JP2006277421A - 伝票情報交換装置及び伝票情報交換方法 - Google Patents

伝票情報交換装置及び伝票情報交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受発注から決裁までの伝票情報を構成する明細情報に対して、どのような変更が加えられたかを電子的にたどることができるようにする。
【解決手段】外部から受信した伝票情報を内部の伝票処理システムに転送する際に、その伝票情報を蓄積しておき、内部の伝票処理システムから受信した伝票情報である内部受信伝票と蓄積された伝票情報との比較を行ない、内部受信伝票と蓄積された伝票情報との差分を示す情報である今回差分情報を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、商取引の明細から構成される伝票情報を処理するシステムが、その外部と伝票情報の交換のために使用する伝票情報交換装置及び伝票情報交換方法などに関する。特に、システムの外部から受信した伝票情報に、システムの内部から受信したの差分を示す情報を関連づけて、伝票情報を交換するものに関する。
今日、商取引は、サプライチェーンマネジメントシステムなどにより電子化された伝票情報を送受信することに基づいて行なわれている。サプライチェーンマネジメントシステムの例としては、出願人が既に出願したシステムがある(例えば、特許文献1参照。)。このシステムでは、複数の組織の間での標準取引手順を記述した標準SCMモデルと、取引を行なう組織の間における組織の役割とどの取引手順のパターンを用いて情報の交換をするかとを示すコラボレーション定義と、各組織の役割を定義するロール定義と、各組織でのプロセスフロー実行エンジンのプロセスの具体的な処理内容を定義するプロセス定義と、を用いて、組織間で構造化文書の形式で表わされた伝票情報などを送受信することにより交換する。
交換される伝票情報は完全に独立しているものではなく、例えば、発注伝票が送信されれば、それに対応する請求伝票が受信されるというような関連がある。受注した明細内容の品物を出荷し、それに対応して請求伝票を送信するような場合には、一般には三箇所以上の組織の間で伝票情報が交換される。
図1は、伝票情報の交換の一例を示す。品物を発注する組織に発注企業システム101があり、品物の発注を受注する組織に受注企業システム102があるとする。品物の発注が行なわれる場合は、発注企業システム101の発注プロセス103により、受注企業システム102の受注プロセス104へ向けて、発注伝票105が送信される。受注プロセス104により発注伝票105が受信されると、出荷指示プロセス106へ出荷指示のメッセージが送信され、出荷指示プロセス106から、物流拠点109の出荷準備プロセス108へ向けて、出荷指示伝票109が送信される。出荷準備プロセス108により出荷指示伝票109が受信された後、品物が出荷されると、出荷準備プロセス108から出荷報告プロセス110へメッセージが送信され、出荷報告プロセス110から、受注企業システム102の実績確認プロセス111へ出荷報告伝票112が送信される。実績確認プロセス111が出荷報告伝票112を受信すると、請求プロセス113へメッセージが送信され、請求プロセス113は、発注企業システム101の支払いプロセス114へ向けて請求伝票115を送信する。このように、品物の発注から、その発注に対する請求までは、複数の組織間で多数の伝票情報の交換がされる。なお、図33は、図1の伝票情報の交換の一例における処理の流れであるプロセスフローを構造化文書で記述した一例である。
特願2004−370273
受信された伝票情報である受信伝票情報の中の明細情報と、それに関連して送信される伝票情報である送信伝票情報の中の明細情報とは、通常は一致している場合が多い。しかしながら、品物の欠品や入力のミスなどによって、受信伝票情報の中の明細情報の内容と送信伝票情報の中の明細情報の内容とが一致せず差異が生ずることが起こりうる。一方、日々大量の受発注を行ない、極めて短いサイクルで物流の作業を行なう小売業などの組織では、バッチ処理によって大量の伝票情報が一度に送受信されている。このような状況下では、それぞれの伝票情報の明細情報について、その内容の変更を個別に伝票情報の送信元へ確認することを行なうのは現実的ではなく、その都度、現場の判断で品物の数量や品物そのものなどの変更が行なわれている。例えば、受注を受けた商品が欠品していれば、その代替品を発送したりすることが現場の判断で行なわれることがある。
このような現場の判断で品物の変更などが行なわれると、例えば請求時の金額と発注時の想定金額との差異が発生し得る。この場合、その差異の原因を特定するのは極めて困難である。なぜなら、現状では、複数の会社などの組織にまたがって、受発注から決裁がされるまでの過程での明細情報を電子的にたどることができる仕組みがないからである。このため、担当者が、関連する伝票情報の流れを手作業でさかのぼって明細情報を付き合わせることが行なわれている。また、会社によっては、このような明細情報の差異の原因を追究するためだけの部署が現に存在する。
本発明は、かかる状況に鑑みて想到されたものであり、例えば受発注から決裁までの伝票情報を構成する明細情報に対して、どのような変更が加えられたかを電子的にたどることができるようにすることを目的とする。また、加えられた変更を電子的にたどることができることにより、明細情報の不一致の原因を容易に探索できることを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明では、外部から受信した伝票情報を内部の伝票処理システムに転送する際に、その伝票情報を蓄積しておき、内部の伝票処理システムから受信した伝票情報である内部受信伝票と蓄積された伝票情報との比較を行ない、内部受信伝票と蓄積された伝票情報との差分を示す情報である今回差分情報を算出するようにした。
また、外部から受信した伝票情報に差分情報が関連付けられている場合には、その差分情報を蓄積し、内部受信伝票に、蓄積された差分情報と今回差分情報とを関連付けて送信するようにした。
今回差分情報は、もし、内部受信伝票を構成する明細情報が、外部から受信した伝票情報を構成する明細情報を変更したものである場合には、変更前の明細情報と変更後の明細情報とを含んでいてもよい。
また、外部から受信した伝票情報と、それに関連付けられた差分情報から、伝票情報に対する操作の履歴を生成するようにしてもよい。
また、一つの伝票を構成する明細情報が複数回に分けられて外部から受信され、それに応じて、内部受信伝票が複数回に分けられて受信される場合には、内部受信伝票を追加蓄積し、追加蓄積された内容に基づいて差分情報が算出されるようになっていてもよい。
本発明に係る伝票情報交換装置などによれば、伝票情報を構成する明細情報に対して、どのような変更が加えられたかを電子的にたどることができるようにすることができ、明細情報の不一致の原因を容易に探索することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図を用いて実施形態として説明する。なお、本発明は、これら実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。
(実施形態1)
本発明の実施形態1として、外部から受信した伝票情報を内部の伝票処理システムに転送する際に、その伝票情報を蓄積しておき、その後、内部の伝票処理システムから受信した伝票情報である内部受信伝票と蓄積された伝票情報との比較を行ない、内部受信伝票と蓄積された伝票情報との差分を示す情報である今回差分情報を算出する伝票情報交換装置について説明する。
(実施形態1:構成)
図2は、本発明に係る伝票情報交換装置の位置づけを示す。本実施形態に係る伝票情報交換装置201は、システム202が、その外部との伝票情報を交換するために使用するための使用される。ここに「外部」とは、システム202にとっての外部である。例えば、システム202がインターネットなどの通信網203を利用して伝票情報を交換する場合には、通信網203がシステム202にとっての外部となる。伝票情報交換装置201は、システム202とシステム202の外部との間に位置し、システム202が伝票情報を、通信網203を介して交換できるようにする。なお、伝票情報交換装置201は、物理的にシステム202と通信網203との間に位置する必要はなく、通信網203から送信されてくる伝票情報は、まず伝票情報交換装置201により受信され、その後、伝票情報交換装置201からシステム202へ伝票情報(伝票情報交換装置201により受信された伝票情報と全く同じである必要はない)が送信され、また、システム202が外部に送信する伝票情報は、伝票情報交換装置201に受信され、その後、伝票情報交換装置201から通信網203へ向けて送信されるようになっていてもよい。
また、「伝票情報」とは、商取引の明細を示す情報である明細情報から構成されるものとする。明細情報の例としては、発注する商品の名称や番号とその商品の個数を示す情報がある。また、納期や納入先を示す情報が明細情報に含まれていてもよい。明細情報に含まれず、伝票情報に含まれる情報としては、伝票情報の種類を示す情報や伝票情報の発信元を示す情報、あて先を示す情報がある。また、本明細書において、伝票情報は、識別情報により識別されるものとする。この識別情報は、通信網203から送信されるときから伝票情報に含まれていてもよい。あるいは、伝票情報交換装置201が伝票情報を通信網203より受信したときに識別番号などの採取が行なわれて、受信された伝票情報に付与されるようになっていてもよい。同様に、明細情報も識別情報により識別されるようになっていてもよいが、明細情報を識別する識別情報は、伝票情報を識別する識別情報と同じ体系に基づいている必要はない。
また、一または複数の伝票情報からメッセージが構成されるようになっていてもよい。これは、以下のような現実に対応するためである。すなわち、スーパーマーケットなどのマスマーチャンダイズの小売業では、多数の店舗からその小売業の本部へ送信される伝票が、その本部から取引先ごとにまとめて送信される。本部から取引先への伝票の送信は、一種類の多数の伝票から構成されるメッセージに対して、バッチ処理を用いて行なわれているという現実がある。また、メッセージには、伝票情報以外に、それ以前のメッセージの交換により発生した明細情報の差分情報などが含まれていてもよい。
メッセージは、例えば、発注→受注→出荷指示→出荷準備→出荷報告→実績確認→請求という一連の取引のフローに対応して拠点間で交換されるデータである。例えば、このような一連の取引は図33に例示されたプロセスフローの一つとして定義される。したがって、一連の取引として定義されるプロセスフローに沿って交換される複数のメッセージを関連付けるために、メッセージにコンテキスト識別子が付与されるようになっていてもよい。メッセージが拠点などのシステムで受信され、処理の結果のメッセージが送信される場合、受信されたメッセージのコンテキスト識別子が送信されるメッセージに引き継がれるようになっていてもよい。また、メッセージにコンテキスト識別子が付与される場合、メッセージに含まれる伝票情報は、コンテキスト識別子と伝票種類と伝票番号で識別されるようになっていてもよい。また、伝票情報を構成する明細情報は、コンテキスト識別子と伝票種類と伝票番号と明細番号により識別されるようになっていてもよい。
ただし、以下の説明においては、説明を簡単にするために、一つのメッセージは一つの伝票から構成されるとし、メッセージと伝票とを同一視することにする。例えば、コンテキスト識別子と伝票情報とを同一視する。なお、メッセージが複数の伝票情報から構成される場合の処理をどのように行なうべきは、例えば、メッセージを構成する伝票情報それぞれについて、本明細書で説明される処理を装置やシステム内で行ない、その装置やシステムの外部へ伝票情報を送信する際には、その伝票情報を一つのメッセージにまとめて送信する。
図3は、本発明の実施形態1に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図を例示する。伝票情報交換装置300は、伝票情報外部受信部301と、伝票情報蓄積部302と、伝票情報内部転送部303と、伝票情報内部受信部304と、蓄積判断部305と、今回差分情報算出部306と、伝票情報外部送信部307と、を有する。なお、本明細書においては、機能ブロック図により表わされる構成は、ハードウェアとしては、任意の計算機のCPU、メモリ、その他のLSIなどにより実現される。また、ソフトウェアとしては、メモリにロードされたプログラムなどにより実現される。以下に説明される部や手段は、そのようなソフトウェアを構成するモジュールと考えることもできる。また、ハードウェアとソフトウェアとの連携により実現することもできる。特にソフトウェアが用いられて実現される場合には、そのようなソフトウェアを構成するプログラムをフレキシブルディスクや光ディスクなどの媒体に記録することも可能である。
「伝票情報外部受信部」301は、伝票情報を前記システムの外部より受信する。例えば、伝票情報交換装置300が、図2の伝票情報交換装置201であれば、通信網203より伝票情報を受信する。伝票情報交換装置201が計算機を用いて実現される場合には、通信インターフェースを用いて伝票情報を取得する。
図4は、伝票情報を模式的に例示する。図4では、伝票情報は商品の発注のための発注伝票401であり、その内部に、伝票情報の内容を示す部分402があり、部分402は、複数の明細情報の内容を示す部分403と404を含んでいる。「C01」がこの伝票情報を識別する識別情報である。また、「C01−1」、「C01−2」が明細情報403、404の識別情報である。
図5は、図4に模式的に例示された伝票情報を、構造化文書の形式で表わす。図4と図5とを比較すると、発注伝票401の内部に伝票C01の部分402が含まれていることが、「<発注伝票>」と「</発注伝票>」とで囲まれた部分の内部に「<伝票 id="C01">」と「</伝票>」とで囲まれた部分が存在することで表現されている。同様に、伝票C01の部分402の内部に、部分403、404が含まれていることが、「<伝票 id="C01">」と「</伝票>」とで囲まれた部分の内部に、「<明細 id="C01−1">」と「</明細>」、「<明細 id="C01−2">」と「</明細>」で囲まれた部分が存在することで表現されている。伝票情報外部受信部301は、このように構造化文書の形式で表わされた伝票情報を受信するようになっていてもよい。
「伝票情報蓄積部」302は、伝票情報外部受信部301にて受信された伝票情報と、その伝票情報を識別する識別情報と、を関連付けて蓄積する。例えば、図5に例示された伝票情報の場合には、C01が識別情報となるので、図5に例示された伝票情報とC01とを関連付けて蓄積する。関連付けて蓄積する方法としては、例えば、テーブルの同じ行に、識別情報と伝票情報とを格納するものがある。
図6は、識別情報と伝票情報とを格納するテーブルを例示する。この例では、伝票情報はファイルとして格納され、識別情報とそのファイル名とが同じ行に格納されることにより、識別情報と伝票情報とが関連付けられるようになっている。
「伝票情報内部転送部」303は、前記伝票情報を前記システムへ転送する。「前記伝票情報」とは、伝票情報外部受信部301で受信された伝票情報を意味する。ただし、システムが扱える形式に変換されて、転送されるようになっていてもよいものとする。図5のように、伝票情報が構造化文書の形式で表現されていれば、その変換は容易である。
「伝票情報内部受信部」304は、前記システムより識別情報に関連付けられた伝票情報を受信する。伝票情報内部受信部304で受信する伝票情報は、伝票情報外部受信部301で受信された伝票情報と形式が同じである必要はない。なぜなら、伝票情報内部受信部304は、伝票情報内部転送部303によりシステムへ転送された伝票情報を処理した結果得られる伝票情報を受信するからである。このため、伝票の種類や内容が異なっていてもよい。例えば、伝票情報内部転送部303で発注伝票が転送された場合、その発注伝票に対応する出荷指示伝票が伝票情報内部受信部304で受信される。
図7は、図5に例示された発注伝票に対応する出荷指示伝票を例示する。「<伝票 id="C01">」の部分に含まれる識別情報が「C01」であるので、図7に例示された伝票情報は、図5に例示された伝票情報に対応していることがわかる。なお、図7に例示された出荷指示伝票は、商品「ふじりんご」の明細情報のみを含むが、図5の伝票情報と比較すると、個数が3に変更されている。また、商品「しんふじりんご」の明細情報を含んでいない。この理由としては種々のものが考えられるが、例えば、ふじりんごの在庫数が3しかなく、また、しんふじりんごの在庫がないことが挙げられる。
なお、その後、ふじりんごが入荷などして、ふじりんごをさらに2個出荷できる場合になった場合には、ふじりんごを2個追加出荷することを指示する出荷指示伝票が生成されることになる。この場合、出荷指示伝票を含むメッセージは、発注伝票のコンテキスト識別子を引き継ぐことになる。本明細書の説明の場合には、メッセージと伝票情報とを同一視しているので、例えば、ふじりんごを2個追加出荷することを指示する出荷指示伝票の識別子は、コンテキスト識別子を引き継ぐことに相当することとして、図7に例示された出荷指示伝票の識別子であるC01に対して枝番01を有するC01.01などとすればよい。
なお、本発明において、明細情報の構造は、伝票情報の種類に依存しないものと仮定する。なぜなら、今回差分情報算出部306で説明するように、明細情報の差分を算出する必要があるからである。あるいは、明細情報の構造が、伝票情報の種類に依存するとしても、伝票情報の種類に応じて明細情報の間に対応関係が存在し、この対応関係を用いて差分が計算できると仮定してもよい。
「蓄積判断部」305は、伝票情報内部受信部304で受信された伝票情報を識別する識別情報が伝票情報蓄積部302に蓄積されているか判断する。伝票情報内部受信部304で受信された伝票情報から識別情報を取得して、図6のテーブルの「識別情報」という名前の列を検索することにより、判断を行なう。例えば、図7に例示された出荷指示伝票を受信した場合には、「C01」という識別情報を取得して、「C01」が図6のテーブルの「識別情報」という名前の列に格納されているかどうかを判断する。
「今回差分情報算出部」306は、蓄積判断部305により前記識別情報が蓄積されていると判断された場合、今回差分情報を算出する。ここに、「前記識別情報」とは、伝票情報内部受信部304で受信された伝票情報を識別する情報である。また、「今回差分情報」とは、(1)その識別情報で識別される伝票情報であって、伝票情報蓄積部302で蓄積された伝票情報を構成する明細情報と、(2)伝票情報内部受信部304で受信された伝票情報を構成する明細情報と、の差分を示す情報である。例えば、図5と図7とに例示された伝票情報は、両者とも「C01」という識別情報で識別されるので、今回差分情報が算出されることになる。図5と図7とを比較すると、上述したように、図7の伝票情報の明細情報では、商品「ふじりんご」の明細情報において個数が5から3に変更されて、また、商品「しんふじりんご」の明細情報が削除されている。したがって、今回差分情報としては、(A)商品「ふじりんご」の明細情報において個数が5から3に変更されたこと、(B)商品「しんふじりんご」の明細情報が削除されたこと、を示す情報が今回差分情報算出部306により算出される。なお、今回差分情報算出部306は、伝票情報内部受信部304で受信された伝票情報の履歴に基づいて今回差分情報を算出してもよいとする。
図8は、図5と図7とに例示された伝票情報の今回差分情報を例示する。図8では、(A)商品「ふじりんご」の明細情報において個数が5から3に変更されたことに対応して、「<変更 id="C01−1">」と次の「</変更>」とで囲まれる部分があり、また、(B)商品「しんふじりんご」の明細情報が削除されたことに対応して、「<削除 id="C01−2" />」がある。
伝票情報が構造化文書の形式で表現されていれば、今回差分情報の算出は容易である。例えば、構造化文書を木構造のデータ構造で表現し、その木構造を比較すればよいからである。木構造を比較するアルゴリズムは古くから知られている。
図9(A)は、図5に例示された伝票情報の木構造の表現を示し、図9(B)は、図7に例示された伝票情報の木構造の表現を示す。ノード901などは、構造化文書の中の<…>から対応する</…>までを表わす(あるいは、「<… />を表わす)。矢印は、ノード901が配置されるメモリ領域などを指すポインタである。図9(A)に例示された木構造と図9(B)に例示された木構造とを比較することにより、商品「ふじりんご」の明細情報を示すノードとしてノード903とノード911とが存在し、商品「しんふじりんご」の明細情報に対応するのノードとしてノード904のみが存在することが容易に判断でき、このような判断に基づいて今回差分情報を生成することができる。
なお、(A)商品「ふじりんご」の明細情報において個数が5から3に変更されたことに対応して、「<変更前>」と「</変更前>」で示されるように、変更前の明細情報の部分が含まれ、また、「<変更後>」と「</変更後>」で示されるように、変更後の明細情報の部分が含まれるようになっていてもよい。すなわち、今回差分情報算出部は、変更差分情報算出手段を有していもよい。ここに変更差分情報算出手段とは、伝票情報内部受信部で受信された伝票情報を構成する明細情報が、その伝票情報を関連付ける識別情報に関連付けられて前記伝票情報蓄積部に蓄積された伝票情報を構成する明細情報を変更したものである場合に、伝票情報蓄積部に蓄積された変更前の明細情報と前記伝票情報内部受信部で受信された変更後の明細情報とを含む変更差分情報を算出する。このように明細情報に対する変更操作の前と後との情報を今回差分情報に含めることにより、変更前の値がどのようなものであったかを知ることができる。また、変更後の値を含めることにより、今回差分情報が正しく算出されたものであるかどうかを確認することができる。
また、図8では、(B)商品「しんふじりんご」の明細情報の差分情報としては、削除されたことしか表されていないが、削除された明細情報が今回差分情報に含められるようになっていてもよい。これにより、削除される前の明細情報を知ることができる。
また、今回差分情報には、今回差分情報が算出されることになった伝票情報蓄積部302に蓄積された伝票の種類などの情報や伝票情報内部受信部304で受信された伝票の種類などの情報、その今回差分情報を生成した伝票情報交換装置を特定するのに必要な情報を含めてもよい。例えば、伝票情報交換装置のIPアドレスや、ホスト名、また、伝票情報交換装置が設置された組織の名称などが含まれていてもよい。また、今回差分情報が生成された時刻が含まれるようになっていてもよい。
図34は、今回差分情報に、伝票情報蓄積部302に蓄積された伝票の種類である発注伝票の種類を示す「from="発注伝票"」、伝票情報内部受信部304で受信された伝票の種類を示す「to="出荷指示伝票"」、伝票情報交換装置のホスト名の一部「at="foo.c.j"」が含まれている例を示す。
「伝票情報外部送信部」307は、伝票情報内部受信部304にて受信した伝票情報を前記システムの外部に送信する。伝票情報外部送信部307は、今回差分情報算出部で算出された今回差分情報を関連づけて、あるいは、今回差分情報を付加して、伝票情報内部受信部304にて受信した伝票情報を送信するようになっていてもよい。「関連付けて」とは、同じ識別情報により、今回差分情報と伝票情報とが識別されるようにすることを意味する。
(実施形態1:処理の流れ)
図10と図11とは、本発明の実施形態1に係る伝票情報交換装置の処理の流れを説明するフローチャートである。
伝票情報交換装置は、伝票情報を前記システムの外部より伝票情報が受信可能となるたびに図10のフローチャートを実行する。ステップS1001において、伝票情報を前記システムの外部より受信する(伝票情報外部受信ステップ)。このステップは、伝票情報外部受信部301により実行される。次にステップS1002において、受信した伝票情報と識別情報とを関連付けて蓄積する。「受信した伝票情報」とは、ステップS1001で受信した伝票情報である。「識別情報」とは、受信した伝票情報を識別する識別情報である。このステップは、主に伝票情報蓄積部302により実行される。次にステップS1003において、受信した伝票情報を前記システムへ転送する。このステップは、伝票情報内部転送部303により実行される。なお、ステップS1003で転送される伝票情報は、ステップS1001で受信された伝票情報と同じ形式である必要がないことは、上で述べた通りである。
伝票情報交換装置は、前記システムより伝票情報が受信可能となるたびに図11のフローチャートを実行する。ステップS1101において、伝票情報を前記システムより受信する。この処理は、伝票情報内部受信部304により実行される。次に、ステップS1102において、受信した伝票情報を識別する識別情報が伝票情報蓄積部302に蓄積されているかどうかを判断する。このステップは、蓄積判断部305により実行される。なお、ステップS1102における「受信した伝票情報」とは、ステップS1101で受信された伝票情報である。ステップS1102において、YESと判断されれば、ステップS1103へ処理を進め、NOと判断されれば、ステップS1104へ処理を進める。
ステップS1103においては、今回差分情報を算出する。このステップは、今回差分情報算出部306により実行される。なお、今回差分情報は、ステップS1101で受信された伝票情報のみを使用せず、それまでに実行されたステップS1101で受信された伝票情報の履歴を参照して算出されてもよい。その後、処理をステップS1104へ進める。ステップS1104においては、受信した伝票情報を前記システムの外部に送信する。このステップは、伝票情報外部送信部307により実行される。
(実施形態1:主な効果)
本実施形態においては、今回差分情報が生成されるので、この今回差分情報と伝票情報とを照合することにより、前記システムにより、どのような処理が伝票情報を構成する明細情報に対して行なわれたかをたどることができる。また、今回差分情報を伝票情報と関連づけるなどして前記システムの外部へ送信することにより、その外部で、伝票情報を構成する明細情報に対してどのような処理が行なわれたかをたどることができ、対応する伝票の間に差異が生じていても、原因を追究することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2として、差分情報が関連付けられた伝票情報を外部より受信する伝票情報交換装置について説明する。
(実施形態2:構成)
図12は、本発明の実施形態2に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図を例示する。実施形態1に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図である図3と比較すると、本実施形態に係る伝票情報交換装置1200は、実施形態1に係る伝票情報交換装置がさらに前差分情報外部受信部1201と、前差分情報蓄積部1202と、新差分情報生成部1203と、を有し、伝票情報外部送信部が差分情報付伝票情報送信手段1204を有することがわかる。
「前差分情報外部受信部」1201は、伝票情報外部受信部により受信される伝票情報と関連付けて、差分情報である前差分情報を受信する。例えば、伝票情報と前差分情報とが一体となったメッセージとして他のシステムから送信される場合には、その伝票情報から前差分情報を分離して前差分情報を取得することで受信する。また、伝票情報と前差分情報とが別々に送信されてもよく、その場合には、伝票情報と前差分情報とを送信する側で、伝票情報と前差分情報とに同じ識別情報をわりあてておく。前差分情報外部受信部1201は、このようにわりあてられた識別情報とともに前差分情報を受信する。
「前差分情報蓄積部」1202は、前差分情報外部受信部1201で受信された前差分情報を、伝票情報外部受信部301により受信された伝票情報を識別する識別情報と関連付けて蓄積する。例えば、図6において、識別情報と伝票情報とが関連付けられてテーブルに蓄積されているように、識別情報と前差分情報とを関連付けて蓄積する。
「新差分情報生成部」1203は、新差分情報を生成する。「新差分情報」とは、(1)今回差分情報算出部にて算出される今回差分情報と、(2)その今回差分情報と同じ識別情報で識別される伝票情報と関連付けて前差分情報蓄積部に蓄積されている前差分情報と、を一体とした情報である。
例えば、図7に例示される伝票情報が伝票情報外部受信部301により受信され、その伝票情報と関連付けて、図8に例示される差分情報が前差分情報として、前差分情報外部受信部1201により受信されたとする。このとき、図8に例示される差分情報は、前差分情報蓄積部1202に蓄積される。その後、図7に例示される伝票情報が転送され、伝票情報内部受信部304が図13に例示される伝票情報を受信したとする。
図13に例示される伝票情報は、つがるりんごを3個出荷したことを報告する伝票である。図7に例示された伝票情報を構成する明細情報と図13に例示される伝票情報を構成する明細情報をとを比較すると、商品の名前がふじりんごからつがるりんごに変更されていることがわかる。したがって、今回差分情報算出部306は、商品の名前が変更された旨を示す差分情報を算出する。そして、新差分情報生成部1203は、今回差分情報算出部306が算出した差分情報に、前差分情報蓄積部1202に蓄積されている図8に例示される差分情報とを一体とした新差分情報を生成する。
図14は、この場合に新差分情報生成部1203が生成する新差分情報を例示する。符号1401が割り振られた部分が、図8に例示される差分情報(前差分情報)になっており、符号1402が割り振られた部分が、今回差分情報算出部306が算出した差分情報になっている。新差分情報生成部1203は、符号1401が割り振られた部分と符号1402が割り振られた部分とを連接し、得られる情報を「<新差分情報 id="C01">」と「</新差分情報>」とで囲み一体の構造化文書としている。
なお、もし、今回差分情報が空であれば、新差分情報は、前差分情報と同じ内容の情報となる。
「差分情報付伝票情報送信手段」1204は、新差分情報生成部にて生成される新差分情報を、伝票情報内部受信部で受信された伝票情報と関連付けて送信する。
図15は、差分情報付伝票情報送信手段1204で送信される情報を例示する。符号1501が割り振られた部分が、伝票情報内部受信部304で受信された伝票情報である図13の伝票情報に対応している。また、符号1502が割り振られた部分が、新差分情報生成部1203で生成された新差分情報であり、それは図14に例示されている。
(実施形態2:処理)
本実施形態に係る伝票情報交換装置の処理の流れは、実施形態1の伝票情報交換装置の処理の流れと同じである。ただ、図10のフローチャートの処理に、前差分情報を伝票情報と関連づけて受信するステップと、受信した前差分情報を蓄積するステップとが追加して実行されるようになっている。また、図11のステップS1104において、新差分情報が生成されて、伝票情報と関連付けて送信がされるようになる。
(実施形態2:主な効果)
なお、伝票情報外部受信部301で受信される伝票情報と、前差分情報外部受信部1201で受信される前差分情報とは、他の伝票情報交換装置の差分情報付伝票情報送信手段により送信された情報であってもよい。このようにすることにより、本実施形態に係る伝票情報交換装置の差分情報付伝票情報送信手段に送信された情報が、別の本実施形態に係る伝票情報交換装置により受信がされて、差分情報が関連付けられた伝票情報を処理することができるようになる。これにより、複数のシステムで伝票情報が処理されて交換がされても、伝票情報の変更履歴などをたどることができるようになる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3として、伝票情報に対する変更操作などの操作履歴を示す情報を生成することができる伝票情報交換装置について説明する。
(実施形態3:構成)
図16は、本発明の実施形態3に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図を例示する。実施形態2に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図である図12と比較すると、本実施形態に係る伝票情報交換装置1600は、実施形態2に係る伝票情報交換装置がさらに識別情報入力部1601と、伝票情報取得部1602と、前差分情報取得部1603と、伝票情報操作履歴情報生成部1604と、を有することがわかる。
以下、伝票情報交換装置1600が、図15に例示されているような差分情報が関連付けられた伝票情報をシステムの外部より受信したと仮定をして、各部の説明を行なう。
「識別情報入力部」1601は、識別情報を入力する部である。例えば、伝票情報交換装置がパーソナルコンピュータなどを用いて実現されている場合には、接続されているキーボード、マウス、ディスプレイなどを用いて利用者が入力した識別番号を取得する。また、LANなどの通信回線を通じて受信される識別情報を取得するようになっていてもよい。
「伝票情報取得部」1602は、識別情報入力部1601に入力された識別情報と関連付けて伝票情報蓄積部302に蓄積された伝票情報を取得する。例えば、伝票情報蓄積部302が図13に例示された伝票情報を蓄積している状態で、識別情報入力部に入力された識別情報が"C01"であれば、図13に例示された伝票情報が取得される。この取得の際には、例えば、図6に例示されたテーブルが参照される処理がされてもよい。
「前差分情報取得部」1603は、識別情報入力部1601に入力された識別情報と関連付けられて前差分情報蓄積部1202に蓄積された前差分情報を取得する。例えば、前差分情報蓄積部1202が図14に例示された差分情報を前差分情報として蓄積している状態で、識別情報入力部に入力された識別情報が"C01"であれば、図14に例示された差分情報が取得される。
「伝票情報操作履歴情報生成部」1604は、伝票情報取得部1602で取得された伝票情報と前差分情報取得部で取得された前差分情報とに基づいて、前記伝票情報を構成する明細情報に対する明細情報に対する操作履歴を示す情報を生成する。ここでいう「前記伝票情報」とは、伝票情報取得部1602で取得された伝票情報を意味する。
図17は、図13に例示される伝票情報の明細情報に対する操作履歴を示す情報の例を表示する。符号1701が割り振られた部分は、図13に例示される伝票情報の明細情報そのものに対応する。その下の部分である符号1701が割り振られた部分は、図14に例示される差分情報の符号1402が割り振られた部分に基づいて、生成された明細情報である。すなわち、商品名であるつがるりんごが変更される前のふじりんごの明細情報を示す。符号1701が割り振られた部分と符号1702が割り振られた部分とを同時に表示することにより、ふじりんごがつがるりんごに変更されたことが容易に把握される。同様に、符号1703と1704とが割り振られた部分は、図14に例示される差分情報の符号1401が割り振られた部分に基づいて、生成された明細情報である。すなわち、明細情報が二つ存在し、一つは削除され、もう一つはふじりんごの数量が5である明細情報である。符号1401が割り振られた部分では、単に「<削除 id="C01−2" />」とあり、削除前の明細情報の内容が不明であるので、符号1704が割り振られた部分は空白にせざるを得ない。もし、差分情報に削除前の明細情報が含まれていれば、削除前の明細情報を操作履歴を示す情報に含めてもよい。また、差分情報に、差分情報を生成した伝票情報交換装置に関する情報や差分情報が生成された時刻を示す情報などが含まれていれば、それを、明細情報の操作履歴を示す情報に含めてもよい。
図35は、差分情報に、図34に例示されるように差分情報に伝票情報蓄積部302に蓄積された伝票の種類を示す情報、伝票情報内部受信部304で受信された伝票の種類を示す情報、伝票情報交換システムのホスト名の一部が含まれている場合における伝票情報の明細情報に対する操作履歴を示す情報の一例を示す。このような情報の表示により、まず、orig.c.jにて2つの商品の発注伝票が生成され、foo.c.jにて、1つの商品が削除され、また、残りの商品であるふじりんごの数量が変更され、bar.c.jにて、ふじりんごがつがるりんごに変更されたことが判る。
なお、伝票情報取得部1602と前差分情報取得部1603とは、識別情報入力部1601に入力された識別情報に対して枝番が振られた識別情報と関連付けられて蓄積された伝票情報と前差分情報とが存在すれば、それらの伝票情報と前差分情報も取得し、伝票情報操作履歴情報生成部は、枝番を有するものを枝番の有しないものとから、伝票情報の明細情報に対する操作履歴を示す情報を生成するようになっていてもよい。
図36は、ふじりんご2個を追加して出荷指示されたために、C01という識別番号に枝番を振って得られる識別子を有する伝票情報が生成された場合の伝票情報の明細情報に対する操作履歴を示す情報を表示した場合を例示する。符号3601、3602との示す部分が、追加しての出荷指示の伝票に相当する。
伝票情報操作履歴情報生成部1604で生成された操作履歴を示す情報は、例えば、ディスプレイなどに表示がされるようになっていてもよい。
(実施形態3:処理)
図18は、本実施形態に係る伝票情報交換装置の本実施形態に特有の処理の流れを説明するフローチャートを例示する。ステップS1801において、識別情報を取得する。この処理は、識別情報入力部1601により実行される。ステップS1802において、識別情報と関連づけて蓄積されている伝票情報を取得する。この処理は伝票情報取得部1602で実行される。なお、もし、識別情報で識別される伝票情報が存在せず、取得できなかった場合には、エラー情報が生成され、処理を中断するようになっていてもよい。ステップS1803において、識別情報と関連付けられて蓄積されている前差分情報を取得する。この処理は、前差分情報取得部1603で実行される。ステップS1804において、ステップS1802で取得された伝票情報を構成する明細情報に対する変更履歴を示す情報を生成する。この処理は、伝票情報操作履歴情報生成部1604で実行される。なお、もしステップS1803で前差分情報が存在せず取得できなかった場合には、変更履歴が無いことを示す情報を生成するようになっていてもよい。
(実施形態3:主な効果)
本実施形態により、明細情報に対する操作履歴を示す情報が生成されるので、そのような情報を表示することにより、対応する伝票情報の明細情報の間に差異が発生した場合に、どのような経緯でその差異が発生したかを追跡することができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4として、一つの伝票を構成する明細情報が複数回に分けられて外部から受信され、それに応じて、内部受信伝票が複数回に分けられて受信される場合には、内部受信伝票を追加蓄積し、追加蓄積された内容に基づいて差分情報を算出する伝票情報交換装置について説明する。
(実施形態4:構成)
図19は、本発明の実施形態4に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図を例示する。実施形態2に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図である図12と比較すると、本実施形態に係る伝票情報交換装置1900は、実施形態2に係る伝票情報交換装置がさらに第二蓄積判断部1901と、伝票情報追加蓄積部1902と、差分情報蓄積判断部1903と、差分情報上書蓄積部1904と、内部受信伝票情報蓄積部1905と、を有する構成となっていることが判明する。
「第二蓄積判断部」1901は、伝票情報外部受信部301で受信された伝票情報を識別する識別情報が、伝票情報蓄積部302に蓄積されているか判断する。例えば、伝票情報外部受信部301で受信された伝票情報を識別する識別情報が、図6に例示されたテーブルの左端の列に格納されているかどうかにより、判断を行なう。
「伝票情報追加蓄積部」1902は、第二蓄積判断部1901により、前記識別情報が蓄積されていると判断された場合、前記識別情報に関連付けて伝票情報蓄積部302に蓄積されている伝票情報に、伝票情報外部受信部301で受信された伝票情報を追加して伝票情報蓄積部302に蓄積する。ここに「前記識別情報」とは、伝票情報外部受信部301で受信された伝票情報を識別する識別情報を意味する。伝票情報追加蓄積部1902は、既に前記識別情報が伝票情報蓄積部302に蓄積されていれば、伝票情報外部受信部301で受信された伝票情報を追加して蓄積する。例えば、伝票情報蓄積部302での蓄積の状態が図6のテーブルにより示されるものである場合に、前記識別情報が「C01」であれば、20050321131542−corp.datという名前のファイルに、伝票情報を追加、すなわち追記、することを行なう。
「差分情報蓄積判断部」1903は、前差分情報外部受信部1201で受信された前差分情報で受信された前差分情報に関連付けられる伝票情報を識別する識別情報に関連付けられて前差分情報蓄積部に蓄積された前差分情報の存在を判断する。すなわち、伝票情報外部受信部で受信された伝票情報と関連づけて受信され蓄積された前差分情報の存在を判断する。
「差分情報上書蓄積部」1904は、差分情報蓄積判断部1903により、前記前差分情報が存在すると判断された場合、前差分情報外部受信部1201で受信された前差分情報を、前記前差分情報に上書きして前差分情報蓄積部1202に蓄積する。「前記差分情報」とは、前差分情報蓄積部1202に蓄積されていると差分情報蓄積判断部1903で判断された前差分情報を意味する。したがって、本実施形態では、同じ識別情報により識別される伝票情報が複数回、伝票情報外部受信部301で受信され、それに伴なって、前差分情報外部受信部1201でその同じ識別情報で識別される伝票情報と関連付けて差分情報が複数回、前差分情報外部受信部1201で受信されたとしても、最後に受信された差分情報が前差分情報蓄積部1202に蓄積され、その識別情報で識別される伝票情報に関連する差分情報になる。
「内部受信伝票情報蓄積部」1905は、伝票情報内部受信部304で受信した伝票情報をその識別情報と関連付けて追加蓄積する。「伝票情報を追加蓄積する」とは、伝票情報を構成する明細情報ごとに追加して蓄積することである。ただし、伝票情報内部受信部304で受信した伝票情報を構成する明細情報が内部受信伝票情報蓄積部1905に蓄積されていなければその明細情報を追加して蓄積し、すでに蓄積されていれば、その明細情報を上書きして蓄積する。
本実施形態においては、今回差分情報算出部は、今回差分情報として、伝票情報内部受信部で受信された伝票情報を識別する識別情報と関連付けて内部受信伝票情報蓄積部1905にて追加蓄積された伝票情報を構成する明細情報と、伝票情報内部受信部で受信された伝票情報と関連付けて伝票情報蓄積部302にて蓄積された伝票情報を構成する明細情報との差分を算出する。すなわち、伝票情報内部受信部304で受信された伝票情報の履歴に基づいて差分が算出されることになる。
(実施形態4:処理の例)
本実施形態に係る伝票情報交換装置の処理を、例を用いて説明する。図20に示すように、拠点A(2001)、拠点B(2002)、拠点C(2003)があり、これらの拠点で伝票情報が処理され、また、これらの拠点の伝票を処理するシステムが通信網2004を介して接続されているとする。以下の説明では、拠点Aのシステムから伝票情報が拠点Bへ向けて送信され、その伝票情報を拠点Bのシステムが伝票情報を、伝票情報交換装置2005を介して受信すると、拠点Bのシステムは、その伝票情報を処理して、拠点Cのシステムへ向けて送信すると仮定する。また、伝票情報交換装置2005が、本実施形態に係る伝票情報交換装置であるとする。また、拠点A、Cにも本実施形態に係る伝票情報交換装置が備えられていてもよい。
図21に示されるように、拠点Aより、Dという識別情報で識別される伝票情報2101が初めて送信され、伝票情報交換装置2005が受信したとする。伝票情報2101は、明細情報の部分2102には、明細1と明細2という二つを含み、また、前差分情報2103の部分には、明細2が追加されたことを示す「明細2追加」という情報を含むとする。
伝票情報交換装置2005は、Dという識別情報で識別される伝票情報をそれまでに受信していなかったので、図22に示すように、伝票情報蓄積部302には、明細1と明細2を含む伝票情報を蓄積し、また、前差分情報蓄積部には、「明細2追加」を蓄積することになる。伝票情報交換装置2005は、伝票Dを伝票情報内部受信部304により受信していないので、伝票Dを構成する明細情報はまだ蓄積していない。そして、図23に示されるように、伝票情報交換装置2005は、明細1と明細2とを含む伝票情報2301を拠点Bのシステムへ転送する。
次に、図24に示されるように、Dという識別情報で識別される伝票情報2401が再度、拠点Aより送信され、伝票情報交換装置2005が受信したとする。伝票情報2401は、本来は一回で送信されるべき伝票情報が複数回に分けて送信される場合の2回目に送信される情報である。したがって、伝票情報2401は、最初に送信された伝票情報2101と同一であるとは限らない。図24では、伝票情報2401は、明細情報の部分2402には、明細3を含み、また、前差分情報2404の部分には、明細2が追加されたことを示す「明細2追加」と明細3が追加されたことを示す「明細3追加」という情報を含むとする。なお、「明細2追加」が伝票情報2101にも含まれている点に違和感が発生するかもしれないが、拠点Aにも本実施形態に係る伝票情報交換装置が備えられているとすれば、以下の説明から、この点に問題はないことがわかる。
伝票情報交換装置2005は、Dという識別情報で識別される伝票情報をすでに受信しているので、伝票情報蓄積部302と前差分情報蓄積部1202での蓄積の様子は次のようになる。すなわち、伝票情報蓄積部302は、明細1、明細2、明細3を含む伝票情報を蓄積する。すなわち、伝票情報追加蓄積部1902により明細情報の部分2402に含まれる明細3が追加されることになる。一方、前差分情報蓄積部1202には、差分情報上書蓄積部1904により、前差分情報が上書きされ、「明細2追加」、「明細3追加」が蓄積されることになる。
その後、伝票情報交換装置2005は、明細3からなる伝票情報2601を拠点Bのシステムへ転送する。
Dという識別情報で識別される伝票情報が複数回に分けられて拠点Bに向けて送信されたことに対応して、拠点Bより、複数回に分けて伝票情報が拠点Cに向けて送信される場合について以下に説明する。
図27に示されるように、拠点Bのシステムが、伝票情報2301を処理して、伝票情報2701を、伝票情報交換装置2005を介して拠点Cへ送信したとする。ただし、拠点Bのシステムは、伝票情報2301の明細情報のうち、明細1は何の変更操作も行なわなかったが、明細2に対して変更操作を行ない、明細2´にしたとする。
伝票情報交換装置2005は、伝票情報内部受信部304により、Dという識別情報で識別される伝票情報を受信していなかったので、伝票Dの明細情報をそのまま内部受信伝票情報蓄積部1905に蓄積する。したがって、伝票情報蓄積部302、前差分情報蓄積部1201、内部受信伝票情報蓄積部1905での蓄積の様子は、図28に示されるようになる。
本実施形態では、今回差分情報算出部306は、内部受信伝票情報蓄積部1905に蓄積された伝票情報を構成する明細情報と、伝票情報蓄積部に蓄積された伝票情報の明細情報と、の差分情報を算出する。したがって、明細2から明細2´へ変更がされたことを示す「明細2´へ変更」と、明細3が削除されたことを示す「明細3削除」と、いう差分情報が算出される。そして、その差分情報に、前差分情報蓄積部1201に蓄積された前差分情報が一体化される。結果として、図29に示されるような伝票情報2901が拠点Cへ向けて送信される。すなわち、伝票情報2901の明細情報の部分は、明細1と明細2´とからなり、差分情報の部分2903は、「明細2追加」、「明細3追加」、「明細2´へ変更」、「明細3削除」、とからなる。
次に、拠点Bのシステムが伝票情報2601を処理し、図30に示されるように、伝票情報3001を、伝票情報交換装置2005を介して拠点Cへ送信したとする。ただし、拠点Bのシステムは、明細3はそのままにしたが、明細4を追加したとする。
伝票情報交換装置2005は、伝票情報内部受信部304によりDという識別情報で識別される伝票情報を受信したことがあるので、伝票情報3001が内部受信伝票情報蓄積部1905に追加蓄積される。すなわち、明細1、明細2´はそのまま蓄積され、新たに、明細3、明細4が追加して蓄積されるようになる。なお、もし、伝票情報3001に明細1が含まれているとすれば、内部受信伝票情報蓄積部1905に蓄積されている明細1はそのまま蓄積される。また、もし、伝票情報3001に明細1のかわりに明細1を変更した明細1´が含まれているとすれば、内部受信伝票情報蓄積部1905に蓄積されている明細1の代わりに明細1´が蓄積されることになる。
今回差分情報算出部306は、内部受信伝票情報蓄積部1905に蓄積された伝票情報を構成する明細情報と、伝票情報蓄積部に蓄積された伝票情報の明細情報と、の差分を算出する。したがって、「明細2´へ変更」と、明細4が追加されたことを示す「明細4追加」と、いう差分情報が算出される。そして、その差分情報に、前差分情報蓄積部1201に蓄積された前差分情報が一体化される。その結果、図32に示されるような伝票情報3201が拠点Cへ向けて送信される。すなわち、伝票情報3201の明細情報の部分は、明細3と明細4とからなり、差分情報の部分3203は、明細2追加、明細3追加、明細2´へ変更、明細4追加、とからなる。ここで伝票情報2901と伝票情報3201とを比較すると、両者に「明細2追加」、「明細3追加」、「明細2´へ変更」が含まれているので、伝票情報2101と伝票情報2401の両方に「明細2追加」が含まれている理由がわかる。
図29、図32などをみると、実施形態4のような構成を有する伝票情報交換装置を用いることにより、伝票情報が複数回に分割されて送受信されても、伝票情報を構成する明細情報に対する操作の履歴を得ることが可能となることが理解される。
(実施形態4:主な効果)
本実施形態においては、追加蓄積された伝票情報に基づいて差分情報が生成されるので、伝票情報を分割して明細情報を複数回に分けて送信したとしても、伝票情報を構成する明細情報に対する変更操作の履歴をたどることが可能となる。
本発明に係る伝票情報交換装置及び伝票情報交換方法などにおいては、伝票情報を構成する明細情報の差分情報が算出されるので、どのような変更が加えられたかを電子的にたどることができるようにすることができ、明細情報の不一致の原因を容易に探索することができる。
伝票情報の交換の一例図 本発明に係る伝票情報交換装置の位置づけを示す図 本発明の実施形態1に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図 伝票情報の模式図 構造化文書の形式で伝票情報を表わした一例図 識別情報と伝票情報とを格納するテーブルの一例図 発注伝票に対応する出荷指示伝票の一例図 今回差分情報の一例図 伝票情報の木構造表現の一例図 伝票情報交換装置の処理の流れを説明するフローチャート 伝票情報交換装置の処理の流れを説明するフローチャート 本発明の実施形態2に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図 伝票情報の一例図 新差分情報の一例図 差分情報付伝票情報送信手段1204で送信される情報の一例図 本発明の実施形態3に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図 伝票情報の明細情報に対する操作履歴を示す情報の一例図 伝票情報交換装置の処理の流れを説明するフローチャート 本発明の実施形態4に係る伝票情報交換装置の機能ブロック図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 伝票情報交換装置の処理を説明するための図 プロセスフローの記述の一例図 今回差分情報の一例図 伝票情報の明細情報に対する操作履歴を示す情報の一例図 伝票情報の明細情報に対する操作履歴を示す情報の一例図
符号の説明
300 伝票情報交換装置
301 伝票情報外部受信部
302 伝票情報蓄積部
303 伝票情報内部転送部
304 伝票情報内部受信部
305 蓄積判断部
306 今回差分情報算出部
307 伝票情報外部送信部

Claims (6)

  1. 商取引の明細を示す情報である明細情報から構成され識別情報により識別される伝票情報の処理を行なうシステムが、外部との伝票情報の交換のために使用する伝票情報交換装置であって、
    伝票情報を前記システムの外部より受信する伝票情報外部受信部と、
    前記伝票情報外部受信部にて受信された伝票情報と、その伝票情報を識別する識別情報と、を関連付けて蓄積する伝票情報蓄積部と、
    前記伝票情報を前記システムへ転送する伝票情報内部転送部と、
    識別情報に関連付けられた伝票情報を前記システムより受信する伝票情報内部受信部と、
    前記伝票情報内部受信部で受信された伝票情報を識別する識別情報が前記伝票情報蓄積部に蓄積されているか判断する蓄積判断部と、
    前記蓄積判断部により、前記識別情報が蓄積されていると判断された場合、その識別情報で識別される伝票情報であって前記伝票情報蓄積部に蓄積された伝票情報を構成する明細情報と、前記伝票情報内部受信部で受信された伝票情報を構成する明細情報と、の差分を示す情報である今回差分情報をその伝票情報を識別する識別情報と関連付けて算出する今回差分情報算出部と、
    伝票情報内部受信部にて受信した伝票情報を前記システムの外部に送信する伝票情報外部送信部と、
    を有する伝票情報交換装置。
  2. 前記伝票情報外部受信部により受信される伝票情報と関連付けて、差分情報である前差分情報を受信する前差分情報外部受信部と、
    前記前差分情報外部受信部で受信された前差分情報を、前記伝票情報外部受信部により受信された伝票情報を識別する識別情報と関連付けて蓄積する前差分情報蓄積部と、
    前記今回差分情報算出部にて算出される今回差分情報と、その今回差分情報と同じ識別情報で識別される伝票情報と関連付けて前差分情報蓄積部に蓄積されている前差分情報とを一体とした新差分情報を生成する新差分情報生成部と、
    を有し、
    前記伝票情報外部送信部は、
    新差分情報生成部にて生成される新差分情報を、前記伝票情報内部受信部で受信された伝票情報と関連付けて送信する差分情報付伝票情報送信手段を有する、請求項1に記載の伝票情報交換装置。
  3. 前記今回差分情報算出部は、
    前記伝票情報内部受信部で受信された伝票情報を構成する明細情報が、その伝票情報を関連付ける識別情報に関連付けられて前記伝票情報蓄積部に蓄積された伝票情報を構成する明細情報を変更したものである場合に、前記伝票情報蓄積部に蓄積された変更前の明細情報と前記伝票情報内部受信部で受信された変更後の明細情報とを含む変更差分情報を算出する変更差分情報算出手段
    を有する請求項1または2に記載の伝票情報交換装置。
  4. 識別情報を入力する識別情報入力部と、
    前記識別情報入力部に入力された識別情報と関連付けて前記伝票情報蓄積部に蓄積された伝票情報を取得する伝票情報取得部と、
    前記識別情報入力部に入力された識別情報と関連付けられて前記前差分情報蓄積部に蓄積された前差分情報を取得する前差分情報取得部と、
    前記伝票情報取得部で取得された伝票情報と前記前差分情報取得部で取得された前差分情報とに基づいて、前記伝票情報を構成する明細情報に対する操作履歴を示す情報を生成する伝票情報操作履歴情報生成部と、
    を有する請求項2に記載の伝票情報交換装置。
  5. 前記伝票情報外部受信部で受信された伝票情報を識別する識別情報が前記伝票情報蓄積部に蓄積されているか判断する第二蓄積判断部と、
    前記第二蓄積判断部により、前記識別情報が蓄積されていると判断された場合、前記識別情報に関連付けて前記伝票情報蓄積部に蓄積されている伝票情報に、前記伝票情報外部受信部で受信された伝票情報を追加して前記伝票情報蓄積部に蓄積する伝票情報追加蓄積部と、
    前記前差分情報外部受信部で受信された前差分情報に関連付けられる伝票情報を識別する識別情報に関連付けられて前記前差分情報蓄積部に蓄積された前差分情報の存在を判断する差分情報蓄積判断部と、
    前記差分情報蓄積判断部により、前記前差分情報が存在すると判断された場合、前記前差分情報外部受信部で受信された前差分情報を、前記前差分情報に上書きして前記前差分情報蓄積部に蓄積する差分情報上書蓄積部と、
    前記伝票情報内部受信部で受信した伝票情報をその識別情報と関連付けて追加蓄積する内部受信伝票情報蓄積部と、
    を有し、
    前記今回差分情報算出部は、今回差分情報として、前記伝票情報内部受信部で受信された伝票情報と関連付けて前記内部受信伝票情報蓄積部にて追加蓄積された伝票情報を構成する明細情報と、前記伝票情報内部受信部で受信された伝票情報と関連付けて前記伝票情報蓄積部にて蓄積された伝票情報を構成する明細情報との差分を算出する請求項2または3に記載の伝票情報交換装置。
  6. 商取引の明細を示す情報である明細情報から構成され識別情報により識別される伝票情報、の処理を行なうシステムが、外部との伝票情報の交換のために使用する伝票情報交換装置の動作方法であって、
    伝票情報を前記システムの外部より受信する伝票情報外部受信ステップと、
    前記伝票情報外部受信ステップにて受信された伝票情報と、その伝票情報を識別する識別情報と、を関連付けて蓄積する伝票情報蓄積ステップと、
    前記伝票情報を前記システムへ転送する伝票情報内部転送ステップと、
    識別情報に関連付けられた伝票情報を前記システムより受信する伝票情報内部受信ステップと、
    前記伝票情報内部受信ステップで受信された伝票情報を識別する識別情報が前記伝票情報蓄積ステップにて蓄積されたか判断する蓄積判断ステップと、
    前記蓄積判断ステップにより、前記識別情報が蓄積されていると判断された場合、その識別情報で識別される伝票情報であって前記伝票情報蓄積ステップにて蓄積された伝票情報を構成する明細情報と、前記伝票情報内部受信ステップで受信された伝票情報を構成する明細情報と、の差分を示す情報である今回差分情報をその伝票情報を識別する識別情報と関連付けて算出する今回差分情報算出ステップと、
    伝票情報内部受信ステップにて受信した伝票情報を前記システムの外部に送信する伝票情報外部送信ステップと、
    を有する伝票情報交換装置の動作方法。
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