JP2006291798A - 内燃機関の燃焼室構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の燃焼安定性が損なわれる事態を未然に防ぐことができるようにする。
【解決手段】 筒内噴射型内燃機関10の燃焼室11に向けて突設された一端に中心電極21を備えた点火プラグ20と、点火プラグ20の一端に指向して燃料を噴射する燃料噴射弁19とを備える。そして、点火プラグ20の一端において中心電極21に近接し且つこの中心電極21と燃料噴射弁19との間に形成され燃料噴射弁19から噴射される燃料を受け止める被噴射部23と、この被噴射部23に形成された連通部26とを備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筒内噴射型(又は直噴型)の内燃機関に用いて好適な、内燃機関の燃焼室構造に関するものである。
従来より、層状希薄燃焼運転が可能な筒内噴射型(直噴型)のガソリンエンジンが実用化されている。一般的に、このような筒内噴射型のガソリンエンジンにおいては、ピストン上面に凹部が形成され、ピストンが上死点付近に位置する際に、このピストン上面の凹部へ向けて燃料を噴射できるようにインジェクタが配設されるとともに、ピストン上面の凹部内に点火プラグの先端が位置するように点火プラグが配設されている。
これにより、燃焼室内へ噴射された燃料は、点火プラグ回りにおいては空燃比が比較的リッチとすることができ、一方、点火プラグから離れた箇所においては超リーンの雰囲気を形成することで、燃焼室内に層状希薄状態を形成し、この状態で点火プラグが点火することで、燃焼室全体としてはリーンな空燃比が形成されるものの、安定して運転できるようになっている。
一方、上述の一般的な筒内噴射型のエンジンとは別に、スプレーガイド方式と呼ばれる筒内噴射型ガソリンエンジン(以下、「スプレーガイド直噴エンジン」という)も開発されている。
このスプレーガイド直噴エンジンは、点火プラグへ向けて燃料を直接的に噴射することで、燃焼室内に層状希薄状態を形成することができる筒内噴射型のガソリンエンジンであって、例えば、以下の特許文献1においてその技術が開示されている。
特開平10−54246号公報
しかしながら、スプレーガイド直噴エンジンは、上述のように、一般的なポート噴射型のエンジンや一般的な筒内噴射型エンジンとは異なり、燃料を直接点火プラグに対して噴射するため、噴射された燃料の霧化が十分でない場合には、液滴化した燃料が点火プラグに付着することでカーボンとなり、燃焼安定性が損なわれる。特に、インジェクタと点火プラグが近接された場合には、燃料の気化時間が取れず、更に燃焼安定性が悪化する傾向にある。
また、スプレーガイド直噴エンジンにおいて燃焼安定性を向上させるためには、点火プラグと燃料噴射装置とを総合的にチューニングする必要があるが、この点、図8〜図11を用いて説明する。
図8は、一般的なスプレーガイド方式の直噴エンジン(以下、「スプレーガイド直噴エンジン」という)100の燃焼室101を主に示す模式的な断面図である。
この燃焼室101は、シリンダヘッド102の下面102Aと、シリンダブロック103のシリンダライナ104と、ピストン105の上面105Aとによって囲まれて形成されている。
また、シリンダヘッド102には、吸気ポート106を開閉する吸気バルブ107と排気ポート108を開閉する排気バルブ109とが設けられ、さらに、このシリンダヘッド102には、吸気ポート106と排気ポート108との間に燃焼室101へ突出するように点火プラグ110とインジェクタ111とが設けられている。
また、このインジェクタ111は、点火プラグ110の下端110aへ指向してガソリンを噴射するものであって、点火プラグ110回りにストイキオに近似した雰囲気を形成するとともに点火プラグ110から離れた箇所においてはリーンの雰囲気を形成することで、燃焼室101内に層状希薄状態の雰囲気を形成することができるようになっている。
また、点火プラグ110の下端110a側には、中心電極112および側極113が設けられ、これらの中心電極112と側極113との間でスパークを生じさせるようになっている。
ところが、インジェクタ111からの燃料噴射方向に対する側極113の位置を常に一定とすることは困難であって、これにより、燃焼安定性にバラつきが生じてしまうという課題がある。
つまり、点火プラグ110には雄ネジ部110bが形成され、この雄ネジ部110bがシリンダヘッド102に形成された雌ネジ部102bに螺合されることで、点火プラグ110がシリンダヘッド102に固定されるようになっているが、この雄ネジ部110bと雌ネジ部102bとの螺合が完了した時点で、側極113の先端(即ち、点火プラグ110の一端)110aがどのような方向で配設されているかは、点火プラグ110の雄ネジ部110bやシリンダヘッド102の雌ネジ部102bによってまちまちである。
この点をもう少し具体的に説明すると、例えば、図9に示すように、側極113の先端110aがインジェクタ111からの燃料噴射方向に対して反対となるように配設された場合と、図10に示すように、側極113の先端110aが燃料噴射方向に対して直交するように配設された場合と、図11に示すように、側極113の先端110aが燃料噴射方向と同じになるように配設された場合とでは、それぞれ、燃焼特性が異なる。この燃焼特性の違いを図12に示す。なお、図9に示す場合の点火プラグ110の取り付け角度を基準(0度)とし、図10に示す場合を90度あるいは270度、また、図11に示す場合を180度として説明する。
図12中、符号A101で示す領域は図9に示すように点火プラグ107の取り付け角度を0度とした場合に安定燃焼が成立する燃料噴射時期−点火時期の組み合わせを示している。
また、符号A102で示す領域は図10で示すように点火プラグ107の取り付け角度を90度あるいは270度とした場合に燃焼が安定する燃料噴射時期を示している。
そして、符号A103で示す領域は図11で示すように点火プラグの取り付け角度を180度とした場合に燃焼が安定する燃料噴射時期および点火時期を示している。
つまり、点火プラグ110の取り付け角度が一定とはならないことを考慮した上で、エンジン100の燃焼安定性を確保するためには、これら領域A101〜A103がオーバラップする領域A100の範囲内でしか燃料噴射時期および点火時期を制御することができないということになる。
そして、このような狭い領域A100の範囲内に限って燃料噴射時期および点火時期を制御するということは現実的ではなく、実際には、このような狭い領域A100の範囲外においてエンジンを運転せざるを得ない場合が生じており、燃焼安定性が損なわれてしまっているという課題がある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、燃焼安定性が損なわれる事態を未然に防ぐことができる、筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造(請求項1)は、筒内噴射型内燃機関の燃焼室に向けて突設された一端側に中心電極を備えた点火プラグと、該点火プラグの該一端側に指向して燃料を噴射する燃料噴射弁とを備えた、筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造であって、該点火プラグの該一端側において該中心電極に近接し且つ該中心電極と該燃料噴射弁との間に形成され、該燃料噴射弁から噴射される燃料を受け止める被噴射部と、該被噴射部に形成され該中心電極側と該燃料噴射弁側とを連通させる連通部とを備えることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造は、請求項1記載の内容において、該被噴射部は、該中心電極の全周を取り囲んで形成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造は、請求項1または2記載の内容において、該中心電極の先端部を除いて該中心電極を被覆する中心電極絶縁部が設けられ、該連通部は、該中心電極に近接した該中心電極絶縁部に対向する位置に形成されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造は、請求項1〜3いずれか1項に記載の内容において、該点火プラグの側面外周に形成され該燃焼室に対して該点火プラグを固定するケース部が設けられ、該被噴射部は、該ケース部と一体に形成されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造は、請求項1〜4いずれか1項に記載の内容において、該連通部が複数設けられていることを特徴としている。
また、請求項6記載の本発明の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造は、請求項1〜4いずれか1項に記載の内容において、該中心電極と対向して位置する側極が、該被噴射部に設けられていることを特徴としている。
本発明の筒内噴射型内燃機関によれば、燃料噴射弁から噴射される燃料が点火プラグの一端側に形成された被噴射部によって受け止められることにより、十分に霧化されていない燃料が直接中心電極に接触することを防ぎ、燃焼安定性が損なわれる事態を未然に防ぐことができる
また、万が一、碍子部(絶縁部)がカーボン汚損した場合でも燃焼室内で生じた火炎が連通部を通じて碍子部に到達するので、付着したカーボンを焼ききることが可能となる。これにより、点火プラグのスパーク性能の低下を防ぎ、燃焼安定性の低下を防ぐことができる。
また、中心電極に近接して形成された被噴射部は高温となっているが、この高温の被噴射部によって燃料が受け止められることにより、霧化されている燃料はもとより、十分に霧化されていない燃料であっても気化させることが可能となり、さらに、この気化した燃料を連通部を通じて中心電極近傍に到達させることができるため、燃焼安定性が損なわれる事態を未然に防ぐことができる。(請求項1)
また、被噴射部が中心電極の全周を取り囲むように形成されているので、点火プラグの取り付け角度に関わらず、安定した燃焼を確保することができる(請求項2)。
また、中心電極がその先端部を除いて中心電極絶縁部によって被覆され、また、この中心電極絶縁部に対向する位置に連通部が形成されているので、万が一、十分に霧化していない燃料が連通部を通過したとしても、この燃料が中心電極に到達することを防ぐことができる(請求項3)。
また、被噴射部をケース部と一体に形成することで、点火プラグの生産性を高めることができる(請求項4)。
また、連通部を複数設けることにより、被噴射部に受け止められて気化した燃料を容易に中心電極近傍に到達させることができる。(請求項5)
また、側極を被噴射部に設けることで、点火プラグの生産性を高めることとともに、側極が連通部を阻害することがない。(請求項6)
以下、図面により、本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造について説明すると、図1はその全体構成を示す模式的な断面図、図2は被噴射部が設けられた点火プラグを示す斜視図、図3(A)〜(C)はそれぞれ被噴射部が設けられた点火プラグを示す模式図、図4は燃焼室のシリンダヘッド下面を示す模式図であって点火プラグの取り付け角度が0度である場合を示す図、図5は燃焼室のシリンダヘッド下面を示す模式図であって点火プラグの取り付け角度が90度である場合を示す図、図6は燃焼室のシリンダヘッド下面を示す模式図であって点火プラグの取り付け角度が180度である場合を示す図、図7はプラグの取り付け角度に応じた燃焼安定性を示す模式的なグラフである。
図1に示すように、スプレーガイド方式の直噴エンジン(以下、「スプレーガイド直噴エンジン」という)10の燃焼室11は、シリンダヘッド12の下面12Aと、シリンダブロック13のシリンダライナ13Aと、ピストン14の上面14Aにより囲まれて形成されている。
シリンダヘッド12には、吸気ポート15を開閉する吸気バルブ16と、排気ポート17を開閉する排気バルブ18とがそれぞれ設けられるとともに、吸気ポート15と排気ポート17との間には、燃焼室11へ突出するように、点火プラグ20とインジェクタ19とが近接して設けられている。
このインジェクタ19は、点火プラグ20のシュラウド23(後述する)へ指向してガソリン(燃料)を噴射するものであって、点火プラグ20の周辺にストイキオに近似した雰囲気を形成するとともに、点火プラグ20から離れた箇所においてはリーンの雰囲気を形成することで、燃焼室11内に層状希薄状態の雰囲気を形成することができるようになっている。
点火プラグ20の一端には、中心電極21および側極22が設けられ、これらの中心電極21と側極22との間でスパークが生じるようになっている。また、図2および図3(A)〜(C)に示すように、中心電極21の先端部を除いてこの中心電極21を被覆する碍子部(中心電極絶縁部)24が設けられている。
また、この点火プラグ20には、雄ネジが形成された金属製のケース部25が設けられ、シリンダヘッド12に形成された雌ネジ部12Aに対して螺合できるようになっている。
さらに、この点火プラグ20の中心電極21側(一端側)には、中心電極21に近接して且つ中心電極21とインジェクタ19との間で、中心電極21の全周を取り囲んで形成され、このインジェクタ19から噴射されるガソリンを受け止めるシュラウド(被噴射部)23が形成されている。
また、このシュラウド23は、中心電極21の全周を取り囲んで形成されており、さらに、ケース部25と一体に形成されている。
そして、このシュラウド23には、円形の穴部(連通部)26が4つ形成されている。なお、シュラウド23において側極22が固着されている位相を0度とした場合、これらの穴部26は、0度、90度、180度および270度の位置にそれぞれ形成されている。また、これらの穴部26は、碍子部24に対向する位置に形成されている。
本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
インジェクタ19からガソリンが噴射されると、このガソリンが点火プラグ20の一端に形成されたシュラウド23によって受け止められる。これにより、十分に霧化されていないガソリンが、直接、中心電極21に付着することを防ぎ、スプレーガイド直噴エンジン10の燃焼安定性を向上させることができる。特に、本実施形態のようにインジェクタ19と中心電極21が近接しており、燃料の気化時間を取れない場合、シュラウド23が燃料の気化を促進して燃焼安定性を向上させることができる。
また、万が一、十分に霧化されていないガソリンが碍子部24に付着してカーボンとなった場合であっても、燃焼室11内で生じた火炎を穴部26を通じて碍子部24に到達させることができるので、付着したカーボンを焼ききることが可能となる。これにより、点火プラグ20のスパーク性能の低下を防ぎ、燃焼安定性の低下を防ぐことができる。
また、中心電極21に近接して形成されたシュラウド23は高温となっているため、この高温のシュラウド23により、インジェクタ19から噴射されたガソリンが受け止められることにより、霧化されているガソリンはもとより、十分に霧化されていないガソリンであっても気化させることができ、さらに、この気化したガソリンを穴部26を通じて中心電極21近傍に到達させることができるため、スプレーガイド直噴エンジン10燃焼安定性を向上させることができる。
また、シュラウド23が中心電極21の全周を取り囲むように形成されているので、点火プラグ20の取り付け角度に関わらず、安定した燃焼を確保することができる。
この点について、図4〜図6を用いて説明すると、例えば、図4に示すように、側極22の先端22aがインジェクタ19からのガソリンGの噴射方向とは反対に配設された場合(点火プラグ20取り付け角度=0度)と、図5に示すように、側極22の先端22aがガソリンGの噴射方向に対して直交するように配設された場合(点火プラグ20取り付け角度=90または270度)と、図6に示すように、側極22の先端22aがガソリンGの噴射方向と同じになるように配設された場合(点火プラグ20取り付け角度=180度)と、それぞれ点火プラグ20の取り付け角度がまちまちである場合でも、実質的に同様の燃焼特性を得ることができる。
つまり、図7に示すように、符号A1で示す領域は、点火プラグ20の取り付け角度を0度とした場合に(図4参照)、燃焼が安定する燃料噴射時期および点火時期を示し、また、符号A2で示す領域は点火プラグ20の取り付け角度を90度あるいは270度とした場合に(図5参照)、燃焼が安定する燃料噴射時期および点火時期を示し、さらに、符号A3で示す領域は点火プラグ20の取り付け角度を180度とした場合に(図6参照)、燃焼が安定する燃料噴射時期および点火時期を示している。
この図7からも読み取れるように、点火プラグ20の取り付け角度がまちまちであっても、これらのn領域A1〜A3がオーバラップする領域A0(即ち、燃料噴射時期および点火時期が制御できる領域)を広く確保することができる。この点、従来の燃焼特性を示す図12における領域A100と比較すると、本発明のオーバラップする領域A0が大きく確保できていることは一目瞭然である。
したがって、このような広い領域A0の範囲内で燃料噴射時期および点火時期を自在に制御することを可能にしながら、且つ、燃焼安定性が損なわれる事態を未然に防ぐことができる。
また、中心電極21がその先端部を除いて碍子部24によって被覆され、また、この碍子部24に対向する位置に穴部26が形成されているので、万が一、十分に霧化していないガソリンが穴部26を通過したとしても、このガソリンが中心電極21に到達することを防ぐことができる。
また、シュラウド23がケース部25と一体に形成されているので、点火プラグ20の生産性を向上させることができる。
また、穴部26を複数設けることにより、シュラウド23に受け止められて気化したガソリンを容易に中心電極近傍21へ到達させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態においては、穴部26を4つ形成した場合を例にとって説明したが、例えば、4つよりも少ない数の穴部を形成してもよいし、4つよりも多い数の穴部を形成してもよい。
また、上述の実施形態においては、穴部26を円形とした場合を例にとって説明したが、円形に限定するものではなく、例えば、楕円形や多角形の穴やスリットとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造の全体構成を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造の点火プラグを示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造の点火プラグを示す図であって、(A)はその模式的な上面図、(B)はその模式的な正面図、(C)はその模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造の燃料噴射弁と点火プラグとの関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造の燃料噴射弁と点火プラグとの関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造の燃料噴射弁と点火プラグとの関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造において、点火時期と燃料噴射時期との関係を点火プラグの配設角度に応じて示す模式的なグラフである。 従来の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造の全体構成を示す模式的な断面図である。 従来の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造において、燃料噴射弁と点火プラグとの関係を示す模式図である。 従来の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造において、燃料噴射弁と点火プラグとの関係を示す模式図である。 従来の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造において、燃料噴射弁と点火プラグとの関係を示す模式図である。 従来の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造において、点火時期と燃料噴射時期との関係を点火プラグの配設角度に応じて示す模式的なグラフである。
符号の説明
10 エンジン(筒内噴射型内燃機関)
11 燃焼室
19 インジェクタ(燃料噴射弁)
20 点火プラグ
21 中心電極
23 シュラウド(被噴射部)
24 碍子部(中心電極絶縁部)
25 ケース部
26 穴部

Claims (6)

  1. 筒内噴射型内燃機関の燃焼室に向けて突設された一端側に中心電極を備えた点火プラグと、該点火プラグの該一端側に指向して燃料を噴射する燃料噴射弁とを備えた、筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造であって、
    該点火プラグの該一端側において該中心電極に近接し且つ該中心電極と該燃料噴射弁との間に形成され、該燃料噴射弁から噴射される燃料を受け止める被噴射部と、
    該被噴射部に形成され該中心電極側と該燃料噴射弁側とを連通させる連通部とを備える
    ことを特徴とする、筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造。
  2. 該被噴射部は、該中心電極の全周を取り囲んで形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造。
  3. 該中心電極の先端部を除いて該中心電極を被覆する中心電極絶縁部が設けられ、
    該連通部は、該中心電極に近接した該中心電極絶縁部に対向する位置に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造。
  4. 該点火プラグの側面外周に形成され該燃焼室に対して該点火プラグを固定するケース部が設けられ、
    該被噴射部は、該ケース部と一体に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項に記載の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造。
  5. 該連通部が複数設けられている
    ことを特徴とする、請求項1〜4いずれか1項に記載の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造。
  6. 該中心電極と対向して位置する側極が、該被噴射部に設けられていることを特徴とする求項1〜5いずれか1項に記載の筒内噴射型内燃機関の燃焼室構造。
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