JP2006287697A - Ipセントレックスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】
SIPを搭載したIPセントレックス網内に、複数のSIPサーバの接続を中継するセンタサーバを設けた際に、SIPサーバ上で発生する折り返し呼の接続を正常に行い、センタサーバで呼制御を集中的に管理し、課金、トラヒック制御等をセンタサーバのみで行なう。
【解決手段】 自サーバがターゲットに送信したメッセージが、同一セッションで、かつ別トランザクションでターゲットから送信される折り返し呼が発生した場合に、SIPサーバで1個のセッションを2個のセッション(呼)として扱うことで、各々別のリモートターゲットを確定し、折り返し接続を行うことと、同一Request−URIによるメッセージの送信先を、前段の装置と、企業とで、別方向にルーチングする。これによって、SIPを搭載したIPセントレックス網内に設置された複数のSIPサーバの接続を中継するセンタサーバを実現する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、IPセントレックスシステムに関し、特に、IPセントレックス網に設置されたプロキシサーバにおける呼接続のためのルーチングシステムの制御方法に関する。
IP(Internet Protocol)セントレックスシステムは、各企業に、PBXの代わりに、SIP(Session Initiation Protocol)プロキシサーバ(以下、「SIPサーバ」という)を設置して通話を制御するシステムである。このIPセントレックスシステムでは、企業の規模により、1つの企業で1台から数台のSIPサーバを使用したり、1台で複数の企業を収容し、互いのSIPサーバを連携させて呼の接続を行う。
SIPサーバは、企業の規模や形態により、企業に設置する場合や、IPセントレックス網側に設置する場合もある。以下に、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request for Comment)3261に述べられている仕様に基づいた呼の接続方式の一例について、図1を参照しながら説明する。
図1は、RFC3261に基づいた制御によってSIPサーバの呼接続時の処理を表したシーケンスの一例を示し、発信端末1からSIPサーバ2を経由して着信端末3に接続し、着側の呼び出しに成功した場合のシーケンスの一例を示す。
SIPは、RFC3261に基づくリクエスト・レスポンスの送受信で構成されるプロトコルであり、SIPのセッションは、ダイアログ(Dialogs)を使用して管理する。ダイアログは、SIPメッセージヘッダのCall−ID値、ローカルタグ(local-tag)、リモートタグ(remote-tag)から識別し、SIPメッセージのヘッダのToタグ、Fromタグ、及びCall−IDを使用する。
呼接続のため、発信端末1からINVITEリクエスト4を受信したSIPサーバ2は、INVITEリクエスト4のヘッダを使用して、ダイアログが一致する呼を特定する。呼が特定されない場合には、新規呼として新たなダイアログの生成のための情報を、呼識別のための情報として保存する(ステップS1)。
SIPサーバ2では、RFC3261に準拠した制御にて、受信したリクエストのSIPヘッダから、リクエストメッセージの有効性のチェックを行い(ステップS2)、ルーチングの前処理としてRequest−URIをチェックする(ステップS3)。
その後、Request−URIから、次接続先である装置を判定するため、リクエストのターゲットを確定する処理を行い(ステップS4)、ターゲットにリクエストをフォワードするため、SIPメッセージ編集(Viaヘッダや、Record−Routeヘッダの付与等)を行い(ステップS5)、メッセージ5を送信する。尚、リクエストのターゲットの特定には、Request−URIを使用する。
SIPサーバ2は、Request−URIを翻訳し、メッセージの送信先である接続先の装置、端末等を求める。リクエストのターゲットの特定には、Request−URIヘッダを使用する。
SIPサーバ2は、Request−URIを翻訳し、翻訳した結果からメッセージの送信先である接続先装置、端末等を求める。そのため、SIPサーバ2には、Request−URIの内容から接続先の装置、端末等を一意に求めることができる情報を予め設定しておく。
図2は、Request−URIから接続先装置を求めるための情報を設定するためのテーブルの一例を示し、図3は、Request−URIから接続先を求めるための処理フローの一例を示す。
図1に戻り、次に、リクエストに対するレスポンス6を受信すると、受信したSIPメッセージから呼を特定し(ステップS6)、先頭のViaヘッダを削除する(ステップS7)。その後、レスポンスのフォワード確認を行い(ステップS8)、フォワード可能であれば、必要に応じてメッセージを編集し、レスポンス7を透過する。上記処理によってリクエストとレスポンスの透過を行う。
次に、従来のIPセントレックス網の構成について、図4を参照しながら説明する。
従来のIPセントレックス網12は、PSTN(Public Switched Telephone Networks)網11に接続され、各SIPサーバ1〜nをメッシュに接続した構成である。メッシュ型で接続した場合、各SIPサーバ1〜nには、IPセントレックス網12内で接続するすべての装置情報が必要となる。
図2は、各SIPサーバ1〜nに設定されるルーチング情報の一例を示し、1台のSIPサーバには、IPセントレックス網12内に設置された他のSIPサーバに接続するための情報をすべてを備える必要がある。このような接続形態では、IPセントレックスシステムの規模が大きくなり、SIPサーバの設置台数が増加するに従って各SIPサーバに必要なルーチング情報量も比例して増加する。
また、構成を変更した場合、例えば、図4のIPセントレックス網12に企業Xが追加され、SIPサーバXを新たに設置すると、SIPサーバ1〜nには、SIPサーバXに対してのルーチング情報を各々追加する必要がある。
前述のとおり、従来方式では、IPセントレックスシステムに新規企業を追加する場合や、構成を変更する場合には、既に設置されているSIPサーバのルーチング情報を変更する必要がある。この問題を解決するためには、IPセントレックス網内のSIPサーバの接続形態を、現状の接続形式から、IPセントレックス網の中核に、中継交換機相当のSIPサーバ(以下、「センタサーバ」と表示する)を設置し、他企業網に対する接続の場合には、センタサーバを中継するような接続形態に変更することが考えられる。
図5は、センタサーバ23を設置したIPセントレックス網22の接続形態の一例を示す。IPセントレックス網22は、PSTN網21に接続され、SIPサーバ1〜nは、企業規模により設置台数も異なり、複数企業で1台のSIPサーバを使用している場合もある。
例えば、企業網2から企業網3に接続する場合には、SIPメッセージは、企業網2→SIPサーバ2→センタサーバ23→SIPサーバ2→企業網3とSIPメッセージを透過しなければならず、SIPサーバ2では、自サーバがターゲットに送信したメッセージが、同一セッションで、かつ別トランザクションで、ターゲットから送信されてくるという現象が発生する。ここで、本現象を「折り返し」と表現し、以下、折り返しが発生する接続を、「折り返し接続」と表現する。
従来の方式では、リクエストのターゲットである接続先の情報は、Request−URIから一意に決定する仕組みであったため、図6に示すように、SIPサーバ2では、センタサーバ23から折り返しが発生した場合、再度同一のRequest−URIを翻訳し、再度センタサーバ23にリクエストを送信するという現象が発生してしまう。
図6は、図5に示した企業網2から企業網3に接続する際、従来のリクエストターゲットの確定方式で接続先を決定した場合に発生する現象を示したシーケンス図である。以下、図6のシーケンスについて説明する。
図5の企業網3の配下の端末を示すURIはxxxであり、SIPサーバ2には、Requst−URI:xxxのターゲットして、センタサーバ23を指定したデータを設定してあり、センタサーバ23には、Request−URI:xxxのターゲットとしてSIPサーバ2を指定したデータが設定されている。
企業網2から企業網3に接続する場合には、企業網2からSIPサーバ2に対し、Request−URI:xxxが設定されたInitial−INVITEメッセージ31が送信される。
SIPサーバ2では、Request−URI:xxxからターゲットであるセンタサーバ23を求め、メッセージを編集した後、センタサーバ23に対してInitial−INVITE32を送信する。
次に、センタサーバ23は、SIPサーバ2と同様に、受信したInitial−INVITE32のRequest−URIを使用してターゲットを決定する。受信したInitial−INVITE32のRequest−URIは、Request−URI:xxxであるため、ターゲットとしてSIPサーバ2が求められる。そこで、センタサーバ23は、メッセージを編集し、SIPサーバ2にInitial−INVITE33を送信する。
SIPサーバ2は、受信したInitial−INVITE33のRequest−URI:xxxからターゲットを求めるが、先程と同じRequest−URIであるため、ターゲットとして、再度センタサーバ23を求め、センタサーバ23にInitial−INVITE34を送信することになる。
この後、SIPサーバ2と、センタサーバ23との間で、Initial−INVITEを透過し続け、図6に示したとおり、SIPサーバとセンタサーバ23との間でループ60が発生し、呼接続を行うことができない。上記ループ現象が発生するため、IPセントレックスシステムでは、センタサーバ設置の接続形態をとることができなかった。
そこで、本発明は、IPセントレックス網にてセンタサーバを設置する接続方法を採用した場合に発生する折り返し接続を正常に行うことを可能とし、IPセントレックスシステムに新規企業を追加する場合や、構成を変更する場合に、既に設置されているSIPサーバのルーチング情報を変更する必要のないIPセントレックスシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、IPセントレックスシステムであって、複数のSIPサーバの接続を中継するセンタサーバを備えることを特徴とする。
また、本発明は、センタサーバであって、複数のSIPサーバの接続を中継することを特徴とする。
センタサーバを設置することにより、すべての呼をセンタサーバを経由させるシステムを構成することができ、センタサーバで呼制御を集中的に管理することが可能になる。これにより、課金や、トラヒック制御をセンタサーバのみで行なうことができる。
また、センタサーバを設置することにより、各SIPサーバではIPセントレックス網の他装置へのルーチング情報を設定する必要がなくなり、センタサーバへのルーチング情報のみ設定するだけで、他のSIPサーバとの接続が可能になり、装置に設定する情報量を削減することができる。
さらに、IPセントレックス網に新規SIPサーバを設置する場合や、構成を変更する場合にも、他のSIPサーバのルーチング情報を変更する必要がなくなり、IPセントレックス網内の構成変更も容易になるという効果もある。
前記センタサーバは、発信側装置を特定するためのデータベースと、該データベースを用いてRequet−URIを翻訳する手段と、該Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースと、該Requet−URIの翻訳結果により、SIPメッセージをルーチングさせる手段と、該ルーチングを行うためのデータベースとを備えるようにすることができる。これによって、同一Requet−URIであっても、別方向にSIPメッセージを透過させることができ、折り返し接続時には、SIPサーバで1個のダイアログを2個の別のセッションとして扱うことが可能となる。その結果、上記SIPを搭載したIPセントレックス網内に設置された複数のSIPサーバの接続を中継するセンタサーバを実現することができる。
また、前記センタサーバの前記Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースは、前記発信側装置毎又は/及び企業毎に設定可能であるとともに、前記ルーチングを行うためのデータベースは、企業毎に設定可能とすることができる。これによって、発信側装置又は/及び企業により、リクエストのターゲットを別対地にすることができる。
さらに、本発明は、SIPサーバであって、発信側装置を特定するためのデータベースと、該データベースを用いてRequet−URIを翻訳する手段と、該Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースと、該Requet−URIの翻訳結果により、SIPメッセージをルーチングさせる手段と、該ルーチングを行うためのデータベースとを備えることを特徴とする。これによって、同一Requet−URIであっても、別方向にSIPメッセージを透過させることができ、折り返し接続時には、SIPサーバで1個のダイアログを2個の別のセッションとして扱うことが可能となる。その結果、上記SIPを搭載したIPセントレックス網内に設置された複数のSIPサーバの接続を中継するセンタサーバを実現することができる。
前記SIPサーバの前記Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースは、前記発信側装置毎又は/及び企業毎に設定可能とするとともに、前記ルーチングを行うためのデータベースは、企業毎に設定可能とすることができる。これによって、発信側装置又は/及び企業により、リクエストのターゲットを別対地にすることができる。
以上のように、本発明によれば、IPセントレックス網にてセンタサーバを設置する接続方法を採用した場合に発生する折り返し接続を正常に行うことが可能となり、IPセントレックスシステムに新規企業を追加する場合や、構成を変更する場合に、既に設置されているSIPサーバのルーチング情報を変更することなどが不要となる。
図5は、本発明の一実施の形態としてのセンタサーバを設置したIPセントレックスシステムの構成を示す。センタサーバ23は、IPセントレックス網22を介して、GW24、SIPサーバ1〜n等と接続される。IPセントレックス網22は、GW24を介してPSTN網21に接続されている。
SIPサーバは、企業規模により1〜n個の企業網を収容する。また、企業規模によっては、複数のSIPサーバで1つの企業網を収容することもある。SIPサーバ1〜nは、収容する企業網1〜n、及びセンタサーバ23に、IPセントレックス網22を介して接続される。
次に、上記SIPサーバ1〜nの構成について、図7乃至図9を参照しながら説明する。
SIPサーバは、図7に示すように、呼の生起を検出して呼の接続、呼の解放を行う呼処理制御部45と、接続先として指定されたRequest−URIを分析して対地を求めるRequest−URI翻訳制御部46と、対地より接続先を決定するルーチング制御部44と、発信装置を判定するための図示しない装置管理制御部から構成される。さらに、Request−URI翻訳テーブル43と、ルーチングテーブル41と、装置テーブル42とを備えている。
装置テーブル42には、図8に示すように、対向する装置の情報として、IPアドレスとポートとを設定するように構成される。この表に示すように、IPアドレスとポートとで装置を特定することができる。
図9は、SIPサーバが備えるRequest−URI翻訳テーブル43の一例を示す。このRequest−URI翻訳テーブル43には、Request−URIから接続先の対地を求める情報を設定する。対地は、装置毎、企業毎に設定することが可能であり、また、企業、装置に関わらず設定することもできるため、同一のRequest−URIであっても、装置、企業により、リクエストのターゲットを別対地にすることができる。
図7のルーチングテーブル41には、Request−URI翻訳テーブル43で求めた対地毎と企業毎に、接続先装置のIPアドレスとポートの情報を設定する。接続先装置のIPアドレスとポートとは、前述した装置テーブル42の情報を使用してもよい。
次に、センタサーバ23の構成について説明する。センタサーバ23は、RFC3261に準拠したプロキシサーバである必要がある。センタサーバ23は、接続が集中するため、分散処理が可能なシステム構成とすることが望ましい。また、センタサーバ23は、1個のRequest−URIからは1個のターゲットを確定することができ、RFC3261に準拠した制御でSIPメッセージを透過することができる必要がある。
次に、センタサーバ23を設置したIPセントレックス網で発生する折り返し呼の接続動作時の動作について、図10を参照しながら説明する。尚、同図は、図5の企業網2から企業網3に通話を行う場合の接続図である。
企業網2及び企業網3には、各々SIPが搭載された端末1、端末2、端末3、端末4が設置されている。
端末1から端末3に接続する場合には、SIPメッセージは、端末1、SIPサーバ2、センタサーバ23、SIPサーバ2、端末3の順に透過する。
ここで、呼接続時の制御について説明する。折り返し接続が発生した場合には、SIPサーバ2では、RFC3261で定義された1つのダイアログを、2個の呼(呼1、呼2)として制御する。
企業網2の端末1から呼接続のためのINVITE50を受信すると、図5のSIPサーバ2は、RFC3261に準拠した制御で受信したメッセージがInitial−INVITEであることを特定する。
次に、SIPサーバ2で、リクエストのターゲットを確定するための制御について、図11を参照しながら説明する。
SIPサーバ2は、受信したINVITE50のViaヘッダを使用し、図8の装置テーブル42の検索を行う。装置テーブル42に該当データが存在した場合には、装置の情報を記憶させておく。受信したINVITE50のRequest−URIと、記憶した装置で、図9のRequest−URI翻訳テーブル43を検索し、リクエストの送信先となるターゲットの対地を検索する。図11の場合、ターゲットはセンタサーバ23となる。
SIPサーバ2は、企業網2のセンタサーバ23のルーチングテーブルから、接続先のセンタサーバ23のIPアドレスとポートを取得し、取得したIPアドレスとポートに対してINVITE51を送信する。尚、送信時にはRFC3261に準拠したターゲットへのリクエストの送信のための処理を行う。
さらに、本発明では、SIPサーバ2がINVITEを透過する際、INVITEメッセージのトランザクションデータとは別に、Viaヘッダ、Record−Routeヘッダを図5の呼1の情報として保存する。
図12は、SIPサーバ2が保持する呼の情報を示したブロック図である。センタサーバ23では、SIPサーバ2から受信したメッセージについて、RFC3261に準拠したルーチングを行い、SIPサーバ2に対して送信する。SIPサーバ2は、センタサーバ23から受信したINVITE52のダイアログから呼を特定する。
本発明では、ここで、RFC3261のダイアログ識別ロジックに加え、SIPサーバ2がINVITEを送信する際にセーブしたViaヘッダ、Record−Routeヘッダの比較処理を行う。
受信したINVITEのFromヘッダと、呼1で保存したFromヘッダとを比較し、同一であれば、メッセージの送信元は同一、すなわち、呼が折り返してきたと判断する。折り返しの判断をした場合には、受信したINVITEの前段装置の比較を行うため、呼1のVia情報と、受信したINVITEのVia情報とを比較し、前段装置が同一か否かを判断する。受信したINVITEのVia情報が一致すれば、一致した呼に割り振る。
図10の場合には、受信したINVITEのViaからはセンタサーバ23の情報、呼1の情報からは端末1の情報が得られるため、両者は一致しない。従って、新規呼と判断し、新たに呼2を生成する。これにより、上記制御で、折り返しで発生した同一ダイアログを2個の呼に分割することが可能になる。呼を分割することにより、SIPサーバ2では、2個の新規呼として扱うことができ、各々別のセッションとして扱うことが可能になる。
呼2では、呼1と同様に、受信したINVITEより送信元の装置を特定する。受信したINVITEメッセージには、センタサーバ23の透過時に、センタサーバ23のViaヘッダが付与されているため、装置テーブル42を検索すると、メッセージ送信元装置がセンタサーバ23であることが判る。
メッセージ送信元がセンタサーバ23であるため、Request−URI翻訳テーブルを検索する。呼1の時とは検索条件が異なるため、対地をSIPサーバ2が収容する企業網3を選択することができる。そして、Request−URIの翻訳結果より、SIPサーバ2は、端末向けのルーチング制御を行い、自収容の企業3の端末3にメッセージを送信する。
SIPサーバ2は、INVITEメッセージ透過時、INVITEメッセージのViaヘッダ、Record−Routeヘッダを図5の呼2の情報として保存する。この時の、Viaヘッダ、Record−Routeヘッダは、呼1で保存した情報とは異なる。
次に、図10におけるInitail−INVITEに対するレスポンス51の受信時の制御を説明する。リンギング(180Riging)、及び応答(200OK)等のレスポンスの場合も、ダイアログの識別により呼を特定し、呼1、呼2を検索する。その後、リクエスト送信時に保存したViaヘッダが一致する呼を特定する。図10の場合には、端末3からのレスポンスを受信したSIPサーバ2で呼2が特定される。
その後、SIPサーバ2では、RFC3261に準拠した制御を行い、レスポンスをセンタサーバ23に送信する。センタサーバ23でも、同様に、ダイアログで呼を検索し、SIPサーバ2に対してレスポンスを送信する。SIPサーバ2では、センタサーバ23からのレスポンスを受け、端末3からの受信時と同様の制御を行う。ここでは、呼1を検索することができ、端末1へレスポンスを送信する。
次に、応答確認(ACK)の制御について説明する。図10の端末1からのACKを受信したSIPサーバ2では、ダイアログの識別より呼1、呼2を特定する。複数の呼を特定した場合には、呼に保存されているリクエストと受信リクエストのFromタグの比較を行う。
Fromタグが存在しない場合には、Fromヘッダの比較を行う。これらが同一であれば、Viaの比較を行う。ここでは、端末1からのメッセージであるため、呼1を特定することができる。その後は、INVITE時と同等RFC3261に準拠した方式でリクエストを送信する。
センタサーバ23でも同様に、ダイアログから呼を特定し、リクエストを送信する。SIPサーバ2では、センタサーバ23から受信したメッセージを、端末から受信した時と同様に制御する。Fromの比較、Viaの比較を行うと、ここでは、呼2を特定することができる。呼2を特定した後、リクエストを端末3に送信する。上記手順により、センタサーバ23を経由した折り返し呼の接続が完了する。
次に、着側からの切断について説明する。SIP端末3からのBYEメッセージを受信した場合には、SIPサーバ2は、ダイアログにより呼1、呼2を特定することができ、ここで、呼毎に保存されているFromヘッダと、受信リクエストのFromヘッダとを比較すると、呼1、呼2どちらも一致しない。
一致しない場合には、次に、呼毎にセーブしてあるRecord−Routeヘッダと、受信メッセージのRouteヘッダとの比較を行う。Record−Routeヘッダは、メッセージ透過の際に経由した装置経路を示すヘッダであり、Routeヘッダは、Record−Routeヘッダから生成した経由すべき装置を示したヘッダである。
呼1で保存されたRecord−Routeヘッダには、SIPサーバ2の情報が残り、呼2で保存されたRecord−Routeヘッダには、SIPサーバ2、センタサーバ23、SIPサーバ2の情報が残る。
SIPサーバ2で端末3より受信したBYEヘッダのRouteヘッダには、SIPサーバ2、センタサーバ23、SIPサーバ2の情報が設定されている。経路を比較すると、BYEの残りの経路は、呼2で保存したRecord−Routeヘッダと一致する。従って、受信したBYEは呼2に割り振ることができる。その後、RFC3261に準拠した制御で、センタサーバ23にメッセージを送信する。センタサーバ23は、呼を特定した後、SIPサーバ2にメッセージを送信する。
次に、SIPサーバ2でBYEを受信した場合、BYEのRouteヘッダからはSIPサーバ2の情報だけが残る。呼1、呼2に保存されたRecord−Routeヘッダと経路を比較すると、呼1が一致するため、呼1に割り振り、その後端末1に送信する。BYEを受信した端末1では、切断可能であると判断したならば、切断応答のレスポンス(200OK)を返信する。レスポンスは、ダイアログで呼を特定した後、Viaが一致する呼に割り振る。
SIPサーバ2では、端末1からの200OKを受信した場合には、呼1を特定し、センタサーバ23から受信した場合には、呼2を特定する。呼に割り振った後は、RFC3261に基づきレスポンスを透過する。上記制御により折り返し接続時の切断が完了する。
上記に示した以外のリクエスト、レスポンスの制御、例えば、保留時のINVITE、転送時のREFER等もこれらと同様の手順で行うことができる。
IETFのRFC3261に基づいた制御にてSIPサーバの呼接続時の処理を表したシーケンス図である。 Request−URIから接続先装置を求めるための情報を設定するテーブルの一例を示す図である。 Request−URIから接続先を求める従来方式のシーケンス図である。 従来のIPセントレックス網の一例を示すブロック図である。 本発明にかかるセンタサーバを設置したIPセントレックス網の一実施形態を示すブロック図である。 センタサーバを設置したIPセントレックス網で、従来のリクエストターゲット確定方式を用いた場合に発生するシーケンス図である。 本発明にかかるSIPサーバの一例を示すブロック図である。 本発明にかかる装置テーブルの一例を示す図である。 Request−URI翻訳テーブルの一例を示す図である。 本発明にかかるIPセントレックスシステムでセンタサーバ折り返しの呼が発生した場合の接続の一例を示す図である。 本発明の折り返し時のリクエストターゲット確定方式を示したシーケンス図である。 本発明にかかるSIPサーバで保持する呼情報の一例を示す図である。
符号の説明
1 発信端末
2 SIPサーバ
3 受信端末
4 INVITE
5 INVITE
6 180Ringing
7 180Ringing
11 PSTN網
12 IPセントレックス網
13 GW
21 PSTN網
22 IPセントレックス網
23 センタサーバ
24 GW
31 INVITEリクエスト
32 INVITEリクエスト
33 INVITEリクエスト
34 INVITEリクエスト
41 ルーチングテーブル
42 装置テーブル
43 Request−URI翻訳テーブル
44 ルーチング制御部
45 呼処理制御部
46 Request−URI翻訳制御部
50 INVITEリクエスト
51 INVITEリクエスト
52 INVITEリクエスト
55 INVITEレスポンス
60 ループ

Claims (6)

  1. SIP(Session Initiation Protocol)プロキシサーバの接続を中継するセンタサーバを備えることを特徴とするIPセントレックスシステム。
  2. 複数のSIPプロキシサーバの接続を中継することを特徴とするセンタサーバ。
  3. 前記センタサーバは、
    発信側装置を特定するためのデータベースと、
    該データベースを用いてRequet−URIを翻訳する手段と、
    該Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースと、
    該Requet−URIの翻訳結果により、SIPメッセージをルーチングさせる手段と、
    該ルーチングを行うためのデータベースとを備えることを特徴とする請求項2に記載のセンタサーバ。
  4. 前記Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースは、前記発信側装置毎又は/及び企業毎に設定可能であるとともに、前記ルーチングを行うためのデータベースは、企業毎に設定可能であることを特徴とする請求項3に記載のセンタサーバ。
  5. SIPプロキシサーバであって、
    発信側装置を特定するためのデータベースと、
    該データベースを用いてRequet−URIを翻訳する手段と、
    該Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースと、
    該Requet−URIの翻訳結果により、SIPメッセージをルーチングさせる手段と、
    該ルーチングを行うためのデータベースとを備えることを特徴とするSIPプロキシサーバ。
  6. 前記Requet−URIの翻訳を行うためのデータベースは、前記発信側装置毎又は/及び企業毎に設定可能であるとともに、前記ルーチングを行うためのデータベースは、企業毎に設定可能であることを特徴とする請求項5に記載のSIPプロキシサーバ。
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