JP2006283716A - 単翼列多段タービン及びそれを用いたガスタービン - Google Patents

単翼列多段タービン及びそれを用いたガスタービン Download PDF

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Abstract

【課題】チップクリアランスからの作動流体の漏洩を好適に防止して熱落差の損失を低減する。
【解決手段】第1静翼列2の第1基準翼21aに対応する第2静翼列の第1対応翼41aを、動翼31aが第1基準翼の下端21aLに最近接する時の動翼の下端31aLの位置から動翼の移動方向に対し2Lの距離に配置する。なお、Lは、高圧作動流体Fが動翼を通過するのに要する平均時間Tと動翼の移動速度Uを乗じて得られる値である。他方、第1静翼列2の第2基準翼21bに対応する第2静翼列の第2対応翼41bを、動翼が第1基準翼の下端21bLに最近接する時の動翼31bの下端31bLの位置に配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、単翼列多段タービン及びガスタービン、特にチップクリアランスからの作動流体の漏洩を好適に防止して作動流体の熱落差の損失を低減する高効率な単翼列多段タービン及びそれを用いたガスタービンに関するものである。
一般的なターボファンエンジンにおいてファンの駆動は、ファンと同一回転軸に接続された低圧タービンであるが、他のファン駆動方法として、ファンの先端に小型のタービン動翼(以下、「チップタービン」という。)を組み込んだチップタービン方式がある。このチップタービン方式は、ファンの外周端部にチップタービンが組み込まれたものであり、低圧タービンとファンを接続する回転軸が不要となる他、低圧タービンがファンの外周端部に移動することによりエンジンの軸長が短小化され、且つエンジン構造が大幅に簡略化される利点を有する。
一方で、チップタービンのハブ径が必然的にファンの直径よりも大きくなり流路面積が大きくなる傾向にあるため、チップタービン駆動用の作動流体の流量が流路面積と比較して相対的に少ない場合は、チップタービン動翼の高さを低くする必要がある。極端な動翼高の低下は翼の性能低下を招くため、タービン内を流れる作動流体の流量とタービンの流路面積の整合性が図れない場合は、チップタービンをファン外周の一部分に配設したパーシャルタービン等が用いられている。
さらに、チップタービンの周速度はファンの周速度に大きく依存することとなり、特にチップタービンが単列の動翼列のみで構成されている場合、所望のタービン周速度が得られず、チップタービンがファンを駆動するために必要な熱落差を吸収することができないことがある。このため、チップタービンが複数の動翼列で構成されている複翼列多段タービンが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。あるいは、チップタービン駆動用ガスの圧力が高圧になる場合には、パーシャルチップタービンを多段の動翼列で構成した形態で使用される。
ところで、チップタービンの動翼列は単列のままで作動流体を繰り返し動翼列を通過させることによって多段にわたり作動流体を断熱膨張させて所望の熱落差を吸収するようにした単翼列多段タービンが知られている(例えば、特許文献2を参照。)。この単翼列多段タービンは、単翼列に作動流体を複数回通過させる機構を有しており、単翼列でありながら多段タービンの作用効果をもたらすものである。このため、チップタービンを複翼列多段化する場合と比べて構造が簡素になり、重量も低減される。
特開平6−272619号公報 特開2003−293702号公報
上記単翼列多段タービンでは、作動流体は動翼列を通過する毎に断熱膨張して動翼列に仕事を付与しながら圧力は低下する。このため、動翼の両側において圧力を異にする作動流体が並流する場合が起こり得る。
しかし、圧力の高い作動流体と圧力の低い作動流体が並流する場合には、圧力の高い作動流体が圧力の低い作動流体に動翼間の隙間(以下、「チップクリアランス」という。)を介して多量に流入することになり、このため作動流体が動翼列を通過する際に断熱膨張することにより得られる熱落差を十分に回収することができず、チップタービンの性能ひいては翼全体の性能が低下する問題を生じていた。
他方、チップクリアランスを介した作動流体の漏洩(リーク)は動翼の下流の圧力状態と、動翼間の圧力勾配に大きく依存している。特に、回転と共に低圧の作動流体から高圧の作動流体流体を受け始める箇所に位置する動翼は、翼の背側から徐々に高い圧力を受けるため、翼の背側の圧力が翼の腹側と比較して高い状態となる。このとき、翼の背側の下流が高圧の作動流体に晒されると、翼の背側の流体は圧力の低い翼の腹側へ向けて流れようとし、流れはチップクリアランスに集中する。その結果、チップクリアランスを介して翼の背側から翼の腹側へ向けた多量の高圧作動流体の移動が始まり、翼の性能が大きく低下する。また、回転と共に高圧の作動流体から低圧の作動流体流体を受け始める箇所に位置する動翼についても、同様な理由でチップクリアランスを介して翼の腹側から翼の背側へ向けた多量の高圧作動流体の移動が始まり、翼の性能が大きく低下する。
ところで、上記の問題は、動翼の枚数を増加させることでその影響を小さくすることが可能だが、翼弦長の縮小を招き、極端な翼弦長の縮小はタービンの空力的な働きを阻害してしまう。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その解決しようとする課題はチップクリアランスからの作動流体の漏洩を好適に防止して作動流体の熱落差の損失を低減する高効率な単翼列多段タービン及びそれを用いたガスタービンを提供することである。
前記目的を達成するため第1の発明では、動翼列を通過した作動流体を再び前記動翼列を通過させることにより該作動流体に複数回にわたり断熱膨張を行わしめて動力を出力する単翼列多段タービンであって、作動流体を増速させながら前記動翼列に流入させる第1静翼列と、前記動翼列の下流に位置し前記動翼列から流出する作動流体を隔てる第2静翼列とを具備し、前記第2静翼列は高圧作動流体と低圧作動流体を隔離する第1静翼列の基準翼に対応して配置されていることを特徴とする。
上記第1の発明の単翼列多段タービンでは、動翼が低圧作動流体から高圧作動流体に晒される箇所あるいは高圧作動流体から低圧作動流体に晒される箇所において、動翼列の上流に配置されている第1静翼列および同下流に配置されている第2静翼列の配置を最適化することによって、動翼の形状を変更せずに、動翼の翼背側および翼腹側の圧力勾配を可能な限り小さくすることが可能となる。これにより、高圧作動流体が断熱膨張する際にチップクリアランスを介して動翼の翼背側から翼腹側へ漏洩することが抑止されて断熱膨張時の熱落差の損失が好適に低減されるようになる。また、第2静翼列は高圧作動流体と低圧作動流体を隔離する第1静翼列の基準翼に対応して配置されているので、動翼列の下流において高圧の作動流体が低圧の作動流体と混流することを好適に防止する。これにより、高エンタルピーの作動流体を動翼列に再流入させることが可能になり、更に、作動流体は第1静翼により増速されるので動翼列において効率よく断熱膨張することができる。その結果、作動流体から効率よくエネルギーを得ることができ、エネルギー効率が向上するようになる。
第2の発明では、高圧作動流体が前記動翼列の移動方向に対し低圧作動流体より先行して並流している第1基準翼に対応する前記第2静翼列の第1対応翼は、前記動翼列の一動翼が前記第1基準翼に最近接する時の前記動翼の下端から該動翼の移動方向に対し、前記高圧作動流体が前記動翼を通過するのに要する時間をTと、前記動翼の周方向に対する移動速度をUとした時の2×U×Tで定まる距離近傍に配置されていることとした。
第1基準翼を流れ出た高圧作動流体が動翼の翼背側を充満するのに要する時間はTであり、引き続き同高圧作動流体が動翼の翼腹側を充満するのに要する時間はTであるから、動翼がその第1基準翼の下端からU×(T+T)=U×2T=2×U×T=2×L(但し、L=U×Tとする。)の距離を移動した時には、高圧作動流体は動翼の翼背側から翼腹側にかけて充満し、その翼背側および翼腹側における圧力勾配が可能な限り小さくなっている。
そこで、上記第2の発明の単翼列多段タービンでは、高圧作動流体が動翼の翼背側および翼腹側を高圧作動流体で充満した後で第1対応翼とその動翼が最近接するように第2静翼の第1対応翼が配置されている。これにより、高圧作動流体がチップクリアランスを介して動翼の翼背側から翼腹側へ漏洩することが抑止されて断熱膨張時の熱落差の損失が好適に低減されるようになる。
第3の発明では、高圧作動流体が前記動翼列の移動方向に対し低圧作動流体より後行して並流している第2基準翼に対応する前記第2静翼列の第2対応翼は、前記動翼列の一動翼が前記第2基準翼の下端に最近接する時の前記動翼の下端近傍に配置されていることとした。
動翼が第2基準翼の下端に最近接した位置から少しでも移動すると、動翼の翼腹側の出口側(下流側)の圧力は低下することになり、その結果、翼腹側の高圧作動流体は流路の狭いチップクリアランスを通して動翼の翼背側に漏洩するよりも、より圧力の低い動翼の出口側(下流側)に向かい動翼に沿って流れることとなる。
そこで、上記第3の発明の単翼列多段タービンでは、第2静翼列の第2対応翼は動翼が第2基準翼の下端に最近接した時の動翼の下端近傍に配置されている。これにより、高圧作動流体がチップクリアランスを介して動翼の翼腹側から翼背側へ漏洩することが抑止されて断熱膨張時の熱落差の損失が好適に低減されるようになる。
前記目的を達成するための第4の発明では、断熱圧縮された酸化剤を燃料と混合し燃焼させて高温高圧の作動流体としその作動流体をタービンによって断熱膨張させることにより動力を出力するガスタービンであって、前記タービンは上記第1の発明の単翼列多段タービンであることを特徴とする。
上記第4の発明のガスタービンでは、上記第1の発明の単翼列多段タービンが使用されているので、供給されたエネルギーが単翼列多段タービンにて好適に回収されてガスタービンのエネルギー効率が向上するようになると共に、ファン又は圧縮機に動力を伝達するための回転軸が不要となるのでガスタービンの軸長が短縮化し且つガスタービンの重量が軽量化し且つガスタービンの構成が簡素化するようになる。
本発明の単翼列多段タービンによれば、第2静翼列を構成する第1対応翼および第2対応翼が各々第1静翼列2の第1基準翼と第2基準翼に対応して配置されている。特に、動翼が低圧作動流体から高圧作動流体に晒される箇所においては、動翼が第1対応翼の上端に最近接する時には動翼の翼背側および翼腹側の圧力勾配が可能な限り小さくなるように第1対応翼が配置されている。他方、動翼が高圧作動流体から低圧作動流体に晒される箇所においては、高圧作動流体が動翼の翼腹側に沿って動翼の下流側に流れるように第2対応翼が配置されている。その結果、チップクリアランスからの高圧作動流体の漏洩が好適に抑制され、作動流体が動翼列を通過する際に大きな熱落差を得ることができるようになる。これにより、動翼の形状等を変更せずに、動翼列の上流に位置する第1静翼列および同下流に位置する第2静翼列の配列を最適化することにより、作動流体から効率良くエネルギーを回収することができるようになる。
さらに、本発明のガスタービンによれば、上記発明の単翼列多段タービンが使用されているので、供給されたエネルギーが単翼列多段タービンにて好適に回収されてガスタービンのエネルギー効率が向上するようになると共に、ファン又は圧縮機に動力を伝達するための回転軸が不要となるのでガスタービンの軸長が短縮化し且つガスタービンの重量が軽量化し且つガスタービンの構成が簡素化するようになる。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明による単翼列多段タービンの実施例を示す要部断面図である。なお、この要部断面図は、円筒面により切断した本発明の単翼列多段タービンの要部を2次元展開図として示すものである。
この単翼列多段タービン100は、高圧作動流体Fが流入する高圧側吸入ダクト部1と、作動流体を増速させるノズルとして機能する第1静翼列2と、作動流体が翼間を断熱膨張しながら通過する動翼列3と、断熱膨張した作動流体を後方へ流出させると共にエンタルピーの異なる作動流体を隔てる隔壁として機能する第2静翼列4と、動翼列3を通過した高圧作動流体Fが再び動翼列3を通過するために低圧作動流体Fとして流入する低圧側吸入ダクト5a,5bとを具備して構成されている。なお、第2静翼列4の配置については、図2および図3を参照しながら後述する。
第1静翼列2は、複数の第1静翼21が例えばケーシング(図示せず)の内周面に動翼列3に対応して等間隔で且つ動翼列3とのクリアランスが最小となるように取り付けられて構成されている。そして、第1静翼列2は、第1静翼列2に流入した高圧作動流体Fを増速させて運動エネルギーを高めた後に動翼列3に流入させる。特に、第1静翼21の中で高圧作動流体Fおよび低圧作動流体Fを隔離する静翼のことを基準翼として、更に動翼の移動方向に対して高圧作動流体Fが低圧作動流体Fに先行して並流する(動翼が低圧作動流体から高圧作動流体に晒される)基準翼を第1基準翼21aと、動翼の移動方向に対して高圧作動流体Fが低圧作動流体Fに後行して並流する(動翼が高圧作動流体から低圧作動流体に晒される)基準翼を第2基準翼21bと定義する。
動翼列3は、複数の動翼31が例えばファン(図示せず)の外周端部に第1静翼列2に対応して等間隔で且つ静翼列2および第2静翼列4とのクリアランスが最小となるように取り付けられて構成されている。また、第1静翼列2から流入した高圧作動流体Fは動翼間で断熱膨張しながら下流に低圧作動流体Fとなって流出し、その作動流体が断熱膨張する際の反動力で動翼列3に回転力が発生し、高圧作動流体が第1静翼列2から連続的に供給され動翼間で断熱膨張が連続的に行われることによって動翼列3に回転動力が発生し、その回転動力によってファン(図示せず)が駆動される。
第2静翼列4は、第1基準翼21aに対応する第1対応翼41aと、第2基準翼21bに対応する第2対応翼41bとで構成され、動翼列3から流出する高圧作動流体Fおよび低圧作動流体F等のエンタルピーの異なる作動流体を隔てる隔壁の機能を有し、ケーシング(図示せず)の内周面に第1基準翼21aおよび第2基準翼21bに対応して且つ動翼列3とのクリアランスが最小となるように取り付けられてている。なお、詳細については図2および図3を参照しながら後述するが、第1対応翼41aおよび第2対応翼41bの配列を適切に行うことにより、作動流体が動翼列3にて断熱膨張する際の熱落差の損失を低減し、動翼列3にて大きな仕事を取り出すことができる。
高圧側吸入ダクト部1は、高圧作動流体F、例えば燃焼器(図示せず)からの高温・高圧の燃焼ガスが流入するインテークである。
低圧側吸入ダクト部5a,5bは、低圧作動流体F、例えば燃焼器(図示せず)からの高温・高圧の燃焼ガスが動翼列3にて断熱膨張した後エンタルピーを低下させた作動流体が流入するインテークである。動翼列3にて断熱膨張した作動流体は、動翼列3に仕事を与えてもなお高いエンタルピーを保有している。そこで、作動流体の保有するエネルギーを十分に回収するために、その作動流体を排出側ダクト部(図示せず)および戻りダクト部(図示せず)を介して低圧側吸入ダクト5a,5bに流入させて再び第1静翼2および動翼列3を通過させることにより動翼列3から仕事を取り出すことができる。このように、作動流体を複数回(多段)にわたり第1静翼列2および動翼列3を通過させることによって作動流体の保有するエネルギーを機械エネルギーとして効率よく回収することが可能になる。
図2は、第1対応翼41aの配列を示す要部断面説明図である。
第1対応翼41aは、一の動翼31aの上端31aUが第1基準翼21aの下端21aLに最近接する時の動翼31の下端31aLの位置から動翼の移動方向に対して2×Lの距離に相当する位置に配置されている。なお、Lは高圧作動流体Fが動翼31aを通過するのに要する平均時間Tと動翼の移動速度Uを乗じることにより得られる値である。その平均時間Tについては数値計算により算出するか、或いは実験によって取得することができる。
第1基準翼21aに対応する第1対応翼41aが上述のように配置されると、第1基準翼21aの下端21aLに最近接した動翼31aが第1対応翼41aに最近接する時には、動翼の翼背側31aSおよび翼腹側31aHは共に高圧作動流体Fで充満されることになる。そして、高圧作動流体Fが翼背側31aSと翼腹側31aHを充満するのに要する時間は2×Tである。従って、その動翼31aが第1基準翼の下端21aLを通過して第1対応翼の上端41aUに最近接した時、即ち第1基準翼の下端21aLからU×2T=2×U×T=2×Lの距離を移動した時には、その高圧作動流体Fは動翼の翼背側31aSから翼腹側31aHにかけて充満し、その翼背側31aSおよび翼腹側31aHにおける圧力勾配が可能な限り小さくなっている。これにより、高圧作動流体Fがチップクリアランスを介して動翼31aの翼背側31aSから翼腹側31aHへ漏洩することが抑止されて断熱膨張時の熱落差の損失が好適に低減されるようになる。
なお、動翼の上端31aUと第1基準翼の下端21aLとの距離d1、および動翼の下端31aLと第1対応翼の上端41aUとの距離d2は小さい方が良い。d1が大きくなる場合は、高圧作動流体Fが第1基準翼を流出した直後の軸流速度Va1と絶対周方向速度Vq1を用いて、ΔL1=d1×(Vq1/Va1)を算出し、ΔL1分だけ第1対応翼41aを移動させると良い。
一方、d2が大きくなる場合も同様に、高圧作動流体Fが動翼を流出した直後の軸流速度Va2と絶対周方向速度Vq2を用いて、ΔL2=d2×(Vq2/Va2)を算出し、Vq2の符号に応じて、ΔL2分だけ第1対応翼41aを移動させると良い。
他方、図3は、第2対応翼41bの配列を示す要部断面説明図である。
第2対応翼41bは、一の動翼31bの上端31bUが第2基準翼21bの下端21bLに最近接する時のその動翼31bの下端31bLの位置に配置されている。
第2基準翼21bに対応する第2対応翼41bが上述のように配置されると、第2基準翼21bの下端21bLに最近接した動翼の下端31bLの下流は経時的に圧力が低下し、その結果、動翼の翼腹側31bHの高圧作動流体Fは、流路の狭いチップクリアランスを通って翼背側31bSへ流れるよりも、より圧力の低い第2対応翼41bで隔てられた低圧作動流体Fの出口側へ流れることとなり、第2基準翼21bの下端21bLに最近接する動翼では翼腹側31bHの形状に沿った流れが実現されるようになる。これにより、高圧作動流体Fがチップクリアランスを介して動翼31bの翼腹側31bHから翼背側31bSへ漏洩することが抑止されて断熱膨張時の熱落差の損失が好適に低減されるようになる。
図4は、第2静翼列4の配列と本発明の効果を確認するための他の配列を示す要部断面説明図である。
図4の(a)では、一の動翼の上端31aUが第1基準翼の下端21aLに最近接する時の動翼の下端31aLの位置から動翼の移動方向に対してLの距離に相当する位置に第1対応翼41aが配置されている一方、一の動翼の上端31bUが第2基準翼の下端21bLに最近接する時の動翼の下端31bLの位置から動翼の移動方向に対してLの距離に相当する位置に第2対応翼41bが配置されている。
図4の(b)では、一の動翼の上端31aUが第1基準翼の下端21aLに最近接する時の動翼の下端31aLの位置から動翼の移動方向に対して2Lの距離に相当する位置に第1対応翼41aが配置されている一方、一の動翼の上端31bUが第2基準翼の下端21bLに最近接する時の動翼の下端31bLの位置から動翼の移動方向に対して同じく2Lの距離に相当する位置に第2対応翼41bが配置されている。
図4の(c)は、上記単翼列多段タービン100の第2静翼列4の配列であり、一の動翼の上端31aUが第1基準翼の下端21aLに最近接する時の動翼の下端31bLの位置から動翼の移動方向に対して2Lの距離に相当する位置に第1対応翼41aが配置されている一方、一の動翼の上端31bUが第2基準翼の下端21bLに最近接する時の動翼の下端31bLの位置に第2対応翼41bが配置されている。
ここで、図4の(a)から(c)の各配列の形状にて、三次元、粘性を考慮した作動流体の断熱膨張時の熱落差の数値解析を実施した。形状はタービンハブ直径が270mm、タービン翼高は約5mm、動翼の回転速度は16800rpmとした。また、動静翼の周方向は周期的に同じ形状が繰り返されている。なお、熱落差Hは次式(1)を使用した。
=C×(Tin−Tout)・・・(1)
ここで、Cは定圧比熱であり、Tinは流入流体の平均全温であり、Toutは流出流体の平均全温である。
図5は、図4の各配列に対する解析結果を示すグラフである。
このグラフから分かるように、本発明に係る第2静翼列4の配列において最も高い熱落差Hを得ることが確認された。特に、時刻と共に動翼が低圧から高圧の流体の流入を受ける第1基準翼21aの近傍および時刻と共に動翼が高圧から低圧の流体の流入を受ける第2基準翼21bの近傍において本発明の効果が顕著に表れることが確認できた。
上記単翼列多段タービン100によれば、第2静翼列4を構成する第1対応翼41aおよび第2対応翼41bが各々第1静翼列2の第1基準翼21aと第2基準翼21bに対応して配置されている。特に、動翼31aが低圧作動流体Fから高圧作動流体Fに晒される箇所においては、動翼31aが第1対応翼41aの上端41aUに最近接する時には動翼31aの翼背側31aSおよび翼腹側31aHの圧力勾配が可能な限り小さくなるように第1対応翼41aが配置されている。他方、動翼31bが高圧作動流体Fから低圧作動流体Fに晒される箇所において、動翼31bの翼腹側31bHの高圧作動流体Fが動翼31bの翼腹側31bHに沿って流れるように第2対応翼41bが配置されている。その結果、チップクリアランスからの高圧作動流体Fの漏洩が好適に抑制され、作動流体が動翼列3を通過する際に大きな熱落差を得ることができるようになる。これにより、動翼31の形状等を変更せずに、動翼列3の上流に位置する第1静翼列2および同下流に位置する第2静翼列3の配列を最適化することにより、作動流体から効率良くエネルギーを回収することができるようになる。
さらに、本発明のガスタービンによれば、上記発明の単翼列多段タービン100が使用されているので、供給されたエネルギーが単翼列多段タービン100にて好適に回収されてガスタービンのエネルギー効率が向上するようになると共に、ファン又は圧縮機に動力を伝達するための回転軸が不要となるのでガスタービンの軸長が短縮化し且つガスタービンの重量が軽量化し且つガスタービンの構成が簡素化するようになる。
本発明の単翼列多段タービンは、航空機用または船舶用あるいは発電機用のガスタービンエンジンの他、火力発電所等の蒸気タービン等の流体エネルギーを機械エネルギーに変換する流体機械に好適に適用することが可能である。
本発明による単翼列多段タービンの実施例を示す要部断面図である。 第1対応翼の配列を示す要部断面説明図である。 第2対応翼の配列を示す要部断面説明図である。 第2静翼列の配列と本発明の効果を確認するための他の配列を示す要部断面説明図である。 図4の各配列に対する解析結果を示すグラフである。
符号の説明
1 高圧側吸入ダクト
2 第1静翼列
3 動翼列
4 第2静翼列
5a,5b 低圧側吸入ダクト
21a 第1基準翼
21b 第2基準翼
41a 第1対応翼
41b 第2対応翼
100 単翼列多段タービン

Claims (4)

  1. 動翼列を通過した作動流体を再び前記動翼列を通過させることにより該作動流体に複数回にわたり断熱膨張を行わしめて動力を出力する単翼列多段タービンであって、作動流体を増速させながら前記動翼列に流入させる第1静翼列と、前記動翼列の下流に位置し前記動翼列から流出する作動流体を隔てる第2静翼列とを具備し、前記第2静翼列は高圧作動流体と低圧作動流体を隔離する第1静翼列の基準翼に対応して配置されていることを特徴とする単翼列多段タービン。
  2. 高圧作動流体が前記動翼列の移動方向に対し低圧作動流体より先行して並流している第1基準翼に対応する前記第2静翼列の第1対応翼は、前記動翼列の一動翼が前記第1基準翼に最近接する時の前記動翼の下端から該動翼の移動方向に対し、前記高圧作動流体が前記動翼を通過するのに要する時間をTと、前記動翼の周方向に対する移動速度をUとした時の2×U×Tで定まる距離近傍に配置されている請求項1に記載の単翼列多段タービン。
  3. 高圧作動流体が前記動翼列の移動方向に対し低圧作動流体より後行して並流している第2基準翼に対応する前記第2静翼列の第2対応翼は、前記動翼列の一動翼が前記第2基準翼の下端に最近接する時の前記動翼の下端近傍に配置されている請求項1に記載の単翼列多段タービン。
  4. 断熱圧縮された酸化剤の作動流体を燃料と混合し燃焼させて高温高圧の作動流体としその作動流体をタービンによって断熱膨張させることにより動力を出力するガスタービンであって、前記タービンは請求項1に記載の単翼列多段タービンであることを特徴とするガスタービン。
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