JP2006273531A - 乗客コンベアのハンドレールガイド装置 - Google Patents

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康二 神田
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Abstract

【課題】 ハンドレールの走行抵抗の増加を抑制し、長期間にわたって乗客に手摺遅れなどの違和感を与えること無く、また構造が簡単で安価な乗客コンベアのハンドレールガイド装置を得る。
【解決手段】 エスカレータまたは動く歩道の踏板の両側に設置した内側パネル上に配置されたハンドレールガイドフレーム1の上下反転部分の円周に沿って配置され、ハンドレール3の移動を案内するハンドレールガイドローラ2を備えた乗客コンベアのハンドレールガイド装置において、ハンドレールガイドローラ2の位置をハンドレール3の中央部分から両端部分に移動させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアのハンドレールガイド装置に関し、特に、ハンドレールを案内するガイドローラの両端反転部分ガイド部の構成に関するものである。
従来、エスカレータなど乗客コンベアのハンドレールガイド装置におけるハンドレールガイド部の構成としては、ハンドレールガイドローラをハンドレールガイドフレームの反転部分の溝部内側に配置する方法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−256684号公報
しかしながら、上記公報に記載されているような乗客コンベアのハンドレールガイド装置の場合には、ハンドレールに一定の張力がかかっている場合は、そのハンドレールがハンドレールガイドローラに押し付けられ、ハンドレールガイドローラが回転することでハンドレールの走行抵抗を減ずる効果があるが、逆にハンドレールが緩んだ場合の走行抵抗を減ずる方法が配慮されておらず、手摺の伸びや張力調整不足、乗客の負荷による張力減からハンドレールがハンドレールガイドに対して弛んだ状態で運転するとハンドレールの両端部分は逆に通常の固定案内部分に押し付けられ走行抵抗が増加してしまうなどの問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ハンドレールの走行抵抗を減じて、乗客に手摺遅れなどの違和感を与えるおそれが無く、しかも、構造が簡単で、安価な乗客コンベアのハンドレールガイド装置を得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベアのハンドレールガイド装置は、エスカレータまたは動く歩道の踏板の両側に設置した内側パネル上に配置されたハンドレールガイドフレームの上下反転部分の円周に沿って配置され、ハンドレールの移動を案内するハンドレールガイドローラを備えた乗客コンベアのハンドレールガイド装置において、ハンドレールガイドローラの位置をハンドレールの中央部分から両端部分に移動させたものである。
この発明は、ハンドレールの走行抵抗の増加を抑制し、長期間にわたって乗客に手摺遅れなどの違和感を与えること無く、また構造が簡単で安価な乗客コンベアのハンドレールガイド装置が得られるという効果がある。
以下、この発明の一実施の形態を、図1〜図4を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による乗客コンベアのハンドレールガイド装置を示す構成図、図2は、図1におけるハンドレールガイドローラ部分を示す斜視図である。
図1および図2において、本実施の形態による乗客コンベアのハンドレールガイド装置は、例えばエスカレータまたは動く歩道の踏板の両側に設置した内側パネル(図示せず)上に配置されるハンドレールガイドフレーム1と、このハンドレールガイドフレーム1の両端部分1a、1bに設けられたハンドレールガイドローラ2と、このハンドレールガイドローラ2を覆うようにしてハンドレールガイドフレーム1に装着されたハンドレール3とを備える。
ここで、ハンドレール3の両端に位置する外れ防止部分3a,3bに、走行抵抗の減少を目的としたハンドレールガイドローラ2を配置し、このハンドレールガイドローラ2の外周側と内周側でハンドレール3を案内するようにする。つまり、ハンドレールガイドローラ2は、ハンドレールフレーム1の上下反転部分の円周に沿ってリング状に配置され、ハンドレール3の移動を案内する。
このように、本実施の形態では、乗客コンベア上下部のハンドレール反転部分案内用のハンドレールガイドローラ2の位置を手摺であるハンドレール3の中央部分から両端部分に実質的に移動させる構成とすることで、ハンドレール3の走行抵抗の増加を抑制し、長期間にわたって乗客に手摺遅れなどの違和感を与えること無く、また構造が簡単で安価な乗客コンベアのハンドレールガイド装置を得ることができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2による乗客コンベアのハンドレールガイド装置の構成を示すもので、図3(a)はその正面図、図3(b)はその側面図である。この図3では、図1におけるハンドレールガイドフレーム1の両端部分1a、1bの一方に対応した部分を実質的に拡大して示している。
図3において、ハンドレールガイドフレーム1Aが設けられ、このハンドレールガイドフレーム1Aは、ハンドレールガイドローラ2の回転軸4を支えている。つまり、本実施の形態による乗客コンベアのハンドレールガイド装置は、ハンドレール反転部分の内側にハンドレールガイドローラ2とハンドレール3の外れ防止部分3a,3b(図1)でそれを支持する構造から成り、ハンドレールガイドローラ2の外周、内周部分の両方をガイド部分、即ちハンドレールガイドフレーム1Aの部分から出してハンドレール3の案内ができるよう構成している。
このように、本実施の形態では、ハンドレールガイドローラ2の回転軸4を手摺外れ防止用の連続した案内面、即ちハンドレールガイドフレーム1Aに設けることで、上記実施の形態1と同様、ハンドレール3の走行抵抗の増加を抑制し、長期間にわたって乗客に手摺遅れなどの違和感を与えること無く、また構造が簡単で安価な乗客コンベアのハンドレールガイド装置を得ることができる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3による乗客コンベアのハンドレールガイド装置を示すもので、図4(a)はその正面図、図4(b)はその側面図である。この図4でも、図1におけるハンドレールガイドフレーム1の両端部分1a、1bの一方に対応した部分を実質的に拡大して示している。
本実施の形態では、ハンドレールガイドローラ2に回転軸を設けず、手摺外れ防止用の連続した案内の樹脂をハンドレールガイドフレーム1Bとして二重に構成し、その凹部にハンドレールガイドローラ2を保持させる構造とするものである。
図4において、ハンドレールガイドローラ2を、回転軸を持たずに外周、内周の2つの部品の樹脂などの低摩擦材を用いたハンドレールガイドフレーム1Bの凹部1c、即ちハンドレールガイドローラ2を直接支える樹脂製ハンドレールガイドフレーム1Bのハンドレール(手摺)外れ防止用の凹部1cに設置する。
このように、本実施の形態では、ハンドレールガイドフレーム1Bの凹部1cに、ハンドレールガイドローラ2を設置することで、上記実施の形態1と同様、ハンドレールの走行抵抗の増加を抑制し、長期間にわたって乗客に手摺遅れなどの違和感を与えること無く、また構造が簡単で安価な乗客コンベアのハンドレールガイド装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1による乗客コンベアのハンドレールガイド装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による乗客コンベアのハンドレールガイド装置の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2による乗客コンベアのハンドレールガイド装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による乗客コンベアのハンドレールガイド装置を示す構成図である。
符号の説明
1,1A,1B ハンドレールガイドフレーム、2 ハンドレールガイドローラ、3 ハンドレール、4 回転軸。

Claims (3)

  1. エスカレータまたは動く歩道の踏板の両側に設置した内側パネル上に配置されたハンドレールガイドフレームの上下反転部分の円周に沿って配置され、ハンドレールの移動を案内するハンドレールガイドローラを備えた乗客コンベアのハンドレールガイド装置において、
    上記ハンドレールガイドローラの位置を上記ハンドレールの中央部分から両端部分に移動させたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレールガイド装置。
  2. 上記ハンドレールガイドローラは回転軸を有し、該回転軸を上記ハンドレール外れ防止用の連続した上記ハンドレールガイドフレームの案内面に設けたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアのハンドレールガイド装置。
  3. 上記ハンドレールガイドフレームを低摩擦材で構成し、該ハンドレールガイドフレームのハンドレール外れ防止用の凹部に上記ハンドレールガイドローラを保持させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアのハンドレールガイド装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180875A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Hitachi Ltd 乗客コンベア

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JP2005060084A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Ntn Corp エスカレーター用ガイドシュー

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