JP2006281058A - 加圧浮上分離装置 - Google Patents

加圧浮上分離装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006281058A
JP2006281058A JP2005102845A JP2005102845A JP2006281058A JP 2006281058 A JP2006281058 A JP 2006281058A JP 2005102845 A JP2005102845 A JP 2005102845A JP 2005102845 A JP2005102845 A JP 2005102845A JP 2006281058 A JP2006281058 A JP 2006281058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition wall
mixing chamber
water
chamber
pressurized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005102845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4329717B2 (ja
Inventor
Mitsuharu Terajima
光春 寺嶋
Atsuhisa Honda
敦久 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2005102845A priority Critical patent/JP4329717B2/ja
Publication of JP2006281058A publication Critical patent/JP2006281058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4329717B2 publication Critical patent/JP4329717B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

【課題】凝集反応水中の凝集物が高分子凝集助剤によって成長し、これに対して気泡が十分に付着し、効率良く浮上分離処理を行うことができる加圧浮上分離装置を提供する。
【解決手段】凝集反応水は、流路部材16a、流出口16を通って混合室20に流入し、槽体底面3bの幅方向中央に沿って流れる該流路部材16aにおいて、凝集反応水に供給管27から高分子凝集助剤溶液が添加される。混合室20内において、高分子凝集助剤を含んだ凝集反応水とノズル23からの加圧水とは混ざり合いながら隔壁2に沿って上昇する。上昇流は、傾斜した隔壁上部2bに案内されて仕切壁1側へ流れ方向を変え、仕切壁1の近傍に到ると該隔壁1に沿って下降する。隔壁2の上端から仕切壁1へ向う流れは、隔壁2近傍の幅方向中央付近から仕切壁1の幅方向の両側へ分岐する流れとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、凝集剤によって凝集処理された凝集反応水に対し、加圧水及び高分子凝集助剤を添加して加圧浮上分離処理する加圧浮上分離装置に係り、特に槽体内を隔壁によって区画して混合室及び浮上分離室を形成した加圧浮上分離装置に関する。
槽体内を隔壁によって区画して混合室と浮上分離室とを形成した加圧浮上分離装置が特公平7−38984号公報に記載されている。第8図は同号公報の図1に記載の槽体を示す縦断面図、第9図及び第10図は同号公報の図2,3に記載の混気水管と排水管との配置関係図である。
槽体81内が隔壁83によって混合室82と浮上分離室84とに区画されている。排水は、隔壁83と反対側の混合室壁面82aから突設された排水導入管85を介して混合室82内に下向きに導入される。なお、排水導入管85の末端はT字形となっており、水平方向に延在した排水流出用のスリット状開口86から排水が下向きにカーテン状に流出する。
空気が溶解した加圧水は、加圧水管88から水平方向に該混合室82内に供給される。加圧水管88の末端もT字状となっており、多数の吐出口89が側方向を指向して開設されている。加圧水管88は排水導入管85よりも下位に設けられている。排水は、排水導入管85から下向きに且つカーテン状に流出し、混合室82の側面82aに沿って下向きに流れ、この途中で加圧水管88から加圧水が添加され、合流する。この合流した水は、混合室壁面82aから離れる方向に流れ、次いで隔壁83に沿って上昇し、混合室82内を循環する。循環途中の水の一部が、隔壁83の上端を乗り越えるようにして浮上分離室84へ流出し、浮上分離処理される。浮上分離されたスラッジは、かき取り機90によってかき取り物受け91へかき出され、排出される。
この特公平7−38984号公報には、排水として凝集処理水を用いる点及び高分子凝集助剤を添加する点は記載されていないが、懸濁固形物を凝集させた凝集反応水を浮上槽に導入するための配管に、加圧水と高分子凝集助剤を添加することが特公平3−12949号公報に記載されている。
特公平7−38984号公報 特公平3−12949号公報
I. 上記特公平7−38984号の加圧浮上分離装置にあっては、排水導入管85からカーテン状に下向きに吐出された排水に対し、加圧水が水平方向に添加されて合流する。そのため排水導入管85からの下向きの排水流れが水平方向に変えられ、排水が混合室底面82bに達しないうちに混合室壁面82aから離れるようになり易い。しかも、水平方向に吐出した加圧水は気泡を多量に含んだ低比重のものであるから、混合室壁面82aから離れていった加圧水は隔壁83に到達する前に上昇を開始するようになる。このため、混合室82内の循環流のうち隔壁83に沿う流れが弱くなり、混合室82内の隅部では循環が不十分となり易く、気泡付着が不十分なフロックが生じ易い。
排水導入管85から下向きに流出した排水を混合室底面82bにまで到達させるために、排水の導入速度を高くすることも考えられるが、このようにすると、加圧水と合流した水が比較的高速で混合室底面82bに衝突する。そのため、排水中のスラッジに付着した気泡が、この混合室底面82bとの衝突時の衝撃によってスラッジから離反し易い。
また、加圧水管88の開口89からの流出速度を小さくし、これによって排水導入管85からの下向きの排水流れ方向を保つようにすることも考えられるが、このように加圧水の吐出速度を小さくすると、加圧水は排水のカーテン状下降流に対し単に沿って流れるようになり、加圧水と排水とが十分に混ざり合わない。
このようなことから、特公平7−38984号の加圧浮上分離装置は、スラッジに対して気泡が十分には付着しにくく、浮上分離効率が十分に高くはない。
II. 上記特公平3−12949号のように、凝集反応水に対し配管途中で加圧水及び高分子凝集助剤を添加して浮上槽に導入する場合、前記混合室がないので、凝集反応水と加圧水及び高分子凝集助剤との混合が十分に行われないうちに浮上槽に流入してしまうため、内部に気泡を含有した気泡含有フロックが形成されにくい。そのため、フロックの浮上分離効率が良くない。
本発明は、槽体内に設けられた混合室において、凝集反応水中の凝集物と高分子凝集助剤と気泡とを同時に十分に混合して接触させることにより、内部に多くの気泡を含有した気泡含有フロックを形成し、効率良く浮上分離処理を行うことができる加圧浮上分離装置を提供することを目的とする。
請求項1の加圧浮上分離装置は、凝集反応水と加圧水とを混合室にて混合した後、浮上分離室にて浮上分離処理する加圧浮上分離装置であって、槽体内が隔壁によって区画されることによって混合室と、浮上分離室とが設置され、該隔壁は、該槽体の底面から立ち上がり、その上端は槽体の水面位よりも下位に位置し、これによって、該隔壁の上側を通って、該混合室から浮上分離室へ水が流出するようになっている加圧浮上分離装置において、該混合室に気体を溶解した加圧水を吐出する加圧水吐出口が設けられており、該混合室内に導入される直前の凝集反応水に対し高分子凝集助剤を添加する添加手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の加圧浮上分離装置は、請求項1において、前記加圧水吐出口は、該混合室の底部のうち、該隔壁の近接部に、加圧水を上向きに吐出するように設けられており、該加圧水吐出口へ向って該混合室の下部に凝集反応水を流出させるための流出口が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3の加圧浮上分離装置は、請求項1または2において、該隔壁は、上部を除いて略鉛直であり、該隔壁の上部は、前記混合室側へ傾斜していることを特徴とするものである。
請求項4の加圧浮上分離装置は、請求項3において、前記加圧水吐出口は、傾斜した該隔壁の該上部の鉛直下方領域に配置されていることを特徴とするものである。
請求項5の加圧浮上分離装置は、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記槽体内が仕切壁と前記隔壁によって区画されることによって凝集反応室と、前記混合室と、前記浮上分離室とがこの順に設置され、該凝集反応室と混合室との間に該仕切壁が配置され、該混合室と浮上分離室との間に該隔壁が配置され、該仕切壁の下部に、該凝集反応室から該混合室の底面に沿うように凝集反応水を流出させるための前記流出口が設けられており、前記高分子凝集助剤の添加手段は、該流出口近傍の前記凝集反応室の下部に高分子凝集助剤を添加するように設けられていることを特徴とするものである。
凝集反応室内の凝集反応水中の凝集物は、SSによる負電荷と、凝集剤由来物質による正電荷が相殺して、全体として、弱正電荷を帯びている。高分子凝集助剤としてよく使用される陰イオン性ポリマーは、負電荷を持っており、弱正電荷をもつ凝集物を粗大化する。
本発明では、混合室内に導入される直前の凝集反応水に対し高分子凝集助剤が添加されるので、凝集物と高分子凝集助剤がまず接触し少し撹拌されてフロックが途中まで形成された段階で、気泡が接触する。従って、凝集物が高分子凝集助剤によって途中までフロック化された段階で、加圧水と混合されることにより、気泡を含有した粗大フロックの形成が促進され、浮上分離性能が向上する。
請求項2の加圧浮上分離装置にあっては、混合室底部の隔壁近傍から上方に向って加圧水が上方に向って吐出するので、該混合室内では、隔壁に沿う上昇流を有した上下循環流が形成される。
高分子凝集助剤が添加された後、流出口を通って混合室内に流入した凝集反応水は、この循環の途中で、高分子凝集助剤と、混合室底部の加圧水吐出口から吐出された加圧水と混ざり合う。この混ざり合った水は、隔壁に沿って上昇した後、主として隔壁と反対側の混合室内壁面に沿って下降するようにして混合室内を循環し、この間に凝集フロックに対し加圧水から生じた微細な気泡が付着すると同時に凝集反応水中の凝集物が高分子凝集助剤によって成長することで、内部に気泡を含有した大きなフロックになる。この気泡含有フロックが隔壁の上側を通って浮上分離室内に流入し、効率良く浮上分離処理される。
請求項2の加圧浮上分離装置にあっては、このように、加圧水吐出口に向って流れてきた凝集反応水に対し吐出口から上向きに吐出された加圧水が添加される。この加圧水の吐出方向が上向き方向であると共に、加圧水は気泡を多量に含んだ低比重のものであるため、凝集反応水と加圧水との混合水は隔壁に沿ってスムーズに上向きに流れる。
この吐出口上方領域を上昇してきた上昇流は、混合室上部において隔壁から離れる方向に流れ方向を変えるが、この際、隔壁の幅方向に流れ方向が分散するようになる。この結果、混合室内の循環水流は、上下方向に単純に循環するのではなく、この循環途中で隔壁幅方向に分離したり、流入する凝集反応水に合流したりを繰り返すようになり、混合室内の全域において加圧水と被処理水とが十分に混ざり合う。この結果、気泡含有フロックの成長が混合室内の全体にわたって十分に行われるようになる。
請求項3のように隔壁の上部を混合室側に傾斜させると、隔壁に沿って上昇してきた水が隔壁から離れるように流れ方向を変えるので、混合室内の水が浮上分離室へ短絡的に流出することが防止され、フロックに対して気泡が極めて十分に付着するようになる。なお、隔壁の上部以外は略鉛直であるため、吐出口から上向きに吐出した加圧水に伴って、混合室内の水が該隔壁に沿ってスムーズに上昇する。
請求項4のように、傾斜した隔壁の上部の鉛直下方領域に加圧水吐出口を設けておくと、該吐出口から吐出した加圧水による上昇流が隔壁上部の傾斜部に当り、隔壁から離れる方向へ流れ方向を変えるようになる。そのため、上昇してきた水が隔壁を短絡的に乗り越えて浮上分離室へ流れ込むことが確実に防止される。
請求項5の加圧浮上分離装置にあっては、凝集反応室内の凝集反応水に高分子凝集助剤が添加された後、この凝集反応水が、仕切壁の下部の流出口を通って混合室内に流入し、該混合室の底面に沿って加圧水吐出口へ向って流れる。この流出口からの流出水と混合室内の底面に沿う循環流との流れ方向が合致するため、循環流速が大きくなる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る加圧浮上分離装置の長手方向の縦断面図、第2図は仕切壁付近の構成を示す断面斜視図、第3図は混合室内の水の循環状況を示す断面図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図は第3図のV−V線断面図である。
平面視形状が略長方形の槽体3内が、仕切壁1及び隔壁2によって区画されることにより、凝集反応室10、混合室20及び浮上分離室30がこの順に形成されている。各室10,20,30は槽体3の長手方向に配列されており、各壁1,2は槽体3の短手方向すなわち幅方向に延設されている。
仕切壁1の下部の幅方向の中央部に、室10,20を連通する流出口16が形成されている。この流出口16の縁部から凝集反応室10内の槽体底面3bに沿って、仕切壁1と垂直方向に延在するトンネル状の流路部材16aが設けられている。仕切壁1の上端は、槽体3間の水面より上方に延出している。
隔壁2は、槽体底面3bから立設され、その上端は槽体3間の水面よりも下位となっている。
各壁1,2は槽体の両側面3aに連なっている。
凝集反応室10へは、原水配管11を介して原水が導入されると共に、凝集剤及びアルカリ剤が各々の供給配管12,13を介して供給可能とされている。凝集反応室10内の水のpHを検知するためのpH計14が設置され、このpH計14の検出値が所定範囲となるようにアルカリ剤薬注ポンプ(図示略)が作動される。
凝集剤としてはPAC等の無機凝集剤の他、各種の有機凝集剤も用いることができ、2種以上の凝集剤を併用してもよい。凝集剤は、凝集剤薬注ポンプ(図示略)によって所定量添加される。凝集反応室10内の水は撹拌機15によって撹拌され、凝集処理される。
前記流路部材16a内の入口近傍に、高分子凝集助剤溶液の供給管27が設けられている。この供給管27は高分子凝集助剤溶液を上向きに吐出させるように上向きに設置されているが、これに限定されない。この供給管27の先端が高分子凝集助剤溶液の供給口である。
高分子凝集助剤としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミドの部分加水分解塩、アルギン酸ナトリウム、CMCナトリウム塩等の陰イオン性ポリマーを使用することが望ましい。
凝集反応水は、流路部材16a内を通り、流出口16から混合室20に流入し、該混合室20の幅方向中央付近を槽体底面3bに沿って流れる。この槽体底面3bのうち、幅方向中央かつ隔壁2に比較的近接して、加圧水吐出用のノズル23が設けられている。ノズル23の上端が加圧水吐出口である。該ノズル23の先端は、槽体底面3bから若干突出しているが、突出しないように設けてもよい。
この実施の形態では、浮上分離室30内の下部から配管21を介して水を取り出し、加圧水製造装置22にて空気を加圧溶解させ、この加圧水をノズル23へ供給する。加圧水の原水はこのように浮上分離室30内から取り出してもよいが、清浄水の抜き出し配管35から取り出してもよく、別途市水等を使用してもよい。
この実施の形態では、ノズル23は、後述する傾斜した隔壁上部2bの鉛直下方領域に配置されている。また、この実施の形態では、流路部材16a、流出口16及びズル23は槽体底面3bの幅方向の中央に1個のみ設けられている。
凝集反応室10から流路部材16a内に導入された凝集処理水に対し供給管27から高分子凝集助剤溶液が添加され、凝集物が粗大化しながら流出口16から混合室20内に流入する。この流入水は、混合室20の底面に沿って仕切壁1と略垂直方向に隔壁2に向って流れる。そして、これに対しノズル23からの加圧水が添加され、これらが混ざり合いながら主として隔壁2の幅方向中央付近に沿って上昇する。隔壁2は、上部2bを除き略鉛直な(好ましくは、鉛直面に対し±10゜以内の)鉛直部2aとなっており、該上部2bは仕切壁1側へ傾斜している。
上記上昇流は、隔壁2の鉛直部2aに沿って略鉛直上方へ向って流れる。この上昇流は、次いで、傾斜した隔壁上部2bに案内されて仕切壁1側へ流れ方向を変え、仕切壁1の近傍に到ると該仕切壁1に沿って下降する下降流となる。仕切壁1の下部にまで流れてきた下降流は、流出口16からの凝集処理水と合流しながら槽体底面3bを隔壁2へ向って流れる。このようにして、混合室2内に第3図の如く上下方向の循環流が形成される。そして、循環している間に、凝集物に対し加圧水から生じた微細な気泡が付着すると同時に凝集反応水中の凝集物が高分子凝集助剤によってさらに粗大化することで、内部に気泡を含有した大きなフロックになる。
なお、この混合室内の水の循環状況について第3図〜第5図を参照してさらに詳細に説明する。
流出口16から高分子凝集助剤を含んだ凝集反応水が混合室20内に流入し、この流入した水は槽体底面3bに沿って該槽体幅方向の中央付近を隔壁2へ向って流れる。
この槽体底面3bに沿う流れに対し、ノズル23から加圧水が上向きに添加される。ノズル23は、隔壁2に比較的近接して配置されているので、隔壁2に当って流れを上向きに変えようとする流れと、この上向きの加圧水流とが重畳することにより、隔壁2の近傍の槽体幅方向中央部付近において、上方に向う部分的に比較的高流速の上昇流が形成される。隔壁2の両側付近では、比較的低流速の上昇流が形成されるか、又は混合室20の幅が大きい場合等には、下降流が形成される。
この隔壁2の幅方向中央付近に沿う上昇流は、傾斜した隔壁上部2bに当って仕切壁1側へ流れ方向を変えて混合室20の水面付近を仕切壁1へ向って流れるが、隔壁2の幅方向中央付近の上昇流速が幅方向の両側よりも大きいので、仕切壁1へ向う流れは、第5図のように、隔壁2近傍の幅方向中央付近から仕切壁1の幅方向両端へ分かれる分岐流れとなる。仕切壁1の両端に分かれた流れは、次いで仕切壁1に沿って下降し、流出口16からの流れに伴って槽体底面3bの幅方向中央付近に集束するようにして隔壁2へ向って流れる。そして、隔壁2の近傍に到ると、ノズル23からの上向きの加圧水流れに伴い、前記の通り幅方向中央側が高流速となるようにして隔壁2に沿って上昇する。
このように、混合室20内では隔壁2に沿う上昇流と隔壁1に沿う下降流との上下循環に加え、隔壁2に沿って上昇した後、隔壁2から離反するに従って幅方向に分岐し、次いで、仕切壁1に沿って下降した後、幅方向中央に集束する幅方向の循環とが重畳した上下及び左右循環流が形成される。このため、混合室2内で凝集処理水及び高分子凝集助剤溶液と加圧水とが万遍なく混ざり合うようになる。
しかも、隔壁上部2bが仕切壁1側へ傾斜しており、隔壁2に沿う上昇流が仕切壁1側へ流れ方向を変えるので、上昇してきた水が短絡的に隔壁2を乗り越えて浮上分離室30へ流れることがない。
この混合室20内に導入される凝集反応水に対し供給管27から高分子凝集助剤が添加され、凝集物はある程度成長してから混合室20内に入る。混合室20内では、予め高分子凝集助剤溶液がある程度混ざり合っている凝集反応水と加圧水とが十分に混ざり合い、フロックに気泡が十分に含有されるようにしてフロックが十分に成長する。このフロックが浮上分離室30へ供給される。
この成長した粗大フロックは、気泡をフロック内部に含有しているため、浮上速度が大きく、フロックから気泡が分離しにくい。このため、浮上分離室30において効率良く浮上分離処理される。
浮上したフロックは、スキマーやスクレーバ等のかき取り機31によってスラッジ受入室32へ排出され、排出管33を介して取り出される。
なお、浮上分離室30内で沈降したスラッジは、配管34を介して排出される。
清浄水は、浮上分離室30の上下方向の途中から配管35によって抜き出され、水位調整槽(図示略)を介して取り出される。この水位調整槽は、槽体3内の水位を調整するためのものである。
なお、第1図〜第5図に図示の実施の形態における好適な寸法や運転条件の一例を次に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
流出口16の上下寸法は40〜250mmあるいは水深の5〜30%程度が好適である。流出口16の幅は、仕切壁1の幅の3〜50%、特に6〜20%程度であることが好ましい。流路部材16aの長さは、100〜2000mmであることが好ましい。
混合室20の容積は、浮上室24(混合室20と浮上分離室30とをあわせて浮上室とする)の容積の2〜30%程度が好適である。混合室20内の平均滞留時間は10〜60秒、特に15〜45秒程度が好ましい。
隔壁2の上端と水面との距離は50〜240mmあるいは水深の5〜30%程度が好適である。
隔壁2の上部2bの鉛直からの傾斜角度は30〜60゜程度が好適である。
隔壁2の最上端(隔壁上部2bの上端)と仕切壁1との水平距離は20〜200mmあるいは浮上室24の長手方向長さの2〜10%程度が好適である。
この隔壁2の最上端と仕切壁1との間における平均上昇流速は0.01〜0.1m/sec程度が好適である。
隔壁2の傾斜した上部2bの鉛直方向の長さは30〜300mmあるいは、隔壁2の鉛直方向の全高の5〜30%程度が好適である。
ノズル23の混合室底面からの突出長さhは50〜400mmあるいは隔壁2の鉛直方向の全高の5〜30%程度が好適である。
ノズル23は直管状であり、槽体底面3bよりも下方に減圧弁が設けられていることが好ましい。この減圧弁よりも上方のノズル23は、上端に到るまで鉛直な直管状とされるのが好ましい。
流路部材16aの入口と供給管27の先端との水平方向距離は1000mm以下特に200mm以下であることが好ましく、できるだけ流出口16と供給管27の先端との距離が大きい方が高分子凝集助剤の混合効率が良くなる。供給管27から流出口16に到って凝集反応水と高分子凝集助剤が接触する時間は1〜60sec、特に2〜10secであることが好ましい。
上記実施の形態では、流出口16は方形の開口よりなるが、半円形ないし半楕円形、あるいは、円形や横長の楕円形であってもよく、多角形であってもよい。
この実施の形態では、凝集反応室10の底面と混合室20の底面とが面一状であるため、凝集反応室10からの凝集処理水は槽体底面3bに沿って流れを乱すことなく流出口16を通り抜け、混合室20の底面に沿って幅方向中央部を流れる。この流れが横方向や上方向に広がるのを防ぐために、流出口16の出口側に比較的短いトンネル状のガイド部材を接続してもよい。
上記実施の形態では、供給管27、流路部材16a、流出口16及びノズル23は1個ずつ設けられているが、第6,7図のように2個ずつ設けられてもよく、3個以上ずつ設けられてもよい。これらを2個ずつ設けた場合の水の流れ状況を第7図(a),(b)に示す。なお、第7図(a)は前記第5図と同様部分の水平断面図、第7図(b)は同(a)のB−B線断面図である。
第6,7図において、各流路部材16a内に流入し、高分子凝集助剤が添加された後、各流出口16から流出してきた凝集反応水は、それぞれの前方に位置するノズル23へ向って流れ、各ノズル23からの上向きの加圧水流によって隔壁2に沿いながら上方に流れ、その後、循環する。この場合、上昇流は各ノズル23の上方付近に形成される。また、下降流は、槽体3の両側面3a,3aに沿う領域と、ノズル23,23間の領域とに形成される。
このため、槽体3の幅が大きい場合でも、混合室20内の全体にわたって循環流が満遍なく形成され、フロックの成長及び気泡付着が十分に進行する。
上記実施の形態では、凝集反応室10の底面と混合室20と底面とが同レベルとなっているが、第11図〜第14図の各実施の形態のように、凝集反応室10の底を深くして深部50を設け、この深部50と混合室20とを上向きの流出口51によって連通してもよい。
第11図はこの深部50及び流出口51を有した加圧浮上分離装置の流出口51付近を混合室20側から見た斜視断面図、第12図は第11図のXII−XII線断面図である。この第11,12図の実施の形態では、流出口51は混合室20の底面のうち仕切壁1の幅方向の中央付近に沿う位置に設けられている。流出口51は、深部50の混合室20側の縦面50Aに沿って上下方向に延在し、深部50の底面近傍に連通している。この流出口51の下部に、高分子凝集助剤の供給管27が設けられている。
なお、流出口51からの凝集反応水の流出方向を混合室20の底面に沿う方向に変更させるためのガイド部材40を設けている。
この第11,12図の加圧浮上分離装置のその他の構成は前記実施の形態と同一であり、同一符号は同一部分を示している。
この第11,12図の加圧浮上分離装置においても、凝集反応室10内の凝集反応水は、流出口51内に入り、高分子凝集助剤が供給管27から添加された後、混合室20内に流入する。混合室20内には第3〜5図に示したものと同様の循環流が形成され、十分に混合される。
このガイド部材40はトンネル状のものであり、上面が略水平の角形のものであるが、ガイド部材としては第13図あるいは第14図に示すものなどを用いてもよい。
第13図(a)及び第14図(a)は、ガイド部材40A,40Bを備えた流出口付近の第12図と同一部分の断面図、第13図(b)及び第14図(b)はガイド部材40A,40Bの斜視図、第13図(c)は第13図(a)の流出口付近の寸法図である。
第13図のガイド部材40Aは、仕切壁1から隔離するほど上面が高位となるように傾斜した上面を有する。このガイド部材40Aの側面視形状は台形であるが、ガイド部材40Aと仕切壁1との接続位置を混合室20の底面と同レベルとし、ガイド部材40Aの側面視形状が三角形となるようにしてもよい。
このガイド部材40Aの上面と仕切壁1との交角(挟角)θは30〜60°特に40〜50°程度が好ましい。
第13図(c)に示す流出口51の角縁からガイド部材40Aの天井面までの距離aと流出口51の前後寸法bとの比a/bは0.7〜1.3特に約1.0程度が好適である。
第14図のガイド部材40Bは、天井面が四分円弧状の曲面よりなり、側面視形状が四分円形となっている。このガイド部材40Bは、流出口51からの流れに与える抵抗が小さく、凝集反応水の流れをスムーズに混合室底面方向に変更する。
第15図(a)は、凝集反応室10内の凝集反応水を導管60によって混合室20に導くようにした加圧浮上分離装置の長手方向の縦断面図、第15図(b)はノズル23付近の斜視図である。
この導管60の上流端は凝集反応室10の下部に接続され、下流端は混合室20の底面に接続されている。この導管60の該上流端の近傍に、高分子凝集助剤を添加するための供給管27が設けられている。
導管60の下流端は、上向きとされ、ノズル23と同軸に配置されている。ノズル23は導管60の軸心部を上下方向に配設されている。供給管27から添加された高分子凝集助剤を含んだ凝集反応水は、ノズル23の外周面と導管60の内周面との間の流出口61を通って混合室20内に上向きに流出する。第15図の加圧浮上分離装置のその他の構成は第1図〜第5図の実施の形態と同一である。
この第15図の実施の形態によると、流出口61からの凝集反応水の流れとノズル23からの加圧水の吐出方向とが合致するため、混合室20内における隔壁2に沿う上向き流れが増速され、混合室20内に強力な循環流が形成される。
なお、第15図ではパイプ状の導管60を設置しているがこれに限定されない。
実施の形態に係る加圧浮上分離装置の長手方向の縦断面図である。 仕切壁付近の構成を示す断面斜視図である。 混合室内の水の循環状況を示す断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 別の実施の形態に係る仕切壁付近の断面斜視図である。 図6の実施の形態における循環流の説明図である。 従来例を示す断面図である。 図8の排水導入管と加圧水管とを示す斜視図である。 図8の排水導入管と加圧水管とを示す断面図である。 仕切壁付近の構成を示す断面斜視図である。 第11図のXII−XII線断面図である。 流出口の別例を示す構成図である。 流出口の別例を示す構成図である。 (a)図は別の実施の形態に係る加圧浮上分離装置の長手方向の縦断面図、(b)図はノズル付近の斜視図である。
符号の説明
1 仕切壁
2 隔壁
3 槽体
10 凝集反応室
15 撹拌機
16 流出口
20 混合室
22 加圧水製造装置
23 ノズル
27 高分子凝集助剤溶液の供給管
30 浮上分離室
31 かき取り機
40,40A,40B ガイド部材

Claims (5)

  1. 凝集反応水と加圧水とを混合室にて混合した後、浮上分離室にて浮上分離処理する加圧浮上分離装置であって、
    槽体内が隔壁によって区画されることによって混合室と、浮上分離室とが設置され、
    該隔壁は、該槽体の底面から立ち上がり、その上端は槽体の水面位よりも下位に位置し、これによって、該隔壁の上側を通って、該混合室から浮上分離室へ水が流出するようになっている加圧浮上分離装置において、
    該混合室に気体を溶解した加圧水を吐出する加圧水吐出口が設けられており、
    該混合室内に導入される直前の凝集反応水に対し高分子凝集助剤を添加する添加手段が設けられていることを特徴とする加圧浮上分離装置。
  2. 請求項1において、前記加圧水吐出口は、該混合室の底部のうち、該隔壁の近接部に、加圧水を上向きに吐出するように設けられており、
    該加圧水吐出口へ向って該混合室の下部に凝集反応水を流出させるための流出口が設けられていることを特徴とする加圧浮上分離装置。
  3. 請求項1または2において、該隔壁は、上部を除いて略鉛直であり、
    該隔壁の上部は、前記混合室側へ傾斜していることを特徴とする加圧浮上分離装置。
  4. 請求項3において、前記加圧水吐出口は、傾斜した該隔壁の該上部の鉛直下方領域に配置されていることを特徴とする加圧浮上分離装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記槽体内が仕切壁と前記隔壁によって区画されることによって凝集反応室と、前記混合室と、前記浮上分離室とがこの順に設置され、
    該凝集反応室と混合室との間に該仕切壁が配置され、
    該混合室と浮上分離室との間に該隔壁が配置され、
    該仕切壁の下部に、該凝集反応室から該混合室の底面に沿うように凝集反応水を流出させるための前記流出口が設けられており、
    前記高分子凝集助剤の添加手段は、該流出口近傍の前記凝集反応室の下部に高分子凝集助剤を添加するように設けられていることを特徴とする加圧浮上分離装置。
JP2005102845A 2005-03-31 2005-03-31 加圧浮上分離装置 Active JP4329717B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005102845A JP4329717B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 加圧浮上分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005102845A JP4329717B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 加圧浮上分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006281058A true JP2006281058A (ja) 2006-10-19
JP4329717B2 JP4329717B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=37403517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005102845A Active JP4329717B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 加圧浮上分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4329717B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049227A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Kurita Water Ind Ltd 加圧浮上分離装置
JP2010527286A (ja) * 2007-05-18 2010-08-12 オテヴェ・ソシエテ・アノニム 浮上分離による水処理設備および水処理方法
KR101391903B1 (ko) 2013-08-19 2014-05-27 비손푸른엔지니어링 주식회사 오염수 처리 장치 및 이를 이용한 오염수 처리 방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021023875A (ja) * 2019-08-03 2021-02-22 株式会社Aquas 塗料回収システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049227A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Kurita Water Ind Ltd 加圧浮上分離装置
JP2010527286A (ja) * 2007-05-18 2010-08-12 オテヴェ・ソシエテ・アノニム 浮上分離による水処理設備および水処理方法
KR101391903B1 (ko) 2013-08-19 2014-05-27 비손푸른엔지니어링 주식회사 오염수 처리 장치 및 이를 이용한 오염수 처리 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4329717B2 (ja) 2009-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101690510B1 (ko) 다중 기포 주입 방식의 용존공기부상 수처리 장치
JP4281732B2 (ja) 加圧浮上分離装置
JP5071395B2 (ja) 加圧浮上分離装置
JP4281693B2 (ja) 加圧浮上分離装置
KR101602289B1 (ko) 역 와류형 미세기포 발생장치를 이용한 가압부상설비
JP4329717B2 (ja) 加圧浮上分離装置
JP7006608B2 (ja) 浮上分離装置
JP4711074B2 (ja) 凝集反応装置
JP4281691B2 (ja) 加圧浮上分離装置
KR101369975B1 (ko) 무동력 플럭응집 장치
JP4281702B2 (ja) 加圧浮上分離装置
KR101718828B1 (ko) 이산화탄소 미세기포를 이용한 고효율 하폐수 부상분리 수처리 시스템
JP4811191B2 (ja) 加圧浮上分離装置
JP4835507B2 (ja) 凝集装置
JP3017100B2 (ja) 脱気槽
JP2010058066A (ja) 加圧浮上装置
JP4329753B2 (ja) 加圧浮上分離装置
JP4793167B2 (ja) 加圧浮上分離装置
KR101997705B1 (ko) 분리유로가 형성된 미세기포수 복합펌프를 구비한 부상분리식 하폐수 처리장치
KR101178196B1 (ko) 일체형 침전조
CN207361990U (zh) 废水处理系统
JPH0698247B2 (ja) フロツクブランケツト型凝集沈澱装置
KR200255929Y1 (ko) 기포발생장치
US20220041469A1 (en) Algae separation system
KR101990774B1 (ko) 분배콘 홀이 형성된 가로 분배콘 및 미세기포수 복합펌프가 장착된 미세기포 접촉부를 가진 부상분리식 하폐수 처리장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4329717

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130626

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140626

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250