JP2006283572A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
内燃機関用点火装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006283572A JP2006283572A JP2005100752A JP2005100752A JP2006283572A JP 2006283572 A JP2006283572 A JP 2006283572A JP 2005100752 A JP2005100752 A JP 2005100752A JP 2005100752 A JP2005100752 A JP 2005100752A JP 2006283572 A JP2006283572 A JP 2006283572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- ignition device
- protection mechanism
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【課題】 異常電流、異常電圧、異常温度になった場合に、回路を切断しコントロールユニットの破損、発煙等を防止することのできる内燃機関用点火装置を提供すること。
【解決手段】
一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに過電流保護機構を備えたので、電源ラインに異常電流が供給された場合に、回路を切断しコントロールユニットの破損、発煙等を防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】
一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに過電流保護機構を備えたので、電源ラインに異常電流が供給された場合に、回路を切断しコントロールユニットの破損、発煙等を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば自動車のエンジンの点火プラグにおいて火花放電を発生させる為に高電圧を供給する内燃機関用点火装置に関するものである。
従来の内燃機関用の点火装置では、セルフシャット等の機能を持つたイグナイタにより、異常電流等の遮断をする。また、点火信号を出力するコントロールユニット内のプログラムを制御し、上記同様、異常電流等の遮断をする。それにより、イグニションコイル、もしくはイグナイタ、点火信号を出力するコントロールユニットまでのハーネス、更にはコントロールユニット内のパターン等の溶損、もしくは発煙、最悪状況下での発火を防ぐものとしていた。
しかし、従来の内燃機関用点火装置10は、図2に示すように一次コイル11及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケース13からなり、1次コイル11に電力を供給する電源ライン14から成り、ハーネスの噛み込み、GND浮きのトラブル発生時において、このような構成の内燃機関用点火装置では対応することが出来なかった。
従って、内燃機関用点火装置であるイグニションコイル、もしくはイグナイタ、点火信号を出力するコントロールユニットまでのハーネス、更にはコントロールユニット内のパターン等の溶損、もしくは発煙、最悪状況下での発火の可能性が存在した。
従って、内燃機関用点火装置であるイグニションコイル、もしくはイグナイタ、点火信号を出力するコントロールユニットまでのハーネス、更にはコントロールユニット内のパターン等の溶損、もしくは発煙、最悪状況下での発火の可能性が存在した。
この発明は、上記に鑑み提案されたもので、電源ラインに抵抗体を設けることにより、異常時に回路を切断して信頼性の高い内燃機関用点火装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する為に、本発明の内燃機関用点火装置は、一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに過電流保護機構を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明において、前記過電流保護機構は、溶断型のヒューズであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明において、前記電源ラインをアルミニューム線或いはニッケル線で接続したことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明において、前記電源ラインにセラミック上に印刷形成された保護用抵抗を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明において、前記過電流保護機構は、復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明において、一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに過電圧保護機構を備えたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明において、一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに高温度保護機構を備えたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明において、前記高温度保護機構は、復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体を備えたことを特徴とする。
この発明は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
請求項1に記載の発明では、一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに過電流保護機構を備えたので、電源ラインに異常が生じた場合、電源が遮断されコントロールユニット内のパターン等の溶損、発煙、発火等を未然に防止することができる。
請求項2に記載の発明では、前記過電流保護機構は、溶断型のヒューズであるので、電源ラインに過電流が流れた場合にヒューズが溶断、もしくは瞬断して内燃機関用点火装置の溶損、発煙等を防止することができる。
請求項3に記載の発明では、前記電源ラインをアルミニューム線或いはニッケル線で接続したので、電源ラインに過電流が流れた場合にアルミニューム線或いはニッケル線が溶断して内燃機関用点火装置の溶損、発煙等を防止することができる。
請求項4に記載の発明では、前記電源ラインにセラミック上に印刷形成された保護用抵抗を備えたので、電源ラインに過電流が流れた場合に印刷形成された保護用抵抗が溶断して内燃機関用点火装置の溶損、発煙等を防止することができる。
請求項5に記載の発明では、前記過電流保護機構は、復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体を備えたので、電源ラインに過電流が流れた場合に切断されるとともに、再度復帰することができる。
請求項6に記載の発明では、前記一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに過電圧保護機構を備えたので電源ラインに過電圧が流れた場合に回路が切断され内燃機関用点火装置の溶損、発煙等を防止することができる。
請求項7に記載の発明では、前記一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、電源ラインに高温度保護機構を備えたので、電源ラインの温度が所定値を超えた場合に回路が切断され、装置の溶損、発煙等を防止することができる。
請求項8に記載の発明では、前記高温度保護機構は、復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体を備えたので、電源ラインの温度が所定値を超えた場合に回路が切断されるとともに、温度が低下した場合に再度復帰することができる。
電源ラインに異常電流、異常電圧、保証値を超える温度となった場合、回路を切断する保護機構を設けることにより、内燃機関用点火装置の信頼性を向上するという目的を達成できる。
以下、一実施の形態を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明に係る内燃機関用点火装置の一例を示す縦断面図である。ここで、内燃機関用点火装置10は、一次コイル11及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケース13からなり、1次コイル11に電力を供給する電源ライン14に過電流保護機構15を備えている。
過電流保護機構15は、例えば、溶断型のヒューズまたは、アルミニューム線或いはニッケル線を使用してもよい。更に、過電流保護機構15は、セラミック上に印刷形成された保護用抵抗であってもよい。
過電流保護機構15は、また復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体であってもよい。このように構成した内燃機関用点火装置10は、電源ライン14に過剰電流が供給されると、回路が切断されてコントロールユニット内のパターン等の破損を防止することができる。したがって、内燃機関用点火装置10の信頼性を向上できる。
本発明の第2の実施の形態は、内燃機関用点火装置10の電源ライン14に過電圧保護機構16を備えたものである。このように構成した内燃機関用点火装置10は、電源ライン14に過剰電圧が供給されると、回路が切断されてコントロールユニット内のパターン等の破損を防止することができる。
本発明の第3の実施の形態は、内燃機関用点火装置10の電源ライン14に高温度保護機構17を備えたものである。高温度保護機構17として、復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体を使用することができる。
以上のように構成した内燃機関用点火装置10は、電源ライン14の周囲が異常温度となった場合に、回路が切断されてコントロールユニットまでのハーネスやパターン等の破損を防止することができる。したがって、内燃機関用点火装置10の信頼性を向上することができる。
10 内燃機関用点火装置
11 一次コイル
13 収納ケース
14 電源ライン
15 過電流保護機構
16 過電圧保護機構
17 高温度保護機構
11 一次コイル
13 収納ケース
14 電源ライン
15 過電流保護機構
16 過電圧保護機構
17 高温度保護機構
Claims (8)
- 一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、
電源ラインに過電流保護機構を備えたことを特徴とする内燃機関用点火装置。 - 前記過電流保護機構は、溶断型のヒューズであることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記電源ラインをアルミニューム線或いはニッケル線で接続したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記電源ラインにセラミック上に印刷形成された保護用抵抗を備えたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
- 前記過電流保護機構は、復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
- 一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、
電源ラインに過電圧保護機構を備えたことを特徴とする内燃機関用点火装置。 - 一次コイル及び2次コイルと、これらのコイルを磁気的に結合させる鉄心と、これらを収納する収納ケースからなる内燃機関用点火装置であって、
電源ラインに高温度保護機構を備えたことを特徴とする内燃機関用点火装置。 - 前記高温度保護機構は、復帰型のサーモスタット、またはバイメタル、または抵抗体を備えたことを特徴とする請求項7に記載の内燃機関用点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005100752A JP2006283572A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 内燃機関用点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005100752A JP2006283572A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 内燃機関用点火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006283572A true JP2006283572A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37405763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005100752A Pending JP2006283572A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006283572A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS64357A (en) * | 1987-06-23 | 1989-01-05 | Hitachi Ltd | Ignition device for internal combustion engine |
JPH05172022A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-07-09 | Hitachi Ltd | 負荷制御用電子機器,内燃機関用点火装置,内燃機関用電子配電器及び内燃機関用点火時期制御装置 |
JP2004221148A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Hitachi Ltd | 内燃機関用点火コイル |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005100752A patent/JP2006283572A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS64357A (en) * | 1987-06-23 | 1989-01-05 | Hitachi Ltd | Ignition device for internal combustion engine |
JPH05172022A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-07-09 | Hitachi Ltd | 負荷制御用電子機器,内燃機関用点火装置,内燃機関用電子配電器及び内燃機関用点火時期制御装置 |
JP2004221148A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Hitachi Ltd | 内燃機関用点火コイル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105337169B (zh) | 一种组合式电涌保护装置 | |
US6282073B1 (en) | Environmentally insensitive surge suppressor apparatus and method | |
CN106716591B (zh) | 一种用于被保护装置的熔断器 | |
JP6970113B2 (ja) | Dc過電流保護装置 | |
JP5272123B2 (ja) | 劣化警報機能付きspd | |
JP7056160B2 (ja) | 内燃機関の点火装置 | |
JP2001068000A (ja) | 回路遮断装置 | |
JPH10134697A (ja) | 大電流ヒューズユニット | |
JP2006283572A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
WO2014109067A1 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
US11735377B2 (en) | Protection device for an electrical circuit, electrical circuit equipped with such a device and method for protecting such an electrical circuit | |
JP2007178074A (ja) | 給湯システム | |
JP2001135217A (ja) | 回路遮断装置及びこれを用いたワイヤーハーネス装置 | |
JP2021508911A (ja) | 不良モード検知を通じたヒューズ制御システムおよび方法 | |
US20030043519A1 (en) | Over-voltage protection and disconnect circuit apparatus and method | |
JP7456353B2 (ja) | 内燃機関の点火装置 | |
JP5610454B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP4482797B2 (ja) | Led点灯装置および照明器具 | |
JP2006070798A (ja) | 内燃機関用点火コイル装置 | |
JP5605786B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP5605785B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP2006179842A (ja) | 金属酸化物バリスタ故障時の切り離し雷防護装置 | |
JP2006352955A (ja) | 漏電保護リレー | |
Lenhart-Rydzek et al. | Requirements and Protection within a 48V Automotive Wiring System | |
CN219268493U (zh) | 一种本安型poe网口安全电路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100720 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101207 |