JP2006273572A - 被記録物案内装置並びにそれを備えた液体噴射装置および記録装置 - Google Patents

被記録物案内装置並びにそれを備えた液体噴射装置および記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】補強リブを有する被記録物の支持部材に対してペーパガイドを円滑に摺動させ得る被記録物案内手段を提供する。
【解決手段】幅方向に延在する支持面214と、支持面214の裏面に形成された補強リブ216と、同裏面において幅方向に延在する被当接リブ218と、同裏面に被当接リブ218と平行に形成された補強リブ216よりも高く被当接リブ218よりも低い案内リブ219とを一体に形成された支持部材210と、支持部材210の後縁から前方に延在する前側把持部244と、被記録物に側方から当接する案内部242とを一体に備え幅方向に移動可能な摺動部材240と、支持部材210の後縁と一定の間隔を保ちつつ支持部材210の後方で幅方向に延在し、摺動部材240が搬送方向に移動することを制止する規制部材220と、摺動部材240を規制部材220に向かって付勢する付勢部材265とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は被記録物案内装置およびそれを備えた液体噴射装置に関する。より詳細には、その向きを乱すことなく液体噴射装置等に被記録物を装入できるように被記録物を支持する被記録物案内装置と、この被記録物案内装置を備えた液体噴射装置および記録装置に関する。
液体噴射装置には、円板状の光記録媒体、厚紙等の特殊な寸法、材料あるいは形状の非定型被記録物に対する記録動作に対応したものがある。この種の液体噴射装置では、定型の被記録物の供給手段とは別に、非定型被記録物被記録物を装入するための被記録物案内装置が設けられている。
ただし、非定型被記録物は定常的に取り扱われるわけではないので、そのためにだけ使用する被記録物案内装置は、使用しないときには液体噴射装置の筐体に格納できるような構造になっている場合が多い。これにより、液体噴射装置の外観を美麗に保てると共に、精密機械である液体噴射装置の内部に塵芥等が侵入することを低減できる。
また、非定型被記録物を取り扱う被記録物案内装置においては、種々の幅の被記録物を良好に保持できるように、被記録物の支持部材上で移動可能で、被記録物の装入方向に対して側方から被記録物に当接させられる案内部を備えたものがある。
下記特許文献1には、上記のような案内部を備えた被記録物案内装置についての記載がある。即ち、特許文献1の記載によると、支持部材である供給トレーと、案内部に相当するガイド部材との間に付勢部材を設け、ガイド部材の円滑な移動を実現できる。
特開2001−302028号公報
しかしながら、非定型被記録物の多くは、最も高い頻度で被記録物となる紙よりも剛性が高く、厚く、重い場合が多く、被記録物案内装置にはそれに対応した強度と剛性が求められる。その一方で、前述の通り、非定型被記録物用の被記録物案内装置は、不使用時には液体噴射装置に格納し得ることが好ましい。従って、記録物案内装置は、小型かつ軽量であることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態として、被記録物の搬送方向と直交する幅方向に延在して被記録物を支持する支持面と、支持面の裏面に幅方向と交差する方向に沿う部分を含んで形成された補強リブと、裏面において幅方向に延在し平坦な立ち上がり面を有して補強リブよりも高い被当接リブと、裏面において搬送方向について支持面の一端と被当接リブとの間に被当接リブと平行に形成され、補強リブよりも僅かに高く被当接リブよりも低く且つ平坦な先端面を有する案内リブとを一体に形成された支持部材と、支持部材の一端から支持部材の表面および裏面に沿って延在する把持部と、支持面の上で被記録物に側方から当接する案内部とを一体に備え、幅方向に移動可能な摺動部材と、支持部材の一端と一定の間隔を保ちつつ幅方向に延在し、摺動部材が幅方向に移動することを許しつつ、搬送方向に移動することを制止する規制部材と、摺動部材と共に幅方向に移動可能に装着され、且つ、支持部材の裏面において摺動部材の把持部と被当接リブとの間で伸張し、摺動部材を規制部材に向かって付勢する付勢部材とを備え、付勢部材の一端が、被当接リブの立ち上がり面および案内リブの先端面に接している被記録物案内装置が提供される。これにより、種々の幅の被記録物に対応できると同時に、寸法が小さく、格納しやすい被記録物案内装置が実現される。
また、実施形態のひとつとして、上記被記録物案内装置において、付勢部材が、一端を被当接リブおよび案内リブに摺動可能に当接し、他端を摺動部材に連結され、幅方向については摺動部材と共に移動し、搬送方向については摺動部材に対して移動可能な案内部と、支持面の裏面において、摺動部材から被当接リブに向かって案内部を押し付ける弾性部材とを含む請求項1に記載の被記録物案内装置が提供される。これにより、付勢部材による押圧を受けつつも摺動部材を円滑に摺動させることができると共に、摺動部材を摺動させたときに弾性部材が転倒することもなくなる。
更に、本発明の第2の形態として、被記録物の搬送方向と直交する幅方向に延在して被記録物を支持する支持面と、支持面の裏面に幅方向と交差する方向に沿う部分を含んで形成された補強リブと、裏面において幅方向に延在し平坦な立ち上がり面を有して補強リブよりも高い被当接リブと、裏面において搬送方向について支持面の一端と被当接リブとの間に被当接リブと平行に形成され、補強リブよりも僅かに高く被当接リブよりも低く且つ平坦な先端面を有する案内リブとを一体に形成された支持部材と、支持部材の一端から支持部材の表面および裏面に沿って延在する把持部と、支持面の上で被記録物に側方から当接する案内部とを一体に備え、幅方向に移動可能な摺動部材と、支持部材の一端と一定の間隔を保ちつつ幅方向に延在し、摺動部材が幅方向に移動することを許しつつ、搬送方向に移動することを制止する規制部材と、摺動部材と共に幅方向に移動可能に装着され、且つ、支持部材の裏面において摺動部材の把持部と被当接リブとの間で伸張し、摺動部材を規制部材に向かって付勢する付勢部材とを備え、付勢部材の一端が、被当接リブの立ち上がり面および案内リブの先端面に接している被記録物案内装置と、被記録物案内装置により案内された被記録物に対して液体を噴射する液体噴射ヘッドとを備えた液体噴射装置が提供される。これにより、一時的に非定型の被記録物を取り扱うことができる液体噴射装置が実現される。また、この液体噴射装置では、不使用時に被記録物案内装置を筐体内に格納できる。
また更に、本発明の第3の形態として、被記録物の搬送方向と直交する幅方向に延在して被記録物を支持する支持面と、支持面の裏面に幅方向と交差する方向に沿う部分を含んで形成された補強リブと、裏面において幅方向に延在し平坦な立ち上がり面を有して補強リブよりも高い被当接リブと、裏面において搬送方向について支持面の一端と被当接リブとの間に被当接リブと平行に形成され、補強リブよりも僅かに高く被当接リブよりも低く且つ平坦な先端面を有する案内リブとを一体に形成された支持部材と、支持部材の一端から支持部材の表面および裏面に沿って延在する把持部と、支持面の上で被記録物に側方から当接する案内部とを一体に備え、幅方向に移動可能な摺動部材と、支持部材の一端と一定の間隔を保ちつつ幅方向に延在し、摺動部材が幅方向に移動することを許しつつ、搬送方向に移動することを制止する規制部材と、摺動部材と共に幅方向に移動可能に装着され、且つ、支持部材の裏面において摺動部材の把持部と被当接リブとの間で伸張し、摺動部材を規制部材に向かって付勢する付勢部材とを備え、付勢部材の一端が、被当接リブの立ち上がり面および案内リブの先端面に接している被記録物案内装置と、被記録物案内装置により案内された被記録物に対してインクを噴射する記録ヘッドとを備えた記録装置が提供される。これにより、一時的に非定型の被記録物を取り扱うことができる記録装置が実現される。また、この記録装置では、不使用時に被記録物案内装置を筐体内に格納できる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、被記録物案内装置を備えた液体噴射装置のひとつであるインクジェット式記録装置10の外観を示す斜視図である。同図に示すように、このインクジェット式記録装置10は、各構成要素を筐体110内に格納できるように形成されている。
即ち、筐体110の上面後方のカバー120の内部には定型の記録用紙を供給するための給送装置が格納されている。また、上面前方のカバー130内は、これを開くことにより被記録物の搬送経路にアクセスでき、また、記録用のインクカートリッジが可能になる。更に、前面下端のカバー150内には、印刷後に記録用紙を排出する排出装置が格納されている。また更に、カバー150の上方に位置するカバー140内には、この発明の対象となっている被記録物案内装置が格納されている。
図2は、上記のインクジェット式記録装置10のいくつかのカバー130、140および150を開いた状態を示す斜視図である。なお、図1と共通の構成要素には同じ参照番号を付している。
同図に示すように、筐体110の上面のカバー130を開くと、保守穴132およびカートリッジ交換穴134が開口している。保守穴132は、被記録物の経路の上方に広く開いており、搬送不良等が生じた場合に筐体110内に手を入れて詰まった被記録物等を取り除くことができるように設けられている。一方、カートリッジ交換穴134は、記録動作をしていないときのキャリッジ170が停止しているホームポジションの上方に形成されており、ここを通じてキャリッジ170に搭載されたインクカートリッジを取り出しあるいは装荷できる。
なお、図2では、保守穴132の内部に、被記録物としてのディスク状の光記録媒体164が見えている。光記録媒体164は、矩形のディスクトレー162に装荷されて装入されている。
また、記録動作時のキャリッジ170は、インクジェット式記録装置10の長手方向、即ち、図上で左右に往復移動して、被記録物の全幅にわたって走査できる。キャリッジ170の下面には、液体噴射ヘッドとしてインクを吐出する記録ヘッドが装着されており、下方に向かってインクを吐出して被記録物に記録を行う。
一方、筐体110の前面下部のカバー150は、このインクジェット式記録装置10の排出トレーとして機能するように形成されている。即ち、カバー120の内部に実装されている給送装置から供給された定型の被記録物は、筐体110内を前方に向かって搬送され、最終的にカバー150の内面である排出トレーに排出される。
更に、前面上部のカバー140は、その下端に形成されたヒンジ142を軸として手前に開く。こうして開いた開口の内部には、非定型被記録物を装入するときに使用する被記録物案内装置である手差しトレー装置200が格納されている。
手差しトレー装置200は、その上面で被記録物を支持する支持部材210と、支持面214上で幅方向に摺動できる摺動部材240とを備えている。支持部材210の上面である支持面214に被記録物を載せて装入することにより、高さ方向の装入位置と装入角度とが規定される。また、摺動部材240を適宜移動させて被記録物の側方から当接させることにより、被記録物の幅方向の位置が規定される。
前記したディスクトレー162は、この手差しトレー装置200から装入されている。装入されたディスクトレー162は、筐体110内に装備された搬送装置によりキャリッジ170の軌道の下方に搬送される。従って、ディスクトレー162の搬送とキャリッジ170の走査を交互に実施することにより、光記録媒体164に対する記録動作が実行される。記録動作終了後は、搬送装置が反転して、ディスクトレー162は手差しトレー装置200に戻される。
なお、図中に示す矢印Cは、この手差しトレー装置200に対する被記録物(ディスクトレー162)の装入方向である。以下の記述においては、被記録物の装入方向を「前進方向」とし、各部材における「前」あるいは「後」という記載はこの装入方向を示す矢印Cに対するものとする。また、手差しトレー装置200の支持面214上で装入方向に直交する方向は「幅方向」と記載する。
図3は、上記カバー140付近の筐体110の構造を示す断面図である。同図に示すように、手差しトレー装置200は、支持部材210の前端側部に形成されたヒンジ穴212において軸支されて自身が転動できるように装着されている。一方、カバー140も、その下端に形成されたヒンジ142を軸として、図中に矢印Aで示すように開閉できる。
更に、カバー140の内側には、閉じた状態のカバー140の高さ方向に延在する引き出し部材144が固定されている。引き出し部材144の長手方向に形成された長穴には、支持部材210後端側部に形成されたピン213が填められている。
従って、何らかの方法でカバー140を開くと、カバー140と共に移動する引き出し部材144も筐体110外へと移動する。更に、ピン213が引き出し部材144に誘導されて筐体110外部に引き出される。
また、ピン213は、引き出し部材144の長穴内で摺動可能なので、引き出されるに連れて降下する。従って、最終的に、支持部材210が略水平になるまで引き出される。
図4は手差しトレー装置200を後方斜め上から見た斜視図である。同図に示す通り、この手差しトレー装置200は、搬送方向Cに直交する幅方向に延在する支持面214を形成する支持部材210と、支持面214上でその幅方向に摺動可能な摺動部材240と、支持部材210の前縁に略全幅にわたって装着された規制部材220とを含んで構成されている。
支持部材210の両端には、ヒンジ軸211およびヒンジ穴212並びにピン213がそれぞれ一体に形成されている。規制部材220は、自身の略全幅にわたって支持部材210の前縁と一定の間隔を保って配置されている。
また、摺動部材240において、支持面214に接する部分は、摺動部材240の幅方向の安定性を増すために、支持面214に沿って延長された延長部248が一体に形成されている。更に、摺動部材240は、支持部材210の後端に沿って延長された後側把持部245と、支持面214から上方に隆起した案内部242とを一体に備えている。なお、支持部材210の一端には、部材の厚さを減じた切欠き部215が形成されている。これにより、摺動部材240が端に寄せられた状態からでも側面を押しやすくなる。また、これにより、摺動部材240と他の部材との摩擦に対してバランスのよい位置で摺動部材240を押すようにユーザを誘導し、摺動部材240を円滑に摺動させることができる。
図5は、図4に示した手差しトレー装置200を前方斜め下から見た斜視図である。なお、図4と共通の構成要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。
同図に示す通り、支持部材210の裏面には、全面にわたって補強リブ216が形成されている。補強リブ216は、支持部材210の前後方向についても、幅方向についても、その強度を増すように形成されている。従って、補強リブ216の一部は、幅方向と交差する方向に延在している。
また、支持部材210裏面の前後方向についての略中央には、いずれの補強リブ216よりも高い被当接リブ218が、幅方向の略全幅にわたって形成されている。被当接リブ218の前方側面は平坦な立ち上がり面を形成している。更に、被当接リブ218の付け根の前側近傍には、補強リブ216よりも僅かに高い平坦な先端面を有する案内リブ219が、やはり幅方向の略全幅にわたって形成されている。
なお、支持部材210は、射出成形により、補強リブ216、被当接リブ218および案内リブ219と一体に形成されている。また、支持部材210裏面において、被当接リブ218の後方の領域は、補強カバー230により覆われている。
また、図5に示す通り、摺動部材240の前端は、支持部材210の前端と規制部材220との間を通って、支持部材210裏面まで延在している。従って、摺動部材240は、規制部材220に沿って幅方向に移動することはできるが、被記録物の搬送方向に対しては移動できない。
更に、支持部材210の裏面側には、後述する枠型部材250およびコイルバネ260が装着されている。即ち、摺動部材240の下端に連結された枠型部材250に対して、コイルバネ260は内側から一端を当接している。また、コイルバネ260の他端は、摺動部材240に当接している。なお、枠型部材250およびコイルバネ260を含む部分の詳細な構造については後述する。
図6および図7は、図4および図5に示した手差しトレー装置200を、図4または図5と同じ視点から見た分解斜視図である。いずれの図においても、図4乃至図7で共通の構成要素には同じ参照符号を付し、重複する説明は省いている。
図6および図7に示す通り、摺動部材240は、支持部材210の支持面214上で起立して被記録物に側面から当接する案内部242と、支持面214上で前後方向に延在する案内部242から連続して支持部材210の後端に沿って延在する後側把持部245と、支持部材210の前端に沿った後裏面で再び前方に延在する前側把持部244とを一体に形成された部材である。この摺動部材240は、支持部材210に沿って、その幅方向に移動できる。なお、前側把持部244は、支持部材210の前端付近と略相補的なコ字型の断面形状を有し、更にその下端に、前側把持部244とは逆に前方に向かって開口した折り返し部246を備えている。
枠型部材250は、摺動部材240の折り返し部246の幅と略同じ内寸を有し、その先側を上記折り返し部246内に納められている。従って、摺動部材240が幅方向に移動したときは、摺動部材240に連れ従って枠型部材250も幅方向に移動する。但し、枠型部材250は、搬送方向Cに関しては摺動部材240に連結されておらず、この方向には摺動部材240に対して自由に移動できる。
支持部材210裏面の後ろ側を略全幅にわたって覆う補強カバー230は、幅方向の複数箇所で支持部材210に対してネジ止めされる。これにより、細長い形状を有する支持部材210が被記録物の重量のために撓みあるいは折損することを防止している。なお、支持部材210の裏面には、補強カバー230に隠れる領域でも、補強リブ216が形成されている。
図8は、図4乃至図7に示した手差しトレー装置200を、摺動部材240の存在する位置で被記録物の装入方向に切った断面図である。この図においても、図4乃至図7で共通の構成要素には同じ参照符号を付し、重複する説明は省いている。
同図に示す通り、この手差しトレー装置200では、枠型部材250とコイルバネ260とにより付勢部材265が形成されている。コイルバネ260は、枠型部材250の内面と折り返し部246の後ろ側との間に配置されている。また、コイルバネ260は、自身の長手方向の長さが伸張するように付勢されている。従って、枠型部材250は摺動部材240に対して後方に向かって付勢され、被当接リブ218の立ち上がり面に押し付けられる。
枠型部材250の後端は、支持部材210と一体の被当接リブ218の立ち上がり面に当接している。従って、結果的に、摺動部材240は支持部材210に対して前方に向かって付勢され、規制部材220に当接する。このとき、コイルバネ260は、枠型部材250と摺動部材240との間にあって、支持部材210側の部材には接触していない。従って、摺動部材240を被記録物の幅方向に移動させたときにコイルバネ260が転倒することはない。
一方、摺動部材240の前側把持部244の更に前方には、規制部材220が固定されており、摺動部材240の前側把持部244の前端面が規制部材220に押し付けられる。従って、摺動部材240が幅方向の何らかの力を受けた場合でも、規制部材220との摩擦により、摺動部材240の幅方向の位置が維持される。また、コイルバネ260を水平に配置しているので、手差しトレー装置200全体の高さが増すことがない。
また、枠型部材250の後端上面は案内リブ219の先端面に接しており、枠型部材250の後端が上方に変移することが規制されている。前述の通り、案内リブ219は補強リブ216よりも高く形成されているので、枠型部材250が補強リブ216に触れることはない。これにより、枠型部材250が摺動部材240と共に幅方向に移動するときに、補強リブ216に断続的に触れて振動することがなくなる。
以上詳細に説明したように、この発明によれば、格納式の支持部材上で容易に摺動させて、異なる幅の被記録物を案内できる被記録物案内装置が提供される。また、この被記録物案内装置では、被記録物の側面に当接する摺動部材が、被記録物に押されて容易に動くことがない。従って、被記録物が傾いたりすることもない。
更に、この被記録物案内装置は、弾性部材を水平に配置するという独特の構造により、特に高さ方向の寸法が小さい。従って、不使用時には筐体内格納する手差しトレー装置として好適に使用できる。このような被記録物案内装置は、インクジェット式記録装置のような液体噴射装置の他、複写装置、ページプリンタ等、異なる幅の被記録物を取り扱う装置に好適に適用できる。
以上、実施の形態を参照して説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
実施形態のひとつであるインクジェット式記録装置10の外観を示す斜視図。 インクジェット式記録装置10の一部のカバー130、140、150を開いた状態を示す斜視図。 筐体110内に格納された手差しトレー装置200を示す部分断面図。 手差しトレー装置200を前方斜め上方から見た斜視図。 手差しトレー装置200を後方斜め下方から見た斜視図。 図4と同じ視点から見た手差しトレー装置200の分解斜視図。 図5と同じ視点から見た手差しトレー装置200の分解斜視図。 手差しトレー装置200における搬送方向に沿った断面を示す断面図。
符号の説明
10 インクジェット式記録装置、110 筐体、120、130、140、150 カバー、132 保守穴、134 カートリッジ交換穴、142 ヒンジ、144 引き出し部材、162 ディスクトレー、164 光記録媒体、170 キャリッジ、200 手差しトレー装置、210 支持部材、211 ヒンジ軸、212 ヒンジ穴、213 ピン、214 支持面、216 補強リブ、218 被当接リブ、219 案内リブ、220 規制部材、230 補強カバー、240 摺動部材、242 案内部、244 前側把持部、245 後側把持部、246 折り返し部、248 延長部、250 枠型部材、260 コイルバネ、265 付勢部材

Claims (4)

  1. 被記録物の搬送方向と直交する幅方向に延在して前記被記録物を支持する支持面と、前記支持面の裏面に前記幅方向と交差する方向に沿う部分を含んで形成された補強リブと、前記裏面において前記幅方向に延在し平坦な立ち上がり面を有して前記補強リブよりも高い被当接リブと、前記裏面において前記搬送方向について前記支持面の一端と前記被当接リブとの間に前記被当接リブと平行に形成され、前記補強リブよりも僅かに高く前記被当接リブよりも低く且つ平坦な先端面を有する案内リブとを一体に形成された支持部材と、
    前記支持部材の前記一端から前記支持部材の表面および裏面に沿って延在する把持部と、前記支持面の上で前記被記録物に側方から当接する案内部とを一体に備え、前記幅方向に移動可能な摺動部材と、
    前記支持部材の前記一端と一定の間隔を保ちつつ前記幅方向に延在し、前記摺動部材が前記幅方向に移動することを許しつつ、前記搬送方向に移動することを制止する規制部材と、
    前記摺動部材と共に前記幅方向に移動可能に装着され、且つ、前記支持部材の裏面において前記摺動部材の前記把持部と前記被当接リブとの間で伸張し、前記摺動部材を前記規制部材に向かって付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記付勢部材の一端が、前記被当接リブの前記立ち上がり面および前記案内リブの前記先端面に接している被記録物案内装置。
  2. 前記付勢部材が、
    一端を前記被当接リブおよび前記案内リブに摺動可能に当接し、他端を前記摺動部材に連結され、前記幅方向については前記摺動部材と共に移動し、前記搬送方向については前記摺動部材に対して移動可能な案内部と、
    前記支持面の前記裏面において、前記摺動部材から前記被当接リブに向かって前記案内部を押し付ける弾性部材と
    を含む請求項1に記載の被記録物案内装置。
  3. 被記録物の搬送方向と直交する幅方向に延在して前記被記録物を支持する支持面と、前記支持面の裏面に前記幅方向と交差する方向に沿う部分を含んで形成された補強リブと、前記裏面において前記幅方向に延在し平坦な立ち上がり面を有して前記補強リブよりも高い被当接リブと、前記裏面において前記搬送方向について前記支持面の一端と前記被当接リブとの間に前記被当接リブと平行に形成され、前記補強リブよりも僅かに高く前記被当接リブよりも低く且つ平坦な先端面を有する案内リブとを一体に形成された支持部材と、
    前記支持部材の前記一端から前記支持部材の表面および裏面に沿って延在する把持部と、前記支持面の上で前記被記録物に側方から当接する案内部とを一体に備え、前記幅方向に移動可能な摺動部材と、
    前記支持部材の前記一端と一定の間隔を保ちつつ前記幅方向に延在し、前記摺動部材が前記幅方向に移動することを許しつつ、前記搬送方向に移動することを制止する規制部材と、
    前記摺動部材と共に前記幅方向に移動可能に装着され、且つ、前記支持部材の裏面において前記摺動部材の前記把持部と前記被当接リブとの間で伸張し、前記摺動部材を前記規制部材に向かって付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記付勢部材の一端が、前記被当接リブの前記立ち上がり面および前記案内リブの前記先端面に接している被記録物案内装置と、
    前記被記録物案内装置により案内された前記被記録物に対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと
    を備えた液体噴射装置。
  4. 被記録物の搬送方向と直交する幅方向に延在して前記被記録物を支持する支持面と、前記支持面の裏面に前記幅方向と交差する方向に沿う部分を含んで形成された補強リブと、前記裏面において前記幅方向に延在し平坦な立ち上がり面を有して前記補強リブよりも高い被当接リブと、前記裏面において前記搬送方向について前記支持面の一端と前記被当接リブとの間に前記被当接リブと平行に形成され、前記補強リブよりも僅かに高く前記被当接リブよりも低く且つ平坦な先端面を有する案内リブとを一体に形成された支持部材と、
    前記支持部材の前記一端から前記支持部材の表面および裏面に沿って延在する把持部と、前記支持面の上で前記被記録物に側方から当接する案内部とを一体に備え、前記幅方向に移動可能な摺動部材と、
    前記支持部材の前記一端と一定の間隔を保ちつつ前記幅方向に延在し、前記摺動部材が前記幅方向に移動することを許しつつ、前記搬送方向に移動することを制止する規制部材と、
    前記摺動部材と共に前記幅方向に移動可能に装着され、且つ、前記支持部材の裏面において前記摺動部材の前記把持部と前記被当接リブとの間で伸張し、前記摺動部材を前記規制部材に向かって付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記付勢部材の一端が、前記被当接リブの前記立ち上がり面および前記案内リブの前記先端面に接している被記録物案内装置と、
    前記被記録物案内装置により案内された前記被記録物に対してインクを噴射する記録ヘッドと
    を備えた記録装置。
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