JP2006291512A - 免震装置、免震装置を用いた建築物、及び免震装置の取付方法 - Google Patents

免震装置、免震装置を用いた建築物、及び免震装置の取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006291512A
JP2006291512A JP2005111371A JP2005111371A JP2006291512A JP 2006291512 A JP2006291512 A JP 2006291512A JP 2005111371 A JP2005111371 A JP 2005111371A JP 2005111371 A JP2005111371 A JP 2005111371A JP 2006291512 A JP2006291512 A JP 2006291512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isolation device
seismic isolation
foundation
magnet
electromagnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005111371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4722531B2 (ja
Inventor
Kenji Yamano
健次 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Kensetsu Kogyo Kk
Original Assignee
Daiken Kensetsu Kogyo Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Kensetsu Kogyo Kk filed Critical Daiken Kensetsu Kogyo Kk
Priority to JP2005111371A priority Critical patent/JP4722531B2/ja
Publication of JP2006291512A publication Critical patent/JP2006291512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4722531B2 publication Critical patent/JP4722531B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】 地震等による衝撃を、より緩和することが可能な免震装置、及びそれを取り付けた建築物を提供する。
【解決手段】 地震による上下及び/又は左右の振動を検知する振動検知手段8と、建築物本体1と基礎2の間の所定の部位に設けられ、建築物本体1を基礎2から磁力によって浮上させる浮上手段6、7と、地震による振動を検知した際に、浮上手段6、7を動作させる制御手段9とを備え、浮上手段6、7は、建築物本体1及び基礎2の一方に設けられた磁石7と、他方の、磁石7と対向する位置に設けられた磁石6とを有し、磁石6、7のうち少なくとも一方は電磁石6である、免震装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地震による振動を緩和させる免震装置、免震装置を用いた建築物、及び免震装置の取付方法に関するものである。
家屋の基礎及び基礎上に設置される土台等は、家屋を支持する上で重要な構造部である。これら基礎と土台の結合は、図7に示すように、砂利等の上に、敷設されたコンクリートからなる基礎100と、基礎100上に載置された土台101とを、アンカーボルト102で固定する、基礎打ち工法が用いられている。
このような基礎打ち工法では、基礎100と土台101とが、アンカーボルト102によって強く固定されている。そのため、地震等の強い衝撃を受けると、その衝撃が直接的に基礎100又は土台101に付加され、衝撃に弱いコンクリートよりなる基礎100に亀裂が発生したり、強度の弱い木材よりなる土台101が破損したりし易かった。
このような地震による強い衝撃を緩和するために、基礎100と土台101に渡って取り付けられる耐震補強金具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005―36615号公報
上記特許文献1のような耐震補強金具を用いた場合、衝撃が緩和されるものの、基礎100と土台101が直接接しているために十分には衝撃が緩和されていなかった。
又、家屋に限らず、耐震のために金具等で固定されている家具等についても同様に地震等による衝撃を緩和する必要があった。
本発明は、上記従来の課題を考慮して、地震等による衝撃を、より緩和することが可能な免震装置、免震装置を用いた建築物、及び免震装置の取付方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための、第1の本発明は、
地震による上下及び/又は左右の振動を検知する振動検知手段と、
物体と台の間の所定の部位に設けられ、前記物体を前記台から磁力によって浮上させる浮上手段と、
地震による振動を検知した際に、前記浮上手段を動作させる制御手段とを備えた、免震装置である。
又、第2の本発明は、
前記物体は、建築物本体であり、
前記台は、基礎であり、
前記浮上手段は、前記基礎と前記建築物本体との間の複数の所定部位に設けられている、第1の本発明の免震装置である。
又、第3の本発明は、
前記浮上手段は、
前記物体及び台の一方に設けられた磁石と、他方の、前記磁石と対向する位置に設けられた磁石とを有し、
前記磁石のうち少なくとも一方は電磁石である、第1の本発明の免震装置である。
又、第4の本発明は、
前記電磁石は、超電導磁石である、第3の本発明の免震装置である。
又、第5の本発明は、
前記磁石は、それぞれ他方に対向する平面部を有しており、
地震が発生していない時には、一方の前記平面部の端部分は、それに対応する、他方の前記平面部の端部分から、地面と実質上平行方向に前記他方の平面部の外側に位置しており、
前記磁石又は前記電磁石は、前記外側に位置している一方の前記平面部の端部分に、前記他方側に向かって、前記平面部に対して実質上垂直方向に設けられた縁部を有し、
前記浮上手段により、浮上する高さよりも、前記縁部の前記平面部に対する垂直方向の長さの方が長くなっている、第3の本発明の免震装置である。
又、第6の本発明は、
地震が発生していないときに、前記物体と台の固定を行う固定手段を更に備えた、第1の本発明の免震装置である。
又、第7の本発明は、
前記浮上手段は、前記固定手段を兼ねており、
前記浮上手段は、
前記物体及び台の一方に設けられた磁石と、他方の、前記磁石と対向する位置に設けられた磁石とを有し、
前記磁石のうち少なくとも一方は電磁石であり、
前記制御手段は、前記振動を検知した時と、前記振動を検知していない時で、前記電磁石の極が反対になるように、電流を制御する、第6の本発明の免震装置である。
又、第8の本発明は、
前記固定手段は、
地面に対して実質上垂直に、前記物体と前記台にわたって配置されている棒状部材と、
前記振動を検知した時に、前記棒状部材を前記物体又は前記台側に引き抜く引き抜き手段とを有している、第6の本発明の免震装置である。
又、第9の本発明は、
前記棒状部材は、金属製であり、
前記引き抜き手段は、電磁コイルである、第8の本発明の免震装置である。
又、第10の本発明は、
第2の本発明の免震装置を備えた、建築物である。
又、第11の本発明は、
建築物の基礎と土台を固定するためのアンカーボルトを切断する切断工程と、
前記土台を持ち上げる工程と、
第2の本発明の免震装置を取り付ける工程とを備えた、免震装置の取付方法である。
本発明によれば、地震等による衝撃を、より緩和することが可能な免震装置、免震装置を用いた建築物、及び免震装置の取付方法を提供することが出来る。
以下、本発明にかかる実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明にかかる実施の形態1における免震装置について説明するとともに、本発明の免震装置を用いた建築物についても同時に説明する。
図1は、本発明にかかる実施の形態1における免震装置を取り付けた家屋の断面構成図を示したものである。
図1に示すように、本実施の形態1における家屋は、家屋本体1と、コンクリートからなる基礎2とを備えている。この家屋本体1は、土台3、屋根4、及び柱5とを有している。この土台3が基礎2上に載置される。尚、説明のため、基礎2と土台3の間隔を開けて示している。
土台3の下側には、電磁石6が複数箇所に設置されている。又、電磁石6が設置されている箇所に対向する基礎2の箇所には、磁石7が設置されている。又、土台3には、本発明の振動検知手段の一例である、加速度計8が設置されている。この加速度計8による振動の検知によって複数の電磁石6の制御を行う制御手段9が設置されている。
図2に、図1で示した電磁石6及び磁石7の部分拡大構成図を示す。図2に示されているように、電磁石6は、鉄芯10と、鉄芯10に捲き回された導線11を有している。この鉄芯10は、土台3に対して、その一部が埋め込まれることによって固定されている。
又、電磁石6は、基礎2に対向する部分に平面部6aを有している。この平面部6aと対向する部分に、磁石7も平面部7aを有している。これら、平面部7aと6aは、上方から見ると実質上円形状である。又、平面部6aの周縁6bには、平面部6aと実質上垂直方向であって、基礎2側に向かって縁部6cが形成されている。又、平面部6aと平面部7aの中心が実質上一致した状態で、周縁6bと周縁7bの間隔lが18cm以上空くように、平面部6a及び7aは形成されている。又、縁部6cの平面部6aに対する垂直方向の長さmは、電磁石6と磁石7の磁力による浮上距離nよりも長くなっている。
尚、本発明の浮上手段は、例えば、本実施の形態1では電磁石6及び磁石7に相当する。又、本発明の端部分とは、例えば、本実施の形態1では、周縁6b若しくは7bに相当する。
上記構成の本実施の形態1における免震装置の動作を説明するとともに、本発明の免震装置を備えた建築物の動作についても同時に説明する。
地震が発生していない場合、複数の電磁石6に通電されており、電磁石6は、それに対応する磁石7と引き合うことによって固定されている。例えば、磁石7の平面部7a側がN極であるときには、電磁石6の平面部6aがS極となるように電流の向きが制御されている。
次に、地震が発生すると、加速度計8によって振動が検知される。この振動を検知した信号は制御手段9に送られ、制御手段9は、複数の電磁石6へ地震が発生していないときと逆向きに電気を流すように制御を行う。ここで、例えば、磁石7の平面部7a側がN極の時には、電磁石6の平面部6aもN極となるような電流の向きに通電を行う。このため、電磁石6と磁石7は、反発し、家屋本体1は浮上する。
又、地震が終了し、加速度計8によって振動が検知されなくなると、徐々に導線11に流す電流を弱めるように制御が行われる。これによって家屋本体1が徐々に落下し、基礎2上に載置されることになる。
最後に、磁石7と電磁石6が引き合うように、電磁石6に電気を流す。
このように、地震が発生している最中には、家屋本体1が基礎2から浮上しており、振動が直接家屋本体1に伝わらないため地震による振動を緩和する事が出来る。
又、本発明の浮上手段と兼ねられている固定手段は、例えば、本実施の形態1の電磁石6及び磁石7に相当する。この固定手段により地震が発生していないときには、電磁石6と磁石7は積極的に固定されているため、家屋本体1が基礎2に強固に固定されており、台風等の暴風に対しても安全である。尚、常時固定を行わず、風速を測定する手段を更に設けて、所定の風速以上になった際に電磁石6に通電が行われ、磁石7との固定が行われてもよい。
又、本実施の形態1の免震装置では、周縁7bと縁部6cの距離は18cm以上になるように構成されているが、この18cmとは、阪神淡路大震災時の横揺れの最大変位であり、当該震災規模の地震が発生したとしても、磁石7と電磁石6の上下位置が完全にはズレない。更に、縁部6cの平面部6aに対する垂直方向の長さmが、電磁石6と磁石7の磁力による浮上距離nよりも長くなっているため、例え、18cm以上の揺れが来た場合であっても、磁石7の側面と縁部6cが干渉することにより、磁石7と電磁石6の上下位置のズレを防ぐことが出来る。
尚、本実施の形態1の免震装置では、基礎2に電磁石6が設置され、土台3に磁石7が設置されているが、逆に設置されていてもよい。
又、本実施の形態1の免震装置では、電磁石6の平面部6aの方が、磁石7の平面部7aよりも面積が大きく、更に縁部6cが形成されているが、平面部7aの方が、平面部6aよりも大きくても良く、縁部が形成されていてもよい。
又、本実施の形態1の免震装置では、一方に電磁石6を用いて、他方に磁石7を用いているが、両方ともに電磁石を用いても良い。更に、電磁石ではなく超電導磁石であってもよい。
又、図1の側面図では、電磁石6及び磁石7が、土台3の両端及び中央の3箇所に設置されているが、本構成に限らなくともよく、要するに家屋本体1を基礎2から浮上させることが出来さえすればよい。但し、家屋本体1の強度の点から、電磁石6及び磁石7は、少なくとも柱5の下側には設置した方が好ましく、又、家屋本体1の底面が均等に持ち上がるように設置することが好ましい。
又、本実施の形態1では、平面部7aと6aは実質上円形状であると説明したが、円形状に限らず、例えば一方が長方形状であってもよく、要するに、一方の平面部の端部分が、それに対応する、他方の平面部の端部分から18cm以上、他方の平面部の外側に位置しておりさえすればよい。この一例を図3に示す。図3は、上方から電磁石6を磁石7を見下ろした際の平面図である。図3に示すように、平面部7aは長方形状であり、平面部6aは、端部分6d、6eの各々に対応する、他方の平面部7aの端部分7d、7eとの距離t、sがともに18cm以上となるような形状に形成されている。
又、本実施の形態1では説明していないが、地震が発生した際には、電気が通じなくなることが考えられるので、バッテリー等を備えて電力を貯蔵しておく方がより好ましい。
又、本実施の形態1の免震装置では、周縁7bと周縁6bの距離を18cm以上と説明した。しかしながら、本実施の形態の距離に限定されるものではないが、例えば、地震によって揺れやすいビルの上方階の部屋に載置されている家具等、又は地震による揺れの激しい地盤上に建設されている家屋等に、本実施の形態の免震装置を適応する場合には、周縁7bと周縁6bの距離を18cmよりも長くする方が好ましい。又、地震による揺れが比較的穏やかな地盤上に建設されている家屋等に対しては、前記距離を短くしてもかまわず、本実施の形態の免震装置を適応する物体、適応する場所によって、前記距離は適宜変更可能である。
(実施の形態2)
以下に、本発明にかかる実施の形態2における免震装置について説明するとともに、本発明の免震装置を用いた建築物についても同時に説明する。
図4は本実施の形態2における免震装置を取り付けた家屋の部分構成図である。図4に示すように、本実施の形態2の免震装置は、実施の形態1と基本的構成は同じであるが、実施の形態1に対して、別途、固定手段30を備えている点が異なる。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、同一の構成要素に対しては、同一符号を付している。
図4に示すように、本実施の形態2における免震装置は、基礎2と土台3を固定するための固定手段30を複数個備えている。又、実施の形態1で説明した制御手段9の代わりに、加速度計8に基づいて電磁石6とともに固定手段30の制御を行う制御手段34が設置されている。
図5(a)は、基礎2と土台3が、固定手段30によって固定されている状態を示す断面構成図であり、図5(b)は、基礎2と土台3が、固定手段30によって固定されていない状態を示す断面構成図である。
図5(a)に示すように、固定手段30は、基礎2に設けられた孔部33に挿入され、基礎2と土台3を固定する棒状部材31と、土台3に取り付けられた電磁コイル32とを有している。この電磁コイル32に電気を流すことによって、棒状部材31が電磁コイル32内に収納される。この状態を示すのが図5(b)である。
本実施の形態2における免震装置の動作について以下に述べる。
地震が発生していない時には、図5(a)に示すように、棒状部材31は、基礎2の孔部33に挿入された状態になっている。
次に、地震が発生すると、加速度計8によって振動が検知され、電磁コイル32に通電が行われる。この電磁コイル32への通電によって、棒状部材31が電磁コイル32内に引き込まれ、基礎2と土台3との固定が解除される。
そして、磁石7に対して反発するように、複数の電磁石6へ通電され、家屋本体1が浮上する。
又、地震が終了し、加速度計8によって振動が検知されなくなると、徐々に導線11に流す電流を弱めるように制御が行われる。これによって家屋本体1が徐々に落下し、基礎2上に載置されることになる。
次に、電磁コイル32の通電を停止することにより棒状部材31は落下し、孔部33に挿入される。
尚、本実施の形態2では、土台3側に電磁コイル32を備えているが、基礎2側に備えていても良い。しかしながら、この場合、地震が発生していないときに、棒状部材31を上方に位置させておく必要があるため、電磁コイル32に常時通電を行う必要がある。そのため、本実施の形態2の免震装置と比較して電力が大きくなる。
又、本実施の形態2では、棒状部材31を自然落下によって孔部33に挿入していたが、電流を反対向きに流すことによって棒状部材31を積極的に電磁コイル32から押し出してもよい。
尚、本発明の引き抜き手段の一例は、本実施の形態2の電磁コイル32に相当するが、本構成に限らず、例えば、モーターと棒状部材を連動させ、基礎2又は土台3側に引き抜くような構成としてもよく、要するに振動を検知したときに、棒状部材を基礎又は土台側に引き抜くことが出来ればよい。
(実施の形態3)
以下に、本発明にかかる実施の形態3における免震装置の取付方法について説明する。この免震装置としては、実施の形態1において説明した免震装置を用いる。
図6(a)は、既存の家屋の断面図である、図6(a)に示すように、既存の家屋には、家屋本体1を固定するために、基礎2と土台3の間に実質上地面に対して垂直にアンカーボルト50が挿入されている。
このアンカーボルト50を、基礎2と土台3の境界部分50aで切断する(本発明の切断工程の一例に相当する。)。
そして、図6(b)に示されているように、家屋本体1をジャッキ等で持ち上げ、基礎2と土台3の間に空間を設ける(本発明の土台を持ち上げる工程の一例に相当する。)。
続いて、図1及び図2で説明した電磁石6と磁石7を、図6(c)に示すようにそれぞれ土台3と基礎2に取り付ける(本発明の取付工程の一例に相当する。)。
最後に、ジャッキ等で、再び、基礎2上に家屋本体1を載置する。
以上の取付方法により、既存の家屋に対して、本実施の形態1で説明した免震装置を取り付ける事が可能となる。
尚、本発明の建築物の一例は、実施の形態1〜3の家屋に相当するが、倉庫又は物置であってもよい。
又、本発明の物体の一例は、実施の形態1〜3の家屋本体1に相当し、本発明の台の一例は、基礎2に相当するが、本構成に限らず、本発明の物体及び台の他の一例として、家具及び床であってもよい。
本発明の免震装置は、地震等による衝撃を、より緩和することが可能な効果を有し、特に建築物等に用いる免震装置として有用であり、既存の建築物に対しても適用可能である。
本発明にかかる実施の形態1における免震装置を取り付けた家屋の断面構成図 本発明にかかる実施の形態1における免震装置の断面構成図 本発明にかかる実施の形態1における免震装置の電磁石及び磁石の平面部の一例を示す平面図 本発明にかかる実施の形態2における免震装置を取り付けた家屋の部分断面構成図 (a)本発明にかかる実施の形態2における免震装置の固定手段によって基礎と土台が固定されている状態を示す断面構成図、(b)本発明にかかる実施の形態2における免震装置の固定手段による基礎と土台の固定が解除されている状態を示す断面構成図 (a)本発明にかかる実施の形態3における免震装置の取付方法を説明するための断面構成図、(b)本発明にかかる実施の形態3における免震装置の取付方法を説明するための断面構成図、(c)本発明にかかる実施の形態3における免震装置の取付方法を説明するための断面構成図 従来の家屋の部分断面構成図
符号の説明
1 家屋本体
2 基礎
3 土台
4 屋根
5 柱
6 電磁石
7 磁石
8 加速度計
9 制御手段
10 鉄芯
11 導線

Claims (11)

  1. 地震による上下及び/又は左右の振動を検知する振動検知手段と、
    物体と台の間の所定の部位に設けられ、前記物体を前記台から磁力によって浮上させる浮上手段と、
    地震による振動を検知した際に、前記浮上手段を動作させる制御手段とを備えた、免震装置。
  2. 前記物体は、建築物本体であり、
    前記台は、基礎であり、
    前記浮上手段は、前記基礎と前記建築物本体との間の複数の所定部位に設けられている、請求項1記載の免震装置。
  3. 前記浮上手段は、
    前記物体及び台の一方に設けられた磁石と、他方の、前記磁石と対向する位置に設けられた磁石とを有し、
    前記磁石のうち少なくとも一方は電磁石である、請求項1記載の免震装置。
  4. 前記電磁石は、超電導磁石である、請求項3記載の免震装置。
  5. 前記磁石は、それぞれ他方に対向する平面部を有しており、
    地震が発生していない時には、一方の前記平面部の端部分は、それに対応する、他方の前記平面部の端部分から、地面と実質上平行方向に前記他方の平面部の外側に位置しており、
    前記磁石又は前記電磁石は、前記外側に位置している一方の前記平面部の端部分に、前記他方側に向かって、前記平面部に対して実質上垂直方向に設けられた縁部を有し、
    前記浮上手段により、浮上する高さよりも、前記縁部の前記平面部に対する垂直方向の長さの方が長くなっている、請求項3記載の免震装置。
  6. 地震が発生していないときに、前記物体と台の固定を行う固定手段を更に備えた、請求項1記載の免震装置。
  7. 前記浮上手段は、前記固定手段を兼ねており、
    前記浮上手段は、
    前記物体及び台の一方に設けられた磁石と、他方の、前記磁石と対向する位置に設けられた磁石とを有し、
    前記磁石のうち少なくとも一方は電磁石であり、
    前記制御手段は、前記振動を検知した時と、前記振動を検知していない時で、前記電磁石の極が反対になるように、電流を制御する、請求項6記載の免震装置。
  8. 前記固定手段は、
    地面に対して実質上垂直に、前記物体と前記台にわたって配置されている棒状部材と、
    前記振動を検知した時に、前記棒状部材を前記物体又は前記台側に引き抜く引き抜き手段とを有している、請求項6記載の免震装置。
  9. 前記棒状部材は、金属製であり、
    前記引き抜き手段は、電磁コイルである、請求項8記載の免震装置。
  10. 請求項2記載の免震装置を備えた、建築物。
  11. 建築物の基礎と土台を固定するためのアンカーボルトを切断する切断工程と、
    前記土台を持ち上げる工程と、
    請求項2の免震装置を取り付ける工程とを備えた、免震装置の取付方法。
JP2005111371A 2005-04-07 2005-04-07 免震装置、免震装置を用いた建造物 Expired - Fee Related JP4722531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111371A JP4722531B2 (ja) 2005-04-07 2005-04-07 免震装置、免震装置を用いた建造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111371A JP4722531B2 (ja) 2005-04-07 2005-04-07 免震装置、免震装置を用いた建造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006291512A true JP2006291512A (ja) 2006-10-26
JP4722531B2 JP4722531B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=37412362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005111371A Expired - Fee Related JP4722531B2 (ja) 2005-04-07 2005-04-07 免震装置、免震装置を用いた建造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4722531B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109537970A (zh) * 2018-12-11 2019-03-29 北京市建筑设计研究院有限公司 一种永磁悬浮隔震装置
JP2019124034A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 文美子 兼子 磁力免震装置
CN113684939A (zh) * 2021-06-30 2021-11-23 王超越 一种磁悬浮房屋地震抵御系统
CN117227854A (zh) * 2023-11-16 2023-12-15 沈阳微控新能源技术有限公司 运输平台和运输车

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08260756A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Kajima Corp 構造物の免震支持装置
JPH10281198A (ja) * 1997-04-08 1998-10-20 Yokohama Rubber Co Ltd:The 免震積層ゴム支承装置
JPH1144341A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 免震装置の固定方法
JPH11350786A (ja) * 1998-06-10 1999-12-21 Bando Chem Ind Ltd 免震装置のトリガー機構
JP2003172046A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Dps Bridge Works Co Ltd 免震建物用床板及びそれを用いた既存建物の免震構造化方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08260756A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Kajima Corp 構造物の免震支持装置
JPH10281198A (ja) * 1997-04-08 1998-10-20 Yokohama Rubber Co Ltd:The 免震積層ゴム支承装置
JPH1144341A (ja) * 1997-07-29 1999-02-16 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd 免震装置の固定方法
JPH11350786A (ja) * 1998-06-10 1999-12-21 Bando Chem Ind Ltd 免震装置のトリガー機構
JP2003172046A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Dps Bridge Works Co Ltd 免震建物用床板及びそれを用いた既存建物の免震構造化方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019124034A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 文美子 兼子 磁力免震装置
CN109537970A (zh) * 2018-12-11 2019-03-29 北京市建筑设计研究院有限公司 一种永磁悬浮隔震装置
CN113684939A (zh) * 2021-06-30 2021-11-23 王超越 一种磁悬浮房屋地震抵御系统
CN117227854A (zh) * 2023-11-16 2023-12-15 沈阳微控新能源技术有限公司 运输平台和运输车
CN117227854B (zh) * 2023-11-16 2024-02-02 沈阳微控新能源技术有限公司 运输平台和运输车

Also Published As

Publication number Publication date
JP4722531B2 (ja) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722531B2 (ja) 免震装置、免震装置を用いた建造物
CN111877590A (zh) 一种基于直流和交流电磁铁控制的摩擦摆减隔震装置
CN106760843A (zh) 一种基于电磁悬浮的三维隔震装置
KR101194832B1 (ko) 가공전선 배전용 배전반 지지완철
JP5277723B2 (ja) エレベーター制御ケーブル制振装置
CN103953128A (zh) 电磁悬浮隔震装置
US11362575B1 (en) Spring assisted magnetic energy harvester
CN113530347B (zh) 一种内悬浮拉线抱杆防倾倒机械装置及方法
CN106088568A (zh) 吊篮电磁式防坠防晃装置及其使用方法
JP3182113U (ja) 免震装置
CN103953129B (zh) 电磁永磁混合悬浮隔震装置的施工方法
US20110277389A1 (en) Magnetically levitated antiseismic structure
JP2011256947A (ja) 時間領域切替型免震装置
JP7393123B2 (ja) 免震建物
JP3099706B2 (ja) 杭の免震構造
CN112814423A (zh) 抗震房建结构
JP2006233701A (ja) 免震建物のロック装置
KR101063848B1 (ko) 엑세스 플로어용 정착구조물
CN206279648U (zh) 三维隔震装置
JPH10176432A (ja) 三次元免震装置
CN104762986B (zh) 梁基础结构
CN220266891U (zh) 一种电磁摩擦摆隔震支座
CN220035763U (zh) 一种可重复使用的磁吸摩擦式抗风装置
JP2005009211A (ja) 構造物の支持構造
CN113089666A (zh) 一种基于磁吸原理的降噪建筑工地打桩设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees