JP2006285608A - タッチパネルの製造方法及びタッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 パネルの耐久性や電気的特性を損なうことなく、より広いエリアを入力エリアとして利用することができ、容易に製造することができるタッチパネルの製造方法及びタッチパネルを提供する。
【解決手段】 額縁部分12,16を形成する一対の対向辺に電極部17をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に絶縁部14をそれぞれ有する固定基板11と可動基板15を、相対向する各一対の電極部17が相互に直交するように対向配置し、額縁部分12,16の内側にギャップaが形成されるように、電極部17及び絶縁部14を貼り合わせ材20で貼り合わせるタッチパネルの製造方法において、可動基板15の電極部17の内側端が、貼り合わせ材20の内側端より外周側に位置するように形成し、電極部17と貼り合わせ材20とを相対的にずらした状態で貼り合わせ材20と電極部17とを相互に接着する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、額縁部分の内側に入力エリアとしてのギャップが形成されるように、対向配置された固定基板と可動基板を貼り合わせ材で相互に貼り合わすタッチパネルの製造方法及びタッチパネルに関する。
一般に、対向配置された固定基板と可動基板とが貼り合わせ材で貼り合わされ、両基板間にギャップが形成されたタッチパネルは、LCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)等に一体的に用いられ、又は単体として用いられるコンポーネントである。タッチパネルは、装置本体との間で信号の授受を行うための電極部を上下の基板にそれぞれ有しており、指やペンなどで押された位置のX−Y座標が検出されることで、装置本体に対して必要な情報の入力が行われるようになっている。
この種のタッチパネルにおいては、入力エリアを広げるために、額縁部分の幅を狭くしたり、額縁部分の厚みを薄くしたりして、パネル端部を使用できるようにすることが求められている。しかし、図11に示すタッチパネル50の両基板51,52間の額縁部分53近傍の基板52端部を指やペンで押すと、可動基板52の対向面に形成された図示しない透明導電膜(ITO膜)が強く曲がり、曲がった部分に引張応力が作用し、透明導電膜の打鍵寿命が短くなったり、電気的特性が低下したりするという問題があった。そこで、タッチパネルの品質を低下させずに、入力エリアを広くすべく、額縁部分を改良したものがある(例えば、特許文献1)。
例えば、特許文献1では、図12に示すように、タッチパネル55は、上下に対向配置された固定基板56と可動基板57とを備えている。両基板56,57間の外側部分では、額縁部分59,60が相互に接着されている。接着された額縁部分59,60は、絶縁層58aと、接着層58bと、電極層58cとからなり、上下に隣接する各層は全面で接している。また、各層は階段状をなしており、全体的にみると額縁部分59,60は内側の厚みが外側の厚みより薄く形成されている。また、この従来例には、図示しないが内側から外側へ漸次厚くなるように、傾斜形成した変形態様も示されている。
また、他の従来例として、両面テープ(接着層に相当)と電極部(電極層に相当)とを重ねずに、両面テープの内側に電極部を並列に設けたものもある。この従来例では、両基板間のギャップを狭くすることで、可動基板(透明導電膜)の変形によるダメージを抑制している。
特開平6−195176号公報(第3−4頁、第2図) 特開2004−86530号公報(第5−6頁)
一般に、額縁部分を形成する電極層や絶縁層などは、スクリーン印刷により略一様な厚さに形成されるものである。しかし、従来例の絶縁層58aと、接着層58bと、電極層58cは、階段状又は傾斜状に形成されているため、特殊なスクリーン版を使用したり、印刷工程数を増やしたりしなければならず、製造が容易ではなく、従来の製造方法を変更するために余分なコストがかかるという問題があった。
粘着テープと電極部とを並列に設けた場合は、両基板間のギャップは狭くなるが、電極部の絶縁性が確保されないという心配があった。また、額縁部分の幅が広くなり、有効な入力エリアが小さくなるという心配があった。
本発明は、上記した点に鑑み、パネルの耐久性や電気的特性を損なうことなく、より広いエリアを入力エリアとして利用することができ、容易に製造することができるタッチパネルの製造方法及びタッチパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のタッチパネルの製造方法は、額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板を、相対向する各一対の電極部が相互に直交するように対向配置し、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部を貼り合わせ材で貼り合わせるタッチパネルの製造方法において、前記可動基板の前記電極部の内側端を、前記貼り合わせ材の内側端より外周側に位置するように形成し、前記電極部と前記貼り合わせ材とを相対的にずらした状態で前記貼り合わせ材と前記電極部とを相互に接着することを特徴とする。
また、請求項2記載のタッチパネルは、額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板が、相対向する各一対の電極部を相互に直交させて対向配置され、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部が貼り合わせ材で貼り合わされてなるタッチパネルにおいて、前記可動基板の前記電極部の内側端が、前記貼り合わせ材の内側端より外周側に位置するように、前記電極部と前記貼り合わせ材とが相対的にずれた状態で相互に接着されたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載のタッチパネルにおいて、前記絶縁部の厚みが、前記電極部の厚みよりも薄いことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載のタッチパネルにおいて、前記貼り合わせ材は、前記絶縁部の外側及び内側の両エッジ部分を除く部分に接着されたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項2〜4の何れか1項に記載のタッチパネルにおいて、前記絶縁部が上下二層の絶縁層からなり、各絶縁層が相対的にずれた状態で積層され、かつ、前記貼り合わせ材と接着する上側絶縁層の内側端が下側絶縁層の内側端より外周側に位置していることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載のタッチパネルにおいて、前記固定基板が、支持体と、該支持体に固定されるフィルムと、該フィルムと前記支持体との間に設けられ、前記額縁部分の内側で前記フィルムを底上げするスぺーサとを備えることを特徴とする。
また、請求項7記載のタッチパネルは、額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板が、相対向する各一対の電極部を相互に直交させて対向配置され、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部が貼り合わせ材で貼り合わされてなるタッチパネルにおいて、前記絶縁部の厚みが、前記電極部の厚みよりも薄いことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載のタッチパネルにおいて、前記固定基板が、支持体と、該支持体に固定されるフィルムと、該フィルムと前記支持体との間に設けられ、前記額縁部分の内側で前記フィルムを底上げするスぺーサとを備えることを特徴とする。
また、請求項9記載のタッチパネルは、額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板が、相対向する各一対の電極部を相互に直交させて対向配置され、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部が貼り合わせ材で貼り合わされてなるタッチパネルにおいて、前記固定基板が、支持体と、該支持体に固定されるフィルムと、該フィルムと前記支持体との間に設けられ、前記額縁部分の内側で前記フィルムを底上げするスぺーサとを備えることを特徴とする。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、額縁近傍の可動基板の端部がペンなどで押圧された際に、基板端部の撓み角が小さくなり、基板が緩やかに撓むことができようになる。したがって、可動基板の透明導電膜が破損したり、検出信号の信頼性が低下したりすることなく、従来と同じパネルサイズで、より広いエリアを入力エリアとして利用することができる。また、このようなタッチパネルを、余計な製造コストをかけることなく、容易に製造することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、額縁近傍の可動基板の端部がペンなどで押圧された際に、基板端部の撓み角が小さくなり、基板が緩やかに撓むことができようになる。したがって、可動基板端部の透明導電膜が破損したり、検出信号の信頼性が低下したりすることなく、従来と同じパネルサイズで、より広いエリアを入力エリアとして利用することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、絶縁部の厚みを薄くすることで、両パネル間のギャップを狭めることができる。額縁近傍の可動基板の端部を押圧した際に、可動基板の撓みが小さくなり、可動基板が急に曲がらなくなる。したがって、請求項2との相乗効果により、タッチパネルの耐久性が向上すると共に、より広いエリアを入力エリアとして利用することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、スクリーン印刷によりエッジ部分に生じた盛り上がった部分を避けて貼り合わせ材が接着されるから、両基板間のギャップが大きくなるのを防止することができる。
また、請求項5記載の発明によれば、下側絶縁層と可動基板との間に隙間が形成され、基板端部がペンなどで押圧された際に、隙間が撓み空間となって基板端部の撓みが吸収され、可動基板が緩やかに撓むことができようになる。したがって、請求項1記載の効果が助長され、基板端部を押した場合であっても、信号の検出精度を低下させることなく、タッチパネルの入力エリアを広く使うことが可能となる。
また、請求項6記載の発明によれば、フィルムと支持体との間にスぺーサが設けられているから、両基板間のギャップを狭めることができ、可動基板の撓みを小さくすることができる。したがって、基板端部における耐久性がより一層高まり、請求項1記載の効果が助長される。
また、請求項7記載の発明によれば、絶縁部の厚みを薄くすることで、両基板間のギャップを狭めることができる。額縁近傍の可動基板の端部を押圧した際に、可動基板の撓みが小さくなり、可動基板が急に曲がらなくなる。したがって、タッチパネルの耐久性が向上すると共に、より広いエリアを入力エリアとして利用することができる。
また、請求項8記載の発明によれば、絶縁部の厚みを薄くしたことと、スぺーサを用いて固定基板を底上げしたことの相乗効果により、両基板間のギャップをさらに狭めることができる。したがって、基板端部における耐久性がより一層高めることができる。
また、請求項9記載の発明によれば、フィルムと支持体との間にスぺーサが設けられているから、両基板間のギャップを狭めることができ、可動基板の撓みを小さくすることができる。したがって、基板端部が押圧された際に、透明導電膜の損傷が軽減ないしは防止され、耐久性を損なうことなく、タッチパネルの入力エリアを広げることができる。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図6は、本発明に係るタッチパネルの第1の実施形態を示すものである。
図1に示すように、本実施形態の抵抗膜式タッチパネル10は、図示しないLCDやPDP等の装置本体に固定される固定基板11と、固定基板11に対向配置される可撓性の可動基板15と、両基板11,15を貼り合わす両面テープ(貼り合わせ材)20と、両基板11,15と装置本体とを電気的に相互接続するコネクタ22とからなっている。
両基板11,15は、額縁部分12,16の内側で100μm程度のギャップa(図4)を有して組立てられる。なお、両基板11,15間には、上下の基板11,15が不用意に接触して、誤作動することを防止するための図示しないドットスぺーサが複数設けられている。
固定基板11には、対向面にITO(Indium Tin oxide)膜を有するガラス基材が適用される。ガラス基材には、例えば厚さ0.7mm〜1.8mmのソーダライムガラスが用いられる。基材には、光透過性の良い、好ましくは透過率80%以上の樹脂基材を用いることもできる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネイト(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等を適用することができる。また、図9に示すように、基材をフィルム32と支持体33の二層構造とすることも可能である。
図示しないITO膜は、透明導電膜としてのインジウム・錫酸化物である。ITO膜は、真空蒸着やスパッタリング等によりガラス基材に100〜150Åの厚さに形成される。
固定基板11は、可動基板15と同様にして、外周側に矩形枠状の額縁部分12を有している。額縁部分12は、タッチパネル10の入力エリアに対する非入力エリアであり、フレーム相当部分である。額縁部分12の短辺側で一対の対向辺には、互いに平行な電極部13,13が設けられている。後述する可動基板15には、額縁部分16の長辺側に一対の電極部17,17が設けられている。すなわち、両基板11,15は、一対の電極部13,17が互いに直交するように上下に貼り合わされ、指やペン等で入力された入力点のX−Y座標値がコネクタ22を介して検出される仕組みになっている。
電極部13は、その断面が図2に示されるように、上下二層の絶縁層13a,13bと、下側絶縁層13b内の電極層13cとからなっている。絶縁層13a,13bは、アクリル樹脂やウレタン樹脂やエポキシ樹脂等である。絶縁層13a,13bの膜厚は、例えば乳剤厚18μm以下、230メッシュ以上のスクリーン版を使用することで、15〜25μmとすることができる。
電極層13cは周囲が絶縁層13a,13bで覆われることで、外部から絶縁保護されると共に、マイグレーションが防止されるようになっている。電極層13cは、ITO膜と電気的に接続し、コネクタ22を介して図示しない装置本体との間で信号の授受が行われるようになっている。電極層13cの厚みは、例えば乳剤厚10μm以下、200メッシュ以上のスクリーン版を使用することで、10〜20μmとすることができる。
また、額縁部分12の長辺側で他の一対の対向辺には、互いに平行な絶縁部14が設けられている。後述する可動基板15にも、同様の絶縁部18が額縁部分16の短辺側に設けられている。絶縁部14は、両基板11,15を貼り合わした際に、相手側基板15の電極部17に絶縁性の両面テープ20を介して接着される部分である。このように、電極部17が絶縁部14で保護されることで、絶縁性が確実に確保されるようになっている。
図3は、絶縁部14の構成を示す。絶縁部14は、上下二層の絶縁層14a,14bからなっている。上下の絶縁層14a,14bは、電極部13の絶縁層13a,13bと同じものであり、アクリル樹脂やウレタン樹脂等からなっている。なお、本発明は、絶縁部14を上下二層の絶縁層14a,14bで構成することに限定するものではなく、図7に示すように単層の絶縁層14bとすることも可能である。
一対の電極部13,13や一対の絶縁部14,14は、通常と同じように、スクリーン印刷により形成される。スクリーン印刷は、スクリーン版の枠内に印刷インクをのせ、スキージでインクを摺動し、レジストのない部分にインクを落として、被印刷物に印刷を行う方法である。本実施形態では、電極層13cを導電性インクとしての銀やカーボンや銅等のペーストで形成し、絶縁層13a,13b,14a,14bを上述したアクリル樹脂やウレタン樹脂等の絶縁性インクで形成する。
コネクタ22は、樹脂成形されたものであり、固定基板11の一方の端部にコネクタ接続されている。コネクタ22は、ハウジング23と、ハウジング23に収容される図示しない4極の雌端子とからなっている。各端子の一端には、信号用のFPC(Flexible printed circuit)24が接続されている。各端子の他端には、固定基板11の端子が接続されている。例えば、固定基板11の端部には、導体回路39を介して両基板11,15の電極部13,17と接続する雄型端子が形成されていて、コネクタ接続することにより、雄・雌両端子が相互接続されるようになっている。このコネクタ22を介して、タッチパネル10と装置本体との間で信号の授受が行われるようになっている。
指やペン等で押圧される側の可動基板15には、対向面にITO膜を有するPET基材が適用される。PET基材の厚みは、用途により異なるものであるが、例えば150μm〜200μmである。基材は、PET基材に限られず、可撓性を有するものであれば他の樹脂材料を適用することも可能である。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネイト(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等を適用することもできる。図示しないITO膜は、固定基板のITO膜と同様のものが用いられる。
可動基板15の外表面には、基板15の表面硬度や耐擦傷性等を高めるために、図示しないハードコート層が数μmの厚さに設けられている。
可動基板15の対向面には、固定基板11と同様にして、外側に矩形状の額縁部分16を有している。額縁部分16の長辺側で一対の対向辺には、互いに平行な電極部17,17が設けられ、短辺側で他の一対の対向辺には、互いに平行な絶縁部18が設けられている。電極部17の位置は、図4に示すように、両面テープ20の内側端より外周側に位置する。なお、電極部17及び絶縁部18の構成は、図2及び図3に示す固定基板11の電極部13及び絶縁部14の構成と略同様である。
貼り合わせ材としての両面テープ20は、両基板11,15を貼り合わせるための接着材であり、基板11,15外周の電極部13,17及び絶縁部14,18に対応する寸法形状で枠状を成している。この両面テープ20は、絶縁性を有するプラスチックフィルムの両面に接着層を有するものであるから、電極部13,17の絶縁も兼ねている。両面テープ20の厚さは、用途により異なるが、30μmのものを使用することもできる。
次に、タッチパネル10を組立てた状態を図4に示す。固定基板11と可動基板15は対向配置され、固定基板11の絶縁部14と可動基板15の電極部17が両面テープ20で相互に接着されている。図示しないが、固定基板11の電極部13と可動基板15の絶縁部18も両面テープ20で相互に接着されている。両面テープ20の幅は、絶縁部14の幅より狭く形成されていて、絶縁部14の両エッジ14c,14dを除く中央に接着されている。
図6に示すように、スクリーン印刷により形成された絶縁部14のエッジ14c,14d(14dは図示せず)は、印刷に起因して盛り上がることが判明している。このため、両面テープ20の片面を絶縁部14の両エッジ14c,14dを除く中央、好ましくは、両面テープ20を絶縁部の両エッジ14c,14dからの距離bを1mm以上とした位置に接着することにより、両基板11,15間のギャップa、すなわち対向間隔を狭めることができる。これにより、可動基板15の撓みを小さくすることができ、パネルの耐久性が向上する。なお、可動基板15の絶縁部18に両面テープ20を接着する場合も同様である。
また、図4及び図5に示すように、両面テープ20の他の片面に接着する可動基板15の電極部17は、両面テープ20と相対的に位置ずれしていて、電極部17の内側端が両面テープ20の内側端より外周側に位置している。このため、基板15端部が押されると、基板15端部は電極部17のエッジに擦れることなく、小さい撓み角で緩やかに曲がり、入力点に作用する力が分散される(図5)。したがって、基板15端部に強い力がかかって、ITO膜がダメージを受けることが防止され、可動基板15の入力エリアを額縁16側に拡張しても、電気的特性を低下させることなく使用することができる。
このタッチパネル10は、両面テープ20と可動基板15の電極部17の位置を相対的にずらしただけであるから、電極部17を外周側にずらして印刷形成することを除いて、従来と同じように製造することができる。すなわち、両基板11,15の一対の電極部13,17が直交するように、両基板11,15を対向配置し、電極部17と両面テープ20とが相対的にずれた状態での電極部13,17と絶縁部14,18を両面テープ20で接着することにより組み立てられるようになっている。
本実施形態のタッチパネル10について、摺動試験した結果を表1に示す。試験は、パネルペン25を使い、両面テープ20の内側端からの距離cが2.5mmの部分を(図5参照)、P=4.9N(500g)の荷重を加えながら、30mmの距離を毎秒3往復の速度でこすることにより行い、こすり回数(往復回数)とリニアリティとの関係を、本発明(改善後)と従来(改善前)とで比較した。なお、試験はデータの再現性を調べるために、同一条件で3回行った。
Figure 2006285608
表1に示すように、本発明は、従来に比べてパネルが劣化しづらく、リニアリティが良好であることが明らかになった。また、データの再現性も良く、信頼性の高いことが明らかになった。
以上のように、本実施形態のタッチパネル10によれば、固定基板11と可動基板15のギャップaが狭くなるとともに、可動基板15の電極部17の内側端が両面テープ20の内側端より外周側に位置しているため、額縁16近傍の基板15端部が指やペンなどで押された際に、基板15の撓みが小さくなると共に、基板15が緩やかに撓むようになり、部分的に力が集中することが防止され、可動基板15のITO膜が損傷したり、電気的検出信号の信頼性が低下したりすることなく、より広いエリアを入力エリアとして使用することができる。
次に、第1の実施形態の固定基板11の絶縁部14の変形態様について説明する。図7に示すように、この変形態様は、絶縁部14Aが単層の絶縁層14bからなっている点で、二層の絶縁層14a,14bからなる第1の実施形態の絶縁部14と相違している(図3)。このように、絶縁部14Aを単層の絶縁層14bとすることによって、絶縁部14Aの厚みが電極部13の厚みよりも薄くなり、固定基板11と可動基板15とのギャップaが狭くなり、額縁16近傍の基板15端部が指やペンなどで押された際に、可動基板15の変形を小さく抑制することができる。したがって、可動基板15のITO膜を損傷させることなく、より広い入力エリアでタッチパネル10を使用することができる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
次に、第1の実施形態の固定基板11の絶縁部14の他の変形態様について説明する。図8に示すように、この変形態様は、絶縁部14Bが二層の絶縁層14a,14bからなっている点で、二層の絶縁層14a,14bからなる第1の実施形態の絶縁部14と共通するが、各絶縁層14a,14bが相対的に位置ずれしている点で第1の実施形態の絶縁部14と相違している。上側の絶縁層14aの内端は、下側の絶縁層14bの内端より外周側に位置しているため、額縁16近傍の基板15端部が指やペンなどで押された際に、可動基板15を緩やかに変形させることができる。したがって、ITO膜を損傷させたり、電気的特性を低下させたりすることなく、より広い入力エリアでタッチパネル10を使用することができる。なお、その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
次に、図9に基づいてタッチパネルの第2の実施形態について説明する。本実施形態のタッチパネル30は、固定基板31の構成が第1の実施形態の固定基板11の構成と相違している。すなわち、固定基板31の基材がフィルム32と支持体33の二層構造となっており、さらにフィルム32と支持体33との間にスぺーサ34が設けられている。スぺーサ34は、対向する額縁12,12の間隔より小さい寸法に形成されていて、フィルム32を底上げすることで、入力エリア内で可動基板15とのギャップa′を狭くしている。
フィルム32には、可撓性を有するプラスチックフィルムが好適する。支持体33には、例えばプラスチック、ガラス、LCD、PDP、CRT(Cathode Ray Tube)等が適用される。スぺーサ34には、例えば接着性を有するシート、フィルム等が適用される。また、スぺーサ34は、塗布したり、注入したりした後に固化する接着剤などの固形物であってもよい。フィルム32と支持体33との間に、複数のスぺーサ34を設けることも可能である。なお、本実施形態のその他の構成は、第1の実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
以上のように、第2の実施形態によれば、固定基板31のフィルム32と支持体33の間にスぺーサ34が設けられているから、両基板31,35間のギャップa′が狭くなり、可動基板35の耐久性が向上し、額縁16近傍の基板31端部が指やペンなどで押した際に、可動基板35の損傷を防止することができる。このため、可動基板35をより広く使用することができる。
次に、図10に基づいてタッチパネルの第3の実施形態について説明する。本実施形態のタッチパネル40は、両面テープ45のパネル内側に電極部44を並列に設けたものである。本実施形態は、従来技術の欄で説明した特許文献2と類似するものであるが、固定基板41の絶縁部42をパネル内側に延長し、電極部44の下側に対向させている点が相違している。
電極部44と両面テープ45との間隔dは、0.2mm以上が好ましい。また、電極部44や両面テープ45の幅は、電極部44の幅が0.5mm以上、両面テープ45の幅が1.2mm以上の範囲で、狭額縁化のため狭くすることが好ましい。このようにすることで、両基板41,43間のギャップa″が狭くなり、可動基板43の変形によるダメージが抑制され、打鍵寿命が向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、第1の実施形態において、可動基板11の一対の電極部13,13に直交する一対の絶縁部14,14の内側端を両面テープ20の内側端より外側に位置させることもできる。
また、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせたり、第2の実施形態と第3の実施形態を組み合わせたりすることも可能である。複数の実施形態を組み合わせることで、各実施形態の相乗効果により、本発明の効果をより一層助長することができる。
本発明に係るタッチパネルの第1の実施形態を示す分解斜視図である。 額縁電極部を示すために、図1のA−A線に沿って切断した断面図である。 額縁絶縁部を示すために、図1のB−B線に沿って切断した断面図である。 図1に示すタッチパネルを組み立てた状態の断面図である。 図4に示すタッチパネルの右端側を押した状態を示す断面図である。 絶縁部に粘着テープを接着した状態を示す拡大した断面図である。 絶縁部の変形態様を示す断面図である。 絶縁部の他の変形態様を示す断面図である。 本発明に係るタッチパネルの第2の実施形態を示す断面図である。 本発明に係るタッチパネルの第3の実施形態を示す断面図である。 従来のタッチパネルの一例を示す断面図である。 従来のタッチパネルの他の一例を示す断面図である。
符号の説明
10,30,40 タッチパネル
11,31,41 固定基板
12,16 額縁部分
13,17,44 電極部
14,14A,14B,18,42 絶縁部
15,35,43 可動基板
20,45 両面テープ(張り合わせ材)
22 コネクタ
32 フィルム
33 支持体
34 スぺーサ

Claims (9)

  1. 額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板を、相対向する各一対の電極部が相互に直交するように対向配置し、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部を貼り合わせ材で貼り合わせるタッチパネルの製造方法において、
    前記可動基板の前記電極部の内側端を、前記貼り合わせ材の内側端より外周側に位置するように形成し、前記電極部と前記貼り合わせ材とを相対的にずらした状態で前記貼り合わせ材と前記電極部とを相互に接着することを特徴とするタッチパネルの製造方法。
  2. 額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板が、相対向する各一対の電極部を相互に直交させて対向配置され、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部が貼り合わせ材で貼り合わされてなるタッチパネルにおいて、
    前記可動基板の前記電極部の内側端が、前記貼り合わせ材の内側端より外周側に位置するように、前記電極部と前記貼り合わせ材とが相対的にずれた状態で相互に接着されたことを特徴とするタッチパネル。
  3. 前記絶縁部の厚みが、前記電極部の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項2記載のタッチパネル。
  4. 前記貼り合わせ材は、前記絶縁部の外側及び内側の両エッジ部分を除く部分に接着されたことを特徴とする請求項3記載のタッチパネル。
  5. 前記絶縁部が上下二層の絶縁層からなり、各絶縁層が相対的にずれた状態で積層され、かつ、前記貼り合わせ材と接着する上側絶縁層の内側端が下側絶縁層の内側端より外周側に位置していることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のタッチパネル。
  6. 前記固定基板が、支持体と、該支持体に固定されるフィルムと、該フィルムと前記支持体との間に設けられ、前記額縁部分の内側で前記フィルムを底上げするスぺーサとを備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のタッチパネル。
  7. 額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板が、相対向する各一対の電極部を相互に直交させて対向配置され、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部が貼り合わせ材で貼り合わされてなるタッチパネルにおいて、
    前記絶縁部の厚みが、前記電極部の厚みよりも薄いことを特徴とするタッチパネル。
  8. 前記固定基板が、支持体と、該支持体に固定されるフィルムと、該フィルムと前記支持体との間に設けられ、前記額縁部分の内側で前記フィルムを底上げするスぺーサとを備えることを特徴とする請求項7記載のタッチパネル。
  9. 額縁部分を形成する一対の対向辺に電極層を含む電極部をそれぞれ有し、他の一対の対向辺に電極層を含まない絶縁部をそれぞれ有する固定基板と可動基板が、相対向する各一対の電極部を相互に直交させて対向配置され、前記額縁部分の内側にギャップが形成されるように、前記電極部及び前記絶縁部が貼り合わせ材で貼り合わされてなるタッチパネルにおいて、
    前記固定基板が、支持体と、該支持体に固定されるフィルムと、該フィルムと前記支持体との間に設けられ、前記額縁部分の内側で前記フィルムを底上げするスぺーサとを備えることを特徴とするタッチパネル。
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