JP2006284037A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006284037A JP2006284037A JP2005102139A JP2005102139A JP2006284037A JP 2006284037 A JP2006284037 A JP 2006284037A JP 2005102139 A JP2005102139 A JP 2005102139A JP 2005102139 A JP2005102139 A JP 2005102139A JP 2006284037 A JP2006284037 A JP 2006284037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchange
- heat
- pass
- pipe
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/18—Domestic hot-water supply systems using recuperated or waste heat
Landscapes
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Details Of Fluid Heaters (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Abstract
【課題】1つの燃焼ユニットで給湯暖房風呂機能を有する1缶3機能燃焼装置において、潜熱回収熱交換器に関してはフレキシブルパイプを用いているため受熱フィンが無く潜熱回収に必要な容積が大きくなると共に、複数本設けたフレキシブルパイプ内を均一に水が流れない課題があった。
【解決手段】バーナ12で加熱される給湯循環回路13が通る熱交換装置14は、顕熱分を吸熱する主熱交換部17と潜熱分を吸熱する副熱交換部18で体形成され、副熱交換部18に入口ヘッダ22と出口ヘッダ24を対向する位置に設けることで、副熱交換部18へ均一に通水され小型で熱効率の高い潜熱回収熱交換器を実現出来、装置をコンパクトにできる燃焼装置を提供できる。
【選択図】図1
【解決手段】バーナ12で加熱される給湯循環回路13が通る熱交換装置14は、顕熱分を吸熱する主熱交換部17と潜熱分を吸熱する副熱交換部18で体形成され、副熱交換部18に入口ヘッダ22と出口ヘッダ24を対向する位置に設けることで、副熱交換部18へ均一に通水され小型で熱効率の高い潜熱回収熱交換器を実現出来、装置をコンパクトにできる燃焼装置を提供できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、1つの燃焼ユニットで給湯と暖房と風呂追い焚きの機能を有する潜熱回収付きの燃焼装置に関するものである。
従来の1つの燃焼ユニットで給湯と暖房機能を有する小型化可能な燃焼装置は、暖房循環回路を燃焼装置内で循環させ燃焼ガスにより直接加熱し、給湯と風呂を水・水熱交換器で間接加熱させることで実現するものがある(例えば特許文献1参照)。図10は、前記公報に記載された従来の燃焼装置を示すものである。図10に示すように、熱源1と、第1の熱交換手段2と、暖房循環回路3と、暖房ポンプ4と、給湯を加熱する第2の熱交換手段5と、浴槽6のお湯を加熱する第3の熱交換手段7と風呂ポンプ8で構成される。この構成により、一つの缶体で暖房と給湯と風呂の加熱が可能となり、図10では開示されていないが第1の熱交換手段2は顕熱を回収する主熱交換器と、潜熱を回収する潜熱回収熱交換器を備えることも可能である。一般的な潜熱回収熱交換器としては、フレキシブルパイプを複数本並列に接続し流路の圧力損失を低減する発明が開示されている。
特開2003−130448号公報
しかしながら上記特許文献1の従来の燃焼装置では、暖房回路を燃焼装置内で直接加熱し給湯と風呂へ間接熱交換器で加熱する構成であるため、給湯の加熱速度が遅いためカランやシャワー等からすぐにお湯が出ない。また、潜熱回収熱交換器に関してはフレキシブルパイプ等を設けて構成するため、フレキシブルパイプは受熱フィンが無いため潜熱回収に必要な容積が大きくなると共に、流路の圧力損失を低減するために複数本設けたフレキシブルパイプ内を均一に水が流れない課題がある。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、給湯の即時出湯を可能とし、暖房と風呂の全ての運転モードでバーナの有する能力内で最大燃焼させることが可能で、潜熱回収熱交換器を非常に小さくし小型の燃焼装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の燃焼装置は、バーナと、バーナで加熱される第1循環回路が通る熱交換装置と、第1循環回路が給水部と出湯部を有し、熱交換装置が主に顕熱分を吸熱する主熱交換部と主に潜熱分を吸熱する副熱交換部で体形成され、第1循環回路と第2循環回路が熱交換する第1間接熱交換装置と、第1循環回路と第3循環回路が熱交換する第2間接熱交換装置を有し、副熱交換部に入口ヘッダと出口ヘッダを設け、ヘッダに並列で流れる複数のパス管と、入口ヘッダの流入口と、出口ヘッダの流出口を対向する位置に設けたものである。
これによって、第1循環回路の熱交換装置で加熱された熱は、給湯水としてカランやシャワー等から出湯すると共に、第1間接熱交換器で第2循環回路の暖房等を行い、第2間接熱交換器で第3循環回路の風呂追い焚き等をする、小型で熱効率の高い潜熱回収熱交換器を有する1缶3機能燃焼装置を実現できる。
本発明の燃焼装置は、副熱交換部に設けた入口ヘッダの流入口と、出口ヘッダの流出口を対向する位置とすることで複数のパス管を水が並列に流れ流路抵抗を小さくし、流れを比較的均一にすることが出来、コンパクトに出来る。すなわち1つの燃焼ユニットで給湯と暖房と風呂追い焚き等の3つの機能をもたらすコンパクトな1缶3機能の潜熱回収付き燃焼装置を実現できる。
第1の発明は、バーナで加熱される第1循環回路が通る熱交換装置と、第1循環回路に給水部と出湯部を設け、熱交換装置が顕熱分を吸熱する主熱交換部と、潜熱分を吸熱する副熱交換部と、第1循環回路と第2循環回路及び第3循環回路が熱交換する第1間接熱交換装置及び第2間接熱交換装置を有し、副熱交換部に入口ヘッダと出口ヘッダを設け、ヘッダに並列で流れる複数のパス管と、入口ヘッダの流入口と、出口ヘッダの流出口を対向する位置に設けたる構成することで、副熱交換部の複数のパス管を並列に流れる流路抵抗を小さくし、流れを比較的均一にすることが出来、コンパクトに出来る。
また、第1循環回路を加熱し他の循環回路と熱交換して加熱するため、バーナ最大能力の熱量を第2循環回路や第3循環回路に供給することが可能で、第2及び第3循環回路の各循環量を制御することで各循環回路へ任意に熱量の配分が可能となり、運転していない循環回路の沸騰も防止できる。第1循環回路を給湯管として加熱しているためカランやシャワーを使用したときには瞬時に最大能力まで出湯できる。すなわち1つの燃焼ユニットで給湯と暖房と風呂追い焚き等の3つの機能をもたらすコンパクトな給湯暖房風呂機能を有する1缶3機能の潜熱回収付き燃焼装置を実現することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の燃焼装置のパス管の流出口もしくは流入口の少なくともどちらか一方に抵抗体を設けることで、副熱交換部の複数のパス管を並列に流れる流れをさらに均一にすることが出来る。
第3の発明は、特に、第1の発明の燃焼装置のパス管の流路の内径をパス毎に可変する異径管を設けることで、副熱交換部の複数のパス管を並列に流れる流れをさらに均一にすることが出来る。
第4の発明は、特に、第1の発明の燃焼装置の副熱交換部のパス管内部を溝付き管とすることで、流速の低い流体に乱れを生じさせ管内熱伝達率を上げ、熱効率を向上できる。
第5の発明は、特に、第1の発明の燃焼装置の副熱交換部のパス管内部に撹拌板を設けることで、流速の低い流体に乱れを生じさせ管内熱伝達率を上げ、熱効率を向上できる。
第6の発明は、特に、第1の発明の燃焼装置のパス管を複数段設け、燃焼ガスの流れと対向する鉛直方向の上段から下段へ水が流れるようパス管を設置することにより、燃焼ガスと水流が対向する流れとなるため熱効率を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。従来例および各実施の形態において、同じ構成、同じ動作をする部分については同一符号を付与し、詳細な説明を省略する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の燃焼装置の全体構成図であり、図2(a)は副熱交換部の正面図、図2(b)は上面図である。
図1は本発明の実施の形態1の燃焼装置の全体構成図であり、図2(a)は副熱交換部の正面図、図2(b)は上面図である。
図1と図2において、燃焼装置10は、燃焼空気を送る燃焼ファン11と、バーナ12と、バーナ12上部で加熱される第1循環回路である給湯回路13が通る熱交換装置14と、給湯回路13が給水部15と出湯部16を有し、熱交換装置14が主に顕熱分を吸熱する主熱交換部17と主に潜熱分を吸熱する副熱交換部18で形成され、主熱交換部17を形成する複数の主フィン19を給湯回路13が貫通し、副熱交換部18を形成する複数のパス管20を燃焼ガスと対向する流れとなるように上下二段設け、複数の副フィン21と、入口ヘッダ22の入口23と出口ヘッダ24の出口25を対向する位置に設け、給湯回路13の熱を第2循環回路である暖房回路26へ伝熱する第1間接熱交換装置である給湯暖房間接熱交換器27と、給湯回路13の熱を第3循環回路である風呂回路28へ伝熱する第2間接熱交換装置である給湯風呂間接熱交換器29と、給湯回路13の水を循環させる小型の耐圧循環ポンプ30と暖房回路26の水を循環させる暖房ポンプ31と、風呂回路28の湯水を循環させる風呂ポンプ32が設けられている。さらに、副熱交換部18で潜熱を回収することで強酸性の結露水が発生するが、結露水は中和装置33に設けた炭酸カルシウム等で中和されドレン水として機器外部へ排出される。
この時、通常の給湯暖房機の暖房燃焼入力は15000kcal/h、給湯燃焼入力は45000kcal/hであり、それぞれ独立している。この燃焼装置は、全燃焼入力が60000kcal/hあり、燃焼入力を電磁弁やガス比例弁等で任意に可変することで1000kcal/hから60000kcal/hの燃焼能力を給湯や暖房や風呂へ出力することができるものである。
以上のように構成された燃焼装置について、以下その動作・作用を説明する。
暖房運転が最初に要求されるコールドスタート時には、小型の耐圧ポンプ30と暖房ポンプ31を駆動し、燃焼ファン11の空気とガスをバーナ12で混合し60000kcal/hの最大燃焼を開始する。すなわちバーナ11を燃焼させることで燃焼熱が主熱交換部17と副熱交換部18を通過する際に、主フィン19と副フィン21を介して給湯回路13へ多量に伝熱する。熱交換装置14で吸熱した高温水は耐圧ポンプ31で給湯回路13を循環し、給湯暖房間接熱交換器27で暖房回路26の温水を加熱することで、暖房の立ち上がり時間を15000kcal/h単独バーナに比べて大幅に短くすることが可能となる。
同様に、風呂運転が要求される時には、耐圧ポンプ30と風呂ポンプ32を駆動し、燃焼ファン11の空気とガスをバーナ12で混合し60000kcal/hの最大燃焼を行うことで、風呂回路28へも給湯風呂間接熱交換器29で風呂回路28の浴槽水加熱を短時間で行うことができる。また急速な加熱を必要としない場合はバーナ12の燃焼範囲を狭め燃焼量を絞ることで小燃焼を行い風呂への加熱を緩やかにするマイルドな追い焚き機能も実現できる。
当然ながら給湯運転を行う場合はバーナ12を燃焼させトータル60000kcal/hの最大燃焼を行い32号以上の大出湯能力を実現できる。
また、副熱交換部18では、入口ヘッダ22の入口23と出口ヘッダ24の出口25を対向する位置に設けているため、パス管20の流路抵抗を小さくし、パス管20内を流れる水を第1パス26で偏流率約50%、第7パス27で−20%(Δ70%)と比較的均一にすることができる。仮に対向しない位置に設けた場合は、第1パス26で偏流率約−70%、第7パス27で120%(Δ190%)となる。
また、燃焼ガスと対向するようにパス管20の流れが上の段から下の段へと流れることで潜熱を効率よく回収し、熱効率を95%程度まで向上できる。副熱交換部18の副フィン21やパス管20で発生した結露水は重力と排気ガスの風速とにより直ちに下へ滴下し、結露水が副フィン21の表面上に残留することによる熱効率低下を抑制できる。発生した結露水は、中和処理装置33の炭酸カルシウムで中和され機器10外部へ排出される。燃焼ガスは機器10外部へ排出される。
この結果、給湯暖房風呂の機能を有する1缶3機能の燃焼装置をコンパクトにすることができ、熱交換装置14の加熱能力を給湯側、暖房側、風呂側のどちらへもフレキシブルに利用することができ、かつ潜熱回収まで行うことで熱効率を向上できる。
本実施例では暖房1系統、風呂1カ所について説明したが、暖房経路を床暖房や浴室暖房やミスト入浴等の複数経路設けた場合や、複数の風呂を加熱した場合でも同様の効果を発揮することができる。さらに、副熱交換部18を形成する複数のパス管20を燃焼ガスと対向する流れとなるように上下二段設けた例について説明したが、パス管20が1段もしくは3段以上で構成されても同様の効果を発揮できるものである。
(実施の形態2)
本実施の形態は請求項2にかかわる発明について説明する。図3は本発明の第2の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部の構成図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図3において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、入口ヘッダ側を第1パス26とし最端部を第7パス27とし、第7パス27に近づくにつれてパス管20と出口ヘッダ24の接続部に抵抗体である整流板28を設けパス管20の流路抵抗を可変している点にある。
本実施の形態は請求項2にかかわる発明について説明する。図3は本発明の第2の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部の構成図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図3において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、入口ヘッダ側を第1パス26とし最端部を第7パス27とし、第7パス27に近づくにつれてパス管20と出口ヘッダ24の接続部に抵抗体である整流板28を設けパス管20の流路抵抗を可変している点にある。
以上の構成で、その動作、作用について説明する。入口ヘッダ22の入口23から流入した水は出口ヘッダ24の出口25から流出するが、この時入口23と出口25が対向する位置に設けることで、流量の偏りで偏流率は対向しない場合と比較し小さく、同一内径でパス管20を構成した場合、第1パス26で約50%、第7パス27で−20%となる。しかるに、パス管20と出口ヘッダ24の接続部に整流板28の内径を第1パス26から第7パス27にかけて次第に大きくなるよう設けることで、パス管20の内部の流れをさらに均一に流すことが出来るため熱交換効率を向上し優れた小型の熱交換措置を実現できる。
ここで、整流板28を出口ヘッダ24に設ける例を示したが、図4に示すように入口ヘッダ22へ設けても同様の効果を発揮できるものである。さらに、パス管20内の任意の位置に設けても同様の効果を発揮できる。
(実施の形態3)
本実施の形態は請求項3にかかわる発明について説明する。図5は本発明の第3の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部の構成図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図5において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、副熱交換部18のパス管20を上下2段で7パス設け流路の内径をパス毎に可変する異径管29を設けるもので、流入口23側を第1パス26とし最端部を第7パス27とし、第7パス27に近づくにつれて異径管29の内径を大きくしいる点にある。
本実施の形態は請求項3にかかわる発明について説明する。図5は本発明の第3の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部の構成図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図5において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、副熱交換部18のパス管20を上下2段で7パス設け流路の内径をパス毎に可変する異径管29を設けるもので、流入口23側を第1パス26とし最端部を第7パス27とし、第7パス27に近づくにつれて異径管29の内径を大きくしいる点にある。
以上の構成で、その動作、作用について説明する。入口ヘッダ22の流入口23から流入した水は出口ヘッダ24の流出口25から流出するが、この時流入口23と流出口25が対向する位置に設けることで、流量の偏りで偏流率は対向しない場合と比較し小さく、同一内径でパス管を構成した場合、第1パス26で約50%、第7パス27で−20%となる。しかるに、パス管20の内径を第1パス26から第7パス27にかけて次第に大きくなるよう設けることで、パス管20の内部の流れを均一に流すことが出来るため熱交換効率を向上し優れた小型の熱交換措置を実現できる。
ここで、入口ヘッダ22と出口ヘッダ24に接続するパス管20を内径の異なる異径管29とする例を示したが、図6に示す出口ヘッダ24側に接続する異径管29の内径のみ変化させた場合や、図7に示す入口ヘッダ22側に接続する異径管29の内径のみ変化させた場合でも同様の効果を発揮できるものである。
(実施の形態4)
本実施の形態は請求項4にかかわる発明について説明する。図8は本発明の第4の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部のパス管20の断面図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図8において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、パス管20内部に螺旋状の溝部30を有する溝付き管とした点にある。
本実施の形態は請求項4にかかわる発明について説明する。図8は本発明の第4の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部のパス管20の断面図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図8において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、パス管20内部に螺旋状の溝部30を有する溝付き管とした点にある。
以上の構成で、その動作、作用について説明する。入口ヘッダ22の入口23から流入した水は出口ヘッダ24の出口25から流出するが、この時パス管20を流れる水はヘッダ構成で分流されているため管内流速は非常に遅く通常層流領域であるが、管内壁に設けた溝部30により境界層が破壊され管内熱伝達率を高めることが出来るため熱交換効率を向上し優れた小型の熱交換措置を実現できる。また、溝部30により伝熱面積が増加することで局部的な加熱量増加による局部沸騰現象を抑制し騒音低減も実現できる。
ここでパス管20内部に螺旋状の溝部30を設けた例を示したが、パス管20内壁に多数の凸部やコイルを設けた場合でも同様の効果を発揮できるものである。
(実施の形態5)
本実施の形態は請求項5にかかわる発明について説明する。図9は本発明の第5の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部のパス管20の断面図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図9において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、パス管20内部に撹拌板であるねじり板31を設けた点にある。
本実施の形態は請求項5にかかわる発明について説明する。図9は本発明の第5の実施の形態における熱交換装置の副熱交換部のパス管20の断面図である。なお、第1の実施の形態と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図9において、第1の実施の形態の構成と異なるところは、パス管20内部に撹拌板であるねじり板31を設けた点にある。
以上の構成で、その動作、作用について説明する。入口ヘッダ22の入口23から流入した水は出口ヘッダ24の出口25から流出するが、この時パス管20を流れる水はヘッダ構成で分流されているため管内流速は非常に遅く通常層流領域であるが、パス管20内に設けたねじり板31により旋回流が発生し境界層が破壊され管内熱伝達率を高めることが出来るため熱交換効率を向上し優れた小型の熱交換措置を実現できる。また、ねじり板31の旋回流により局部的な加熱量増加による局部沸騰現象を抑制し騒音低減も実現できる。
ここでパス管20内部にねじり板31を設けた例を示したが、パス管20内にコイル等を設けた場合でも同様の効果を発揮できるものである。
以上のように、本発明にかかる燃焼装置は給湯、暖房、風呂加熱を行うコンパクトな1缶3機能の潜熱回収付き熱源を実現することが可能となるので、一般住宅における給湯暖房機はもちろん、マンションやアパート等の集合住宅の設置場所が狭いところでも導入できる。また、熱源のガスはもちろん灯油等を熱源とした石油ボイラーにも適用できる。
10 燃焼装置
12 バーナ
13 給湯回路(第1循環回路)
14 熱交換装置
17 主熱交換器(主熱交換部)
18 副熱交換器(副熱交換部)
26 暖房回路(第2循環回路)
27 給湯暖房間接熱交換器(第1間接熱交換装置)
28 風呂回路(第3循環回路)
29 給湯風呂間接熱交換器(第2間接熱交換装置)
20 パス管
22 入口ヘッダ
23 流入口
24 出口ヘッダ
25 流出口
28 整流板(抵抗体)
29 異径管
30 溝部(溝付管)
31 ねじり板(撹拌板)
12 バーナ
13 給湯回路(第1循環回路)
14 熱交換装置
17 主熱交換器(主熱交換部)
18 副熱交換器(副熱交換部)
26 暖房回路(第2循環回路)
27 給湯暖房間接熱交換器(第1間接熱交換装置)
28 風呂回路(第3循環回路)
29 給湯風呂間接熱交換器(第2間接熱交換装置)
20 パス管
22 入口ヘッダ
23 流入口
24 出口ヘッダ
25 流出口
28 整流板(抵抗体)
29 異径管
30 溝部(溝付管)
31 ねじり板(撹拌板)
Claims (6)
- 給湯暖房風呂機能を有する1缶3機能燃焼装置においてバーナと、前記バーナで加熱される第1循環回路が通る熱交換装置と、前記第1循環回路に給水部と出湯部を設け、前記熱交換装置が主に顕熱分を吸熱する主熱交換部と、主に潜熱分を吸熱する副熱交換部と、前記第1循環回路と第2循環回路及び第3循環回路が熱交換する第1間接熱交換装置及び第2間接熱交換装置を有し、前記副熱交換部に入口ヘッダと出口ヘッダを設け、前記ヘッダ間に並列で流れる複数のパス管と、前記入口ヘッダの流入口と、前記出口ヘッダの流出口を対向する位置に設けた燃焼装置。
- パス管の流出口もしくは流入口の少なくともどちらか一方に抵抗体を設けた請求項1記載の燃焼装置。
- パス管の流路の内径をパス毎に可変する異径管を設けた請求項1記載の燃焼装置。
- パス管内部を溝付き管とした請求項1記載の燃焼装置。
- パス管内部に撹拌板を設けた請求項1記載の燃焼装置。
- パス管を複数段設け、燃焼ガスの流れと対向する鉛直方向上段から下段へ水が流れるよう前記パス管を設置する請求項1記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005102139A JP2006284037A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005102139A JP2006284037A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006284037A true JP2006284037A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37406154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005102139A Pending JP2006284037A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006284037A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115143630A (zh) * | 2018-06-05 | 2022-10-04 | 庆东纳碧安株式会社 | 热交换器单元和使用该热交换器单元的冷凝锅炉 |
US12130052B2 (en) | 2019-12-30 | 2024-10-29 | Kyungdong Navien Co., Ltd. | Heat exchanger unit and method for manufacturing the same |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005102139A patent/JP2006284037A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115143630A (zh) * | 2018-06-05 | 2022-10-04 | 庆东纳碧安株式会社 | 热交换器单元和使用该热交换器单元的冷凝锅炉 |
CN115143631A (zh) * | 2018-06-05 | 2022-10-04 | 庆东纳碧安株式会社 | 热交换器单元和使用该热交换器单元的冷凝锅炉 |
US11835262B2 (en) | 2018-06-05 | 2023-12-05 | Kyungdong Navien Co., Ltd. | Heat exchanger unit |
US11835261B2 (en) | 2018-06-05 | 2023-12-05 | Kyungdong Navien Co., Ltd. | Heat exchanger unit |
CN115143631B (zh) * | 2018-06-05 | 2023-12-05 | 庆东纳碧安株式会社 | 热交换器单元和使用该热交换器单元的冷凝锅炉 |
CN115143630B (zh) * | 2018-06-05 | 2023-12-05 | 庆东纳碧安株式会社 | 热交换器单元和使用该热交换器单元的冷凝锅炉 |
US11879666B2 (en) | 2018-06-05 | 2024-01-23 | Kyungdong Navien Co., Ltd. | Heat exchanger unit |
US12130052B2 (en) | 2019-12-30 | 2024-10-29 | Kyungdong Navien Co., Ltd. | Heat exchanger unit and method for manufacturing the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3090213B1 (en) | Heat exchanger, heating device, heating system and method for heating water | |
JP2006284037A (ja) | 燃焼装置 | |
JP6449687B2 (ja) | 熱源装置 | |
KR20200033054A (ko) | 관내 유체 열교환용 납작 배관 및 관내 유체 가열 장치 | |
JP4867273B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP6128649B2 (ja) | 加熱装置 | |
JP2006153344A (ja) | 燃焼装置 | |
JP6449688B2 (ja) | 熱源装置 | |
JP3811334B2 (ja) | 暖房装置 | |
JP4081116B2 (ja) | 暖房装置 | |
JP2008075886A (ja) | 給湯装置 | |
JP2020106225A (ja) | 熱源装置 | |
JP2007107822A (ja) | 給湯装置 | |
JP2012242004A (ja) | 熱交換器、並びに、熱源装置 | |
JP2006057989A (ja) | 給湯装置 | |
JP2005164153A (ja) | 給湯装置 | |
JP6488157B2 (ja) | 熱源装置 | |
JP4670462B2 (ja) | 燃焼装置及びその運転方法 | |
JP2004150680A (ja) | 給湯器 | |
JP2008180401A (ja) | 給湯装置 | |
JP2007101052A (ja) | 給湯装置 | |
JP2007278534A (ja) | 給湯装置 | |
JP2007240044A (ja) | 熱源装置 | |
JP6323197B2 (ja) | ドレン排出装置 | |
JP2006292236A (ja) | 給湯装置 |