JP2006273078A - 台車 - Google Patents

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JP2006273078A
JP2006273078A JP2005094135A JP2005094135A JP2006273078A JP 2006273078 A JP2006273078 A JP 2006273078A JP 2005094135 A JP2005094135 A JP 2005094135A JP 2005094135 A JP2005094135 A JP 2005094135A JP 2006273078 A JP2006273078 A JP 2006273078A
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Kazuhiko Tezuka
和彦 手塚
Noriaki Tokuda
憲暁 徳田
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Abstract

【課題】 1つの鉄道車両辺りの台車の設置台数を増やさなくとも、車輪1つあたりにかかる荷重を低減し、高速走行時の安定性を高める。
【解決手段】 この台車には、車両本体が載置される台車本体と、台車本体の前後でそれぞれ一対の車輪を回転支持する一対の主車軸と、一対の主車軸の間で一対の車輪を回転支持する少なくとも1つの副車軸とが備えられている。副車軸が支持する一対の車輪の支持剛性は、主車軸が支持する一対の車輪の支持剛性よりも車幅方向に対して柔らかく設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、台車に係り、特に高速運転可能な鉄道用台車に関する。
近年、新幹線、特急列車、快速列車などの高速列車には、ボルスタレス台車が用いられている(例えば特許文献1参照)。ボルタレス台車(台車100)は図5に示すように、1つの鉄道車両200の前部と後部との2箇所に配置されている。そして、図6に示すように台車100は、2本の車軸101のそれぞれで一対の車輪102を回転支持している。このように一台の台車100に4つの車輪102が設けられていることから、鉄道車両は前後2台の台車100の8つの車輪により支えられているのである。
特開平3−86680号公報
しかしながら、鉄道車両の大型化に伴って全体の重量が重くなってしまうと、1つの車軸に対する荷重が大きくなってしまう。鉄道では、線区により許容軸重が決まっているために、鉄道車両の大型化に関連して車軸への荷重が増加してしまうと、許容軸重を上回ってしまうおそれがある。このため、1つの鉄道車両に3つ以上の台車を設けることも考えられるが、床下のスペースが限られているので、容易には行えないのが現状である。
本発明の課題は、1つの鉄道車両辺りの台車の設置台数を増やさなくとも、車輪1つあたりにかかる荷重を低減し、高速走行時の安定性を高めることである。
請求項1記載の発明における台車は、
車両本体が載置される台車本体と、
前記台車本体の前後でそれぞれ一対の車輪を回転支持する一対の主車軸と、
前記一対の主車軸の間で一対の車輪を回転支持する少なくとも1つの副車軸とを備え、
前記副車軸が支持する一対の車輪の支持剛性は、前記主車軸が支持する一対の車輪の支持剛性よりも車幅方向に対して柔らかく設定されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、少なくとも1つの副車軸が一対の主車軸の間に配置されているので、一台の台車に少なくとも6つの車輪が設けられることになる。従来の台車であれば4つの車輪で鉄道車両を支持していたが、これによれば少なくとも6つの車輪で鉄道車両を支持することができ、結果的に、車輪1つあたりにかかる荷重が低減されて、鉄道車両が大型化したとしても許容軸重内に収めることができる。
また、主車軸の間に少なくとも1つの副車軸が配置されると、従来の台車と比較して必然的に一対の主車軸間隔も広くなる。このように主車軸間隔が広くなると、高速性能を向上させることができる。
ここで、副車軸が支持する一対の車輪と主車軸が支持する一対の車輪とは、前後方向に直線状に配列されることになるために、直線走行時ではスムーズな走行が可能であるものの、カーブに進入すると副車軸で支持された車輪が、レールによって規制され車幅方向に押されることになり、スムーズな走行が阻害されてしまう。しかしながら、この請求項1記載の発明では、副車軸に支持された車輪の支持剛性が、主車軸に支持された車輪の支持剛性よりも車幅方向に対して柔らかく設定されているので、カーブ走行時に副車軸に支持された車輪がレールにより車幅方向に押されたとしても、その支持剛性により押圧力を緩和してスムーズな走行を可能としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の台車において、
前記副車軸が支持する一対の車輪の踏面勾配は、前記主車軸が支持する一対の車輪の踏面勾配よりも小さく設定されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、副車軸により支持される車輪の踏面勾配が、主車軸により支持される車輪の踏面勾配よりも小さく設定されているので、副車軸に支持された車輪がカーブ走行時にレールにより車幅方向に押されることを抑制することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の台車において、
前記副車軸が1つ前記一対の主車軸の間に設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の発明によれば、1つの副車軸が一対の主車軸の間に設けられているので、車輪1つあたりにかかる荷重を低減しつつ、台車自体が大型化することを抑制することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の台車において、
前記副車軸が前記一対の主車軸の中間に配置されていることを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、副車軸が一対の主車軸の中間に配置されているので、一台の台車にかかる荷重を各車輪に均等に分散させることができる。
本発明によれば、少なくとも1つの副車軸が一対の主車軸の間に配置されることで、車輪1つあたりにかかる荷重が低減されて、鉄道車両が大型化したとしても許容軸重内に収めることができる。また、従来の台車と比較して必然的に一対の主車軸間隔を広くすることができ、高速性能を向上させることができる。
本実施形態の台車について図を参照にして説明する。図1は台車の概略構成を表す側面図であり、図2は正面図である。台車1はボルスタレス台車であり、台車1には図1及び図2に示すように、図示しない車両本体が載置される台車本体2が設けられている。台車本体2の上部には、車体本体と台車本体2との間に介在されて、これらを連結する空気バネ3が設けられている。また、台車本体2の前後には、それぞれ一対の車輪4を回転支持する一対の主車軸5,6が、軸受け7及び軸バネ8を介して連結されている。そして、台車本体2における一対の主車軸5,6の中間位置には一対の車輪9を回転支持する副車軸10が、軸受け11及び軸バネ12を介して連結されている。そして、主車軸5,6により支持される車輪4及び副車軸10により支持される車輪9は、前後方向に直線状に配列されている。
ここで、副車軸10が支持する一対の車輪9の支持剛性は、主車軸5,6が支持する一対の車輪4の支持剛性よりも車幅方向(左右方向)に対して柔らかく設定されている。具体的に例示すると、副車軸10の軸バネ12のばね定数を、主車軸5,6の軸バネ8のばね定数よりも低く設定することで、副車軸10により支持される車輪9の支持剛性を主車軸5,6により支持される車輪4の支持剛性を柔らかく設定している。なお、支持剛性の調整には、これ以外にも周知の調整方法を適用することが可能である。
また、副車軸10が支持する一対の車輪9の踏面勾配は、主車軸5,6が支持する一対の車輪4の踏面勾配よりも小さく設定されている。以下、具体的に図3及び図4を参照にして説明する。図3は、主車軸5,6により支持される一対の車輪4を表す正面図であり、図4は副車軸10により支持される一対の車輪9を表す正面図である。主車軸5,6により支持される一対の車輪4の踏面41は、内側にフランジ42が形成されて、そのフランジ42の外端部から外側に向け水平面に対してAの角度で傾斜するように形成されている。一方、副車軸10により支持される一対の車輪9の踏面91は水平となるように形成されている。これにより、副車軸10により支持される車輪9は、主車軸5,6により支持される車輪4よりも踏面勾配が小さく設定されることになり、レールRによって左右方向に規制されることがなく、レールR上で左右方向にスライドすることができるようになる。
次に本実施形態の作用について説明する。
台車1がカーブに進入すると各車輪4,9には遠心力が作用する。主車軸5,6に支持される車輪4は、踏面41の勾配及びフランジ42によりレールRに規制されることになり、レールRに沿って回転・前進することになる。一方、副車軸10に支持される車輪9は、レールRに規制されずレールR上をスライドする。したがって、副車軸10に支持された車輪9がカーブ走行時にレールRにより車幅方向に押されることを抑制することができる。
以上のように、本実施形態の台車1によれば、副車軸10が一対の主車軸5,6の間に配置されているので、一台の台車1に6つの車輪4,9が設けられることになる。従来の台車であれば4つの車輪で鉄道車両を支持していたが、これによれば6つの車輪で鉄道車両を支持することができ、結果的に、車輪4,9の1つあたりにかかる荷重が低減されて、鉄道車両が大型化したとしても許容軸重内に収めることができる。
また、主車軸5,6の間に副車軸10が配置されると、従来の台車と比較して必然的に一対の主車軸5,6の間隔も広くなる。このように主車軸5,6の間隔が広くなると、高速性能を向上させることができる。
そして、副車軸10が一対の主車軸5,6の中間に配置されているので、一台の台車1にかかる荷重を各車輪4,9に均等に分散させることができる。
ここで、副車軸10に支持された車輪9の支持剛性が、主車軸5,6に支持された車輪4の支持剛性よりも車幅方向に対して柔らかく設定されているので、カーブ走行時に副車軸10に支持された車輪9がレールRにより車幅方向に押されたとしても、その支持剛性により押圧力を緩和してスムーズな走行を可能としている。
また、本実施形態では、台車1がボルスタレス台車であるために、台車1自体の軽量化も可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、副車軸10の設置個数が1つである場合を例示したが、副車軸の設置個数は2以上であっても構わない。これにより、1つの車輪にかかる荷重をより低減することができる。
本実施形態に係る台車の全体構成を表す側面図である。 図1の台車の概略構成を表す正面図である。 図1の台車に備わる主車軸により支持される一対の車輪を表す正面図である。 図1の台車に備わる副車軸により支持される一対の車輪を表す正面図である。 従来の高速列車の概略構成を表す側面図である。 図5の高速列車に備わる台車の概略構成を表す側面図である。
符号の説明
1 台車
2 台車本体
3 空気バネ
4 車輪
5,6 主車軸
7 軸受け
8 軸バネ
9 車輪
10 副車軸
11 軸受け
12 軸バネ
41 踏面
42 フランジ
91 踏面
R レール

Claims (4)

  1. 車両本体が載置される台車本体と、
    前記台車本体の前後でそれぞれ一対の車輪を回転支持する一対の主車軸と、
    前記一対の主車軸の間で一対の車輪を回転支持する少なくとも1つの副車軸とを備え、
    前記副車軸が支持する一対の車輪の支持剛性は、前記主車軸が支持する一対の車輪の支持剛性よりも車幅方向に対して柔らかく設定されていることを特徴とする台車。
  2. 請求項1記載の台車において、
    前記副車軸が支持する一対の車輪の踏面勾配は、前記主車軸が支持する一対の車輪の踏面勾配よりも小さく設定されていることを特徴とする台車。
  3. 請求項1又は2記載の台車において、
    前記副車軸が1つ前記一対の主車軸の間に設けられていることを特徴とする台車。
  4. 請求項3記載の台車において、
    前記副車軸が前記一対の主車軸の中間に配置されていることを特徴とする台車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5397223B2 (ja) * 2007-08-28 2014-01-22 新日鐵住金株式会社 鉄道車両

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