JP2006274992A - オイルレベルゲージの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲージガイドパイプの装着および非装着のいずれにも簡単に適用できるオイルレベルゲージ取付構造を提供する。
【解決手段】連結部材としての接続変換ジョイント20は、外周部にネジ山20eが形成された螺合部20aと、円柱状の本体部20bと、六角柱状の頭部20cとを備え、螺合部20a側の連結口20hと頭部20c側の連結口20dとは連通路20fを介して相互に連通している。接続変換ジョイント20の連結口20dにはゲージガイドパイプ17の一端が挿入されて固定されている。接続変換ジョイント20の螺合部20aをオイルゲージ孔16の内周に形成されたネジ溝に螺合させると、接続変換ジョイント20の連通孔20fとオイルゲージ孔16とがOリング24により油密に固定されることになる。
【選択図】図3
【解決手段】連結部材としての接続変換ジョイント20は、外周部にネジ山20eが形成された螺合部20aと、円柱状の本体部20bと、六角柱状の頭部20cとを備え、螺合部20a側の連結口20hと頭部20c側の連結口20dとは連通路20fを介して相互に連通している。接続変換ジョイント20の連結口20dにはゲージガイドパイプ17の一端が挿入されて固定されている。接続変換ジョイント20の螺合部20aをオイルゲージ孔16の内周に形成されたネジ溝に螺合させると、接続変換ジョイント20の連通孔20fとオイルゲージ孔16とがOリング24により油密に固定されることになる。
【選択図】図3
Description
本発明は、内燃機関のオイルレベルゲージに係り、特に、不整地走行車や二輪車の内燃機関に好適なオイルレベルゲージの取付構造に関する。
内燃機関では、その作動の際の潤滑作用や冷却作用などのためにエンジンオイルが用いられている。このために、自動車、不整地走行車、およい二輪車等の車両に搭載される一般的なエンジンでは、シリンダブロックの下部にオイルパンが設けられ、このオイルパン2内に貯留されている潤滑油の油量を確認するためのオイルレベルゲージが設けられている。
図6は、従来のオイルレベルゲージ取付構造が適用されるエンジンの正面図であり、エンジンは、シリンダヘッドカバー11、シリンダヘッド12、シリンダブロック13およびロアブロック14を重ねて構成され、ロアブロック14の底部にオイルパン15が設けられている。オイルゲージ孔71は前記ロアブロック14に設けられ、当該オイルゲージ孔71にオイルレベルゲージ70が装着されている。
なお、オイルレベルゲージには、上記したようにエンジンブロックのオイルゲージ孔71に直接挿入される短尺構造のものと、特許文献1,2に開示されているように、オイルレベルゲージを遠方からオイルゲージ孔まで案内するゲージガイドパイプ内に挿貫される長尺構造のものとが知られている。
特開2002−106317号公報
特開2004−286714号公報
自動車のようにエンジンがボンネット内に収容される車両では、オイルレベルゲージはエンジンの上部から抜き差しできるようにすることが望ましい。したがって、オイルゲージ孔が下方に位置する構造のエンジンでは、上記したゲージガイドパイプが常に装着され、長尺のオイルレベルゲージが用いられることになる。
これに対して不整地走行車や二輪車等では、車体フレームの構造によっては、オイルゲージ孔が下方に位置するエンジンを搭載した場合でも、当該オイルゲージ孔に短尺のオイルレベルゲージを直接抜き差しする方が、わざわざゲージガイドパイプを用いて長尺のオイルレベルゲージを遠方から抜き差しするよりも便利な場合がある。したがって、不整地走行車や二輪車等では同種のエンジンでありながら、その搭載車両のフレーム構造に応じて、ゲージガイドパイプが選択的に装着されることになる。
しかしながら、短尺のオイルレベルゲージが直接抜き差しされるオイルゲージ孔と、ゲージガイドパイプが装着されるオイルゲージ孔とは形状や大きさが異なるので、従来はゲージガイドパイプの装着/非装着によってエンジンブロックの一部を交換しなければならなかった。
図7は、従来のゲージガイドパイプ非装着エンジンのオイルゲージ孔近傍の拡大断面図であり、そのオイルゲージ孔71には短尺のオイルレベルゲージ70が装着されている。図8は、ゲージガイドパイプ装着エンジンのオイルゲージ孔近傍の拡大断面図であり、そのオイルゲージ孔71にはゲージガイドパイプ80が装着されている。
図8において、ゲージガイドパイプ80は、その内部でオイルレベルゲージ81をスムーズに抜き差しできるようにするためにある程度の大きな直径が必要となるので、図7に示したように、短尺のオイルレベルゲージ70に合わせて開口された小径のオイルゲージ孔71にはゲージガイドパイプ80を挿入することができない。したがって、従来は図7のゲージガイドパイプ非装着エンジンと図8のゲージガイドパイプ装着エンジンとでは、オイルゲージ孔の形状を異ならせなければならず、エンジンのロアブロックを2種類用意しなければならなかった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、ゲージガイドパイプの装着および非装着のいずれにも簡単に適用できるオイルレベルゲージ取付構造を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明は、内燃機関に設けられたオイルゲージ孔に外部から挿入され、オイルパンに貯留された潤滑油の油量を確認するオイルレベルゲージの取付構造において、以下のような手段を講じた点に特徴がある。
(1)オイルゲージを遠方からオイルゲージ孔まで案内するゲージガイドパイプと、相互に連通する一方および他方の連結口を備え、一方の連結口に前記ゲージガイドパイプの一端が装着され、他方の連結口が前記オイルゲージ孔に装着される連結部材とを具備したことを特徴とする。
(2)前記連結部材は、その一方の連結口が前記ゲージガイドパイプの一端に装着可能な固有の形状であり、その他方の連結口が前記オイルゲージ孔に装着可能な固有の形状であることを特徴とする。
(3)前記連結部材の一方の連結口側の外周が角柱形状であることを特徴とする。
(1)オイルゲージを遠方からオイルゲージ孔まで案内するゲージガイドパイプと、相互に連通する一方および他方の連結口を備え、一方の連結口に前記ゲージガイドパイプの一端が装着され、他方の連結口が前記オイルゲージ孔に装着される連結部材とを具備したことを特徴とする。
(2)前記連結部材は、その一方の連結口が前記ゲージガイドパイプの一端に装着可能な固有の形状であり、その他方の連結口が前記オイルゲージ孔に装着可能な固有の形状であることを特徴とする。
(3)前記連結部材の一方の連結口側の外周が角柱形状であることを特徴とする。
本発明によれば、以下のような効果が達成される。
(1)請求項1の発明によれば、短尺のオイルレベルゲージを直接装着できるように加工されたオイルゲージ孔に、長尺のオイルレベルゲージを案内するためのゲージガイドパイプを装着できるようになるので、ゲージガイドパイプの装着/非装着にかかわらず同一のエンジンブロックを利用できるようになる。
(2)請求項2の発明によれば、オイルゲージ孔の形状とゲージガイドパイプの形状とが異なり、両者を結合できない場合でも、オイルゲージ孔に変更を加えることなく両者を結合できるようになる。
(3)請求項3の発明によれば、連結部材の一方の連結口側の外周を工具等でつまみやすくできるので、オイルゲージ孔に対してゲージガイドパイプを簡単まつ強固に締め付けられるようになる。
(1)請求項1の発明によれば、短尺のオイルレベルゲージを直接装着できるように加工されたオイルゲージ孔に、長尺のオイルレベルゲージを案内するためのゲージガイドパイプを装着できるようになるので、ゲージガイドパイプの装着/非装着にかかわらず同一のエンジンブロックを利用できるようになる。
(2)請求項2の発明によれば、オイルゲージ孔の形状とゲージガイドパイプの形状とが異なり、両者を結合できない場合でも、オイルゲージ孔に変更を加えることなく両者を結合できるようになる。
(3)請求項3の発明によれば、連結部材の一方の連結口側の外周を工具等でつまみやすくできるので、オイルゲージ孔に対してゲージガイドパイプを簡単まつ強固に締め付けられるようになる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明のオイルレベルゲージ取付構造が適用されるエンジンの正面図であり、ここでは、本発明の理解に必要な構成についてのみ説明する。
シリンダブロック13の上部にはシリンダヘッド12およびシリンダヘッドカバー11が当該順序で連結され、シリンダブロック13の下部には、その底部にオイルパン15を備えたロアブロック14が連結されている。前記ロアブロック14には、オイルパン15に通じるオイルゲージ孔16が開口されており、当該オイルゲージ孔16には、連結部材としての接続変換ジョイント20を介してゲージガイドパイプ17の一端が挿貫固定されている。
前記ゲージガイドパイプ17は、その上端部近傍を案内金具18aにより支持され、当該案内金具18aは前記シリンダヘッドカバー11の側面にネジ31により固定されている。前記ゲージガイドパイプ17はさらに、その中央部近傍を案内金具18bにより支持され、当該案内金具18bはプレート19に対してネジ32により連結され、当該プレート19はロアブロック14に対して二本のネジ33,34で固定されている。前記ゲージガイドパイプ17には、長尺のオイルレベルゲージ23が抜き差し自在に挿貫されている。前記長尺のオイルレベルゲージ23は、可撓性ワイヤ25の一端に把手部21を備え、他端にゲージ板22を備えて構成される。
図2は、前記オイルゲージ孔16の周囲を拡大した一部破断側面図であり、図3は、前記接続変換ジョイント20の一部破断側面図であり、図4は、図3のA矢視図である。いずれの図でも前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
前記接続変換ジョイント20は、図3,4に示したように、外周部にネジ山20eが形成された螺合部20aと、円柱状の本体部20bと、六角柱状の頭部20cとを一列に配して形成され、螺合部側の連結口20hと頭部側の連結口20dとは連通路20fを介して相互に連通している。前記頭部側の連結口20dの内径Rcは、ここに圧入固定される前記ゲージガイドパイプ17の形状に合わせて設定され、その結果、本実施形態では頭部側の連結口20dの内径Rcは前記螺合部20aの外径Raよりも大きくされている。前記螺合部20aと本体部20bとの境界部には溝20gが環状に形成されており、当該環状溝20gにOリング24が係止されている。
図2に示したように、前記接続変換ジョイント20の連結口20dには前記ゲージガイドパイプ17の一端が挿入されて固定される。前記オイルゲージ孔16の内周にはネジ溝が形成されており、接続変換ジョイント20の螺合部20aを前記オイルゲージ孔16の内周に形成されたネジ溝に螺合させると、接続変換ジョイント20の連通孔20fとオイルゲージ孔16とがOリング24により油密に固定されることになる。このとき、本実施形態では接続変換ジョイント20の頭部20cが六角柱状なので、この頭部にレンチ等の交互工具をかませれば、オイルゲージ孔16に対して接続変換ジョイント20を簡単に装着できるようになる。ゲージ板22には油面基準線22a,22bが刻印されている。
図5は、上記したエンジンのオイルゲージ孔16に短尺のオイルレベルゲージ50を直接装着した状態を示した一部破断側面図である。
オイルレベルゲージ50は、把手部51と、外周部にネジ山が切られたゲージバー支持部54と、ゲージバー53と、このゲージバー53の先端に設けられたゲージ板52とを主要な構成とし、ゲージ板52には油面基準線52a,52bが刻印されている。前記ゲージバー支持部54の付け根部分にはOリング24が設けられており、オイルレベルゲージ50は、そのゲージバー支持部54のネジ山をオイルゲージ孔16のネジ溝に螺合することで油密に装着される。
このように、本実施形態ではエンジンブロックに短尺のオイルレベルゲージを直接挿貫する場合も、あるいは長尺のオイルレベルゲージを案内するためのゲージガイドパイプ17を装着する場合も、エンジンブロックに変更を加える必要がない。したがって、ゲージガイドパイプの装着/非装着にかかわらず同一のエンジンブロックを利用できるようになる。
11…シリンダヘッドカバー,12…シリンダヘッド,13…シリンダブロック,14…ロアブロック,15…オイルパン,16…オイルゲージ孔,17…ゲージガイドパイプ,20…接続変換ジョイント,21…把手部,22…ゲージ板,23…オイルレベルゲージ,24…Oリング,25…可撓性ワイヤ
Claims (3)
- 内燃機関に設けられたオイルゲージ孔に外部から挿入され、オイルパンに貯留された潤滑油の油量を確認するオイルレベルゲージの取付構造において、
オイルレベルゲージを遠方からオイルゲージ孔まで案内するゲージガイドパイプと、
相互に連通する一方および他方の連結口を備え、一方の連結口に前記ゲージガイドパイプの一端が装着され、他方の連結口が前記オイルゲージ孔に装着される連結部材とを具備したことを特徴とするオイルレベルゲージの取付構造。 - 前記連結部材は、その一方の連結口が前記ゲージガイドパイプの一端に装着可能な固有の形状であり、その他方の連結口が前記オイルゲージ孔に装着可能な固有の形状であることを特徴とする請求項1に記載のオイルレベルゲージの取付構造。
- 前記連結部材の一方の連結口側の外周が角柱形状であることを特徴とする請求項2に記載のオイルレベルゲージの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005098160A JP2006274992A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | オイルレベルゲージの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005098160A JP2006274992A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | オイルレベルゲージの取付構造 |
Publications (1)
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JP2006274992A true JP2006274992A (ja) | 2006-10-12 |
Family
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JP2005098160A Pending JP2006274992A (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | オイルレベルゲージの取付構造 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014076850A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 株式会社小松製作所 | 作業車両の検油装置 |
-
2005
- 2005-03-30 JP JP2005098160A patent/JP2006274992A/ja active Pending
Cited By (2)
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WO2014076850A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 株式会社小松製作所 | 作業車両の検油装置 |
CN104081106A (zh) * | 2012-11-16 | 2014-10-01 | 株式会社小松制作所 | 作业车辆的检油装置 |
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