JP2006283457A - 化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法 - Google Patents
化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006283457A JP2006283457A JP2005106962A JP2005106962A JP2006283457A JP 2006283457 A JP2006283457 A JP 2006283457A JP 2005106962 A JP2005106962 A JP 2005106962A JP 2005106962 A JP2005106962 A JP 2005106962A JP 2006283457 A JP2006283457 A JP 2006283457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inclined face
- decorative
- decorative material
- inclined surface
- inclination angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
【課題】 化粧材の寸法変化による隙間が生じても目立たないものとし、しかもジョイナーを必要とせず、施工作業を容易にする。また、意匠的にも違和感の無い仕上がりとする。
【解決手段】 4つの側面を有する化粧材1であって、対向する側面に傾斜面5aと逆傾斜面5bが形成されるとともに、他の対向する側面にも傾斜面6aと逆傾斜面6bが形成する。該逆傾斜面5bの傾斜角度α2は該傾斜面5aの傾斜角度α1より小さく、かつ該逆傾斜面6bの傾斜角度β2は該傾斜面6aの傾斜角度β1より小さくする。該化粧材を複数枚用いて壁面を施工する際には、傾斜面と逆傾斜面が接触するように連設する。化粧材の木口面は化粧層と同系色の塗装を施す。化粧材の素材としては化粧層2と基材3とからなる物、無垢材を塗装した物、押し出し成形品を用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】 4つの側面を有する化粧材1であって、対向する側面に傾斜面5aと逆傾斜面5bが形成されるとともに、他の対向する側面にも傾斜面6aと逆傾斜面6bが形成する。該逆傾斜面5bの傾斜角度α2は該傾斜面5aの傾斜角度α1より小さく、かつ該逆傾斜面6bの傾斜角度β2は該傾斜面6aの傾斜角度β1より小さくする。該化粧材を複数枚用いて壁面を施工する際には、傾斜面と逆傾斜面が接触するように連設する。化粧材の木口面は化粧層と同系色の塗装を施す。化粧材の素材としては化粧層2と基材3とからなる物、無垢材を塗装した物、押し出し成形品を用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法に関する。
従来、家屋の内装を行うに当たり、化粧材を下地につなぎ合わせて施工するようにしており、施工法として、隣合う化粧材を隙間を開けて施工する目透かし、ジョイナーによる施工、突き付け、合抉り(あいじゃくり)などが知られ、目地は本来目立たないように要望されている。
しかしながら、合抉りは目地が目立たなく、違和感がないといった理由から理想的な施工方法であるが、厚みが薄い化粧材では端部が破損しやすく加工が困難であった。また、突き付け施工では、化粧材の温度、湿度による寸法収縮が大きい場合、目地部に隙間や盛り上がりが生じ見苦しくなることがあった。
実開平5−832
特開平5−148974
実開平5−69224
実開平5−10635
本発明は、かかる状況に鑑み検討されたもので、施工が容易で、化粧材の寸法収縮による目地部の隙間を目立つことがないように考慮されたもので以下のことを特徴とする化粧材である。
すなわち、請求項記載の発明は、4つの側面を有する化粧材1であって、対向する側面に傾斜面5aと逆傾斜面5bが形成されるとともに、他の対向する側面にも傾斜面6aと逆傾斜面6bが形成されてなることを特徴とする化粧材1である。また、請求項2記載の発明は、該逆傾斜面5bの傾斜角度α2が該傾斜面5aの傾斜角度α1より小さく、かつ該逆傾斜面6bの傾斜角度β2が該傾斜面6aの傾斜角度β1より小さいことを特徴とする請求項1記載の化粧材1である。更に、請求項3記載の発明は、該化粧材1を複数枚用いて壁面を施工する際、該傾斜面(5a、6a)と逆傾斜面(5b、6b)が一部接触し、壁面に向かって開き気味の空隙を有するように連設することを特徴とする壁面の施工方法である。
本発明によれば、化粧材を壁面に連設して施工する際、化粧材の側面の傾斜面と逆傾斜面を形成し、傾斜面と逆傾斜面同士を重ね合わせたり、一部を接触させて施工することにより、寸法変化による隙間が生じても目立たないものとなる。しかもジョイナーが不要で、壁施工作業の熟練度を必要としない。また、四側面が斜面であるため縦、横に位置決めが容易にできる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は無機質系基材に化粧層を施した実施例1の化粧材1の斜視図、図2は線A−Aに沿う構成断面図、図3は線B−Bに沿う構成断面図である。実施例1では化粧材1の基材3には不燃性を目的として無機質系基材、具体的には火山性ガラス質複層板を用いているが、その他、石膏ボードや珪酸カルシウム板を用いてもよい。また、難燃性を必要としない場合はMDF、合板、パーティクルボードなどの木質系基材であってもよい。
図2において、化粧材1は化粧層2と基材3とからなり、化粧材1は厚み6mmで、化粧材1の一方の側面は傾斜角α1の傾斜面5aが形成されるとともに、傾斜面5aに向き合う側面には傾斜角α2の逆傾斜面5bが形成されている。逆傾斜面5bの上端には45°の斜面5cが形成されている。α1は45°、α2は30°であり、α1の方がα2より大きくなっている。α1の方がα2より小さい場合や同じである場合は、突合せをした際、図6に示すように、逆傾斜面5xが隣り合う化粧材の傾斜面5y上を滑りやすくなり、施工手元側にずれて施工しずらいため好ましくなく、α1>α2は重要な要件になっている。
図2において、他の対向する側面の一方にも傾斜角β1の傾斜面6aが形成されるとともに、傾斜面6aに向き合う側面には傾斜角β2の逆傾斜面6bが形成されている。逆傾斜面6bの上端には45°の斜面6cが形成されている。6a、6bともに前記5a、5bと同様の理由からβ1の方がβ2より大きく、β1は45°、β2は30°となっている。
本発明では化粧層2として不飽和ポリエステル樹脂被覆による方法を用いているが、これは、基材3に化粧紙を接着した後樹脂液を化粧紙表面に塗布し、次いで塗布面をプラスチックフィルムで被覆し、ローラーで延展し、樹脂が硬化した後にプラスチックフィルムを剥離し製品化する方法である。
他に化粧層を施す方法としてはコート紙や樹脂含浸化粧紙を用いる方法であってもよい。コート紙は坪量が20〜60g/m2の印刷原紙の片面に、印刷柄層と表面に、アクリルウレタン、ポリエステルウレタン、ポリウレタン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などで表面を保護したものである。
樹脂含浸化粧紙による方法は、化粧板用原紙に熱硬化性樹脂を主な成分とする樹脂液が含浸され、乾燥された樹脂含浸化粧紙を基材と積層し、熱圧成形する方法である。化粧層を施す手段は通常公知の方法を用いればよい。
図4は実施例の化粧材1を連設した時の斜視図であり、図5は図4中の線C−C´に沿う構成断面図である。傾斜面6aに斜面6cの先端が接して、壁面方向に向かって開口部が設けられ、寸法収縮を吸収しやすく、多少収縮しても表面側に設けた斜面5c、6cによりズレを認識しにくく、重要な要件となっている。
また、本発明では、化粧材の側面は連設した際の継ぎ目に違和感が生じないように化粧層と同系色の塗装が施されてカラーマッチングされており、意匠性に違和感なく、また、寸法変化による影響を視覚的に防ぐものとなっており、これも本発明の重要な構成要件である。
尚、本発明の実施例では、化粧材1は化粧層2と基材3とから構成されているが、側面に同様の傾斜面、逆傾斜面が形成されていれば、無垢材を塗装した物、熱可塑性樹脂の押し出し成形品などであってもよく、化粧材の素材は特に限定されない。
1 化粧材
1´ 化粧材
2 化粧層
3 基材
5a 傾斜面
5b 逆傾斜面
5c 斜面
6a 傾斜面
6b 逆傾斜面
6c 斜面
8 接触部
9 開口部
15 壁面
α1 傾斜角度
α2 傾斜角度
β1 傾斜角度
β2 傾斜角度
1´ 化粧材
2 化粧層
3 基材
5a 傾斜面
5b 逆傾斜面
5c 斜面
6a 傾斜面
6b 逆傾斜面
6c 斜面
8 接触部
9 開口部
15 壁面
α1 傾斜角度
α2 傾斜角度
β1 傾斜角度
β2 傾斜角度
Claims (3)
- 4つの側面を有する化粧材1であって、対向する側面に傾斜面5aと逆傾斜面5bが形成されるとともに、他の対向する側面にも傾斜面6aと逆傾斜面6bが形成されてなることを特徴とする化粧材1。
- 該逆傾斜面5bの傾斜角度α2が該傾斜面5aの傾斜角度α1より小さく、かつ該逆傾斜面6bの傾斜角度β2が該傾斜面6aの傾斜角度β1より小さいことを特徴とする請求項1記載の化粧材1。
- 該化粧材1を複数枚用いて壁面を施工する際、該傾斜面(5a、6a)と逆傾斜面(5b、6b)が一部接触し、壁面に向かって開き気味の空隙を有するように連設することを特徴とする壁面の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005106962A JP2006283457A (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | 化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005106962A JP2006283457A (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | 化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006283457A true JP2006283457A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37405654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005106962A Pending JP2006283457A (ja) | 2005-04-04 | 2005-04-04 | 化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006283457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196817A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Sekisui House Ltd | 目地部の挙動再現装置及び目地部の挙動再現方法 |
-
2005
- 2005-04-04 JP JP2005106962A patent/JP2006283457A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196817A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Sekisui House Ltd | 目地部の挙動再現装置及び目地部の挙動再現方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102393935B1 (ko) | 플로어 패널 및 플로어 패널을 제조하기 위한 방법 | |
KR20190085007A (ko) | 플로어 패널 및 플로어 패널을 제조하기 위한 방법 | |
EP2992149B1 (en) | Multi-purpose tile | |
KR20010014716A (ko) | 맞물림 연부를 갖는 부품 및 이로부터 제조된 표면 마감제품 | |
KR102013746B1 (ko) | 고온-용융 적층된 화장판 | |
JP2005503947A5 (ja) | ||
JP2003049530A (ja) | 床材及びその製造方法 | |
JP2003003639A5 (ja) | ||
PT2039530E (pt) | Painéis de soalho, de parede ou de tecto e processo para o seu fabrico | |
ES2557326T3 (es) | Procedimiento para la fabricación de un panel, en particular un panel de suelo, y panel, en particular panel de suelo | |
US6887555B2 (en) | Floor covering based on perforated PVC sheet | |
US20220048276A1 (en) | Floor And Wall Panel System | |
JP5900029B2 (ja) | 凹凸模様付き化粧板及びその製造方法 | |
JP2006283457A (ja) | 化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法 | |
US20230330980A1 (en) | Composite panels and methods for making the same | |
WO2008074563A3 (de) | Thermoplastische folie mit geschäumter deckfolie | |
JP2003181996A (ja) | 化粧シート及び化粧材 | |
JP2010048004A (ja) | 板状建材 | |
JP2006193993A (ja) | 化粧材及び該化粧材を用いた壁面の施工方法 | |
US20060251864A1 (en) | Structural laminate | |
ES2842887T3 (es) | Piso impermeable | |
JP5820996B2 (ja) | 床材の製造方法 | |
JP6537034B2 (ja) | 床材 | |
JP2004324401A (ja) | 木質床材 | |
PL1712702T3 (pl) | System podłóg i podłoga złożona z wielu paneli podłogowych |