JP2006284184A - 溶存可燃性ガス濃度の測定方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 深海等の高圧下で使用でき、海水等の液中の可燃性ガスをリアルタイムに高精度で測定することができ、かつ可燃性ガスの検出後、気相側の可燃性ガス濃度を短時間に低減して再検出することができる溶存可燃性ガス濃度の測定方法及び装置を提供する。
【解決手段】 可燃性ガス2を溶存する液体1から可燃性ガスを含む可燃性ガス含有ガス3を膜分離する膜分離装置12と、膜分離した可燃性ガス含有ガスを分析する赤外吸光分析器14と、分析結果から液体中の可燃性ガス濃度を演算する濃度演算装置16と、可燃性ガス含有ガスを酸化して可燃性ガスを含まない非含有ガス4に変換する酸化装置20とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 可燃性ガス2を溶存する液体1から可燃性ガスを含む可燃性ガス含有ガス3を膜分離する膜分離装置12と、膜分離した可燃性ガス含有ガスを分析する赤外吸光分析器14と、分析結果から液体中の可燃性ガス濃度を演算する濃度演算装置16と、可燃性ガス含有ガスを酸化して可燃性ガスを含まない非含有ガス4に変換する酸化装置20とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、海水等液中の溶存可燃性ガス濃度を測定する方法及び装置に関する。
非特許文献1は、メキシコ湾内における水中に溶存するメタン濃度を検出するためにMETSセンサを用いた文献である。この文献には、METSセンサを用いて、溶存メタンを含む深海水からメタンガスを海底において膜分離し、分離したメタンを電気的な手法により海底において検出し、その検出値からメタン濃度を演算する液中溶存メタンの測定方法が記載されている。
なお、METSセンサとは、ドイツ国CAPSUM社から市販されている半導体センサであり、シリコン膜で分離されたチャンバ内に炭化水素を検知する半導体センサが格納されており、水中から拡散によりシリコン膜を透過した炭化水素ガスを半導体センサにより検出するものである。
さらに、液中に溶存する可燃性ガスの濃度測定手段として、例えば特許文献1〜3が既に開示されている。
特許文献1の測定方法は、図8の装置を用い、水の試料51を炭化水素を損失することなく密閉された測定系52に移し、測定系内で圧力を下げ及び/又は温度を上げることにより炭化水素の全部又は一部をガス相に移行させ、ガス相中の炭化水素をレーザ光53で照射し、その際のレーザ光の波長を少なくとも一部が炭化水素の吸収線と重なり合うように選択し、被検炭化水素の分圧を吸収された光出力を介して測定し、水中の炭化水素の濃度を温度及び圧力値を使用して分圧から分布平衡を介して測定するものである。
特許文献2の測定装置は、図9に示すように、液中より気相にガスを抽出する装置61、液中に攪拌用羽根を挿入して攪拌する攪拌機62、抽出されたガスを含む気相をエアポンプにより気液平衡状態になるまでガスサンプラ63を通して循環する装置64、ガスサンプラにより捕集したガスをガスセンサ65に導いて濃度測定し被検液の溶存ガス濃度を測定する装置からなるものである。
特許文献3の測定装置は、図10に示すように、溶存メタンを含む深海水71を低速上向きに集水する集水ノズル72と、集水した深海水からメタンガス73を膜分離する膜分離装置74と、膜分離したメタンガス量を分析する赤外吸光分析器76と、分析されたメタンガス量から深海水中の溶存メタン濃度を演算する濃度演算装置78とを備えたものである。
R.A.Lamontagne,et.al,"Response of METS Sensor to Methane Concentrations Found on the Texas−Louisiana Shelf in the Gulf of Mexico", AD Rep, 2001.10.15, 13P
上述したように、水中に溶存している可燃性ガスを気化分離膜により分離し、分離した可燃性ガスを分析器により測定する手段は従来から知られていた。しかし上述した従来の手段では、以下の問題点があった。
(1) 分離膜を用いない特許文献1、2の手段では、液中から気相に溶存ガスを分離するため、試料を密閉容器に移し、圧力を下げ或いは温度を上げる必要があり、連続的な測定ができず、かつ深海等の高圧下では実施が困難であった。
(1) 分離膜を用いない特許文献1、2の手段では、液中から気相に溶存ガスを分離するため、試料を密閉容器に移し、圧力を下げ或いは温度を上げる必要があり、連続的な測定ができず、かつ深海等の高圧下では実施が困難であった。
(2) また、分離膜を用いる非特許文献1(METSセンサ)や特許文献3の方法では、可燃性ガスの気泡が分離膜の表面に接触した場合、膜を介し燃焼ガス濃度が急速に気相側に入り込み、気相側は実際の溶存濃度より高濃度の状態となり、正確な溶存濃度の検出ができなくなる。
なおこのような状態は、例えばメタンが海底に存在し、潮汐の影響や圧力の変動又は発酵などの現象により海底面からメタンが噴出するような場合に発生する。
また、一旦このような状態になると、気相側の高濃度ガスが膜を通して液中に排出されて実際の溶存濃度と平衡状態に戻るのに非常に長い時間を必要とする問題点があった。
なおこのような状態は、例えばメタンが海底に存在し、潮汐の影響や圧力の変動又は発酵などの現象により海底面からメタンが噴出するような場合に発生する。
また、一旦このような状態になると、気相側の高濃度ガスが膜を通して液中に排出されて実際の溶存濃度と平衡状態に戻るのに非常に長い時間を必要とする問題点があった。
図7は、この問題点を示す例であり、非特許文献1に開示されているものである。この図において、横軸は時間、縦軸はメタン濃度を示している。この例において、センサを空気でパージした場合でも、検出前の濃度付近に戻るまでに、約3000秒(約50分)以上かかっている。
また、可燃性ガスが水に非常に高い濃度で存在した状態においても、同様に気相側が高濃度の状態となる。
そのため、従来は、一旦高濃度の可燃性ガスを検出すると、その後、水流や泡が無くなり、可燃性ガスの溶存濃度が低くなった状態においても、気相側の高濃度状態から通常の水中の溶存状態と平衡に戻るには、非常に長い時間がかかるため、その間、測定(再検出)ができない問題点があった。
そのため、従来は、一旦高濃度の可燃性ガスを検出すると、その後、水流や泡が無くなり、可燃性ガスの溶存濃度が低くなった状態においても、気相側の高濃度状態から通常の水中の溶存状態と平衡に戻るには、非常に長い時間がかかるため、その間、測定(再検出)ができない問題点があった。
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、深海等の高圧下で使用でき、海水等の液中の可燃性ガスをリアルタイムに高精度で測定することができ、かつ可燃性ガスの検出後、気相側の可燃性ガス濃度を短時間に低減して再検出することができる溶存可燃性ガス濃度の測定方法及び装置を提供することにある。
本発明によれば、可燃性ガスを溶存する液体から選択透過気化膜を用いて可燃性ガスを含む可燃性ガス含有ガスを膜分離する膜分離ステップと、膜分離した可燃性ガス含有ガスを赤外吸光分析器で分析する赤外吸光分析ステップと、前記分析結果から前記液体中の可燃性ガス濃度を演算する濃度演算ステップと、前記可燃性ガス含有ガスを酸化して可燃性ガスをほとんど含まない非含有ガスに変換する酸化ステップとを有する、ことを特徴とする溶存可燃性ガス濃度の測定方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記赤外吸光分析ステップにおいて、膜分離した可燃性ガス含有ガスを赤外吸光分析器に供給し、赤外吸光分析器を出た可燃性ガス含有ガスを選択透過気化膜に循環させる。
また、さらに赤外吸光分析器のゼロ点を補正するゼロ点補正ステップを有し、
可燃性ガス含有ガスをすべて非含有ガスに変換し、該非含有ガスを赤外吸光分析器で分析し、該分析結果の可燃性ガス濃度をゼロ点に補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定方法。
可燃性ガス含有ガスをすべて非含有ガスに変換し、該非含有ガスを赤外吸光分析器で分析し、該分析結果の可燃性ガス濃度をゼロ点に補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定方法。
また、前記濃度演算ステップにおいて、膜分離した可燃性ガスの分圧が平衡となるまで可燃性ガス濃度を積分して求める積分ステップ、又は膜分離した可燃性ガスの分圧変化の微分値から可燃性ガス濃度を求める微分ステップのいずれかを実施する。
また本発明によれば、可燃性ガスを溶存する液体から可燃性ガスを含む可燃性ガス含有ガスを膜分離する膜分離装置と、膜分離した可燃性ガス含有ガスを分析する赤外吸光分析器と、前記分析結果から前記液体中の可燃性ガス濃度を演算する濃度演算装置と、前記可燃性ガス含有ガスを酸化して可燃性ガスをほとんど含まない非含有ガスに変換する酸化装置とを備える、ことを特徴とする溶存可燃性ガス濃度の測定装置が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記膜分離装置を出た可燃性ガス含有ガスを赤外吸光分析器に供給し赤外吸光分析器を出た可燃性ガス含有ガスを膜分離装置に戻すガス循環装置を備える。
前記酸化装置は、酸化触媒を内蔵した触媒燃焼器、又は点火装置を有する燃焼装置である。
また前記膜分離装置は、選択透過気化膜で仕切られた液室とガス室を有する選択透過気化膜装置である。
また前記濃度演算装置は、膜分離した可燃性ガスの分圧が平衡となるまで可燃性ガス濃度を積分して求める積分手段、又は膜分離した可燃性ガスの分圧変化の微分値から可燃性ガス濃度を求める微分手段のいずれかを有する。
上記本発明の方法及び装置によれば、膜分離した可燃性ガス含有ガスを酸化(燃焼)して可燃性ガスをほとんど含まない非含有ガスに変換するので、可燃性ガスを水蒸気と二酸化炭素に分解して、可燃性ガスの分圧を下げ、測定できない時間を短縮することができる。
また、酸化(燃焼)により生じる二酸化炭素と水蒸気は、可燃性ガスより分離膜の透過係数が高いため、分離膜を早く透過し、二酸化炭素と水蒸気の分圧を平衡状態に戻し、より応答性を高めることができる。
また、膜分離した可燃性ガス含有ガスを赤外吸光分析器に供給し、赤外吸光分析器を出た可燃性ガス含有ガスを選択透過気化膜に循環させるので、赤外吸光分析器により膜分離した可燃性ガスを分析し、リアルタイムにかつ高精度に可燃性ガス濃度を分析することができる。
また選択透過気化膜を用いることにより、可燃性ガスを溶存する液体から可燃性ガスを効率よく膜分離することができる。
また、酸化装置として酸化触媒を内蔵した触媒燃焼器を用いることにより酸化効率を高め、可燃性ガスの分圧を短時間で下げることができる。
また、酸化装置として点火装置を有する燃焼装置を用いることにより、触媒等の劣化がなく、長期間安定性能を維持することができる。
また、酸化装置として点火装置を有する燃焼装置を用いることにより、触媒等の劣化がなく、長期間安定性能を維持することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明の溶存可燃性ガス濃度測定装置の全体構成図である。この図において、本発明の溶存可燃性ガス濃度測定装置10は、膜分離装置12、赤外吸光分析器14、濃度演算装置16、ガス循環装置18、及び酸化装置20を備える。
本発明は、可燃性ガス2を溶存する液体1を対象とする。液体1は、海水でも淡水でも、その他の液体でもよい。可燃性ガス2は、例えばメタン、エタン、プロパン等の炭化水素ガスであるのが好ましいが、本発明はこれらに限定されず、その他の可燃性ガス(例えば一酸化炭素)であってもよい。
本発明は、可燃性ガス2を溶存する液体1を対象とする。液体1は、海水でも淡水でも、その他の液体でもよい。可燃性ガス2は、例えばメタン、エタン、プロパン等の炭化水素ガスであるのが好ましいが、本発明はこれらに限定されず、その他の可燃性ガス(例えば一酸化炭素)であってもよい。
膜分離装置12は、可燃性ガスを溶存する液体1から可燃性ガス2を含む可燃性ガス含有ガス3を膜分離する。この膜分離装置12は、選択透過気化膜12aで仕切られた液室12bとガス室12cを有する選択透過気化膜装置である。
また、図示しない圧力調整装置により、液室12bとガス室12cの差圧を膜分離に適した値(例えばΔP=50〜100atm程度)に制御するようになっている。
また、図示しない圧力調整装置により、液室12bとガス室12cの差圧を膜分離に適した値(例えばΔP=50〜100atm程度)に制御するようになっている。
膜分離装置12は、さらに、集水ノズル11a、ポンプ11bを有する。
集水ノズル11aは、例えば下方が広く上方が狭くなった逆ロート形状の中空ノズルであり、好ましくは液体1(例えば深海水)を低速上向きに集水するようになっている。
ポンプ11bは、集水ノズル11aで集水した液体1を膜分離装置12の液室12bに供給する。このポンプは図示しないモータ、その他の手段、例えば圧力ガスとガス圧駆動モータの組合せにより駆動される。
本発明において、液体1は、膜分離装置12で溶存する可燃性ガス2を膜分離されたのち、液室12bから外部にそのまま排出するのがよい。この場合、排出される液体1は、可燃性ガス2の一部が膜分離されている点以外は、温度も組成も元の液体1(海水、淡水等)とほとんど同一なので、そのまま排水しても環境汚染のおそれがない。
集水ノズル11aは、例えば下方が広く上方が狭くなった逆ロート形状の中空ノズルであり、好ましくは液体1(例えば深海水)を低速上向きに集水するようになっている。
ポンプ11bは、集水ノズル11aで集水した液体1を膜分離装置12の液室12bに供給する。このポンプは図示しないモータ、その他の手段、例えば圧力ガスとガス圧駆動モータの組合せにより駆動される。
本発明において、液体1は、膜分離装置12で溶存する可燃性ガス2を膜分離されたのち、液室12bから外部にそのまま排出するのがよい。この場合、排出される液体1は、可燃性ガス2の一部が膜分離されている点以外は、温度も組成も元の液体1(海水、淡水等)とほとんど同一なので、そのまま排水しても環境汚染のおそれがない。
選択透過気化膜12aは、活性膜と支持膜からなり、液体1中の可燃性ガス2(例えば溶存メタン)が例えば吸着現象により膜に溶解し、膜内の濃度差により可燃性ガス2が支持膜まで拡散し、支持膜内で気化して減圧蒸気相に可燃性ガス2が透過する。選択透過気化膜による選択透過気化では上流側の混合溶液のうち特定の成分が蒸気として膜を選択透過し、その結果膜分離が行われる。
選択透過気化膜12aには、混合液中の可燃性ガス2(例えば溶存メタン)と特別な親和性のある膜を用いる。
選択透過気化膜12aとしては、透過気化法又は蒸気透過法に使用される分離膜モジュールであればいずれの形状でもよく、例えば、平膜状、スパイラル膜状、中空糸膜状等がある。特に、液室12bとガス室12cの圧力差に耐えるために、中空糸膜状の分離膜モジュールが最も適している。また、選択透過気化膜の耐圧強度を更に高めるために、選択透過気化膜をバックアップする通気性の補強材(例えば焼結金属部材)を備えるのがよい。
赤外吸光分析器14は、膜分離した可燃性ガス含有ガス3を分析する。赤外吸光分析器14は、赤外光源14aと受光素子14bとを有し、赤外光源14aから受光素子14bに向けて内部空間を透して赤外光を照射し、その波長が分子振動の波長に一致したときの吸収特性を利用して試料ガスを透過した光の強度変化から試料中の成分を分析する。
例えば、メタンガスの場合、約7.5〜8.5μmの波長において強い吸光特性が存在する。従って、この波長域の赤外光を用いることにより、メタンガス量の分析を高精度に行うことができる。
例えば、メタンガスの場合、約7.5〜8.5μmの波長において強い吸光特性が存在する。従って、この波長域の赤外光を用いることにより、メタンガス量の分析を高精度に行うことができる。
濃度演算装置16は、赤外吸光分析器14で分析された可燃性ガス量から液体中の可燃性ガス濃度を演算する。
濃度演算装置16は、膜分離した可燃性ガス2の分圧が平衡となるまで可燃性ガス濃度を積分して求める積分手段、又は膜分離した可燃性ガス2の分圧変化の微分値から可燃性ガス濃度を求める微分手段のいずれかを有する。
濃度演算装置16は、膜分離した可燃性ガス2の分圧が平衡となるまで可燃性ガス濃度を積分して求める積分手段、又は膜分離した可燃性ガス2の分圧変化の微分値から可燃性ガス濃度を求める微分手段のいずれかを有する。
濃度演算装置16は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)であり、各部に設けられた計測器(図示せず)により各流量、圧力、温度を検出し、これらのデータと赤外吸光分析器14で分析された可燃性ガス量から液体中の可燃性ガス濃度を演算する。演算結果は、例えば図示しない記憶装置(データロガー等)に収録され、リアルタイムに可燃性ガス量を検出して、その結果を図示しない出力装置(CRTや別のPC)に出力するようになっている。
ガス循環装置18は、循環ライン18a,18bと循環機構18cとからなり、循環ライン18a,18bを介して膜分離装置12を出た可燃性ガス含有ガス3を赤外吸光分析器14に供給し、赤外吸光分析器14を出た可燃性ガス含有ガス3を膜分離装置12に戻すようになっている。
第1の循環ライン18aは、ガス室12cの下流側と赤外吸光分析器14の上流側を気密に連通し、ガス室12cの下流側から赤外吸光分析器14の上流側にガス室12c内の可燃性ガス含有ガス3を供給する。
第2の循環ライン18bは、赤外吸光分析器14の下流側とガス室12cの上流側を気密に連通し、赤外吸光分析器14の下流側からガス室12cの上流側に赤外吸光分析器14内の可燃性ガス含有ガス3を循環させる。
循環機恒8cは、例えばポンプ又はファンであり、この例では、第1の循環ライン18aに設けられ、可燃性ガス含有ガス3の循環に必要な差圧を発生させる。
第1の循環ライン18aは、ガス室12cの下流側と赤外吸光分析器14の上流側を気密に連通し、ガス室12cの下流側から赤外吸光分析器14の上流側にガス室12c内の可燃性ガス含有ガス3を供給する。
第2の循環ライン18bは、赤外吸光分析器14の下流側とガス室12cの上流側を気密に連通し、赤外吸光分析器14の下流側からガス室12cの上流側に赤外吸光分析器14内の可燃性ガス含有ガス3を循環させる。
循環機恒8cは、例えばポンプ又はファンであり、この例では、第1の循環ライン18aに設けられ、可燃性ガス含有ガス3の循環に必要な差圧を発生させる。
酸化装置20は、この例では、第1循環ライン18aと第2循環ライン18bにそれぞれ設けられた触媒燃焼器20a,20bであり、内部に酸化触媒を内蔵し、可燃性ガス含有ガス3を酸化して可燃性ガス2をほとんど含まない非含有ガス4に変換する。酸化触媒には、例えば自動車用の排ガス処理触媒をして一般に用いられるハニカム状酸化触媒、白金触媒、ニッケル系触媒を用いるのがよい。
酸化装置20は更に、酸化触媒を所定の温度に加熱し、又は温度保持する加熱装置(図示せず)を備えるのがよい。酸化触媒の加熱温度は、可燃性ガス含有ガス3の酸化効率(燃焼効率)が十分高く、本発明における計測効率に悪影響を与えないように設定する。例えば、自動車用の排ガス処理触媒を用いる場合、約400℃以上に設定することにより、燃焼効率を95%以上に保持することができる。
なお、選択透過気化膜12aによる膜分離速度は、溶存するガスの分圧の差に比例し、平衡に達すると停止する。また、この溶存するガスは、可燃性ガスに限られず、酸素や窒素も同様に膜分離される。
また海水中の溶存酸素濃度は、深海においても少なくとも表面付近の30%以上含んでいることが知られている。この溶存酸素濃度は、膜分離装置12において、可燃性ガスと共に膜分離され、酸化装置20による酸化(燃焼)時に酸化剤として機能する。
酸化装置20は更に、酸化触媒を所定の温度に加熱し、又は温度保持する加熱装置(図示せず)を備えるのがよい。酸化触媒の加熱温度は、可燃性ガス含有ガス3の酸化効率(燃焼効率)が十分高く、本発明における計測効率に悪影響を与えないように設定する。例えば、自動車用の排ガス処理触媒を用いる場合、約400℃以上に設定することにより、燃焼効率を95%以上に保持することができる。
なお、選択透過気化膜12aによる膜分離速度は、溶存するガスの分圧の差に比例し、平衡に達すると停止する。また、この溶存するガスは、可燃性ガスに限られず、酸素や窒素も同様に膜分離される。
また海水中の溶存酸素濃度は、深海においても少なくとも表面付近の30%以上含んでいることが知られている。この溶存酸素濃度は、膜分離装置12において、可燃性ガスと共に膜分離され、酸化装置20による酸化(燃焼)時に酸化剤として機能する。
赤外吸光分析器14の上流側に設置された第1の触媒燃焼器20aは、赤外吸光分析器14のゼロ点を補正する際に使用し、赤外吸光分析器14に供給される可燃性ガス含有ガス3をすべて非含有ガス4に変換し、この非含有ガス4を赤外吸光分析器14で分析し、その分析結果の可燃性ガス濃度をゼロ点に補正する。
また、膜分離装置12の上流側に設置された第2の触媒燃焼器20bは、赤外吸光分析器14の連続運転時に使用する。
なお、酸化装置20は、触媒燃焼器に限定されず、可燃性ガス含有ガス3を酸化(燃焼)できる限りで、他の酸化装置、例えば点火装置を有する燃焼装置であってもよい。
また、膜分離装置12の上流側に設置された第2の触媒燃焼器20bは、赤外吸光分析器14の連続運転時に使用する。
なお、酸化装置20は、触媒燃焼器に限定されず、可燃性ガス含有ガス3を酸化(燃焼)できる限りで、他の酸化装置、例えば点火装置を有する燃焼装置であってもよい。
本発明の溶存可燃性ガス濃度測定方法の全体フロー図である。この図において、本発明の溶存可燃性ガス濃度測定方法は、膜分離ステップS1、赤外吸光分析ステップS2、濃度演算ステップS3、酸化ステップS4、及びゼロ点補正ステップS5からなる。
膜分離ステップS1では、可燃性ガス2を溶存する液体1から選択透過気化膜12aを用いて可燃性ガスを含む可燃性ガス含有ガス3を膜分離する。
赤外吸光分析ステップS2では、膜分離した可燃性ガス含有ガス3を赤外吸光分析器14に供給し、赤外吸光分析器14を出た可燃性ガス含有ガス3を選択透過気化膜12aに循環させながら、膜分離ステップS1で膜分離した可燃性ガス含有ガス3を赤外吸光分析器14で分析する。
濃度演算ステップS3では、膜分離した可燃性ガスの分圧が平衡となるまで可燃性ガス濃度を積分して求める積分ステップ、又は膜分離した可燃性ガスの分圧変化の微分値から可燃性ガス濃度を求める微分ステップのいずれかを実施して、赤外吸光分析ステップS2の分析結果から液体中の可燃性ガス濃度を演算する。
酸化ステップS4では、前記可燃性ガス含有ガスを酸化して可燃性ガスを含まない非含有ガスに変換する。
ゼロ点補正ステップS5では、可燃性ガス含有ガスをすべて非含有ガスに変換し、該非含有ガスを赤外吸光分析器で分析し、該分析結果の可燃性ガス濃度をゼロ点に補正することにより、赤外吸光分析器のゼロ点を補正する。
上述した本発明の方法及び装置によれば、膜分離した可燃性ガス含有ガス3を酸化(燃焼)して可燃性ガスを含まない非含有ガス4に変換するので、可燃性ガス2を水蒸気と二酸化炭素に分解して、可燃性ガスの分圧を下げ、測定できない時間を短縮することができる。
また、酸化(燃焼)により生じる二酸化炭素と水蒸気は、可燃性ガス2より分離膜の透過係数が高いため、分離膜を早く透過し、二酸化炭素と水蒸気の分圧を平衡状態に戻し、より応答性を高めることができる。
また、膜分離した可燃性ガス含有ガス3を赤外吸光分析器14に供給し、赤外吸光分析器を出た可燃性ガス含有ガス3を選択透過気化膜12aに循環させるので、赤外吸光分析器14により膜分離した可燃性ガス2を分析し、リアルタイムにかつ高精度に可燃性ガス濃量を分析することができる。
また選択透過気化膜12aを用いることにより、可燃性ガス2を溶存する液体1から可燃性ガスを効率よく膜分離することができる。
また、酸化装置20として酸化触媒を内蔵した触媒燃焼器を用いることにより酸化効率を高め、可燃性ガスの分圧を短時間で下げることができる。
また、酸化装置として点火装置を有する燃焼装置を用いることにより、触媒等の劣化がなく、長期間安定性能を維持することができる。
また、酸化装置として点火装置を有する燃焼装置を用いることにより、触媒等の劣化がなく、長期間安定性能を維持することができる。
図3は、ある条件における選択透過気化膜の透過特性図である。この図において、横軸は時間[min]、縦軸は透過側圧力[kPa]、図中の○は実験値、曲線は計算値である。
この図から、透過側圧力は、時間の経過と共に指数関数的に増加し、計算値とよく一致することがわかる。
また、透過側圧力が平衡圧力に達するには長時間(この例では、約300分=5時間)を必要とし、図7に例示したように、従来のセンサでは、空気等でパージした場合でも検出前の濃度付近に戻るまでに、長時間かかることがわかる。
この図から、透過側圧力は、時間の経過と共に指数関数的に増加し、計算値とよく一致することがわかる。
また、透過側圧力が平衡圧力に達するには長時間(この例では、約300分=5時間)を必要とし、図7に例示したように、従来のセンサでは、空気等でパージした場合でも検出前の濃度付近に戻るまでに、長時間かかることがわかる。
図4は、本発明の第1実施例を示す検出特性図である。この図において、横軸は時間[min]、縦軸は検出メタン濃度(実線、左側)とCO2濃度(破線、右側)である。また、この例では、矢印Aにおいて、触媒燃焼器を作動させて燃性ガス含有ガス3を酸化して可燃性ガスを含まない非含有ガスに変換した例を示している。
この図から、検出メタン濃度が平衡に達するのに長時間を要しているにも係らず、触媒燃焼器を作動させると非常に短時間(この例では、約10分以内)に検出メタン濃度は100[nmol/L]以下まで減少し、かつ発生したCO2濃度も非常に短時間(この例では、約10分以内)に非常に低い値(この例では約200ppm)に戻っていることがわかる。
なお、この図における横軸(経過時間)は、膜分離装置、赤外吸光分析器等の内部容積によって変化し、内部容積を小さくすることにより、短縮することができ、例えばこの例の1/10にすることで、平衡までの時間も、触媒燃焼器作動後の時間も比例してほぼ1/10に短縮することができる。
この図から、検出メタン濃度が平衡に達するのに長時間を要しているにも係らず、触媒燃焼器を作動させると非常に短時間(この例では、約10分以内)に検出メタン濃度は100[nmol/L]以下まで減少し、かつ発生したCO2濃度も非常に短時間(この例では、約10分以内)に非常に低い値(この例では約200ppm)に戻っていることがわかる。
なお、この図における横軸(経過時間)は、膜分離装置、赤外吸光分析器等の内部容積によって変化し、内部容積を小さくすることにより、短縮することができ、例えばこの例の1/10にすることで、平衡までの時間も、触媒燃焼器作動後の時間も比例してほぼ1/10に短縮することができる。
図5は、本発明の第2実施例を示す検出特性図である。この例では、2箇所の矢印Aにおいて、触媒燃焼器を作動させて燃性ガス含有ガス3を酸化して可燃性ガスを含まない非含有ガスに変換した例を示している。その他は、図4と同様である。
この図からも、触媒燃焼器を作動させると非常に短時間(この例では、約10分以内)に検出メタン濃度は100[nmol/L]以下まで減少し、かつ発生したCO2濃度も非常に短時間(この例では、約10分以内)に非常に低い値(この例では約200ppm)に戻っていることがわかる。
この図からも、触媒燃焼器を作動させると非常に短時間(この例では、約10分以内)に検出メタン濃度は100[nmol/L]以下まで減少し、かつ発生したCO2濃度も非常に短時間(この例では、約10分以内)に非常に低い値(この例では約200ppm)に戻っていることがわかる。
図6は、本発明の第3実施例を示す検出特性図である。この例では、1箇所の矢印Aにおいて、触媒燃焼器を作動させて燃性ガス含有ガス3を酸化して可燃性ガスを含まない非含有ガスに変換した例を示している。その他は、図5と同様である。
この図からも、触媒燃焼器を作動させると非常に短時間に検出メタン濃度は0付近まで減少し、かつ発生したCO2濃度も短時間低い値に戻っていることがわかる。
この図からも、触媒燃焼器を作動させると非常に短時間に検出メタン濃度は0付近まで減少し、かつ発生したCO2濃度も短時間低い値に戻っていることがわかる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない限りで自由に変更ができる。
1 液体(海水、淡水)、2 可燃性ガス(炭化水素ガス)、
3 可燃性ガス含有ガス、4非含有ガス、
10 溶存可燃性ガス濃度測定装置、11a 集水ノズル、11b ポンプ、
12 膜分離装置、12a 選択透過気化膜、12b 液室、12c ガス室、
14 赤外吸光分析器、14a 赤外光源、14b 受光素子、
16 濃度演算装置(パーソナルコンピュータ)、
18 ガス循環装置、18a,18b 循環ライン、
18c 循環機構(ポンプ又はファン)、
20 酸化装置、20a,20b 触媒燃焼器
3 可燃性ガス含有ガス、4非含有ガス、
10 溶存可燃性ガス濃度測定装置、11a 集水ノズル、11b ポンプ、
12 膜分離装置、12a 選択透過気化膜、12b 液室、12c ガス室、
14 赤外吸光分析器、14a 赤外光源、14b 受光素子、
16 濃度演算装置(パーソナルコンピュータ)、
18 ガス循環装置、18a,18b 循環ライン、
18c 循環機構(ポンプ又はファン)、
20 酸化装置、20a,20b 触媒燃焼器
Claims (9)
- 可燃性ガスを溶存する液体から選択透過気化膜を用いて可燃性ガスを含む可燃性ガス含有ガスを膜分離する膜分離ステップと、膜分離した可燃性ガス含有ガスを赤外吸光分析器で分析する赤外吸光分析ステップと、前記分析結果から前記液体中の可燃性ガス濃度を演算する濃度演算ステップと、前記可燃性ガス含有ガスを酸化して可燃性ガスをほとんど含まない非含有ガスに変換する酸化ステップとを有する、ことを特徴とする溶存可燃性ガス濃度の測定方法。
- 前記赤外吸光分析ステップにおいて、膜分離した可燃性ガス含有ガスを赤外吸光分析器に供給し、赤外吸光分析器を出た可燃性ガス含有ガスを選択透過気化膜に循環させる、ことを特徴とする請求項1に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定方法。
- さらに赤外吸光分析器のゼロ点を補正するゼロ点補正ステップを有し、
可燃性ガス含有ガスをすべて非含有ガスに変換し、該非含有ガスを赤外吸光分析器で分析し、該分析結果の可燃性ガス濃度をゼロ点に補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定方法。 - 前記濃度演算ステップにおいて、膜分離した可燃性ガスの分圧が平衡となるまで可燃性ガス濃度を積分して求める積分ステップ、又は膜分離した可燃性ガスの分圧変化の微分値から可燃性ガス濃度を求める微分ステップのいずれかを実施する、ことを特徴とする請求項1に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定方法。
- 可燃性ガスを溶存する液体から可燃性ガスを含む可燃性ガス含有ガスを膜分離する膜分離装置と、膜分離した可燃性ガス含有ガスを分析する赤外吸光分析器と、前記分析結果から前記液体中の可燃性ガス濃度を演算する濃度演算装置と、前記可燃性ガス含有ガスを酸化して可燃性ガスをほとんど含まない非含有ガスに変換する酸化装置とを備える、ことを特徴とする溶存可燃性ガス濃度の測定装置。
- 前記膜分離装置を出た可燃性ガス含有ガスを赤外吸光分析器に供給し赤外吸光分析器を出た可燃性ガス含有ガスを膜分離装置に戻すガス循環装置を備える、ことを特徴とする請求項5に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定装置。
- 前記酸化装置は、酸化触媒を内蔵した触媒燃焼器、又は点火装置を有する燃焼装置である、ことを特徴とする請求項5に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定装置。
- 前記膜分離装置は、選択透過気化膜で仕切られた液室とガス室を有する選択透過気化膜装置である、ことを特徴とする請求項5に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定装置。
- 前記濃度演算装置は、膜分離した可燃性ガスの分圧が平衡となるまで可燃性ガス濃度を積分して求める積分手段、又は膜分離した可燃性ガスの分圧変化の微分値から可燃性ガス濃度を求める微分手段のいずれかを有する、ことを特徴とする請求項5に記載の溶存可燃性ガス濃度の測定装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-03-31 JP JP2005100353A patent/JP2006284184A/ja active Pending
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