JP2006278686A - パターン形成方法、並びに、これを用いた電気配線回路の形成方法および印刷トランジスタの形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクリーンマスクもしくはステンシルマスク10の開口部10aに第一のインキ14を通過させて、前記第一のインキ14からなるパターンを形成する孔版印刷法において、前記スクリーンマスクもしくはステンシルマスク10の非開口部10bに第二のインキ12を塗布した後、前記スクリーンマスクもしくはステンシルマスク10の開口部10aに第一のインキ14を通過させて、前記第一のインキ14および前記第二のインキ12を基材上に塗布し、前記第一のインキ14および前記第二のインキ12からなるパターンを形成することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この孔版印刷法は、ステンレスなどの金属やポリエステルなどの樹脂の糸を編んで作製したメッシュを樹脂でマスクして、所定のパターンをなす開口部を形成したスクリーンマスク、もしくは、金属板のエッチングなどにより所定のパターンをなす開口部を形成したステンシルマスクを用いる印刷方法であり、通常はスキージと呼ばれるゴム板でパターン形成材料のインキを、スクリーンマスクもしくはステンシルマスクの開口部から、被写体上に押し出して印刷する方法である。
図11中、符号100は電界効果トランジスタ、101はゲート電極、102はゲート絶縁膜、103は半導体層、104はソース電極、105はドレイン電極をそれぞれ示している。
なお、印刷エレクトロニクスによる電界効果トランジスタ100は、ゲート電極101、ゲート絶縁膜102、半導体層103、ソース電極104、ドレイン電極105のうち少なくとも1つが印刷法により形成されていればよい。したがって、半導体層103の材質は、ポリチオフェンおよびその誘導体、ポリフルオレンおよびその誘導体、ポリトリアリルアミンおよびその誘導体、ペンタセンなどのアセン化合物などの有機化合物に限定されるものではなく、インジウム、亜鉛、ゲルマニウム、銅などから構成される金属酸化物や化合物半導体のナノロッドなども用いることができる。
日経エレクトロニクス 2004年2月16日号 93頁〜113頁
本発明の印刷トランジスタの形成方法は、本発明のパターン形成方法を少なくとも一部に用い、ソース電極とドレイン電極をシリコンウエハ上に印刷してトランジスタを形成することを特徴とする。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1〜図4は、本実施形態のパターン形成方法を示す概略断面図である。
本実施形態のパターン形成方法では、スクリーン印刷機を基本とした印刷装置を用いることができる。
本実施形態のパターン形成方法では、まず、図1に示すように、スクリーンマスク10のマスク部10Aの非開口部10bの基材と接する側の面(乳剤面)に、インキングロール11により、第二のインキ12を塗布する。
インキングロール11としては、ゴムロール、公知の平版印刷機で用いられている複数のゴムロールの組み合わせ(インキ練りロール、インキングロールの組み合わせ)からなる機構、フレキソ印刷機で用いられているアニロックスロールとゴムロールの組み合わせからなる機構などが好適に用いられる。
本発明の電気配線回路の形成方法によれば、高精度に所定の寸法精度で電気配線回路のパターンを形成することができるので、短絡のない電気配線回路を形成することができる。
本発明の印刷トランジスタの形成方法によれば、高精度に所定の寸法精度で電気配線回路や半導体層のパターンを形成することができるので、高精度の印刷トランジスタを形成することができる。
図1に示すように、スクリーンマスク10の非開口部10bの基材と接する面に、インキングロール11により、第二のインキ12を厚みが2μmとなるように塗布した。
スクリーンマスク10としては、幅が20μmの開口部10aが、それぞれ20μmの間隔で複数設けられているものを用いた。
第二のインキ12としては、石油系炭化水素を溶媒とする粘度200Pa・sの平版印刷用インキを用いた。
次いで、図2に示すように、スクリーンマスク10の開口部10aに、ウレタンゴム製のスキージ13により、第一のインキ14を通過させるとともに、スクリーンマスク10をガラス製の基材20に接触させて、第一のインキ14および第二のインキ12を基材20上に塗布した。このとき、基材20上に塗布した第一のインキ14の厚みが15μmとなるようにした。
第一のインキ14としては、グリコールエーテルを溶媒とする粘度200Pa・sの銀ペーストを用いた。
その結果、図3に示すように、第二のインキ12が障壁となり、第一のインキ14のレベリングが抑制され、幅20μmの導体パターンが20μm間隔で形成された電気配線回路のパターン21を得た。
図5に示すように、スクリーンマスク30の非開口部30bの基材と接する面に、インキングロール31により、第二のインキ32を塗布した。
インキングロール31としては、スクリーンマスク30の非開口部30bの基材と接する面に接して第二のインキ32を付着させるインキングロール31aと、このインキングロール31aに第二のインキ32を供給する複数のインキ練りロール31bからなるものを用いた。
第二のインキ32としては、石油系炭化水素を溶媒とする粘度200Pa・sの平版印刷用インキを用いた。
次いで、図6に示すように、スクリーンマスク30の開口部30aに、ウレタンゴム製のスキージ33により、第一のインキ34を通過させるとともに、スクリーンマスク30をステージ35に固定された基材40に接触させて、第一のインキ34および第二のインキ32を基材40上に塗布した。
第一のインキ14としては、グリコールエーテルを溶媒とする粘度200Pa・sの銀ペーストを用いた。
その結果、図7に示すように、第二のインキ32が障壁となり、第一のインキ34のレベリングが抑制され、導体パターンが等間隔で形成された電気配線回路のパターン41を得た。
あらかじめ、図8に示すように、その表面に熱酸化膜からなるゲート絶縁膜50が形成された高ドープシリコンウエハ51の表面に、ポリチオフェン誘導体のアニソール溶液を滴下して、大気中100℃にて乾燥させ、半導体層52を形成した。なお、高ドープシリコンウエハ51は基材およびゲート電極として機能する。
その後、図5に示すように、スクリーンマスク30の非開口部30bの基材と接する面に、インキングロール31により、第二のインキ32を厚みが2μmとなるように塗布した。
スクリーンマスク30としては、幅が20μmの開口部30aが、20μmの間隔で2つ設けられているものを用いた。
第二のインキ32としては、石油系炭化水素を溶媒とする粘度200Pa・sの平版印刷用インキを用いた。
次いで、図6に示すように、スクリーンマスク30の開口部30aに、ウレタンゴム製のスキージ33により、第一のインキ34を通過させるとともに、スクリーンマスク30をステージ35に固定された基材40に接触させて、第一のインキ34および第二のインキ32を高ドープシリコンウエハ51上に塗布した。このとき、高ドープシリコンウエハ51上に塗布した第一のインキ34の厚みが15μmとなるようにした。
第一のインキ34としては、グリコールエーテルを溶媒とする粘度200Pa・sの銀ペーストを用いた。
次いで、高ドープシリコンウエハ51上に塗布した第一のインキ34および第二のインキ32を乾燥して、ソース・ドレイン電極60を形成し、図9に示すように、印刷トランジスタ70を得た。
この印刷トランジスタ70のドレイン電圧Vと、ドレイン電流Iの関係(V−I特性)を測定した結果を図10に示す。図10において、曲線(a)〜曲線(i)は、ゲート電圧をそれぞれ0V、10V、20V、30V、40V、50V、60V、70V、80V、90Vと10V毎に変化させた場合に対応している。図10の結果から、ゲート電圧が0Vの時にはほとんどドレイン電流は流れず、ゲート電圧が上昇するに伴ってドレイン電流が流れるようになることが確認された。
スクリーンマスクの開口部に、ウレタンゴム製のスキージにより、第一のインキを通過させるとともに、スクリーンマスクをガラス製の基材に接触させて、第一のインキを基材上に塗布した。このとき、基材上に塗布した第一のインキの厚みが15μmとなるようにした。
スクリーンマスクとしては、幅が20μmの開口部10aが、それぞれ20μmの間隔で複数設けられているものを用いた。
第一のインキとしては、グリコールエーテルを溶媒とする粘度200Pa・sの銀ペーストを用いた。
その結果、第一のインキのレベリングにより、幅20μmの導体パターンが20μm間隔で形成されるべきところ、全て短絡して所定のパターンを得ることができなかった。
10A マスク部
10a,30a 開口部
10b,30b 非開口部
11,31 インキングロール
12,32 第二のインキ
13,33 スキージ
14,34 第一のインキ
20,40 基材
21,41 パターン
35 ステージ
50 ゲート絶縁膜
51 高ドープシリコンウエハ
52 半導体層
60 ソース・ドレイン電極
70 印刷トランジスタ
Claims (3)
- スクリーンマスクもしくはステンシルマスクなどの印刷用マスク部の開口部に第一のインキを通過させて、前記第一のインキからなるパターンを形成する孔版印刷法において、
前記スクリーンマスクもしくはステンシルマスクなどの印刷用マスク部の非開口部に第二のインキを塗布した後、前記開口部に第一のインキを通過させて、前記第一のインキおよび前記第二のインキを基材上に塗布し、前記第一のインキおよび前記第二のインキからなるパターンを形成することを特徴とするパターン形成方法。 - 請求項1記載のパターン形成方法を少なくとも一部に用い、第一のインキを導電性のもとして、第二のインキにより前記導電性の第一のインキの端部を位置規制して第一のインキによる配線パターンを形成することを特徴とする電気配線回路の形成方法。
- 請求項1記載のパターン形成方法を少なくとも一部に用い、ソース電極とドレイン電極をシリコンウエハ上に印刷してトランジスタを形成することを特徴とする印刷トランジスタの形成方法。
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