JP2006273290A - アクセルペダル装置及びこれに用いられるダンパ - Google Patents

アクセルペダル装置及びこれに用いられるダンパ Download PDF

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Abstract

【課題】 小型化及び部品点数の減少を図ることができ、しかも、アクセルペダルの踏み込み過ぎを抑止し、作業機を円滑に減速させ、アクセルペダルの踏み込み量の維持に要する操作者の踏み込み力を軽減させ、作業機の過度の急制動を防止することができるアクセルペダル装置及びこれに用いられるダンパを提供すること。
【解決手段】 トラクタ等の作業機用のアクセルペダル装置1は、踏み込み操作によりR1方向及びR2方向に回動及び逆回動されるアクセルペダル2と、アクセルペダル2の回動及び逆回動によりR1方向及びR2方向に回転及び逆回転される回転軸3と、回転軸3を介してアクセルペダル2に連結されていると共に、アクセルペダル2の回動及び逆回動に対して抵抗力を与えるダンパ4とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラクタ等の作業機の静油圧式無段階変速装置の前進及び後進用のアクセルペダルの回動及び逆回動に適宜の制動を与えるアクセルペダル装置及びこれに用いられるダンパに関する。
特開2004−211776号公報
例えば特許文献1においては、例えば図12に示すように、踏み込み操作によりR3方向及びR4方向に回動及び逆回動されるアクセルペダル(変速ペダル)201と、アクセルペダル201に連係アーム202、連係ロッド203及び天秤アーム204を介して連結されたダンパ205と、アクセルペダル201に連係アーム202、連係ロッド203、天秤アーム204、カム板206及び揺動アーム207を介して連結された引張コイルばね208とを具備していると共に、トラクタ等の作業機に用いられるアクセルペダル装置209が提案されている。
ところで、斯かるアクセルペダル装置209では、引張コイルばね208及びダンパ205が多くの部材を介してアクセルペダル201に連結されているために、アクセルペダル装置の小型化や部品点数の減少を図り難い。
また、上記アクセルペダル装置209のようなトラクタ等の作業機用のアクセルペダル装置は、アクセルペダルの踏み込み過ぎの抑止、トラクタ等の円滑な減速、アクセルペダルの踏み込み量の維持に要する操作者の踏み込み力の軽減やトラクタ等の過度の急制動の防止を図る観点から、アクセルペダルの踏み込み量に応じて漸増する抵抗力を生じさせることができ、アクセルペダルの踏み込みの解除の際におけるアクセルペダルの初期回動位置への復帰動作に対する抵抗力を減少させることができ、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、当該踏み込み量でのアクセルペダルの回動位置を一定に維持することができるペダル踏み込み力の範囲を大きくすることができ、しかも、アクセルペダルの過度に急速な回動及び逆回動に対する抵抗力を増大させることができるようになっているのが望ましい。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、小型化及び部品点数の減少を図ることができ、しかも、アクセルペダルの踏み込み過ぎを抑止し、作業機を円滑に減速させ、アクセルペダルの踏み込み量の維持に要する操作者の踏み込み力を軽減させ、作業機の過度の急制動を防止することができるアクセルペダル装置及びこれに用いられるダンパを提供することにある。
本発明のアクセルペダル装置は、踏み込み操作により回動及び逆回動されるアクセルペダルと、このアクセルペダルの回動及び逆回動により回転及び逆回転される回転軸と、この回転軸を介してアクセルペダルに連結されていると共に、アクセルペダルの回動及び逆回動に対して抵抗力を与えるダンパとを具備しており、ダンパは、回転軸に対して不動であると共に当該回転軸が挿入される有底筒状のハウジングと、このハウジング内に設けられており、回転軸の回転量に依存して増減する摩擦抵抗力を発生すると共にアクセルペダルを初期回動位置に復帰させる復帰力を発生する摩擦抵抗力及び復帰力発生手段と、回転軸の軸方向において摩擦抵抗力及び復帰力発生手段に隣接してハウジングに装着されており、回転軸の回転速度に依存して増減する剪断抵抗力を発生する剪断抵抗力発生手段とを具備している。
本発明のアクセルペダル装置によれば、特に、ダンパは、回転軸に対して不動であると共に当該回転軸が挿入される有底筒状のハウジングと、このハウジング内に設けられた摩擦抵抗力及び復帰力発生手段と、回転軸の軸方向において摩擦抵抗力及び復帰力発生手段に隣接してハウジングに装着された剪断抵抗力発生手段とを具備しているために、ダンパを多くの部材を介さずにアクセルペダルに連結することができ、アクセルペダルの回動及び逆回動に基づく回転軸の回転及び逆回転により摩擦抵抗力及び復帰力発生手段並びに剪断抵抗力発生手段の双方を作動させることができ、而して、小型化及び部品点数の減少を図ることができる。また、斯かるアクセルペダル装置によれば、特に、ダンパは、回転軸の回転量に依存して増減する摩擦抵抗力を発生すると共にアクセルペダルを初期回動位置に復帰させる復帰力を発生する摩擦抵抗力及び復帰力発生手段と、回転軸の回転速度に依存して増減する剪断抵抗力を発生する剪断抵抗力発生手段とを具備しているために、主に摩擦抵抗力及び復帰力発生手段によりアクセルペダルの踏み込み量に応じて漸増する抵抗力を生じさせることができて、操作者によるアクセルペダルの踏み込み過ぎを抑止し得、アクセルペダルの踏み込みの解除の際におけるアクセルペダルの復帰動作に対する主に摩擦抵抗力及び復帰力発生手段による抵抗力を減少させることができて、トラクタ等の作業機を円滑に減速させ得、主に摩擦抵抗力及び復帰力発生手段のヒステリシス特性により、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、当該踏み込み量でのアクセルペダルの回動位置を一定に維持することができるペダル踏み込み力の範囲を大きくすることができて、アクセルペダルの踏み込み量の維持に要する操作者の踏み込み力を軽減させ得、しかも、主に剪断抵抗力発生手段によりアクセルペダルの過度に急速な回動及び逆回動に対する抵抗力を増大させることができて、作業機の過度の急制動を防止し得る。
本発明のアクセルペダル装置の好ましい例では、摩擦抵抗力及び復帰力発生手段は、回転軸の軸方向に移動自在であって回転軸の回転方向及び逆回転方向に不動となるようにハウジング内に配された可動体と、ハウジング内に配されていると共に回転軸の回転及び逆回転により可動体に対して回転方向及び逆回転方向に回転及び逆回転される回転体と、ハウジングの底部と可動体との間に介在されていると共に軸方向において可動体を回転体に向かって付勢する付勢手段と、回転体の面に対面する可動体の面に設けられており、回転体の面に対して傾斜した二つの傾斜面を有していると共に回転体の面に向かって凸又は凹となっている少なくとも一つの凸面又は凹面と、前記凸面又は凹面に面接触するように可動体の面に対面する回転体の面に設けられており、可動体の面に対して傾斜した二つの傾斜面を有していると共に可動体の面に向かって凹又は凸となっている少なくとも一つの凹面又は凸面とを具備しており、可動体に対する回転体の回転方向及び逆回転方向の回転及び逆回転に基づいて凸面と凹面とにおける摩擦抵抗力を発生させると共に付勢手段の付勢力に基づいてアクセルペダルの初期回動位置への復帰力を発生させるようになっている。
本発明のアクセルペダル装置の好ましい例では、剪断抵抗力発生手段は、回転軸の回転及び逆回転により回転及び逆回転される回転部材と、回転軸に対して不動となるようにハウジングに固定されていると共に回転部材との間で隙間を形成する隙間形成部材と、隙間に収容される流動体とを具備しており、隙間形成部材に対する回転部材の回転及び逆回転に基づく流動体の剪断によって剪断抵抗力を発生させるようになっている。
本発明によれば、小型化及び部品点数の減少を図ることができ、しかも、アクセルペダルの踏み込み過ぎを抑止し、作業機を円滑に減速させ、アクセルペダルの踏み込み量の維持に要する操作者の踏み込み力を軽減させ、作業機の過度の急制動を防止することができるアクセルペダル装置及びこれに用いられるダンパを提供し得る。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれらの例に何等限定されないのである。
図1から図11において、本例のトラクタ等の作業機用のアクセルペダル装置1は、踏み込み操作によりR1方向及びR2方向に回動及び逆回動されるアクセルペダル2と、アクセルペダル2の回動及び逆回動によりR1方向及びR2方向に回転及び逆回転される回転軸3と、回転軸3を介してアクセルペダル2に連結されていると共に、アクセルペダル2の回動及び逆回動に対して抵抗力を与えるダンパ4とを具備している。
アクセルペダル2は、アーム部11と、アーム部11の前端部に一体的に設けられた前進用の踏み込み部12と、アーム部11の後端部に一体的に設けられた後進用の踏み込み部13と、一端がアーム部11の前後方向における略中央部14に固着されていると共に他端が回転軸3に固着されている連結アーム15とを具備している。アクセルペダル2は、踏み込み部12の踏み込み操作により回転軸3の軸心3aの周りでR1方向に回動する一方、踏み込み部13の踏み込み操作により回転軸3の軸心3aの周りでR2方向に回動(逆回動)するようになっている。
回転軸3は、ダンパ4が装着される図3に示す装着部21を具備しており、斯かる装着部21の周面には、R1方向及びR2方向に関してダンパ4に嵌着されるように凹凸部が形成されている。回転軸3は、アクセルペダル2のR1方向の回動により軸心3aを中心としてR1方向に回転され、アクセルペダル2のR2方向の回動により軸心3aを中心としてR2方向に回転(逆回転)されるようになっている。
ダンパ4は、回転軸3に対して不動であると共に回転軸3が挿入される有底円筒状のハウジング31と、ハウジング31内に設けられており、回転軸3の回転量に依存して増減する摩擦抵抗力を発生すると共にアクセルペダル2を初期回動位置に復帰させる復帰力を発生する摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32と、回転軸3の軸方向Aにおいて摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32に隣接してハウジング31に装着されており、回転軸3の回転速度に依存して増減する剪断抵抗力を発生する剪断抵抗力発生手段33とを具備している。斯かるダンパ4は、合成樹脂製であってもよい。
ハウジング31は、特に図3から図5に示すように、円筒本体41と、円筒本体41の一端部に一体的に形成された鍔部42と、円筒本体41の他端部に一体的に形成された底部43とを具備している。ハウジング31は、図1に示すように、回転軸3に対して不動となるように鍔部42でボルト42a等を介してトラクタ等の作業機の固定板44等に固定される。
円筒本体41の内周面45の一端部側の部位には、蓋部材64が螺着されるねじ部46が形成されている。円筒本体41の内周面45には、ねじ部46に加えて、軸方向Aに伸びて形成された少なくとも一つ、本例では六つの溝47を具備しており、溝47は、R1方向及びR2方向において夫々互いに等角度間隔をもって配されている。
摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32は、特に図3並びに図6から図9に示すように、軸方向Aに移動自在であってR1方向及びR2方向に不動となるようにハウジング31内に配された可動体51と、ハウジング31内に配されていると共に回転軸3の回転及び逆回転により可動体51に対してR1方向及びR2方向に回転及び逆回転される回転体52と、ハウジング31の底部43と可動体51との間に介在されていると共に軸方向Aにおいて可動体51を回転体52に向かって付勢する付勢手段としてのばね部材、本例では圧縮コイルばね(以下、コイルばねと称する)53と、回転体52の面54に対面する可動体51の面55の外周側に設けられており、回転体52の面54に対して傾斜した二つの傾斜面56及び57を有していると共に回転体52の面54に向かって凹となっている少なくとも一つ、本例では三つの凹面58(図3、図10及び図11では一つの凹面58のみを図示する)と、前記凹面58に面接触するように可動体51の面55に対面する回転体52の面54の外周側に設けられており、可動体51の面55に対して傾斜した二つの傾斜面59及び60を有していると共に可動体51の面55に向かって凸となっている少なくとも一つ、本例では三つの凸面61(図3、図10及び図11では一つの凸面61のみを図示する)と、ハウジング31のねじ部46に螺着されるねじ部62が外周面に形成されていると共に回転軸3が挿通される挿通孔63が形成されている円環板状の蓋部材64とを具備している。尚、摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32は、可動体51に設けられた凹面58及び回転体52に設けられた凸面61に代えて、可動体51に設けられた凸面及び回転体52に設けられた凹面を具備していてもよい。
可動体51は、特に図3、図6及び図7に示すように、中央に貫通孔71を有した円環板状の可動体本体72と、可動体本体72の外周面に一体的に形成された少なくとも一つ、本例では六つの突起73と、回転体52の面54に向かって突出して可動体本体72の面55に一体的に形成された三つの突出部74と、底部43に対面する可動体本体72の面75に形成された環状の凹所76とを具備しており、突出部74には、凹面58が夫々設けられている。凹所76では、コイルばね53の他端が着座している。
各突起73は、R1方向及びR2方向において等角度間隔に配されており、各溝47に軸方向Aに可動に配されている。各突出部74は、R1方向及びR2方向において等角度間隔に配されている。傾斜面56及び57の夫々は、曲面であってもよく、また、平坦面であってもよい。
回転体52は、特に図3、図8及び図9に示すように、円筒部81と、円筒部81の外周面の可動体51側の部位に一体的に形成された環状板部82と、可動体51の面55に向かって突出して環状板部82の面54に一体的に形成された三つの突出部83とを具備しており、突出部83には、凸面61が夫々設けられている。
円筒部81は、当該円筒部81内に剪断抵抗力発生手段33側から回転体3が挿入されることでR1方向及びR2方向に関して回転軸3に嵌着されるようになっている。円筒部81の剪断抵抗力発生手段33側の部位は、蓋部材64の挿通孔63に配されている。
蓋部材64の面85に対面する環状板部82の面86は、面85に滑接している。各突出部83は、R1方向及びR2方向において等角度間隔に配されている。傾斜面59及び60の夫々は、曲面であってもよく、また、平坦面であってもよい。傾斜面59は、傾斜面56に対して相補的な形状を有しており、傾斜面60は、傾斜面57に対して相補的な形状を有している。
コイルばね53は、一端部で底部43に且つ他端部で可動体51に夫々当接している。コイルばね53は、可動体51の底部43に対する接近及び離反により伸縮されることで、可動体51を回転体52に向かって軸方向Aに向かう弾性付勢力を増減するようになっている。
以上の摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32は、回転体52のR1方向及びR2方向の回転においてコイルばね53の弾性付勢力に抗して可動体51を回転体52から軸方向Aに離反させてハウジング31の底部43に接近させて、コイルばね53のばね反力を増大させることにより、漸次増大する凸面61と凹面58とにおける摩擦抵抗力を発生させると共に、コイルばね53の弾性付勢力によってアクセルペダル2の図2に示す初期回動位置への復帰力を発生させるようになっている。
剪断抵抗力発生手段33は、回転軸3の回転によりR1方向及びR2方向に回転される回転部材91と、回転軸3に対して不動となるようにハウジング31に固定されていると共に回転部材91との間で隙間92を形成する隙間形成部材93と、隙間92に収容される流動体94とを具備している。流動体94は、例えば、シリコンオイル等の粘性体からなっていてもよい。
回転部材91は、隙間形成部材93内に収容されて当該隙間形成部材93との間に隙間92を形成する環状の隙間形成部95と、隙間形成部95に連結部96を介して一体的に形成された円筒部97とを具備しており、円筒部97の内周面98は、回転軸3が挿入されてR1方向及びR2方向に関して当該回転軸3が嵌着されるようになっている。
隙間形成部材93は、互いに密に接合された半割体101及び102からなり、隙間形成部材93の中央には、回転部材91の円筒部97がR1方向及びR2方向に回転自在に配される貫通孔103が形成されている。半割体101の半割体102側の面104には、回転部材91の隙間形成部95の半分が配される環状溝部105が形成されており、半割体102の半割体101側の面106には、回転部材91の隙間形成部95の残りの半分が配される環状溝部107が形成されている。環状溝部105及び107は、互いに協働して隙間形成部95が収容される環状空間を画成するようになっている。環状溝部105及び107と隙間形成部95との隙間92には、流動体94が収容される。隙間形成部材93は、ボルト42a等を介してハウジング31の鍔部42に連結固定されている。
以上の剪断抵抗力発生手段33は、隙間形成部材93に対する回転部材91のR1方向及びR2方向の回転に基づく流動体94の粘性剪断によって剪断抵抗力を発生させるようになっている。
本例のアクセルペダル装置1では、前進用の踏み込み部12が踏み込み操作された場合には、アクセルペダル2がR1方向に回動され、この回動により回転軸3がR1方向に回転される。回転軸3のR1方向の回転により当該回転軸3が嵌着された回転体52及び回転部材91が同時的にR1方向に回転される。
回転軸3の回転に基づく回転体52のR1方向の回転により、図10に示すように、傾斜面59を傾斜面56に押しつけることで、傾斜面56と傾斜面59とを圧接、摺接させてアクセルペダル2のR1方向の回動に対する摩擦抵抗力を発生させ、傾斜面59を傾斜面56に対して相対的にR1方向に移動させ、この移動により可動体51を軸方向Aにおいて回転体52から離反するようにコイルばね53の弾性付勢力に抗して底部43に向かって移動させ、この移動により圧縮されるコイルばね53の弾性付勢力の漸増によって前記摩擦抵抗力を漸増させる。このように、摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32による摩擦抵抗力は、アクセルペダル2のR1方向への回動量の増加に依存して増大される。尚、回転体52のR1方向の回転により傾斜面57及び60は互いに離反される。
回転軸3の回転に基づく回転部材91のR1方向の回転により当該回転部材91の隙間形成部95を隙間形成部材93の環状溝部105及び107に対してR1方向に回転させて、隙間形成部95と環状溝部105及び107との隙間92に収容された流動体94に剪断力を与えることで、アクセルペダル2のR1方向の回動に抗する剪断抵抗力を発生する。剪断抵抗力発生手段33による剪断抵抗力は、回転部材91の隙間形成部材93に対する回転速度が加速される場合には大きくなる一方、当該回転速度が減速される場合には小さくなる。
アクセルペダル装置1では、上述のような前進用の踏み込み部12の踏み込み操作が解除された場合には、傾斜面56と59とにおける摩擦抵抗力は極めて小さくなり、アクセルペダル2は、コイルばね53の弾性付勢力に基づき、小さな摩擦抵抗力をもってR2方向に回動されて円滑に初期回動位置に復帰し、凸面61と凹面58とは図3に示す状態で互いに面接触する。ここで、コイルばね53の弾性付勢力が過度に大きい場合には、アクセルペダル2の初期回動位置に向かうR2方向の回動が過度に加速されようとするが、当該加速に対して剪断抵抗力発生手段33による剪断抵抗力を増大させることによりアクセルペダル2の過度に急速な初期回動位置への回動復帰を防止している。
アクセルペダル装置1では、踏み込み部12の踏み込み後に当該踏み込み部12の踏み込み力を多少減少させた場合でも、傾斜面56と傾斜面59とにおける摩擦抵抗に基づく踏み込み部12の踏み込み量と踏み込み力との関係におけるヒステリシス特性により、踏み込み部12の踏み込み量でのアクセルペダル2の回動位置は維持される。
アクセルペダル装置1では、後進用の踏み込み部13が踏み込み操作された場合、当該踏み込み操作が解除された場合及び踏み込み部13の踏み込み後に当該踏み込み部13の踏み込み力を多少減少させた場合にも、前進用の踏み込み部12が踏み込み操作された場合、当該踏み込み操作が解除された場合及び踏み込み部12の踏み込み後に当該踏み込み部12の踏み込み力を多少減少させた場合と同様に動作する。尚、踏み込み部13の踏み込み操作時においては、図11に示すように、傾斜面57及び60は互いに圧接、摺接される一方、傾斜面56及び59は互いに離反される。
本例のアクセルペダル装置1によれば、踏み込み操作により回動及び逆回動されるアクセルペダル2と、アクセルペダル2の回動及び逆回動により回転及び逆回転される回転軸3と、回転軸3を介してアクセルペダル2に連結されていると共に、アクセルペダル2の回動及び逆回動に対して抵抗力を与えるダンパ4とを具備しており、ダンパ4は、回転軸3に対して不動であると共に当該回転軸3が挿入される有底筒状のハウジング31と、ハウジング31内に設けられており、回転軸3の回転量に依存して増減する摩擦抵抗力を発生すると共にアクセルペダル2を初期回動位置に復帰させる復帰力を発生する摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32と、回転軸3の軸方向Aにおいて摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32に隣接してハウジング31に装着されており、回転軸3の回転速度に依存して増減する剪断抵抗力を発生する剪断抵抗力発生手段33とを具備しているために、ダンパ4を多くの部材を介さずにアクセルペダル2に連結することができ、アクセルペダル2の回動及び逆回動に基づく回転軸3の回転及び逆回転により摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32並びに剪断抵抗力発生手段33の双方を作動させることができ、而して、小型化及び部品点数の減少を図ることができ、その上、主に摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32によりアクセルペダル2の踏み込み量に応じて漸増する抵抗力を生じさせることができて、操作者によるアクセルペダル2の踏み込み過ぎを抑止し得、アクセルペダル2の踏み込みの解除の際におけるアクセルペダル2の復帰動作に対する主に摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32による抵抗力を減少させることができて、トラクタ等の作業機を円滑に減速させ得、主に摩擦抵抗力及び復帰力発生手段32のヒステリシス特性により、アクセルペダル2の踏み込み量に応じて、当該踏み込み量でのアクセルペダル2の回動位置を一定に維持することができるペダル踏み込み力の範囲を大きくすることができて、アクセルペダル2の踏み込み量の維持に要する操作者の踏み込み力を軽減させ得、しかも、主に剪断抵抗力発生手段33によりアクセルペダル2の過度に急速な回動及び逆回動に対する抵抗力を増大させることができて、作業機の過度の急制動を防止し得る。
本発明の実施の形態の例の平面説明図である。 図1に示す例の側面説明図である。 図1に示す例の主にダンパの断面拡大説明図である。 図3に示すダンパのハウジングの説明図である。 図4に示すハウジングのV−V線断面矢視説明図である。 図3に示すダンパの可動体の説明図である。 図6に示す可動体のVII−VII線断面矢視説明図である。 図3に示すダンパの回転体の説明図である。 図8に示す回転体のIX−IX線断面矢視説明図である。 図1に示す例の主にダンパの動作説明図である。 図1に示す例の主にダンパの動作説明図である。 従来におけるアクセルペダル装置の例の側面説明図である。
符号の説明
1 アクセルペダル装置
2 アクセルペダル
3 回転軸
4 ダンパ
31 ハウジング
32 摩擦抵抗力及び復帰力発生手段
33 剪断抵抗力発生手段

Claims (4)

  1. 踏み込み操作により回動及び逆回動されるアクセルペダルと、このアクセルペダルの回動及び逆回動により回転及び逆回転される回転軸と、この回転軸を介してアクセルペダルに連結されていると共に、アクセルペダルの回動及び逆回動に対して抵抗力を与えるダンパとを具備しており、ダンパは、回転軸に対して不動であると共に当該回転軸が挿入される有底筒状のハウジングと、このハウジング内に設けられており、回転軸の回転量に依存して増減する摩擦抵抗力を発生すると共にアクセルペダルを初期回動位置に復帰させる復帰力を発生する摩擦抵抗力及び復帰力発生手段と、回転軸の軸方向において摩擦抵抗力及び復帰力発生手段に隣接してハウジングに装着されており、回転軸の回転速度に依存して増減する剪断抵抗力を発生する剪断抵抗力発生手段とを具備しているアクセルペダル装置。
  2. 摩擦抵抗力及び復帰力発生手段は、回転軸の軸方向に移動自在であって回転軸の回転方向及び逆回転方向に不動となるようにハウジング内に配された可動体と、ハウジング内に配されていると共に回転軸の回転及び逆回転により可動体に対して回転方向及び逆回転方向に回転及び逆回転される回転体と、ハウジングの底部と可動体との間に介在されていると共に軸方向において可動体を回転体に向かって付勢する付勢手段と、回転体の面に対面する可動体の面に設けられており、回転体の面に対して傾斜した二つの傾斜面を有していると共に回転体の面に向かって凸又は凹となっている少なくとも一つの凸面又は凹面と、前記凸面又は凹面に面接触するように可動体の面に対面する回転体の面に設けられており、可動体の面に対して傾斜した二つの傾斜面を有していると共に可動体の面に向かって凹又は凸となっている少なくとも一つの凹面又は凸面とを具備しており、可動体に対する回転体の回転方向及び逆回転方向の回転及び逆回転に基づいて凸面と凹面とにおける摩擦抵抗力を発生させると共に付勢手段の付勢力に基づいてアクセルペダルの初期回動位置への復帰力を発生させるようになっている請求項1に記載のアクセルペダル装置。
  3. 剪断抵抗力発生手段は、回転軸の回転及び逆回転により回転及び逆回転される回転部材と、回転軸に対して不動となるようにハウジングに固定されていると共に回転部材との間で隙間を形成する隙間形成部材と、隙間に収容される流動体とを具備しており、隙間形成部材に対する回転部材の回転及び逆回転に基づく流動体の剪断によって剪断抵抗力を発生させるようになっている請求項1又は2に記載のアクセルペダル装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のアクセルペダル装置に用いられるダンパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302220A (ja) * 2006-04-12 2007-11-22 Denso Corp アクセルペダル装置
JP2010116893A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Yamaha Motor Co Ltd スロットル操作装置およびそれを備えた車両

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