JP2006273394A - 平判自動包装方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 季節要因の湿度、温度に関係なく、搬送コンベアー上での積層シートのズレ、包装不良、包装内部の紙折れを防止し、生産性向上に寄与出来る平判自動包装方法及び装置を提供する。
【解決手段】 平判自動包装装置における帯電装置により、積層シートまたは包装紙に静電力を与え、積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせを矯正することを特徴とする平判自動包装方法。また、包装紙に積層シートを載置して自動的に包装する平判自動包装装置において、積層シートまたは包装紙を搬送する搬送コンベアー上に、積層シートまたは包装紙に静電力を与える帯電装置を有することを特徴とする平判自動包装装置。また、帯電装置は上下・前後・左右に移動自在であることが好ましい。また、帯電装置は給紙工程及び包装工程にそれぞれ付設されていることが好ましい。
【選択図】 図5

Description

本発明は、平判自動包装方法及び装置に関し、さらに詳しくは、季節要因の湿度、温度に関係なく、搬送コンベアー上での積層シートのズレ、包装不良、包装内部の紙折れを防止し、生産性向上に寄与出来る平判自動包装方法及び装置に関するものである。
平判自動包装装置での包装作業の概略を説明すると、従来では、断裁機により断裁された積層シートを作業者が規定枚数毎に取り分け、平判自動包装装置の第1の搬送コンベアーを含む給紙工程に積層シートを給紙し、第2の搬送コンベアーを含む包装紙供給工程に搬送するが、給紙工程からの積層シートが進入する直前に第2の搬送コンベアー上に包装紙が供給され、包装紙の上に積層シートが載置された状態で搬送される。第2の搬送コンベアー上の積層シートが規定停止位置に達すると、センサからの信号により第2の搬送コンベアーが停止し、停止と同時にクロスカッターと称する切断装置が動作して包装紙を切断する。包装紙の切断が完了するとスタート信号が自動的に入り、第3の搬送コンベアー含む包装工程へと搬送される構成になっている(例えば、特許文献1、2参照)。
従来の包装作業においては、裁断機より断裁積層された直後や給紙工程及び包装紙供給工程において積層シートの上部のズレが発生すると、次工程の包装工程に搬送された時に包装不良を誘発し、紙折れや糊付着のクレームが後を絶たず、これらの問題を解決することが望まれていた。
積層シートズレの上記の問題を解決すべく、外部混合形2流体噴霧加湿装置の対策が採られてきた。しかしながら、従来の積層シートズレ防止対策の、外部混合形2流体噴霧加湿装置は、清水とエアーを気液混合する外部混合方式であり、積層シートズレに対する効果は、期待要求を満たさなかった。
ここで、従来の積層シートズレ防止対策の、外部混合形2流体噴霧加湿装置について、図1を用いて説明する。図1は従来の外部混合形2流体噴霧加湿装置ノズル部分の断面図である。図1の断面図で解るように、ノズル外部で圧搾空気と液が混じり、微粒化し噴霧している状態である。
従来の外部混合形2流体噴霧加湿装置においては、作業者による清水とエアーの調整が必要であるが、安定した微粒を作るのが難しく、その調整が容易ではない。また、外部混合形2流体噴霧加湿装置は加湿が目的であり、夏場の加湿は作業環境を悪化させ、作業者への負担となる他、設備機器の腐食等の劣化を早める原因となる。さらに、外部混合形2流体噴霧加湿装置の噴霧時の音は、作業者及び周辺への騒音となり不快感を与える。
特開昭55−12072号公報 実開平2−23305号公報
本発明の目的は、断裁機より断裁されて綺麗に積層されたシートを規定の枚数ごとに区切り(規定枚数125枚、250枚、500枚)、平判自動包装装置に送り込み、帯電処理を施して、積層シートの一枚ズレを防止したり包装紙の紙ぐせの矯正し、もって生産性向上を有する装置を提供するものである。
本発明者は、設備改造をすることを必要とせず、一般的に実施されている除電装置を、逆の発想で、帯電させる方法について、上記に鑑み鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、平判自動包装装置における帯電装置により、積層シートまたは包装紙に静電力を与え、積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせを矯正することを特徴とする平判自動包装方法である。
また、本発明は、包装紙に積層シートを載置して自動的に包装する平判自動包装装置において、積層シートまたは包装紙を搬送する搬送コンベアー上に、積層シートまたは包装紙に静電力を与える帯電装置を有することを特徴とする平判自動包装装置である。
また、本発明の平判自動包装装置に付帯する帯電装置は、搬送コンベアーの搬送面に対して上下方向に移動自在に構成し、該搬送コンベアーで搬送される積層シートと帯電装置との上下間隔を調整可能にすることが好ましい。さらに、本発明の平判自動包装装置に付帯する帯電装置は、搬送コンベアーの搬送方向において前後方向及び左右方向に移動可能なようになっていることが好ましい。
また、本発明の平判自動包装装置に付帯する帯電装置は、積層シートを搬送する搬送コンベアーを含む給紙工程及びこの給紙工程から供給された前記積層シートを包装紙上に載置した状態で搬送する搬送コンベアーを含む包装工程にそれぞれ付設されていることが好ましい。
本発明の平判自動包装装置における帯電装置により積層シートまたは包装紙に静電力を与え、積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせを矯正することにより、温度、湿度に左右されることなく作業できる。また、カッターより断裁後の直行作業ができ、積層シート一枚ズレによる包装不良クレームをなくすことができる。更には、騒音の問題も解消し、カッターより断裁後の直行作業が出来るため、仮段積みする場所が不要になる。帯電装置その物の取り扱い作業性に優れ、操業安定性を有するものである。
本発明の平判自動包装装置における帯電装置について、以下、図面を用いて説明する。図2は、本発明における帯電装置6、7を有する平判自動包装装置18の包装工程を示す全体概略図である。図2において、本発明にかかる帯電装置6、7は、第1の搬送コンベアー1上及び第2の搬送コンベアー2上において帯電処理する2台で構成される。また、帯電装置6、7には左右調整板5が取り付けられており、セット穴の位置を替えることによって、左右に移動できるように構成されている。また、左右調整板5は上下調整軸3で上下移動可能なように構成され、積層シートの種類(銘柄)や厚さ、サイズに応じて帯電装置と積層シートの間隔等の帯電装置を有効に作用させる位置の調整が容易にできるようになっている。更に、前後調整軸4により、帯電装置6、7は搬送方向の前後に移動可能なように構成されている。
更に、本発明にかかる帯電装置の特徴について説明する。図3に示すように、本発明にかかる帯電装置6にはエアー配管10が付設されており、電極針13のエアー孔11、12よりエアーを出し、帯電処理範囲を拡散させることができるという特徴ある。また、電極針13を搬送コンベアーの搬送方向に直交した横幅方向に所定間隔をおいて並べて16組付設してあり、帯電の均一性等の帯電効果を高めている。更に、帯電装置6の箇々の電極針13には図示しないスイッチが付設されており、積層シートの寸法等に合わせて個々のオンオフスイッチをオンオフすることで、最適幅で帯電処理が行えるようになっている。なお、帯電装置7についても同様とされているが、所望により電極針13の組数等は調整可能である。
また、図4に示すように、本発明にかかる帯電装置の電極針13が落下しないように、落下防止用ビニール紐14で固定し、落下防止を図っている。帯電装置の仕様はコロナ放電方式で、電極針13から発生するイオン電圧は5〜10kV程度が好ましく、更には6〜8kVが好ましい。静電力の強弱はイオン電圧の調整でも、帯電装置と積層シート15との間隔でも、あるいは両者を組合せて調整しても良いが、本発明ではイオン電圧を一定にした上で帯電装置と積層シート15との間隔で調整する方が好ましい。帯電処理の範囲は、個々の電極針13に付随するエアー孔11,12から出るエアー量を調整することで調整可能となる。尚、帯電装置6、7の電極針13と積層シート15の間隔は、近すぎると積層シート15をむらなく帯電させることができないばかりか、積層シート15に帯電焼け等が誘発するし、逆に遠すぎると帯電効果が発現されないから、50〜100mmに設置することが好ましい。電極針13と積層シート15の間隔は、上下調整軸3で調整する。帯電装置を2組以上併設する場合は、イオン電圧、積層シートとの間隔、作用させる電極針の組数等はそれぞれの帯電装置で適宜調整するのが好ましい。
本発明の平判自動包装装置における帯電装置を用いた帯電処理方法工程について、図5により説明する。カッターより綺麗に積層された積層シート15は、既に帯電処理が施されている第1の搬送コンベアー1上に給紙ピンサー16によって搬送され、第1の搬送コンベアー1にて搬送過程で帯電装置6を通過する際に、積層シート15上に帯電処理が施され、積層シートの一枚ズレ防止を図る。更に、帯電処理が施されている第2の搬送コンベアー2に搬送され、帯電装置7を通過する過程で再度、積層シート15上に帯電処理を施して完全に積層シートの一枚ズレを防止する。
本発明において、帯電装置処理箇所を2ヶ所にした理由を図5をもとに説明する。上質紙、コート紙の坪量52.3g/m〜157g/mまでは、積層シート一枚ズレは、第1の搬送コンベアー1上の帯電装置6の1ヵ所で一枚ズレ防止を図ることができるが、板紙、アート紙の坪量127.9g/m〜450g/mまでの積層シート15は、第2の搬送コンベアー2上でクロスカッター17が包装紙9を切断する工程に入るため、一時停止する時に、積層シート15の一枚ズレが発生するため、帯電装置7を付設することにより、更に帯電効果を高めることができ、坪量、銘柄に関係なく、積層シートの一枚ズレ防止を図ることができる。
本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明は、これら実施例の範囲に限定されるものではない。
実施例に用いた帯電装置6は、長さ1,080mmの本体に、静電力を積層シート15に与える電極針13を等間隔に16個有するものを用い、第1の搬送コンベアー1上にのみ設置した。また、電極針13と積層シート15の間隔は上下調整軸3により50mmに設置した。帯電装置6の仕様はコロナ放電方式で、電極針13から発生するイオン電圧は約7kVとした。尚、静電力の強弱は帯電装置6と積層シート15との間隔で調整し、帯電処理の範囲は、個々の電極針13に付随するエアー孔11,12から出るエアー量を調整することで最適化した。
室温28℃、相対湿度33%の雰囲気下で、坪量52.3g/mの上質紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに上記帯電装置を有する平判自動包装装置を用い、上記帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温27℃、相対湿度33%の雰囲気下で、坪量72.4g/mの上質紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温27℃、相対湿度33%の雰囲気下で、坪量104.7g/mのコート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温33℃、相対湿度26%の雰囲気下で、坪量127.9g/mのコート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべて積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温32℃、相対湿度27%の雰囲気下で、坪量157g/mのコート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
〔比較例1〕
帯電装置を作動させない以外は実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例1と同一の雰囲気下で、坪量52.3g/mの上質紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、積層ズレが約5割の積層シートに発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例2〕
帯電装置を作動させない以外は実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例2と同一の雰囲気下で、坪量72.4g/mの上質紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、積層ズレが約5割の積層シートに発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例3〕
帯電装置を作動させない以外は実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例3と同一の雰囲気下で、坪量104.7g/mのコート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例4〕
帯電装置を作動させない以外は実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例4と同一の雰囲気下で、坪量127.9g/mのコート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例5〕
帯電装置を作動させない以外は実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、実施例5と同一の雰囲気下で、坪量157g/mのコート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
実施例1で用いた電極針を等間隔に16個有する帯電装置を、第1の搬送コンベアー1上と第2の搬送コンベアー2上とに、いずれの帯電装置6,7も実施例1と同様に、電極針13と積層シート15の間隔を50mm、電極針から発生するイオン電圧を7kVとして設置した以外は実施例1で用いた平判自動包装装置を用い、室温29℃、相対湿度54%の雰囲気下で、坪量127.9g/mのアート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに2組の帯電装置6,7により積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温31℃、相対湿度52%の雰囲気下で、坪量157g/mのアート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例6で用いた帯電装置を2組有する平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温26℃、相対湿度50%の雰囲気下で、坪量210g/mの板紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例6で用いた帯電装置を2組有する平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温32℃、相対湿度40%の雰囲気下で、坪量310g/mの板紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例6で用いた帯電装置を2組有する平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
室温30℃、相対湿度42%の雰囲気下で、坪量450g/mの板紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに実施例6で用いた帯電装置を2組有する平判自動包装装置を用い、実施例1と同様の帯電条件にて積層シートを帯電させながら1000束連続で包装したところ、すべての積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせによる包装不良は発生せず、良好な包装体が得られた。
〔比較例6〕
帯電装置を第1の搬送コンベアー1上のみ作動させる以外は実施例6で用いた平判自動包装装置を用い、実施例6と同一の雰囲気下で、坪量127.9g/mのアート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、第2の搬送コンベアー2上に積層シートが移動した際、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例7〕
帯電装置を第1の搬送コンベアー1上のみ作動させる以外は実施例6で用いた平判自動包装装置を用い、実施例7と同一の雰囲気下で、坪量157g/mのアート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、第2の搬送コンベアー2上に積層シートが移動した際、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例8〕
帯電装置を第1の搬送コンベアー1上のみ作動させる以外は実施例6で用いた平判自動包装装置を用い、実施例8と同一の雰囲気下で、坪量210g/mの板紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、第2の搬送コンベアー2上に積層シートが移動した際、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例9〕
帯電装置を第1の搬送コンベアー1上のみ作動させる以外は実施例6で用いた平判自動包装装置を用い、実施例9と同一の雰囲気下で、坪量310g/mのコート紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、第2の搬送コンベアー2上に積層シートが移動した際、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
〔比較例10〕
帯電装置を第1の搬送コンベアー1上のみ作動させる以外は実施例6で用いた平判自動包装装置を用い、実施例10と同一の雰囲気下で、坪量450g/mの板紙を裁断機により裁断し、段積みした後、直ちに1000束連続で包装したところ、第2の搬送コンベアー2上に積層シートが移動した際、ほぼすべての積層シートに積層ズレが発生した。この包装欠陥は裁断後の製品山を包装に先立って7〜15時間くらい段積みしておかないと解消せず、非能率的であった。
実施例1〜10に示した結果から明らかなように、銘柄、坪量、温度、湿度に左右されることなく、本発明により、操業性安定を図ることが出来た。
積層シートズレ防止対策の従来技術である外部混合形2流体噴霧加湿装置を示す概略図である。 本発明における、平判自動包装機における積層シート一枚ズレ防止装置を示す全体概略図である。 本発明における、エアー配管、電極針のエアー孔を示す概略図である。 本発明における、電極針落下防止を図る概略図である。 本発明における、積層シートズレ防止装置の帯電処理方法の工程を示す全体概略図である。
符号の説明
1 第1の搬送コンベアー
2 第2の搬送コンベアー
3 上下調整軸
4 前後調整軸
5 左右調整板
6,7 帯電装置
8 包装紙スイングアーム
9 包装紙
10 エアー配管
11,12 エアー孔
13 電極針
14 落下防止ビニール紐
15 積層シート
16 給紙ピンサー
17 クロスカッター
18 平判自動包装装置

Claims (5)

  1. 平判自動包装装置における帯電装置により、積層シートまたは包装紙に静電力を与え、積層シートの積層ズレまたは包装紙の紙ぐせを矯正することを特徴とする平判自動包装方法。
  2. 包装紙に積層シートを載置して自動的に包装する平判自動包装装置において、積層シートまたは包装紙を搬送する搬送コンベアー上に、積層シートまたは包装紙に静電力を与える帯電装置を有することを特徴とする平判自動包装装置。
  3. 帯電装置が搬送コンベアーの搬送面に対して上下方向に移動自在である請求項2記載の平判自動包装装置。
  4. 帯電装置が搬送コンベアーの搬送方向において前後方向・左右方向に移動自在である請求項2または3記載の平判自動包装装置。
  5. 帯電装置が積層シートを搬送する搬送コンベアーを含む給紙工程及びこの給紙工程から供給された前記積層シートを包装紙上に載置した状態で搬送する搬送コンベアーを含む包装工程にそれぞれ付設されている請求項2、3または4記載の平判自動包装装置。
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