JP2006287692A - ルータ装置及びローカルエリアネットワークに接続された機器へのアクセス方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 IPv4環境において、インターネットを経由して、ホームネットワーク上にある様々な機器に簡単にアクセスできるルータ装置及びアクセス方法を提供する。
【解決手段】
LAN20に接続された機器へのリンクを含むページを有する記憶装置16と、LANとワイドエリアネットワークとの間の情報などのデータの流れを中継する制御装置12とを具え、制御装置は、LANに新たに機器が接続されると、該機器のリンク情報を含むページを作成すると共に、該ページを記憶装置に記憶させる作成部14と、前記ページをワイドエリアネットワークに公開する公開部15とを有する。記憶装置は、LANに接続された機器のMACアドレスを記憶し、制御装置の作成部は、LANに新たに接続された機器が、以前に接続した機器である場合に、該機器について記憶装置に記憶されているMACアドレスを使用して、LANに接続された機器へのリンクを含むページを作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】
LAN20に接続された機器へのリンクを含むページを有する記憶装置16と、LANとワイドエリアネットワークとの間の情報などのデータの流れを中継する制御装置12とを具え、制御装置は、LANに新たに機器が接続されると、該機器のリンク情報を含むページを作成すると共に、該ページを記憶装置に記憶させる作成部14と、前記ページをワイドエリアネットワークに公開する公開部15とを有する。記憶装置は、LANに接続された機器のMACアドレスを記憶し、制御装置の作成部は、LANに新たに接続された機器が、以前に接続した機器である場合に、該機器について記憶装置に記憶されているMACアドレスを使用して、LANに接続された機器へのリンクを含むページを作成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ローカルエリアネットワークに接続され、ローカルアドレスの付された機器に、インターネット経由でアクセスすることのできるルータ装置及び方法に関するものである。
LAN(Local Area Network)等のホームネットワークに、ネットワーク対応機器を接続し、ルータ装置を介して、インターネット経由で機器を遠隔から制御、設定、操作等する技術がある。
その種技術として、ポートフォワーディングが知られている。該ポートフォワーディング技術を用いてWebサーバがポート番号80で公開されているWebカメラAとWebカメラBとをLANに接続し、ルータ装置によってLANとインターネットを接続して両WebカメラのWebサーバをインターネットに公開する場合を例に挙げて説明する。
LANにWebカメラAを接続して、WebカメラAのローカルIP(Internet Protocol)アドレスを固定で設定し(例えば、192.168.1.1)、ルータ装置にWebカメラAのローカルアドレス(192.168.1.1)と、ローカルポート番号(80)、WebカメラAへのアクセスと見なすWAN(Wide Area Network)側のポート番号(80)の対応付けを設定する。これによって、インターネット経由で外部パソコン等から、"http://(ルータのWANアドレス)"を指定すると、WebカメラAに外部からアクセスすることができる。
LANにWebカメラAを接続して、WebカメラAのローカルIP(Internet Protocol)アドレスを固定で設定し(例えば、192.168.1.1)、ルータ装置にWebカメラAのローカルアドレス(192.168.1.1)と、ローカルポート番号(80)、WebカメラAへのアクセスと見なすWAN(Wide Area Network)側のポート番号(80)の対応付けを設定する。これによって、インターネット経由で外部パソコン等から、"http://(ルータのWANアドレス)"を指定すると、WebカメラAに外部からアクセスすることができる。
2台目のWebカメラBをLANに接続する場合、上記と同様に、WebカメラBのローカルIPアドレスを固定で設定し(例えば、192.168.1.2)、ルータ装置にローカルポート番号(80)と、WebカメラBへのアクセスと見なすWAN側のポート番号(8080)の対応付けを設定する。
上記のように、WebカメラA及びWebカメラBのローカルIPアドレス、ローカルポート番号及びWAN側のポート番号を設定し、外部パソコン等からインターネット経由で"http://(ルータのWANアドレス)"を指定すると、WebカメラAにアクセスでき、"http://(ルータのWANアドレス):8080"を指定すると、WebカメラBにアクセスすることができる。
上記のように、WebカメラA及びWebカメラBのローカルIPアドレス、ローカルポート番号及びWAN側のポート番号を設定し、外部パソコン等からインターネット経由で"http://(ルータのWANアドレス)"を指定すると、WebカメラAにアクセスでき、"http://(ルータのWANアドレス):8080"を指定すると、WebカメラBにアクセスすることができる。
なお、"ルータのWANアドレス"はグローバルIPアドレスである。グローバルIPアドレスが非固定である場合、即ち、インターネットへの接続の度に変更される場合には、その都度アドレスを置き換える必要があるが、ダイナミックDNS(Domain Name System)サービスを利用することにより、決まった文字列(例えば、user1-ddns.org等)にすることができる。
また、特許文献1では、ホームネットワークゲートウェイ装置が機器制御の機能を有しており、ネットワーク対応機器がネットワークに接続されると、当該機器に対応する画面形成用情報や機器制御情報等の機器の情報を、インターネット等からダウンロードして、ホームゲートウェイ上のWebサーバに機器制御用のページを作成している。ホームゲートウェイ上のWebサーバで機器制御用のページを操作すると、ホームゲートウェイから機器に対して操作コマンドが出力され、各機器にアクセスするようにしている。
ポートフォワーディングを用いた方法では、上記WebカメラAとWebカメラBのように、機能が重複した機器を接続した場合に、機器毎に異なるポート番号を付ける必要がある。異なるポート番号を付与しなければ、一方の機器を認識できなくなったり、一方の機器のみにしかアクセスできなくなることがあるためである。また、ポート番号と機器との対応付けは、ユーザが記憶しておく必要があり、ネットワーク上に多くの機器がある場合には、対応が困難である問題があった。
又、特許文献1では、ゲートウェイ装置に対応する情報を出力や提供をすることのできる機器しか制御することができず、また、ホームネットワーク内のWebサーバやFTP(File Transfer Protocol)サーバにアクセスすることができない。
本発明の目的は、IPv4(Internet Protocol version 4)環境において、インターネットを経由して、ホームネットワーク上にある様々な機器に簡単にアクセスすることのできるルータ装置及びアクセス方法を提供することである。
上記課題を解決するために本発明のルータ装置は、
ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続された機器へのリンクを含むページを有する記憶装置と、LANとワイドエリアネットワークとの間の情報などのデータの流れを中継する制御装置とを具え、
制御装置は、LANに新たに機器が接続されると、該機器のリンク情報を含むページを作成すると共に、該ページを記憶装置に記憶させる作成部と、前記ページをワイドエリアネットワークに公開する公開部とを有する。
記憶装置は、LANに接続された機器のMACアドレスを記憶し、制御装置の作成部は、LANに新たに接続された機器が、以前に接続した機器である場合に、該機器について記憶装置に記憶されているMACアドレスを使用して、LANに接続された機器へのリンクを含むページを作成することが望ましい。
ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続された機器へのリンクを含むページを有する記憶装置と、LANとワイドエリアネットワークとの間の情報などのデータの流れを中継する制御装置とを具え、
制御装置は、LANに新たに機器が接続されると、該機器のリンク情報を含むページを作成すると共に、該ページを記憶装置に記憶させる作成部と、前記ページをワイドエリアネットワークに公開する公開部とを有する。
記憶装置は、LANに接続された機器のMACアドレスを記憶し、制御装置の作成部は、LANに新たに接続された機器が、以前に接続した機器である場合に、該機器について記憶装置に記憶されているMACアドレスを使用して、LANに接続された機器へのリンクを含むページを作成することが望ましい。
本発明のルータ装置によれば、ルータ装置の記憶装置に、作成部にて作成されたローカルエリアネットワークに接続された機器へのリンクを含むページを保存しておき、過去にLANに接続された機器のMACアドレスをキーとして検索を行なうことによって、以前の設定を復元でき、機能の重複する複数の機器に対しても、ある機器が優先されたり、他の機器が無視されることはなく、個別に認識させることができ、ワイドエリアネットワークを経由して、LANに接続されている全ての機器を制御、操作等することができる。
図1は、ネットワークの全体構成を示している。図1に示すように、IPv4環境にあるローカルネットワーク(LAN)(20)とインターネット(ワイドエリアネットワーク)(40)は、ルータ装置(10)を介して接続されている。LAN(20)には、サーバを兼ねるパソコン(30)、パソコン(31)、HDレコーダ(ビデオ)(32)、Webカメラ01(33)、Webカメラ02(34)及びエアコン(35)が接続される例について説明する。図1のLAN(20)は有線で構成されているが、無線LANでも構わない。
ルータ装置(10)は、図2に示すように、CPUなどにより構成される制御装置(12)と、ROM、RAM、フラッシュROM、ハードディスク等の記憶装置(16)とから構成されている。
制御装置(12)は、LAN(20)及びインターネット(40)と接続し、LAN(20)とインターネット(40)との間の様々なデータの流れの中継を行なう機能を有する他、LAN(20)やインターネット(40)と接続するポート部(13)と、後述するLAN(20)に接続された機器へのリンクを含むページを作成し、作成したページを記憶装置(16)に記憶させると共に、LAN(20)に機器が接続されたり、ユーザによる機器の設定変更が行なわれた場合などに前記ページを更新する作成部(14)と、該ページをインターネットに公開する公開部(15)とをさらに含んでいる。
なお、前述のLAN(20)に接続された機器へのリンクを含むページとは、パソコンなどに付属している液晶ディスプレイなどの表示装置にメニュー画面を表示させるソースからなるメニュー画面ページ(entrance.html)と、メニュー画面に表示された機器への操作に対応して機器のWebサーバへジャンプするためのリンク情報が記述されたソースからなるリンク情報ページとを総称する。つまり、「LANに接続された機器へのリンクを含む」とは、メニュー画面において、ユーザの操作によって機器のWebサーバへのジャンプを、メニュー画面ページとリンク情報ページとで実現できる機能を含むことを示す。
記憶装置(16)は、CPUに具えるROM、RAM、フラッシュROMなどでもよく、以下で説明する機器の設定用ページや、LANに接続された機器へのリンクを含むページ、機器の設定情報が記憶される。
PC00(30)はFTPサーバ及びWebサーバ機能を具えており、HDレコーダ(32)、Webカメラ01(33)、Webカメラ02(34)及びエアコン(35)には、Webサーバ機能を具えているものとする。
制御装置(12)は、LAN(20)及びインターネット(40)と接続し、LAN(20)とインターネット(40)との間の様々なデータの流れの中継を行なう機能を有する他、LAN(20)やインターネット(40)と接続するポート部(13)と、後述するLAN(20)に接続された機器へのリンクを含むページを作成し、作成したページを記憶装置(16)に記憶させると共に、LAN(20)に機器が接続されたり、ユーザによる機器の設定変更が行なわれた場合などに前記ページを更新する作成部(14)と、該ページをインターネットに公開する公開部(15)とをさらに含んでいる。
なお、前述のLAN(20)に接続された機器へのリンクを含むページとは、パソコンなどに付属している液晶ディスプレイなどの表示装置にメニュー画面を表示させるソースからなるメニュー画面ページ(entrance.html)と、メニュー画面に表示された機器への操作に対応して機器のWebサーバへジャンプするためのリンク情報が記述されたソースからなるリンク情報ページとを総称する。つまり、「LANに接続された機器へのリンクを含む」とは、メニュー画面において、ユーザの操作によって機器のWebサーバへのジャンプを、メニュー画面ページとリンク情報ページとで実現できる機能を含むことを示す。
記憶装置(16)は、CPUに具えるROM、RAM、フラッシュROMなどでもよく、以下で説明する機器の設定用ページや、LANに接続された機器へのリンクを含むページ、機器の設定情報が記憶される。
PC00(30)はFTPサーバ及びWebサーバ機能を具えており、HDレコーダ(32)、Webカメラ01(33)、Webカメラ02(34)及びエアコン(35)には、Webサーバ機能を具えているものとする。
ユーザは、パソコン(PC00)(30)のブラウザを用いてLANに接続し、ルータ装置(10)の記憶装置(16)に記憶されている設定用のページ(例えば、http://192.168.10.254/settei)にアクセスし、図3のような画面でパソコン(PC00)(30)の設定を行なう。パソコン(PC00)(30)について、例えば、ホスト名をPC00、ローカルポート、プロトコルを設定しておく。必要事項を入力した後、「設定」をクリックし、パソコン(PC00)(30)の「かんたんアクセス」の設定が完了する。
LAN(20)に機器、例えば、Webカメラ01(33)を接続すると、ルータ装置(10)のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)機能により、機器に割り当てられたローカルIPアドレスが設定される。これによって、ルータ装置(10)には、図4(a)に示すように、DHCP割り当て表が作成されると共に、図4(b)に示す機器接続記録表が作成される。
図4(b)を作成する際に、制御装置(12)は、図4(b)のMACアドレスをキーとして検索するが、該当するエントリーがない場合には、新規に登録が行なわれる。なお、このとき、DHCP機能を用いずに、固定アドレスを設定するようにしてもよい。
図4(b)を作成する際に、制御装置(12)は、図4(b)のMACアドレスをキーとして検索するが、該当するエントリーがない場合には、新規に登録が行なわれる。なお、このとき、DHCP機能を用いずに、固定アドレスを設定するようにしてもよい。
作成部(14)は、図4(a)と図4(b)を基に、図4(c)に示すような設定表を作成する。
ユーザは、パソコン(PC00)(30)のブラウザを用いてLANに接続し、ルータ装置(10)に記憶されている設定用のページ(図3参照)にアクセス(例えば、http://192.168.10.254/settei)し、各項目を設定する。設定用ページでは、ホスト名について、Webカメラ01(33)をCAM01、表示名として、ユーザが認識しやすい名前、例えば、「玄関カメラ」と設定する。また、ローカルポート、プロトコルを夫々「80」「TCP」と設定する。また、ポートフォワーディングを行なう場合には、ポートフォワーディングを「する」に設定し、本発明(以下「かんたんアクセス」)を利用する場合には、設定画面の右下にある「かんたんアクセス」を「する」に設定する。
必要事項を入力した後、「設定」をクリックし、「かんたんアクセス」の設定が完了する。
ユーザは、パソコン(PC00)(30)のブラウザを用いてLANに接続し、ルータ装置(10)に記憶されている設定用のページ(図3参照)にアクセス(例えば、http://192.168.10.254/settei)し、各項目を設定する。設定用ページでは、ホスト名について、Webカメラ01(33)をCAM01、表示名として、ユーザが認識しやすい名前、例えば、「玄関カメラ」と設定する。また、ローカルポート、プロトコルを夫々「80」「TCP」と設定する。また、ポートフォワーディングを行なう場合には、ポートフォワーディングを「する」に設定し、本発明(以下「かんたんアクセス」)を利用する場合には、設定画面の右下にある「かんたんアクセス」を「する」に設定する。
必要事項を入力した後、「設定」をクリックし、「かんたんアクセス」の設定が完了する。
上述のように、ユーザが設定用ページ(図3)で設定を行なうことによって、図4(b)と図4(c)は、図5(b)と図5(c)のように更新される。設定表の更新に伴って、作成部(14)にて、DHCP割り当て表(図5(a))と設定表(図5(c))を基に図6に示すような「メニュー画面ページ」(entrance.html)と、Webカメラ01(33)のWebサーバにジャンプする「リンク情報ページ」(CAM01.html)が自動的に作成され、記憶装置(16)に記憶されると共に、公開部(15)によりインターネットに公開される。作成されるentrance.htmlとCAM01.htmlのhtml文書の具体例を図7及び図8に示している。
ユーザが外部からパソコン(50)や携帯電話(51)等を利用して、インターネット経由で「メニュー画面」("http://(ルータのWANアドレス(例:GA0.XXX.XXX.XXX))/entrance.html")にアクセスし、表示された「メニュー画面」(図6参照)のリンクを通じてWebカメラ01(33)の操作用画面(CAM01.html)へのアクセスが可能となり、操作用画面からWebカメラ01(33)の操作を行なうことができる。もちろん、"http://(ルータのWANアドレス)/CAM01.html"や"http://(ルータのWANアドレス):10081"からメニュー画面を飛ばしてアクセスすることもできる。なお、図8に示したCAM01.htmlではRefreshを用いているが、HTTPリダイレクト(ステータスコードは301より302が望ましい)を使うようにしてもよい。
ユーザが外部からパソコン(50)や携帯電話(51)等を利用して、インターネット経由で「メニュー画面」("http://(ルータのWANアドレス(例:GA0.XXX.XXX.XXX))/entrance.html")にアクセスし、表示された「メニュー画面」(図6参照)のリンクを通じてWebカメラ01(33)の操作用画面(CAM01.html)へのアクセスが可能となり、操作用画面からWebカメラ01(33)の操作を行なうことができる。もちろん、"http://(ルータのWANアドレス)/CAM01.html"や"http://(ルータのWANアドレス):10081"からメニュー画面を飛ばしてアクセスすることもできる。なお、図8に示したCAM01.htmlではRefreshを用いているが、HTTPリダイレクト(ステータスコードは301より302が望ましい)を使うようにしてもよい。
同じ機能を有する2台目の機器(Webカメラ02)が接続されると、機器接続記録表(図5(b))を参照して、Webカメラ2のMACアドレスをキーとして検索するが、該当するエントリがないため、新規にDHCP割り当て表(図9(a))に登録されて、機器接続記録表と設定表が、図9(b)と図9(c)のように更新される。
ユーザが設定用ページ(図3)で設定を行なうことによって、図9(b)と図9(c)は、図10(b)と図10(c)のように更新される。また、設定表の更新に伴って、作成部(14)にて、DHCP割り当て表と設定表を基に、「メニュー画面ページ」(entrance.html)と、Webカメラ02(34)にジャンプする「リンク情報ページ」(CAM02.html)が自動的に作成され、記憶装置(16)に記憶されると共に、公開部(15)によりインターネットに公開される。
"http://(ルータのWANアドレス)/entrance.html"に「メニュー画面」が表示され、外部からパソコン(50)や携帯電話(51)等を利用して、インターネット経由で「メニュー画面」のリンクを通じてWebカメラ01(33)だけでなく、Webカメラ02(34)の操作用画面にもアクセスが可能となり、これら機器の操作を行なうことができる。もちろん、Webカメラ01(33)には"http://(ルータのWANアドレス):10081"や"http://(ルータのWANアドレス)/CAM01.html"、Webカメラ02(34)には"http://(ルータのWANアドレス):10082"や"http://(ルータのWANアドレス)/CAM02.html"からアクセスすることもできる。
ユーザが設定用ページ(図3)で設定を行なうことによって、図9(b)と図9(c)は、図10(b)と図10(c)のように更新される。また、設定表の更新に伴って、作成部(14)にて、DHCP割り当て表と設定表を基に、「メニュー画面ページ」(entrance.html)と、Webカメラ02(34)にジャンプする「リンク情報ページ」(CAM02.html)が自動的に作成され、記憶装置(16)に記憶されると共に、公開部(15)によりインターネットに公開される。
"http://(ルータのWANアドレス)/entrance.html"に「メニュー画面」が表示され、外部からパソコン(50)や携帯電話(51)等を利用して、インターネット経由で「メニュー画面」のリンクを通じてWebカメラ01(33)だけでなく、Webカメラ02(34)の操作用画面にもアクセスが可能となり、これら機器の操作を行なうことができる。もちろん、Webカメラ01(33)には"http://(ルータのWANアドレス):10081"や"http://(ルータのWANアドレス)/CAM01.html"、Webカメラ02(34)には"http://(ルータのWANアドレス):10082"や"http://(ルータのWANアドレス)/CAM02.html"からアクセスすることもできる。
同様にして、HDレコーダ(32)やエアコン(35)もLAN(20)に接続し、設定用ページ(図3)にて設定を行なうことにより、作成部(14)にて、図11(a)のDHCP割り当て表、図11(b)の接続記録表、図11(c)の設定表が作成され、「メニュー画面ページ」のentrance.html(html文書の具体例を図12に示す)と、図13に示すような「メニュー画面」が自動的に更新され、記憶装置(16)に記憶されると共に、公開部(15)によりインターネットに公開される。
この状態で、外部からパソコン(50)や携帯電話(51)等を利用して、インターネット経由で"http://(ルータのWANアドレス)/entrance.html"にアクセスすると、更新された「メニュー画面」(図13)が表示され、リンクを通じて各機器の操作用画面にアクセスし、各機器を操作することができる。もちろん、"http://(ルータのWANアドレス):(WANポート)"や"http://(ルータのWANアドレス)/(ホスト名).html"によってアクセスすることもできる。
この状態で、外部からパソコン(50)や携帯電話(51)等を利用して、インターネット経由で"http://(ルータのWANアドレス)/entrance.html"にアクセスすると、更新された「メニュー画面」(図13)が表示され、リンクを通じて各機器の操作用画面にアクセスし、各機器を操作することができる。もちろん、"http://(ルータのWANアドレス):(WANポート)"や"http://(ルータのWANアドレス)/(ホスト名).html"によってアクセスすることもできる。
LAN(20)に接続されている機器、例えば、Webカメラ01(33)の電源をオフにしたり、機器自体がLAN(20)から取り外されて、ルータ装置(10)が機器の切断を検出すると、DHCP割り当て表は空に更新されるが、機器接続記録表と設定表を記憶装置(16)に保存しておき、作成部(14)にてDHCP割り当て表と設定表を基に、Webカメラ01(33)へのリンクのないentrance.html(具体的には図12のhtml文書から玄関カメラへのリンクを削除する)を作成して、図13の「メニュー画面」から「玄関カメラ」を削除し、玄関カメラへジャンプするためのリンク情報ページであるCAM01.htmlを削除する。
その後、再度、同じ機器(Webカメラ01)が接続されると、DHCP機能によって、機器にルータ装置(10)が割り当てたローカルIPアドレスが設定される。このとき、ローカルIPアドレスは前と異なる場合もあるが、記憶装置(16)にに保存されている機器接続記録表からMACアドレスをキーとして検索することにより、新しいローカルIPアドレスで以前の設定を復元する。
なお、ルータ装置(10)は、LAN(20)へのリンクを含むページ(図13)を、ユーザ(24)設定変更時や、機器の接続、切断時、ルータ装置(10)の起動時等に更新するようにすることが望ましい。LAN(20)へのリンクを含むページの更新頻度を高めることにより、外部からパソコン(50)や携帯電話(51)を利用してLAN(20)にアクセスする際に、機器がLAN(20)に接続されているにも拘わらず表示されなかったり、LAN(20)から切断されているにも拘わらず表示されるということを防ぐことができる。
上記のように、本発明では、ルータ装置(10)に機器接続記録表を保存しておき、過去にLAN(20)に接続された機器のMACアドレスをキーとして検索を行なうことによって、以前の設定を復元でき、機能の重複する複数の機器に対しても、その複数のうちある機器が優先されたり、また他の機器が無視されることはなく、個別に認識されるから、インターネットを経由して、LAN(20)に接続されている全ての機器を制御、操作等することができる。
なお、必要に応じて、メニュー画面や各操作画面へのアクセスの際に、パスワードの入力を求める等のセキュリティ対策を追加することも可能である。
また、本発明のルータ装置(10)は、1つの機器としてのルータ装置(10)に限られるものではなく、例えば、パソコンや家電機器などの一部の機能として組み込まれたルータ装置などにも広く適用される。
本発明のルータ装置は、IPv4環境において、インターネットを経由して、ホームネットワーク上にある様々な機器に簡単にアクセスし、操作することのできるルータ装置及びアクセス方法として有用である。
(10) ルータ装置
(20) LAN
(30) パソコン
(33) Webカメラ01
(34) Webカメラ02
(40) インターネット
(50) 外部パソコン
(20) LAN
(30) パソコン
(33) Webカメラ01
(34) Webカメラ02
(40) インターネット
(50) 外部パソコン
Claims (6)
- ローカルエリアネットワークに接続された機器へのリンクを含むページを有する記憶装置と、ローカルエリアネットワークとワイドエリアネットワークとの間の情報などのデータの流れを中継する制御装置とを具え、
制御装置は、ローカルエリアネットワークに新たに機器が接続されると、該機器のリンク情報を含むページを作成すると共に、該ページを記憶装置に記憶させる作成部と、前記ページをワイドエリアネットワークに公開する公開部とを有することを特徴とするルータ装置。 - 記憶装置は、ローカルエリアネットワークに接続された機器のMACアドレスを記憶し、制御装置の作成部は、ローカルエリアネットワークに新たに接続された機器が、以前に接続した機器である場合に、該機器について記憶装置に記憶されているMACアドレスを使用して、ローカルエリアネットワークに接続された機器へのリンクを含むページを作成する請求項1に記載のルータ装置。
- 制御装置の作成部は、起動時、ユーザによる設定変更時、機器の接続、切断時にローカルエリアネットワークに接続された機器へのリンクを含むページを更新する請求項1又は請求項2に記載のルータ装置。
- ローカルエリアネットワークとワイドエリアネットワークをルータ装置によって接続し、ワイドエリアネットワークからルータ装置を介してローカルエリアネットワークに接続された機器へアクセスする方法において、
ルータ装置は、
ローカルエリアネットワークに機器が接続されると、該機器のリンクを含むページを作成しすると共に、該ページを記憶し、
作成された前記ページをワイドエリアネットワークに公開することを特徴とするローカルエリアネットワークに接続された機器へのアクセス方法。 - ルータ装置は、ローカルエリアネットワークに接続された機器のMACアドレスを記憶し、ローカルエリアネットワークに新たに接続された機器が、以前に接続した機器である場合に、該機器について記憶されているMACアドレスを使用して、ローカルエリアネットワークに接続された機器へのリンクを含むページを作成する請求項4に記載のローカルエリアネットワークに接続された機器へのアクセス方法。
- ルータ装置は、ローカルエリアネットワークに接続された機器へのリンクを含むページを、起動時、ユーザによる設定変更時、機器の接続、切断時に更新する請求項4又は請求項5に記載のローカルエリアネットワークに接続された機器へのアクセス方法。
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Legal Events
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