JP2006288048A - 塗代カバー及びこの塗代カバーを備えた配線ボックス固定装置。 - Google Patents

塗代カバー及びこの塗代カバーを備えた配線ボックス固定装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】塗代カバーに配線ボックスを取り付ける際に、配線ボックスの外側でビスを固定でき、かつビスに与えた押圧力によって、被固定部が撓むことなく容易かつ迅速にビスを止めることができる塗代カバー及び配線ボックス固定装置を提供すること。
【解決手段】前面側に突出する枠状の塗代部11と、前記配線ボックス20の外壁側に形成されたビス挿通孔21を介して挿通されるビス40が螺合可能な被固定部12とを設けた。さらに、塗代カバー10に設けられた被固定部12の近傍に塗代部11の前端面まで延設した支持部13を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート壁面に埋設される配線ボックスに取り付けられる塗代カバー及びこの塗代カバーを備えた配線ボックス固定装置に関する。
従来、塗代カバーとしては塗代カバーのカバー部の周辺近傍に、塗代カバーの開口の枠の高さと略同一の高さを有する傾斜防止用支持部を突出して形成した配線ボックス用塗代カバーがある(特許文献1 問題点を解決するための手段の欄参照)。
この塗代カバーによれば、前記傾斜防止用支持部が型枠に当接して配線ボックスを支持しているため、作業者が配線ボックスを踏みつけても、配線ボックスの傾斜を確実に防止することができるという効果を有する(特許文献1 発明の効果の欄参照)。
しかし、この塗代カバーを用いて配線ボックスを型枠に固定するためには、まず、塗代カバーの前面を型枠に当接させて、釘孔に釘を打ち込んで型枠に塗代カバーを固定した後、配線ボックス内に設けられたビス挿通孔にビスを挿通して塗代カバーの固定孔に固定しなければならなかった。
すなわち、ビス固定を非常に狭い配線ボックス内の空間で行われなければならないことに加え、作業場所も配線ボックス底面開口から前面開口の間と非常に作業のやりにくい場所であったため、その作業を迅速に行うことが容易ではなかった。
この点を解消したものとして、配線ボックスの外側にビスの挿通孔を設け、その位置に対応するように被固定部を設けた塗代カバーがある。配線ボックスの外側にビス止め位置があれば、作業空間が広いため上記塗代カバーと比較して容易にビスを止めることができるようになる(特許文献2 従来技術参照)。
しかし、この塗代カバーにおいては、特許文献1のビスの被固定部と異なり、ビス被固定部が配線ボックスの外側に張り出し、かつ壁面から浮いて形成されているため(図7参照)、ビス固定孔がビス締め時の押圧力に負けて撓んでしまい、ビスを締めづらくなるという問題点があった。
特開昭63−1313号公報 特開2000−324651号公報
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、塗代カバーに配線ボックスを取り付ける際に、配線ボックスの外側でビスを固定できるにも拘わらず、かつビスに与えた押圧力による被固定部の撓みを防止できて、容易かつ迅速にビスを締めることができる塗代カバー及びこの塗代カバーを備えた配線ボックス固定装置を提供することを課題とするものである。
以上のような課題を解決するために、請求項1記載の発明が採った手段は、配線ボックスの前面開口に取り付けられてなる塗代カバーであって、
前面側に突出する枠状の塗代部と、前記配線ボックスの外壁側に形成されたビス挿通孔を介して挿通されるビスが螺合可能な被固定部とを備え、
前記被固定部近傍に前記塗代部の前端面まで延設されている支持部を備えていることを特徴とする塗代カバー、とするものである。
さらに、請求項2に記載の発明が採った手段は、円形断面に形成されてなり、かつ前面側が細径に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗代カバー、とするものである。
また、請求項3に記載の発明が採った手段は、前記被固定部は、塗代部の外円周方向へ延びた長孔に形成されて、前記配線ボックスの取付位置が調整可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の塗代カバー、とするものである。
また、請求項4に記載の発明が採った手段は、前記被固定部は、正多角形に形成される配線ボックスの多角形の数に応じて、前記多角形の頂点数で分割した円周角の1/2の角度以上に亘って円周方向に延びていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の塗代カバー、とするものである。
また、請求項5に記載の発明が採った手段は、前端面をコンクリート壁面形成用の型枠に当接させた状態で前記型枠に固定するために、後面から釘を挿入可能な釘挿入部を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の塗代カバー、とするものである。
また、請求項6に記載の発明が採った手段は、請求項1から5のいずれかに記載の塗代カバーと、ビス挿通孔を外壁側に備えた配線ボックスとを備えていることを特徴とする配線ボックス固定装置、とするものである。
請求項1記載の発明によれば、ビスの被固定部をビス締め時の前側からの押圧力によって撓みやすい配線ボックスの外壁面に設けてあるにも拘わらず、被固定部近傍に前記塗代部の前端面まで延設されている支持部を設けてあるので、固定部の撓みを防止することができる。従って、与えた力を逃がすことなくビスに与えることができ、効率的で迅速なビス止めを行うことができるようになる。
請求項2記載の発明によれば、支持部の先端を円形断面に形成するとともに、前面側を細径に設けてあるので、コンクリート壁面形成用型枠に接触する面積を小さくすることができる。その結果、コンクリート壁面から露出する支持部を小さくすることができ、美観に優れたコンクリート壁面にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、前記被固定部を円周方向に延ばした長孔に設けてあるので、塗代カバーに対する配線ボックスの取付位置を長孔の長手方向に調整することができる。従って、配線ボックスのビス挿通孔と塗代カバーの被固定部を点で合わせる必要がなくなり、互いのビス孔を容易に一致させることができて、迅速なビス締めをすることができるようになる。また、長孔方向へ配線ボックスの向きを変更することもできるようになる。従って、配管の延設されている方向へ配線ボックスの配管接続用孔を向け、配管の曲がりを極力抑えて接続することができるようになる。そのため、配管の配置や長さの無駄を防止でき、内部の電線やケーブルも通しやすくすることができる。
請求項4記載の発明によれば、塗代カバーに取り付けられる正多角形の配線ボックスの多角形数に応じて、多角形の頂点数で分割した円周角の1/2の角度以上に亘って円周方向に延びた長孔としてあるので、360°いかなる方向にも配線ボックスの配管用接続孔を垂直に設置することができるようになる。従って、いかなる方向から延ばされた電線用配管であっても配管用接続孔に対して垂直に連結することができるようになる。
請求項5記載の発明によれば、前端面を壁面形成用の型枠に当接させた状態で、前記型枠に固定できる釘挿入部を設けてあるので、塗代カバーを容易にコンクリート壁面形成用型枠に取り付けることができるようになる。
請求項6記載の発明によれば、前記塗代カバーに、ビスを挿通するためのビス挿通孔を配線ボックスの外壁側にも設けられている配線ボックスを組み合わせることによって、上記各請求項の塗代カバーの効果に応じた効果を有する配線ボックス固定装置を提供することができるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。尚、本明細書及び特許請求の範囲において、「前側」とは、塗代カバーに対して、コンクリート壁面形成用型枠に取り付けられる側を指し、「後側」とは、塗代カバーに対して配線ボックスが取り付けられる側を指す。
本発明の塗代カバーは、前面側に突出する枠状の塗代部と、前記配線ボックスの外壁側に形成されたビス挿通孔を介して挿通されるビスが螺合可能な被固定部とを有する。すなわち、本発明の塗代カバーは、配線ボックスの外側でビスを固定することができるようにしてある。さらに、塗代カバーに設けられた被固定部の近傍に塗代部の前端面まで延設した支持部を設けてある。塗代カバーをコンクリート壁面形成用型枠に当接させたときに、塗代部は前面側に突出形成してあるため、被固定部とコンクリート型枠との間に空間が形成されてしまう。すなわち、被固定部の前側に空間ができてしまうのである。するとビスを締める際に、ドライバー等で力を入れると被固定部が前側に撓んでしまうのである。しかし、本構成の支持部を採用することによって、支持部がこの空間の間で被固定部の支えとしての機能を有し、被固定部の前面側への撓みを防止することができるのである。従って、被固定部に対してビスを止める際に、押圧力を後面側から前面側に与えても、ビスに与えた力が逃げることなく、ビスを確実かつ容易に固定することができるようになる。
前記支持部としては、被固定部から塗代部の前端面まで延設して形成されていれば、支持部の形態は限定するものではない。例えば、円柱、角柱状(図6参照)に設けてもよいし、円錐、角錐状に設けても構わない。支持部を設ける場所は、被固定部を挟んで両側に二つ設けると、被固定部の撓みを効率よく防止することができる。さらに、被固定孔全体に亘って形成することもできる(図7参照)。そして、断面を円形に形成して、かつ前面側が細径となるように細径に設けることもできる。このように前面側が細径となるように設けることで、コンクリート形成用型枠との接触面積を小さくさせることができるため、コンクリート形成用型枠を取り外したコンクリート壁面から露出する支持部の面積を小さく抑えることができる。
被固定部としては、ビスを螺合できる形状であれば、その形状を限定するものではない。例えば、ビスより狭く形成された丸孔(図5参照)に形成してもよいし、長孔に形成してもよい。また、ビスの先端全体を覆うことができるように形成してもよいし、ビスの先端がはみ出るような厚さに形成しても構わない。またビスの先端が覆われるように底面を設けても構わないし、底面を設けなくても構わない。好適には、塗代カバーの中心を円の中心とする円周方向に延びた円弧状の長孔に形成するとよい。このように設ければ、配線ボックスの取付位置を円周方向にずらして設置してもビスを締めることができるようになる。
そのため、配管の延設されている方向へ配線ボックスの配管接続用孔を向けて配管を接続することができるようになる。従って、配管の曲がりを極力抑えて接続できて、配管の配置や長さの無駄を防止することができるようになる。さらに、被固定部の円周方向に延びる長さを、正多角形に形成される配線ボックスの多角形の数に応じて、前記多角形の頂点数で分割した円周角の1/2の角度以上に亘って、すなわち、前記円周角の1/2以上の円弧に形成することもできる。例えば、正八角形の配線ボックスを用いた場合には、長孔の長さを、(360°/8)×(1/2)=22.5°の円弧の長さ以上に形成し、正六角形の場合には、長孔の長さを(360°/6)×(1/2)=30°の円弧の長さ以上に形成するといった具合である。長孔の長さをこのような長さに設ければ、ある方向に対して必ず一つの配線ボックスの壁面を垂直となるように、配線ボックスを塗代カバーに設置することができるようになる。例えば、正八角形の配線ボックスを使用し、長孔の長さを、(360°/8)×(1/2)=22.5°の円弧の長さに形成した配線ボックス固定装置を使って説明すると、図4の模式図に示すように、配線ボックスを塗代カバーに対して図4aのような範囲で回転の自由度を持って固定することができる。この移動範囲を重ねて示した図4bによれば、実線で描かれた配線ボックスを右回りに回転させることによってαの範囲で配線ボックスの中心線に対して垂直な面を形成することができ、点線で描かれた配線ボックスを左回りに回転させることによって、βの範囲で配線ボックスの中心線に対して垂直な面を形成することができる。従って、配線ボックスに取り付ける電線用配管の方向に拘わらず、配線ボックスの壁面に対して垂直に配管させることができるようになる。
さらに、塗代カバーには、前端面をコンクリート壁面形成用の型枠に当接させた状態で、後面から釘を挿入可能な釘挿入部を設けることもできる。釘挿入部を設ければ、釘を打ち込むだけで容易に塗代カバーをコンクリート壁面形成用の型枠に固定することができるようになる。このときに形成される釘挿入部の形状は限定するものではなく、各種の形態を採用することができる。
以上のような塗代カバーに、ビスを挿通するための挿通孔をボックスの外壁側に設けた配線ボックスを組み合わせることによって、前記塗代カバーの機能を有効に活用することができる配線ボックス固定装置を提供することができるようになる。
以下実施例において、本発明の最適な実施例について図面に沿って説明する。図1は、本発明の実施例に係る塗代カバー及び該塗代カバーを使用した配線ボックス配線ボックス固定装置を表す斜視図である。10は塗代カバーを、20は配線ボックスを、30は蓋体を示している。図2は、実施例に係る塗代カバーの前面側を表す斜視図である。図3は実施例に係る塗代カバー及び配線ボックス固定装置をコンクリート形成用型枠に設置した状態の断面図である。
本実施例の塗代カバー10は、塗代部11と、配線ボックス20と固定するためのビス40が固定される被固定部12と、該被固定部12の近傍から塗代部11の前端面まで延設されている支持部13とを備えている。
塗代部11は、中央に円形の開口を設けた塗代カバー10の該中央開口から前面側に円筒状に延設して形成してある。延設する長さは、塗代カバー10を使用する場所に応じて適宜設定される。
被固定部12は、配線ボックス20と塗代カバー10を一体化させるためのものであり、後述する配線ボックス20のビス挿通孔21を介して通されたビス40で固定される。従って、被固定部12は、ビス挿通孔21の位置と対応して設けてある。本発明において使用される配線ボックス20としては、配線ボックス20の外周壁より外側にビス挿通孔21を設置したものを使用するので、被固定部12もその位置に対応して設けてある。また、被固定部12はビス40を締め込むことによって固定することができるように、ビス40のネジ部の幅より若干幅を狭く形成した孔状に設けてある。被固定部12の孔として、図5に示すように丸孔に形成しても構わないが、本実施例においては、図1のように塗代カバー10の円周に沿った長孔に設けてある。このような長孔に設ければ、図3のような丸孔の場合と違って配線ボックス20が長手方向にずれても、ビス挿通孔21との間でビス40を通す場所を確保することができるからである。さらに、被固定部12の長さを正多角形に形成される配線ボックス20の多角形の数に応じて、前記多角形の頂点数で分割した円周角の1/2の角度以上に亘って形成してある。すなわち、本実施例では、正八角形の配線ボックス20を用いているので、長孔を(360°/8)×(1/2)=22.5°以上に亘って設けてある。このように設ければ、図4に示すように、いずれの方向にも、配線ボックス20の配管接続孔22のある八つの外壁面のいずれかの面を必ず垂直に設けることができるようになる。従って、接続する配管の方向に拘わらず、配線ボックス20の配管接続孔22に対して、垂直に配管を設置することができるようになる。
支持部13は、被固定部12の近傍から塗代部11の先端部まで延設してあり、塗代カバー10をコンクリート壁面形成用型枠50に設置したときに支持部13の先端を接触させることができるように設けられている。支持部13は被固定部12とコンクリート壁面形成用型枠50との間の支えとしての機能を有し、後面側から押したときの被固定部12の撓みを防止することができる。この支えとしての効果を最も有効に発揮するために、支持部は、被固定部の円周方向の両側端部に取り付けてある。この位置に設けることで、両端から被固定部全体を支持することができ、被固定部の撓みを抑えることができるようになる。さらに、支持部13の断面を円形にした円柱状で、かつ先端を細径に形成して、コンクリート壁面形成用型枠50に設置する支持部13の先端の面積を最小限となるようにしてある。従って、コンクリート壁面形成用型枠50が外されたコンクリート壁面から露出する支持部13の面積を小さくすることができる。
さらに、本実施例における塗代カバー10には、コンクリート壁面形成用型枠50に釘で固定するための釘挿入部14を設けてある。釘挿入部14としては、塗代部11の近傍に設け、塗代部11に支持部13としての機能を持たせることによって、釘を打ち込んでも釘挿入孔14が撓むのを防止させてある。
さて、以上のように作製された塗代カバー10は、以下に説明する配線ボックス20と組み合わされて配線ボックス固定装置とされる。本発明の塗代カバーに組み合わされる配線ボックスとしては、釘挿通孔が配線ボックスの外壁面の外側に設けられているものであれば、その他の形態については特に限定するものではなく、どのような形態のものであっても配設することができる。しかし、以下の形態の配線ボックス20を用いることにより、本実施例の塗代カバーの機能を最大限発揮することができる。
本実施例に使用される配線ボックス20としては、外壁面によって正八角形の断面を有する筒状に形成してある。各壁面には、配管を接続するための配管用接続孔22を設けてある。この各配管用接続孔22には、周囲の数箇所のみを接続し、その接続部分以外の周囲は切り欠いてある蓋23を取り付けてある。従って、蓋23を内側か外側のいずれかから押圧すれば蓋23を取り外すことができる。そして、各壁面のうちの対面する壁面の外側にビス挿通孔21を設けてある。ビス挿通孔21は、ビス40がネジ胴体よりの幅よりも大きい幅の長孔としてあるいわゆるバカ孔に設けてある。また長孔の長手方向は、被固定部の長手方向と直交するように、壁面と直交に設けてある。
以上の塗代カバー10と配線ボックス20は、コンクリート打設前にコンクリート壁面形成用型枠50の内面の所定位置に塗代カバー10の塗代部11を当設させ、釘で釘挿入孔14を介して打ちつけて塗代カバー10をコンクリート壁面形成用型枠50に固定する。次いで、配線ボックス20のビス挿通孔21を被固定部12にあわせて、ビス40で取り付ける。このとき配線ボックス20のビス挿通孔21は配線ボックス20の壁面に対して直交するように設けてあり、一方塗代カバー10の長孔は、円周方向に延設されているので、容易にビス挿通孔21と長孔の重なり合わせることができるようになる。次いで、塗代カバー10の両側に設けられた被固定部12にビス挿通孔21を介してビス40を締め、完全に固定する前に配線ボックス20の配管用接続孔22に接続された配管の方向に応じて配線ボックス20の向きを円周方向に回転させて、配管の方向に対して配線ボックスの壁面を垂直となるように調整し、その後ネジを増し締めすることによって塗代カバー10に配線ボックス20を固定する。このときに支持部13によって、被固定部12とコンクリート壁面形成用型枠50との間が支持されているので、ビス40で後面から押し付けながらビス締めしても被固定部12は撓むことがない。従って、ビス40に与えた力を逃がすことなく、容易にビス40を止めることができる。そして、蓋体30によって、配線ボックス20の後面に蓋をして設置は終了する。このときに使用する蓋体30の形態については限定するものではない。
その後、コンクリート壁面形成用型枠50内にコンクリートを打設し、コンクリートの固化後、コンクリート壁面形成用型枠50を取り外して、コンクリート壁面を形成する。このコンクリート壁面には、塗代部11の前端部以外に支持部13の先端が露出することになる。しかし、支持部13の先端は、細径に設けられているので、露出する面積を最小限に抑えることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができることはいうまでもない。例えば、被固定部の形態は実施例に限定されるものではなく、支持部の断面形状等も円形に限定されるものではない。また、配線ボックス20との組み合わせも前記配線ボックスに限定されるものではない。
本発明の実施例に係る塗代カバー及び該塗代カバーを使用した配線ボックス配線ボックス固定装置を表す斜視図である。 実施例に係る塗代カバーの前面側を表す斜視図である。 実施例に係る塗代カバー及び配線ボックス固定装置をコンクリート形成用型枠に設置した状態の断面図である。 本発明の塗代カバーに配線ボックスを取り付けた場合の回転の自由度を表した模式図である。 被固定孔の他の実施形態の1例を表す斜視図である。 支持部の他の実施形態の1例を表す斜視図である。 支持部のさらなる他の実施の形態の1例を表す斜視図である。
符号の説明
10 塗代カバー
11 塗代部
12 被固定部
13 支持部
14 釘挿入部
20 配線ボックス
21 ビス挿通孔
22 配管用接続孔
23 蓋
40 ビス
50 コンクリート壁面形成用型枠

Claims (6)

  1. 配線ボックスの前面開口に取り付けられてなる塗代カバーであって、
    前面側に突出する枠状の塗代部と、前記配線ボックスの外壁側に形成されたビス挿通孔を介して挿通されるビスが螺合可能な被固定部とを備え、
    前記被固定部近傍に前記塗代部の前端面まで延設されている支持部を備えていることを特徴とする塗代カバー。
  2. 前記支持部は、円形断面に形成されてなり、かつ前面側が細径に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の塗代カバー。
  3. 前記被固定部は、塗代部の外円周方向へ延びた長孔に形成されて、前記配線ボックスの取付位置が調整可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の塗代カバー。
  4. 前記被固定部は、正多角形に形成される配線ボックスの多角形の数に応じて、前記多角形の頂点数で分割した円周角の1/2の角度以上に亘って円周方向に延びていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の塗代カバー。
  5. 前端面をコンクリート壁面形成用の型枠に当接させた状態で前記型枠に固定するために、後面から釘を挿入可能な釘挿入部を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の塗代カバー。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の塗代カバーと、ビス挿通孔を外壁側に備えた配線ボックスとを備えていることを特徴とする配線ボックス固定装置。















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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200451947Y1 (ko) * 2008-08-27 2011-01-20 파나소닉전공신동아 주식회사 천정 보수용 커버

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