JP2006284517A - 高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張または圧縮試験装置 - Google Patents

高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張または圧縮試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006284517A
JP2006284517A JP2005108182A JP2005108182A JP2006284517A JP 2006284517 A JP2006284517 A JP 2006284517A JP 2005108182 A JP2005108182 A JP 2005108182A JP 2005108182 A JP2005108182 A JP 2005108182A JP 2006284517 A JP2006284517 A JP 2006284517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
speed
test piece
sectional area
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005108182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4621060B2 (ja
Inventor
Akihiro Uenishi
朗弘 上西
Hiroshi Yoshida
博司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2005108182A priority Critical patent/JP4621060B2/ja
Publication of JP2006284517A publication Critical patent/JP2006284517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4621060B2 publication Critical patent/JP4621060B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

【課題】 衝突シミュレーションや衝突安全設計について評価基準となる材料の高速変形特性の測定において、精度の高い変形応力測定を簡便に提供する。
【解決手段】 丸棒又は板状の試験片1を固定する固定部11を有する締結部と、引張荷重又は圧縮荷重を計測する荷重検出部2と、前記締結部を支持する支持機構3と、前記試験片1に引張又は圧縮変形を与える弾性棒4からなる装置において、前記締結部と前記荷重検出部2を一体化し、かつ(固定部11の断面積)≦(荷重検出部2の断面積)≦(支持機構3の断面積)を満たし、かつ、前記試験片に引張又は圧縮変形を与える可動部が弾性棒4、応力波パルス発生機構により構成されることを特徴とする高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車構造を代表とする衝撃吸収部材の設計に必要な高速変形を含む広範囲のひずみ速度での引張又は圧縮荷重の計測装置に関する。
近年、自動車業界では、衝突時の乗員への傷害を低減しうる車体構造の開発が急務の課題となっている。この課題の解決のために、計算機上で自動車の衝突のシミュレーションを行い、安全基準をクリアする設計を行うシステムの開発が急速に進んできている。従って、現在ではこの衝突のシミュレーションの精度が衝撃吸収設計の成否のカギとなっている。衝突時には自動車の部材は高速で変形されるため、その正確な特性把握のためには、部材を構成する材料の高速の変形特性を精密に計測する必要がある。
このような材料の高速変形特性の計測は、通常の準静的な引張または圧縮試験機では行うことが出来ず、特に荷重の計測方法が困難であった。この問題を克服するために、特許文献1に油圧サーボ試験機を用いるものが開示されているものの、従来型の簡便なロードセル(荷重検出装置)を用いるのではなく、変形特性を測定する試験片のつかみ部を延長してそこにひずみゲージを貼付し、このひずみゲージ出力から別に校正したロードセル出力/ゲージ出力比を用いて試験片の変形応力を計測する方法が知られている。これは従来型のロードセルを用いるのに比べて測定精度が向上するが、対象の試験片に毎回ひずみゲージを貼付しなければいけないこと、試験片毎に測定系が変化するため測定精度の維持が難しく、またその機構から精度の抜本的な向上が難しいことなどの問題があった。また油圧サーボ試験機はその構造上非常に高価である。
また、特許文献2では、ブロック状の基部の上に突設した小突起部に、基部からの応力波の伝播および透過を遮断するための絶縁手段で構成される衝撃試験装置が開示されている。この装置では基部に比べて小さい小突起部で荷重の計測を行うが、この際、小突起部中を伝播する応力波の影響がなく、絶縁手段が基部と外部の応力波の伝播および透過を遮断することにより高ひずみ速度で計測が可能となることが示されている。しかしながら、一般に応力波の伝播を防ぐための絶縁手段の選択は難しく、その具体的な方法は開示されていない。
また詳細は不明ながら近年新しい衝撃試験システムの装置が開示されている(非特許文献1)。これによると荷重検出部はつかみ部等を一体・軽量化することにより共振周波数を高めることにより高ひすみ速度での計測が可能であるとしているものの、開示されている図から判断すると試験片側から、つかみ部、荷重検出部という形で試験装置を配置することが記載されており、配置面からは従来型の装置と大きな差はない。
一方、非特許文献2などにあるように、細長い弾性棒で衝撃弾性波を棒の長手方向に逃がすことにより、試験変形時の応力のみを計測すること可能にする、いわゆるKolsky法が高速変形の試験法として標準的に使われている。しかしながら、試験装置が大掛かりであり、構造的に精度の維持管理が難しく、精度の高いデータを得るためには深い経験と知識が必要であった。また、試験可能時間が入射させた応力波パルスの継続時間、または、荷重を計測する弾性棒(transmitter bar)の長さにより制限されるため、延性の良い材料の計測には困難があった。
特開平10−318894号公報 特開平10−30980号公報 島津高速衝撃試験システム パンフレット C225−3455 ハイドロショットHITS−T10 SAE TECHNICAL PAPER #960019(1996年10月発行、発行所:Society of Automotive Engineer)
本発明は、衝突シミュレーションや衝突安全設計について評価基準となる材料の高速変形特性の測定において、精度の高い変形応力測定を簡便に行う装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、試験実行時の応力波の伝播特性に注目して検討を行い、測定したい荷重のできるだけ近くに荷重検出部を配置すること、試験片から荷重検出部、および荷重検出部を支持する支持機構につながる部分の断面積を適正に配置することにより、比較的簡便な手段で高ひずみ速度域までの高速変形特性が測定可能であることを見出した。本発明の要旨とするところは以下のとおりである。
(1)丸棒又は板状の試験片を固定する固定部を有する締結部と、引張荷重又は圧縮荷重を計測する荷重検出部と、前記締結部を支持する支持機構と、前記試験片に引張又は圧縮変形を与える可動部からなる装置において、前記締結部と前記荷重検出部を一体化し、前記荷重検出部は前記固定部より前記支持機構側に設置され、かつ
(前記固定部における前記締結部の断面積)≦(荷重検出部における前記締結部の断面積)≦(支持機構の断面積)
の条件を満たし、かつ、前記可動部が弾性棒を有する応力波パルス発生機構により構成されることを特徴とする高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
(2)前記応力波パルス発生機構が、弾性棒、弾性棒固定機構及び変位負荷機構から構成されることを特徴とする(1)記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
(3)前記応力波パルス発生機構が、中空構造体、弾性棒及び弾性棒端に一体化させた中空構造体の受け止め機構から構成されることを特徴とする(1)記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
(4)前記締結部と弾性棒端の変位を計測し、その差から試験片の変位を計測する変位計測手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
(5)締結部が円柱状であり、板状の試験片の場合には試験片を固定する溝を設置し、丸棒状の試験片の場合には試験片を固定するネジ穴が設置された締結部を持ち、前記荷重検出部における締結部の直径D(mm)と、前記溝またはネジ穴下端から支持機構上端までの長さL(mm)の比が0.3≦L/D≦10を満たすことを特徴とする(1)、(2)、(3)又は(4)記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
(6)前記荷重検出部の断面積A0(mm)と、前記支持機構の断面積A1(mm)との比が
2≦A1/A0
を満たすことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
(7)更に、
2≦A2/A0
を満たす断面積A2(mm)を持つ応力波緩衝部を、前記締結部と前記支持機構の間に配置することを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
(8)更に、試験片の温度を可変とする温度制御機構を備えることを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)又は(7)記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
本発明に基づいて高精度な材料の高速変形特性を計測し、更に、この特性を導入することによる高精度な衝突シミュレーションを行うことにより、従来行われていた自動車全体設計または部材設計時に衝突安全性を確保するための試作部材による試行錯誤を省略することができ、試作のためのコストを大幅に軽減するだけでなく、設計にかかる時間も短縮することができる。従来の試験方法に比べて、必要な時間、コストを大幅に低減することができる。
本発明者らは、まずこれまでの高速変形の試験方法を鋭意検討した。その結果、高精度の試験結果が得られるKolsky法と、簡便であるが精度の劣る油圧サーボ方式との違いの一つは荷重計測の位置にあることに思い至った。
これを解消するにはまず試験片の近くで荷重計測を行う必要がある.しかしながら、特許文献1に開示されているように、試験片に直接ひずみゲージを貼り付けた場合には、応力集中を考慮した荷重の補正が必要であり、それぞれの試験片に対してひずみゲージを貼付する必要があり精度管理が難しいこと、さらにそれぞれの試験片にひずみゲージを貼付する必要があるため試験のコストが高いという欠点があった。
また、特許文献2に開示される方法においても、荷重計測を試験片近くで行っているが、荷重計測用小突起部の内部での応力波伝播の影響を受けないようにするためには、その大きさを制限する必要があり、従って計測できる荷重に限界が生じてしまう。また、この方法ではブロック状の基部と外部との間に何らかの絶縁手段が必要であった。
本発明者らがさらに検討を進めた結果、試験片から荷重検出部の間の断面積変化が計測精度に大きく影響することが分かってきた。通常の油圧サーボ式高速引張試験機では試験片を装置に固定するために比較的断面積の大きな固定部を有する締結部があり、さらに支持機構を介して、荷重検出部につながっていた。このとき各部の断面積変化は通例、(試験片)<(締結部)、(締結部)>(支持機構)、(支持機構)<(荷重検出部)のようになっていた。このような配置での実験を繰り返したところ、断面積が大の領域から小の領域に進行する場合には応力波の伝播の乱れが非常に大きいが、小から大の領域に進行する場合、小の領域ではその乱れの影響をほとんど受けないということが判明した。
この事実に基づき、図4に模式図を示すように、本発明者らは試験片締結部と荷重検出部2とを一体化した。その理由は締結部と荷重検出部2との固定が十分でないとその界面で応力波の大きな反射が起こるために、荷重検出部2での計測値に振動が重畳してしまうことを避けるためである。この一体化は削り出し加工により行うことが望ましいが、必要に応じてネジ締結、ボルト締結、溶接等の方法が使用できる。この際、締結による断面積変化を極力小さく必要がある。さらに、断面積の変化が荷重検出部に至るまでに大から小となることがないように、(試験片の断面積)<(試験片と締結部との固定部11における締結部の断面積)≦(荷重検出部2における締結部の断面積)≦(支持機構3の断面積)と配置することで、1)締結部を小さくかつ支持機構を介さず荷重検出部につなぎ、試験片の近くで荷重計測を行う、2)応力波の反射や干渉による乱れの影響を小さくする、ことを思い至った。
通常の変形速度で試験を行う場合は試験速度に比べて試験片および試験機内を伝播する応力波の伝播速度は十分に大きいため、直列につながる試験機のどの断面で荷重を測定してもその値は一定となる。しかし今問題にしている高ひずみ速度変形では、応力波の伝播速度が十分大きいとは言えず、応力波の伝播を考慮しなければ正確な荷重計測はできない。通常のロードセルで荷重計測を行うと正規の波形に重畳して振動が観測されるがこれは試験機内を伝播する応力波の影響である。
上述のように試験を行った場合、まず応力波は試験片内部で反射・干渉し、試験片内部の変形を均一化する。さらに締結部での同様の過程を経た後に、荷重検出部に応力波が伝播する。高ひずみ速度での高精度な荷重計測を行うためには、応力波ノイズの原因となる内部での反射・干渉を早期に飽和させることが必要である。応力波の反射は荷重検出部の支持機構との境界で起こるが、早期の飽和のためには支持機構の断面積が、荷重検出部の断面積と等しいか大きい必要がある。またさらに荷重検出部の軸方向長さを短くする必要がある。これは応力波が荷重検出部全体を伝播するのに必要な時間を低減するためである。
荷重計測についてはこのような形で精度の高い計測が可能となることが判明したが、次に問題となるのは試験片を高ひずみ速度で変形させる手段、すなわち応力波パルス発生機構である。特許文献1や2に示されているように通常油圧サーボ機構が使用されるが、この方式は装置が大掛りであり通常高価である。そこで本発明では、非特許文献2で使用されているような弾性棒を用いて高ひずみ速度変形を与える方法を組み合せた。本発明では高ひずみ速度変形を弾性棒で与えるとともに、弾性棒中を伝わる応力波を計測することにより試験片と弾性棒の結合端面の変位を計算し、それを基に試験片のひずみを計測させる機能を兼ね合わせた。すなわち、棒が十分細い場合、棒中を応力波が一次元の縦波として伝播するが、この時試験片と弾性棒の境界A端面の変位(u)は、境界Aでの棒のひずみ(ε)を用いて下記(1)式により計算できる。
Figure 2006284517
さらにεは縦波伝播の時間遅れを利用して、境界Aから離れた位置でのひずみとして計測できる。具体的には図1に示すように変位検出用ひずみゲージ5にて、その位置での弾性棒のひずみの時間変化を計測し、境界Aから変位検出用ひずみゲージ5の距離を弾性棒中の弾性波速度で割った時間遅れを補正して求めることができる.このとき試験片のひずみε(t)は荷重検出部側の試験片端面の変位(u)も用いて、(2)式により求めることができる。
Figure 2006284517
ここにLは試験片のゲージ長さ(mm)である。
このような計測を可能とするためには弾性棒は全長に比して十分細い必要があり、ステンレス鋼を用いる場合にはその直径は30mm以下、望ましくは20mm以下であることが望ましい。
前記(2)に係る本発明では、応力波パルス発生機構が図2に示すように弾性棒4、弾性棒固定機構7、及び変位負荷機構8から構成されている。試験時にはまず弾性棒固定機構7の位置で弾性棒4の変位を固定する。その後、変位負荷機構8により弾性棒4を引張る。これにより弾性棒4の内、弾性棒固定機構7および変位負荷機構8に挟まれた部分が弾性的に変位し、弾性エネルギーが蓄えられる。試験片に対して所定のひずみ速度が与えられるよう変位負荷機構8を用いて弾性棒4を変形させた後に、弾性棒固定機構7を急激に解放することにより応力波パルスが発生し、弾性棒4を伝わって試験片を変形させるものである。
前記(3)に係る本発明では、応力波パルス発生機構が、図3に示すように、弾性棒4、中空構造体9及び弾性棒端に一体化させた中空構造体の受け止め機構10により構成されている。試験時には中空構造体9を中空構造体の受け止め機構10に向けて射出させることにより弾性棒4の端面に応力波パルスが発生し、弾性棒4を伝わって試験片を変形させるものである。図3では引張の際の配置が示されているが、中空構造体9を中空構造体の受け止め機構10を介して弾性棒と反対側に設置して射出することにより圧縮試験を行うことができる。引張と圧縮を共用する場合には9は中空構造体である必要があるが、圧縮のみの場合は中実構造を用いることができる。弾性棒4への接触を均一とするためには圧縮の場合は中実構造とすることが望ましい。
前記(4)に係る本発明では、試験片の変位、ひずみを計測する手段として、締結部と弾性棒端の変位を計測し、その差から求める変位計測手段を規定としている。具体的には簡便的に変位検出用ひずみゲージ5を用いる手段、変位検出用ひずみゲージ5と変位計測手段6を併用する手段、変位計測手段で一度に両端あるいは試験片のゲージ長さの時間変化を計測する手段、等を用いることができる。以下、それぞれについて詳しく説明する。
前述のように弾性棒端の変位は、変位検出用ひずみゲージ5の出力を時間遅れを考慮して端面Aでのひずみに変換したものから、更に前述の(1)式を用いて計算できる。締結部側端面は本発明ではほとんど変位せず、実験誤差から考えると無視して差し支えない。その場合は(3)式に従い、端面Aの変位uを、試験片のゲージ長さで除して試験片のひずみε(t)を求めることができる。
Figure 2006284517
また、試験片の全伸びが非常に小さい等で、ひずみの計測を精度高く行う必要がある場合には、締結部側の端面Bの変位uをレーザー式等の非接触の変位計のような変位計測手段6により計測しても良い。変位計測装置6の設置位置を図1中に示す。この場合、端面Aの変位は変位検出用ひずみゲージ5の出力から求め、(2)式を用いて試験片のひずみε(t)求める。
また、変位計測手段のみを用いて変位を直接測定しても良い。例えば試験片上にマーキングを行い、その画像処理により変位を求めることや、二眼式の光学式変位計を用いて両端の変位を同時に計測すること等の方法も、本発明に相応しい試験片の変位の計測方法である。このような変位計測手段は図1の変位計測手段6の位置に設置すればよい。
前記(5)に係る本発明では、締結部が円柱状であり、締結部には試験片を固定する溝が設置され、試験片を固定するために、締結部に設置された溝の下端から支持機構の上端までの長さL(mm)と、荷重検出部における締結部の直径D(mm)の比L/Dの範囲が0.3以上10以下であることが好適である。
荷重検出部は表面に貼付したひずみゲージにより荷重を計測するために、断面内の荷重分布が均一である必要があるため円柱状である必要がある。一方締結部は必ずしも円柱状である必要はないが、荷重検出部と一体化し締結部での応力波の反射を少なくするためには円柱状であることが好ましい。また試験片の締結部は可能な限り小さくする必要がある。そのため本発明では板状の試験片の場合には締結部に溝を設け、そこに試験片を差込みピンで締結する方法をとっており、一方丸棒状の試験片ではネジ穴を設け、そこにネジを切った試験片を締結することにより試験片を固定している。
比L/Dが0.3より小さくなると荷重検出部の応力が断面内で不均一となりひずみゲージにより測定した表面ひずみから算出した荷重と実際の荷重の差が大きくなる。また、10超となると上記で説明したように、荷重検出部内部での応力波の飽和が起こりにくくなるので、上記の範囲とすることが好ましい。
前記(6)に係る本発明では、締結部が円柱状であり、締結部は試験片を固定する溝が設置され、支持機構の断面積A1(mm)と、締結部の断面積A0(mm)の比A1/A0が2以上であることが好適である。A1/A0が2未満であると、荷重検出部と支持機構との間での応力波の反射が起こりにくくなり、荷重検出部内部での応力波の飽和が遅くなるので、上記の範囲とすることが好ましい。
しかしながら、実際の試験では試験機の動力機構や試験片の大きさ、強度に応じて前記(5)の条件を満足することが難しい場合がある。本発明者らはこのような場合についても鋭意検討し、締結部(荷重検出部)と支持機構の間に断面積A2を持つ応力波緩衝部を、2≦A2/A0を満たすように配置すれば良いことを知見した(前記(7)に係る発明)。また、応力緩衝部を持つ荷重検出装置はA1/A0が2以上の場合に使用しても全く問題がなく、目的に応じて選択すればよい。また応力波緩衝部の軸方向長さL2については特に大きな制限はないが、締結部の溝下端から応力波緩衝部の上端までの長さL以上であることが好ましい。
以上の記述は試験機を構成する各部が同等材質、すなわち弾性率および密度が同程度であることを前提に記述してきたが、各部の材料が異なる場合には断面積だけではなく、音響インピーダンスをあわせて考慮する必要がある。音響インピーダンスは材料の密度と応力波(=弾性波)伝播速度の積であらわされる。従って異種の材料を用いる場合には断面積に関する記述を(断面積)×(密度)×(応力波伝播速度)の値に置換することで本発明を利用することができる。
また、このような荷重検出部は試験機の固定側に配置するのが望ましい。これは可動部に配置すると荷重負荷の揺動の影響を受けてしまうためである。
締結部の溝下端から応力波緩衝部の上端までの長さLはひずみ速度1000/sの領域では30mm以下、望ましくは20mm以下とするのが好ましい。これは応力波の伝播に対してLとDとの比だけでなく、応力波の伝播速度に対するLの長さの絶対値が問題となるからである。
以下に実例を挙げながら、本発明の技術内容について説明する。図1に本発明の装置の模式図を示す。また、応力波パルス発生機構としては図2のものを用いた。弾性棒は直径16mmで全長5mのステンレス棒鋼を用いた。弾性棒固定機構7は試験片側から2mの位置に設置した。従って、試験片を変形させるために使用される弾性棒固定機構7と変位負荷機構8との間の弾性棒の長さは3mとなる。変位負荷機構8としては空気圧シリンダーを用いた。このシリンダーに与える空気圧を変化させることにより弾性棒4の3mの部分(弾性棒固定機構と変位負荷機構に挟まれた部分)に与える弾性ひずみを変化させ、それにより試験片のひずみ速度を変更することができる。今回の試験は試験片のひずみ速度を約600/secに相当する条件で行った。また図4に本発明例として用いた荷重検出装置の模式図を示す。試験片1としては板状のものを用い、試験片のチャック部に穴を開け、それを荷重検出装置の固定部11の溝12に差し込んだ後にピン(図示しない)を用いて締結した。試験片1は変形部の平行部長さ10mm、幅5mmのものを使用した。
表1に測定を行った条件とその結果を示す。図6にNo.4の条件で試験を行った結果を示す。試験温度は室温である。また同時に比較例として同じ試験片を用いて通常の油圧サーボ式試験機で従来型ロードセルを用いて測定した。その模式図を図5に示す。結果は図6に同時に示してある。従来型ロードセルの値が応力波ノイズを含んで不正確な値となっているのに対して、本発明のロードセルでは高精度な計測が可能であった。
Figure 2006284517
本検討ではさらに荷重検出装置の寸法の影響を把握するため、支持機構3を同一のものを用い、種々の応力検出装置を用いて試験を行った。No.10に示すように荷重検出部2の直径Dと長さLの比が10を越え、前記(5)記載の本発明の上限を越える場合には、測定時間内での荷重検出部の応力波の飽和が十分ではなく、測定波形に若干の応力波ノイズが見られたが、図5の比較例と比べると、十分に高精度な計測が可能であった。またNo.1のようにL/Dが0.25で前記(5)記載の本発明の下限を下回る場合、応力波ノイズの問題はないものの、測定しようとする荷重が小さい場合に荷重検出部2の断面内で弾性変形が一様でなく、低荷重での測定荷重が実際の荷重よりもやや小さな値となったが、図6の比較例と比べると、十分に高精度な計測が可能であった。
また荷重検出部2の直径が比較的大であるNo.11、12、13では応力波ノイズの影響はほとんど見られないものの、荷重検出部2の弾性ひずみが小さくなるため、外来ノイズ(主に電源等から混入する電磁波ノイズ)の影響が大きくなった。荷重検出部2の直径は測定しようとする試験に生ずる最大荷重を勘案してできるだけ小さくする方が良い。具体的には試験片の最大荷重が、荷重検出部の円柱部分の弾性限界荷重の50%以上100%以下となるように直径Dを決めることが望ましい。また、前記(6)記載の本発明の範囲にない、支持機構3と荷重検出部2の断面積の比(A1/A0)が1.4であるNo.14の場合、支持機構3と荷重検出部2との間で応力波の反射が効率よく行われず、従って荷重検出部2での応力波の飽和が遅くなり、測定波形に若干の応力波ノイズが生じた。その他の条件では良好な測定を行うことが出来た。
またNo.5は図1に示す温度可変機構14を設置して試験を行った場合である。No.5の試験では液体窒素を満たした小型の容器を温度可変機構として用いて、試験片の平行部と固定部11の一部のみを覆った後、試験を行ったものである。温度可変機構を備える場合にも本発明の試験装置は良好な測定結果を得ることが出来た。
実施例1と同様の本発明例の装置、試験条件で実験を行ったが、応力波緩衝部の効果を確認するため、支持機構に直径16mmの丸棒と断面積の非常に小さいものを使用した試験を行った。応力波緩衝部13を含む荷重検出装置の模式図を図7に示す。
表2に得られた結果を示す。いずれの試験条件でも従来型の試験機(図6に結果を記載)を使用するよりは良好な測定結果が得られたが、応力緩衝部13を設けないNo.15では支持機構3と荷重検出部2の間に応力波の反射が効率的に起こらず、試験機の別の場所で反射した応力波も重畳してしまうため測定波形に試験条件の影響が見られた。それに対して応力波緩衝部13を前記(7)記載の本発明の範囲に合う形で設けたNo.16、17では応力波の影響のない良好な測定結果が得られた。それに対して荷重検出部2と応力波緩衝部13の断面積の比が前記(7)記載の本発明範囲にないNo.18では若干の応力波ノイズの影響が見られた。また、No.19はNo.16と同様の応力検出装置を実施例1の支持機構3に取り付けたものである。この場合応力波緩衝部13は試験結果に悪影響を及ぼさず良好な実験結果が得られた。
Figure 2006284517
応力波パルス発生機構として図3に示すような中空構造体を用いて試験を行った。この際弾性棒は直径16mmで全長2mのステンレス棒鋼を用いた。この端部に直径50mm、厚さ10mmのステンレス鋼製円盤の中央部にネジ加工を施し、これを弾性棒端にねじ込むことにより中空構造体の受け止め機構10を構成した。中空構造体9は外径25.4mm、肉厚2.3mm、長さ300mmの鋼性パイプを用いた。この中空構造体9はばねに押し付けた後に解放し、所定の速度で打ち出した。この中空構造体9が中空構造体の受け止め機構10に当ることにより応力波パルスが生成し、弾性棒4を通じて試験片を変形させる。今回の試験は試験片のひずみ速度を約600/secに相当する条件で行った。試験片は実施例1と同様のものを、また、荷重検出部2および支持機構3も実施例1に示したNo.4と同じものを用いた。
図8に本発明の試験装置で計測した結果を示す。変形のごく初期に、中空構造体9とその受け止め機構10が衝突する際の応力波の分散に起因すると思われる振動波形が観測されたが、概ね良好な測定結果を得ることができた。
本発明例の試験装置の模式図を示す。 弾性棒と弾性棒固定装置、変位負荷機構で構成される応力波パルス発生機構を示す。 中空構造体とその受け止め機構で構成される応力波パルス発生機構を示す。 本発明の荷重検出装置の模式図を示す。 試験装置(従来型)の模式図を示す。 本発明と従来試験法による測定結果の例を示す。 応力波緩衝部を含む本発明例の試験装置の模式図を示す。 中空構造体とその受け止め機構で構成される応力波パルス発生機構を用いて計測した本発明の試験装置による測定結果の例を示す。
符号の説明
1 試験片
2 荷重検出部兼試験片締結部
3 支持機構
4 弾性棒
5 変位検出用ひずみゲージ位置
6 変位計測手段
7 弾性棒固定機構
8 変位負荷機構(可動部の一部)
9 中空構造体
10 中空構造体の受け止め機構
11 固定部
12 溝
13 応力波緩衝部
14 温度制御槽(温度制御機構)

Claims (8)

  1. 丸棒又は板状の試験片を固定する固定部を有する締結部と、引張荷重又は圧縮荷重を計測する荷重検出部と、前記締結部を支持する支持機構と、前記試験片に引張又は圧縮変形を与える可動部からなる装置において、前記締結部と前記荷重検出部を一体化し、前記荷重検出部は前記固定部より前記支持機構側に設置され、かつ
    (前記固定部における前記締結部の断面積)≦(荷重検出部における前記締結部の断面積)≦(支持機構の断面積)
    の条件を満たし、かつ、前記可動部が弾性棒を有する応力波パルス発生機構により構成されることを特徴とする高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
  2. 前記応力波パルス発生機構が、弾性棒、弾性棒固定機構及び変位負荷機構から構成されることを特徴とする請求項1記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
  3. 前記応力波パルス発生機構が、中空構造体、弾性棒及び弾性棒端に一体化させた中空構造体の受け止め機構から構成されることを特徴とする請求項1記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
  4. 前記締結部と弾性棒端の変位を計測し、その差から試験片の変位を計測する変位計測手段を有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
  5. 締結部が円柱状であり、板状の試験片の場合には試験片を固定する溝を設置し、丸棒状の試験片の場合には試験片を固定するネジ穴が設置された締結部を持ち、前記荷重検出部における締結部の直径D(mm)と、前記溝またはネジ穴下端から支持機構上端までの長さL(mm)の比が0.3≦L/D≦10を満たすことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
  6. 前記荷重検出部の断面積A0(mm)と、前記支持機構の断面積A1(mm)との比が
    2≦A1/A0
    を満たすことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
  7. 更に、
    2≦A2/A0
    を満たす断面積A2(mm)を持つ応力波緩衝部を、前記締結部と前記支持機構の間に配置することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
  8. 更に、試験片の温度を可変とする温度制御機構を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の高速引張又は高速圧縮荷重計測装置。
JP2005108182A 2005-04-05 2005-04-05 高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張または圧縮試験装置 Active JP4621060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108182A JP4621060B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張または圧縮試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108182A JP4621060B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張または圧縮試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006284517A true JP2006284517A (ja) 2006-10-19
JP4621060B2 JP4621060B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=37406583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005108182A Active JP4621060B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張または圧縮試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4621060B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031193A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Kobe Steel Ltd 衝撃引張応力計測方法
CN102818931A (zh) * 2012-07-11 2012-12-12 宁波大学 一种材料在冲击状态下的压阻效应测量装置
JP2013095243A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Nippon Plast Co Ltd 中空成形体の製造方法及び空調ダクト
EP1953522A3 (en) * 2007-02-02 2014-02-19 Nitto Denko Corporation Compression test apparatus
CN109141272A (zh) * 2018-10-30 2019-01-04 北京理工大学 基于扫描振镜的高速运动目标形变模拟系统及测量方法
CN109141273A (zh) * 2018-10-30 2019-01-04 北京理工大学 一种基于dmd的高速运动目标形变测量系统及方法
WO2021120387A1 (zh) * 2019-12-20 2021-06-24 清华大学 材料动态测量方法和轴向振动测量系统
CN113176140A (zh) * 2020-01-24 2021-07-27 株式会社岛津制作所 材料试验机以及材料试验机的控制方法
CN114414397A (zh) * 2022-01-14 2022-04-29 国网内蒙古东部电力有限公司电力科学研究院 一种接续金具低温机械性能测试用试验箱及其测试方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104833594A (zh) * 2015-05-11 2015-08-12 河海大学 基于霍普金森原理的混凝土轴心动态拉伸断裂试验方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601539A (ja) * 1983-06-17 1985-01-07 Agency Of Ind Science & Technol 衝撃引張試験のための試験片支持方法
JPH06123663A (ja) * 1992-10-13 1994-05-06 Nissan Motor Co Ltd 動的荷重の計測方法
JPH09318328A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Shimadzu Corp レーザ非接触伸び計
JPH1030980A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Shinji Tanimura 衝撃試験装置
JPH10318894A (ja) * 1997-05-19 1998-12-04 Kobe Steel Ltd 高速引張試験における計測方法及び試験片
JP2001183275A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Shimadzu Corp 材料試験機
JP2002082031A (ja) * 2000-09-05 2002-03-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ホプキンソン棒法試験装置
JP2004004032A (ja) * 2002-04-08 2004-01-08 Nippon Steel Corp 高速変形時の引張又は圧縮応力の精密計測方法及び装置
JP2004219222A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Shimadzu Corp 荷重計測用ロードセルおよび材料試験機
JP2006194595A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Jfe Techno Research Corp 引張り試験方法および装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601539A (ja) * 1983-06-17 1985-01-07 Agency Of Ind Science & Technol 衝撃引張試験のための試験片支持方法
JPH06123663A (ja) * 1992-10-13 1994-05-06 Nissan Motor Co Ltd 動的荷重の計測方法
JPH09318328A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Shimadzu Corp レーザ非接触伸び計
JPH1030980A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Shinji Tanimura 衝撃試験装置
JPH10318894A (ja) * 1997-05-19 1998-12-04 Kobe Steel Ltd 高速引張試験における計測方法及び試験片
JP2001183275A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Shimadzu Corp 材料試験機
JP2002082031A (ja) * 2000-09-05 2002-03-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ホプキンソン棒法試験装置
JP2004004032A (ja) * 2002-04-08 2004-01-08 Nippon Steel Corp 高速変形時の引張又は圧縮応力の精密計測方法及び装置
JP2004219222A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Shimadzu Corp 荷重計測用ロードセルおよび材料試験機
JP2006194595A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Jfe Techno Research Corp 引張り試験方法および装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1953522A3 (en) * 2007-02-02 2014-02-19 Nitto Denko Corporation Compression test apparatus
JP2009031193A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Kobe Steel Ltd 衝撃引張応力計測方法
JP2013095243A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Nippon Plast Co Ltd 中空成形体の製造方法及び空調ダクト
CN102818931A (zh) * 2012-07-11 2012-12-12 宁波大学 一种材料在冲击状态下的压阻效应测量装置
CN109141272A (zh) * 2018-10-30 2019-01-04 北京理工大学 基于扫描振镜的高速运动目标形变模拟系统及测量方法
CN109141273A (zh) * 2018-10-30 2019-01-04 北京理工大学 一种基于dmd的高速运动目标形变测量系统及方法
WO2021120387A1 (zh) * 2019-12-20 2021-06-24 清华大学 材料动态测量方法和轴向振动测量系统
CN113176140A (zh) * 2020-01-24 2021-07-27 株式会社岛津制作所 材料试验机以及材料试验机的控制方法
CN114414397A (zh) * 2022-01-14 2022-04-29 国网内蒙古东部电力有限公司电力科学研究院 一种接续金具低温机械性能测试用试验箱及其测试方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4621060B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4621060B2 (ja) 高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張または圧縮試験装置
JP4820786B2 (ja) 衝撃引張応力計測方法
CN107687973B (zh) 利用霍普金森压杆测试岩石材料动态点载荷强度的方法
Zhao Material behaviour characterisation using SHPB techniques, tests and simulations
JP4741272B2 (ja) 動的荷重計測装置
JP4830913B2 (ja) 動的引張試験方法及び装置
Meng et al. An SHPB set-up with reduced time-shift and pressure bar length
JP4869618B2 (ja) 高速変形を含む広範囲のひずみ速度での高精度引張又は圧縮荷重計測装置
JP3874490B2 (ja) 高速引張試験における計測方法
Bacon et al. Methodology for a Hopkinson test with a non-uniform viscoelastic bar
JP4620956B2 (ja) 高速変形のひずみ速度用高精度引張又は圧縮荷重計測装置
Wu et al. An experimental method to measure dynamic stress–strain relationship of materials at high strain rates
JP3938757B2 (ja) 高速変形時の引張又は圧縮応力の精密計測方法及び装置
US7131340B2 (en) Device for low-vibration force measurement in rapid dynamic tensile experiments on material samples
JP2004506877A (ja) 衝突試験装置
Hou et al. Failure Mechanism of Brass with Three V‐Notches Characterized by Acoustic Emission in In Situ Three‐Point Bending Tests
Yan et al. Recommended practice for dynamic testing for sheet steels-development and round robin tests
Zhang et al. The effect of pipeline layout parameters on mode and dynamic stress of “airframe-clamps-pipeline” structure
CN205749108U (zh) 一种动态拉伸试验防滑夹具装置
CN104316415A (zh) 一种超薄玻璃弯曲强度测试方法
CN109716100B (zh) 材料样品和用于确定样品几何形状的方法
KR20130042700A (ko) 차량용 강판의 고속 물성측정시험장치
Jamali et al. Experimental and numerical study on water-filled doubly layered cylindrical shells subjected to lateral impact
Gaudilliere et al. Investigations in high speed blanking: cutting forces and microscopic observations
JP4741273B2 (ja) 動的荷重計測装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4621060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350