音色・効果などの各種演奏パラメータを設定する設定手段、演奏ガイドを行う対象の演奏データを選択する入力手段などとして使用することもできる。検出回路4は、演奏操作子4Aの各鍵の押圧及び離鍵を検出することによって検出出力を生じる。設定操作子(スイッチ等)5Aは、例えばマニュアル演奏に使用する各種演奏パラメータを設定するパラメータ設定スイッチ、演奏ガイドの有無を設定する演奏ガイド設定スイッチ、演奏ガイドを行う対象の演奏データを選択するデータ選択スイッチ、演奏ガイドさせたい演奏パート(例えば、右手パートや左手パートなど)を選択するパート選択スイッチなどがある。勿論、これら以外にも、音高、音色、効果等を選択・設定・制御するために用いる数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいはディスプレイ6Aに表示される所定のポインティングデバイスを操作するために用いるマウスなどの各種操作子を含んでいてよい。検出回路5は、上記各スイッチの操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。
表示回路6は例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイ6Aに、演奏パラメータの種類や設定状態、演奏データの一覧、演奏ガイドする曲の楽譜、あるいはCPU1の制御状態などを表示する。演奏者は該ディスプレイ6Aに表示されるこれらの各種情報を参照することで、マニュアル演奏の際に使用する各種演奏パラメータの設定や演奏ガイドさせたい曲の演奏データの選択などを容易に行うことができる。また、表示回路6は上記したディスプレイ6Aに対する画面表示制御とは別に、面状表示器6Bの表示を制御することによる演奏ガイドを行うことができる。すなわち、ここでは面状表示器6Bを、押下すべき鍵やその押鍵タイミングなどの鍵盤演奏に必要な情報をガイド表示する表示器として用いている。
ここで、上記した面状表示器6Bの具体的な実施形態の一例を示すと、例えば図2に示すようになる。図2は、面状表示器6Bの具体的構成の一実施例を示す概念図である。この実施例に示す面状表示器6Bは、複数の表示素子(この実施例では12個のLED)を鍵の長手方向に1列に並べてなるLED群6Ba(表示体)を、鍵盤4Aを構成する複数の白鍵及び黒鍵の各鍵毎に対応させるようにして鍵盤上部(ここでは鍵の根元部)の本体パネル上などに複数配設した2次元的表示器である。すなわち、マトリクス状に多数のLED(表示素子)を配置してなる表示器である。詳しくは後述するが、本発明に係る演奏ガイド装置においては、この面状表示器6Bの各LED群6Baを構成する複数のLEDのうちのいずれかのLEDを順次に点灯・消灯していくことによって、面状表示器6B上であたかもボールが弾んでいる(バウンドしている)ように見える所謂バウンシングボール的な任意の2次元的軌跡を動的に描く表示(以下、単に軌跡表示とも呼ぶ)を行い、こうしたバウンシングボール的な任意の2次元的軌跡を動的に描く表示に従って押下すべき鍵やその押鍵タイミングなどの鍵盤演奏に必要な情報を演奏ガイドするようにしている(詳しくは、後述する図3〜図6参照)。このように、面状表示器6B上の軌跡表示によって、演奏者自身によるマニュアル演奏を補助する演奏ガイドを行うようにしている。
図1の説明に戻って、音源回路7は複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた、演奏者による演奏操作子4Aの操作に応じて発生される、あるいは演奏データの再生に応じて発生される各種演奏情報を入力し、これらの演奏情報に基づいて楽音信号を発生する。音源回路7から発生された楽音信号は、効果回路8を介して効果付与されてアンプやスピーカなどを含むサウンドシステム9から発音される。この音源回路7と効果回路8とサウンドシステム9の構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。例えば、音源回路8はFM、PCM、物理モデル、フォルマント合成等の各種楽音合成方式のいずれを採用してもよく、また専用のハードウェアで構成してもよいし、CPU1によるソフトウェア処理で構成してもよい。外部記憶装置10は、演奏データ(演奏データファイル)などの各種データ、CPU1が実行する各種制御プログラム等の制御に関するデータなどを記憶する。なお、上述したROM2に制御プログラムが記憶されていない場合には、この外部記憶装置10(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置10はハードディスク(HD)に限られず、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD‐ROM・CD‐RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Disk)等の着脱自在な様々な形態の外部記憶媒体を利用する記憶装置であればどのようなものであってもよい。あるいは、フラッシュメモリなどの半導体メモリのようなものであってもよい。
MIDIインタフェース(I/F)11は、外部接続された他のMIDI機器11A等からMIDI形式の演奏データ(MIDIデータ)を当該電子鍵盤楽器へ入力したり、あるいは当該電子鍵盤楽器からMIDI形式の演奏データ(MIDIデータ)を他のMIDI機器11A等へ出力するためのインタフェースである。他のMIDI機器11Aは演奏者による操作に応じてMIDIデータを発生する機器であればよく、鍵盤型、弦楽器型、管楽器型、打楽器型、身体装着型等どのようなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作形態からなる)機器であってもよい。なお、MIDIインタフェース11は専用のMIDIインタフェースを用いるものに限らず、RS-232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインタフェースを用いてMIDIインタフェース11を構成するようにしてもよい。この場合、MIDIイベントデータ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。MIDIインタフェース11として上記したような汎用のインタフェースを用いる場合には、他のMIDI機器11AはMIDIイベントデータ以外のデータも送受信できるようにしてよい。勿論、演奏データのデータフォーマットはMIDI形式のデータに限らず他の形式であってもよく、その場合はMIDIインタフェース11と他のMIDI機器11Aはそれにあった構成とする。通信インタフェース(I/F)12は、例えばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワークXに接続されており、該通信ネットワークXを介してサーバコンピュータ12Aと接続され、当該サーバコンピュータ12Aから制御プログラムあるいは各種データなどを電子鍵盤楽器側に取り込むためのインタフェースである。すなわち、ROM2や外部記憶装置10(例えば、ハードディスク)等に制御プログラムや各種データが記憶されていない場合には、サーバコンピュータ12Aから制御プログラムや各種データをダウンロードするために用いられる。こうした通信インタフェース12は、有線あるいは無線のものいずれかでなく双方を具えていてよい。
なお、上述した電子鍵盤楽器は演奏操作子4Aやディスプレイ6Aあるいは音源回路7などを1つの装置本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別々に構成され、MIDIインタフェースや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するように構成されたものであってもよいことは言うまでもない。さらに、本発明に係る演奏ガイド装置は上記したような電子鍵盤楽器の形態に限らず、鍵盤を有するものであって、その有する鍵盤で演奏することのできるものであれば、例えばパーソナルコンピュータやカラオケ装置やゲーム装置、携帯電話やPDA等の携帯型通信端末など、どのような形態の装置・機器に適用してもよい。また、電子的に楽音を発生する電子楽器に限らず、演奏データを再生する装置と組み合わせた打弦機構を有する機械式ピアノに適用してもよい。とりわけ、演奏データを再生する装置が組み込まれた自動演奏ピアノに適する。さらに、携帯型通信端末のように、通信ネットワークに接続されるものは端末のみで機能が完結している必要はなく、演奏データをサーバコンピュータからダウンロードあるいはストリーミング再生で受信して演奏ガイドを実行するのにも適している。
次に、図2に示した面状表示器6Bによるガイド表示の具体的な一実施形態について、図3を用いて説明する。図3は、面状表示器6Bによるガイド表示の一実施形態を模式的に示した概念図である。図3(a)は面状表示器6B上のガイド表示の一実施形態を示すものであり、図3(b)はガイド表示の時間的遷移を示すものである。ただし、ここでは説明を理解しやすくするために、音高「C→D→G→E」の順に該当する各鍵を押下するようにガイド表示を行う場合を例にして説明する。なお、図中に記す矢印は、音高「C→D→G→E」の順に該当する各鍵を押下するようにガイド表示を行う場合におけるLED点灯による表示移動の様子(つまり任意の2次元的軌跡を動的に描く表示)を便宜的に表したものであり、各矢印に付された番号1〜4は前記表示移動の順番を表すものである。すなわち、ここに示す実施例においては、演奏開始にあわせた「C」に該当する鍵へのガイド表示を番号1を付した矢印で、「C→D」に該当する鍵へのガイド表示を番号2を付した矢印で、「D→G」に該当する鍵へのガイド表示を番号3を付した矢印で、「G→E」に該当する鍵へのガイド表示を番号4を付した矢印でそれぞれ表すようにしている。
図3(a)に示すように、音高「C→D→G→E」の順に該当する各鍵を押下するようにガイド表示する場合、まず最初に番号1を付した矢印に示すようにして、「C」に該当する鍵に対応するLED群6Baの上方にあるLEDから(「鍵からもっとも離れた位置」にある最上段のLEDからでもよいし、最上段以外の途中にあるどのLEDからであってもよい)、「C」に該当する鍵の押鍵タイミングで「鍵にもっとも近い位置」にある最下段のLEDに点灯状態が到達するようにして、点灯状態が順に降りてくるよう各LEDを順に点灯・消灯するガイド表示を行うことにより、「C」に該当する鍵の演奏ガイドを行う。次に、番号2を付した矢印に示すようにして、「D」に該当する鍵を押鍵する前のタイミングで一旦「C」に該当する鍵に対応するLED群6Ba上方のLEDの途中まで表示(点灯状態)を移動させたのち、「C♯(D♭)」に該当する鍵に対応するLED群6Baの最上段のLEDを介して、「D」に該当する鍵を押すタイミングで「D」に該当する鍵に対応するLED群6Baの途中から最下段のLEDに到達するよう点灯状態が降りてくるように各LEDを順に点灯・消灯していくガイド表示により、「D」に該当する鍵の演奏ガイドを行う。すなわち、時間経過に従って一旦現在押下すべき「C」に該当する鍵に近接する位置から離れた後に次に押下すべき「D」に該当する鍵に近接する位置へと近づく、図示したような任意の2次元的軌跡(ここでは放物線の軌跡)を動的に描くように、各LEDの点灯状態を順次に制御することによりガイド表示を行う。以後、同様に番号3、番号4を付した各矢印に示すような任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うことにより、各鍵の演奏ガイドを行う。このようにして、現在押下すべき鍵から次に押下すべき鍵に向かって同一の高さでボールが弾んでいる(バウンドしている)ような、任意の2次元的軌跡(ここでは放物線の軌跡)を動的に描きながらガイド表示を行う。こうした軌跡表示として、図示したような対称性ある軌跡を描くようにして表示するようにしておくと、次に押下すべき鍵に点灯状態が到達する前であっても、演奏者は途中までの軌跡表示から次に押下すべき鍵のあるだいたいの位置を感覚的に予測しやすくなる。
上記したように、本発明に係る演奏ガイド装置では、面状表示器6B上の各LEDの点灯状態を調整してあたかもボールが弾むようにして移動する所謂バウンシングボール的な2次元的軌跡を動的に描く表示により演奏ガイドを行うようにしているが、現在の鍵から次の鍵までボールがバウンドするような軌跡表示であるバウンド表示の時間が短すぎると、演奏者が該バウンド表示を追いきれずに鍵盤操作が間に合わないことが生じてしまい都合が悪い。そこで、現在の鍵から次の鍵までのバウンド表示の時間が現在の鍵の音符長に比例する軌跡関数を用いて、現在の鍵の音符長が長いときにはなるべく長い時間をかけてバウンド表示するようにしている。例えば、図3(b)に示すように、「C→D→G→E」の順に押下するようにガイド表示する場合において、「C」及び「G」が相対的に音符長の長い四分音符であって、「D」及び「E」が相対的に音符長の短い八分音符であるとすると、番号3を付した矢印に示す音符長の短い「D」から「E」、番号4を付した矢印に示す音符長の短い「E」から「G」へとバウンド表示するまでの時間に比べて、番号2を付した矢印に示す音符長の長い「C」から「D」、点線の矢印に示す音符長の長い「G」からそれ以降に続く任意の音へとバウンド表示するまでの時間のほうが長くなるようにして表示する。これにより、音符長が長い場合は、演奏者は余裕を持って次の鍵への推移を確認することができる。なお、上記バウンド表示のための軌跡関数は音符長とバウンド表示させる時間とが比例するリニア関数であってもよいし、比例しないノンリニア関数であってもよい。
なお、上記バウンド表示の着地点となるLED、つまり次に押下すべき鍵に対応したLED群6Baの最下段のLEDについては、予め任意の2次元的軌跡を動的に描く表示とは異なる別の表示態様(例えば色、明るさ、点滅等)で予告表示しておくとよい。例えば、図3(a)において「D→G」へのガイド表示(番号3を付した矢印参照)を行う際には、鍵「G」に対応したLED群6Baの最下段のLEDを予め点灯しておくなどしておき(ここでは黒く塗りつぶした丸で表現している)、そこが着地点となり次に押下すべき鍵及び押鍵タイミングであることを予告表示するようにしている。
なお、点灯対象とするLEDは、任意の2次元的軌跡上に該当する1個のLEDのみを点灯させるようにしてよいが、1個のみだと点灯する数が少なくて動的に描かれる軌跡表示を滑らかに表示することができない恐れがある場合には、任意の2次元的軌跡上に該当する近い位置にある1又は複数個のLEDを同時に点灯させるようにすると、より滑らかな軌跡表示が可能となってよい。このとき、同時点灯させるLEDの表示態様(例えば明るさ)は同一でなくてもよい。
次に、鍵盤演奏のための演奏ガイドを行うため、上述したようなバウンシングボール的な任意の2次元的軌跡を動的に描く表示(バウンド表示)を面状表示器6B上で行う「演奏ガイド処理」について、図4を用いて説明する。図4は、「演奏ガイド処理」の一実施例を示すフローチャートである。
ステップS1では、演奏者によるデータ選択スイッチ等の操作に応じて演奏ガイドする曲の演奏データファイルを選択し、これを外部記憶装置10等からメモリ(RAM3)に読み込む。ステップS2では、前記読み込んだ演奏データを解析して演奏ガイドデータ(図示せず)を作成する。この演奏ガイドデータはガイド対象の演奏パートについて全曲(全ての音符)にわたって作成される、上記したような任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うためのデータであって、詳しくは軌跡表示データと予告表示データとの2種類のデータからなる。軌跡表示データは、任意の2次元的軌跡の始点位置と移行開始タイミング、任意の2次元的軌跡の終点位置と移行終了タイミング、任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うために適用する軌跡関数の種類(三角波形、放物線、半長楕円等:ただし、後述する軌跡の形状を変える場合のみ)、軌跡関数のパラメータ(バウンドの頂点の高さ等:ただし、後述するバウンド高さを変える場合のみ)などを、曲の演奏時間経過に従って演奏ガイド対象の演奏パートに含まれる音符数分記憶したデータである。すなわち、現在押下すべき鍵に対応する位置から次に押下すべき鍵に対応した位置へと移動する任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うためのデータである。他方、予告表示データは、予告表示の位置、表示開始タイミング、表示終了タイミングを、曲の演奏時間経過に従って演奏ガイド対象の演奏パートに含まれる音符数分記憶したデータである。すなわち、次に押下すべき鍵に対応した位置を、予め前もって表示しておくためのデータである。こうした演奏ガイドデータを作成する処理についての詳細な説明は、後述する(後述する図5参照)。
ステップS3では、演奏ガイドを行うよう指示された演奏パートについて前記作成された演奏ガイドデータに基づき面状表示器6Bにガイド表示する。すなわち、まず予告表示データに基づいて、表示開始タイミングにあわせて予告表示の位置に対応するLEDを軌跡表示とは別の表示態様で点灯させておく。そして、軌跡表示データに基づいて、移行開始タイミングにあわせて軌跡の始点位置に対応するLEDを点灯し、時間経過に従って軌跡関数計算により発生された座標位置に対応した位置にあるLEDを順次に点灯し(1個のLEDの点灯に伴いその前に点灯したLEDの消灯もあわせて行うとよい)、移行終了タイミングにあわせて予め予告表示されていた終点位置に対応するLEDの表示態様を軌跡表示の表示態様にあわせて表示変更する。このようにして、演奏ガイドを行うよう指示された演奏パートについては前記軌跡表示データに基づきガイド表示し、他方演奏ガイドを行うよう指示されていない演奏パートについては該当する演奏データに基づき自動演奏する。これにより、演奏者は自動演奏にあわせて面状表示器6B上に表示される動的に描かれる任意の2次元的軌跡によるガイド表示に従うことにより、所望の曲の所望の演奏パートに関する鍵盤操作を行うことができるようになる。
次に、上述した「演奏ガイド処理」において実行する「演奏ガイドデータ」の作成処理(図4のステップS2参照)について説明する。図5は、「演奏ガイドデータ作成処理」の一実施例を示すフローチャートである。なお、ここでは説明を理解し易くするために、音高「C→D→G→E」に該当する各鍵を順に押下するようにしてガイド表示する場合(図3(a)参照)を適宜に参照しながら説明する。
ステップS11は、最初に押下すべき鍵の音符について、上から降りてくる軌跡表示データと、予告表示データを作成し記憶する。すなわち、ここでは演奏開始時のガイド表示として番号1を付した軌跡表示を行うための軌跡表示データ、及び最初に押下すべき「C」に対応する鍵を予告表示する予告表示データとを作成する。ステップS12は、次に押下すべき鍵の音符について、予告表示データを作成する。例えば、次に押下すべき「D」に対応する鍵を予告表示する予告表示データを作成する。ステップS13は、演奏データに基づき、軌跡の開始位置である始点及び軌跡の終了位置である終点の各パラメータを決定する。ステップS14は、必要に応じて演奏態様に応じた軌跡関数の種類・パラメータを決定する。詳しくは後述するが、軌跡関数の種類については軌跡の形状を変える場合のみに(後述する図6(d)参照)、軌跡関数のパラメータについては軌跡の頂点の高さを変える場合のみに(後述する図6(a)〜(c)参照)、それぞれ決定する。ステップS15は、こうして作成された軌跡表示データ及び予告表示データ(つまり演奏ガイドデータ)を記憶する。このようにして、現在または次に押下すべき鍵の演奏態様に応じて表示される軌跡の表示形態を決定し、決定された表示形態でガイド表示する演奏ガイドデータを作成する。ステップS16は、選択された演奏データの全ての音符について上記処理が終了したか否かを判定する。全ての音符について終了したと判定した場合には(ステップS16のYES)、当該処理を終了する。一方、全ての音符について終了していないと判定した場合には(ステップS16のNO)、ステップS12の処理に戻って上記ステップS12〜ステップS16までの処理を繰り返し行う。
ガイド表示の表示形態は上述した実施例(図3(a)参照)に限らず、他の表示形態であってよい。そこで、図6にガイド表示の他の実施形態のいくつかを例示する。この図6に示す各図は、面状表示器6Bによるガイド表示の他の表示形態を示す概念図である。ただし、ここでも説明を理解しやすくするために、「C→D→G→E」の順に該当する各鍵を押下するようにガイド表示を行う場合を例にしている。
図6(a)に示すガイドの表示形態は、現在の鍵と次の鍵との音程(音高差)に応じて、バウンドの高さ(頂点位置)を変えるようにしてガイド表示するようにしたものである。例えば、「C→D」(番号2を付した矢印)の場合は2半音、「D→G」(番号3を付した矢印)の場合は5半音、「G→E」(番号4を付した矢印)の場合は3半音、それぞれ離れているので、その離れている分だけの音程にあわせてバウンドの高さを高い順から「C→D」>「G→E」>「D→G」とするようにして軌跡表示する。このような軌跡表示を行うことにより、演奏者は軌跡上昇時の角度や最高点(頂点位置)の高さにより、感覚的に移行先である次に押下すべき鍵をおおまかに予測することができる。つまり、演奏者は、角度が垂直に近くかつ最高点も高い場合には現在押下すべき鍵から音程がそれほど離れていない鍵が移行先の鍵であると予測することができ、反対に角度が水平に近くかつ最高点も低い場合には現在押下すべき鍵から音程が離れている鍵が移行先の鍵であると予測することができる。また、こうした表示によると、いろいろな高さに弾むようにして演奏ガイドされるために、見ていて楽しく飽きない。したがって、子供や初心者に対しても、楽しく興味をもたせながら鍵盤演奏を続けさせることができるようになる。
図6(b)に示すガイドの表示形態は、次の鍵の押鍵強さに応じて、バウンドの高さ(頂点位置)を変えてガイド表示するようにしたものである。例えば、押鍵強さが強い順にE>G>Dとした場合、バウンドの高さを高い順に「G→E」(番号4を付した矢印)>「D→G」(番号3を付した矢印)>「C→D」(番号2を付した矢印)とするようにして軌跡表示する。このような軌跡表示を行うことにより、演奏者は軌跡上昇時の角度や最高点(頂点位置)の高さにより、感覚的に移行先の鍵をどの程度の強さで押鍵すればよいか押鍵強さをおおまかに予測することができる。つまり、演奏者は、角度が垂直に近くかつ最高点も高い場合には移行先である次に押下すべき鍵に対する押鍵強さを強くすることを予測することができ、反対に角度が水平に近くかつ最高点も低い場合には移行先である次に押下すべき鍵に対する押鍵強さを弱くすることを予測することができるようになる。また、こうした表示によると、いろいろな高さに弾むようにして演奏ガイドされるために、見ていても楽しい。
図6(c)に示すガイドの表示形態は、次の鍵の押鍵強さに応じて、バウンドの着地点(押鍵タイミングにあわせて点灯する位置に該当する)の高さを変えて表示するようにしたものである。例えば、押鍵強さを強い順にE>G>Dとした場合、バウンドの着地点の高さを高い順に「G→E」(番号4を付した矢印)>「D→G」(番号3を付した矢印)>「C→D」(番号2を付した矢印)とするようにして軌跡表示する。このような表示を行うことにより、演奏者は感覚的に推移する音符間の音の強さの関係を予測しやすくなる。例えばクレッシェンドなら徐々に着地点が高くなっていくし、デクレッシェンドなら徐々に着地点が低くなっていく(つまり階段状の表示となる)。また、こうした表示によっても、いろいろな高さに弾むようにして演奏ガイドされるために、見ていても楽しい。
なお、この場合には、いつ着地したかがわかりにくい、つまりどの位置で実際に鍵を押下してよいのか押鍵タイミングがわかりにくいので、着地予定である次の鍵及びその押鍵タイミングとするLEDを予め他の表示態様(例えば色、明るさ、点滅等)により表示しておくようにするとよい(図中黒く塗りつぶした丸参照)。さらに、着地予定である次の鍵に対応するLED群6Baのうちの最下段のLEDについても、同様に更に他の表示態様で予め表示しておくようにしておくとよい(図中斜線を付した丸参照)。
図6(d)に示すガイドの表示形態は、現在押下すべき鍵と次に押下すべき鍵との間における演奏方法(例えばスタッカート、テヌート、普通等)に応じて、軌跡の形状をそれぞれ変えて表示するようにしたものである。例えば、「C→D」(番号2を付した矢印)の場合は普通の奏法なので上述したような放物線、「D→G」(番号3を付した矢印)の場合はスタッカート気味の奏法なので三角波形、「G→E」(番号4を付した矢印)の場合はテヌート気味の奏法なので半長楕円とするなどして軌跡表示を行う。特に、演奏のイメージと軌跡の形状のイメージが一致又は類似するようにして表示するとよい。すなわち、図6(d)においては、スタッカートは鋭いイメージの演奏なので三角波形を用い、テヌートは丸いイメージの演奏なので半長楕円を用いて表示するようにしている。このような軌跡表示を行うことにより、演奏者は感覚的に奏法を大まかに把握することが容易にできるようになる。また、こうした表示によっても、いろいろな形状で弾むようにして演奏ガイドされるために、見ていても楽しい。
本発明に係る演奏ガイド装置では、図2に示した面状表示器6B上に任意の2次元的軌跡を動的に描くことによって、上述したような一般的な演奏操作である通常の奏法に関する演奏ガイドを行うことができるだけでなく、より滑らかな演奏を行うための演奏操作である「指くぐり」、「指越え」、「指寄せ」などの特殊な奏法に関する演奏ガイドを行うことのできるようにしている。そこで、面状表示器6Bによる指くぐり/指越え/指寄せなどの特殊な奏法に関するガイド表示について、図7〜図9A及び図9Bを用いて説明する。ただし、説明を理解し易くするために、以下では右手の演奏ガイドを行う場合を例にして説明する。
図7は、面状表示器6Bによる指くぐり/指越え/指寄せなどの特殊な奏法に関するガイド表示の一実施形態を模式的に示した概念図である。図中に記す矢印は、演奏順に該当する各鍵を押下するようにガイド表示を行う場合におけるLED点灯による表示移動の様子(つまり任意の2次元的軌跡を動的に描く表示)を便宜的に表したものであり、各矢印に付された番号1〜4は前記表示移動の順番を表す。なお、指くぐり/指越え/指寄せなどの特殊な奏法に関するガイド表示を行う場合には、押下すべき鍵に近接する位置として、LED群6Baのうちの最下段のLEDを演奏タイミングにあわせて点灯させるように表示するのではなく、例えば図示のように下から5段目にある途中のLEDを演奏タイミングにあわせて点灯すようにしておく(これをここでは基準段と呼ぶ)。
図7(a)に示すように、例えば音高「C→D→E→F」の順に該当する各鍵を押下するようにしてガイド表示する場合、番号4を付した矢印に示すガイド表示が「指くぐり」の演奏ガイドに該当し、その他のガイド表示は通常の奏法の演奏ガイドに該当する。まず、番号1を付した矢印に示すようにして、「C」に該当する鍵に対応するLED群6Baの上方にあるLED(最上段のLED又は最上段から基準段までの途中にあるいずれかのLED)から、「C」に該当する鍵の押鍵タイミングで基準段のLEDに点灯状態が到達するように、点灯状態が順に降りてくるよう各LEDを順に点灯・消灯して、「C」に該当する鍵の演奏ガイドを行う。この「C」の鍵は、親指で押下させる。こうした操作対象の指の表示はディスプレイ6Aに表示させたり、あるいは予め各指毎に割り当てた色でLEDを点灯させるなど適宜のどのようなやり方であってよい。次に、番号2及び番号3を付した矢印に示すようにして、時間経過に従って一旦現在押下すべき鍵に近接する位置(基準段)から離れた後に次に押下すべき鍵に近接する位置(基準段)へと近づく任意の2次元的軌跡を動的に描くように各LEDの点灯状態を順次に制御することにより、「D」「E」に該当する鍵の演奏ガイドを順次に行う。この「D」の鍵は人指し指で、「E」の鍵は中指でそれぞれ押下させる。
次に、番号4を付した矢印に示すようにして、「F」に該当する鍵を押鍵する前のタイミングで、「C」に該当する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDから表示を開始し、ここから一旦下方向に降りた後に「F」に該当する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDに向かう任意の2次元的軌跡を動的に描くようにして、「C」「C♯(D♭)」「D」「D♯(E♭)」「E」「F」に該当する鍵に対応する各LED群6Baの基準段より下方の各LEDの点灯状態を順次に制御することにより、「指くぐり」による「F」に該当する鍵の演奏ガイドを行う。すなわち、直近に操作された「E」に該当する鍵に対するガイド表示の終了位置と次に押下すべき「F」に該当する鍵に対するガイド表示の開始位置とが連続しておらず、「指くぐり」動作させる親指で直近に操作した「C」に該当する鍵に近接する位置(基準段)から、時間経過に従って鍵に向かう方向(下方)へと離れた後に次に押下すべき「F」に該当する鍵に近接する位置へと近づく、図示したような任意の2次元的軌跡を動的に描くようにしてガイド表示を行う。このように、基準段よりも下方を移動するガイド表示により、次に鍵を押下すべき指が他の指の下をくぐる「指くぐり」の奏法で演奏することを視覚的にわかりやすく表示する。
図7(b)に示すように、例えば音高「F→E→D→C」の順に該当する各鍵を押下するようにしてガイド表示する場合、番号4を付した矢印に示すガイド表示が「指越え」に該当する。番号1〜3を付した「F」「E」「D」に該当する鍵の演奏ガイドについては、既に説明したようにして任意の2次元的軌跡を動的に描くように各LEDの点灯状態を制御する。この際に、「F」の鍵は中指で、「E」の鍵は人指し指で、「D」の鍵は親指でそれぞれ押下させる。次に、番号4を付した矢印に示すような任意の2次元的軌跡を動的に描くようにして、「F」「E」「D♯(E♭)」「D」「C♯(D♭)」「C」に該当する鍵に対応する各LED群6Baの各LEDの点灯状態を順次に制御するガイド表示により、「指越え」による「C」に該当する鍵の演奏ガイドを行う。すなわち、直近に操作された「D」に該当する鍵に対するガイド表示の終了位置と次に押下すべき「C」に該当する鍵に対するガイド表示の開始位置とが連続しておらず、「指越え」動作させる中指で直近に操作した「F」に該当する鍵に近接する位置(基準段)から、時間経過に従って上方へと移動して次に押下すべき「C」に該当する鍵に近接する位置(基準段)へと近づく、任意の2次元的軌跡を動的に描くようにしてガイド表示を行う。このように、直近に操作した鍵をまたぐように移動するガイド表示により、次に鍵を押下すべき指が直近に鍵を押下した指の上をまたぐ「指越え」の奏法で演奏することを視覚的にわかりやすく表示する。
図7(c)に示すように、例えば音高「E→D→C→D」の順に該当する各鍵を押下するようにしてガイド表示する場合、番号4を付した矢印に示すガイド表示が「指寄せ」に該当する。番号1〜3を付した「E」「D」「C」に該当する鍵の演奏ガイドについては、既に説明したようにして任意の2次元的軌跡を動的に描くように各LEDの点灯状態を制御する。この際に、「E」の鍵は中指で、「D」の鍵は人指し指で、「C」の鍵は親指でそれぞれ押下させる。次に、番号4を付した矢印に示すような任意の2次元的軌跡を動的に描くようにして、「G」「F♯(G♭)」「F」「E」「D♯(E♭)」「D」に該当する鍵に対応する各LED群6Baの各LEDの点灯状態を順次に制御するガイド表示により、「指寄せ」による「D」に該当する鍵の演奏ガイドを行う。すなわち、直近に操作された「C」に該当する鍵に対するガイド表示の終了位置と次に押下すべき「D」に該当する鍵に対するガイド表示の開始位置とが連続しておらず、「指寄せ」動作させる小指がだいたい位置するであろう「G」に該当する鍵に近接する位置(基準段)から、時間経過に従って上方へと移動して次に押下すべき「D」に該当する鍵に近接する位置(基準段)へと近づく、任意の2次元的軌跡を動的に描くようにしてガイド表示を行う。このように、直近に操作された鍵から離れるのではなく寄ってくるようにして基準段よりも上方を移動するガイド表示により、次に鍵を押下すべき指が直近に操作された指に寄る「指寄せ」の奏法で演奏することを視覚的にわかりやすく表示する。
図8は、「演奏ガイドデータ作成処理」の他の実施例を示すフローチャートである。この図8に示す処理は上述した「演奏ガイド処理」で実行される処理であり(図4のステップS2参照)、通常の奏法に関するガイド表示と共に、指くぐり/指越え/指寄せなどの特殊な奏法に関するガイド表示を行うための演奏ガイドデータを作成する。
ステップS21は、最初に押下すべき鍵の音符について、上から降りてくる軌跡表示データと予告表示データを作成し記憶する。ステップS22は、次に押下すべき鍵の音符について、予告表示データを作成する。ステップS23は、運指データに基づき、通常/指くぐり/指越え/指寄せ奏法のいずれかを決定する。該奏法決定は、例えば演奏データ中にあらかじめ含まれているあるいは演奏データから求めた、各音符をどの指で演奏するかを示す運指データに基づき、以下に示すような各種の奏法決定ルールに照らし合わせることによる。右手演奏の場合、例えば第1に親指以外で演奏すべき音符の次の音符が、前記親指以外で演奏すべき音符よりも高音かつ親指で演奏すべきときは「指くぐり」奏法と決定する。第2に親指で演奏すべき音符の次の音符が、前記親指で演奏すべき音符よりも低音かつ親指以外で演奏すべきときは「指越え」奏法と決定する。第3に親指で演奏すべき音符の次の音符が、前記親指で演奏すべき音符に近い高音かつ親指から離れた指(例えば薬指や小指)で演奏すべきときは「指寄せ」奏法と決定する。なお、奏法決定ルールは上記した以外のルールであってよい。また、奏法決定ルールに基づいて奏法を決定するものに限らず、演奏データ中にあらかじめ奏法を示す奏法データを含ませておき、これを参照して奏法を決定するようにしてもよい。
ステップS24では、演奏データに基づき、軌跡の開始位置である始点・軌跡の終了位置である終点の各パラメータを決定する。例えば指くぐり/指越え/指寄せのいずれかの奏法と決定された場合には、該奏法にて演奏操作すべき鍵の演奏タイミングよりも所定時間前(一定時間でもよいし、前の音符の音長等に応じて異なる時間でもよい)の時点から、親指、固定指、移動指のいずれか1つまたは複数に該当する指が既に位置している鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDを所定の表示態様で点灯させるとともに、そこからくぐる、越える、寄せる指で押下する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDまで軌跡を描くように始点及び終点の各パラメータを決定する。なお、通常奏法の場合は、既に説明済みの決定方法でよい(図5のステップS13参照)。ステップS25では、必要に応じて演奏態様に応じた軌跡関数の種類・パラメータを決定する。ステップS26では、こうして作成された軌跡表示データ及び予告表示データ(つまり演奏ガイドデータ)を記憶する。そして、選択された演奏データの全ての音符について上記処理が終了したか否かの判定に従い(ステップS27)、当該処理を終了(ステップS27のYES)、又は上記ステップS22〜ステップS27までの処理を繰り返し行う(ステップS27のNO)。
通常の奏法と特殊奏法とを混在させてガイド表示する場合に、通常の奏法と特殊奏法の表示態様が同じであると演奏者に混乱を与える恐れがあることから、表示態様を工夫する必要がある。そこで、図9A及び図9Bに特殊奏法に関するガイド表示の表示態様をいくつか具体的に列挙する。ただし、ここでは、軌跡表示による特殊奏法に関するガイド表示(番号4を付した矢印)を行う前に、基準指、固定指、移動指を他の指とは異なる表示態様で表示することで、通常の奏法と特殊奏法とを区別できるようにした例を示し、各図の左に「指くぐり」(図7(a)参照)、中央に「指越え」(図7(b)参照)、右に「指寄せ」(図7(c)参照)の各表示態様を示している。なお、図中に記す小文字の英字a〜eは指番号であって、ここでは右手の親指から順に各指に対して「a」〜「e」をそれぞれ割り当てている。また、ここでは図示の都合上、既に終了したガイド表示の際に点灯されたLEDを再点灯して使用する場合を、便宜的に表示位置をずらして図示している。
図9A(a)は基準指とした親指をその他の指とは異なる表示態様で表示する例であり、親指aで操作する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色を、他の指b〜指eで操作する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色とは異ならせて表示する(図では塗りつぶしで示す)。ここで、基準指とは演奏ガイドの上で注目すべき特徴的な指であって、ここでは親指基準としたがこれに限らない。図9A(b)は固定指とする直近に操作したいずれかの指をその他の指とは異なる表示態様で表示する例であり、指くぐりの場合には直近に操作した中指c、指越え又は指寄せの場合には直近に操作した親指aが固定指であり、これらの指で操作されている鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色を他の指とは異ならせて表示する(図では網目模様で示す)。図9A(c)は移動指とする特殊奏法により次に操作すべきいずれかの指をその他の指とは異なる表示態様で表示する例であり、指くぐりの場合には親指a、指越えの場合には中指c、指寄せの場合には小指eが移動指であり、これらの指で操作済みの直近の鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色、及び移動先の次に押下すべき鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色を他の指とは異ならせて表示する(図では点線円で囲むで示す)。
次に、図9Bに示す表示態様は、上記図9Aに示した各表示態様を適宜に組み合わせて適用するようにしたものである。図9B(a)は親指(基準指)と固定指とを同時にその他の指とは異なる表示態様で表示する例であり、指くぐりに示すように親指aが基準指と固定指とを兼ねていない場合には、親指aで操作する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色と、中指c(固定指)で操作されている鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色とを、それぞれ他の指とは異ならせて表示する(図では親指を塗りつぶしで、固定指を網目模様で示す)。一方、指越え又は指寄せに示すように親指aが基準指と固定指とを兼ねる場合には、親指aで操作する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色のみを他の指とは異ならせて表示する(図では塗りつぶした網目模様で示す)。図9B(b)は親指(基準指)と移動指とを同時にその他の指とは異なる表示態様で表示する例であり、上記図9B(a)に示した例と同様にして、親指(基準指)が移動指を兼ねるか否かに応じて、1乃至複数の該当する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色を他の指とは異ならせて表示する(図では親指を塗りつぶしで、移動指を点線円で囲むで示す)。図9B(c)は固定指と移動指とを同時にその他の指とは異なる表示態様で表示する例であり、この場合には固定指が移動指を兼ねることはないので、図示のように複数の該当する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色をそれぞれ他の指とは異ならせて表示する(図では固定指を網目模様で、移動指を点線円で囲むのみ)。図9B(d)は親指(基準指)と固定指と移動指とを同時にその他の指とは異なる表示態様で表示する例であり、上記図9B(a)又は図9(b)に示した例と同様にして、親指(基準指)が固定指又は移動指のいずれかを兼ねるか否かに応じて、図示のように複数の該当する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色をそれぞれ他の指とは異ならせて表示する(図では親指を塗りつぶしで、固定指を網目模様で、移動指を点線円で囲むで示す)。
なお、上記したような親指(基準指)、固定指、移動指を表す表示態様として、該当する鍵に対応するLED群6Baの基準段のLEDの点灯色をその他の指とは異ならせることに限らず、明るさ、点滅パターンなどを異ならせるようにしてもよい。また、基準指、固定指、移動指の各表示態様についても上記のようにして互いに異ならせることは言うまでもない。
なお、上記のように1つの指が基準指、固定指、移動指の複数を兼ねるような場合には、兼ねている複数の前記種類をすべて表す表示態様で表示するのが望ましい。例えば、基準指と移動指とを1つの指が兼ねる場合、基準指であることを色の違いにより、かつ移動指であることを点滅パターンで表すなどのようにするとよい。
なお、指くぐり/指越え/指寄せなどの特殊奏法に関するガイド表示として、任意の2次元的軌跡を動的に描く際の表示態様を通常奏法の表示態様とは異ならせて表示するようにしてよいことは言うまでもない。
以上のように、演奏データに基づいて指くぐり/指越え/指寄せの少なくとも1つの特殊な奏法を決定し、該奏法における親指(基準指)、固定指、移動指の少なくとも1つの指で操作する鍵に対応するLEDの表示を、通常の奏法で操作する他の鍵に対応するLEDの表示とは異ならせるとともに、指くぐり/指越え/指寄せにより移動するように動作させる指について、2次元的軌跡を動的に描くようにして表示する。これにより、通常の奏法に加えて指くぐり/指越え/指寄せなどの特殊な奏法をガイド表示により演奏者に対して報知することができるようになる。
なお、上述した実施例では面状表示器6Bの構成として、複数(ここでは12個)のLEDを鍵の長手方向に1列に並べたLED群6Baを各鍵毎に対してそれぞれ配列した形状のものを設けたものを示したが、これに限らない。例えば、各鍵毎に複数列のLED群6Baを割り当ててもよいし、ドットマトリクス型のLED表示器でもよいし、LCD表示器でもよいし、これら以外の表示器であってもよい。勿論、こうした表示素子の密度を高くすれば高くするほど、より滑らかな軌跡表示が可能となるのでよいことは言うまでもない。したがって、面状表示器6Bを一枚の大型パネル等からなるLCD表示器などで構成してもよい。ただし、こうした場合にはより滑らかな表示が可能となる一方でコスト高であることから、上述した実施例に示したような面状表示器6Bの構成の方がコストが安く済み有利である。
なお、半透明の部材で構成した各鍵の内部に上記したLED群6Baなどを配置しておき、鍵の本体部分でガイド表示するようにしてもよい。
なお、軌跡表示データのデータ構成としては、上記例示した構成のもの(つまり始点位置+移行開始タイミング、終点位置+移行終了タイミング、軌跡関数の種類及びパラメータを音符分持ったもの)に限らない。また、軌跡表示データを、予め演奏データの再生に先立ってすべての音符について作成しガイド表示するものに限らず、演奏データを再生しながら、さらには少しずつ先読みした演奏データに基づき軌跡表示データを作りつつガイド表示するようにしてもよい。
なお、軌跡として残像が出現する表示となるように、各LEDの点灯・消灯を制御するようにするとよい。
なお、押下すべき鍵に近接する位置として、LED群6Baのうちの最下段のLEDを点灯させるものに限らず、下から2段目以上のLEDを近接する位置として点灯させてもよい。
なお、指くぐり/指越え/指寄せの全てを表示可能なものに限らず、これらのうちのいずれか1つ以上を表示可能であればよい。また、2つ以上を表示可能な場合、表示する1または複数の奏法を演奏者が選択できる(すなわち、いずれかの奏法については表示しないよう選択できる)ようにしてもよい。指くぐりを表示しない場合には、面状表示器6Bの上下方向における途中の段を演奏タイミングに一致させて点灯させる基準段とせず、最下位の段を演奏タイミングに一致させて点灯させる基準段としてもよい。
なお、親指(基準指)、固定指、移動指の全てを表示可能なものに限らず、これらのうちのいずれか1つ以上を表示可能であればよい。また、2つ以上を表示可能な場合、表示する1または複数の指種類を演奏者が選択できる(すなわち、いずれかの指種類については表示しないよう選択できる)ようにしてもよい。また、各指種類の表示態様を、演奏者が設定できるようにしてもよい。
この発明に係る演奏ガイド装置を適用した電子鍵盤楽器の全体構成を示したハード構成ブロック図である。 面状表示器の具体的構成の一実施例を示す概念図である。 面状表示器によるガイド表示の一実施形態を模式的に示した概念図であり、図3(a)はガイド表示の一実施形態を示し、図3(b)はガイド表示の時間的遷移を示す。 演奏ガイド処理の一実施例を示すフローチャートである。 演奏ガイドデータ作成処理の一実施例を示すフローチャートである。 面状表示器によるガイド表示の他の実施形態を模式的に示した概念図であり、図6(a)は音程に応じてバウンドの高さを変えて表示するもの、図6(b)は次の鍵の押鍵強さに応じてバウンドの高さを変えて表示するもの、図6(c)は次の鍵の押鍵強さに応じてバウンドの着地点の高さを変えて表示するもの、図6(d)は現在の鍵と次の鍵との間の演奏方法に応じて軌跡の形状を変えて表示するものである。 面状表示器による特殊な奏法に関するガイド表示の一実施形態を模式的に示した概念図である。 演奏ガイドデータ作成処理の他の実施例を示すフローチャートである。 特殊奏法に関するガイド表示の表示態様の一実施例を示す概念図である。 特殊奏法に関するガイド表示の表示態様の他の実施例を示す概念図である。
符号の説明
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4、5…検出回路、4A…演奏操作子、5A…設定操作子、6…表示回路、6A…ディスプレイ、6B…面状表示器、6Ba…LED群、7…音源回路、8…効果回路、9…サウンドシステム、10…外部記憶装置、11…MIDIインタフェース、11A…MIDI機器、12…通信インタフェース、12A…サーバコンピュータ、X…通信ネットワーク、1D…通信バス(データ及びアドレスバス)

Claims (7)

  1. 複数の鍵からなる鍵盤と、
    前記鍵盤の近傍に設けられた2次元的表示手段と、
    演奏データを取得する取得手段と、
    前記取得した演奏データに従い、操作タイミングにあわせて操作対象の鍵を表示するよう前記2次元的表示手段を制御する表示制御手段と
    を具え、
    前記表示制御手段は、時間経過に従って現在押下すべき鍵に近接する位置から次に押下すべき鍵に近接する位置へと移動する表示であって、一旦現在押下すべき鍵に近接する位置から離れた後に、次に押下すべき鍵に近接する位置へと近づく任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うよう、前記2次元的表示手段を制御することを特徴とする演奏ガイド装置。
  2. 前記表示制御手段は、次に押下すべき鍵に近接する位置を、任意の2次元的軌跡を動的に描く表示とは異なる表示態様で予め表示しておくことを特徴とする請求項1に記載の演奏ガイド装置。
  3. 前記表示制御手段は、現在または次に押下すべき鍵への演奏態様に応じて、異なる表示態様で任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うよう、前記2次元的表示手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の演奏ガイド装置。
  4. 複数の鍵からなる鍵盤と、
    前記鍵盤の近傍に設けられた2次元的表示手段と、
    演奏データを取得する取得手段と、
    前記取得した演奏データに基づいて、指くぐり、指越え、指寄せの少なくとも1つの奏法による演奏態様を決定する決定手段と、
    前記決定したいずれかの奏法による演奏態様に応じて特定される基準指、固定指、移動指の少なくとも1つの指に対応する鍵の表示態様を、前記奏法以外の演奏態様における次に押下すべき鍵の表示態様とは異なる表示態様で表示するよう前記2次元的表示手段を制御する第1の表示制御手段と、
    前記取得した演奏データに従い、操作タイミングにあわせて操作対象の鍵を表示するよう前記2次元的表示手段を制御する第2の表示制御手段と
    を具え、
    前記第2の表示制御手段は、時間経過に従って次に押下すべき鍵へと移動する任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うよう、前記2次元的表示手段を制御することを特徴とする演奏ガイド装置。
  5. 前記2次元的表示手段の表示範囲を所定段により分割し、前記第2の表示制御手段は前記決定された演奏態様が指くぐりによる場合と指くぐり以外による場合とで、前記所定段から一旦離れた後に前記所定段へと戻る任意の2次元的軌跡を動的に描く表示をそれぞれ異なる前記分割した表示範囲で行うよう、前記2次元的表示手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の演奏ガイド装置。
  6. コンピュータに、
    演奏データを取得する手順と、
    前記取得した演奏データに従い、時間経過に従って現在押下すべき鍵に近接する位置から次に押下すべき鍵に近接する位置へと移動する表示であって、一旦現在押下すべき鍵に近接する位置から離れた後に、次に押下すべき鍵に近接する位置へと近づく任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うよう、複数の鍵からなる鍵盤の近傍に設けられた所定の2次元的表示手段を制御する手順と
    を実行させるためのプログラム。
  7. コンピュータに、
    演奏データを取得する手順と、
    前記取得した演奏データに基づいて、指くぐり、指越え、指寄せの少なくとも1つの奏法による演奏態様を決定する手順と、
    前記決定したいずれかの奏法による演奏態様に応じて特定される基準指、固定指、移動指の少なくとも1つの指に対応する鍵の表示態様を、前記奏法以外の演奏態様における次に押下すべき鍵の表示態様とは異なる表示態様で表示するよう前記2次元的表示手段を制御する手順と、
    前記取得した演奏データに従い、時間経過に従って次に押下すべき鍵へと移動する任意の2次元的軌跡を動的に描く表示を行うよう、前記2次元的表示手段を制御する手順と
    を実行させるためのプログラム。
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