JP2006289056A - 真空掃除機 - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明は真空掃除機の内部に吸入されたホコリや異物の中に含まれた各種バクテリアや菌類を抗菌／殺菌することである。
【解決手段】 本発明は、集塵室及びモータ駆動室を有する本体と、空気吸入路を有する吸入組立体と、集塵室に設けられ外気に含まれたホコリや異物を集塵する集塵ユニットと、モータ駆動室に設けられ空気吸引力を生成するモータ組立体と、吸入組立体から吸入された空気が移動する流路上に設けられ抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射するエアゾール生成ユニットとを含む。
【選択図】 図３Ａ

Description

本発明は、真空掃除機に関し、特に、真空掃除機の内部に吸入されたホコリまたは異物の中に含まれた各種バクテリアや菌類を抗菌／殺菌する真空掃除機に関する。

一般に、真空掃除機は本体の駆動室内に取付けられた駆動モータの駆動により生成された吸引力を用いて外部ホコリや異物を集塵室に吸入するものである。真空掃除機の吸入動作により集塵されたホコリや汚物は長時間ダスト袋やダストカップに保管されたり放置されると各種バクテリアが棲息・繁殖する問題点がある。

従来、これを解決するためダスト袋や流路上の周辺部品（プラスチック射出物）に銀ナノ粒子を加えてコーティングしたり、または銀ナノ粒子が含まれた材料で部品を成型製作した。しかし、これは部品の表面だけが銀ナノ粒子の固着された状態で露出されているので、その表面に接触したバクテリアしか殺菌できず、殺菌効果が劣化する問題点があった。

本発明は、前記のような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、流路上に銀ナノ粒子を噴射する銀ナノ生成装置を備えて抗菌／殺菌効果を向上させる真空掃除機を提供することにある。

前記の目的を達成するための本発明の実施形態１によれば、集塵室及びモータ駆動室を有する本体と、空気吸入流路を有する吸入組立体と、前記集塵室に設けられ前記外気に含まれたホコリまたは異物を集塵する集塵ユニットと、前記モータ駆動室に設けられ前記空気吸引力を生成するモータ組立体と、前記吸入組立体から吸入された空気が移動する流路上に抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射するエアゾール生成ユニットとを含むことを特徴とする真空掃除機が提供される。

前記エアゾール生成ユニットは前記吸入組立体の前記吸入口側に設けられることが好ましい。また、前記エアゾール生成ユニットは前記集塵室に設けられても好ましい。

前記抗菌／殺菌物質は銀（Ａｇ）であることが好ましい。

真空掃除機の掃除動作が行われる間に前記エアゾール生成ユニットは周期的に動作することが好ましい。

本発明の実施形態２によれば、集塵室及びモータ駆動室を有する本体と、前記本体に連結され外気を吸入する吸入組立体と、前記吸入組立体と前記本体の集塵室とを連結する延長管組立体と、前記集塵室に設けられ前記外気に含まれたホコリや異物を集塵する集塵ユニットと、前記モータ駆動室に設けられ前記空気吸引力を生成するモータ組立体と、前記延長管組立体が接続された前記本体の流入口側に設けられ抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射するエアゾール生成ユニットとを含むことを特徴とする真空掃除機が提供される。

本発明の実施形態３によれば、モータ駆動室及び集塵室が上下に設けられる本体と、前記本体の下側に設けられ空気吸入口を有する吸入組立体と、前記モータ駆動室に設けられるモータ組立体と、前記集塵室に設けられる集塵ユニットと、前記吸入組立体の前記空気吸入口側に設けられ抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射するエアゾール生成ユニットとを含むことを特徴とする真空掃除機が提供される。

本発明である真空掃除機によれば、吸入空気が移動する流路上に銀ナノエアゾール生成装置を備えて噴射することにより、銀ナノ粒子が活発になって殺菌効果の向上を図ることができる。

以下、添付した図面に基づき、本発明の好適な実施形態による真空掃除機について詳説する。
（実施形態）
図１は本発明の一実施形態によるキャニスター型真空掃除機の構成を示す全体断面図であり、図２は本発明によるキャニスター型真空掃除機の本体の構成を示す一部拡大断面図である。

図１に示すように、真空掃除機１００は吸入組立体１１０、延長管組立体１３０、本体１５０及び抗菌／殺菌物質エアゾール生成ユニット１７０を含む。

吸入組立体１１０は掃除面に接触して移動しながらホコリや異物が含まれた空気を吸入するものであり、その底面にホコリや異物を含んだ空気が吸入される空気吸入口１１１と、吸入された空気を延長管組立体１３０の方にガイドする空気吸入路１１３を含む。

延長管組立体１３０は吸入組立体１１０の空気吸入路１１３と通じる延長管１３１と、一端は延長管１３１に連結され、他端は集塵室１５１と連通されるよう本体１５０の流入口１５１ａに連結されたフレキシブルホース１３３とを含む。

図２に示すように、本体１５０の内部には隔壁１５３ａ、１５３ｂにより集塵室１５１及びモータ駆動室１５５が区画形成されている。集塵室１５１には吸入組立体１１０から吸入される空気に含まれたホコリや異物を集塵する集塵ユニット１８０、例えば、ダスト袋１８１が採用される。隔壁１５３ａには集塵ユニット１８０を通して浄化された空気を通過させる空気通過ホール１５３ａ’が形成され、空気通過ホール１５３ａ’には集塵ユニット１８０を通して浄化された空気に含まれた異物を再びろ過するフィルター部材１８３が設けられる。

モータ駆動室１５５には吸引力を生成するモータ組立体１９０が設けられる。一方、隔壁１５３ｂ及び本体１５０の後方には集塵室１５１を通してホコリや異物が集塵され浄化された空気がモータ駆動室１５５を通過して排出される排気口１５３ｂ’、１５７が各々形成される。

エアゾール生成ユニット１７０は空気吸入口１５１ａを通して吸入された空気が移動する流路上へ抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射する。エアゾール生成ユニット１７０は抗菌／殺菌物質、例えば、粉末状または板状の銀（Ａｇ）をナノサイズのエアゾールとして生成して流路上に噴出する。エアゾール生成ユニット１７０は、前述したように空気が移動する流路上のどこにでも設けることができるが、吸入組立体１１０を入れ替えるキャニスター型真空掃除機の場合は、図２に示すように延長管組立体１３０と集塵室１５１とが連結される本体１５０の流入口１５１ａ側に設けることがより好ましい。ここで、エアゾール生成ユニット１７０は集塵室１５１側に限定されず、吸入組立体１１０の空気吸入路１１３、延長管組立体１３０の延長管１３１、フレキシブルホース１３３またはモータ駆動室１５３側にも設けることができる。

前述した説明において、‘流路’とは、吸入組立体１１０の空気吸入口１１１から空気が吸入され集塵室１５１及びモータ駆動室１５３を経由して本体１５０の外部をすり抜ける空気の移動経路と定義する。銀ナノエアゾール生成は電気ヒーティングや電気放電方法を利用して生成できる。エアゾール生成ユニット１７０は、モータ組立体１９０が駆動して掃除動作を行う間周期的に動作して銀ナノエアゾールを噴射することが好ましい。

図３Ａは本発明に適用される小型エアゾール生成ユニットを概略的に示す断面図であり、図３Ｂは図３Ａの線III−IIIに沿って切り取った断面図である。

図３Ａ及び図３Ｂに示すように、エアゾール生成ユニット１７０は空気が流れる流路を有する本体１７１と、本体１７１の内部に設けられナノエアゾール発生物質を受容するエアゾール材料受容部１７３と、ナノエアゾール材料を加熱できる加熱体１７５と、加熱体１７５から発生した熱が損失されることを遮断する断熱材１７７とを含む。ここで、本体１７１の一端には外気が流入される空気流入口１７１ａが設けられ、その他端には発生したナノ粒子が流動する空気と共にすり抜けるエアゾール吐出口１７１ｂが設けられる。

前述した構成を通じて、加熱体１７５の温度を上昇させれば、エアゾール材料受容部１７３に受容された材料の温度が上昇して気化可能な温度に達する。気化温度以上になると、材料表面で気化され、気化した材料は周囲の相対的に冷たい空気に押され移動する。このとき、瞬間的な温度減少は気体分子をナノメートルサイズの固体粒子に変化させる。このように発生したナノ粒子は周囲空気の流動と共に本体１７１のエアゾール吐出口１７１ｂをすり抜けて噴射される。このとき、空気流入口１７１ａ側にファンを設けたり圧力差を作って流動を生成することが好ましい。本発明ではモータ組立体１９０の吸入圧力を利用する。ナノエアゾールは拡散力が優れるので、空気と接するところであれば容易に達する。

前述した説明において、加熱体１７５が丸棒状であることを例にとって説明したが、板状または四角棒状などの多様な形態で適用可能である。

このような真空掃除機はまず、モータ組立体１９０が駆動すれば、吸入組立体１１０の空気吸入口１１１からホコリや異物が含まれた空気が吸入される。吸入された空気は延長管組立体１３０を通過し集塵室１５１に移動する。このとき、移動した空気に含まれたホコリや異物は集塵ユニット１８０、例えば、ダスト袋１８１により集塵される。集塵ユニット１８０を通して浄化された空気は空気通過ホール１５３ａ’を経てモータ駆動室１５５を通過する。以後、排気口１５３ｂ’、１５７を介して本体１５０の外部に排出される。

前述したように、掃除動作を行う間本体１５０の流入口１５１ａ側に設けられたエアゾール生成ユニット１７０は銀（Ａｇ）ナノエアゾールを周期的に噴射する。従って、噴射されたエアゾールは掃除面から吸入され移動する空気と混合されてホコリの殺菌及び抗菌機能を行う。ここで、噴射されたエアゾールは移動中の空気を抗菌／殺菌するだけでなく集塵室１５１に集塵されたホコリや異物に対しても抗菌／殺菌効果を発揮する。

図４は本発明の他の実施形態によるアップライト型真空掃除機の構成を示す図である。同図に示すように、アップライト型真空掃除機３００は本体３１０、吸入組立体３３０及びエアゾール生成ユニット１７０を含む。

本体３１０にはモータ駆動室３１１及び集塵室３１３が上下に区画形成される。吸入組立体３３０は本体３１０の下部に所定の角度で回転可能に結合される。

モータ駆動室３１１には吸引力を生成するモータ組立体（図示せず）が設けられ、吸入された空気を排出する排気口３１１ａが設けられる。

集塵室３１３には、例えば、サイクロン集塵ユニット３７０が設けられる。サイクロン集塵ユニット３７０は本体３１０内に設けられた空気流入路３１５と排気路３１７の一端に連結される。空気流入路３１５の他端は吸入組立体３３０と連通する。一方、排気路３１７の一端はモータ駆動室３１１と連結される。従って、掃除面から吸入組立体３３０を通してホコリや異物を含む空気が吸入される。吸入された空気は空気流入路３１５を経てサイクロン集塵ユニット３７０に流入され、サイクロン集塵ユニット３７０を通してホコリや異物がろ過された後、排気路３１７を介してモータ駆動室３１１を経由し本体３１０の外部に排出される。ここで、サイクロン集塵ユニット３７０は本発明の主要部分でないので、これに対する詳細な説明は省く。

吸入組立体３３０には吸入される空気及び空気に含まれたホコリや異物を抗菌／殺菌するようエアゾール生成ユニット１７０が設けられる。ここで、エアゾール生成ユニット１７０の具体的な構成及び作用は前述した通りである。

図５は本発明による真空掃除機３００の吸入組立体３３０にエアゾール生成ユニットが設けられた形態を示す図であり、図６は図５のV表示部を拡大して示す図である。

図５及び図６に示すように、吸入組立体３３０の底面には掃除面と接してホコリや異物が含まれた空気を吸入する空気吸入路３３１が設けられる。空気吸入路３３１はガイドリブ３３３を通じて実現される。空気吸入路３３１上には空気吸入路３３１及び空気流入路３１５（図４参照）を連結する連結管３３５がさらに設けられる。連結管３３５に近接した空気吸入路３３１上には吸入される空気及び空気に含まれたホコリや異物を抗菌／殺菌するエアゾール生成ユニット１７０が設けられる。ここで、エアゾール生成ユニット１７０の構成は前述した構成と同様であり、これに対する詳細な説明は省く。このように、エアゾール生成ユニット１７０を吸入組立体３３０の空気吸入路３３１上に設けることにより、吸入されるホコリや異物との接触面積を最大化して抗菌／殺菌効果を向上させることができる。ここで、エアゾール生成ユニット１７０を吸入組立体３３０上に設けたことを例にとって説明したが、これに限定されず、集塵室３１３、モータ駆動室３１１など空気が移動する流路上であればどこにでも設けることができる。

前述した構成において、キャニスター型真空掃除機及びアップライト型真空掃除機を例にとって説明したが、これに限定されず、多様な形態の真空掃除機に適用可能である。

また、前述した内容において、抗菌／殺菌物質は銀のみならず金のような抗菌／殺菌特性に優れた材料に代替できる。

本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではない。実際、当業者であれば、上記の説明に基づき、特許請求の範囲に記載されている本発明の技術的範囲を逸脱することなく、本発明の実施形態に対し、種々の変更及び修正を施すことが可能であろう。従って、そのような変更及び修正は当然に、本発明の技術的範囲に含まれるべきである。

本発明の一実施形態によるキャニスター型真空掃除機の構成を示す全体断面図である。 本発明によるキャニスター型真空掃除機本体の構成の一部を拡大して示す拡大断面図である。 本発明に適用される小型エアゾール生成ユニットを概略的に示す断面図である。 図３Ａの線III−IIIに沿って切り取った断面図である。 本発明の他の実施形態によるアップライト型真空掃除機の構成を示す図である。 図４の吸入組立体の底面の構成を示す図である。 図５のV表示部を拡大して示す図である。

符号の説明

１００、３３０ 吸入組立体
１１１ 空気吸入口
１１３、３３１ 空気吸入路
１３０ 延長管組立体
１３１ 延長管
１３３ フレキシブルホース
１５０、３１０ 本体
１５１、３１３ 集塵室
１５１ａ 流入口
１５３、３１１ モータ駆動室
１７０ エアゾール生成ユニット
１７１ 本体
１７１ａ 空気流入口
１７１ｂ エアゾール吐出口
１７３ エアゾール材料受容部
１７５ 加熱体
１７７ 断熱材
１８０ 集塵ユニット
１９０ モータ組立体

Claims (13)

1. 集塵室及びモータ駆動室を有する本体と、
   空気吸入路を有する吸入組立体と、
   前記集塵室に設けられ外気に含まれたホコリまたは異物を集塵する集塵ユニットと、
   前記モータ駆動室に設けられ空気吸引力を生成するモータ組立体と、
   前記吸入組立体から吸入された空気が移動する流路上に設けられ抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射するエアゾール生成ユニットと、を含むことを特徴とする真空掃除機。
2. 前記エアゾール生成ユニットは前記空気吸入路に設けられることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機。
3. 前記エアゾール生成ユニットは前記集塵室に設けられることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機。
4. 前記エアゾール生成ユニットは前記モータ駆動室に設けられることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機。
5. 前記抗菌／殺菌物質は銀であることを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機。
6. 前記エアゾール生成ユニットは周期的に動作することを特徴とする請求項１に記載の真空掃除機。
7. 集塵室及びモータ駆動室を有する本体と、
   前記本体に連結され外気を吸入する吸入組立体と、
   前記吸入組立体と前記本体の集塵室とを連結する延長管組立体と、
   前記集塵室に設けられ前記外気に含まれたホコリまたは異物を集塵する集塵ユニットと、
   前記モータ集塵室に設けられ前記空気吸引力を生成するモータ組立体と、
   前記延長管組立体が接続された前記本体の流入口側に設けられ、抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射するエアゾール生成ユニットと、を含むことを特徴とする真空掃除機。
8. 前記抗菌／殺菌物質は銀であることを特徴とする請求項７に記載の真空掃除機。
9. 前記エアゾール生成ユニットは周期的に動作することを特徴とする請求項７に記載の真空掃除機。
10. モータ駆動室及び集塵室が上下に設けられる本体と、
    前記本体の下側に設けられ空気吸入路を有する吸入組立体と、
    前記モータ駆動室に設けられるモータ組立体と、
    前記集塵室に設けられる集塵ユニットと、
    前記吸入組立体の前記空気吸入路に設けられ、抗菌／殺菌物質を微粒子状態で噴射するエアゾール生成ユニットと、を含むことを特徴とする真空掃除機。
11. 前記抗菌／殺菌物質は銀であることを特徴とする請求項１０に記載の真空掃除機。
12. 前記エアゾール生成ユニットは周期的に動作することを特徴とする請求項１０に記載の真空掃除機。
13. 前記エアゾール生成ユニットは、一端に空気流入口が設けられ他端にエアゾール吐出口が設けられる本体と、
    前記本体の内部に設けられエアゾール発生物質を受容するエアゾール材料受容部と、
    前記エアゾール材料を加熱する加熱体と、
    前記加熱体から発生した熱を遮断する断熱材と、を含むことを特徴とする請求項１、７または１０のいずれか一項に記載の真空掃除機。

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