JP2006288784A - エクササイズチェア - Google Patents
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Abstract
【解決手段】座部10と脚部20と背もたれ部30を有し、先端部に足受けペダル52を設けると共に基端部に指圧手段53を設けたレバー51を、座部10に対して回動可能に枢支すると共にバネ体54によって枢支位置と先端部との中途位置でバネ付勢状態に座部10から吊り下げ、これにより足受けペダル52を座部10の前方下部において床から浮かした状態に配置し、指圧手段53を背もたれ部30側から座部10側の空間に向けて臨むようにして配置し、足受けペダル52がバネ体54によるバネ付勢に抗して押し下げられたときに指圧手段53が背もたれ部側から座部側へ回動進出するように構成した。
【選択図】 図1
Description
一方、最近は生活習慣病の予防や治療のために、ウォーキングやジョギング、プールでの水中歩行等が盛んに行われるようになってきた。が、ウォーキングやジョギングを行うためには時間や場所が必要となってくる。
また年寄りや体の不自由な人、病後の人等にとっても、健康回復、体力回復、リハビリテーション、ボケ防止のために、ゆっくりした運動、負担のない運動がその人の状況に応じて必要になってきている。
更には長時間椅子に座りっぱなしで仕事をしている人にとっては、適当な運動を兼ねた休憩が必要であるとされている。
また上記特許文献2に開示されたものは、足踏みと腰部等の指圧が可能な椅子ではあるが、実質的には足踏みマッサージ専用椅子であり、足踏み部分の設備が嵩高く、また重く、よって椅子を容易に動かし難い問題がある。また足踏みを行わないときの足の置き場が十分確保されていないという問題がある。更にデスクワーク等において机と組み合わせて軽快に用いることができないという問題や、単独の椅子として使用する場合でも足場や重量等の問題がある。
また本発明のエクササイズチェアは、上記第1の特徴に加えて、足受けペダルの上面に指圧用突起が設けられていることを第2の特徴としている。
また本発明のエクササイズチェアは、上記第1又は第2の特徴に加えて、足受けペダルは一対からなり、それぞれレバーの先端部に設けられ、各レバーは枢軸を中心に回動可能に取り付けられると共に枢軸と足受けペダルとの中途位置でバネ体によって吊り下げられた状態に設けられていることを第3の特徴としている。
また本発明のエクササイズチェアは、上記第3の特徴に加えて、レバーの基端部に指圧手段を、背もたれ部側から座部側へ覗くように設け、足受けペダルが押し下げられたときに枢軸を介して指圧手段が背もたれ部側から座部側へ回動進出するように構成されていることを第4の特徴としている。
また本発明のエクササイズチェアは、上記第1〜4の何れかの特徴に加えて、座部と背もたれ部の一部に温熱加熱される温熱加熱領域を設けたことを第5の特徴としている。
また本発明のエクササイズチェアは、上記第1〜5の何れかの特徴に加えて、肘掛部の一部に温熱加熱される温熱加熱領域を設けたことを第6の特徴としている。
よって請求項1に記載のエクササイズチェアによれば、椅子に座りながら脚部の運動を行うことができる。また椅子に座りながら脚部のリハビリや筋肉増強を図ることができる。
また足受けペダルによる足踏みは、使用者自身のペースで行うことができるので、無理をすることもない。
またバネ付勢の強弱を調整することで、使用者に応じた脚部の運動が座りながらに可能となる。
運動を行わない場合には、足を足受けペダルから外し或いは置いたままでも、普通の椅子として使用できる。
足受けペダルは前記座部の前方下部に配置されるので、机を組み合わせた場合にも特に邪魔とならず、仕事机やその他のデスクの椅子としても利用できる。
よって請求項4に記載のエクササイズチェアによれば、使用者は座った状態で脚の運動をしながら、自己の脚力を利用した形で腰部や背部の指圧を行うことができ、デスクワークの休憩時やその他の際に一石二鳥の効果を奏させることができる。
図1は実施形態に係るエクササイズチェアを斜め前方から見た斜視図、図2はエクササイズチェアの側面図、図3はエクササイズチェアを斜め後方から見た斜視図、図4は本発明の実施形態に係るエクササイズチェアに人が座った状態を示す側面図、図5はエクササイズチェアにおけるレバー周りの部材の側面図である。
一方、椅子に座りながらにしてエクササイズを行えるようにするためのエクササイズ用部材として、レバー51、足受けペダル52、指圧手段53、吊り下げ用のバネ体54、緩衝用のバネ55、枢軸用のネジ棒56等を備えている。
枢軸受け部11には、レバー51を嵌め込むための一対の溝11aが設けられている。また前記枢軸用のネジ棒56を受け入れて螺合するネジ棒受け孔11bが設けられている。
座部10の上面には座部温熱加熱領域12が設けられている。該座部温熱加熱領域12にはヒータが内蔵されている。
また背もたれ部30には、必要に応じて指圧部32を着脱自在に取り付けることができるようにしている。
レバー51の基端部に近い屈曲部には、内向きの膨出部51aが設けられており、この膨出部51aが前記座部10の枢軸受け部11の溝11aに対して嵌め込まれるようになされている。膨出部51aには、前記ネジ棒56が貫通するネジ棒貫通孔51bが設けられている。
ネジ棒56が座部10の前記ネジ棒受け孔11b及び溝11aに嵌め込まれたレバー51のネジ棒貫通孔51bに差し込まれて保持されることで、レバー51に対する枢軸となる。
足受けペダル52は座部10の前方下部、より詳しくは椅子の直ぐ前の下方であり、椅子に座った状態で足が伸びきってしまわない程度の高さ位置に配置する。これによって椅子に座った者は足で足受けペダル52を押し下げることができる。足受けペダル52は床から浮いた状態に配置される。
指圧手段53には、その内向き面に指圧用突起53aを設けている。
この指圧手段53は、レバー51の前記膨出部51aより基端側の部分から取り外しができるように構成してもよい。
足の力を抜くと、足受けペダル52はバネ体54によって上方へ復帰する。足受けペダル52の押し下げを繰り返すことで、椅子に1に座りながら脚部の運度を行うことができ、脚部等の筋力アップ、病後等のリハビリテーション、仕事等の合間のリラクゼーションを効果的に行うことができる。
10 座部
11 枢軸受け部
11a 溝
11b ネジ棒受け孔
12 座部温熱加熱領域
20 脚部
21 脚
30 背もたれ部
31 背部温熱加熱領域
32 指圧部
40 肘掛部
41 手部温熱加熱領域
50 エクササイズ用部材
51 レバー
51a 膨出部
51b ネジ棒貫通孔
52 足受けペダル
52a 指圧用突起
53 指圧手段
53a 指圧用突起
54 バネ体
55 バネ
56 ネジ棒
60 電気接続部
Claims (6)
- 座部と脚部と背もたれ部とを有し、前記座部の前方下部に、バネ付勢された足受けペダルを床から浮かした状態に配置してあることを特徴とするエクササイズチェア。
- 足受けペダルの上面に指圧用突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエクササイズチェア。
- 足受けペダルは一対からなり、それぞれ一対のレバーの先端部に設けられ、各レバーは枢軸を中心に回動可能に取り付けられると共に枢軸と足受けペダルとの中途位置でバネ体によって吊り下げられた状態に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエクササイズチェア。
- レバーの基端部に指圧手段を、背もたれ部側から座部側の空間に向けて臨むようにして設け、足受けペダルが押し下げられたときに枢軸を介して指圧手段が背もたれ部側から座部側へ回動進出するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のエクササイズチェア。
- 座部と背もたれ部の一部に温熱加熱される温熱加熱領域を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のエクササイズチェア。
- 肘掛部の一部に温熱加熱される温熱加熱領域を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のエクササイズチェア。
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