JP2006291591A - 両開き扉の閂把手 - Google Patents

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JP2006291591A JP2005114364A JP2005114364A JP2006291591A JP 2006291591 A JP2006291591 A JP 2006291591A JP 2005114364 A JP2005114364 A JP 2005114364A JP 2005114364 A JP2005114364 A JP 2005114364A JP 2006291591 A JP2006291591 A JP 2006291591A
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未来子 大喜多
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Abstract

【課題】 部品点数を削減するとともに、食器収納棚などのデザインを損なうことのない閂把手を提供する。
【解決手段】両開き扉Gの手先側にそれぞれ取付部材21を介して固定された受け金具2L,2Rの断面優弧状案内面を有する案内部材22,22に、該案内部材22の案内面に対応する内周面を有するとともに、受け金具2の取付部材21と案内部材22の連設部に対応する切欠部3aが形成されたパイプ状の操作金具3が摺動自在に嵌挿されている。操作金具3は、一方の受け金具2Lの案内部材22の先端から該一方の受け金具2Lの案内部材22から離脱した位置間にわたって摺動可能である。また、一方の受け金具2Lの案内部材22の先端に、操作金具3の外径と同一外径の円筒状ストッパ部材23が一体に設けられ、操作金具3をストッパ部材23に当接するとき、ストッパ部材23および操作金具3が左右対称に位置する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、観音開き方式に開閉する両開き扉の閂把手に関するものである。
一般に、食器収納棚やシステムキッチンあるいは家具などの観音開き方式の両開き扉には、各扉を閉鎖位置に保持する閂が用いられている。この閂は、一方の扉に案内金具を設け、また、他方の扉に、案内金具に係脱自在な係止ピンを摺動自在に嵌挿した係止金具を設けて構成され、係止金具に対して係止ピンを摺動操作することにより、係止ピンを案内金具に係合させて両開き扉の開閉を阻止する一方、係合状態の係止ピンを案内金具から離脱させて両開き扉の開閉を許容するものである(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平9−151648号公報 特開平7−113368号公報
しかしながら、前述した閂は、地震などに際して、不用意に扉が開き出し、食器などの収容物が外部に落下して破損することを防止できるものの、扉を開閉するための把手を別途設ける必要があり、部品点数が増加してコストの上昇を招くとともに、食器収納棚などのデザインを損なうという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、部品点数を削減するとともに、食器収納棚などのデザインを損なうことのない閂把手を提供するものである。
本発明は、両開き扉の手先側にそれぞれ固定された取付部材および該取付部材に一体に連設され、断面優弧状案内面を有する案内部材からなる受け金具と、受け金具の案内部材の案内面に対応する内周面を有するとともに、受け金具の取付部材と案内部材の連設部に対応する切欠部が形成されて、一方の受け金具の案内部材の先端から該一方の受け金具の案内部材から離脱した位置間にわたって受け金具の案内部材に摺動自在に嵌挿されたパイプ状の操作金具と、から構成され、一方の受け金具の案内部材の先端に、操作金具の外径と同一外径の円筒状ストッパ部材が一体に設けられ、また、操作金具を摺動操作して一方の受け金具のストッパ部材に当接させた際、受け金具の取付部材、ストッパ部材および操作金具が左右対称に位置することを特徴とするものである。
本発明によれば、操作金具を摘んで受け金具の案内部材に沿って抜き出し方向に摺動させれば、操作金具が一方の受け金具の案内部材から離脱する。この状態で、一方の受け金具の案内部材もしくは他方の受け金具の案内部材に嵌合された操作金具を摘んで引き出せば、扉を開放することができる。一方、扉を閉鎖した後、操作金具を摘んで受け金具の案内部材に沿って押し込み方向に摺動させ、ストッパ部材に当接させれれば、操作金具は、一方の受け金具の案内部材および他方の受け金具の案内部材にわたって嵌合されて、閂棒として機能する。したがって、扉が不用意に開き出すことを確実に防止することができる。また、この状態では、受け金具の取付部材、ストッパ部材および操作金具が左右対称に位置している。
この結果、閂機能と把手機能とを併せ持つことにより、閂と把手を各別に設ける場合に比較して部品点数を削減することができるとともに、食器収納棚などのデザインを損なうこともない。また、構造がシンプルであり、部品点数の削減と相俟ってコストを削減することができる。
本発明において、前記他方の受け金具の案内部材の先端に、該案内部材の案内面に連続する案内面を有する延長部材が一体に設けられるとともに、延長部材の先端に該延長部材の外径よりも大きく、ストッパ部材の外径よりも小径のストッパ板が設けられ、また、操作金具の内面に、受け金具の案内部材の案内面に対応する内周面と段差部をおいてストッパ板の外径に対応する内径の内周面が形成され、操作金具が一方の受け金具の案内部材から離脱した際に、操作金具の内周面による段差部がストッパ板に当接すると、操作金具の抜け出しを確実に防止することができるとともに、扉の開放を許容する位置に達したことを把握することができるため、好ましい。
本発明によれば、閂と把手との機能を併せ持つことによって、部品点数を削減することができるとともに、食器収納棚などのデザインを損なうこともない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3には、本発明の両開き扉の閂把手1の一実施形態が示されている。
この閂把手1は、各扉G,Gの手先側にそれぞれ設けられた受け金具2L,2Rと、受け金具2L,2Rに沿って摺動自在に嵌挿された操作金具3と、から構成されている。
受け金具2L,2Rは、主に直方体形状の取付部材21および該取付部材21に断面優弧状案内面を有する略円筒形状の案内部材22を一体に連設して形成され、取付部材21の内端面と案内部材22の内端面は、連続する同一の垂直面上に位置するように設定されている。そして、一方の受け金具2Lの案内部材22の先端には、該案内部材22における案内面の曲率半径よりも大きな外径の円筒形状のストッパ部材23が案内部材22と同心上に位置して一体に設けられている。また、他方の受け金具2Rの案内部材22の先端には、該案内部材22における案内面の曲率半径と同一外径の円筒形状の延長部材24が案内部材22の案内面に連続する案内面を形成するように一体に設けられるとともに、その先端には、延長部材24の外径よりも若干大きく、前述したストッパ部材23の外径よりも若干小さな外径のストッパ板25が一体に設けられている。これらのストッパ部材23およびストッパ板25によって、後述する操作金具3の摺動範囲を規制している。
ここで、一方の受け金具2Lの取付部材21および案内部材22と、他方の受け金具2Rの取付部材21および案内部材22とは、同一の大きさに形成されている他、一方の受け金具2Lのストッパ部材23の長さと、他方の受け金具2Rの延長部材24の長さにストッパ板25の厚みを加えた長さとは、同一に設定されている。
なお、各受け金具における取付部材21および案内部材22の連設部の上下面には、断面略三角形状の案内溝2aが長手方向に沿って形成されており、後述するように、操作金具3の切欠部3aの対向する上下の端縁が嵌挿されるようになっている。
操作金具3は、前述した一方の受け金具2Lのストッパ部材23の外径と同一外径の管状体であって、その内周面には、受け金具2L,2Rの案内部材22の断面優弧状案内面の曲率半径と同一内径の第1内周面3xが一端から略中間部にかけて形成されるとともに、略中間部から他端にかけてストッパ板25の外径と同一内径の第2内周面3yが形成されている。したがって、操作金具3の内周面の略中間部には、第1内周面3xと第2内周面3yによる段差部3zが形成され、その段差部3zがストッパ板25に当接して係止されるようになっている。
また、操作金具3には、その一端から先端近傍にかけて、受け金具2L,2Rの取付部材21および案内部材22の連設部に形成された上下の案内溝2aを挟み込むように、切欠部3aが形成されている。
ここで、操作金具3の長さは、各扉Gにそれぞれ受け金具2L,2Rを固定した状態において、一方の受け金具2Lのストッパ部材23の内端から他方の受け金具2Rの延長部材24に設けたストッパ板25の先端までの長さに設定され、また、操作金具3を一方の受け金具2Lの案内部材22および他方の受け金具2Rの案内部材22にわたって嵌挿した状態において、それらの案内部材22,22の案内面に沿って操作金具3を摺動させ、その第1内周面3xおよび第2内周面3yの段差部3zが他方の受け金具2Rのストッパ板25に当接してそれ以上の引き出しが規制された際、操作金具3の一端が一方の受け金具2Lの案内部材22の内端を越えて位置するように設定されている。
次に、このように構成された閂把手1の組立要領およびその操作について説明する。
まず、各扉Gの手先側にそれぞれ受け金具2L,2Rを接着剤あるいはビスなどを利用して固定する。この際、受け金具2L,2Rの取付部材21の下面が同一水平面上に位置するとともに、それらの取付部材21の内端面が各扉Gの手先側端面からそれぞれ同一の間隔をおいて固定する。
受け金具2L,2Rをそれぞれ固定したならば、操作金具3を把持し、その第1内周面3xが臨む側の開口を他方の受け金具2Rの延長部材24に対向させて押し込み、嵌合させるとともに、その切欠部3aの開口端を該受け金具2Rの案内溝2aに対向するように調整した後、嵌合させて押し込む。この際、操作金具3は、他方の受け金具2Rの案内部材22の案内面を経て一方の受け金具2Lの案内部材22の案内面に沿って摺動するとともに、一方の受け金具2Lの案内溝2aに沿って切欠部3aが摺動する。この際、操作金具3の切欠部3aが上下の案内溝2aに嵌合されているため、操作金具3が受け金具2L,2Rの案内部材22の軸心回りに回転することなく摺動される。
操作金具3を押し込むことにより、その先端がストッパ部材23の内端面に当接したならば、操作金具3の第2案内面2yが臨む側の他方の開口を通してストッパ板25を差し込み、他方の受け金具2Rの延長部材24の先端面に接着剤またはビスを利用して固定すれば、閂把手1の取付作業を終了する。
このようにして扉に固定された閂把手1は、各扉Gの手先側開口端面に対して左右対称に位置している。そして、この状態では、操作金具3は、左右の受け金具2L,2Rの案内部材22,22にわたって嵌合されており、操作金具3が閂棒としての機能を有するため、各扉Gの開き出しは阻止されている。したがって、地震などが発生したとしても、操作金具3は摩擦抵抗によって受け金具2L,2Rの案内部材22に対して摺動することがなく、扉Gは閉鎖位置に確実に保持される。このため、内部に収容された物品が外部に脱落して周囲に散乱することを確実に防止することができる。
一方、扉Gを開放して、内部に収容された物品を取り出す際には、操作金具3を上下から指先にて挟み込み、受け金具2L,2Rの案内部材22の案内面との摩擦抵抗に抗して他方の受け金具2R方向に抜き出すように摺動させればよい。操作金具3が一定距離摺動すれば、その先端側半部がストッパ板25を越えて突出するとともに、その第1内周面3xと第2内周面3yとの段差部3zがストッパ板25に当接してそれ以上の摺動を阻止することから、操作金具3の抜け出しを阻止することができる。この状態では、操作金具3の、第1内周面3xが臨む側の開口端は、一方の受け金具2Lの案内部材22から離脱しており、閂棒としての機能が解除されて、各扉Gの開き出しが許容される。したがって、一方の受け金具2Lもしくは他方の受け金具2Rを指先にて上下から挟み込んで引き出すことにより、各扉Gを図示しないヒンジ回りに回転させて開放することができる。この場合、扉Gの表面と一方の受け金具2Lの案内部材22との間に、案内部材22の直径よりも厚みが小さな取付部材21が設けられ、あるいは、扉Gの表面と他方の受け金具2Rの案内部材22との間に、該案内部材22に嵌合された操作金具3の直径よりも厚みが小さな取付部材21が設けられていることにより、容易に取付部材21を摘むことができるとともに、指先が取付部材21から滑って離脱することを防止でき、容易に開放することができる。
なお、前述した実施形態においては、受け金具2の取付部材21を浅い直方体形状に形成した場合を例示したが、扉Gの引き出しに際して、一方の受け金具2Lの案内部材22、あるいは、操作金具3を摘むために一定の間隔を扉Gとの間に確保すればよいことから、形状を特に限定するものではない。
本発明の両開き扉の閂把手の一実施形態を示す斜視図である。 図1の閂把手のA−A線断面図である。 図1の閂把手のB−B線断面図である。 図1の閂把手を操作した状態を示す斜視図である。 図4の閂把手のC−C線断面図である。 図4の閂把手を背面側から見た斜視図である。
符号の説明
1 閂把手
2L,2R 受け金具
2a 案内溝
21 取付部材
22 案内部材
23 ストッパ部材
24 延長部材
25 ストッパ板
3 操作金具
3a 切欠部
3x 第1案内面
3y 第2案内面
3z 段差部

Claims (2)

  1. 両開き扉の手先側にそれぞれ固定された取付部材および該取付部材に一体に連設され、断面優弧状案内面を有する案内部材からなる受け金具と、受け金具の案内部材の案内面に対応する内周面を有するとともに、受け金具の取付部材と案内部材の連設部に対応する切欠部が形成されて、一方の受け金具の案内部材の先端から該一方の受け金具の案内部材から離脱した位置間にわたって受け金具の案内部材に摺動自在に嵌挿されたパイプ状の操作金具と、から構成され、一方の受け金具の案内部材の先端に、操作金具の外径と同一外径の円筒状ストッパ部材が一体に設けられ、また、操作金具を摺動操作して一方の受け金具のストッパ部材に当接させた際、受け金具の取付部材、ストッパ部材および操作金具が左右対称に位置することを特徴とする両開き扉の閂把手。
  2. 前記他方の受け金具の案内部材の先端に、該案内部材の案内面に連続する案内面を有する延長部材が一体に設けられるとともに、延長部材の先端に該延長部材の外径よりも大きく、ストッパ部材の外径よりも小径のストッパ板が設けられ、また、操作金具の内面に、受け金具の案内部材の案内面に対応する内周面と段差部をおいてストッパ板の外径に対応する内径の内周面が形成され、操作金具が一方の受け金具の案内部材から離脱した際に、操作金具の内周面による段差部がストッパ板に当接することを特徴とする請求項1記載の両開き扉の閂把手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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