JP2006285375A - 表示装置および表示方法 - Google Patents

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隆 畠山
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Abstract

【課題】 Webページで情報の検索を行う場合、探している情報の概要や全容を容易に把握することを目的とする。
【解決手段】 本を読む場合に、ぱらぱらとページをめくりながら、書いてある内容の概要や全容を把握することがある。Webページにおいて、同様の感覚で操作できる、ぱらぱらとページをめくる表示動作をする。またページをめくる速度に応じてページをめくる幅の調節を行う。よって、Webページにおいて、本で情報を探す場合と同じ感覚で、情報の検索を行うことが可能である。
【選択図】 図15

Description

本発明はページめくりを行う表示装置および表示方法に関するものである。
インターネットで情報を検索する場合、検索者は、検索サイトなどを使用して、探している情報の存在すると思われるページを表示させる。次に、検索者は、表示させたページ内または表示させたページを含むWeb(ウェブ)サイト内で探している情報の検索を行うという手順をとっている。従来ページ内およびWebサイト内の情報の検索を行うには、以下のような方法をとっていた。
まず、最も単純な方法としては、表示させたページを目で追って情報を探す方法がある。この場合、Webブラウザのページの表示方法により、情報の検索効率は大きく変わる。Webブラウザのページの表示方法としては、特開2001−22552号公報には、ページの一部を重ねて表示することで、複数ページを同時にWebブラウザに表示する方法がある。
また、他の検索を行う方法としては、Webブラウザのキーワード検索機能を利用する方法がある。検索者は、キーワードとして、探している情報の近辺で使用されると考えられる単語を使用して、ページ内を検索する。
また、他の検索を行う方法としては、指定したドメイン内で検索エンジンを使用する方法がある。表示させたページだけでなく、指定したドメインに含まれるページをまとめて検索する場合に使用される。
特開2001−22552号公報 特開平9−62694号公報 特開2000−99232号公報 特開2001−331407号公報
従来、Webサイトで情報の検索を行う場合、探している情報の概要や全容を把握するのに手間がかかるという課題があった。例えば、Webサイトを目で追って情報を探す場合、検索者は、Webサイトに存在している情報を見落とす可能性があるという課題があった。検索者がWebサイトに存在している情報を見落とす理由としては以下のことがあった。Webサイトの情報は、リンクにより複数のページに散らばって存在することが多い。そのため検索者は、探している言葉を発見し、その近辺の情報を読んだとしても、実際には別リンクに多くの情報が書かれていることがある。この場合には、別リンクに書かれている多くの情報を見落とす可能性がある。別リンクに重要な情報があった場合には、情報の概要や全容を把握することができない。
また、Webブラウザのキーワード検索を利用する場合は、検索キーワードに指定した単語を順に探していくため、検索にヒットした部分を読んでいくことでは、情報の概要や全容を把握することは難しいという課題がある。
また、指定したドメイン内で検索エンジンを使用する場合は、指定したキーワードにヒットしたページを1つずつ表示させ確認する必要がある。そのため、概要や全容を把握するには手間がかかるという課題がある。
また、Webブラウザのキーワード検索を利用する場合と指定したドメイン内で検索エンジンを使用する場合とは、キーワードとして指定した単語に検索結果が依存するため、少しでも異なる単語の指定すると目的を達成できないという課題がある。
本発明は、ページに区切られた情報を記憶する記憶部と、表示する情報を記憶するメモリにおいて、上記記憶部が記憶した上記情報の上記ページの一部をめくるページめくり部と、上記メモリにおいて、上記ページを重ねて表示し、上記ページめくり部が上記ページの一部をめくった場合、めくられた上記ページの一部に該当する次のページの一部を表示する表示動作部とを備えることを特徴とする。
上記表示装置は、さらに、上記ページめくり部にページをめくる指示をする指示部を備え、上記ページめくり部は、上記指示部の指示に基づいて、連続してページをめくることを特徴とする。
上記表示装置は、さらに、上記ページめくり部が上記ページをめくる速度を指定する速度指定部と、上記速度指定部が指定した速度により、上記ページめくり部がめくる上記ページの一部のサイズを変更するめくりサイズ変更部を備えることを特徴とする。
また、上記記憶部は、上記情報の目次項目を持つ目次情報を記憶し、上記表示装置は、さらに、上記目次情報を表示する目次表示部と、上記目次表示部が表示した上記目次情報から上記目次項目を選択する選択部とを備え、上記表示動作部は、上記選択部が選択した上記目次項目に該当する上記情報の上記ページを表示することを特徴とする。
また、上記目次表示部は、上記選択部が上記目次項目を選択した場合、上記選択部が選択した上記目次項目の表示を変更することを特徴とする。
上記表示装置は、さらに、HTML(HyperText Markup Language)コードを分解する分解部と、上記分解部で分解したコードからページに区切られた上記情報と上記情報の目次項目を持つ目次情報とを生成する生成部を備え、上記記憶部は、上記生成部で生成した上記情報と上記目次項目とを記憶することを特徴とする。
また、ページに区切られた情報を記憶する記憶ステップと、表示する情報を記憶するメモリにおいて、上記記憶ステップが記憶した上記情報の上記ページの一部をめくるページめくりステップと、上記メモリにおいて、上記ページを重ねて表示し、上記ページめくりステップが上記ページの一部をめくった場合、めくられた上記ページの一部に該当する次のページの一部を表示する表示動作ステップとを備えたことを特徴とする。
また、ページの表示に際しては、三次元アニメーションにより、あたかも紙のページをめくるかのようにグラフィック表示をすることを特徴とする。
また、本発明は、ページに区切られた情報を記憶部に記憶する記憶処理と、表示する情報を記憶するメモリにおいて、上記記憶処理で記憶部に記憶した上記情報の上記ページの一部をめくるページめくり処理と、上記メモリにおいて、上記ページを重ねて表示し、上記ページめくり処理で上記ページの一部をめくった場合、めくられた上記ページの一部に該当する次のページの一部を表示する表示動作処理とをコンピュータに実行させる表示プログラムであることを特徴とする。
本発明による表示装置によれば、ページに区切られた情報をめくって表示することが可能である。そのため、書籍を読む場合と同様の感覚でWebページなどの表示および操作が可能である。よって、Webページなどにおいて、書籍から情報を検索する感覚で、情報の検索をすることが可能である。
また、本発明による表示装置によれば、表示されたページを連続してめくることが可能である。そのため、Webページなどにおいて、書籍のページをパラパラと連続してめくりながら内容を確認するのと同じような感覚で、Webページの閲覧をすることが可能である。
また、本発明による表示装置によれば、ページを連続してめくる速度を設定することが可能であり、設定した速度により表示するページの表示幅が変更される。そのため、情報を詳しく見る場合などと、情報の概要を掴む場合などとで、表示の速度を変更することが可能である。よって、情報の検索効率を高めることが可能である。
また、本発明による表示装置によれば、目次情報を表示することが可能である。そのため、さがしている情報の存在すると考えられる概ねのページを指定することが可能である。よって情報の検索効率を高めることが可能である。
また、本発明による表示装置によれば、目次情報の選択した項目の表示を変更することが可能である。そのため、現在表示しているページが目次情報のどの位置であるのかを把握することが可能である。よって目次情報の項目の選択を誤った場合などに、その誤りを認識することが可能となり、誤ったページの検索を続けるなどの時間の無駄を省くことが可能である。
また、本発明による表示装置によれば、HTMLコードからページに区切られた情報と目次情報とを生成することが可能である。そのため、HTMLコードで作成されたWebサイトなどからページに区切られた情報と目次情報とを生成することが可能である。よって、HTMLコードで作成されたWebサイトなどを、書籍を表示するのと同じ感覚で表示することが可能である。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
図1は、実施の形態における表示装置の外観の一例を示す図である。
図1において、表示装置100は、システムユニット910、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置901、キーボード(K/B)902、マウス903、コンパクトディスク装置(CDD)905、プリンタ装置906、スキャナ装置907を備え、これらはケーブルで接続されている。
さらに、表示装置100は、FAX機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク(LAN)942、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
図2は、実施の形態における表示装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、表示装置100は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT表示装置901、K/B902、マウス903、FDD(Flexible Disk Drive)904、磁気ディスク装置920、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915は、FAX機932、電話器931、LAN942等に接続されている。
例えば、通信ボード915、K/B902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部の一例である。
また、例えば、CRT表示装置901などは、表示動作部の一例である。
ここで、通信ボード915は、LAN942に限らず、直接、インターネット940、或いはISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されていても構わない。直接、インターネット940、或いはISDN等のWANに接続されている場合、表示装置100は、インターネット940、或いはISDN等のWANに接続され、ウェブサーバ941は不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム(OS)921、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923は、CPU911、OS921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定」として説明するものが、「〜ファイル」として記憶されている。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、ハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、以下に述べる実施の形態を実施するプログラムは、また、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
実施の形態1.
図3は実施の形態1における表示装置の機能を示した機能ブロック図である。
図3において、表示装置1は、記憶部2と表示動作部3とページ処理部4と入力部5とを備える。
記憶部2は、表示する情報を記憶する。記憶部2は、ページ記憶部21を備える。ページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。以下、ページとは、情報が所定部分で区切られている場合の、区切られた1つ1つ情報などを意味する。記憶部2は、例えば、図2に示すRAM914、ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920などに対応する。
表示動作部3は、表示内容をメモリに出力する。表示動作部3は、ページ表示部31を備える。ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を表示する。表示動作部3は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
ページ処理部4は、ページをめくる処理を行う。ページ処理部4は、ページめくり部41を備える。ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。以下、ページをめくるとは、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報をページ表示部31が表示する場合に、表示しているページを、あたかも本やノートなどのページがめくられているかのように表示することなどを意味する。ページ表示部31は、ページめくり部41がページの一部をめくった場合、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。ページめくり部41がページの一部をめくった場合の、ページ表示部31の動作を、図4と図5とを用いて後述する。ページ処理部4は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
入力部5は、ユーザからの指示を入力する。入力部5は、指示部51を備える。指示部51は、ページめくり部41にページの一部をめくる指示をする。ページめくり部41は指示部51から指示された場合、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。入力部5は、例えば、図2に示すキーボード902、マウス903などに対応する。
また図3において、表示機6は、表示動作部3がメモリに出力した内容を表示する。表示機6は、例えば、図2に示すCRT表示装置901などである。
図4と図5とは、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる動作の一例を示す。
図4では、まず、ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を重ねて表示する(81(a))。次に、ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。ページ表示部31は、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する(81(b))。つまり、ページ表示部31は、ページめくり部41がページの一部である剥離部81(b)−1をめくった場合、剥離部81(b)−1に該当する、次のページの剥離部81(b)−2を表示する。
図5では、図4と同様の動作をする。つまり、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を重ねて表示する(82(a))。次に、ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。ページ表示部31は、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する(82(b))。つまり、ページ表示部31は、ページめくり部41がページの一部である剥離部82(b)−1をめくった場合、剥離部82(b)−1に該当する、次のページの剥離部82(b)−2を表示する。
ここで、ページをめくる方向は、図4に示すように、下から上へめくることも可能である。また図5に示すように右から左へめくることも可能である。これに限定されるわけではなく、他の方向へめくることも可能である。
また、ページめくり部41は、ページをめくり上げることも可能であるし、ページをめくり下げることなども可能である。つまり、ページを上のページから順番に読む場合のように、ページをめくり上げることも可能である。また、めくり上げられたページを逆順に読む場合のように、数ページめくり上げておいて、めくり上げたページをパラパラとめくり下げることも可能である。
また、ページのめくり表示に際しては、三次元アニメーションにより、あたかも紙のページをめくるかのようにグラフィック表示をすることも可能である。つまり、一連の三次元アニメーション用のコマ送りページ画像データを作成し、作成したコマ送りページ画像データを順次表示することにより、あたかも紙のページをめくるかのようにグラフィック表示をすることも可能である。言い替えると、一連のページをめくっている途中状態の画像を作成し、作成した一連のページをめくっている途中状態の画像を順次、連続して表示する。短い時間に多くの画像を切換えて表示することにより、あたかも紙のページをめくるかのように表示することも可能である。
図6は、ページめくり部41がページをめくる途中段階での、ページ表示部31の表示の一例を示す。
図6では、まず、ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を重ねて表示する(83(a))。ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。ここでは、めくられているページは、Dの記載されているページであることとする。ページ表示部31は、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。つまり、次のページとは、Eの記載されているページを意味する。ここで、ページ表示部31は、めくられているDの記載されているページについても、めくっている途中段階では表示している。
図7は、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理のフローチャートを示す。図7のフローチャートに基づき、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理を説明する。
記憶ステップS101では、記憶部2のページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。
ページ表示ステップS102では、表示動作部3のページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を、重ねて表示する。図4においては81(a)であり、図5においては82(a)である。
ページめくり指示ステップS103では、入力部5の指示部51は、ページめくり部41にページの一部をめくる指示をする。
ページめくりステップS104では、ページ処理部4のページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。
表示動作ステップS105では、表示動作部3のページ表示部31は、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。図4においては81(b)であり、図5においては82(b)である。
表示機6は、表示動作部3がメモリに出力した内容を、そのまま表示する。
図8は、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部を連続してめくる処理のフローチャートを示す。図8のフローチャートに基づき、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部を連続してめくる処理を説明する。
記憶ステップS201では、記憶部2のページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。
ページ表示ステップS202では、表示動作部3のページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を、重ねて表示する。図4においては81(a)であり、図5においては82(a)である。
ページめくり指示ステップS203では、入力部5の指示部51は、ページめくり部41にページの一部をめくる指示をする。
ページめくりステップS204では、ページ処理部4のページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。
表示動作ステップS205では、表示動作部3のページ表示部31は、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。図4においては81(b)であり、図5においては82(b)である。
めくり終了判定ステップS206では、ページ処理部4のページめくり部41は、入力部5の指示部51からの終了の指示があった場合、または、次のページがない場合には、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理を終了する。
表示機6は、表示動作部3がメモリに出力した内容を、そのまま表示する。
本実施の形態では、上述したように、まず、連続してページをめくる場合には、ページめくり部41は、指示部51が一度ページをめくる開始の指示をする。すると、ページめくり部41は、ページをめくる終了の指示がされるか、または、次のページがなくなるまで、ページをめくり続ける。そのためWebページなどにおいて、書籍のページをパラパラと連続してめくりながら内容を確認するのと同じような感覚で、Webページの閲覧をすることが可能である。
実施の形態2.
図9は実施の形態2における表示装置の機能を示した機能ブロック図である。
図9において、表示装置1は、記憶部2と表示動作部3とページ処理部4と入力部5とを備える。
記憶部2は、表示する情報を記憶する。記憶部2は、ページ記憶部21を備える。ページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。記憶部2は、例えば、図2に示すRAM914、ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920などに対応する。
表示動作部3は、表示内容をメモリに出力する。表示動作部3は、ページ表示部31を備える。ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を表示する。表示動作部3は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
ページ処理部4は、ページをめくる処理を行う。ページ処理部4は、ページめくり部41とめくりサイズ変更部42とを備える。ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。ページ表示部31は、ページめくり部41がページの一部をめくった場合、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。めくりサイズ変更部42は、ページめくり部41がめくるページのサイズを変更する。ページ処理部4は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
入力部5は、ユーザからの指示を入力する。入力部5は、指示部51と速度指示部52とを備える。指示部51は、ページめくり部41にページの一部をめくる指示をする。ページめくり部41は指示部51から指示された場合、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。速度指示部52は、ページめくり部41がページをめくる速度を指示する。まためくりサイズ変更部42は、速度指示部52が指示したページをめくる速度によって、ページめくり部41がめくるページのサイズを決定する。入力部5は、例えば、図2に示すキーボード902、マウス903などに対応する。
また図9において、表示機6は、表示動作部3がメモリに出力した内容を表示する。表示機6は、例えば、図2に示すCRT表示装置901などである。
図10は、速度指示部52がページめくり部41のページをめくる速度の指示をした場合の、ページめくり部41の動作の一例である。図10において、速度指示部52がページめくり部41のページをめくる速度の指示をした場合の、ページめくり部41の動作を説明する。
ここでは、速度指示部52は、ページめくり部41がページをめくる速度を低速と中側と高速とで指示している。ページをめくる速度の指示については、この例に限られず、1分間に何ページめくられるという指示などでも構わない。
図10では、まず、ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を重ねて表示する(84(a))。次に、ページめくり部41は、速度指示部52が指示した速度に従いページをめくる。またページめくり部41は、速度指示部52が指示した速度に伴い、めくるページのサイズを決定する。速度が低速の場合、ページめくり部41は、めくるページのサイズを大きくする。そのため、次のページの内容は大きく表示される(84(b))。速度が中速の場合、ページめくり部41は、めくるページのサイズを中くらいにする。そのため、次のページの内容は中くらいに表示される(84(c))。速度が高速の場合、ページめくり部41は、めくるページのサイズを小さくする。そのため、次のページの内容は小さく表示される(84(d))。
ページをめくる速度とめくるページのサイズとの関係は、上述したものに限られない。例えば、ページ記憶部21は、ページに区切られた情報として、ページの右側にはページの本文を持ち、ページの左側にはそのページの要約情報を持つとする。この場合に、ページめくり部41は、ページをめくる速度が低速の場合は、ページの右側をめくり、本文を表示する。またページめくり部41は、ページをめくる速度が高速の場合は、ページの左側をめくり、要約情報を表示するなどとしてもよい。
図11は、速度指示部52がページをめくる速度を指示した場合に、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理のフローチャートを示す。図11のフローチャートに基づき、速度指示部52がページをめくる速度を指示した場合に、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理を説明する。
記憶ステップS301では、記憶部2のページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。
ページ表示ステップS302では、表示動作部3のページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を、重ねて表示する。図4においては81(a)であり、図5においては82(a)である。また、図10においては84(a)である。
めくり速度指示ステップS303では、入力部5の速度指示部52は、ページめくり部41がページをめくる速度を指示する。
ページめくり指示ステップS304では、入力部5の指示部51は、ページめくり部41にページの一部をめくる指示をする。
めくりサイズ変更ステップS305では、ページ処理部4のめくりサイズ変更部42は、入力部5の速度指示部52の指示したページをめくる速度によって、ページめくり部41がめくるページのサイズを決定する。そして、ページ処理部4のめくりサイズ変更部42は、ページ処理部4のページめくり部41へ、めくるページのサイズの指示をする。
ページめくりステップS306では、ページ処理部4のページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。この場合、ページ処理部4のページめくり部41は、入力部5の速度指示部52の指示した速度に従いページをめくる。また、ページ処理部4のページめくり部41は、ページ処理部4のめくりサイズ変更部42が指示したサイズに従いページをめくる。
表示動作ステップS307では、表示動作部3のページ表示部31は、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。図4においては81(b)であり、図5においては82(b)である。また、図10においては、84(b)、84(c)、84(d)である。
めくり終了判定ステップS308では、ページ処理部4のページめくり部41は、入力部5の指示部51からの終了の指示があった場合、または、次のページがない場合には、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理を終了する。
表示機6は、表示動作部3がメモリに出力した内容を、そのまま表示する。
上述したように、本実施の形態では、ページを連続してめくる速度を設定することが可能であり、設定した速度により表示するページの表示幅が変更される。図10のように、ページをめくる速度が低速の場合には、ページをめくる幅を大きくし、ページをめくる速度が高速の場合には、ページをめくる幅を小さくすることも可能である。そのため、情報を詳しく見る場合などには、ページをめくる速度を低速にし、情報の概要を掴む場合などには、ページをめくる速度を高速にすることなどが可能である。よって、本実施の形態による表示方法を用いれば、情報の検索効率を高めることが可能である。
本実施の形態では、ページをめくる速度を指定して、指定された速度に対して、表示するページの表示幅を変更した。逆に、表示するページの幅を指定して、指定された表示するページの幅に対して、ページをめくる速度を変更することなども考えられる。
実施の形態3.
図12は実施の形態3における表示装置の機能を示した機能ブロック図である。
図12において、表示装置1は、記憶部2と表示動作部3とページ処理部4と入力部5とを備える。
記憶部2は、表示する情報を記憶する。記憶部2は、ページ記憶部21と目次記憶部22とを備える。ページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。目次記憶部22は、ページ記憶部21が記憶するページに区切られた情報の目次情報を記憶する。記憶部2は、例えば、図2に示すRAM914、ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920などに対応する。
表示動作部3は、表示内容をメモリに出力する。表示動作部3は、ページ表示部31と目次表示部32とを備える。ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を表示する。目次表示部32は、目次記憶部22が記憶した目次情報を表示する。表示動作部3は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
ページ処理部4は、ページをめくる処理を行う。ページ処理部4は、ページめくり部41とめくりサイズ変更部42とを備える。ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。ページ表示部31は、ページめくり部41がページの一部をめくった場合、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。めくりサイズ変更部42は、ページめくり部41がめくるページのサイズを変更する。ページ処理部4は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
入力部5は、ユーザからの指示を入力する。入力部5は、指示部51と速度指示部52と選択部53とを備える。指示部51は、ページめくり部41にページの一部をめくる指示をする。ページめくり部41は指示部51から指示された場合、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。速度指示部52は、ページめくり部41がページをめくる速度を指示する。まためくりサイズ変更部42は、速度指示部52が指示したページをめくる速度によって、ページめくり部41がめくるページのサイズを決定する。選択部53は、目次表示部32が表示する目次情報から、目次項目を選択する。目次表示部32は、選択部53が選択した目次項目の表示を変更する。例えば、色を変更することや、字体を変更することなどを行う。また、ページ表示部31は、選択部53が選択した目次項目に該当する情報のページを表示する。入力部5は、例えば、図2に示すキーボード902、マウス903などに対応する。
また図12において、表示機6は、表示動作部3がメモリに出力した内容を表示する。表示機6は、例えば、図2に示すCRT表示装置901などである。
図13は、選択部53が、目次表示部32が表示する目次情報から、目次項目を選択した場合の、目次表示部32とページ表示部31との表示の一例を示す。
図13において、選択部53は、目次情報85からDのページを選択する。この場合、目次表示部32が表示する目次情報は、選択されたDの項目の表示を、字体を太字にし、アンダーラインを付けるように変更した。また、ページ表示部31は、選択したDのページのページ情報を表示する。
図14は、目次表示部とページ表示部との表示の動作のフローチャートを示す。
記憶ステップS401では、記憶部2のページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。また、記憶部2の目次記憶部22は、記憶部2のページ記憶部21が記憶するページに区切られた情報の目次情報を記憶する。
目次表示ステップS402では、表示動作部3の目次表示部32は、記憶部2の目次記憶部22が記憶した目次情報を表示する。
ページ表示ステップS403では、表示動作部3のページ表示部31は、記憶部2のページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を、重ねて表示する。図4においては81(a)であり、図5においては82(a)である。また、図10においては84(a)である。
ページ選択ステップS404では、入力部5の選択部53は、記憶部2の目次表示部32が表示する目次情報から、目次項目を選択する。
目次表示変更ステップS405では、表示動作部3の目次表示部32は、入力部5の選択部53が選択した目次項目の表示を変更する。
選択ページ表示ステップS406では、表示動作部3のページ表示部31は、入力部5の選択部53が選択した目次項目に該当する情報のページを表示する。
本実施の形態では、目次情報を表示することが可能である。そのため、本実施の形態では、さがしている情報の存在すると考えられる概ねのページを指定することが可能である。本実施の形態では、上述したページめくりを行う場合に、ページめくりの開始ページを指定し、指定したページからページめくりを行うことによって情報の検索効率を高めることが可能である。
また、本実施の形態では、目次情報の選択した項目の表示を変更することが可能である。そのため、本実施の形態では、現在表示しているページが目次情報のどの位置であるのかを把握することが可能である。よって、本実施の形態では、選択を誤った場合などに、その誤りを認識することが可能となり、誤ったページを検索するなどの時間の無駄を省くことが可能である。
また、本実施の形態では、ページめくりの開始ページを指定し、指定したページからページめくりを行う場合に、ページをめくることによって、ページ表示部31が表示しているページと目次表示部32の目次項目の表示を変更している項目とが違ってしまうことがある。この場合には、目次表示部32は、ページ表示部31が表示しているページに該当する目次項目の表示を変更することも可能である。
よって、本実施の形態では、上述したように、ページめくりの開始ページを指定し、指定したページからページめくりを行う場合に、探している情報が存在しないと考えられる目次項目のページまでページをめくったことを認識することができる。そのため、本実施の形態では、ページをめくって内容を確認する必要のないページまで、ページをめくらずに済み、時間の無駄を省くことが可能である。
実施の形態4.
図15は、実施の形態3における表示装置の機能を示した機能ブロック図である。
図15において、表示装置1は、記憶部2と表示動作部3とページ処理部4と入力部5とHTMLコード記憶部71と分解部72と中間コード記憶部73と生成部74と本データ記憶部75とを備える。
記憶部2は、表示する情報を記憶する。記憶部2は、ページ記憶部21と目次記憶部22とを備える。ページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。目次記憶部22は、ページ記憶部21が記憶するページに区切られた情報の目次情報を記憶する。記憶部2は、例えば、図2に示すRAM914、ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920などに対応する。
表示動作部3は、表示内容をメモリに出力する。表示動作部3は、ページ表示部31と目次表示部32とを備える。ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を表示する。目次表示部32は、目次記憶部22が記憶した目次情報を表示する。表示動作部3は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
ページ処理部4は、ページをめくる処理を行う。ページ処理部4は、ページめくり部41とめくりサイズ変更部42とを備える。ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。ページ表示部31は、ページめくり部41がページの一部をめくった場合、ページめくり部41にめくられたページの一部に該当する、次のページの一部を表示する。めくりサイズ変更部42は、ページめくり部41がめくるページのサイズを変更する。ページ処理部4は、例えば、図2に示すCPU911、RAM914、バス912などから構成される。
入力部5は、ユーザからの指示を入力する。入力部5は、指示部51と速度指示部52と選択部53とを備える。指示部51は、ページめくり部41にページの一部をめくる指示をする。ページめくり部41は指示部51から指示された場合、ページ表示部31の表示するページの一部をめくる。速度指示部52は、ページめくり部41がページをめくる速度を指示する。まためくりサイズ変更部42は、速度指示部52が指示したページをめくる速度によって、ページめくり部41がめくるページのサイズを決定する。選択部53は、目次表示部32が表示する目次情報から、目次項目を選択する。目次表示部32は、選択部53が選択した目次項目の表示を変更する。例えば、色を変更することや、字体を変更することなどを行う。また、ページ表示部31は、選択部53が選択した目次項目に該当する情報のページを表示する。入力部5は、例えば、図2に示すキーボード902、マウス903などに対応する。
HTMLコード記憶部71は、Webページなどを作成する場合に使用されるHTMLコードを記憶する。
分解部72は、HTMLコード記憶部71が記憶したHTMLコードを、中間コードに分解する。中間コードは、HTMLコードを分解することで生成された、ページに分割されたページ情報と各ページを関連付けする階層構造からなる関連付情報である。中間コードは、特開2001−331407号公報にて開示されている技術によって、HTMLコードから生成されたコードなどである。特開2001−331407号公報は、入力されたHTMLコードの統計の計算と要約とを行う。統計とは、リンクの数や表を含むか否かなどである。次に、特開2001−331407号公報は、計算した統計と基準とを比較し、比較に基づき、さらにページを分割するか否かを決定する。ページを分割した場合は、特開2001−331407号公報は、分割したページの統計の計算と要約とを行い、計算した統計と基準とを比較するステップを繰り返し実行する。特開2001−331407号公報は、上述のようにHTMLコードを所定の基準まで分解し、中間コードを生成する。
中間コード記憶部73は、分解部72が生成した中間コードを記憶する。
生成部74は、中間コード記憶部73が記憶した中間コードから、目次情報と目次情報にリンクされたページ情報とを備えた本データを生成する。
本データ記憶部75は、生成部74が生成した本データを記憶する。
また図15において、表示機6は、表示動作部3がメモリに出力した内容を表示する。表示機6は、例えば、図2に示すCRT表示装置901などである。
図16は、HTMLコードから本データが生成し、表示装置に読込む動作を表すフローチャートを示す。図16に基づきHTMLコードから本データが生成し、表示装置に読込む動作を説明する。
HTMLコード読込ステップS501では、分解部72は、HTMLコード記憶部71が記憶したHTMLコードを読込む。
分解ステップS502では、分解部72は、HTMLコード記憶部71が記憶したHTMLコードを、中間コードに分解する。
中間コード記憶ステップでは、中間コード記憶部73は、分解部72が生成した中間コードを記憶する。
本データ生成ステップS504では、生成部74は、中間コード記憶部73が記憶した中間コードから本データを生成する。
本データ記憶ステップS505では、本データ記憶部75は、生成部74が生成した本データを記憶する。
表示装置読込ステップS506では、表示装置1は、本データ記憶部が記憶した本データを読込み、記憶部2に記憶する。
本実施の形態では、上述したように、分解部72と生成部74とは、HTMLコードからページに区切られた情報と目次情報とを生成することが可能である。そのため、HTMLコードで作成されているWebサイトなどからページに区切られた情報と目次情報とを生成することが可能である。よって、HTMLコードで作成されているWebサイトなどの表示を、書籍を表示するのと同じ感覚で表示することが可能である。
実施の形態5.
図17は、実施の形態における表示装置の表示方法の一例を示す。図3における表示装置1の動作であるとして、図17の表示方法について説明する。
ページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を表示する。そして、指示部51は、ページめくり部41に画面の前進(Forward)を指定する。この場合、ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページを前進させる。そしてページ表示部31は、ページめくり部41がページを前進させた場合、ページめくり部41に前進されたページの次のページにずらして表示する。ここでは、ページめくり部41とページ表示部31とは、ページを前進させる動作とページを表示する動作を以下のように行う。
ページ表示部31は、ページn−2の右1/3を表示画面の左1/3に表示する。ページ表示部31は、ページn−1の右1/3を表示画面の左1/3から2/3に表示する。ページ表示部31は、ページnの右1/3を表示画面の右1/3に表示する。図17において、この表示内容は94が相当する。つまり、それぞれのページの左1/3をa、左1/3から2/3をb、右1/3をcとすると、表示内容94は、ページn−2とページn−1とページnとの、それぞれのcの部分を表示するものである。
指示部51から画面の前進(Forward)の指定の入力がされている間、ページめくり部41とページ表示部31とは、次の処理を繰り返す。ページめくり部41は、n=n+1を行い、ページ表示部31は、ページめくり部41に指定されたページを表示する。つまり、1度ずらされた場合の表示は、次のようになる。ページ表示部31は、ページn−1の右1/3を表示画面の左1/3に表示する。ページ表示部31は、ページnの右1/3を表示画面の左1/3から2/3に表示する。ページ表示部31は、ページn+1の右1/3を表示画面の右1/3に表示する。図17において、この表示内容は95が相当する。
指示部51から画面の前進(Forward)の指定の入力がなくなった場合、ページめくり部41は、n=n+1の処理を停止する。また、ページ表示部31は、もっとも右に表示した画面のみを表示する。つまり、1度ずらされた場合に指示部51から画面の前進の指定の入力がなくなると、ページ表示部31は、ページn+1の全画面を表示する。つまり、ページ表示部31は、ページn−1とページnとを表示せず、ページn+1だけを表示する。図17においては、96が相当する。
図18は、図17に示した表示方法において、一度に表示するページを2ページとした場合の例を示す。図3における表示装置1の動作であるとして、図18の表示方法について説明する。
ページ記憶部21は、ページに区切られた情報を記憶する。ページ表示部31は、ページ記憶部21が記憶したページに区切られた情報を表示する。そして、指示部51は、ページめくり部41に画面の前進(Forward)を指定する。この場合、ページめくり部41は、ページ表示部31の表示するページを前進させる。そしてページ表示部31は、ページめくり部41がページを前進させた場合、ページめくり部41に前進されたページの次のページにずらして表示する。ここでは、ページめくり部41とページ表示部31とは、ページを前進させる動作とページを表示する動作を以下のように行う。
ページ表示部31は、ページn−1の右1/2を表示画面の左1/2に表示する。ページ表示部31は、ページnの右1/2を表示画面の右1/2に表示する。図18において、この表示内容は98が相当する。つまり、それぞれのページの左1/2をa、右1/2をbとすると、表示内容98は、ページn−1とページnとの、それぞれのbの部分を表示するものである。
指示部51から画面の前進(Forward)の指定の入力がされている間、ページめくり部41とページ表示部31とは、次の処理を繰り返す。ページめくり部41は、n=n+1を行い、ページ表示部31は、ページめくり部41に指定されたページを表示する。つまり、1度ずらされた場合の表示は、次のようになる。ページ表示部31は、ページnの右1/2を表示画面の左1/2に表示する。ページ表示部31は、ページn+1の右1/2を表示画面の右1/2に表示する。図18において、この表示内容は99が相当する。
指示部51から画面の前進(Forward)の指定の入力がなくなった場合、ページめくり部41は、n=n+1の処理を停止する。また、ページ表示部31は、もっとも右に表示した画面のみを表示する。つまり、1度ずらされた場合に指示部51から画面の前進の指定の入力がなくなると、ページ表示部31は、ページn+1の全画面を表示する。つまり、ページ表示部31は、ページnを表示せず、ページn+1だけを表示する。図18において、この表示内容は96が相当する。
本実施の形態では、上述したように、本のページをめくるように表示するだけでなく、ページをスライドさせて表示することも可能である。表示の内容によって、内容を読みやすい方法を選択することが可能である。そのため、表示の内容によっては、本実施の形態による表示方法を用いれば、情報の検索効率を高めることが可能である。
Webページの表示に利用することで、情報の検索効率を高めることが可能である。特にHTMLコードで作成されたWebページに関しては、HTMLコードから目次情報とページ情報とが生成されるため、導入に関しても、新規にWebページを構築する手間がかからない。そのため、現在存在するWebページへの応用が可能である。
実施の形態における表示装置の外観の一例を示す図を示す。 実施の形態における表示装置のハードウェア構成の一例を示す図を示す。 実施の形態1における表示装置の機能を示した機能ブロック図を示す。 ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる動作の一例を示す。 ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる動作の一例を示す。 ページめくり部41がページをめくる途中段階での、ページ表示部31の表示の一例を示す。 ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理のフローチャートを示す。 ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部を連続してめくる処理のフローチャートを示す。 実施の形態2における表示装置の機能を示した機能ブロック図を示す。 速度指示部52がページめくり部41のページをめくる速度の指示をした場合の、ページめくり部41の動作の一例を示す。 速度指示部52がページをめくる速度を指示した場合に、ページめくり部41がページ表示部31の表示するページの一部をめくる処理のフローチャートを示す。 実施の形態3における表示装置の機能を示した機能ブロック図を示す。 選択部53が、目次表示部32が表示する目次情報から、目次項目を選択した場合の、目次表示部32とページ表示部31との表示の一例を示す。 目次表示部とページ表示部との表示の動作のフローチャートを示す。 実施の形態3における表示装置の機能を示した機能ブロック図を示す。 HTMLコードから本データが生成し、表示装置に読込む動作を表すフローチャートを示す。 実施の形態における表示装置1の表示方法の一例を示す。 実施の形態における表示装置1の表示方法の一例を示す。
符号の説明
1 表示装置、2 記憶部、21 ページ記憶部、22 目次記憶部、3 表示動作部、31 ページ表示部、32 目次表示部、4 ページ処理部、41 ページめくり部、42 めくりサイズ変更部、5 入力部、51 指示部、52 速度指示部、53 選択部、6 表示機、71 HTMLコード記憶部、72 分解部、73 中間コード記憶部、74 生成部、75 本データ記憶部、100 表示装置、901 CRT表示装置、902 K/B、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 FAX機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (9)

  1. ページに区切られた情報を記憶する記憶部と、
    表示する情報を記憶するメモリにおいて、上記記憶部が記憶した上記情報の上記ページの一部をめくるページめくり部と、
    上記メモリにおいて、上記ページを重ねて表示し、上記ページめくり部が上記ページの一部をめくった場合、めくられた上記ページの一部に該当する次のページの一部を表示する表示動作部とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 上記表示装置は、さらに、上記ページめくり部にページをめくる指示をする指示部を備え、
    上記ページめくり部は、上記指示部の指示に基づいて、連続してページをめくることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 上記表示装置は、さらに、上記ページめくり部が上記ページをめくる速度を指定する速度指定部と、上記速度指定部が指定した速度により、上記ページめくり部がめくる上記ページの一部のサイズを変更するめくりサイズ変更部を備えることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 上記記憶部は、上記情報の目次項目を持つ目次情報を記憶し、
    上記表示装置は、さらに、
    上記目次情報を表示する目次表示部と、上記目次表示部が表示した上記目次情報から上記目次項目を選択する選択部とを備え、
    上記表示動作部は、上記選択部が選択した上記目次項目に該当する上記情報の上記ページを表示することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 上記目次表示部は、上記選択部が上記目次項目を選択した場合、上記選択部が選択した上記目次項目の表示を変更することを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 上記表示装置は、さらに、
    HTML(HyperText Markup Language)コードを分解する分解部と、
    上記分解部で分解したコードからページに区切られた上記情報と上記情報の目次項目を持つ目次情報とを生成する生成部を備え、
    上記記憶部は、上記生成部で生成した上記情報と上記目次項目とを記憶することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  7. ページに区切られた情報を記憶する記憶ステップと、
    表示する情報を記憶するメモリにおいて、上記記憶ステップが記憶した上記情報の上記ページの一部をめくるページめくりステップと、
    上記メモリにおいて、上記ページを重ねて表示し、上記ページめくりステップが上記ページの一部をめくった場合、めくられた上記ページの一部に該当する次のページの一部を表示する表示動作ステップとを備えたことを特徴とする表示方法。
  8. ページの表示に際しては、三次元アニメーションにより、あたかも紙のページをめくるかのようにグラフィック表示をすることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれかに記載の表示装置。
  9. ページに区切られた情報を記憶部に記憶する記憶処理と、
    表示する情報を記憶するメモリにおいて、上記記憶処理で記憶部に記憶した上記情報の上記ページの一部をめくるページめくり処理と、
    上記メモリにおいて、上記ページを重ねて表示し、上記ページめくり処理で上記ページの一部をめくった場合、めくられた上記ページの一部に該当する次のページの一部を表示する表示動作処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする表示プログラム。
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