JP3811334B2 - 暖房装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水等の被加熱流体を熱媒とする暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の暖房装置では、メタン、プロパン、ブタン等の燃料を燃焼させ、その燃焼排気から熱を吸収する熱交換器を備え、水等の被加熱流体を加熱し、これを熱媒として放熱器に流して放熱させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、暖房装置において、暖房運転の立上り時等の被加熱流体の温度が低いとき、又は、気温が低いとき等の暖房負荷が大きい場合には、凝縮水(ドレン水)が発生し易く、これが熱交換器の腐食等の原因になる。凝縮水の発生を抑制するには、従来、熱交換器の効率を抑制する方法が取られてきた。
【0004】
そこで、本発明は、複数の熱交換器の設置によって熱交換効率を高めた暖房装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の暖房装置は、燃焼手段(バーナ8)で発生した燃焼排気(EG)中に第1及び第2の熱交換器(10、12)を設置し、第1の熱交換器を通して被加熱流体(水W)に燃焼排気(EG)から主として顕熱を吸収させるとともに、第2の熱交換器を通して被加熱流体に燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させて熱交換効率を高めて燃料消費量の低減を図っている。
【0006】
請求項1に係る本発明の暖房装置は、加熱した被加熱流体(水W)を熱媒とする暖房装置であって、燃料を燃焼させる燃焼手段(バーナ8)と、この燃焼手段から発生した燃焼排気(EG)を通す排気通路(84)の上流側に設置された受熱管(水管88)に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器(10)と、前記排気通路の下流側に設置された受熱管(水管92)に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器(12)とを備えている。斯かる構成では、第1の熱交換器で燃焼排気から主として顕熱を回収し、第2の熱交換器で燃焼排気から顕熱又は潜熱を回収する。第1の熱交換器では凝縮水が発生しない程度の顕熱を回収し、第2の熱交換器では凝縮水の発生を前提として耐酸性に構成することにより顕熱又は潜熱を回収させ、2以上の熱交換器を以て熱交換効率を高めることができる。
【0007】
換言すれば、第1の熱交換器で回収できない顕熱を第2の熱交換器で回収でき、このような熱回収により加熱した被加熱流体を混合するので、燃焼排気からの熱回収を高めることができる。凝縮水の発生を抑制するため、第1の熱交換器側の熱交換効率の制限を余儀なくされていたが、第2の熱交換器で顕熱を回収する結果、第1及び第2の熱交換器を以て87%程度の顕熱回収が実現できる。
【0008】
ところで、第2の熱交換器では被加熱流体の温度が55℃〜60℃であり、結露温度より高いため、潜熱の回収は殆ど無く、主として顕熱の回収が行われる。しかしながら、例えば、暖房燃焼を開始して被加熱流体の温度の上昇期間や、放熱負荷が過大になる外気温が低いとき等、被加熱流体の温度が結露温度を下回る場合には第2の熱交換器側で燃焼排気から潜熱回収が行われる。
【0009】
また、請求項1に係る本発明の暖房装置は、前記第1の熱交換器の前記受熱管に並列に接続されて前記被加熱流体の一部を流すバイパス管路(38)を備え、前記第2の熱交換器の前記受熱管に前記被加熱流体を流して加熱し、その一部を前記第1の熱交換器の前記受熱管に流して加熱するとともに、他の一部を前記バイパス管路から前記第1の熱交換器の出口側の前記被加熱流体に混合させる構成を備えている。
【0010】
即ち、燃料の燃焼によって生じた燃焼排気は排気通路の上流側から下流側に流れる。排気通路の上流側の第1の熱交換器の受熱管に流れる被加熱流体は燃焼排気から顕熱を吸収し、下流側の第2の熱交換器の受熱管に流れる被加熱流体は潜熱又は顕熱を吸収する。この場合、第2の熱交換器の受熱管に流れる被加熱流体が顕熱を吸収することはあり得るが、第2の熱交換器側で主として潜熱の吸収により加熱された被加熱流体が第1の熱交換器の受熱管に流れて顕熱の吸収により高温に加熱される。
【0011】
また、第2の熱交換器の出口側で分流させた被加熱流体は、バイパス管路を通じて第1の熱交換器の出口側の被加熱流体に合流する。即ち、第2の熱交換器側の低温の被加熱流体は、それを第1の熱交換器で加熱したその出口側の高温の被加熱流体と混合されるので、被加熱流体の全流量を以て第1の熱交換器の受熱管側の被加熱流体の流量とバイパス管路側の流量との比率を任意に調整できる。したがって、第1の熱交換器側の被加熱流体の加熱温度を露点温度以上に高めることができ、第1の熱交換器側の凝縮水の発生を防止できる。
【0012】
また、請求項2に係る本発明の暖房装置は、加熱した被加熱流体(水W)を熱媒とする暖房装置であって、燃料を燃焼させる燃焼手段(バーナ8)と、この燃焼手段から発生した燃焼排気(EG)を通す排気通路(84)の上流側に設置された受熱管(水管88)に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器(10)と、前記排気通路の下流側に設置された受熱管(水管92)に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器(12)と、直列に接続された前記第1の熱交換器及び前記第2の熱交換器の前記受熱管に並列に接続されて前記被加熱流体の一部を流すバイパス管路(138)とを備え、前記被加熱流体の一部を前記第2の熱交換器の前記受熱管から前記第1の熱交換器の前記受熱管に流して加熱し、前記被加熱流体の他の一部を前記バイパス管路から前記第1の熱交換器の前記受熱管の出口側で混合させる構成を備えている。
【0013】
即ち、この場合も同様に、第2の熱交換器側で潜熱の吸収により加熱された被加熱流体は、第1の熱交換器の受熱管に流れて顕熱の吸収により高温に加熱される。
【0014】
そして、第2の熱交換器の入口側で分流させた被加熱流体は、バイパス管路を通じて第1の熱交換器の出口側の被加熱流体に合流する。即ち、直列に接続された第1及び第2の熱交換器に対してバイパス管路を通して被加熱流体を通過させるので、第1及び第2の熱交換器のみを通過させる場合に比較して圧力損失を大幅に低減でき、放熱手段の被加熱流体の通流量を多くでき、放熱負荷の増大に寄与することができる。
【0015】
また、本発明の暖房装置において、前記被加熱流体の設定温度により前記燃焼手段の燃焼量を制御手段(制御装置120)によって制御すれば、第1の熱交換器側の加熱温度を制御することができる。
【0016】
また、本発明の暖房装置において、前記第1の熱交換器(10)の前記受熱管(水管88)の吸熱フィン(90)の突出長(L)、厚さ、ピッチ又は枚数によって吸熱量を調整する構成とすれば、吸熱量を調整でき、第1の熱交換器の受熱管の吸熱フィンの低温化を防止できる。
【0017】
また、請求項3に係る本発明の暖房装置は、加熱した被加熱流体(水W)を熱媒とする暖房装置であって、燃料を燃焼させる燃焼手段(バーナ8)と、この燃焼手段から発生した燃焼排気(EG)を通す排気通路(84)の上流側に設置された受熱管(水管88)に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器(10)と、前記排気通路の下流側に設置された受熱管(水管92)に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器(12)とを備え、前記第2の熱交換器(12)の外壁部材を耐酸性素材で構成し、かつ、前記第2の熱交換器の外表面に生じた凝縮水(102)を回収する手段(回収ホッパ104)を備え、回収した前記凝縮水を中和させることを特徴とする。即ち、外気温度の低下、湿度の上昇、暖房需要即ち、暖房負荷による被加熱流体の温度低下等に起因して第2の熱交換器に潜熱の回収により凝縮水が生じる。そこで、第2の熱交換器の外壁部材をチタン、ステンレス鋼等の耐酸性素材で構成することにより、酸性の凝縮水による腐食、腐食による機械的強度の低下や損傷の発生を防止できる。その凝縮水は、回収して中和することにより無害化でき、自由に廃棄することができる。
【0018】
また、請求項4に係る本発明の暖房装置は、加熱した被加熱流体(水W)を熱媒とする暖房装置であって、燃料を燃焼させる燃焼手段(バーナ8)と、この燃焼手段から発生した燃焼排気(EG)を通す排気通路(84)の上流側に設置された受熱管(水管88)に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器(10)と、前記排気通路の下流側に設置された受熱管(水管92)に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器(12)とを備え、前記第2の熱交換器又は前記第1の熱交換器及び前記第2の熱交換器の前記受熱管(水管92)を複数の管路(94、96、98)で構成し、管路断面積を増加させたことを特徴とする。即ち、第2の熱交換器側の受熱管を屈曲形成すれば、燃焼排気から潜熱又は顕熱を効率的に回収することができるが、その分だけ流体抵抗が増大する。そこで、この受熱管を複数の管路を並列化して管路断面積を拡大すれば、流体抵抗を低下させることができる。その結果、所望の流量、流水速度を確保して熱交換効率を高め、燃料消費量の抑制に寄与することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には本発明の暖房装置の実施形態が示されている。この暖房装置には、被加熱流体として水W(冷水及び温水の双方を含む。)が熱媒として使用されており、この水Wを加熱する装置本体部2、この装置本体部2で得られる高温水(例えば、80℃)を熱源とする第1の放熱手段である単一又は複数の室内温風ユニット4、装置本体部2で得られる低温水(例えば、60℃)を熱源とする第2の放熱手段である単一又は複数の床暖房用パネルユニット6が設置されている。
【0020】
装置本体部2には、共通のバーナ8を加熱手段とした第1及び第2の熱交換器10、12が備えられ、熱交換器10は燃焼排気の上流側、熱交換器12はその下流側に設置されている。即ち、熱交換器10で回収できない顕熱を熱交換器12で回収でき、このような熱回収により加熱した水Wを混合させる。バーナ8には管路14を通じて燃料ガスGが供給され、管路14には燃料比例弁16及び燃料元弁18が設けられている。燃料元弁18の開閉によって燃料ガスGの供給又は解除が行われ、燃料比例弁16によって燃料ガスGの供給調整が行われる。バーナ8には給気ファン20を通じて燃焼用空気が供給され、また、バーナ8には放電器22が設けられている。
【0021】
この装置本体部2の膨張タンク24には管路26を通じて被加熱流体としての水Wが上水源等から供給される。管路26には開閉弁28が設けられており、開閉弁28を開き、必要な水量が膨張タンク24に供給されて全管路が水Wで満たされる。
【0022】
膨張タンク24には管路30、32が連結されており、管路30には熱交換器12、管路32には閉管路中に水Wを循環させるポンプ34を介して管路35が連結されている。即ち、ポンプ34を駆動すると、膨張タンク24からの水Wが矢印a、bで示すように管路33、35に分流し、熱交換器10による加熱で得られた高温水HWは、矢印c、dで示すように管路36側に流れる。管路30には熱交換器12で得られる高温水HWの温度を検出する温度センサ37が設置されている。そして、管路35と熱交換器10の出口側の管路36との間にはバイパス管路38が連結されており、管路36の高温水HWがバイパス管路38を通じて矢印eで示すように管路35側の低温水LWに合流する。管路35には温度センサ39、管路36には熱交換器10の出口側の温度を検出する温度センサ41が設置され、また、バイパス管路38には管路35からの水Wの管路36側への逆流防止手段として逆止弁40が設けられている。また、管路36と熱交換器12の入口側に連結された管路42との間にはバイパス管路としての管路44が連結されており、高温水HWをこの管路44を通じて矢印fで示すように管路42側に流すことができる。管路44には開閉弁46とともに、高温水HWから吸熱する給湯用又は追焚用の熱交換器48が設けられており、開閉弁46を開いて高温水HWにより追焚用の熱交換器48を流れる浴槽の湯水を加熱することができる。
【0023】
そして、管路36、42間には管路50、52を介して室内温風ユニット4が接続されており、この室内温風ユニット4の筐体54内には、熱交換器56及び開閉弁58とともにファンモータ60によって回転する放熱ファン62及び温度センサ64が設置されている。即ち、管路36からの高温水HWが管路50を通じて熱交換器56に供給された後、矢印gで示すように、管路52から管路42側に流れ、熱交換器12側に循環する。放熱ファン62を回転させると、吸気口66から空気68が筐体54内に導かれ、その空気68は熱交換器56の放熱によって加熱され、その結果、温風70が室内に放出される。開閉弁58を開いて高温水HWを熱交換器56に通流させ、放熱ファン62の回転数を可変して放熱量を制御することができるので、室温の調整が可能である。
【0024】
また、管路35、42間には管路72、74及び開閉弁76を介して床暖房用パネルユニット6の放熱管78が接続されている。即ち、管路72を通じて低温水LWが管路72から放熱管78に供給され、その低温水LWは開閉弁76の開度に応じて床暖房用パネルユニット6の放熱管78に流れ、矢印hで示すように、管路42側に合流して循環する。この結果、放熱管78による放熱によって床が温められる。この場合、開閉弁76を開閉させることによって放熱量が調整でき、床温度の調整が可能である。
【0025】
次に、図2は、装置本体部2の熱交換器10、12側の構成を示している。装置本体部2には胴部80が設置され、この胴部80の内部に燃焼室82が形成されている。この燃焼室82には燃焼手段であるバーナ8が設置され、このバーナ8の下側には給気部として燃焼空気を取り込む給気ファン20が設けられ、燃焼室82の上部及び側部側に胴部80を延長する形態で排気通路84が形成され、この排気通路84は排気口86に開口されている。したがって、給気ファン20からの給気Eと燃焼ガスGとを以てバーナ8の燃焼により発生した燃焼排気EGは、排気通路84を経て排気口86から外気に放出される。
【0026】
燃焼室82には、排気通路84の上流側に第1の熱交換器10、その下流側に第2の熱交換器12が設置されている。熱交換器10は、受熱管として水管88を燃焼室82の外壁に巻き付けて設置され、その水管88の周囲には複数の吸熱フィン90が形成されている。また、熱交換器12は、排気通路84内に屈曲した受熱管としての水管92を設置したものであり、この実施形態では、複数の管路94、96、98の併設によって管路断面積を拡大した水管92が構成され、その周囲に無数の吸熱フィン100が設けられている。また、管路94、96、98をフレキシブルパイプ等の波状の管体にして吸熱効率を向上させても良い。燃焼排気EGの下流側に設置された熱交換器12には水管92を流れる水Wに燃焼排気EGから主として顕熱を吸収させる。また、燃焼開始時の温水温度の上昇時、又は、気温の低下や暖房負荷の増加に伴って管路42側を流れる湯水温度が熱交換器12の結露温度を下回るときには潜熱も回収することができる。このとき発生する強酸性の液体から熱交換器12を防護するため、熱交換器12の水管92及び吸熱フィン100等はステンレス鋼やチタン等の耐酸性素材で形成されている。
【0027】
そして、熱交換器12の水管92の下側には凝縮水102を受ける回収手段としての回収ホッパ104が設けられ、この回収ホッパ104に回収された凝縮水102は、管路106を通じて中和器108に導かれる。この中和器108には酸性の凝縮水102を中和するため、アルカリ性等の中和剤110が充填されている。中和された凝縮水102は、管路112を通して外部に排出される。
【0028】
次に、図3は、給湯制御部の実施の形態を示している。この給湯制御部にはマイクロコンピュータ等で構成された制御手段として制御装置120が設置され、この制御装置120は演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROM及びRAM等を備えており、ROMには給湯制御等のプログラム、RAMには検出データ等がそれぞれ格納される。
【0029】
制御装置120には温度設定器122から設定温度が加えられるとともに、各種の温度センサ37、39、41等の検出出力が取り込まれ、制御出力が燃料比例弁16、燃料元弁18、ファンモータ60、給気ファン20のファンモータ124等に加えられる。
【0030】
次に、動作を説明すると、図4に示すように、バーナ8で燃料ガスGを燃焼させると、燃焼排気EGが発生する。この燃焼排気EGが持つ熱量をH0 、熱交換器10側の交換熱量をH1 、水温上昇をΔt1 、熱交換器12側の交換熱量をH2 、水温上昇をΔt2 とすると、燃焼排気EGの熱量H0 から熱交換器10側で熱量H1 が吸収されて熱交換器12側には熱量(H0 −H1 )の燃焼排気EGが流れ、熱交換器12を通過した燃焼排気EGの熱量は(H0 −H1 −H2 )となる。
【0031】
そこで、バイパス管路38側を閉鎖した状態を想定し、熱交換器12に水温t0 の給水Wを行うと、熱交換器12の出口側、即ち、熱交換器10の入口側の水温t1 は(t0 +Δt2 )に昇温され、この温水は熱交換器10側に流れ、高温水HWの温度t2 は、(t0 +Δt2 +Δt1 )となる。
【0032】
この場合、バーナ8で得られた燃焼排気EGの温度を1500℃とすると、熱交換器10を通過した燃焼排気EGの温度は220℃に低下し、さらに熱交換器12を通過した燃焼排気EGの温度は120℃に低下することとなる。
【0033】
このとき、熱量H0 に対する交換熱量H1 の比率(H1 /H0 )は、H1 /H0 =80%、熱量H0 に対する交換熱量H2 の比率(H2 /H0 )は、H2 /H0 =5%、(H1 +H2 )/H0 =85%であり、Δt2 :Δt1 =5:80、H1 :H2 =Δt1 :Δt2 である。
【0034】
ところで、暖房制御について、高温水HWのみの暖房の場合、低温水LWのみの暖房の場合、双方を用いた暖房の場合がある。高温水HWのみの暖房、即ち、ファンコンベクタ等の高温の湯水の熱量を放出する機器に温水を供給する運転を行う場合には、温度センサ41の検出温度が80℃になるように燃料比例弁16を操作して調整する。また、低温水LWのみの暖房即ち、床暖房用パネルユニット6を使用している場合は、温度センサ39の検出温度が60℃となるように燃料比例弁16を操作して出湯温度を調整する。
【0035】
そして、高温水HW及び低温水LWを併用した暖房では、バイパス管路38を用いて高温水HW及び低温水LWを合流させ、管路36より低い湯水温度の低温水LWが管路35から得られる。管路35とバイパス管路38の混合水量は調整できないが、これは、暖房機の負荷数によるポンプ流量の変動、暖房負荷に伴う流水量の確保、暖房機の負荷数の変動に伴う放熱量の変動によって還流される湯水の温度が変動することにより、混合による温度制御ができない。低温水LWの温度は高温水HWより低く、管路36側の高温水HWの温度は、温度センサ41の検出温度を用いて設定温度を最大80℃に可変し、低温水LWの温度を調整する。
【0036】
そして、図5の(a)に示すように燃焼排気中の顕熱は熱交換効率90%まで回収でき、潜熱は熱交換効率が90%を越えるとき、回収される。そこで、図5の(b)に示すように熱交換効率90%の熱交換器を熱交換器10に用いた場合、理論的には顕熱の総てを回収できるが、実際には顕熱の85%程度の回収しか得られず、この場合、燃焼開始から湯水温度が上昇して、管路42に熱交換器12の露点温度を越える温度の湯水が還流されるまでは潜熱が0〜5%程度回収され、その際、熱交換器10は流水の吸熱により、その一部が露点温度(40〜50℃)以下に低下することになる。この結果、熱交換器10の表面には凝縮水が生じ、この凝縮水が酸性であるため腐食を生じさせる原因になる。このため、図5の(c)に示すように、熱交換器10側で顕熱のみを回収できる最大の熱交換効率(例えば最大燃焼時において80%の熱交換効率)を設定し、熱交換器10側で回収できない燃焼排気中の熱量を熱交換器12で吸収させて高効率化を実現している。
【0037】
ところで、熱交換器10を通過した燃焼排気EGの温度は約220℃程度に低下するため、熱交換器10の水管88の吸熱フィン90の一部等が低温化、即ち、40℃〜50℃以下の露点温度に冷却されて凝縮水を生じさせるおそれがある。これは水Wの温度t0 によっても発生する。このような露点温度以下の低温化を防止するには、水管88を通過する温水の温度を上昇させて吸熱フィン90の温度を露点温度以上に昇温させることが必要となる。熱交換器10側の対策として、吸熱フィン90から水管88への吸熱量を調整し、吸熱フィン90の熱交換面が露点温度より高くなるようにする。即ち、図6に示すように、吸熱フィン90の吸熱量は吸熱フィン90と水管88との距離Lや吸熱フィン90の厚み、フィンのピッチ又は枚数を調整して実現することができる。この結果、熱交換器10の排気側、即ち、下流側の結露、即ち、凝縮水の抑制を図ることができる。この場合、水Wは、上流側の熱量H0 を受けて加熱されると、その水温tP は水管88の下側で(tP +Δt1a)に上昇し、その上昇温度Δt1aは熱量H1aに対応する。このため、水管88の上側、即ち、下流側で熱量(H0 −H1a)を受け、熱交換器10から水温(tP +Δt1 )の湯が得られる。
【0038】
この場合、バイパス管路38側の水量と熱交換器10側の水量の比を1:1とすると、熱交換器12の水管92を通過した水Wは熱量H2 を吸収し、水WをΔt2 だけ昇温させることができる。図7は、この場合の等価回路を示しており、この温水はバイパス管路38と熱交換器10側とに例えば、1:1で分流され、熱交換器10側で熱量H1 が吸収され、温水は更に△t1 だけ昇温する。この場合、バイパス管路38側の温水の温度taは、
ta=(t0 +Δt2 ) ・・・(1)
であり、熱交換器10側の温水の温度tbは、
tb=(t0 +Δt2 +Δt1 ) ・・・(2)
である。混合比率は1:1であるから、管路36の高温水HWの温度tcは、
である。ここで、バイパス管路38が無い場合には、管路36の高温水HWの温度tdは、
td=t0 +Δt2 +Δt1b ・・・(4)
となる。ここで、各温度tc、tdを同一と仮定すれば、バイパス管路38の無い場合には、熱交換器10側の水量がバイパス管路38のある場合の2倍となるため、Δt1 :Δt1b=2:1の関係から、
Δt1b=Δt1 /2 ・・・(5)
となる。この結果、バイパス管路38を通じて温水を分流させて管路36で合流させる場合には、熱交換器10の水管88の温水温度を高くでき、熱交換器10側の結露を防止することができる。
【0039】
また、熱交換器10を通過する水量を多くすることによる熱交換効率の増加も期待でき、熱回収効率が高く、燃料の消費量を低減することができる。
【0040】
ところで、この熱交換装置及び給湯装置において、バイパス管路38と熱交換器10の熱回収率との関係、即ち、バイパス管路38による分流の熱交換器10の熱回収率への影響について見ると、熱交換器10は上述のように、1500℃程度に加熱され、一方、水温は数十℃であるため、バイパス管路38が無いとき、熱交換器10の熱交換量が大きくなるが、熱交換器10の加熱温度1500℃から見れば、無視できる程度の温度差であり、バイパス管路38による分流が熱交換器10の熱吸収率に影響することはない。
【0041】
また、バイパス管路38と熱交換器10の熱交換効率との関係、即ち、バイパス管路38による分流の熱交換器10の熱交換効率への影響について見ると、バイパス管路38を設けて分流することは、熱交換器10による加熱前と加熱後で温度差が若干縮まることであり、その結果、熱交換器10の水管88の管内流速の低下による管内伝熱係数の減少により、熱交換器10の熱交換効率が僅かに低下する。しかしながら、バイパス管路38が無い場合、熱交換器10の熱交換効率が80%、バイパス管路38を付けた場合、熱交換器10の熱交換効率が78〜79%程度であるから、バイパス管路38の設置による結露防止が遙に有利となる。
【0042】
また、高温水HWの水量と加熱温度との関係について見ると、水量を同一にして熱交換器10の水量を抑えた場合、即ち、総流量を変えずに熱交換器10側とバイパス管路38側との分配比を変化させ、熱交換器10の水量を少なくすれば、熱交換器10の熱交換効率がその流量に応じて低下し、熱交換器10の加熱温度が上昇することになる。また、高温水HWの水量を同一にして熱交換器10側の水量を多くした場合、熱交換器10側の加熱温度は低下することになる。
【0043】
また、熱交換器10側の吸熱フィン90の突出長Lや厚さにより、熱交換器10自体の熱交換効率や熱回収率を調整することができるが、吸熱フィン90の温度には適正な範囲があり、例えば、露点温度以上酸化温度(250℃)以下が好ましく、この範囲を越えて高い場合も低い場合も不都合である。また、吸熱フィン90の厚さについては、その材質に銅を用いた場合、伝熱的な要素よりも耐久的な要素の方が強く、伝熱面積を多く取る場合には、吸熱フィン90の増加、そのピッチの減少が必要である。
【0044】
ところで、熱交換器10、12は直列に接続されており、水管88側の流体抵抗をR1 、水管92側の各流体抵抗をR2 とすると、通水経路は図8に示す等価回路で表すことができる。水管92側の管路94〜98の並列数をnとすると、全通水抵抗Rは、
R=R1 +R2 /n ・・・(6)
となり、水管92側の管路94〜98の並列化により全通水抵抗Rの大幅な低減が図られる。したがって、暖房負荷を増加させることができるとともに、熱効率の改善に寄与することができる。
【0045】
そして、管路36から得られる高温水HWの水量は、開閉弁58によって制御することができ、熱交換器10側の流量を制御することができる。熱交換器10側の流量を多く設定すれば、熱交換器10の水管88の温水の温度を高くでき、凝縮水が熱交換器10側に生ずることを防止できる。
【0046】
また、管路36から得られる高温水HWの温度は温度センサ41によって検出され、その検出温度によってバーナ8の燃焼量を加減することにより所望の設定温度の高温水HW及び低温水LWが得られる。そして、この場合も、設定温度に応じて熱交換器10側の流量を制御することが可能であり、熱交換器10の水管88の温水温度を高くすることによって熱交換器10側の結露を防止することができる。
【0047】
次に、図9に示す本発明の他の実施形態について説明すると、ポンプ34の出口側の管路33と管路36との間に熱交換器10が接続され、管路36を分岐して管路35が設けられている。ポンプ34を駆動すると、水Wの全てが熱交換器10側に流れて加熱され、その高温水HWは矢印cで示すように管路36に流れるとともに、矢印iで示すように、管路35側に分流する。この管路35と管路42との間にバイパス管路138が連結されており、このバイパス管路138には逆流防止手段として逆止弁40が設けられている。このバイパス管路138を通じて矢印jで示すように、回収された水Wが管路35側に合流している。即ち、この実施形態では、水Wを熱交換器12の入口側で例えば、1:1の比率で分流させた後、その水Wを熱交換器10の出口側の管路35の低温水LWに混合させるようにしている。
【0048】
図10は、この場合の等価回路を示している。この場合、直列に接続された熱交換器10、12にバイパス管路138を設けることにより、圧力損失の抑制によってポンプ34の流量を確保することができ、接続できる負荷の増加に寄与することができる。即ち、バイパス管路138側の給水の温度はt0 であり、熱交換器10、12で加熱された温水の温度teは、
te=t0 +Δt2 +Δt1 ・・・(7)
である。混合比率は1:1であるから、管路35から得られる低温水LWの温度tfは、
となる。ここで、バイパス管路138が無い場合の温度tgは式(4)に示した温度tdと同様であり、
となり、ΔT:ΔTb =2:1となることから、バイパス管路138を通じて水Wを分流させ、管路35で合流させることで、熱交換器10の水管88の温水の温度を高くすることができる。
【0049】
そして、この場合も、熱交換器10を通過する水量を多くすることによる熱交換効率の増加も期待でき、熱回収効率が高く、燃料の消費量を低減することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
a 請求項1に係る本発明によれば、第1及び第2の熱交換器の併用によって燃焼排気から顕熱及び潜熱を回収し、熱交換効率を高めることができ、第1の熱交換器側の腐食、腐食による強度の低下や損傷を防止でき、熱回収効率の向上によって燃料の消費量の低減に寄与することができる。
b また、請求項1に係る本発明によれば、第2の熱交換器で加熱した被加熱流体を第1及び第2の熱交換器で加熱した被加熱流体と混合するので、第1の熱交換器側の加熱温度を高くして第1の熱交換器側の結露を抑制し、凝縮水による第1の熱交換器側の腐食、腐食による強度の低下や損傷の発生を防止できる。
c 請求項2に係る本発明によれば、加熱前の被加熱流体と第1及び第2の熱交換器で加熱した被加熱流体とを混合するので、被加熱流体の圧力損失を抑制でき、被加熱流体の流量を確保し、放熱負荷を増大させることができる。
d 請求項3に係る本発明によれば、第2の熱交換器の外壁部材をチタン、ステンレス鋼等の耐酸性素材で構成するので、酸性の凝縮水による損傷を防止でき、また、その凝縮水は、回収して中和することにより無害化を達成できる。
e 請求項4に係る本発明によれば、第2の熱交換器の受熱管を複数の管路を並列化して管路断面積を拡大することにより、流体抵抗が低下するので、所望の流量、流水速度を確保して熱交換効率を高め、燃料消費量の抑制に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の暖房装置の一実施形態を示す配管図である。
【図2】暖房装置の熱交換器側の構成を示す配管図である。
【図3】制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】バーナの発生熱量、第1及び第2の熱交換器による熱交換を示す図である。
【図5】熱交換器の熱交換及び熱効率を示す図である。
【図6】第1の熱交換器側の結露及びその防止を示す図である。
【図7】バイパス管路による温水混合を示す図である。
【図8】第1及び第2の熱交換器における流体抵抗による等価回路を示す回路図である。
【図9】バイパス管路の他の実施形態を示す配管図である。
【図10】バイパス管路による温水混合を示す図である。
【符号の説明】
G 燃料ガス
W 水
HW 高温水
LW 低温水
EG 燃焼排気
4 室内温風ユニット
6 床暖房用パネルユニット
8 バーナ(燃焼手段)
10 第1の熱交換器
12 第2の熱交換器
38、138 バイパス管路
41 温度センサ(温度検出手段)
84 排気通路
88、92 水管(受熱管)
90 吸熱フィン
94、96、98 管路
102 凝縮水
104 回収ホッパ
120 制御装置(制御手段)
Claims (4)
- 加熱した被加熱流体を熱媒とする暖房装置であって、
燃料を燃焼させる燃焼手段と、
この燃焼手段から発生した燃焼排気を通す排気通路の上流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器と、
前記排気通路の下流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器と、
前記第1の熱交換器の前記受熱管に並列に接続されて前記被加熱流体の一部を流すバイパス管路と、
を備え、前記第2の熱交換器の前記受熱管に前記被加熱流体を流して加熱し、その一部を前記第1の熱交換器の前記受熱管に流して加熱するとともに、他の一部を前記バイパス管路から前記第1の熱交換器の出口側の前記被加熱流体に混合させることを特徴とする暖房装置。 - 加熱した被加熱流体を熱媒とする暖房装置であって、
燃料を燃焼させる燃焼手段と、
この燃焼手段から発生した燃焼排気を通す排気通路の上流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器と、
前記排気通路の下流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器と、
直列に接続された前記第1の熱交換器及び前記第2の熱交換器の前記受熱管に並列に接続されて前記被加熱流体の一部を流すバイパス管路と、
を備え、前記被加熱流体の一部を前記第2の熱交換器の前記受熱管から前記第1の熱交換器の前記受熱管に流して加熱し、前記被加熱流体の他の一部を前記バイパス管路から前記第1の熱交換器の前記受熱管の出口側で混合させることを特徴とする暖房装置。 - 加熱した被加熱流体を熱媒とする暖房装置であって、
燃料を燃焼させる燃焼手段と、
この燃焼手段から発生した燃焼排気を通す排気通路の上流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器と、
前記排気通路の下流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器とを備え、
前記第2の熱交換器の外壁部材を耐酸性素材で構成し、かつ、前記第2の熱交換器の外表面に生じた凝縮水を回収する手段を備え、回収した前記凝縮水を中和させることを特徴とする暖房装置。 - 加熱した被加熱流体を熱媒とする暖房装置であって、
燃料を燃焼させる燃焼手段と、
この燃焼手段から発生した燃焼排気を通す排気通路の上流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記燃焼排気から主として顕熱を吸収させる第1の熱交換器と、
前記排気通路の下流側に設置された受熱管に流れる前記被加熱流体に前記第1の熱交換器を通過した前記燃焼排気から顕熱又は潜熱を吸収させる第2の熱交換器とを備え、
前記第2の熱交換器又は前記第1の熱交換器及び前記第2の熱交換器の前記受熱管を複数の管路で構成し、管路断面積を増加させたことを特徴とする暖房装置。
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