JP2006279689A - 放送受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡便な構成でユーザが良好に受信できる放送局を確実に選択することを可能とする放送受信装置を提供する。
【解決手段】 放送局から送信される電波を受信する受信手段と、受信した電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、検出された電界強度に応じた表示の形態で放送局の選局ボタンを表示する表示手段と、を有することを特徴とする放送受信装置として提供可能である。
【選択図】 図4
【解決手段】 放送局から送信される電波を受信する受信手段と、受信した電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、検出された電界強度に応じた表示の形態で放送局の選局ボタンを表示する表示手段と、を有することを特徴とする放送受信装置として提供可能である。
【選択図】 図4
Description
本発明は、車両などの移動体に搭載され、放送局からの電波を受信するための放送受信装置に関するものである。
車両走行中に現在受信しているラジオ放送局のサービスエリアから離れていく場合、受信状態が次第に劣化する。この際、聴取者は受信可能な放送局を、現在受信できているリストの中から選択する必要があるが、どの放送局からの電波が良好に受信できるかどうかは分からないという問題がある。
そこで、例えばラジオ受信装置はラジオ受信アンテナを通してラジオ放送を受信した場合、受信した周波数のうち最も電界強度が強い周波数の放送局を算出し、算出された放送局のラジオ放送に関するデータを、スピーカを通して報知し、表示装置上に表示するようにしていた。
しかし、上記方法では放送局の選択はユーザが行なわなければならず、ユーザの操作負荷の増大につながる。また、放送局の選択という運転以外の操作を行なうことで事故の危険も増大する。
そこで、車両の移動によりラジオ放送局のサービスエリアが変わった場合でも、手操作を必要とせず、各地域に応じたラジオ放送局を自動的に選局または変更することができるラジオ受信装置が考案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の例では、現在位置が、聴取するラジオ放送局が決定されているサービスエリア内にあるか否か、また電界強度の強い放送局を優先するサービスエリア内にあるか否かを判定し、判定条件に合致したラジオ放送局を自動的に選択するもので、予め判定条件を設定しておく必要があり、設定のための記憶領域を要して装置の製造コスト上昇要因となるとともにユーザの操作負荷の増大につながる。また、ラジオ放送局は自動的に選択されてしまうので、ユーザが本当に聞きたいラジオ放送局が選択されるとは限らない。
上記問題を背景として、本発明の課題は、簡便な構成でユーザが良好に受信できる放送局を確実に選択することを可能とする放送受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための放送受信装置を提供するものである。即ち、請求項1によれば、放送局から送信される電波を受信する受信手段と、受信した電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、検出された電界強度に応じた表示の形態で放送局の選局ボタンを表示する表示手段と、を有することを特徴とする放送受信装置として構成される。
本発明は、現在受信できている放送局からの受信電波のレベルを検出する手段を有し、受信可能な放送局の表示を受信レベルの強弱に応じて、予め設定した色、形にて表示させることにより、ユーザが良好に受信できる放送局を確実に選択することを可能とするものである。上記構成によって、予めラジオ放送局を選択するための判定条件を設定しておく必要はなく、設定のための記憶領域は不要で装置の製造コストは上昇せず、ユーザの操作負荷は増大しない。また、ラジオ放送局は自動的に選択されないので、ユーザが本当に聞きたいラジオ放送局を選択することが可能となる。
請求項2によれば、本発明の放送受信装置における表示手段は、検出された電界強度の強い順に放送局の選局ボタンを表示する構成をとることができる。
上記構成によって、電界強度の強い順に色あるいは形を変えて放送局の選局ボタンが表示されるため、「とにかく良く聞こえる放送局を選択したい」場合には、ユーザは速やかに選局することが可能となる。例えば、表示画面の左上から電界強度の強い順に放送局の選局ボタンが表示される形態では、ユーザは表示画面の左上の選局ボタンを押下すればよく、どの放送局かを確認する必要もないため、画面を見る時間および押下操作時間は短くなるため、運転の妨げにならず事故の危険性も小さくなる。
請求項3によれば、本発明の放送受信装置における表示手段は、受信した放送局の周波数順に放送局の選局ボタンを表示する構成をとることができる。
ユーザは居住地域における放送局の周波数までは知らなくても、放送局の周波数の相対関係すなわち周波数の低い順にどの放送局が並んでいるかは知っていることが多い。上記構成によって、表示された放送局の選局ボタンの位置関係から所望の選局ボタンを押下することができ、どの放送局かを確認する必要もないため、画面を見る時間および押下操作時間は短くなるため、運転の妨げにならず事故の危険性も小さくなる。
請求項4によれば、本発明の放送受信装置は、現在位置を検出する位置検出手段と、現在位置において、電界強度検出手段によって検出された電界強度を、当該位置と関連付けて記憶する電界強度記憶手段と、を有する構成をとることができる。
電界強度は天候によって左右されることもあるが、場所に応じて概ね一定の値となる。上記構成によって、例えば通勤経路上の地点のような通行頻度の高い地点では、通行するたびに電界強度を測定する必要はなく、電界強度を測定する処理による放送受信装置全体の処理負荷を低減することができる。
請求項5によれば、本発明の放送受信装置は、現在位置が、電界強度記憶手段に記憶された位置から所定の距離内にある場合、表示手段は、電界強度記憶手段に記憶されている当該位置の電界強度に基づいて放送局の選局ボタンを表示する構成をとることができる。
上記構成によって、電界強度記憶手段に記憶された位置の近くにいる場合は、記憶されている当該位置の電界強度に基づいて放送局の選局ボタンが直ちに表示されるので、当該位置の電界強度を再度測定するとしても、電界強度の測定中にも放送局の選局を行なうことができ、ユーザにイライラ感を生じさせない。
簡便な構成でユーザが良好に受信できる放送局を確実に選択することを可能とする放送受信装置を提供するという目的を、放送局から送信される電波の電界強度を検出し、その電界強度に応じた表示の形態で放送局の選局ボタンを表示する構成により実現した。
以下、本発明の放送受信装置について図面を用いて説明する。図1は放送受信装置の全体構成を示すブロック図である。本放送受信装置は、車両に搭載された車両用ナビゲーション装置100により構成され、例えば放送局1〜3からの電波を受信する。なお、ナビゲーション装置100を用いずに本発明の放送受信装置を構成する方法をとってもよい。また、本発明の構成ではFMラジオ放送局を例に挙げて説明しているが、放送局1〜3はテレビ放送局あるいは他の波長のラジオ局でもよい。
図2は車両用ナビゲーション装置(以下、ナビゲーション装置と略称する)100の全体構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は、位置検出器1,地図データ入力器6,操作スイッチ群7,リモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ11,音声案内などを行なう音声合成回路24およびスピーカ15,不揮発メモリ9,表示装置10,ハードディスク装置(HDD)21,ラジオ受信部35,これらの接続された制御回路8,リモコン端末12を備えている。
本発明の位置検出手段である位置検出器1は、周知の地磁気センサ2,ジャイロスコープ3,距離センサ4,および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPSのためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部センサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサすなわち車速センサ23等を用いてもよい。
操作スイッチ群7は、例えば表示装置10と一体になったタッチパネル22もしくはメカニカルなスイッチが用いられる。タッチパネル22は、表示装置10の画面上にガラス基盤と透明なフィルムにスペーサと呼ばれる隙間を介してX軸方向、Y軸方向に電気回路が配線され、フィルム上を使用者がタッチすると、押された部分の配線がショートして電圧値が変わるため、これを2次元座標値(X,Y)として検出する、いわゆる抵抗膜方式が広く用いられる。その他に、縦横に微細に配置された赤外線センサ、赤外線センサが検出した指等の接触を電気信号に変えるパネル部分、電気信号を外部機器へ送るための信号処理回路、および、これらを制御するコントローラを含んで構成され、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される方式を用いてもよい。あるいは、透明な導電性基盤のガラス面に電気信号を受ける物質を塗布し、指をガラス面に近づけると静電容量の変化を電気信号としてセンサで検知する、いわゆる静電容量方式を用いてもよい。
メカニカルスイッチ,タッチパネルの他に、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。また、マイク31および音声認識ユニット30を用いて種々の指示を入力することも可能である。これは、音声認識ユニット30に接続されるマイク31から音声を入力することによって、その音声信号を周知の音声認識技術により音声認識処理して、その結果に応じた操作コマンドに変換するものである。音声認識ユニット30は、マイク31から入力された音声信号を適切なレベルに増幅する増幅器と、増幅後の音声信号をA/D変換した後、周知の隠れマルコフモデル等の音声認識アルゴリズムにより音声を識別するための音声信号処理装置(DSP:Digital Signal Processor)、音声を識別するための基準データが記憶されているメモリ等で構成されており、DSPにより音声信号がその音声に対応した数値情報に変換された後、制御回路8に送られる。これら操作スイッチ群7、リモコン端末12、マイク31によって、種々の指示を入力することが可能である。
送受信機13は、例えばVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム)センタ14から道路交通情報を受信するための装置である。
また、ETC(自動料金収受システム,ETC:Electronic Toll Collection)車載器16と通信することにより、ETC車載器16がETC路上器から受信した料金情報などを本ナビゲーション装置100に取り込むことができる。また、ETC車載器16によって外部ネットワークと接続し、VICSセンタ14との通信を行なう構成をとってもよい。
制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU81,ROM82,RAM83,入出力回路であるI/O84およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。CPU81は、HDD21に記憶されたナビプログラム21pおよびデータにより制御を行なう。また、HDD21へのデータの読み書きの制御はCPU81によって行なわれる。A/D変換部86は周知のA/D(アナログ/デジタル)変換回路を含み、例えば位置検出器1などから制御回路8に入力されるアナログデータをCPU81で演算可能なデジタルデータに変換するものである。
HDD21には、ナビプログラム21pの他に位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む地図データ21mが記憶される。地図データ21mは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶すると共に、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標、距離、所要時間、道幅、車線数、制限速度等から構成される。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標、右左折車線数、接続先道路リンク等から構成される。また、リンク間接続情報には、通行の可不可を示すデータなどが設定されている。
また、HDD21には経路案内の補助情報や娯楽情報、その他に使用者が独自にデータを書き込むことができ、ユーザデータ21uとして記憶される。これらのユーザデータ21uは、操作スイッチ群7およびリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって内容の書き換えが可能である。
また、地図データ21mおよびユーザデータ21uは、地図データ入力器6を介して記憶媒体20からそのデータの追加・更新を行なうことが可能である。記憶媒体20は、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例えばメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。
不揮発メモリ9はEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)やフラッシュメモリ等の書き換え可能な半導体メモリによって構成され、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、不揮発メモリ9は、車両のアクセサリスイッチがオフ状態(即ち、ナビゲーション装置100がオフ状態)になっても、記憶内容が保持されるようになっている。
また、不揮発メモリ9の代わりにナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータをHDD21に記憶してもよい。さらに、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータを不揮発メモリ9とHDD21に分けて記憶してもよい。この場合、HDD21よりも不揮発メモリ9へのアクセス速度の方が速いため、読み書きの頻度が比較的多いものを不揮発メモリ9に記憶し、読み書きの頻度が比較的少ないものをHDD21に記憶するとよい。不揮発メモリ9に記憶された内容をHDD21にバックアップ保存するようにしてもよい。
表示装置10は周知のカラー液晶表示器で、例えばドット・マトリックスLCD(Liquid Crystal Display)およびLCD表示制御を行なうためのドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、画素毎にトランジスタを付けて目的の画素を確実に点灯させたり消したりすることができるアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、制御回路8から送られる表示指示および表示画面データに基づいて表示を行なう。また、表示器として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。
スピーカ15は制御回路8のI/O34に接続される周知の音声合成回路24に接続され、ナビプログラム21pの指令によって不揮発メモリ9あるいはHDD21に記憶されるデジタル音声データを音声合成回路24においてアナログ音声に変換したものが送出される。なお、音声合成の方法には、音声波形をそのままあるいは符号化して蓄積しておき、必要に応じて繋ぎあわせる録音編集方式、音声波形を分析してパラメータに変換された形で蓄積し、それを繋ぎ合せて音声合成回路を駆動し音声を作り出すパラメータ編集方式、文字列あるいは音素記号列から、音声学的・言語学的規則に基づいて、音声を作り出す規則合成方式などがある。
車速センサ23は周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転を検出してパルス信号として制御回路8に送るものである。制御回路8では、その車輪の回転数を車両の速度に換算して、車両の現在位置から所定の場所までの予想到達時間を算出したり、車両の走行区間毎の平均車速を算出する。
外部機器接続装置26は、センサや他の制御機器等の外部機器とデータ伝送可能に接続するための入出力回路,コネクタを含むものである。以下の機能の一つあるいは少なくとも二つ以上を実現可能な構成となっている。
(1)不揮発メモリ9あるいはHDD21に記憶された内容をバックアップするためのデータバックアップ装置の接続
(2)他の車載機器とデータ伝送を行なうための車内LAN(Local Area Network)の通信インターフェース回路
(3)携帯電話機17を介しての外部ネットワーク接続
(1)不揮発メモリ9あるいはHDD21に記憶された内容をバックアップするためのデータバックアップ装置の接続
(2)他の車載機器とデータ伝送を行なうための車内LAN(Local Area Network)の通信インターフェース回路
(3)携帯電話機17を介しての外部ネットワーク接続
また、外部機器接続装置26を介して車速センサ23からのデータ取り込み、あるいはETC車載器16との接続を行なってもよい。
このような構成を持つことにより、ナビゲーション装置100は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム21pが起動されると、ユーザが操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって、表示装置10上に表示されるメニューから目的地経路を表示装置10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
即ち、使用者が地図上の任意の地点あるいは施設検索や住所検索、使用者が設定した登録地などから地点を選択して目的地として設定すると、GPS受信機5から得られる衛星のデータに基づき車両の現在位置が求められ、該現在位置から目的地までの最適な案内経路を求める処理が行われる。そして、表示装置10上の道路地図に案内経路を重ねて表示し、ユーザに適切な経路を案内する。このような自動的に最適な案内経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、表示装置10およびスピーカ15の少なくとも一方によって、操作時のガイダンスや動作状態に応じたメッセージの報知を行なう。
ダイクストラ法では、リンク情報,ノード情報,リンク間接続情報を用いて、現在地から各ノードに至るまでの経路評価値(経路計算コスト)を算出し、目的地までの全ての経路評価値の計算が終了した段階で、総評価値が最小となるリンクを接続して目的地までの経路を設定している。この場合の評価値は、道路長・道路種別・道路幅員・車線数・交差点での右左折・信号機の有無などに応じて設定されている。例えば、道路幅員が広いほど評価値が低く、車線数が多いほど評価値が低い。
各リンクでの経路計算コストの計算は、例えば次式を用いて行われる。経路計算コスト=リンク長×道路幅員係数×道路種別係数×渋滞度。ここで、道路幅員係数とは道路幅に応じて設定される係数であり、道路種別係数とは有料道路等の道路種別に応じて設定される係数である。そして、渋滞度とは、その道路の渋滞度合に応じて設定される係数である。
最適な案内経路が求められると、制御回路8は案内経路の右左折する交差点あるいは案内の目印となる建物等の案内対象点を設定する。そして、設定された案内対象点に対し、車両がある一定距離まで近づいたときに音声により案内すべきポイントとして、案内実施点を決定する。案内実施点は、例えば、案内対象点が交差点の場合、一般道では700m手前,300m手前,100m手前、高速道路では2km手前,1km手前,500m手前といったように複数設定することができる。
図3はラジオ受信部35のブロック図で、ここではFMラジオ放送の受信を例に挙げて概略を説明する。アンテナ40で受信された無線信号は、高周波増幅器41で高周波増幅され、ミキサ42に入力される。そして、局部発振器48で生成された周波数の信号に基づき、中間周波信号に変換される。例えば、高周波増幅器41から出力された信号の周波数と局部発振器48から出力された信号の周波数の差分の周波数を持つ中間周波信号に変換される。
局部発振器48で生成される信号の周波数は、制御回路8からの指令によって決定される。制御回路8は、操作スイッチ群7,リモコン端末,タッチパネル22,あるいはマイク31によって、ユーザより選局指示を受け付けると、当該選局指示により特定される周波数の信号から所定の周波数を有する中間周波信号を取り出すために必要な周波数の信号を生成するように局部発振器48に指令を出す。また、当該選局指示により特定される周波数を表示装置10に表示する。
次に、ミキサ42より出力された中間周波信号は中間周波増幅器43に入力され、そこで中間周波成分が増幅され振幅制限器44に入力される。振幅制限器44では、ある一定の以上の入力電圧に対して出力電圧がほぼ一定になるように動作し、振幅が一定の電波として発射されるFM波が、伝播する途中でのレベル変動や雑音、混信などで発生する振幅の変動成分を除去する。これにより、受信信号のレベルを改善したり、復調された信号にひずみが生じないようにする。振幅制限器44からの出力信号は周波数弁別器45に入力される。
FM波は振幅が一定で、変調によって周波数を変える方式であるため、周波数の変化を振幅の変化に変換すれば、ダイオード検波で復調が可能となる。この変換機能を行なう回路が周波数弁別器45である。周波数弁別器45からの出力信号はデエンファシス回路46に入力される。
周波数弁別器45は、その特性上、高い周波数成分の雑音ほど強く出力する。デエンファシス回路46は、この現象を抑える回路で、高域を抑制して聞きやすい信号に改善する。
最後に、増幅器47で増幅された後、音声としてスピーカ15から出力される。
AFC(Automatic Frequency Control:周波数自動制御)50はFM波を安定して受信するための回路で、周波数弁別器45の出力を局部発振回路48に帰還して、局部発振周波数が何らかの原因で変動するのを抑えるためのものである。
また、Sメータ49は、中間周波信号に対応する放送信号の電界強度Eを検出するものである。Sメータ49は、例えば中間周波信号をローパスフィルタに通して周知のFM検波を行なうことにより、電界強度Eに応じた電圧レベルを有するSメータ信号を出力する。
なお、AMラジオ放送を受信する構成は、AFC50がなく、振幅制限器44,周波数弁別器45,デエンファシス回路46の代わりに、音声信号波を取り出す検波器が備えられ、他の構成はFMラジオ放送を受信する場合と同様である。
上述のFM放送,AM放送に加え、短波放送,TV等の放送の受信方法については周知であるため、詳細な説明は割愛する。
図4を用いて、受信放送局表示処理について説明する。なお、本処理はナビプログラム21pに含まれ、ナビプログラム21pの他の処理とともに繰り返し実行される。なお、本処理の実行タイミングは、操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって、ラジオ聴取状態に移行したときに実行し、ラジオ聴取状態にあるときは所定のタイミングで実行する。
なお、所定のタイミングは、一定時間毎としてもよいし、一定走行距離毎としてもよい。また、ユーザによる操作スイッチ群7あるいはリモコン端末12の操作あるいはマイク31からの音声入力によって随時実行可能としてもよい。また、ラジオ聴取状態にない場合は例えば30分毎のような周期で本処理を実行してもよい。
まず、ラジオ受信部35に指令を送り、例えばFM放送を聴取している場合、FM放送周波数帯の下限の搬送波の周波数である76.0MHzをセットする。
セットされた搬送波周波数において、放送局の電波を受信しているかを調べ、放送局の電波を受信していない場合(S2:No)には、ステップS6の処理を行なう。例えば、Sメータ49から制御回路8に取り込まれる電界強度Eのデータが例えば30dBのような所定の値を下回る場合に、その搬送波周波数では放送局の電波を受信していないと判定する。なお、ステップS6の処理の詳細については後述する。
一方、セットされた搬送波周波数において、放送局の電波を受信していると判定された場合(S2:Yes)は、Sメータ49から取り込まれる電界強度Eのランク付けを行なう(S3)。ランク付けは例えばFM電波の場合は以下のようにすることができる。
(1)Aランク:80dB≦電界強度E
(2)Bランク:60dB≦電界強度E<80dB
(3)Cランク:40dB≦電界強度E<60dB
(4)Dランク:30dB≦電界強度E<40dB
(1)Aランク:80dB≦電界強度E
(2)Bランク:60dB≦電界強度E<80dB
(3)Cランク:40dB≦電界強度E<60dB
(4)Dランク:30dB≦電界強度E<40dB
決定した電界強度Eのランクに基づいて、当該放送局の表示色を決定する(S4)。そして、決定された表示色で当該放送局の局名および周波数とともに表示装置10の表示画面上に表示される(S5)。
放送局名はデータベース21dに、例えば図9のように放送局名,所在地,周波数,およびサービスエリアを含む放送局データベースとして記憶されている。車両の現在位置に最も近い、あるいは車両の現在位置がサービスエリアに含まれ、さらにその周波数で放送を行なっている条件を満たすものを放送局データベースから検索する。
搬送周波数に占有周波数幅を加えたものを次の搬送周波数としてセットする(S6)。FMラジオ放送の場合は占有周波数幅は100kHzであるため、76.0MHzの次の搬送周波数は76.1MHzとなる。
上記で求められた次の搬送周波数が例えはFMラジオ方法の90.0MHzのような放送周波数帯域の上限を超えた場合(S7:Yes)、処理を終了する。一方、次の搬送周波数が周波数帯域の上限を超えない場合(S7:No)は、ステップS2へ戻り、上述のステップS2〜S6の処理を実行する。
上述の例は、電界強度Eの測定を、放送周波数帯域に含まれる全ての放送局を対象にしているが、データベース21dを参照して、車両の現在位置がそのサービスエリアに含まれる放送局のみ電界強度Eを測定するようにしてもよい。
図5は表示装置10における画面表示の例である。放送局は周波数順に表示され、放送局1,放送局5が電界強度Aランク、放送局2が電界強度Bランク、放送局3が電界強度Cランク、放送局4,放送局6が電界強度Dランクとなっていて、表示色は例えば以下のようになっている。
(1)Aランク:緑色
(2)Bランク:黄色
(3)Cランク:水色
(4)Dランク:灰色
(1)Aランク:緑色
(2)Bランク:黄色
(3)Cランク:水色
(4)Dランク:灰色
放送局表示は選局ボタンも兼ねているので、例えば、「放送局1」を押下すると、放送局1の番組を聴取することができる。また、図5のように「再表示」ボタンを設ければ、ユーザの操作によって再度電界強度Eを測定して結果を表示することも可能となる。
また、図6のように、電界強度Eの大きい順に放送局を表示してもよい。
図5あるいは図6の表示例では、選局ボタンすなわち放送局表示部分の色を電界強度Eの値によって変更するものであるが、選局ボタンの例えば左横に電界強度Eに応じたマークを表示してもよい。図10にその一例を挙げる。放送局1,放送局2は電界強度Eのランクを文字(A〜D)で表す方法、放送局3,放送局4は電界強度Eを星の数を用いたインジケータで表す方法、放送局5,放送局6のように電界強度Eをバーグラフによって表す方法などがある。
求められた電界強度Eのランクを車両の現在位置と関連付けてHDD21のデータベース21dに記憶してもよい。図7に記憶内容の一例を示す。電界強度Eの測定地点,電界強度Eの測定値,電界強度Eのランクが記憶されている。電界強度Eを測定した際の天候を記憶してもよい。天候はユーザが入力する方法、VICSセンタ14から受信した天候情報から、車両の現在位置が含まれる地域の天候情報を抽出する方法のいずれを用いてもよい。
そして、図8のフロー図のように、車両の現在位置から例えば半径200mのような所定の範囲内において電界強度Eが記憶されている地点があれば(S11:Yes)、記憶されている内容に基づいて放送局の表示を行ない(S12)、所定の範囲内において電界強度Eが記憶されている地点がない場合(S11:No)は、図4のフロー図のように電界強度Eを求めて、ステップS3を実行時に車両の現在位置,電界強度E,電界強度Eのランク,天候をデータベース21dに記憶する(S13)。
無論、図8のステップS12においても、電界強度Eを求めてもよい。ユーザの操作により電界強度Eを求めるようにしてもよいし、過去の測定でCランク以下であった放送局についてのみ電界強度Eを求めるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 位置検出器(位置検出手段)
8 制御回路
9 不揮発メモリ
10 表示装置(表示手段)
18 記憶媒体
21 HDD(電界強度記憶手段)
23 車速センサ
35 ラジオ受信部(受信手段,電界強度検出手段)
100 ナビゲーション装置
8 制御回路
9 不揮発メモリ
10 表示装置(表示手段)
18 記憶媒体
21 HDD(電界強度記憶手段)
23 車速センサ
35 ラジオ受信部(受信手段,電界強度検出手段)
100 ナビゲーション装置
Claims (5)
- 放送局から送信される電波を受信する受信手段と、
前記受信した電波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、
前記検出された電界強度に応じた表示の形態で前記放送局の選局ボタンを表示する表示手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。 - 前記表示手段は、前記検出された電界強度の強い順に前記放送局の選局ボタンを表示する請求項1に記載の放送受信装置。
- 前記表示手段は、前記受信した放送局の周波数順に前記放送局の選局ボタンを表示する請求項1に記載の放送受信装置。
- 現在位置を検出する位置検出手段と、
前記現在位置において、前記電界強度検出手段によって検出された電界強度を、当該位置と関連付けて記憶する電界強度記憶手段と、
を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の放送受信装置。 - 前記現在位置が、前記電界強度記憶手段に記憶された位置から所定の距離内にある場合、前記表示手段は、前記電界強度記憶手段に記憶されている当該位置の電界強度に基づいて前記放送局の選局ボタンを表示する請求項4に記載の放送受信装置。
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