JP2006285764A - イベントへのアクセス支援方法、イベント管理システム、コンピュータプログラム - Google Patents

イベントへのアクセス支援方法、イベント管理システム、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】 ネットワーク上で一度閲覧した電子情報を端末又はデータ形式に依存することなく、再び閲覧し易くするシステムを提供する。
【解決手段】
ユーザがPC10でWebページを閲覧する度に、PC10が、ユーザにより閲覧されたWebページのURNに基づくユーザイベントデータを時系列に管理サーバ1に蓄積させる。管理サーバ1は、携帯電話10からの要求に応じてイベントリストをその携帯電話20に送信する。イベントリストを受信した携帯電話20は、イベントリストからユーザが指定したユーザイベントデータおよび当該端末を特定するための端末データを管理サーバ1に送信する。管理サーバ1は、イベントデータに対応するWebページを携帯電話用の表示データに変換して携帯電話20に送る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばユーザが一度アクセスしたリソースへの再アクセスを容易にする、アクセス支援方法およびシステムに関する。
WWW(World Wide Web)システムにおいて、一度閲覧したWebサイトを後に再閲覧するためには、大別して2つの方法がある。
1つ目の方法は、そのWebサイトを閲覧したときと同様の手順を再度行うことによってWebサイトを再閲覧する方法である。2つ目の方法は、例えばそのWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)をブックマークに登録する等して保存しておき、そのURLを元に該Webサイトを再閲覧する方法である。
しかし、1つ目の方法は、そのWebサイトを閲覧したときの手順をユーザが記憶していない場合には同様の手順を再度行うことができない。また、サイト構成が変更したり検索基準が変化した場合には、再度同様の手順を行ったとしてもWebサイトに辿り着くことができない。2つ目の方法において使用されるURLにも数多くの制約や問題点が存在する。例えばサイト構成の変更等によってURLへのリンクが切れていた場合は、Webサイトを再閲覧することができない。また、最初にWebサイトを閲覧したクライアント端末の種類と再閲覧する際に、使用する端末の種類とが違うと、データ構造あるいは書式の違い等により当該端末で適切に表示することができない場合がある。また、そもそもモバイル端末等では閲覧できないURL、モバイルでのみ閲覧できるURLも存在する。
現在、このようなURLに関する個々の問題についての解決策は存在するが、サーバ運営側やユーザの工夫が必要であるうえに、これらの問題を一括して解決する手段は存在しない。
本発明は、ネットワーク上でアクセスすることにより生じたイベントに対して、端末又はデータ形式に依存することなく、再びアクセスし易くするための支援技術を提供することを、主たる課題とするものである。
本発明は、イベントへのアクセス支援方法、イベント管理システムおよびコンピュータプログラムにより、上記の課題を解決する。
本発明のアクセス支援方法は、コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントを検出した第1端末又はこの第1端末から検出結果を前記コンピュータネットワークを通じて受領した管理サーバが、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータを前記管理サーバに蓄積する段階と、前記ユーザが操作する第2端末が、前記管理サーバに蓄積されているユーザイベントデータのリストを取得するとともに、該リストより選択されたいずれかのユーザイベントデータを当該第2端末の種類を表す端末データと共に前記管理サーバへ送信する段階と、前記管理サーバが、前記ユーザイベントデータにより特定されるイベントの内容が前記端末データにより特定される第2端末用のデータ形式で当該第2端末へ配信されるように当該イベントの内容の配信元を制御する段階とを有する方法である。
イベントへのアクセス時にユーザイベントデータを蓄積しておくことにより、例えば、When(何時、どんなときに)、Where(何処で、何処に、何処へ、何処から)、Who(誰が、どんな人が)、What(何を、どんなことを、どんなものを)、Why(何故、どうして、何のために)、How(どのように、どんなふうに、どうやって)という、ユーザの行動履歴の一部又は全部をコンピュータネットワーク上で一元的に管理することができる。
イベントは、例えばコンピュータネットワークの一例とあるインターネット上のリソース(Webページ等)を閲覧したイベントであり、固有識別子は、例えばユーザが閲覧したリソースのURN(Uniform Resource Name)を含む。この場合、第1端末又は管理サーバは、リソースにユーザイベントデータを生成するために必要となるすべての情報が含まれているときは当該リソースから前記情報を抽出することによりユーザイベントデータを生成する。他方、リソースにユーザイベントデータを生成するために必要となる一部の情報が含まれていないときは当該一部の情報を所定のデータベース等から補充することによりユーザイベントデータを生成する。
ユーザイベントデータの各々は、例えば、テキスト情報により表現される当該イベントの内容を端的に表現したタイトルを含んでいる。この場合、第1端末又は管理サーバは、該テキスト情報を一覧形式で並べることにより前記リストを生成する。
第1端末又は管理サーバは、また、リソースにおいて提供されているHTMLデータ又はそのリソースのURLから固有識別子を抽出する。リストをより簡易なものにしてユーザイベントデータを選択し易くする観点からは、第1端末又は管理サーバは、同じ内容のイベントを表すユーザイベントデータが存在するときには一つのものにフィルタリングすることにより前記リストを生成する。
ユーザイベントデータと位置情報とをリンクさせておくことにより、所要の位置情報を例えば地図上にマッピングすることも本発明によれば可能である。
すなわち、管理サーバが、閲覧したリソースを提供している機関が存在する場所の位置情報を当該リソースについてのユーザイベントデータとリンクさせて保持し、第2端末から位置情報を含むアクセス支援要求の入力を受け付けたときに当該位置情報とリンクしているユーザイベントデータが表すイベントの内容を当該第2端末に提供するようにする。
本発明のイベント管理システムは、コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントの検出結果を受信する受信手段と、受信した検出結果、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータをコンピュータネットワーク上の所定の情報記録領域に蓄積するイベント管理手段と、前記ユーザが操作する端末からの当該端末の種類を表す端末データを伴う要求に呼応して前記情報記録領域に蓄積されているユーザイベントデータのリストを提供するとともに、該リストより選択されたいずれかのユーザイベントデータにより特定されるイベントの内容が前記端末データにより特定される端末用のデータ形式で当該端末へ配信されるように当該イベントの内容の配信元を制御する制御手段とを有するシステムである。
このイベント管理システムは、例えば、コンピュータが、イベント管理システム用のコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより実現される。
本発明は、また、イベント管理のクライアント端末を提供する。
このクライアント端末は、コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントを検出するイベント検出手段と、このイベント検出手段の検出結果、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータをコンピュータネットワーク上に存する所定の管理サーバに送出することにより、該管理サーバに前記ユーザイベントデータが表すイベントの内容を任意の時点で任意の端末を通じて前記ユーザに提供させるイベント管理手段とを有するものである。このクライアント端末もまた、例えば、コンピュータが、イベント管理のクライアント端末用のコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより実現される。
本発明によれば、コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスすることにより、そのイベントの内容を表すユーザイベントデータが蓄積され、ユーザが、同一または他の端末を通じてリストからユーザイベントデータを選択するだけで、同じイベントに到達することができるので、イベントへのアクセスが非常に容易になるという効果が得られる。
再アクセスに際しては、イベントの内容が、そのときに使用する端末の種類に応じた適切なデータ構造に変換されるので、端末の種類、リソースの構造に依存しないアクセスが可能になるという効果がある。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
[全体構成]
本発明は、WWWシステムにおいて実施することができる。この実施形態におけるWWWシステムは、図1に示されるように、それぞれインターネットNに接続される複数のコンピュータにより構成される。ここにいうコンピュータは、アクセス支援用の管理サーバ1、ユーザが操作するクライアント端末(第1端末)の一例となるパーソナルコンピュータ(PC)10、それぞれリソースの一例となるWebページ、例えば書籍等のオンラインショッピングの場、仮想店舗等へのアクセスの場をユーザに提供する複数のWebサーバ40、リソースの一例となる各種蓄積データその他ネット上で一元管理するための各種データを管理するデータベースサーバ50等である。Webサーバ40、データベースサーバ50を特に区別する必要がない場合は、以後「Webサイト」と総称する。
インターネットNには、また、ユーザが操作するクライアント端末(第2端末)の一例となる携帯電話20が、基地局31及び携帯電話用データ通信サーバ30を介して接続されるようになっている。
ここでは、第1端末がPC10、第2端末が携帯電話20の例を示しているが、これらの端末がPDA(Personal Digital Assistance)あるいはクライアント端末の機能を有するカーナビゲーション等であっても良い。また、本実施形態では、2つのクライアント端末があるものとして説明するが、クライアント端末は2以上の多数であっても良い。
[固有識別子について]
本実施形態では、インターネットNを通じてユーザが閲覧するWebページの固有識別子が、そのWebページのURNを柱とする識別情報であるものとして扱う。このURNは、インターネットN上のリソースであるWebページを、URLのような「場所」という概念に依存せず、「名前」のような固有の識別情報によって永続的(persistent)に特定しようとするための識別子である。所定の書式に則り、登録された名前空間のもとでそれぞれのルールに従って記述することになっている。
URN化できる固有識別子の身近な例としては、例えば店頭で販売されている殆どの書籍に割り振られているISBNコードのようなものがあげられる。ISBNコードのコード番号は、店舗の在庫や販売情報の管理、発注、書籍の検索等、多くの用途に利用されており、所望の書籍のISBN番号を店頭で伝えれば、店頭の在庫確認や発注が可能となる。このようなISBNコードを利用して、Webサイトで書籍の在庫確認等を行える場合がある。例えばオンライン書店において、ISBNコードが「4000801112」である書籍情報を表示するWebページのURLを「http://www.samplebookshop.co.jp/store/bookitem.htm?isbn=4000801112」のように、URLにISBNコードを組み込んだ形式とすると、”bookitem.htm”という形式のHTML文書に”ISBNコードが4000801112”の書籍情報を書籍データベースから取得し、当てはめて表示せよ、という処理が、Webサーバ上で実行できるようになる。
HTMLによるWWWシステムでは、原則として1つのURL、1つの文書で固有の識別情報を表示するが、極めて多数の情報を同一形式で表示する現在のWebサイトでは、上記の例のように表示文書をテンプレートとして扱い、そこにデータベースから取得した固有の情報を当てはめる手法をとる。
ここで、同じ書籍情報をPC10ではなく、携帯電話20で閲覧しようとすると、通常は携帯電話向けの異なるURLが必要となる。そのURLは、例えば「http://www.samplebookshop.co.jp/imode/store/bkitem.htm?isbn=4000801112」となる。この場合の例では、PC10用の文書とは異なる”bkitem.htm”という形式の携帯電話用のHTML文書が使用される。これは、同じHTTPプロトコルを使用していても、クライアント端末(PC10/携帯電話20)の表示/処理能力によって様々なHTML文書形式が存在し、これを処理するためには表示形式毎のHTML文書を用意する必要があるためである。一方、どちらのURLであってもユーザに届けられる書籍情報そのものは、同じである。このような書籍情報が、Webサーバ40あるいはデータベースサーバ50の書籍情報データベースに格納されている場合、管理サーバ1は、クライアント端末からの要求に応じてISBNコードを使用して要求された書籍情報を該当するWebサーバ40あるいはデータベースサーバ50より読み出し、この読み出した書籍情報を、後述する変換ルールに従ってそのクライアント端末に応じたHTML文書に変換し、クライアント端末毎に適したHTML文書の表示を可能にする。
固有識別子は、上記のようにURLに組み込まれる他、HTTPのPOSTメソッド(公知)によるフォームデータのリクエスト情報など、様々な方法で受け渡されるが、通常、一つのWebサイト内では、管理/開発コストを削減すべく、同じ手法、同じ手順を利用することが一般的である。また、データベースの保守とWebサイトの更新は別系統となるため、Webサイトが更新されてURLが変更された場合でも、固有識別子自体の形式はそのままである場合が多い。ここにもURNを用いる利点がある。
固有識別子は、上述したISBNコードのほか、JANコード等、一般的に統一/公開された識別子を使用する場合もある。また、多種類の商品を扱う管理上の都合により、Webサイト内での固有の識別コードを改めて振り直してデータベースで統一形式のコードと統合する場合もある。
[管理サーバ]
図1に戻り、管理サーバ1は、ユーザがPC10又は携帯電話20を通じて、インターネットN上でアクセスしたイベント、例えばWebページの閲覧ならびにそのイベントの再アクセス(再閲覧)を管理するためのコンピュータであり、そのコンピュータのCPUが管理サーバ用プログラムを読み込んで実行することによって形成される種々の機能ブロックを有している。
この管理サーバ1の機能ブロックの一例を図2に示す。管理サーバ1は、インターネットNに接続するための通信制御部2を含む通常のサーバ機能のほか、ユーザの個人情報をユーザデータベース(データベースを以下「DB」と略称する)により管理するユーザ管理部3と、上記のイベントの内容を表すユーザイベントデータおよびそのリスト並びにアクセスポイントの位置情報等をイベントDB100により、ユーザ毎に管理するイベント管理部4、WebページのURNおよびそのWebページのメタ情報をURNおよびメタ情報DB300により管理するURN管理部5と、ユーザに提供しようとするコンテンツ又はデータを、地図情報DB400および変換ルールDB300に格納されている所定のデータ変換ルール等に基づいてユーザが操作するクライアント端末の種類に応じたデータ構造に変換するデータ変換部6と、変換ルールDB300に格納されている所定のURN変換ルールに基づいてURN変換を行うURN変換部7とを備えている。
ユーザ管理部3は、クライアント端末(PC10又は携帯電話20)を通じてアクセスしてきたユーザがユーザDB200で管理している正当なユーザであるか否かを認証する機能を含む。
URN管理部5は、PC10を通じてユーザが閲覧したWebサイトのURN及びそのWebサイトのメタ情報、例えば、そのWebサイトのタイトル、扱うコンテンツの属性、地図情報、写真情報等がそのWebサイトからのHTMLデータに含まれているときは、これらを抽出してイベントDB100の該当フィールドに蓄積する。
URNおよびメタ情報がHTMLデータに含まれておらず、URLのようなアドレス情報しか入手できない場合には、入手したアドレス情報を用いて自らURN等を取得したり、あるいは、URLと予め保持しているURN等との対応表によってURNおよびメタ情報を得るようにしても良い。なお、URN等は、ユーザイベントデータの一部として利用するほか、ユーザイベントデータとは独立に利用し、例えばユーザからの要求に応じてこれを読み出して要求元に提供する利用形態も可能である。
イベント管理部4は、PC10において生成され、送信されたユーザイベントデータをユーザ毎に時系列的にイベントDB100に蓄積する。
PC10からのユーザイベントデータには、どのユーザが、何時、何処で、どのようなことを行ったかを表す情報、例えば、Webサイトの閲覧時刻データ、閲覧したWebサイトのURN、Webページのタイトル等のメタ情報等が含まれている。ユーザイベントデータを形成する項目データの種類は予め端末の互換性をとることが容易な単純なものに定められているが、入手したユーザイベントデータにおいて一部の項目データが欠落している場合は、欠落している項目データに情報の補充を行う。情報の補充は、例えば、他のユーザ用のユーザイベントデータに含まれる、あるいは、ユーザが誰かを問わず独立して存在するWebサイトのURN又はメタ情報が保存されている場合には、そのURL等を用いることができる。閲覧時刻データについては、管理サーバ1が保有する時計機能により入手したタイムスタンプを使用することができる。
なお、イベントDB100に蓄積されるユーザイベントデータは、上述したURNを軸とし、実体となるコンテンツ等のデータを含まない。そのため、非コンテンツ系のイベントやコマンド等をも併せてイベントDB100において管理することが可能となる。これによって、管理サーバ1での管理の柔軟性を確保することができる。
イベント管理部4は、また、ユーザ毎のイベントが時系列に並べられたイベントリストを生成し、必要に応じてその内容を編集する。イベントリストは、付帯情報として、Webページの内容を端的に表すタイトルをリスト項目として表示するようになっており、要求に応じて、PC10又は携帯電話20に送信される。このイベントリストにより、ユーザは、自分の過去のアクセス内容、つまり、見たもの、やったこと等を事後的に認識することができる。もう一度見たい場合、あるいはやりたい場合は、イベントリストから特定のイベントを選択するだけで良い。
イベントリストから特定のイベントが選択されたことをPC10又は携帯電話20からの通知によって検知した場合、イベント管理部4は、該当するユーザイベントデータに含まれるURN及びメタ情報に基づき、それに対応するWebページ(コンテンツ)を取得する。データ変換部6は、イベント選択時に併せて送られる端末データにより特定される当該端末の表示能力に応じ、Webページのデータ構造を変換ルールDB300に記録されている変換ルールに従って変換する。
WWWシステムでは、原則的にHTML文書が使用されるが、XMLのようなHTMLとは異なる形式からなる文書が使用される場合もある。
HTML文書にも多くの種類がある。例えば、広い画面を有するPC10向けのHTML文書には高解像度の画像やインタラクティブな要素が含まれる一方、携帯電話20等の表示能力や処理能力が限られた端末向けのHTML文書にはこのような高解像度の画像等は含まれず、コンパクトHTMLのようなHTMLのサブセットや方言が定義される。そのため、PC10において表示可能なHTML文書を示すURLを携帯電話20において使用した場合、そのHTML文書を表示できないことが多い。また、携帯電話20に高性能なブラウザを搭載することでかかるHTML文書が表示できたとしても、携帯電話20の表示画面は小さいため、文字サイズやレイアウトが制約され、縦横にスクロールする操作が必要となるという不都合がある。そこで、予め端末データにより特定される端末の種類毎に、データ変換ルールを変換ルールDB300に格納しておき、これをデータ変換部6で変換するようにしている。
URN変換部7は、イベントリストから選択され、閲覧(参照)が要求されたURNと、要求が発生したクライアント端末から送られた表示形式に対して、最適なデータ表示方法もしくは表示すべきデータを決定し、要求元へ送信する。商用コンテンツを提供する多くのWebサイトでは、PC用、携帯電話用の同一内容のコンテンツを提供しており、このようなコンテンツが、要求された表示形式に適合する場合は、要求されたURNに対し、適合する内容と形式を持つWebページのURLを送信する。また、そのような適合するコンテンツが存在せず、URNに対するメタ情報がデータベース上に存在する場合、これを新たなデータとして再構築して要求元へ送信する。
そのようなデータも存在しない場合、あるいは、何らかの形で最適な変換が可能であるサイトであることが明確な場合は、URN変換部7では対応が困難となる。そこで、PC用のWebページなどをもとに、データ変換部6で、要求された形式に最適なデータ構造に変換し、これを要求元へ送信する。
管理サーバ1をこのように構成することにより、常に最適な表示形式を、様々な方法で段階的に選び出すことで、クライアント端末の能力や表示形式に柔軟に対応することができるようになる。
[クライアント端末]
ユーザが操作するクライアント端末の一つであるPC10は、そのCPUがイベント管理のクライアント用プログラムを読み込んで実行することにより形成される種々の機能ブロック、例えば図3のような機能ブロックを備えるものである。すなわち、PC10は、インターネットNを通じて行う双方向の通信を可能にする通信制御部11と、キーボードからのデータ入力及びディスプレイへのデータ出力を制御する入出力制御部12と、WebサイトにアクセスするためのツールであるWebブラウザ13と、データ処理部14と、メモリ部15とを有している。
データ処理部14は、端末内機能の制御機能、認証用のユーザデータ及び端末データを管理する基本機能のほか、イベント抽出機能、ユーザイベントデータ生成機能、データ選択機能等を選択的に形成する。
上記の基本機能は、ユーザの個人情報であるユーザデータと、当該PC10が一般的な表示能力を表すコンピュータ(携帯電話やPDAのようなものでないコンピュータ)であることを示す端末データとをメモリ部15に記録し、これらのデータを必要に応じて読み出し、通信制御部11を通じて外部へ発信させる機能を含む。
イベント抽出機能は、通信制御部11を通じてWebブラウザ13に表示させたWebぺージのURLやHTMLデータからURNおよびそのWebページのメタ情報、例えば当該Webページの表題となるタイトル等を抽出できる場合にはそれらを抽出してメモリ部15に記録する機能である。なお、Webページからの情報からURN等自体の抽出はできないがURN化が可能な情報が含まれている場合には、その情報からURN等を生成し、これをメモリ部15に記録する。
ここで、イベント抽出成機能におけるURN等の抽出あるいはURN化の過程について、より詳しく説明する。
ユーザが閲覧したWebページがHTMLデータで記述され、このHTMLデータにメタタグ等で参照されるURNおよびメタ情報が混入している場合、イベント抽出機能は、このURNおよびメタ情報をそのまま抽出する。一方、HTMLデータにURN自体は混入していないが、URLが含まれている場合には、例えば「http://www.sampleguide.co.jp/gourmet/tokyo/shop.htm?shopcode=A0250461」というURLを「urn:x'webvontents:www.sampleguide.co.jp:shopcode:A0250461」というようにURN化する。つまり、ユーザが閲覧したWebページを扱うWebサイトのサーバ名、固有識別子のコード体系、および固有識別子を、当該HTMLデータからメタタグ等を基に抽出する。このようにすれば、ユーザがURNとして再閲覧に必要な情報(「どのサイトで」「どの形式の固有識別子を有する」「どの情報を見たか」という情報)を容易に抽出することができる。
なお、イベント抽出機能は、インターネットN上で使用される固有識別子以外の識別子(例えばISBNコード、JANコード、住所や郵便番号、無線タグ)が、何らかの形でWebサイトに混入していることを発見した場合に、これに対応するURNをそのWebサイトから抽出するようにしても良い。
イベント管理機能は、イベント抽出機能により抽出されたURNおよびメタ情報をもとにユーザイベントデータを生成するほか、管理サーバ1に対してユーザイベントデータを送信したり、管理サーバ1に送信したユーザイベントデータの一覧であるイベントリストの提供を要求する機能である。
以上は、一般的なコンピュータとしての機能を有するPC10の例であるが、携帯電話20の場合も、データ処理部14の機能が一部制限される点、メモリ部15のメモリ容量が多少小さい点以外は、PC10とほぼ同様である。
[WWWシステムの動作概要]
次に、上記のように構成される管理サーバ1、PC10又は携帯電話20の動作概要を説明する。ここでは、ユーザAがPC10を用いて複数のWebサイトにアクセスし、逐次Webページを閲覧していくことをイベントとする場合の例を挙げる。
イベントは、ここではユーザAがPC10を通じていずれかのWebサイトにアクセスすることにより始まる。図4は、このときのPC10の処理手順説明図である。
ユーザAがPC10のWebブラウザ13で、あるWebページを閲覧した場合(ステップS101)、PC10のデータ処理部14は、WebサイトがURNに対応したサイト、つまり、URN化が可能なコンテンツを扱うサイトか否かを判定する(ステップS102)。URN対応のサイトである場合(ステップS102:Yes)、データ処理部14は、URN化が可能なページか否かを判定する(ステップS103)。URN化可能なページである場合(ステップS103:Yes)、データ処理部14は、そのWebページをユーザAが閲覧した時刻を表す閲覧時刻データをメモリ保持する(ステップS104)。
その後、データ処理部14は、そのWebページがURNを含むページであるか否かを判定する(ステップS105)。WebページがURNを含むページである場合(ステップS105:Yes)、データ処理部14は、このページに含まれるURN群を抽出する(ステップS106)。一方、そのWebページがURNを含まないページである場合(ステップS105:No)、データ処理部14は、URNをURLまたはHTMLデータから生成する(ステップS107、S108)。URLからのURNの生成については、上述したように、例えば「http://www.sampleguide.co.jp/gourmet/tokyo/shop.htm?shopcode=A0250461」というURLを「urn:x'webvontents:www.sampleguide.co.jp:shopcode:A0250461」のように変換することにより行う。HTMLデータからのURNの生成は、例えばメタタグで囲まれたURN相当のデータを抽出することにより行う。
URN(群)の抽出、URNの生成後、データ処理部14は、HTMLのタイトルタグで囲まれたタイトルのデータを抽出する(ステップS109)。
データ処理部14は、これらのデータからイベントアイテム(ユーザイベントデータのもとになる項目データ)を有するユーザイベントデータを生成し(ステップS110)、このユーザイベントデータをユーザAの個人情報と共に管理サーバ1に送信する(ステップS111)。なお、WebサイトがURN対応のサイトでない場合およびURN化可能なページでない場合(ステップS102:No、ステップS103:No)、URNは抽出されず、終了する。
上記のようにしてイベントが抽出され、ユーザイベントデータが生成されると、管理サーバ1は、ユーザAの個人情報とユーザイベントデータとをもとにユーザAについてのイベント管理を行う。図5は、この場合の管理サーバ1における処理手順説明図である。
管理サーバ1は、PC10から送られたユーザAの個人情報をもとにユーザ管理部3でユーザ管理、すなわちユーザDB200に記録されたユーザAの固有情報に基づく認証を行う。そして、正当であることを条件として、ユーザAのユーザイベントデータに含まれるURN、イベントの履歴を時系列的にイベントDB100の該当フィールドに記録する(ステップS301)。イベントDB100には、例えば図6上段のように記録される。図6上段は、最初に閲覧時刻データ、次いでURN、そして、タイトルが例示されている。同じURNが連続するイベントが存在するかどうかをチェックし(ステップS302)、存在するときは、後のイベントについてのユーザイベントデータの記録を見送る(ステップS304)。その後、基準時間、例えば1日内に同じURLを持つイベントのフィルタリングを行う(ステップS305)。例えば図6下段のように、同じURNが複数存在するときは、最後のものだけが残され、他は削除される。このようにすれば、イベント100に無駄のないイベントリストが記録される。
[閲覧及び再閲覧の概要]
次に、ユーザAがアクセスしたイベント、すなわちPC10で閲覧した複数のWebページのうち、一つのWebページを事後的に携帯電話20から再閲覧する場合の手順を図7及び図8を参照して説明する。
図7は、ユーザAがPC10で複数のWebページを閲覧したときの状態を示している。ユーザAは、「グルメ情報」として、URNが「レストラン1」を含むWebページ51,次いで「レストラン2」を含むWebページ52を閲覧し、次いで、飲み歩きガイドの「居酒屋1」を含むWebページ53を閲覧した。また、映画案内にて「洋画1」のWebページ54を閲覧した。これらのWebページ51〜54には、それぞれ写真が掲載されている。
ユーザAが操作するPC10のデータ処理部14は、これらのWebページ51〜54をWebブラウザ13でブラウジングし、それぞれ「レストラン1」、「レストラン2」、「居酒屋1」、「洋画1」のURNを抽出し、これらのURNを含むユーザイベントデータを生成して、これらをユーザAの個人情報と共に時系列に管理サーバ1へ送信する。
管理サーバ1は、イベントDB100のユーザA用の記録領域101に、URNを含むユーザイベントデータを時系列に記録する。このとき、ユーザイベントデータをそのままイベントDB100に記録しても良いが、より好ましくは、これらのWebページが、それぞれ実質的に同一内容を維持して、PC用、携帯電話用に提供されていて、仮にPC10あるいは携帯電話20からURNと共に要求されたときに、要求元の端末での表示形式に適合するかどうかを判別し、適合すると判別できる場合には、そのURNに対し、適合する内容と形式とを持つWebページのURLを特定して、これをイベントDB100に併せて記録するか、あるいは、そのURLのリンク情報をURN・メタ情報DB300に記録しておくようにする。上記の判別は、当該ユーザイベントデータに含まれるイベントアイテムをもとに行っても良いし、既に同じ内容のPC用、携帯電話用のURN/URLがURN・メタ情報DB300に存在する場合には、それを利用することもできる。
このようにすれば、URNが判明したときにそのURNに対応するURLを直ちに特定できるようになり、運用上、非常に便宜となる。
図8に移り、ユーザAは、携帯電話20から携帯用データ通信サーバ30を介して管理サーバ1に、ユーザAの識別情報を伴うクエリー(Query)を出す。このクエリーを受信した管理サーバ1は、イベントDB100に記録されているそのユーザA用の記録領域のユーザイベントデータをもとに生成されたイベントリスト101を携帯電話20に送信する。イベントリスト101を受信した携帯電話20は、このイベントリストを画面61に表示させる。図示のように、ユーザAが「居酒屋1」を選択したことを検知した場合、携帯電話20は、「居酒屋1」を表すURNを、携帯電話20用の表示フォーマットデータ[chtml]を特定するための端末データと共に管理サーバ1に送信する(REQ)。
管理サーバ1は、居酒屋1のURNをもとにイベントDB100、および/又は、URN・メタ情報DB300をもとに、そのWebページが、携帯電話用に提供されていて、端末データにより特定される携帯電話20用のデータ構に適合するかどうかを調べる。適合する場合は、その適合するWebページを携帯電話20へ送信する。これにより、携帯電話20には、携帯電話用の飲み歩きガイドの「居酒屋1」のWebページ(例えば携帯電話用に「写真」その他の飾り文字が除かれたページ)が携帯電話20の画面62に表示される。
このように、本実施形態のWWWシステムでは、ユーザがPC10等で一度閲覧したWebページのURNを含むユーザイベントデータが、インターネットN上でアクセスすることにより生じたユーザ毎のイベントの履歴として管理サーバ1に蓄積され、それをそのユーザがPC10又は携帯電話20等でいつでも確認することができるので、同じWebページの再閲覧が非常に容易になる。また、再閲覧に際しては、そのときに使用する端末の種類に応じた適切なデータ構造のものが選定され、あるいはデータ構造、URNが変換されるので、端末の種類、リソースの構造に依存しない情報アクセスが可能になる。
次に、本発明の実施例を、ユーザイベントデータ、そのリストの使用例を中心として具体的に説明する。ユーザは、自宅のPC10で種々のWebサーバ40にアクセスしてWebページを閲覧した後、PC10又は外出先で操作する携帯電話20のiモードサービス(株式会社NTTドコモが提供しているサービス)により、同じWebページを再閲覧するものとする。
図9は、「広辞苑」を扱っているオンライン書店のWebページについてのユーザイベントデータが生成されるまでの手順が示されている。このWebページでは、図9上段のように、URL中にURN(ISBNコート゛:4000801112)が埋め込まれている。また、HTMLデータで、「広辞苑」についての各種メタ情報が提供されている。
ユーザは、PC10のWebブラウザ13で、図9中段右のように、このオンライン書店のWebページを閲覧する。このとき、PC10のデータ処理部14は、ユーザがオンライン書店のWebページにアクセスしたときのイベント抽出を行う。具体的には、Webページのタイトルデータ(Title)として「「広辞苑」第五版」のタイトルを抽出する。また、そのWebページのURNとして「urn:isbn=4000801112」を抽出する。閲覧時刻データ(Time)については、PC10のタイムスタンプより、「2005/04/01 10:05:00」を補充する。これにより、誰が(ユーザが)、何時(Time)、何処で(URL)、何を(「広辞苑」第五版に関する情報を)、どのようにした(閲覧した)のか、というイベントアイテムを抽出ないし補充することができる。このようにして抽出ないし補充したイベントアイテムを有するユーザイベントデータを生成し、これをPC10から管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、このような構造のユーザイベントデータをイベントDB100に時系列に蓄積する。
図10は携帯電話20より受信したユーザイベントデータが、どのように管理サーバ1において扱われるかを示している。管理サーバ1は、図10上段のようなユーザイベントデータを受け取ると、所定のユーザ認証の後、図10下段のような、そのユーザ用のユーザイベントリストに、新たに抽出されたイベントのユーザイベントデータとして追記する。追記に際しては、イベントを一意に識別するための識別コードであるIDが連番で付される。図示の例では、そのユーザは、「広辞苑」のオンライン書店のWebページの前に、「とんかつ○○○」、「◎◎ハンズ渋谷店」・・・のWebページも閲覧していることがわかる。
その後、ユーザは、PC10又は携帯電話20を使用してインターネット上の管理サーバ1にアクセスして、自分がどのようなイベントを行ってきたのかを質問する(Query)。
管理サーバ1は、この質問(Query)に応答して、タイトルを一覧形式で並べたイベントリストを質問を発したPC10又は携帯電話20へ返信する。
質問を発した端末が携帯電話20であるものとすると、その携帯電話20の画面には、図11上段のようなイベントリストが表示される。図11において、ユーザは、携帯電話20の入力部を操作して、リスト最上段の「とんかつ○○○」を選択する。携帯電話20のデータ処理部14は、入出力制御部12を通じて入力された「とんかつ○○○」のデータに対応するURNと端末データの一例とある表示可能形式データ(C-HTMLフォーマット)を特定し、これを通信制御部11を通じて管理サーバ1にリクエスト(Request)させる。
管理サーバ1は、このリクエストに応答して、URNから特定される「とんかつ○○○」の「iモードサービス」用のWebページを掲載しているWebサーバ40にリダイレクト(Redirect)する。そのWebサーバ40は、「とんかつ○○○」の携帯電話用のWebページを携帯電話20の画面に表示させる。
これにより、ユーザは、以前、自分がPC10でアクセスした「とんかつ○○○」の情報を、外出先から携帯電話20で再閲覧することができる。
[応用例1]
URNおよびメタ情報を利用して、管理サーバ1において、ユーザの現在位置からイベントマップを作成するサービスを実現することも、本発明によれば可能である。すなわち、本発明では、例えばイベントDB100に、図10下段のようなユーザイベントデータが蓄積されている。そこで、このユーザイベントデータのイベントアイテムとして、位置情報(Longitude/Latitude)をも設けておくことにより、あるいは、図12中段のように、別途URN毎の位置情報ファイルを設けておいて、これとユーザイベントデータのタイトル等とリンクさせておくことにより、この位置情報を用いた情報のフィルタリングが可能となる。
図12の例では、ユーザが操作する携帯電話20から管理サーバ1が受け取った情報によれば、ユーザの現在の所在地が「渋谷センター街」であり、その位置情報がLongitude/139.00181、Latitude/35.00714であったとすると、フィルタリングの条件として、そこから半径1.5[km]以内のスポットとして、図12中段のデータが特定される。そのうち、ユーザが「◎◎ハンズ渋谷店」と「Book◎渋谷店」を選定すると、管理サーバ1は、これらのURN等から、例えば地図情報DB400あるいは外部の地図Webサイトから取得した地図情報をもとに、イベントマップ表示データを生成する。そして、これを携帯電話20に送ることにより、地図上に、図12下段に示されるような、選ばれたスポットが重畳された画面をその携帯電話20の画面に表示させることができる。
[応用例2]
本発明は、ネットワークストレージサービスや、アドレス帳、スケジュールなどを扱うサイト等、さまざまなサービス/情報に対して、URNと管理サーバ1により、個人の知識/情報/データを一元的にアクセスするサービスを実現することも可能にする。
ネットワークストレージサービスは、ユーザからファイルを預かり、保管する処理が完了した段階で、URNを含むページをユーザの端末に表示するサービスである。URNを、クライアント端末のイベント抽出機能(データ処理部14)で抽出し、これを含むユーザイベントデータを生成して、これを管理サーバ1に蓄積させておく。
ユーザは、自己が預けたファイルが必要となった場合、例えば「昨晩保存したファイル」という基準で、管理サーバ1に蓄積されているユーザイベントデータから該当するものを選択し、これを管理サーバ1にリクエストする。これにより、自動的にストレージサービスのファイル取り出しが可能になる。
このように、何らかのコンテンツないしデータに対し、固有識別子を作成して対応付けておけば、どのようなコンテンツないしデータでもユーザ用の情報記録領域に追加することが可能になる。また、すべてのコンテンツないしデータがユーザ毎のタイトルの見出しの集合体として時間軸に整理されるため、それぞれのサービスや情報の入手手段、サービスの使用方法などを意識することなく、再アクセスが可能になる。
[応用例3]
例えば、リソースの一例となるテレビ番組に対して、文字多重放送やデジタル放送のBMLなどを使用してURNおよびメタ情報を添付しておくことにより、上記の同様のサービスが可能になる。
すなわち、ユーザは、テレビ番組を本発明のクライアント端末機能搭載のテレビで視聴することにより、視聴したテレビ番組を特定するためのURNおよびメタ情報を含むユーザイベントデータが上記の管理サーバ1に蓄積される。そして、事後的に、任意のクライアント端末でそれを再生するのである。ユーザは、家庭でグルメ番組を視聴するだけで、翌日、車で乗車し、本発明のクライアント端末の機能を搭載したカーナビゲーションでユーザイベントデータのリストを参照すれば、テレビ番組で紹介された店舗がリスト上に表示されるので、いずれかを選択するだけで、即座に目的地設定が可能になる。このとき、テレビ側では、ブラウザやリストを実装する必要はなく、ネットワーク接続とイベント抽出機能のみを実装すれば良いので、これまで考えられてきたインターネット対応テレビよりも非常に小規模な実装で、遙かに利便性の高いネットワーク対応テレビが実現される。テレビ用データへのURN等の混入が難しい場合は、電子番組表(EPG)の機能を利用することができる。すなわち、現在、ユーザが、どの番組を視聴しているかをEPGにより判断し、その番組中の何処にURNを含めることができるかを逆算して、その領域にURNを埋め込むようにすることができる。
[応用例4]
ネットワークデジタルカメラとしての応用も本発明によれば可能である。すなわち、デジタルカメラで撮影した画像をリソースとして、これにURNを添付して管理サーバ1に蓄積させる。このようにすれば、旅先で撮影した画像を事後的に自宅のPC10等に出力させることができる。
[応用例5]
携帯電話20の発着信履歴をもリソースとして例示することができる。この発着信履歴に対してURNを添付して管理サーバ1に蓄積させることにより、携帯電話20と自宅のコードレステレフォンやPC10上のインターネット電話との連携が可能になる。
[変形例]
以上の説明では、イベント抽出機能は、PC10等のクライアント端末側の機能として説明したが、必ずしもクライアント端末側に設けなければならないというわけではなく、管理サーバ1あるいはWebサイト側の機能としても本発明の実施は可能である。
要は、どのユーザが、何処にあるどのデータ(Webページ:コンテンツ)を、何時閲覧し、それをインターネットN上のどこに(ユーザがアクセスできる場所)保存するか、という情報が鍵になるので、これらの情報が確保できる環境であれば、どのサイトにイベント抽出機能を設けても、上述したユーザとユーザイベントデータのリストとの関係を構築することが可能となる。
例えば、ユーザイベントリストを管理する管理サーバ1と、Webページ等のコンテンツを提供するコンテンツプロバイダ、それにアクセスするユーザが、相互に認証することができれば、新たな機能を付加することなく、ユーザイベントデータを作成し、これをリスト化することができる。
URNのWebページ(HTMLデータ)への埋め込みも、コンテンツプロバイダ側で容易に行うことができる。図13は、中段部分に、URN(urn:asin:4000801112)を埋め込んだ例を示している。このURNが埋め込まれたHTMLデータのメタ(META)タグから、どのサイトでもURNを抽出することができるのである。
本発明が適用されるWWWシステムの全体構成図。 管理サーバの機能ブロック図。 クライアント端末(例えばPC)の機能ブロック図。 クライアント端末であるPCによるURN抽出の手順説明図。 管理サーバにおけるユーザイベントデータの処理手順説明図。 管理サーバのイベントDBにおけるユーザイベントデータとイベントリストの一例を示す図。 ユーザAがPCを操作して複数のWebページを閲覧したときの状態を示した図。 ユーザAが携帯電話を操作してPCで閲覧したWebページを再閲覧するときの状態を示した図。 「広辞苑」を扱っているオンライン書店のWebページについてのユーザイベントデータが生成されるまでの手順を示した図。 携帯電話より受信したユーザイベントデータが、どのように管理サーバ1において扱われるかを示した図。 PCで閲覧したWebページを携帯電話で再閲覧するときの手順を示した図。 位置情報を利用してイベントマップ表示を可能にするときの手順を示した図。 コンテンツプロバイダがHTMLデータにURNを埋め込んだ例を示した説明図。
符号の説明
1・・・管理サーバ、2・・・管理サーバの通信制御部、3・・・ユーザ管理部、4・・・イベント管理部、5・・・URN管理部、6・・・データ変換部、7・・・URN変換部、10・・・PC、11・・・PCの通信制御部、12・・・入出力制御部、13・・・Webブラウザ、14・・・データ処理部、15・・・メモリ部、20・・・携帯電話、30・・・携帯用データ通信サーバ、31・・・中継局、40・・・Webサーバ、50・・・データベースサーバ、51〜54・・・PC画面、61,62・・・携帯電話画面、100・・・イベントDB、200・・・ユーザDB、300・・・URN・メタ情報DB、400・・・地図情報DB、500・・・変換ルールDB

Claims (12)

  1. コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントを検出した第1端末又はこの第1端末から前記検出の結果を前記コンピュータネットワークを通じて受領した管理サーバが、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータを前記管理サーバに蓄積する段階と、
    前記ユーザが操作する第2端末が、前記管理サーバに蓄積されているユーザイベントデータのリストを取得するとともに、該リストより選択されたいずれかのユーザイベントデータを当該第2端末の種類を表す端末データと共に前記管理サーバへ送信する段階と、
    前記管理サーバが、前記ユーザイベントデータにより特定されるイベントの内容が前記端末データにより特定される第2端末用のデータ形式で当該第2端末へ配信されるように当該イベントの内容の配信元を制御する段階とを有する、
    イベントへのアクセス支援方法。
  2. 前記イベントが、前記コンピュータネットワーク上のリソースを閲覧したイベントであり、前記固有識別子が、閲覧したリソースのURNを含む、
    請求項1記載のアクセス支援方法。
  3. 前記第1端末又は前記管理サーバは、前記リソースに前記ユーザイベントデータを生成するために必要となるすべての情報が含まれているときは当該リソースから前記情報を抽出することにより前記ユーザイベントデータを生成し、他方、前記リソースに前記ユーザイベントデータを生成するために必要となる一部の情報が含まれていないときは当該一部の情報を所定のデータベースから補充することにより前記ユーザイベントデータを生成する、
    請求項2記載のアクセス支援方法。
  4. 前記ユーザイベントデータの各々は、テキスト情報により表現される当該イベントの内容を端的に表現したタイトルを含んでおり、前記第1端末又は前記管理サーバは、該テキスト情報を一覧形式で並べることにより前記リストを生成する、
    請求項3記載のアクセス支援方法。
  5. 前記第1端末又は前記管理サーバは、前記リソースにおいて提供されているHTMLデータ又はそのソースのURLから前記固有識別子を抽出する、
    請求項3記載のアクセス支援方法。
  6. 前記第1端末又は前記管理サーバは、同じ内容のイベントを表すユーザイベントデータが存在するときには一つのものにフィルタリングすることにより前記リストを生成する、
    請求項1記載のアクセス支援方法。
  7. 前記管理サーバは、閲覧したリソースを提供している機関が存在する場所の位置情報を当該リソースについてのユーザイベントデータとリンクさせて保持しており、前記第2端末から位置情報を含むアクセス支援要求の入力を受け付けたときに当該位置情報とリンクしているユーザイベントデータが表すイベントの内容を当該第2端末に提供する、
    請求項1記載のアクセス支援方法。
  8. 前記リソースがWebページである、
    請求項1乃至7のいずれかの項記載のアクセス支援方法。
  9. コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントの検出結果を受信する受信手段と、
    受信した検出結果、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータをコンピュータネットワーク上の所定の情報記録領域に蓄積するイベント管理手段と、
    前記ユーザが操作する端末からの当該端末の種類を表す端末データを伴う要求に呼応して前記情報記録領域に蓄積されているユーザイベントデータのリストを提供するとともに、該リストより選択されたいずれかのユーザイベントデータにより特定されるイベントの内容が前記端末データにより特定される端末用のデータ形式で当該端末へ配信されるように当該イベントの内容の配信元を制御する制御手段とを有する、
    イベント管理システム。
  10. コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントを検出するイベント検出手段と、
    このイベント検出手段の検出結果、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータをコンピュータネットワーク上に存する所定の管理サーバに送出することにより、該管理サーバに前記ユーザイベントデータが表すイベントの内容を任意の時点で任意の端末を通じて前記ユーザに提供させるイベント管理手段とを有する、
    イベント管理のクライアント端末。
  11. コンピュータネットワークに接続されるコンピュータを、
    前記コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントの検出結果を受信する受信手段、
    受信した検出結果、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータをコンピュータネットワーク上の所定の情報記録領域に蓄積するイベント管理手段、および、
    前記ユーザが操作する端末からの当該端末の種類を表す端末データを伴う要求に呼応して前記情報記録領域に蓄積されているユーザイベントデータのリストを提供するとともに、該リストより選択されたいずれかのユーザイベントデータにより特定されるイベントの内容が前記端末データにより特定される端末用のデータ形式で当該端末へ配信されるように当該イベントの内容の配信元を制御する制御手段として機能させる、
    コンピュータプログラム。
  12. コンピュータネットワークに接続されるコンピュータを、
    コンピュータネットワーク上でユーザがアクセスしたイベントを検出するイベント検出手段、
    このイベント検出手段の検出結果、当該イベントの固有識別子およびアクセス時の時刻データをもとに当該イベントが前記ユーザにより何時何処でどのようにアクセスされたイベントかを表すユーザイベントデータを生成し、生成したユーザイベントデータをコンピュータネットワーク上に存する所定の管理サーバに送出することにより、該管理サーバに前記ユーザイベントデータが表すイベントの内容を任意の時点で任意の端末を通じて前記ユーザに提供させるイベント管理手段として機能させる、
    コンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009020709A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Dainippon Printing Co Ltd 情報提示装置、情報提示方法、及び情報提示処理プログラム
JP2015090610A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 コヨミ株式会社 スケジュール登録プログラム、スケジュール登録装置、スケジュール登録方法及びスケジュール登録システム
JP2016518671A (ja) * 2013-05-17 2016-06-23 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー 最近の関連するコンテンツをユーザーに示すアクティビティのインターネットでアクセス可能なデータストレージビュー

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