JP2006288963A - すのこ - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み立て及びメンテナンスが容易で、かつ永く良好な状態で使用しうるすのこを提供する。
【解決手段】 短冊状の多数本のすのこ状板と、該すのこ状板が向きを揃えて並置されるすのこ受けとからなり、該すのこ受けは、折り曲げしうる矩形状のシート体に、その両外側に設けられかつ前記並置される前記すのこ状板の両端部を挿入しうるとともに外端側が閉止された内向き開口の外袋状部からなる外袋列と、外袋列の間に形成され、前記すのこ状板が通る孔部を形成する通り孔部からなる1列以上の通り孔列とを形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通気性が優れるため寝心地が快適であるとともに、巻取り、折り畳みなどの取り扱性および耐久性に優れたすのこに関する。
桐、桧、杉などで短冊状に形成したすのこ状板を、横桟に一定間隔で釘打ち固定したすのこは、通気性に優れるため、予ねてよりベッドの寝具載置台として使用されている。
しかし、前記すのこは、横桟を介してすのこ状板が定形に固定されるため、未使用時に押入れなどに収納したり、他の部屋へ持ち運ぶ際に、嵩ばって、取り扱いが不便であるという問題があった。
そこで、図9、10に示すように、各すのこ状板aの間にスペーサbを介装するとともに、すのこ状板a、およびスペーサbを連通する挿通孔dに、紐状体eを挿通することにより、複数のすのこ状板aを一定間隔で連結しつつ、折り畳み、或いは巻取り可能なすのこが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3084086号公報
しかしながら前記すのこは、複数のすのこ状板a、及びその間に配されたスペーサbの挿通孔dに紐状体eを挿通し、数珠状に連結する作業に手間がかかり、しかも折り畳み、或いは巻取りが容易に行えるように、紐状体eには一定の弛みを与えることが必要である。しかもこの弛みの程度は、3列に配されるスペーサbに各々挿通する3本の紐状体eにおいて、均一に調整することが求められるため、その作業は熟練が要求されるとともに作業性が悪い。
前記紐状体eが、引張りの繰り返しによる伸び、或いは熱膨張を生じた場合は、すのこ状板aの間隔が不揃いとなり、更には折り畳み、或いは巻取りの形態が乱れて使い勝手を低下させるという問題がある。更に進展状態と、折り畳み或いは巻取り状態との間を繰り返して使用すると、紐状体eが磨耗、劣化して破断し易くなり、紐状体eが1本でも破断すると、全ての紐状体eを取り外して、全て新たな紐状体eに取り替えて連結し直す必要があるため、メンテナンスに多大な時間がかかる。
また、特に体重により浮き沈みするマットレスの上で使用する場合、すのこ状板aに大きな曲げ力が負荷され、しかも挿通孔d周囲には応力集中が発生するため、その箇所で破損しやすいという問題がある。しかも前記紐状体eの破断と同様、1枚のすのこ状板aが破損すると、全てのすのこ状板aの連結を分解した上で、破損したすのこ状板aを取り替える必要があり、メンテナンス作業に手間がかかる。
本発明は、すのこ受けは、矩形状のシート体に、外袋列と1列以上の通り孔列とを形成したことを基本とし、組み立て及びメンテナンスが容易で、かつ永く良好な状態で使用しうるすのこの提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、短冊状の多数本のすのこ状板と、該すのこ状板が向きを揃えて並置されるすのこ受けとからなり、該すのこ受けは、折り曲げしうる矩形状のシート体に、その両外側に設けられかつ前記並置される前記すのこ状板の両端部を挿入しうるとともに外端側が閉止された内向き開口の外袋状部からなる外袋列と、外袋列の間に形成され、前記すのこ状板が通る孔部を形成する通り孔部からなる1列以上の通り孔列とを形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明のすのこ状板は、竹材の集成材を用いて形成され、また請求項3に係る発明においては、前記シート体は、該シート体の両外縁に沿って、前記すのこ状板の巾間隔を縦方向に隔ててかつすのこ状部の挿入ゆとりをなす離間部を有して結着される外の帯状シートを具え、しかも、外の帯状シートは外側縁で前記離間部を閉止する閉止部を形成することにより、前記離間部において、前記帯状シートは、シート体と協働して前記外袋状部を形成することを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記結着は、前記並置される前記すのこ状板の間の隙間と等しい縦方向の結着巾を有してなされることを特徴とし、また請求項5に係る発明においては、前記シート体は、両外側の前記外袋列の間で、前記すのこ状板の巾間隔を縦方向に隔ててかつすのこ状部の挿入ゆとりをなす離間部を有して結着される内の帯状シートを具え、前記離間部において、前記内の帯状シートは、シート体と協働して前記通り孔部を形成することを特徴とする。
請求項6に係る発明においては、前記シート体は、前記すのこ状板を取付けるすのこ受けシートと、その下面にマット収納部を形成する収納部形成シートとからなるとともに、前記マット収納部にマットが収納され、また請求項7に係る発明では、前記マットは通気性を有するスポンジ体からなり、かつ少なくともすのこ状板に向く面が、規則的な凹凸形状に形成されたプロファイル面をなすことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、すのこ状板は、その両端部をシート体の外袋状部、及び通り孔部に挿入して取付けられるため、熟練を要することなく簡単に組立てでき、かつすのこ状板の一部が破損した際には、簡単に取替えできるためメンテナンスが容易である。また進展状態と、折り畳み或いは巻取り状態との間を繰り返して使用しても、すのこ状体の間隔は一定に維持されるため、長く良好な状態で使用できる。そしてすのこ状板は、孔、溝などの切欠き部がないため、応力集中による破断を生じることがなく、耐久性に優れる。
請求項2に係る発明において、すのこ状板を形成する竹材の集成材は、適度な弾力性と強靭性を併せ持つため、クッション性と体重支持能力とがバランスした快適な寝心地が得られるとともに、熱伝導率が高いため、特に夏季にヒンヤリとした快感が得られて、安眠が得られる。しかも竹材の集成材は、スギ、ヒノキを上回る抗菌性能を有するとともに、脱臭性、及び調湿能力を具えるため、健康増進の効果が得られる。
請求項3に係る発明では、すのこ状板の端部を挿入して支持する外袋状部は、すのこ状板の巾間隔を隔てた離間部を有してシート体に結着される外の帯状シートと、シート体とによって形成されるため、すのこ状板は安定して取付支持されるとともに、組立、取替えなどの作業も簡単に行え、またすのこ状板破損時などのメンテナンスも容易になしうる。
請求項4に係る発明において、外袋状部の結着は、すのこ状板間の隙間と等しい結着巾を有してなされるため、すのこ状板は、所定の隙間を正確に維持して支持され、また請求項5に係る発明では、前記すのこ状部は、内の帯状シートとシート体との間に形成される通り孔部に中間部が挿入されて支持されるため、あらゆる方向に荷重を受けても位置ズレすることなく、整然とした配置が維持されて、快適な寝心地が得られる。
請求項6に係る発明では、すのこ状部のしなりと、マット収納部に収納されたマットのクッション性とが協働して、体をバランスよく支えることができ、その結果理想的な寝姿勢が維持されるため、心地よい眠りが得られる。また請求項7に係る発明において、スポンジ体が通気性を有するとともに、すのこ状板に向く面がプロファイル面をなすため、すのこ状板の隙間からの湿気、熱の放出が促進される。その結果、特に湿度の高い季節、及び夏季に快適な睡眠環境が得られる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図2に示すように、すのこ1は、多数本のすのこ状板2と、このすのこ状板2を等間隔で支持するシート状のすのこ受け3とからなる。またすのこ1は、図1に示すように、ベッドBのスプリングマットMの上に載せ、更に必要に応じて、敷きパットなどで覆って使用するとができる。或いは、畳、フローリング床などの上に、直接敷いて寝具として使用することもできる。
前記すのこ状板2は、図3に示すように、同長さで真っ直ぐのびる短冊状の長板を用いて形成され、例えば30〜90本程度、本形態では47本が縦方向に一定の間隙を隔てて、平行に配置される。すのこ状板2は、その巾が例えば、60〜15mm程度、好ましくは45〜20mm、本形態では30mmに形成される。15mm未満では、強度が不足するため体重を受けると過度な湾曲を生じ、逆に60mmを超えると、隙間のピッチが大きくなるため通気性能が低下するととともに体重を受けた際のしなりが小さくなって寝心地が低下する。なお、すのこ状板2の角部には、体に触れた時の痛みを防ぐために、半径7〜13mm程度のアールRを設けている。またすのこ状板2の間隙は、例えば、7〜30mm程度、好ましくは10〜20mm、本形態では15mmとしている。7mm未満では、通気性能が不足し、逆に30mmを超えるとすのこ状板2間に体の一部が落ち込み易くなり、寝心地を損ねる。
本形態のすのこ状板2は、竹材の集成材を用いて形成される。前記集成材は、先ず青竹の表皮を取り除いて平板に加工し、防虫・防カビのための煮沸と燻蒸をおこない乾燥させる。乾燥すると多少変形が生じるため、さらにもう一度削ってひずみを直した後、集成接着して製造される。また竹材としては、孟宗竹(モウソウチク)のほか、真竹(マダケ)、黒竹(クロチク)、破竹(ハチク)などを用いることができる。
このような竹材の集成材は、ヒノキなど無垢木材の1.5倍以上の強度を持つ上、弾性力にも優れ、体重を安定して支持できるとともに適度なクッション性を有するため、快適な寝心地が得られる。また熱伝導率の高い竹材は、夏季にヒヤリとした肌触りがあるため、涼感を得ながら安眠することができる。しかも竹材は、杉、ヒノキを越えた抗菌作用を発揮できる上、脱臭性、消臭性にも優れ、更には高い調湿性能を有するため、体に優しい快適な睡眠環境が形成され、健康増進の効果がある。
なお、本形態のすのこ状板2は、前記の如く竹材の集成材を用いる場合が例示されるが、この他杉、松、樅、栂などの針葉樹、およびナラ、チーク、ラワンなどの広葉樹を含む無垢木材、集成材、LVL(単板積層材)などの木質加工棒材、或いはリサイクル木粉にポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などを配合して押出、射出成形した人工木材などの木質材料を用いることもよい。またポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などのプラスチック材料、炭素鋼、ステンレス鋼、合金鋼を含む鉄鋼材料、及びアルミニウム、真鍮などの金属材料を用いてすのこ状板2を形成することもできる。
前記すのこ受け3は、このように形成された多数のすのこ状板2を、向きを揃えてしかも等間隔で支持するものであり、図2、3に示すように、矩形状の折り曲げ可能なシート体4と、このシート体4の両側部に設けられた外袋列6と、その間に設けられた通り孔列8とからなる。
また前記シート体4は、本形態では、図3に示すように、すのこ状板2を取り付ける矩形状のすのこ受けシート4Aと、このすのこ受けシート4Aと同形の矩形状をなし、かつその下側で全周縁がすのこ受けシート4Aに連続する収納部形成シート4Bとからなり、従って、前記すのこ受けシート4Aと収納部形成シート4Bとは袋状に連続し、その内部にマット収納部13が形成される。また図4に示すように、前記シート体4は一側部において、すのこ受けシート4Aと収納部形成シート4Bとがスライドファスナー21を介して連続している。従って前記マット収納部13は、前記スライドファスナー21により開閉可能に形成される。なおシート体4は、縦が例えば、1800〜2500mm程度、本形態では2100mm、また巾が例えば、700〜1500mm程度、本形態では1000mmの大きさに形成される。従って、すのこ1もこれと略同サイズで形成される。
本形態のシート体4は、一枚の大版シートを二つ折りすることにより、すのこ受けシート4A、及び収納部形成シート4Bを上下に構成し、かつその二辺を縫い合わせるなどして固着するとともに、残りの一辺に前記スライドファスナー21を装着して構成されるため、効率的に形成できる点で好ましい。
前記シート体4は、通気性能に優れるものが用いられる。即ちシート材料として、綿(コットン)、麻、毛(ウール)、絹などの天然繊維、又はナイロン、ビニロン、レーヨン、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン、ポリクラールなどの化学繊維を用いた織布、或いは不織布を好適に使用できる。特に綿(コットン)100%の生地を使用すると、吸湿性、通気性、及び耐久性に優れる点で好ましい。また、粗布、ガーゼ織りなどのように密度を粗く織った生地を用いると、シート体4の通気性能が高められ、すのこ状板2の間隙を通る空気、熱が効率良く抜ける点で好ましい。
前記シート体4のマット収納部13には、マット14が収納される。このマット14は、厚さが例えば、8〜30mm程度、好ましくは12〜23mm、本形態では15mmのものが使用される。8mm未満ではクッション性が不足し、逆に30mmを超えると、不使用時に巻取り、或いは折り畳みする操作がやりづらく、かつ嵩ばって大きな収納スペースが必要となる。
本形態のマット14は、連通気泡を有して通気性に優れた、所謂オープンセル構造のスポンジ体15が用いられる。従ってマット14及びこれを覆う前記シート体4は双方共高い通気性能を具えるため、前記すのこ状板2の隙間を通って、湿気、及び熱の放散が促進され、その結果梅雨期などの高湿度の季節、及び夏季においても快適、かつ健康な睡眠環境が得られる。
前記スポンジ体15には、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォームなどを用いることができる。さらに本形態では、高反発ウレタンフォームを使用しているため、前記の如く厚さを薄く形成しても、好適なクッション性が得られる点で好ましい。また本形態の高反発ウレタンフォームは、密度が例えば、25〜100Kg/m3 程度、好ましくは35〜75Kg/m3 、本形態では50Kg/m3 のものを使用している。25Kg/m3 未満では圧縮強度が不足して充分なクッション性が得られず、逆に100Kg/m3 を超えると、硬くなり過ぎて寝心地を損なうと共に、巻取り、或いは折り畳みの操作性を低下させる。
前記の如く本形態では、シート体4に内蔵したマット14、及びシート体4表面のすのこ状板2とが協働して体重を支持するため、すのこ状板2の有するしなりと、マット14の弾性から生まれるクッション性とが調和して、体重をバランスよく支持することができる。その結果、脊椎などの過度の曲がりが矯正された理想的な寝姿勢が維持でき、健康的でかつ心地よい睡眠が得られる。
前記外袋列6は、前記すのこ受けシート4Aの両外側に設けられ、外端部が閉止されるとともに内向きに開口して向き合う複数の外袋状部5が、前記すのこ状板2のピッチと同一のピッチで各々縦一列に並んで形成される。そして前記外袋状部5は、前記すのこ状板2の端部が挿入されて、支持できる大きさに形成される。
本形態の外袋状部5は、図2、3に示すように、すのこ受けシート4Aの両外縁に沿って配された縦長の外の帯状シート10により形成される。即ち、前記外の帯状シート10は、すのこ状板2の巾寸法と略等しい間隔で縦方向に離れた、横の縫い目22、22において、すのこ受けシート4Aに縫い付けることにより結着される。ただし外の帯状シート10は、前記横の縫い目22、22の間で緩んだ状態で縫い付けられるため、すのこ受けシート4Aとの間に、すのこ状板2の端部を挿入することができるゆとりを設ける離間部9が形成される。
さらに前記外の帯状シート10は、その外側縁において、縦一列に縫い付けられ、この縦の縫い目23によって、前記離間部9の奥部を閉止する閉止部11が形成される。しかして、すのこ受けシート4Aと外の帯状シート10との間の離間部9において、横の縫い目22、22及び縦の縫い目23に囲まれた外袋状部5が形成される。従って、前記外袋状部5に両端部を挿入して取り付けられたすのこ状板2は、体重が掛かり撓みなど変形を生じたり、或いはすのこ1を繰り返して巻取り、折り畳みしても、シート体4に安定して支持される。さらにすのこ状板2の組み立て、取替えの作業も簡単に行うことができ、又すのこ状板2破損時の補修、或いは違う材質のすのこ状板2への交換など、メンテナンス作業も容易に行える。
また隣り合う離間部9における各々隣接する横の縫い目22、22の間隔である縦の結着巾Dは、縦方向に並置される前記すのこ状板2の間の隙間に等しく形成される。従って、すのこ状板2は、体重など負荷が作用した場合でも、所定の隙間が正確に維持でき、体全体が平均して支持されるため、寝心地を損ねることがない。
前記通り孔列8は、前記両外側に設けられた外袋列6の間で、縦に並ぶ通り孔部7により構成される。また本形態の通り孔部7は、前記外の帯状シート10の間で縦にのびる内の帯状シート12を用いて形成される。即ち前記内の帯状シート12は、前記外の帯状シート10と同様、すのこ状板2の巾寸法と略等しい間隔を縦方向に離れた、横の縫い目24、24において、すのこ受けシート4Aに縫い付けられることにより結着される。そして内の帯状シート12は、前記横の縫い目24、24の間で緩んだ状態で縫い付けられるため、すのこ受けシート4Aとの間に、すのこ状板2を挿入することができるゆとりを設ける離間部9が形成される。そして、この離間部9において、すのこ受けシート4Aと内の帯状シート12とで囲まれる通り孔部7が形成される。
なお該通り孔部7は、前記外袋列6の外袋状部5と同一間隔で整一に配置され、両端部を前記外袋状部5に挿入して支持されたすのこ状板2は、その中間部が挿通されて支持される。その結果、使用者が動いたり、巻取り、折り畳みの際に、すのこ状板2にあらゆる角度から力が働いても、位置ズレすることがなく、等間隔の整然とした配置が維持されるため、体圧が分散支持されて快適な寝心地が得られる。
本形態の通り孔列8は、外袋列6の略中央部に1 列が形成されるが、2列以上設けるとすのこ状板2をより安定して支持できる点で好ましい。また本形態の外の帯状シート10、内の帯状シート12は、すのこ受けシート4Aに対して縫い付けることにより結着しているが、接着、溶着、ホチキス止めなどの結着手段を用いることもよい。
なお図4に示すように、シート体4の収納部形成シート4Bは、その一端から中央に向け縦にのびる、2本の帯紐状体26、26が2本間隔を隔てて取り付けられている。そして、この帯紐状体26には、前記一端の表面に、小フックを多数設けた面ファスナーの雄面材27Aが取り付けられるとともに、他端部の裏面に、小ループを多数設けた面ファスナーの雌面材27Bが取り付けられる。更に前記中央に向けてのびた帯紐状体26の前記雌面材27Bに向き合う別の雄面材27Aが、前記収納部形成シート4Bに取り付けられる。
そして、すのこ1を進展状態で使用する時、前記帯紐状体26は、その雌面材27Bを、収納部形成シート4Bに取り付けた雄面材27Aに圧着して係合させることにより、収納部形成シート4Bに沿って仮固定されるため、帯紐状体26が食み出して目障りになることがない点で好ましい。また、図5に示すように、すのこ1を丸めて収納する時、前記帯紐状体26は、すのこ1の外周を巻回するとともに前記雌面材27Bを、帯紐状体26に取り付けた雄面材27Aに係合させることにより前記丸めた状態を維持でき、嵩張らない状態で便利に収納しうる点で好ましい。更にすのこ1は、図6に示すように、すのこ状板2を内側に三つ折にしてコンパクトな状態で収納することもできる。
前記の如く構成されたすのこ1において、すのこ状板2は、その両端部がシート体4の外袋状部5、中間部が通り孔部7に挿入されて取付けられるため、組み立てに際しては熟練を要することなく簡単に作業でき、またすのこ状板2の一部が破損した際、或いは異なる材質のすのこ状板2に交換する場合などには、使用者が簡単に取替えできるため、迅速かつコストをかけずにメンテナンスが行える。また、進展状態と、収納時の折り畳み或いは巻取り状態との間で、繰り返して変形させても、すのこ状板2の間隔はそのまま維持されるため、初期の長く良好状態で長期間使用できる。しかもすのこ状板2は、孔、溝などの切欠き部を設けることなく組み立てされるため、応力集中によって破損を生じることが少なく、永く使用できる。
図7、8は、他の実施形態を例示している。以下異なる内容について説明し、それ以外は図中に表れた主要な構成に同じ符号を付すのみとする。
本形態のスポンジ体15は、すのこ状板2に向く面が、規則的な凹凸形状に形成されたプロファイル面16をなすものが例示される。そのため、スポンジ体15自体の通気性能に加え、プロファイル面16により形成される通気経路によって、空気の流れが促進される。従って、すのこ状板2の隙間を通る空気は、前記通気性に富んだシート体4、及び連通気泡を有し通気抵抗の小さなスポンジ体15を抜け、更にはプロファイル面16の通気経路を自由に通過できる。その結果、すのこ1の厚さ方向及び面方向に向けて、湿気、及び熱が放散され、高湿度の季節、夏季などにあっても、発汗を促進して、快適、健康な睡眠環境が得られる。またプロファイル面16によってスポンジ体15を軽量化でき、スポンジ体15の両面にプロファイル面16を形成することもよい。なお、マット体14を二層のスポンジ体15により構成する場合、重なり合う面に凸部相互が向き合って当接するプロファイル面16を形成すると、大きく軽量化できる。
図8に示すように、前記プロファイル面16の凹凸高さHは、例えば、5〜20mm程度、好ましくは7〜15mm、本形態では10mmに形成される。5mm未満では通気促進の効果が乏しく、逆に20mmを超えると弾性が不足してクッション性が損なわれる。
また前記凹凸高さHの、スポンジ体15の厚さTに対する高さ比H/Tは、例えば、0.3〜0.85程度、好ましくは0.5〜0.75、本形態では0.67としている。0.3未満では通気促進効果に乏しく、逆に0.85を超えると弾性が低下してクッション性が損なわれる。
さらに、前記プロファイル面16の凸部の間隔Pは、例えば、25〜100mm程度、好ましくは35〜75mm、本形態では45〜55mm程度に形成される。25mm未満、或いは100mmを超えると、何れも加圧された時に通気できる空隙が小さくなり、湿気、熱の放散が不足する。
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本発明の一実施の形態を例示する斜視図である。 その分解斜視図である。 その要部拡大斜視図である。 裏返した状態の要部斜視図である。 丸めた状態の斜視図である。 折り畳んだ状態の斜視図である。 他の実施形態を例示する部分拡大斜視図である。 その断面図である。 従来例の斜視図である。 その要部拡大断面図である。
符号の説明
1 すのこ
2 すのこ状板
3 すのこ受け
4 シート体
4A すのこ受けシート
4B 収納部形成シート
5 外袋状部
6 外袋列
7 通り孔部
8 通り孔列
9 離間部
10 外の帯状シート
11 閉止部
12 内の帯状シート
13 マット収納部
14 マット
15 スポンジ体
16 プロファイル面

Claims (7)

  1. 短冊状の多数本のすのこ状板と、該すのこ状板が向きを揃えて並置されるすのこ受けとからなり、
    該すのこ受けは、折り曲げしうる矩形状のシート体に、その両外側に設けられかつ前記並置される前記すのこ状板の両端部を挿入しうるとともに外端側が閉止された内向き開口の外袋状部からなる外袋列と、外袋列の間に形成され、前記すのこ状板が通る孔部を形成する通り孔部からなる1列以上の通り孔列とを形成したことを特徴とするすのこ。
  2. 前記すのこ状板は、竹材の集成材を用いて形成されたことを特徴とする請求項1記載のすのこ。
  3. 前記シート体は、該シート体の両外縁に沿って、前記すのこ状板の巾間隔を縦方向に隔ててかつすのこ状部の挿入ゆとりをなす離間部を有して結着される外の帯状シートを具え、しかも、外の帯状シートは外側縁で前記離間部を閉止する閉止部を形成することにより、前記離間部において、前記帯状シートは、シート体と協働して前記外袋状部を形成することを特徴とする請求項1又は2記載のすのこ。
  4. 前記結着は、前記並置される前記すのこ状板の間の隙間と等しい縦方向の結着巾を有してなされることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のすのこ。
  5. 前記シート体は、両外側の前記外袋列の間で、前記すのこ状板の巾間隔を縦方向に隔ててかつすのこ状部の挿入ゆとりをなす離間部を有して結着される内の帯状シートを具え、 前記離間部において、前記内の帯状シートは、シート体と協働して前記通り孔部を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のすのこ。
  6. 前記シート体は、前記すのこ状板を取付けるすのこ受けシートと、その下面にマット収納部を形成する収納部形成シートとからなり、
    前記マット収納部にマットが収納されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のすのこ。
  7. 前記マットは通気性を有するスポンジ体からなり、かつ少なくともすのこ状板に向く面が、規則的な凹凸形状に形成されたプロファイル面をなすことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のすのこ。
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