JP2006289676A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板に対するクランプ圧力の調整を適切に行える印刷装置を提供する。
【解決手段】 本発明の印刷装置は、基板Wを両側から挟み込んで保持する一対のクランプ片31a,31bと、そのクランプ片31a,31bを開閉駆動するエアシリンダー33と、を備え、一対のクランプ片31a,31bによって保持された基板Wに対してペーストSを印刷するようにしている。エアシリンダー33に供給されるエアの圧力を調整するための電空レギュレータが設けられる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、クリーム半田などのペーストを基板に対して印刷するようにした印刷装置および印刷方法に関する。
従来、印刷ステージにセットした基板にスクリーン印刷用のステンシル(マスク)を重装し、ステンシル上に供給したクリーム半田などのペーストをスキージにより拡張させることにより、ステンシルに形成された開口部(パターン孔)を介して基板の所定位置にペーストを印刷(塗布)するようにしたスクリーン印刷装置は周知である。
このようなスクリーン印刷装置においては、印刷時に基板をクランプによって両側から挟み込んで保持しているが、このクランプの開閉駆動手段として、例えば特許文献1に示すようにエアシリンダーが用いられるものがある。
特許第3298395号(図2)
上記特許文献1に示す従来のスクリーン印刷装置においては、基板をクランプにより保持する際のクランプ圧力(エアシリンダーのエア圧力)を適切に調整する必要がある。例えば薄い基板を保持する場合、クランプ圧力が高いと、基板に反りが生じて印刷精度が低下してしまう。逆にクランプ圧力が低いと、基板がクランプから不用意に脱落してしまう場合がある。従って従来より、基板に対するクランプ圧力の調整を適切に行うことができる技術の開発が望まれている。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、基板に対するクランプ圧力の調整を適切に行うことができる印刷装置および印刷方法を提供することを目的とする。
本発明は下記の手段を提供する。
[1] 基板を両側から挟み込んで保持する一対のクランプ片と、そのクランプ片を開閉駆動するエアシリンダーと、を備え、前記一対のクランプ片によって保持された基板に対してペーストを印刷するようにした印刷装置であって、
前記エアシリンダーに供給されるエアの圧力を調整するための電空レギュレータが設けられたことを特徴とする印刷装置。
[2] 印刷装置の動作を制御する制御手段を備え、
前記制御手段によって前記電空レギュレータが制御されるようにした前項1に記載の印刷装置。
[3] 前記制御手段にデータを入力するための入力手段を備え、
前記入力手段に対する入力操作に基づき、前記制御手段によって前記電空レギュレータによるエア圧力が調整されるようにした前項2に記載の印刷装置。
[4] 前記入力手段に予め、基板に関するデータ(基板データ)が入力される一方、
前記基板データに、前記エアシリンダーのエア圧力に関するデータが含まれる前項3に記載の印刷装置。
[5] エアシリンダーにより開閉駆動される一対のクランプ片によって基板を両側から挟み込んで保持した状態で、基板にペーストを印刷するようにした印刷方法であって、
前記エアシリンダーに供給されるエアの圧力を電空レギュレータによって調整するようにしたことを特徴とする印刷方法。
上記発明[1]にかかる印刷装置によると、数値データなどのデータの入力操作によって電空レギュレータによるクランプ圧力(エア圧力)を調整できるため、個人差による設定量の変動や入力ミスなどの不具合を防止できて、クランプ圧を適切に調整することができる。
上記発明[2]にかかる印刷装置によると、電空レギュレータを他の機器と同様に、制御手段の制御下で管理することができる。
上記発明[3]にかかる印刷装置によると、キーボードなどの入力手段からの入力操作によって簡単に、電空レギュレータによるエア圧力の調整や変更を行うことができる。
上記発明[4]にかかる印刷装置によると、エア圧力の調整ミスなどの不具合を有効に防止でき、エア圧力の調整をより適切に行うことができる。
上記発明[5]によると、上記と同様の作用効果を有する印刷方法を提供できる。
図1は本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷装置の側面図、図2はその装置の正面図、図3はその装置の平面図、図4はその装置における主要部(印刷ステージ10)の斜視図である。これらの図に示すように、このスクリーン印刷装置の基台2上には、印刷ステージ10が設けられ、この印刷ステージ10を挟んで両側にプリント基板Wを印刷ステージ10上に搬入および搬出するための上流側コンベア11および下流側コンベア12がX軸方向(搬送方向)に沿って配置されている。
さらにこの印刷装置は、プリント基板Wをクランプするためのクランプユニット3と、基板Wをクランプする際に基板上面に係止して位置決めするための位置決めユニット4と、印刷ステージ10の上方に設けられるステンシル保持ユニット5およびスキージユニット6とを備え、後述するようにクランプユニット3によりクランプされた基板Wがステンシル保持ユニット5のステンシル51に重装され、その状態で、スキージユニット6のスキージ61によってスクリーン印刷が施されるようにしている。
図1および図2に示すように、基台2上には、水平面内においてX軸方向と直交するY軸方向に沿ってレール211が配設されるとともに、このレール211にY軸テーブル21がY軸方向にスライド自在に取り付けられる。さらにY軸テーブル21および基台2間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによってY軸テーブル21が基台2に対しY軸方向に移動するよう構成されている。
Y軸テーブル21の上にはX軸方向に沿ってレール221が配設されるとともに、このレール221にX軸テーブル22がX軸方向にスライド自在に取り付けられる。さらにX軸テーブル22およびY軸テーブル21間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによってX軸テーブル22がY軸テーブル21に対しX軸方向に移動するよう構成されている。
X軸テーブル22には回転ユニット231を介して鉛直線(Z軸方向)の軸線回りに回転自在にR軸テーブル23が設けられている。このR軸テーブル23は、図示しない回転駆動手段によってZ軸回りに回転駆動するよう構成されている。
R軸テーブル23の四隅にはスライド支柱241が上下方向(Z軸方向)に沿ってスライド自在に取り付けられるとともに、このスライド支柱241の上部には昇降テーブル24が取り付けられ、スライド支柱241のスライドによって昇降テーブル24がR軸テーブル23に対しZ軸方向に昇降自在に取り付けられる。さらに昇降テーブル24およびR軸テーブル23間にはボールねじ機構243が設けられており、このボールねじ機構243が駆動することによって昇降テーブル24がR軸テーブル23に対しZ軸方向(上下方向)に移動するよう構成されている。
昇降テーブル24上にはX軸方向に沿って一対のメインコンベア20が設けられている。このメインコンベア20は、昇降テーブル24が降下した状態においては、上流側端部および下流側端部が上記上流側コンベア11の端部および下流側コンベア12の端部にそれぞれ対向して配置される。なおこの対向状態において、メインコンベア20と両側コンベア11,12との隙間は、コンベア間を基板Wが乗り継ぎ可能な間隔に設定されており、具体的には5mm程度と小さく設定されている。このため本実施形態において、メインコンベア20は、両側コンベア11,12との干渉を避けるために、降下状態においては、X軸およびR軸テーブル22,23の移動によるX軸およびR軸方向の移動が規制されるとともに、両側コンベア11,12に対する位置ずれを防止するために、Y軸およびR軸テーブル21,23の移動によるY軸およびR軸方向の移動が規制されている。つまり、メインコンベア20は、降下状態においては、X軸、Y軸およびR軸テーブル21〜23の移動による水平方向(X軸、Y軸およびR軸方向)の移動が規制されている。
図1〜5に示すように、昇降テーブル24に設けられるクランプユニット3は、一対のメインコンベア20の上方にX軸方向に沿って配置される一対の帯板状のクランプ片31a,31bを具備している。一方側クランプ片31aは、昇降テーブル24の構造材25(図5参照)上に固定されるとともに、他方側クランプ片31bは、昇降テーブル24の構造材25に対し、Y軸方向にスライド自在に取り付けられ、一方側クランプ片31aに対し接離自在に構成されている。
さらに他方側クランプ31bには、ブラケット26bが設けられ、このブラケット26bと構造材25との間にはエアシリンダー33が設けられている。そしてこのシリンダー33が進出駆動(伸張駆動)することにより、他方側クランプ片31bがY軸方向に沿って一方側クランプ片31aに対し遠ざかる方向に移動して、クランプ片31a,31bが開くとともに、シリンダー33が後退駆動(短縮駆動)することにより、他方側クランプ31bがY軸方向に沿って一方側クランプ片31aに対し近づく方向に移動して、クランプ片31a,31bが閉じるよう構成されている。こうして一対のクランプ片31a,31bが開閉することにより、後述するように基板Wが保持/解除されるよう構成されている。
図3,4に示すように両クランプ片31a,31bの上面には、複数の吸引孔35が設けられている。各吸引孔35は、図示しない吸引手段によって負圧に設定されるよう構成されている。そして後述するようにクランプ片31a,31b上にステンシル51が重装された状態において、各吸引孔35が負圧に設定されることにより、ステンシル51がクランプ片31a,31bの上面に吸着保持されるよう構成されている。
図5に示すように昇降テーブル24に設けられる位置決め手段としての位置決めユニット4は、両クランプ片31a,31bにそれぞれ対応して配置される一対の帯板状の位置決め板41a,41bを具備している。一方側位置決め板41aは、構造材25に平行リンク機構42を介して設けられるとともに、他方側位置決め板41bは、上記ブラケット26bに平行リンク機構42を介して設けられている。そして、平行リンク機構42,42の回転を伴って、両位置決め板41a,41bは、水平姿勢を保ったまま、図6(a)に示すように一対のクランプ片31a,31bの両側に配置される退避位置と、図6(b)に示すように一対のクランプ片31a,31bの上側に押圧当接される位置決め位置との間で変位自在に構成される。さらに両位置決め板41a,41bは、退避位置においてはその上面が一対のクランプ片31a,31bの上面に対し同一水平面内に配置されるとともに、位置決め位置においては下端面の一部が一対のクランプ片31a,31bよりもY軸方向内側に突出するように配置される。
また昇降テーブル24およびブラケット26bには、両平行リンク機構42を駆動するためのシリンダー43が設けられており、シリンダー43が進出駆動(伸張駆動)することにより、一対の位置決め板41a,41bが内側に進出して位置決め位置に移動されるとともに、後退駆動(短縮駆動)することにより、一対の位置決め板41a,41bが開放されて退避位置に移動されるよう構成されている。
図4に示すように昇降テーブル24の四隅には、位置決め板支持用の支持部材としての支柱44が立設されている。そして位置決め板41aが退避位置に配置された状態(退避状態)では、位置決め板41a,41bが支柱44に支持されることにより、後述するスキージ61によるペースト拡張時の印圧(荷重)を支持できるよう構成されている。
図4に示すように、位置決め板41a,41bには、複数の吸引孔45が設けられている。各吸引孔45は、吸引パイプ46を介して図示しない吸引手段によって負圧に設定されるよう構成されている。そして後述するように位置決め板41a,41b上にステンシル51が重装された状態において、吸引孔45が負圧に設定されることにより、ステンシル51が位置決め板41a,41bの上面に吸着保持されるよう構成されている。
図1〜5に示すように昇降テーブル24には、一対のメインコンベア20間に対応し、スライド支柱291を介して上下方向に昇降自在に載置テーブル29が設けられている。さらにこの載置テーブル29および昇降テーブル24間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによって載置テーブル29が昇降テーブル24に対し上下方向に移動するよう構成されている。この載置テーブル29は、基板Wを載置可能な載置手段として構成されており、上昇することによってメインコンベア20上の基板Wが載置テーブル29上に移載されて上方へ移動されるとともに、下降することによって載置テーブル29上の基板Wがメインコンベア20側に移載されるよう構成されている。
印刷ステージ10の上方に設けられるステンシル保持ユニット5は、半田塗布部分に開口部(パターン孔)を有するステンシル51を水平配置で張り渡した状態に保持できるよう構成されている。
ステンシル保持ユニット5の上側に設けられるスキージユニット6は、Y軸方向に沿って移動自在なスキージホルダー62を有し、このスキージホルダー62に一対のスキージ61,61がそれぞれ昇降自在に設けられている。そして一方のスキージ61を降下させた状態でY軸方向一方側に移動させることにより、ステンシル51上でクリーム半田SをY軸方向一方側に向けてローリング(混練)させつつ拡張できるとともに、他方のスキージ61を降下させた状態でY軸方向他方側に移動させることにより、ステンシル51上でクリーム半田SをY軸方向他方側に向けてローリングさせつつ拡張できるよう構成されている。
図7はこの印刷装置の制御系を示すブロック図である。同図に示すように、この装置においては、制御手段としてのCPU91によって本印刷装置における各駆動部の駆動が制御されて、後に詳述する動作が自動的に実行されるものである。また入力手段としてのキーボード92は印刷処理に関連した各種のデータを印刷装置に入力するためのものであり、表示手段としてのCRTディスプレイ93は、各種の情報(データ)を表示するものである。さらに記憶装置94は、検査に必要な各種のデータ等を記憶するものである。
本実施形態において、CPU91によって制御される駆動部としては、例えば各コンベア11,12,20の駆動部、各テーブル21,22,23,24,29の駆動部、クランプ片31a,31bおよび位置決め板41a,41bの駆動部(エア供給手段)、カメラ7、クリーナー8およびスキージ61の駆動部などがある。さらに本実施形態においては、上記したように電空レギュレータ36も制御対象用の機器としてCPU91の制御下で管理されている。従ってキーボード92にエアシリンダー33のエア圧力に関するデータ(数値データ)を入力することによって、CPU91を介して電空レギュレータ36によるエアシリンダー33へのエア圧力を調整することができる。
また本実施形態では、印刷動作を開始する前に予め、所定のデータがキーボード92から入力される。所定のデータには、基板Wに関するデータ(基板データ)が含まれている。この基板データとしては例えば、図8に示すように基板のサイズ、フィデューシャルマークの位置、形状、大きさの他、クランプ片31bのクランプ圧(エアシリンダー33のエア圧力)などが含まれる。従って後述するように本印刷装置において印刷動作が開始されると、基板データのクランプ圧データに基づいて、CPU91によって電空レギュレータ36が制御されて、クランプ圧(エア圧力)が自動的に設定されるものである。
この構成のスクリーン印刷装置は、以下のような動作が行われる。なお初期状態としては、昇降テーブル24および載置テーブル29はそれぞれ降下状態にあり、メインコンベア20は、上流側コンベア11および下流側コンベア12に対応する位置に配置されている。さらにクランプユニット3のクランプ片31a,31bは開放状態にあり、位置決めユニット4の位置決め板41a,41bは退避状態にある。
この状態から、上流側コンベア11からプリント基板Wがメインコンベア20に搬入され、図9(a)に示すようにその基板Wがメインコンベア20によって所定位置まで搬送される。
その後、同図(b)に示すように位置決めユニット4の位置決め板41a,41bが内側に移動して、位置決め位置に配置されてから、同図(c)に示すように載置テーブル29が上昇していく。そして基板Wの上面が位置決め板41a,41bの下面(基準面)に当接係止して、クランプ片31a,31bの上面に対し同一平面内に配置されたところで、同図(d)に示すようにクランプ片31a,31bが閉じることにより、クランプ片31a,31bにより基板Wが挟み込まれて保持される。
続いて図10(a)に示すように、位置決め板41a,41bが外側に移動して退避位置に配置される。このとき位置決め板41a,41bの上面およびクランプ片31a,31bの上面は同一平面内に配置されるとともに、既述したように、クランプ片31a,31bの上面および基板Wの上面は同一平面内に配置される。
なお本実施形態においては、降下状態の印刷ステージ10とステンシル保持ユニット5との間には図1に示すように、水平方向に移動自在なカメラ7と、Y軸方向に移動自在なクリーナー8が設けられている。そしてカメラ7によって、基板Wの位置や種類(品番)およびステンシル51の位置や種類などが識別されて、その識別情報に基づいて、後述するように個体差などに起因する位置の微調整(補正)などが行われるよう構成されている。さらにクリーナー8によって、所定枚数の基板Wを処理する毎などにステンシル51がクリーニングされるよう構成されている。
次に図10(b)に示すように昇降テーブル24が少量上昇して、メインコンベア20が両側コンベア11,12の上方に抜け出したところで、必要に応じて、Y軸テーブル21、X軸テーブル22およびR軸テーブル23が適宜、Y軸、X軸およびR軸方向に移動し、基板Wのステンシル51に対する水平方向の位置が微調整(補正)される。
こうして位置が補正されると、同図(c)に示すように昇降テーブル24が上昇し、位置決め板41a,41b、クランプ片31a,31bおよび基板Wの上面がステンシル保持ユニット5のステンシル51の下面に重ね合わされるように重装される。続いてクランプ片31a,31bの吸引孔35および位置決め板41a,41bの吸引孔45が負圧に設定されて、クランプ片31a,31bおよび位置決め板41a,41bにステンシル51が吸着固定される。
その後、スキージユニット6の一方側スキージ61が降下して、ステンシル51上に沿ってY軸方向に移動することにより、ステンシル51上に供給されたペーストとしてのクリーム半田Sが拡張されて、クリーム半田Sが、ステンシル51のパターン孔を介して基板Wの所定位置に印刷(塗布)される。
ここで本実施形態において半田塗布を行う際には、スキージ61は、例えば一方側位置決め板41aおよび一方側クランプ片31aに対応するステンシル51上の領域(一方側助走エリア)を助走した後、基板Wの上方に対応するステンシル51上の領域(印刷エリア)上を摺動させるようにしている。このため、基板Wにクリーム半田Sを塗布する前に、助走エリアにおいてクリーム半田Sは、ローリング(混練)されて粘度が低下する。これによりクリーム半田Sがステンシル51のパターン孔に確実に充填されて、基板Wに精度良く塗布される。
基板Wにクリーム半田Sが塗布された後、昇降テーブル24が少量降下して基板Wがステンシル51から離脱(版離れ)する。その後必要に応じて、Y軸テーブル21、X軸テーブル22およびR軸テーブル23が適宜、Y軸、X軸およびR軸方向に移動し、基板Wの水平位置が元の位置に戻される。
続いて昇降テーブル24が降下すると同時に、クランプ片31a,31bが開放されて基板Wへの保持が解除される。そして昇降テーブル24が初期の降下位置まで降下しつつ、載置テーブル29が降下して、載置テーブル29上から基板Wがメインコンベア20に移載される。
次に、メインコンベア20によって基板Wが下流側コンベア12に搬送されて、下流側コンベア12を介して次工程に送り出される。
このように基板Wが下流側コンベア12に搬出される一方、次の基板Wが上流側コンベア11によってメインコンベア20に搬送されて、上記と同様の印刷処理が行われる。こうして、基板Wが順次送り込まれて順次印刷処理される。
なお本実施形態においては、印刷処理される基板W毎に、一方側および他方側スキージ61,61を交互に用いるものである。すなわち一方側スキージ61をY軸方向一方側に向けて摺動させる一方向移動の印刷処理と、他方側スキージ61をY軸方向他方側に向けて摺動させる他方向移動の印刷処理とが、処理される基板W毎に交互に行われるものである。
以上のように本実施形態の印刷装置によれば、クランプ開閉駆動用のエアシリンダー33に供給するエア圧力を、電空レギュレータ36によって調整するものであるため、手動式レギュレータのようにツマミ操作によって圧力調整を行う場合と異なり、数値データ(デジタルデータ)を入力することによって正確に、エア圧力を所望値に設定することができる。従って個人差による設定量の変動や入力ミスなどの不具合を確実に防止できて、クランプ圧を適切に調整できて、安定した印刷処理を行うことができる。すなわち、クランプ圧が過小であると基板Wが脱落、落下する恐れがあり、逆にクランプ圧が過大であると基板Wが変形し、基板Wとステンシル51の間に隙間が発生する領域が生まれ、その部分が印刷不良となる恐れがあるが、本実施形態においては、クランプ圧を適切に調整できるため、これらの不具合を確実に防止でき、安定した印刷処理を行うことができる。
また本実施形態においては、装置全体の制御を司るCPU91によって電空レギュレータ36を制御するものであるため、電空レギュレータ36を他の機器と同様に、CPU91の制御下で管理することができ、電空レギュレータ36に対する設定ミスなどの不具合をより確実に防止することができる。さらにキーボード92などからの入力操作によって簡単に、電空レギュレータ36によるエア圧力の調整や変更を行うことができる。
しかも本実施形態においては、印刷処理を行う前に予め入力される基板データに、エア圧力データが含まれているため、エア圧力の調整ミスや調整漏れ(調整忘れ)などの不具合を有効に防止でき、エア圧力の調整をより適切に行うことができる。
なお上記実施形態においては、昇降テーブル24を上昇させてテーブル上の基板をステンシル51に重装する印刷装置を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明は、ステンシルを降下させて、ステンシルを印刷ステージ上の基板に重装するようにしたステンシル昇降タイプの印刷装置にも適用することができる。
また上記実施形態では、載置手段としてテーブルタイプのもの(載置テーブル29)を用いるようにしているが、それだけに限られず、本発明は、載置手段として複数のピンからなるピンタイプのものを用いても良い。
この発明の一実施形態にかかる印刷装置の側面図である。 上記印刷装置を示す正面図である。 上記印刷装置を概略的に示す平面図である。 上記印刷装置における主要部を示す斜視図である。 上記印刷装置におけるクランプユニット周辺を示す側面図である。 上記印刷装置の位置決め板のクランプに対する位置関係を示す斜視図であって、同図(a)は位置決め板退避位置の斜視図、同図(b)は位置決め板進出位置の斜視図である。 上記印刷装置の制御系を示すブロック図である。 上記印刷装置に採用される基板データの内容を示す図である。 上記印刷装置の動作を説明するための側面図であって、同図(a)は基板搬入時の側面図、同図(b)は位置決め板進出時の側面図、同図(c)は基板上昇時の側面図、同図(d)は基板クランプ時の側面図である。 上記印刷装置の動作を説明するための側面図であって、同図(a)は位置決め板退避時の側面図、同図(b)は昇降テーブル上昇中の側面図、同図(c)は半田拡張時の側面図である。
符号の説明
31a,31b クランプ片
33 エアシリンダー
36 電空レギュレータ
91 CPU(制御手段)
92 キーボード(入力手段)
S クリーム半田(ペースト)
W プリント基板

Claims (5)

  1. 基板を両側から挟み込んで保持する一対のクランプ片と、そのクランプ片を開閉駆動するエアシリンダーと、を備え、前記一対のクランプ片によって保持された基板に対してペーストを印刷するようにした印刷装置であって、
    前記エアシリンダーに供給されるエアの圧力を調整するための電空レギュレータが設けられたことを特徴とする印刷装置。
  2. 印刷装置の動作を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段によって前記電空レギュレータが制御されるようにした請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御手段にデータを入力するための入力手段を備え、
    前記入力手段に対する入力操作に基づき、前記制御手段によって前記電空レギュレータによるエア圧力が調整されるようにした請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記入力手段に予め、基板に関するデータ(基板データ)が入力される一方、
    前記基板データに、前記エアシリンダーのエア圧力に関するデータが含まれる請求項3に記載の印刷装置。
  5. エアシリンダーにより開閉駆動される一対のクランプ片によって基板を両側から挟み込んで保持した状態で、基板にペーストを印刷するようにした印刷方法であって、
    前記エアシリンダーに供給されるエアの圧力を電空レギュレータによって調整するようにしたことを特徴とする印刷方法。
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