JP2006292348A - 被処理物の炉内搬入・搬出方法 - Google Patents

被処理物の炉内搬入・搬出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有害物質をバッチ炉で熱処理して無害化し、処理後にクリーンルームへと台車によって搬送されてくる物が完全に無害化され、クリーンルームが有害物質によって汚染されることがない被処理物の炉内搬入・搬出方法を提供する。
【解決手段】被処理物が格納される部屋1と加熱処理炉2とが入口扉4により区画され、炉と処理物が炉から搬出される場所3とが出口扉5によって区画されており、部屋内で、入口台車フレーム上の台板の上に被処理物を載せ、扉4から炉内へと搬送し、該炉内にある支柱昇降装置の支柱で台板を上昇させて台車フレームと台板とを離し、台車フレームを扉4から部屋へと戻し、その後、扉4を閉じた状態で被処理物を熱処理し、その後、扉5を開けて該扉から出口台車フレームを炉内に移動し、この上に台板を載せて扉5から台板と処理物とを搬出場所へと搬出する。
【選択図】図1−A

Description

本発明は、有害物質(有害ガスの発生物質も含む)を含む被処理物を加熱処理炉で熱処理によって無害化する際に利用できる簡便な被処理物の炉内搬入・搬出方法に関する。
従来より、物質を構成している有害物質或いは物質に付着している有害物質を1,000℃程度の高温で熱処理して無害化することが行われているが、その場合に使用する処理炉の一つとしてバッチ炉がある。この際に、バッチ炉へ被処理物を搬送して熱処理する簡便な方式として、台車による搬送方法がある。具体的には、台車に、上記したような有害物質を含む被処理物を積載して炉内へと搬送し、炉内で被処理物を熱処理することで有害物質を無害化し、その後、無害化された処理物を台車で、本来は有害物質が存在していない場所(以下、クリーンルームと呼ぶ。しかし、必ずしも部屋である必要はない)に搬出して処理することが行われている。
しかしながら、従来の台車搬送方法の場合には、下記に述べるように、台車が有害物質で汚染された状態でクリーンルームへ搬出されてしまう危険性があった。従来の方法では、有害物質を含む被処理物を台車に積載する際に有害物質の飛散等によって、台車フレームや車輪等が汚染されることが起こるため、被処理物とともに、汚染された台車を処理炉内で熱処理している。しかし、台車フレームや車輪等は耐熱性材料で形成されてはいるものの、その材質による制限から、これらを被処理物のように1,000℃といった高温で加熱処理することはできない。そのため、十分な熱処理がなされずに汚染された有害物質が完全に無害化されない場合があり、汚染された状態の台車がクリーンルームに搬出されてしまうことが推定される。
図5は、台車で被処理物の搬入・搬出を行う台車式バッチ炉の、極く一般的な一例を示す概略断面である。図5に示す如く、台車式バッチ炉では、台車上面の上方に配置されている燃焼室は、熱処理に必要な高温度にまで加熱できる構造となっているが、台車上面よりも下方側は、その形成材料による制約から、設定した所定温度以上には加熱されない構造になるように構成されている。特に台車フレームよりも下方側の部分は、高温部分でも約300℃以上には到達しない構造となっている。
又、図6−A〜図6−Cは、上記したような従来の一般的な台車式バッチ炉を使用して被処理物を加熱処理する場合のシステム例を示す。下記に述べるように、このシステムの場合は、有害物質を含む被処理物を加熱処理しようとしても、被処理物が格納されており、該被処理物を台車に積載する有害物質が存在する状態の部屋1(以下、汚染ルーム1)と、加熱処理後の処理物(以下、処理物という)が搬送される搬出ルームとの隔絶が不可能なため、有害物質が搬出ルーム内に拡散する恐れがあり、このようなシステムを被処理物の熱処理に採用することについては問題があった。
図6−A〜図6−Cを参照して、上記従来例について詳述する。先ず、従来例では、被処理物が積載される台車部分の前後に、昇温待機台車と冷却待機台車と呼ばれる台車が配置された3連の台車を使用する設計となっている。このような構成において、最初に、図6−A[1]に示した状態で、搬出ルームとは隔絶された加熱処理炉の手前にある汚染ルーム1で、被処理物が積載される。勿論、被処理物の積載は、無人状態で、確実に行える方法であることが必要である。この際、加熱処理炉内には昇温待機台車が配置されているが、その状態で、加熱処理炉内は500℃前後に予備加熱される。次に、積載された被処理物は、予備加熱された加熱炉内へと台車によって運ばれる。そして、図6−A[4]に示した状態で、加熱処理炉2内の温度を1,000℃前後まで昇温して熱処理が行われる。この際、加熱処理炉は、予備加熱されているので、速やかに1,000℃前後の温度まで昇温し、有害物質は、熱によって無害化される。処理物は、その後、台車によって搬出ルームへと運ばれて処理が完了する(図6−B[5]参照)。
しかしながら、図6−A[4]に示した被処理物の熱処理において、台車に積載された被処理物は1,000℃前後の高い温度での処理が行われるが、先に述べたように、焼成台車を構成する台車フレームや車輪や車軸等は、それらの材質等による制約があり、同様の温度で処理することはできず、加熱処理炉内において、台車フレームや車輪等の部分は1,000℃程度までの加熱はされない。このため、図6−B[5]に示したように、台車フレームや車輪や車軸等の部分は、十分な熱処理が行われないまま、即ち、汚染されたままの状態で搬出ルームに搬出され、この結果、有害物質が搬出ルーム内に拡散することが起こる(図6−A〜図6−C参照)。
これに対しては、台車を使用せずに、被処理物だけを汚染ルームから加熱処理炉に搬入し、熱処理することが考えられる。被処理物だけを炉内に搬送するように構成した炉の種類としては、例えば、ローラーハースタイプ及びスラブプッシャータイプといったものがある。しかし、この場合は、重量物(例えば、荷重が500kg〜3,000kgの物)を搬送する場合があることを考慮すると、搬送システムとして成立し得ないといった別の問題がある。更に、このような連続式の炉は設備費用がかかるが、これに比べて、前記した台車搬送による方法は、設備にかかる費用が少なくて済み、簡便で、重量物の処理を含めて汎用性に富むといった利点がある。
従って、本発明の目的は、その物質を構成している、或いは、その物質に付着している有害物質を含む被処理物を、無人状態で台車を使用して炉内へ搬入し、バッチ炉で熱処理して無害化して台車で処理物を搬出する際に、処理後にクリーンルームへと搬送されてくる全ての物が完全に無害化され、クリーンルームが有害物質によって汚染されることが決して起こることのない被処理物の炉内搬入・搬出方法を提供することにある。
更に、本発明の別の目的は、上記した台車を使用した方法に代替することが可能な方法であって、設備等にかかる費用が少なくて済み、簡便で、重量物の処理を含めて汎用性に富み、物質を構成している或いは物質に付着している有害物質を含む被処理物を、台車を使用することなく無人状態で被処理物を炉内へと容易に搬入でき、バッチ炉で被処理物を熱処理して無害化し、台車を使用することなく処理物を搬出する際に、処理後にクリーンルームへと搬送されてくる全ての物が完全に無害化され、クリーンルームが有害物質によって汚染されることが決して起こることのない被処理物の炉内搬入・搬出方法を提供することにある。又、本発明は、有害物質を扱う場合に重要な要素となる無人化が可能な被処理物の炉内搬入・搬出方法を提供することにある。
上記の目的は、下記の本発明によって達成される。即ち、本発明は、被処理物が格納されている部屋1と、該被処理物を熱処理するための加熱処理炉2とが加熱処理炉の入口扉4により区画され、該加熱処理炉2と、該加熱処理炉で熱処理された処理物が加熱処理炉から搬出される搬出場所3とが上記入口扉4とは別の加熱処理炉の出口扉5によって区画された状態とし、上記部屋1内で、台車フレーム上に配置した台板の上に被処理物を載せて上記入口扉4から加熱処理炉2内へと搬送し、該加熱処理炉内に設けられている支柱昇降装置の支柱を用いて、上記台板を上昇させて台車フレームと台板とを離した後、該台車フレームを上記入口扉4から被処理物が格納されていた部屋1へと戻し、その後、入口扉4を閉じた状態で被処理物を加熱処理炉2内で熱処理し、熱処理後に、上記出口扉5を開けて該出口扉から、上記とは別の台車フレームを加熱処理炉2内へと移動させ、該台車フレーム上に、上記支柱昇降装置の支柱を下降させて台板を載せ、上記出口扉から台板とその上の処理物を搬出場所3へと搬出させることを特徴とする被処理物の炉内搬入・搬出方法である。
又、本発明の別の実施形態は、被処理物が格納されている部屋1と、該被処理物を熱処理するための加熱処理炉2とが加熱処理炉の入口扉4により区画され、該加熱処理炉2と、該加熱処理炉で熱処理された処理物が加熱処理炉から搬出される搬出場所3とが、上記入口扉4とは別の加熱処理炉の出口扉5によって区画され、且つ上記部屋1、上記加熱処理炉2及び上記搬出場所3のそれぞれの床側に昇降機能を有するレールが設けられた状態とし、上記部屋1内で、台車フレーム上に配置した台板の上に被処理物を載せ、該台車フレームをレール上を走らせて加熱処理炉の入口扉4から加熱処理炉2内へと搬送し、加熱処理炉内に設けられている支柱上に上記台板を載せ、その後、上記レールを下降させて台車フレームを台板から離し、該台車フレームを上記入口扉4から被処理物が格納されていた部屋1へと戻し、その後、入口扉4を閉じた状態で被処理物を加熱処理炉2内で熱処理し、熱処理後に、上記出口扉5を開けて該出口扉から、上記とは別の台車フレームを、下降している状態のレール上を走らせて加熱処理炉2内へと移動させ、該台車フレーム上に、加熱処理炉2内のレールを上昇させて加熱処理炉2内にある台板を載せた後、上記出口扉から、台板とその上の処理物を搬出場所3へと搬出させることを特徴とする被処理物の炉内搬入・搬出方法である。
上記における被処理物の炉内搬入・搬出方法の好ましい形態としては、前記台板及び支柱が耐熱金属からなり、且つ、前記熱処理を、台板及び支柱が耐え得る温度までの温度域で行うことが挙げられる。
又、本発明の別の実施形態は、被処理物が格納されている部屋1と、該被処理物を熱処理するための加熱処理炉2とが加熱処理炉の入口扉4により区画され、該加熱処理炉2と、該加熱処理炉で熱処理された処理物が加熱処理炉から搬出される搬出場所3とが、上記入口扉4とは別の加熱処理炉の出口扉5によって区画され、且つ、少なくとも上記部屋1に積載物の自動搬送装置を移動するためのレールが設けられた状態とし、上記部屋1に設けられたレールに沿って移動する積載物の自動搬送装置のアームに、被処理物或いは被処理物が積載されてなるパレットを載せ、該被処理物或いは該パレットを上記入口扉4から加熱処理炉2内へと移送し、該加熱処理炉内に設けられている支柱の上に上記被処理物或いはパレットを載せた後、積載物の自動搬送装置のアームを上記入口扉4から被処理物が格納されていた部屋1へと戻し、その後、入口扉4を閉じた状態で被処理物を加熱処理炉2内で熱処理し、熱処理後に、上記出口扉5を開けて該出口扉から、搬出場所3へと処理物を搬出させることを特徴とする被処理物の炉内搬入・搬出方法である。
本発明によれば、台車を利用して被処理物・処理物を搬入・搬出し、バッチ炉で熱処理を行う簡便な熱処理方法でありながら、加熱処理炉からクリーンルームへと搬送されてくる全ての物を完全に無害化した状態とでき、クリーンルームへの有害物質による汚染が完全に防止できる被処理物・処理物の炉内搬入・搬出方法が提供される。
本発明の別の形態によれば、上記の台車を使用することなく、簡便な積載物の自動搬送装置を利用して被処理物・処理物を搬入・搬出し、バッチ炉で熱処理を行う熱処理方法でありながら、加熱処理炉からクリーンルームへと搬送されてくる全ての物を完全に無害化した状態とでき、クリーンルームの有害物質の汚染を有効に防止できる被処理物・処理物の炉内搬入・搬出方法が提供される。
次に、好ましい形態を挙げて、本発明を詳細に説明する。本発明者らは、上記した従来技術の課題を解決すべく鋭意検討の結果、上記の問題を解決し、クリーンルームにおける有害物質による汚染を完全に断つためには、被処理物・処理物の炉内搬入・搬出用の手段を、移動に供する台車フレーム(又はアーム)と、被処理物・処理物を積載するための台板(又はパレット)とに分離できるように構成し、被処理物、該被処理物を収納するための容器或いはこれを台車フレーム(又はアーム)に設置等するための付属物[これらを台板(又はパレット)と呼び、以下、被処理物と台板(又はパレット)とを総称して被処理物等ともいう]だけを加熱処理炉に搬入し、この状態で熱処理し、処理した被処理物等を、汚染のない上記とは別の台車フレーム(又はアーム)でクリーンルームへと搬送する必要があるとの結論に至った。
そして、上記した状態を実現し、クリーンルームの有害物質による汚染を完全に防止することができる簡便な方法として、下記に挙げる3種類の形態が有効であることを見いだして本発明に至った。即ち、第1の形態は、台車フレームと台板とを分離するための支柱昇降装置を加熱処理炉内に設けた方法であり、第2の形態は、台車フレームを所望する通りに簡便に走らせることができ、しかも加熱処理炉内で台車フレームと台板とを分離することを可能とする昇降機能が付与されたレールを用いる方法であり、第3の形態は、部屋の上側或いは床に設けたレールに沿って移動する積載物の自動搬送装置を用い、該装置に装備されているアームの上に、被処理物或いは被処理物が積載されたパレットを載せて、加熱処理炉内に設けた支柱の上に該被処理物或いはパレットを載せる方法が有効であることを見いだして本発明に至った。上記した第1〜第3の方法は、いずれも簡易な方法であるが自動運転に適しており、特に、有害物質を処理する場合に必須の条件となる作業場の無人化の実現を達成でき、有害物質の外部への汚染を完全に防止することができる。このため、有害物質を、簡便な方法で、外部への汚染を生じない状態で完全に無害化処理することを目的としている本発明において、有効に使用できる。
図を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。図1−A〜図1−Fは、炉内に配置した支柱昇降装置を用いた第1の形態にかかる方法を段階的に説明するための模式図である。当該方法では、加熱処理炉内へ被処理物等を搬入する際に使用する入口側の入口台車フレームと、熱処理後の処理物等を加熱処理炉から搬出する入口台車フレームとは別の出口側の出口台車フレームとを用いる。そして、これらのフレームには、台板を介して被処理物(処理物)を積載させるようにする。処理の手順を図に従って説明する。本発明では、有害物質を処理することを目的としているため、特に入口台車フレームは無人の状態で運転できるように構成することが好ましい。そのためには、図示したように、敷設したレール上を移動する構成とすることが好ましい。
先ず、図1−A[1]に示したように、加熱処理炉の入口扉4に隣接する汚染ルーム1(部屋1)で、自動積載装置(不図示)等を使用して、入口台車フレーム上に配置されている台板上に被処理物を積載する。そして、500℃程度に予備加熱されている加熱処理炉2の入口扉4を開けて入口台車フレームによって、被処理物を加熱処理炉2内へと移動させて炉内定位置に配置させる(図1−A[2]参照)。
次に、図1−A[3]に示したように、加熱処理炉2に設けられている支柱昇降装置によって、炉床から支柱を上昇させて、上昇した支柱によって被処理物が積載されている台板を支える。この結果、台板と入口台車フレームとは離されるので、入口台車フレームを入口扉4から元の汚染ルーム1へと移動させて入口待機位置へと戻す。これによって、加熱処理炉2内には台板と被処理物が残留することになる(図1−B[4]参照)。
図1−B[5]に示したように、加熱処理炉2の入口扉4を閉め、この状態で、加熱処理炉2内の温度を1,000℃程度に上昇させて熱処理を行う。熱処理の温度や時間は被処理物の種類や大きさに応じて適宜に決定すればよい。熱処理後、炉内の温度を500℃程度に下げ、その後に加熱処理炉2の出口扉5を開ける。そして、クリーンルーム側で待機していた有害物質によって汚染されていない状態の出口台車フレームを、出口扉5から加熱処理炉2内の定位置まで移動させて、台板の下部に配置させる(図1−B[6]参照)。
次に、台板を支えていた支柱を支柱昇降装置によって下降させて、図1−C[7]に示したように、出口台車フレームの上に台板を載せる。この状態で、加熱処理炉の出口扉5から、台板の上に載せた処理物をクリーンルームへと搬出することで、有害物質の熱処理による無害化を完了する(図1−C[8]及び図1−C[9]参照)。上記システムによれば、有害物質に汚染された台車がクリーンルーム3へと搬出されることがないので、クリーンルーム3の有害物質による汚染を完全に防止することが可能になる。
有害物質による汚染を完全に防止しつつ、上記した処理を繰り返すためには、その後、下記のようにして、各部材を待機させる必要がある。先ず、処理物を載せていた台板は、処理物が降ろされた後、図1−D[10]〜[12]に示したようにして、出口台車フレームで、クリーンルーム3から加熱処理炉2内へと移動し、炉内の支柱昇降装置を用いて上昇した支柱上で配置させる。その後、出口台車フレームをクリーンルーム3へと戻し、出口扉5を閉じた状態でクリーンルーム3内に待機させる。上記のようにすることで、クリーンルーム3内で待機している出口台車フレームは、有害物質によって汚染されることはない。
加熱処理炉2内の支柱上に配置された台板は、入口台車フレームを用いて、図1−E[13]〜[15]に示したようにして台板を積載し、汚染ルーム1へと移動させて、入口台車積載位置まで引き戻して待機させる。その後、図1−F[16]に示したようにして、次の未処理の被処理物等を台板上に積載させ、前記した一連の操作を行う。以上のようにすることで、有害物質(有害ガスの発生物質も含む)を含む被処理物を加熱処理炉で熱処理して無害化する際に、処理を繰り返し行った場合にも、簡便な方法でありながら、有害物質によって処理物が搬送されるクリーンルームが汚染されることが起こらない。
次に、本発明にかかる方法の第2の実施形態について、図2−A〜図2−Fを参照しながら説明する。図2−Aに示したように、台板と、入口台車フレーム及び出口台車フレームを用いる点は、先に説明した方法と同様であるが、本例では、台車フレームを走らせるための昇降機能を有するレールを用いる。該昇降機能を有するレールは、汚染ルーム1内、加熱処理炉2内及びクリーンルーム3内の3つの部分に分割されており、それぞれの部分で独立の動作ができるように構成されている。このように構成することで、加熱処理炉内の密閉性を確保すると同時に、昇降機能を有するレールを使用することで、別に支柱昇降装置を設けることなく、被処理物等の加熱処理炉内への搬入操作、該炉内からの処理物の搬出操作を、より容易に且つ確実に行うことができる。下記に説明する通り、本発明にかかる方法の第2の実施形態は、設備が比較的に簡単であり、しかもレールの動作を必要最小限にできるため、経済的な運用が可能である。特にレールを利用するものであるため、無人状態であっても被処理物等を確実に、加熱処理炉2内の所望の位置に移動させることができ、無人での作業を円滑に進めることができる。
図2−A〜図2−Fは、台車フレームを走らせるための昇降機能を有するレールを用いる系における各レールの動作と、加熱処理炉2の入口扉4及び出口扉5の動作を説明するための図である。このようなレールを使用する系においても、先に説明した第1の実施形態の例と同様に、台板の上に被処理物を積載させた後、加熱処理炉2内の炉内定位置に搬送するが、搬送後、入口台車フレームの車輪が乗っている加熱処理炉内のレールを下降させることで、炉内に設けられている支柱で台板を支えるようにする点が異なる。このようにすることで、加熱処理炉内に被処理物と台板のみを残留させて、入口台車フレームは入口待機位置へと戻した状態で熱処理をすることができる。又、その後、クリーンルームで待機していた汚染されていない出口台車フレームで、台板上の処理物を加熱処理炉から搬出させることも、レールを昇降させることで容易に行うことができる。
次に、本発明にかかる方法の第3の形態である台車フレームを用いない実施形態について説明する。かかる方法は、被処理物が格納されている汚染ルーム1内に、少なくとも積載物の自動搬送装置を移動するためのレールを設けた状態とし、該汚染ルーム1に設けられたレールに沿って移動する積載物の自動搬送装置のアームに、被処理物或いは被処理物が積載されてなるパレットを載せ、該被処理物或いは該パレットを入口扉4から加熱処理炉2内へと移送するものであることを特徴とする。そして、被処理物、或いは被処理物が積載されてなるパレットを、入口扉4から加熱処理炉2内へと移送させる方法としては、下記の2種類が挙げられる。その第1は、被処理物等の載ったアームをレールに沿って加熱処理炉2内の支柱の上まで移動させる方法であり、その第2は、被処理物等の載ったアームをピストンで押し出す方法である。
第1の方法の一例について、図3−A及び図3−Bを参照しながら説明する。図3−Aに示したように、この態様の場合には、少なくとも汚染ルーム1の上側に積載物の自動搬送装置の移動用のレールを設け、吊した状態の積載物の自動搬送装置を用いて被処理物の移送を行う。即ち、積載物の自動搬送装置は、部屋の上部に設置されているレールに沿って自動的に移動できるように構成されている。そして、該積載物の自動搬送装置に装備されているアームを、被処理物等の搬送手段として使用する。この方法では、例えば、図3−A[1]に示したように、先ず、自動積載装置(不図示)を用いて、積載物の自動搬送装置のアームに、被処理物が積載されてなるパレットを担持させる。次に、図3−A[2]に示したように、入口扉4を開けて、該パレットを加熱処理炉2内へと移動させる。そして、加熱処理炉2内に設けられている支柱の上に、被処理物が積載されてなるパレットを載せる。その後、パレットを分離した積載物の自動搬送装置のアームを入口扉4から被処理物が格納されていた部屋1へと戻し、図3−A[3]に示したように、入口扉4を閉じた状態で被処理物を加熱処理炉2内で熱処理する。
更に、図3−B[4]〜[6]に示したように、熱処理後に、出口扉5を開けて該出口扉5から、クリーンルーム等の搬出場所3へと処理物を搬出させる。上記した方法は、設備が比較的簡単であり、その運転コストも低廉であり、特にレールを利用するものであるため、無人状態であっても被処理物等を確実に、加熱処理炉2内の所望の位置に移動させることができ、無人での作業を円滑に進めることができる。又、処理後における処理物の搬出方法は、図示した例では、先に説明した、被処理物等を加熱処理炉2内に移送させる方法と同様の、レールに沿って積載物の自動搬送装置を移動させ、該装置のアームに処理物が積載されてなるパレットを担持させることで行っている。
第2の方法の一例について、図4−A及び図4−Bを参照しながら説明する。図4−Aに示したように、この態様の場合には、少なくとも汚染ルーム1の、積載物の自動搬送装置の移動用のレールを、加熱処理炉2の前の床面に固定した状態で設けておく。更に、本例で使用する積載物の自動搬送装置には、被処理物を積載した状態で、駆動装置(不図示)でアームを水平方向に移動させることができるように構成したピストンを設けたことを特徴とする。以下に、この場合の処理手順について説明する。
図4−A[1]に示したように、先ず、自動積載装置(不図示)を用いて、積載物の自動搬送装置のアームの上に被処理物等を載せる。次に、被処理物等をアームの上に積載した状態で、図4−A[2]に示したように、自動搬送装置をレールに沿って熱処理炉2のできるだけ近くまで移動させる。次に、本例の特徴であるピストンによって、駆動装置(不図示)でアームを水平方向に移動させて、アームの上の被処理物等を加熱処理炉2内に設けられている支柱の上に載せ、ピストンによって水平移動させて、アームを元の位置に戻す。次に、図4−B[4]に示したように、入口扉4を閉じた状態で熱処理を行い、処理後、出口扉5を開けて加熱処理炉2内から処理物を搬出する。処理物の搬出方法には、図示した例では、先に説明した、被処理物等を加熱処理炉2内に移送させる方法と同様の、レールに沿って積載物の自動搬送装置を加熱処理炉2に近付け、更に、ピストンによってアームを水平に移動させることで行っている。
上記で説明したいずれの方法の場合も、処理物の搬出方法として、被処理物等を加熱処理炉2内に移送する方法と同様のものを用いている。しかしながら、本発明によれば、いずれの実施形態においても、処理物が搬出場所3へと搬出される場合に有害物質による汚染を完全に防止できるため、具体的な搬出方法は特に限定されるものではない。従って、処理物を搬出場所3へと搬出する場合は、必ずしも無人の状態で処理する必要はなく、又、上記で挙げた他の形態の搬出方法を組み合わせて行うこともできる。処理物の搬出方法については処理を行う場所や、取り扱う処理物の形状、或いは、設備にかかる費用等に応じて適宜に設計すればよい。
本発明の活用例としては、高温の熱処理によらなければ無害化処理の難しい有害物質を完全に無害化できることは勿論、処理に使用する部材や装置を介して生じる恐れのあった有害物質による汚染の拡大を有効に防止した状態での処理が可能であり、しかも、煩雑な操作や大型の設備を要さずに、簡便に被処理物の熱処理をすることが可能となる、被処理物の炉内搬入・搬出方法が挙げられる。
本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 本発明にかかる被処理物の炉内搬入・搬出方法の別の実施形態を説明するための図である。 一般的な台車式バッチ炉の断面例を示す。 従来の台車を使用しての有害物質に汚染された被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 従来の台車を使用しての有害物質に汚染された被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。 従来の台車を使用しての有害物質に汚染された被処理物の炉内搬入・搬出方法の説明図である。
符号の説明
1:汚染ルーム
2:加熱処理炉
3:クリーンルーム
4:入口扉
5:出口扉

Claims (6)

  1. 被処理物が格納されている部屋(1)と、該被処理物を熱処理するための加熱処理炉(2)とが加熱処理炉の入口扉(4)により区画され、該加熱処理炉(2)と、該加熱処理炉で熱処理された処理物が加熱処理炉から搬出される搬出場所(3)とが上記入口扉(4)とは別の加熱処理炉の出口扉(5)によって区画された状態とし、
    上記部屋(1)内で、台車フレーム上に配置した台板の上に被処理物を載せて上記入口扉(4)から加熱処理炉(2)内へと搬送し、該加熱処理炉内に設けられている支柱昇降装置の支柱を用いて、上記台板を上昇させて台車フレームと台板とを離した後、該台車フレームを上記入口扉(4)から被処理物が格納されていた部屋(1)へと戻し、その後、入口扉(4)を閉じた状態で被処理物を加熱処理炉(2)内で熱処理し、熱処理後に、上記出口扉(5)を開けて該出口扉から、上記とは別の台車フレームを加熱処理炉(2)内へと移動させ、該台車フレーム上に、上記支柱昇降装置の支柱を下降させて台板を載せ、上記出口扉から台板とその上の処理物を搬出場所(3)へと搬出させることを特徴とする被処理物の炉内搬入・搬出方法。
  2. 被処理物が格納されている部屋(1)と、該被処理物を熱処理するための加熱処理炉(2)とが加熱処理炉の入口扉(4)により区画され、該加熱処理炉(2)と、該加熱処理炉で熱処理された処理物が加熱処理炉から搬出される搬出場所(3)とが、上記入口扉(4)とは別の加熱処理炉の出口扉(5)によって区画され、且つ上記部屋(1)、上記加熱処理炉(2)及び上記搬出場所(3)のそれぞれの床側に昇降機能を有するレールが設けられた状態とし、
    上記部屋(1)内で、台車フレーム上に配置した台板の上に被処理物を載せ、該台車フレームをレール上を走らせて加熱処理炉の入口扉(4)から加熱処理炉(2)内へと搬送し、加熱処理炉内に設けられている支柱上に上記台板を載せ、その後、上記レールを下降させて台車フレームを台板から離し、該台車フレームを上記入口扉(4)から被処理物が格納されていた部屋(1)へと戻し、その後、入口扉(4)を閉じた状態で被処理物を加熱処理炉(2)内で熱処理し、熱処理後に、上記出口扉(5)を開けて該出口扉から、上記とは別の台車フレームを、下降している状態のレール上を走らせて加熱処理炉(2)内へと移動させ、該台車フレーム上に、加熱処理炉(2)内のレールを上昇させて加熱処理炉(2)内にある台板を載せた後、上記出口扉から、台板とその上の処理物を搬出場所(3)へと搬出させることを特徴とする被処理物の炉内搬入・搬出方法。
  3. 前記台板及び支柱が耐熱金属からなり、且つ、前記熱処理を、台板及び支柱が耐え得る温度までの温度域で行う請求項1又は2に記載の被処理物の炉内搬入・搬出方法。
  4. 被処理物が格納されている部屋(1)と、該被処理物を熱処理するための加熱処理炉(2)とが加熱処理炉の入口扉(4)により区画され、該加熱処理炉(2)と、該加熱処理炉で熱処理された処理物が加熱処理炉から搬出される搬出場所(3)とが、上記入口扉(4)とは別の加熱処理炉の出口扉(5)によって区画され、且つ、少なくとも上記部屋(1)に積載物の自動搬送装置を移動するためのレールが設けられた状態とし、
    上記部屋(1)に設けられたレールに沿って移動する積載物の自動搬送装置のアームに、被処理物或いは被処理物が積載されてなるパレットを載せ、該被処理物或いは該パレットを上記入口扉(4)から加熱処理炉(2)内へと移送し、該加熱処理炉内に設けられている支柱の上に上記被処理物或いはパレットを載せた後、積載物の自動搬送装置のアームを上記入口扉(4)から被処理物が格納されていた部屋(1)へと戻し、その後、入口扉(4)を閉じた状態で被処理物を加熱処理炉(2)内で熱処理し、熱処理後に、上記出口扉(5)を開けて該出口扉から、搬出場所(3)へと処理物を搬出させることを特徴とする被処理物の炉内搬入・搬出方法。
  5. 被処理物或いは被処理物が積載されてなるパレットを前記入口扉(4)から加熱処理炉(2)内へと移送させる方法が、これらが載っているアームをレールに沿って移動させる方法、或いは、これらが載っているアームをピストンで押し出す方法のいずれかである請求項4に記載の被処理物の炉内搬入・搬出方法。
  6. 処理物を前記出口扉(5)を開けて搬出場所(3)へと搬出させる方法が、搬出場所(3)に設けられたレールに沿って移動する積載物の自動搬送装置のアームを加熱処理炉(2)内に入れ、該アームの上に、処理物或いは処理物が積載されたパレットを載せ、処理物或いはパレットを搬出場所(3)へと搬出させるものである請求項4又は5に記載の被処理物の炉内搬入・搬出方法。
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