JP2006285098A - メッセージ出力装置 - Google Patents

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幹裕 平松
Kensuke Ide
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Abstract

【目的】 メッセージ送信の機能に係る設定内容の編集中に、初期メッセージの内容を定める設定に従った動作がどのようなものになるかを容易に確認できるようにする。
【構成】 演奏操作を受け付けるための演奏操作子の操作に応じてメッセージの送信を行うメッセージ送信機能を有するメッセージ出力装置において、メッセージ送信機能の動作内容を定めるマスタデータのうち、そのマスタデータが有効になった場合に最初に送信を行う初期メッセージの内容を定める初期設定が変更された場合に(S42)、その変更された部分について、変更後の設定内容に応じた初期メッセージを、有効なマスタデータ中の送信先設定に応じた送信先に送信させるようにした(S44)。
【選択図】 図7

Description

この発明は、演奏操作を受け付けるための演奏操作子の操作に応じてメッセージの送信を行なう機能を有するメッセージ出力装置に関する。
従来から、キーボードのような電子楽器において、マスタモードと呼ばれる動作モードを設けることが行われている。
そして、この動作モードにおいては、マスタデータと呼ばれるデータとして、鍵盤等の演奏操作子の操作に応じて生成するメッセージの内容や、そのメッセージの送信先を予め設定しておき、電子楽器を、演奏操作子が操作された場合に、その操作内容及びマスタデータの設定内容に従ったメッセージを生成し、設定されている送信先に対してそのメッセージを送信するメッセージ出力装置として機能させるようにしている。
また、マスタデータを複数記憶させておき、その中から有効にしてマスタモードの動作に反映させるマスタデータを選択できるようにしたり、各マスタデータについて、そのマスタデータが有効になった場合に最初に送信する初期メッセージの内容を設定できるようにし、そのマスタデータが有効にされた場合に、その設定された内容の初期メッセージを送信するようにすることも行われている。
このような電子楽器としては、例えば非特許文献1に記載のキーボードが知られている。そして、このキーボードにおいては、生成するメッセージはMIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標)メッセージであり、メッセージの送信先としては、電子楽器の内部では内蔵音源、外部では、外部音源等のMIDI機器が設定できるようにしている。
「MOTIF ES 取扱説明書」,ヤマハ株式会社,2003年,p.50−51,136−141,271−274
ところで、上述したような従来の装置において、マスタデータを編集する場合、操作子の操作に応じて生成するメッセージの内容や、そのメッセージの送信先の設定については、有効にしてあるマスタデータを編集し、その後操作子を操作して装置にメッセージの送信を行わせることにより、編集したマスタデータに従った動作がどのようなものになるかを容易に確認しながら編集作業を行うことができる。
しかしながら、マスタデータが有効になった場合に最初に送信するメッセージの内容に関する設定については、同様な手法で動作の確認を行うことはできなかった。すなわち、この設定の内容に対応する動作は、マスタデータを新たに有効にした時にしか行われないため、動作を確認したいマスタデータを有効にしたままでは、その動作を行わせることができなかった。
そして、動作を確認するためには、編集したマスタデータを一旦保存し、有効状態を解除してから、確認したいマスタデータを再度選択して有効にするという煩雑な操作が必要となっており、最初に送信するメッセージの内容に関する設定については、その内容に応じた動作がどのようなものになるかを容易に確認することができないという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、演奏操作子が操作された場合に、その操作内容と、所与の設定内容に従ったメッセージを生成し、設定されている送信先に対して送信すると共に、その送信の機能を有効にする際に、所与の設定に従った初期メッセージを送信するようにする場合において、上記のメッセージ送信の機能に係る設定内容の編集中に、初期メッセージの内容を定める設定に従った動作がどのようなものになるかを容易に確認できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の電子音楽装置は、演奏操作を受け付けるための演奏操作子の操作に応じてメッセージの送信を行うメッセージ送信手段を有するメッセージ出力装置において、上記メッセージ送信手段の動作内容を定める設定データとして、上記メッセージの送信先を定める送信先設定と、上記演奏操作子の操作内容と上記メッセージの内容との対応関係を定める操作子設定と、その設定データが有効になった場合に最初に上記送信先に送信する初期メッセージの内容を定める初期設定とを含む設定データを複数記憶する記憶手段と、パラメータの値の編集操作を受け付けるための編集操作子の操作に応じて上記設定データの内容を変更する編集手段とを設け、上記メッセージ送信手段に、上記設定データのいずれかが有効にされた場合に、その設定データ中の初期設定に応じた初期メッセージをその設定データ中の送信先設定に応じた送信先に送信する第1の送信手段と、上記演奏操作子が操作された場合に、上記設定データのいずれかが有効であれば、上記演奏操作子の操作内容と有効な設定データ中の操作子設定の内容とに応じたメッセージを、その有効な設定データ中の送信先設定に応じた送信先に送信する第2の送信手段と、有効な設定データ中の初期設定が変更された場合に、その変更された部分について、変更後の設定内容に応じた初期メッセージを、その有効な設定データ中の送信先設定に応じた送信先に送信する第3の送信手段とを設けたものである。
以上のようなこの発明のメッセージ出力装置によれば、演奏操作子が操作された場合に、その操作内容と、所与の設定内容に従ったメッセージを生成し、設定されている送信先に対して送信すると共に、その送信の機能を有効にする際に、所与の設定に従った初期メッセージを送信するようにする場合において、上記のメッセージ送信の機能に係る設定内容の編集中に、初期メッセージの内容を定める設定に従った動作がどのようなものになるかを容易に確認できるようにすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1を用いて、この発明のメッセージ出力装置の実施形態である電子楽器の構成について説明する。図1はその電子楽器の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この電子楽器10は、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,表示器14,パネル操作子15,演奏操作子16,音源部17,MIDI入出力部(I/O)18,その他I/O19を備え、これらがシステムバス20によって接続されている。そして、音源部17にはサウンドシステム21が接続されている。
このうち、CPU11は、フラッシュメモリ12に記憶している制御プログラムを実行することにより、このシンセサイザの動作を統括制御すると共に、各部の機能を利用して、編集手段,メッセージ出力手段を始めとする各手段として機能する制御部である。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する各種制御プログラムや、マスタモードにおける、各操作子の操作と出力するメッセージとの対応関係を定める設定データであるマスタデータを始めとする各種データを記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。
RAM13は、CPU11のワークメモリとして使用したり、演奏や編集等に用いるデータを一時的にフラッシュメモリ12から読み出して記憶したりする記憶手段である。また、フラッシュメモリ12に記憶しているマスタデータのうち、有効にして実際にマスタモードの動作に反映させるマスタデータも、フラッシュメモリ12から読み出し、カレントのマスタデータとしてこのRAM13に記憶させるようにしている。
表示器14は、液晶ディスプレイ(LCD)による表示パネルや、発光ダイオード(LED)ランプ等によって構成され、電子楽器10の動作状態や設定内容あるいはユーザへのメッセージ、ユーザからの指示を受け付けるためのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)等を表示するための表示手段である。
パネル操作子15は、キー、ボタン、ノブ、スライダ、ホイール等によって構成され、電子楽器10に対するユーザによるパラメータの編集操作を受け付けるための操作手段である。なお、タッチパネルをLCDに積層する等して表示器14とパネル操作子15とを一体に形成することもできる。
演奏操作子16は、ユーザによる演奏操作を受け付けるための操作子である。そして、ここでは電子楽器10を鍵盤楽器としており、鍵盤上の各鍵を演奏操作子16としている。
音源部17は、CPU11が生成したり、MIDII/O18で外部装置から受信したりしたMIDI形式の演奏データであるMIDIメッセージを基に、複数の発音チャンネルでデジタル音響信号である波形データを生成する音源手段である。そして、生成した波形データは、スピーカ等によるサウンドシステム21に入力し、その波形データに基づく発音を行わせるようにしている。
また、MIDII/O18は、PCや他の電子楽器、音源装置等、MIDIデータを取り扱う外部装置との間でMIDIデータの送受信を行うためのインタフェースである。そして、例えばUSB規格や、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)規格、あるいはRS232C(Recommended Standard 232 version C)規格、イーサネット(登録商標)規格等に準拠したインタフェースによって構成することができる。
ここでは、このMIDII/O18に、受信したMIDIメッセージを基に複数の発音チャンネルでデジタル音響信号である波形データを生成する音源手段と、その生成した波形データに基づく発音を行う発音手段とを有する音源装置30を接続し、CPU11が生成したMIDIメッセージをこの音源装置30に送信し、そのMIDIメッセージに基づいて発音を行わせることができるようにしている。
その他I/O19は、上記以外の機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続するためのインタフェースが用意される。その他I/O19とMIDII/O18を兼ねるようなインタフェースを設けてもよい。
次に、図2に、図1に示した電子楽器10の操作パネルの一部の構成を示す。
この図に示すように、上述の電子楽器10においては、操作パネル40上に、演奏操作子16として鍵盤41を設けている。ここでは、図2には全ては示されていないが、鍵盤41には、C0からC8までの8オクターブ分の鍵を設けている。また、図で上側には、パネル操作子15として、ノブ42やスライダ43を始め、種々の操作子を設けており、この中には、マスタデータの編集操作を受け付けるための編集操作子として機能する操作子も含まれる。また、操作パネル40上には、表示器14を構成する表示パネル44も設けている。
以上のような構成を有する電子楽器10は、通常動作モードにおいては、装置としての規定値や、ユーザがパネル操作子15の操作によって行った割り当てに基づき、CPU11が、演奏操作子16の操作に応じて対応するノートオンやノートオフを示すMIDIメッセージを生成し、パネル操作子15の操作に応じて、対応するコントロールチェンジやプログラムチェンジ等を示すMIDIメッセージを生成するようにしている。そして、生成したMIDIメッセージは、ユーザがパネル操作子15の操作によって指定した出力先に出力するようにしている。
また、マスタモードにおいては、カレントのマスタデータの内容に基づき、演奏操作子16やパネル操作子15の操作に応じて、CPU11が、対応するMIDIメッセージを生成するようにしている。そして、生成したMIDIメッセージは、カレントのマスタデータによって指定される出力先に出力する。また、マスタデータが新たにカレントに読み出された場合には、そのマスタデータの内容に基づき、初期メッセージとして設定されているMIDIメッセージを出力するようにしている。
また、どちらの場合も、MIDIメッセージの出力先として、電子楽器10内部の音源部17や、外部の音源装置30を出力することにより、その音源部17に接続されたサウンドシステム21や、音源装置30に、CPU11が生成したMIDIメッセージに基づく発音を行わせることができる。
また、マスタデータの内容を、パネル操作子15の操作により編集することもできる。
そして、この電子楽器10は、以上の動作のうち、マスタモードの動作に特徴を有するので、以下、この点についてより詳細に説明する。
次に、図3に、マスタデータを編集するためのマスタデータ編集画面の例を示す。
図1に示した電子楽器10においては、マスタモードにおける動作の内容を定めるための設定データであるマスタデータを、フラッシュメモリ12に複数記憶しておき、このうち1つを選択してカレントのマスタデータとしてRAM13に読み出すことにより、そのマスタデータを有効とし、そのマスタデータに従ったマスタモードの動作を行うことができるようにしている。
また、図3に示すようなマスタデータ編集画面50を表示パネル44に表示させ、この画面においてカレントのマスタデータの編集操作を受け付けるようにしている。そして、ユーザは、パネル操作子15を操作して内容を変更したい項目に図示しないカーソルを合わせ、設定したい値を入力することにより、マスタデータの内容変更を指示することができる。また、編集後のマスタデータをフラッシュメモリ12に保存しておき、後でまたカレントに読み出すこともできる。
そして、図3に示す通り、マスタデータ編集画面50においては、「送信先」,「ノート」,「送信メッセージ」,「初期メッセージ」,「操作子」の項目の設定を行うことができるようにしている。また、ゾーンを4つ設け、ゾーン選択部51のプルダウンメニューで設定を行うゾーンを選択して、各ゾーン毎にこれらの項目の設定を行うことができるようにしている。
そして、これらの項目のうち、「送信先」は、マスタモードにおけるメッセージの送信先を定める送信先設定に係る設定項目である。そして、このうちMIDIchは、マスタモードにおいて生成するMIDIメッセージのチャンネルを定める項目、MIDI_SendとTG_Sendは、それぞれ音源部17と音源装置30に対する出力の有無をオン/オフで定める項目である。これらに代えて、又はこれらに加えて、メッセージの送信先をIP(Internet Protocol)アドレスや装置のID等により指定する項目を設けてもよい。
「ノート」の項目においては、Octave(オクターブ)及びTranspose(トランスポーズ)により、鍵盤41の操作に応じて生成するノートイベントのノートナンバを調整できるようにしている。そして、前者はオクターブ(12ノート)単位で、後者は1ノート単位で調整値を設定する項目である。そして、ノートイベントを生成する際には、操作された鍵と対応するノートナンバに、これらの項目の値に応じた増減を行ったノートナンバのノートイベントを生成するようにしている。
また、NoteLimitHとNoteLimitLは、それぞれ鍵盤41上でゾーンの高音側の端と低音側の端を設定する項目である。そして、鍵盤41上の鍵が操作された場合、その鍵がこれらの値により規定されるノート範囲内に含まれる場合に限り、該当ゾーンの設定内容に従ったノートイベントを生成するようにしている。なお、複数のゾーンの範囲が重複するような設定も可能であり、その場合、複数のゾーンに属する鍵が操作された場合、その各ゾーンの設定内容に従ったノートイベントの送信を個別に行うようにしている。
次の「送信メッセージ」は、操作パネル40上の種々の操作子の操作に応じたMIDIイベントの出力を行うか否かを定めるための項目である。また同時に、該当内容の初期メッセージの出力を行うか否かを定めるための項目でもある。
そして、バンクセレクト(Bank)、チャンネルアフタタッチ(ChAT)、ボリューム(Vol)、プログラムチェンジ(PrgChg)、パン(Pan)に係るMIDIメッセージ、および、ブレスコントローラ(BCtrlr)、ピッチベンドホイール(PBend)、スライダ(Slider)、サスティンペダル(Sus)、モジュレーションホイール(ModWhl)、フットスイッチ(Fsw)の操作に応じて生成されるMIDIメッセージの出力有無を、それぞれ設定できるようにしている。ここでは、バツ印のある項目がオン(出力あり)、ない項目がオフ(出力なし)である。
次の「初期メッセージ」は、マスタデータがカレントとして読み出され、マスタモードの動作を制御するためのデータとして有効になった場合に最初に前記外部装置に送信する初期メッセージの内容を定める初期設定である。
そして、ここではバンクセレクトのMSB(上位バイト)及びLSB(下位バイト)、プログラムチェンジ、ボリューム、及びパンの各MIDIメッセージについて、その出力内容を設定できるようにしている。パンの「C」は、センターを示す。なお、ここで初期メッセージの内容が設定されていても、送信データの項目で該当のメッセージについて送信オフが設定されていれば、メッセージの出力は行わない。
次の「操作子」は、パネル操作子15のうち、特にノブ42とスライダ43の操作に応じて出力するMIDIコントロールチェンジイベントの、コントロールチェンジの番号を定めるための項目である。
図2に示したように、電子楽器10にはノブ42とスライダ43を4セット設けているが、マスタモードにおいては、これらの各セットを1番目から4番目の各ゾーンに対応させ、ノブ42やスライダ43が操作された場合には、その操作量と、対応するゾーンの設定とに従ったMIDIコントロールチェンジイベントを出力するようにしている。
ところで、電子楽器10においては、マスタデータ編集画面50においてマスタデータの以上の各項目の内容が変更された場合、その変更は、直ちにマスタモードの動作に反映させるようにしている。従って、編集後のマスタデータに従ったマスタモードの動作(CPU11が送信するMIDIメッセージに従ったサウンドシステム21や音源装置30における発音の内容も含む)がどのようなものになるかは、各操作子を操作することにより、確認することができる。
またさらに、この電子楽器10においては、マスタデータ編集画面50において初期メッセージの項目の内容が編集により変更された場合に、その変更された項目について、変更後の内容に係るMIDIメッセージの送信を行うようにしている。そして、このようにしたことにより、マスタデータの選択をやり直さなくても、変更後のマスタデータの内容に係る初期メッセージを送信動作の内容を確認することができる。
すなわち、上記の設定変更時のMIDIメッセージの送信により、音源部17や音源装置30を、編集後のマスタデータを新たにカレントに読み出し、その読み出しに応じた初期メッセージの送信を行わせた場合と同じ内容に設定することができるため、その後鍵盤41を操作する等してノートオンイベントを送信して実際に発音を行わせてみれば、その設定内容を確認することができる。
従って、初期メッセージの項目の変更後の内容を、容易に確認することができると言える。
なお、設定変更時のMIDIメッセージの送信も、送信先や送信メッセージの項目の設定に従って行うようにしている。すなわち、MIDIメッセージの送信先は、送信先の項目の設定内容に従った相手とするし、送信メッセージの項目で、該当するメッセージの送信を行わない旨が設定されていれば、送信は行わないようにしている。変更時のMIDIメッセージの送信は、マスタデータをカレントに読み出す場合の初期メッセージの送信を模すためのものであるので、その場合と同じ制御を行うようにしたものである。
なお、ユーザによっては、初期メッセージの項目の内容が変更された場合でも、MIDIメッセージの送信を行わない方が好ましいと考える場合もあり得る。そこで、マスタデータ編集画面50には、上記の各項目に係る欄に加えて初期メッセージ送信設定ボタン52を設け、上記のような設定変更時のMIDIメッセージの送信の有無を、トグルで設定できるようにしている。
次に、図4乃至図7のフローチャートを用いて、以上のようなマスタモードの機能及びマスタデータの編集機能を実現するためにCPU11が実行する処理について説明する。これらの処理は、CPU11が所要の制御プログラムを実行することにより行うものである。
まず、図4に、マスタデータの選択操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、パネル操作子15により、ユーザによるマスタデータの選択操作を検出すると、図4のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、選択されたマスタデータをRAM13上のカレントメモリに読み出してカレントのマスタデータとし(S11)、読み出したマスタデータ中の初期メッセージの項目に設定されているMIDIメッセージのうち、送信メッセージの項目で送信がオンに設定されている種類のMIDIメッセージを、対応するゾーンにおいて設定されている送信先に送信して(S12)、処理を終了する。
このとき、MIDIメッセージのチャンネルは、対応するゾーンのMIDIchの項目の設定内容に従って定める。以下に説明する各処理においても、特に断らない限り同様である。
また、初期メッセージや送信メッセージ及び送信先の設定は、各ゾーンにおいて個別になされているので、ステップS12の処理は、各ゾーンの設定内容に応じたものを順次行うことになる。
以上の処理において、ステップS12ではCPU11は第1のメッセージ送信手段として機能する。そして、この処理により、電子楽器10は選択されたマスタデータを有効にし、そのデータの内容に従ってマスタモードの動作を行う状態になる。
次に、図5に、マスタモードの状態で鍵盤41における鍵の操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、マスタモードの状態で鍵盤41における鍵の操作を検出すると、図5のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まず操作された鍵のノートナンバと、鍵に対応させて設けたセンサにより検出したベロシティとを記憶する(S21)。各鍵のノートナンバは、電子楽器10に標準で設定されている対応関係に基づくものでよい。
その後、マスタデータにより定義されている各ゾーン(ここでは第1〜第4ゾーン)を順次処理対象にし、ステップS23乃至S25の処理を行う(S22〜S27)。この部分の処理は、ステップS21で記憶したノートナンバが、処理対象のゾーンのノート範囲内のものでなければ何もせず(S23)、ノート範囲内であれば、ステップS21で記憶したノートナンバ及びベロシティに基づき、処理対象のゾーンのオクターブ及びトランスポーズの設定内容に従ってノートナンバをシフトさせたノートオンイベントのMIDIメッセージを生成し(S24)、そのMIDIメッセージを処理対象のゾーンにおいて設定されている送信先に送信する(S25)ものである。
そして、全ゾーンについてこれらの処理が終了すると、図5のフローチャートに示す処理を終了する。
以上の処理により、マスタデータの内容に従って鍵の操作に応じたMIDIメッセージの送信を行うことができ、この処理おいて、CPU11は第2のメッセージ送信手段として機能する。
次に、図6に、マスタモードの状態でノブ42の操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、マスタモードの状態でノブ42の操作を検出すると、図6のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、まず操作されたノブと対応するゾーンの番号及びノブの操作量を記憶する(S31)。その後、その記憶した番号のゾーンにおいて、ノブの操作に応じたMIDIメッセージの送信がオンに設定されていなければ、そのまま処理を終了するが(S32)、送信がオンに設定されていれば、記憶した番号のゾーンにおけるノブのコントロールナンバの設定と、記憶した操作量とに応じたコントロールチェンジイベントのMIDIメッセージを生成し(S33)、そのMIDIメッセージをそのゾーンにおいて設定されている送信先に送信して(S34)、処理を終了する。
以上の処理により、マスタデータの内容に従って、ノブ42の操作に応じたMIDIメッセージの送信を行うことができる。なお、スライダ43の操作があった場合には、図6の「ノブ」を「スライダ」と読み替えた処理を行えばよい。
また、その他のピッチベンドホイール、モジュレーションホイール等の、マスタデータにおいてMIDIメッセージの送信を設定できる操作子については、その操作子は全ゾーンと対応するものとしている。そして、その操作子の操作があった場合には、各ゾーンの設定内容に従って、順次図6の「ノブ」をその操作子と読み替えた処理を行えばよい。この場合、ステップS31の処理は各ゾーンについて共通に1回行えばよい。
次に、図7に、マスタモードの状態でマスタデータの編集操作を検出した場合の処理のフローチャートを示す。
CPU11は、マスタモードの状態でマスタデータの編集操作を検出すると、図7のフローチャートに示す処理を開始する。
そしてまず、カレントのマスタデータの内容を、検出した編集操作に応じて変更する(S41)。その後、その変更が、初期メッセージに係るパラメータについてのものであり(S42)、また初期メッセージ送信設定がオンかつ変更した初期メッセージについて送信メッセージの項目で送信がオンに設定されていれば(S43)、初期メッセージのうちステップS41で変更した部分の変更後の内容に係るMIDIメッセージを、該当するゾーンにおいて設定されている送信先に送信して(S44)処理を終了する。ステップS42及びS43のいずれかでNOであれば、そのまま処理を終了する。
以上の処理により、マスタデータ中の初期メッセージの設定内容が変更された場合に、その変更に応じて初期メッセージの送信を行うことができる。そして、この処理おいて、CPU11は、ステップS41では編集手段として機能し、ステップ42乃至S44では第3のメッセージ送信手段として機能する。
なお、この処理において、初期メッセージ送信設定の内容を考慮することは必須ではない。
以上でこの実施形態の説明を終了するが、装置の構成、具体的な処理内容や操作方法等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した各実施形態においては、初期メッセージの設定内容が変更された場合に、変更された項目に係るMIDIメッセージのみ送信する例について説明したが、送信がオンに設定されている種類の全ての初期メッセージを送信するようにしてもよい。
初期メッセージの送信後、操作子の操作に応じて、初期メッセージと同じ項目のMIDIメッセージを送信し得る場合には、設定内容が変更された項目に係るのMIDIメッセージを送信するのみでは、音源部17や音源装置30の設定内容を、全ての初期メッセージを送信した場合と同じものにすることができない場合がある。そこで、このような場合には、設定内容が変更されたもの以外の初期メッセージについても送信を行うようにするとよい。
また、初期メッセージとして送信し得るMIDIメッセージの種類を始め、マスタモードにおいて送信するMIDIメッセージの内容も、図3乃至図7を用いて説明したものに限定されることはない。
また、この発明が、鍵盤楽器以外の電子楽器に適用できることはもちろんであり、例えば、打楽器、弦楽器、管楽器等にも適用することができる。これらの楽器の場合、パッド、弦、マウスピース(ブレスコントローラ)等が演奏操作子に該当する。
また、この発明を電子楽器以外のメッセージ出力装置に適用することも考えられる。例えば、MIDIシーケンサ、音源装置、MIDIデータを処理するソフトウェアを実行可能なPC等、MIDIメッセージを取り扱う機能を有する装置であれば、任意の装置に適用することが可能である。この場合において、演奏操作子や設定操作子は、メッセージ出力装置の本体に備えられたものである必要もなく、装置の外部に別のユニットを接続して設けたものでもよい。さらに、送信するメッセージの形式も、MIDI形式に限られることはない。
以上の説明から明らかなように、この発明のメッセージ出力装置によれば、演奏操作子が操作された場合に、その操作内容と、所与の設定内容に従ったメッセージを生成し、設定されている送信先に対して送信すると共に、その送信の機能を有効にする際に、所与の設定に従った初期メッセージを送信するようにする場合において、上記のメッセージ送信の機能に係る設定内容の編集中に、初期メッセージの内容を定める設定に従った動作がどのようなものになるかを容易に確認できるようにすることができる。
従って、操作性のよいメッセージ出力装置を提供することができる。
この発明のメッセージ出力装置の実施形態である電子楽器の構成を示すブロック図である。 図1に示した電子楽器の操作パネルの一部の構成を示す図である。 図1に示した電子楽器に表示させるマスタデータ編集画面の例を示す図である。 図1に示した電子楽器のCPUが実行する、マスタデータの選択操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくマスタモードの状態で鍵の操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくマスタモードの状態でノブの操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 同じくマスタモードの状態でマスタデータの編集操作を検出した場合の処理のフローチャートである。
符号の説明
10…電子楽器、11…CPU,12…フラッシュメモリ、13…RAM、14…表示器、15…パネル操作子、16…演奏操作子、17…音源部、18…MIDII/O、19…その他I/O、20…システムバス、21…サウンドシステム、30…音源装置、40…操作パネル、41…鍵盤、42…ノブ、43…スライダ、44…表示パネル、50…マスタデータ編集画面、51…ゾーン選択部、52…初期メッセージ送信設定ボタン

Claims (1)

  1. 演奏操作を受け付けるための演奏操作子の操作に応じてメッセージの送信を行うメッセージ送信手段を有するメッセージ出力装置であって、
    前記メッセージ送信手段の動作内容を定める設定データとして、前記メッセージの送信先を定める送信先設定と、前記演奏操作子の操作内容と前記メッセージの内容との対応関係を定める操作子設定と、当該設定データが有効になった場合に最初に前記送信先に送信する初期メッセージの内容を定める初期設定とを含む設定データを複数記憶する記憶手段と、
    パラメータの値の編集操作を受け付けるための編集操作子の操作に応じて前記設定データの内容を変更する編集手段とを設け、
    前記メッセージ送信手段に、
    前記設定データのいずれかが有効にされた場合に、その設定データ中の初期設定に応じた初期メッセージをその設定データ中の送信先設定に応じた送信先に送信する第1の送信手段と、
    前記演奏操作子が操作された場合に、前記設定データのいずれかが有効であれば、前記演奏操作子の操作内容と有効な設定データ中の操作子設定の内容とに応じたメッセージを、その有効な設定データ中の送信先設定に応じた送信先に送信する第2の送信手段と、
    有効な設定データ中の初期設定が変更された場合に、その変更された部分について、変更後の設定内容に応じた初期メッセージを、その有効な設定データ中の送信先設定に応じた送信先に送信する第3の送信手段とを設けたことを特徴とするメッセージ出力装置。
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