JP2006272755A - 複合レンズの成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単にアスつき複合レンズを成形することができる。
【解決手段】 胴型3内に挿抜可能なコア2の成形転写面上に光硬化型樹脂10が載置される工程と、胴型3にガラスレンズ1を押さえ環4で取り付けるとき少なくとも円周上の対向する2ヶ所に切り欠き5を入れて厚みを変えた押さえ環4でガラスレンズ1のフランジ部1Aを所定の力で締め付ける工程と、この締め付け工程においてガラスレンズ1を押さえ環4の切り欠き5の方向に歪める工程と、胴型3内にコア2が挿入された状態でこの歪められたガラスレンズ1とコア2の成形転写面との間で光硬化型樹脂10が密着される工程と、この密着された光硬化型樹脂10に光を照射する工程とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガラスレンズに紫外線硬化型樹脂を接着させた複合レンズの成形方法に関し、特に積極的にアス(astigmatism;非点収差)をつけたレンズの成形方法に関する。
従来のガラスレンズに紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)を接着させて複合レンズを成形する方法の一例としては、成形型にUV樹脂を載置し、成形型と球面レンズを収納した鏡胴とを密着させ、球面レンズを鏡胴内で成形型に向けて押圧移動してUV樹脂を成形型、球面レンズ及び鏡胴間に形成される空隙に充填し、UV樹脂をUV照射で固化させる方法が知られていた(特許文献1参照)。
特開2003−25345号公報(第2頁、図1)
従来の成形方法は、UV樹脂の密着と同時に複合レンズの鏡胴への取付けを同時に行うことと、UV樹脂の体積コントロールを緩和するという利点を有するものである。そして、レンズにアスが発生するのを防ぐようにするのが、このような成形方法では常識であった。この従来の複合レンズも、CDやDVD等の情報を読み取る光学ピックアップ用の対物レンズへの適用が考慮されている。この種のピックアップ用の対物レンズでは、スポット形状が楕円形状である方が読取精度を向上させることができるため、積極的にレンズにアスをつけた方がよい場合がある。レンズにアスをつける従来方法としては、成形型としてアス付きのコアを使用する方法が用いられていたが、コアの非球面加工が困難であるという欠点があった。
そこで、本発明は、レンズに積極的にアスをつける簡単な成形方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、胴型内に挿抜可能なコアの成形転写面上に光硬化型樹脂が載置される工程と、前記胴型にガラスレンズを押さえ環で取り付けるとき少なくとも円周上の対向する2ヶ所に切り欠きを入れて厚みを変えた押さえ環で前記ガラスレンズのフランジ部を所定の力で締め付ける工程と、この締め付け工程においてガラスレンズを押さえ環の切り欠き方向に歪める工程と、前記胴型内に前記コアが挿入された状態でこの歪められたガラスレンズと前記コアの成形転写面との間で光硬化型樹脂が密着される工程と、この密着された光硬化型樹脂に光を照射する工程とを含むものである。
本発明によれば、胴型内に挿抜可能なコアの成形転写面上に光硬化型樹脂が載置される工程と、前記胴型にガラスレンズを押さえ環で取り付けるとき少なくとも円周上の対向する2ヶ所に切り欠きを入れて厚みを変えた押さえ環で前記ガラスレンズのフランジ部を所定の力で締め付ける工程と、この締め付け工程においてガラスレンズを押さえ環の切り欠き方向に歪める工程と、前記胴型内に前記コアが挿入された状態でこの歪められたガラスレンズと前記コアの成形転写面との間で光硬化型樹脂が密着される工程と、この密着された光硬化型樹脂に光を照射する工程とを含むので、簡単にアスつき複合レンズを成形することができる。アス量は、押さえ環の切り欠き深さや幅の大小、押さえ環によるガラスレンズに対する締め付け力(トルク)の変化により制御することができる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照にして説明する。
図1は、成形されたガラスレンズ1を挿抜可能なコア2を備えた胴型3に押さえ環4で取り付けた状態の断面を示す。このガラスレンズ1の紫外線や放射線硬化型樹脂などの光硬化型樹脂10をコア2の上面、すなわち成形転写面に設け、このコア2を胴型3へ挿入し、この胴型3の段部3Aにガラスレンズ1のフランジ部1Aが載置され、樹脂10はガラスレンズ1とコア2の上面との間に存在させる。また、胴型3の上端開口内周面にはめねじ3Bを形成してあり、前記押さえ環4の外周に形成されたおねじ4Aと螺合する。
図2は、押さえ環4を示し、下端側の外周におねじ4Aを形成してあり、上端から下端に向けて徐々に肉厚となっていて、円周上の対向する2ヶ所に切り欠き5を形成してある。この切り欠き5の深さは、全高の3分の2程度とし、幅も1つの切り欠き5が円周の12分の1〜18分の1程度としてある。成形されたガラスレンズ1につくアス量は、切り欠き5の深さ、幅に関係してくるので、これらの設定によりアス量を制御することができる。さらに、アス量は、押さえ環4のガラスレンズ1に対する締め付けトルクでも変化させることができる。
前記押さえ環4の締め付けにより、ガラスレンズ1に切り欠き5方向に歪みを生じさせ(図3に示す状態)、次いで図4ないし図5に示すように、コア2の成形転写面上に比較的粘性のある樹脂10を所定量たらし、この樹脂10をガラスレンズ1の裏面に押し付け、樹脂10をガラスレンズ1の全面に密着するように押し広げる。この状態で図6に示すように光照射することにより、ガラスレンズ1に樹脂10を接着する。
図7は、押さえ環4による締め付け力により、ガラスレンズ1にどのような歪みが生じているかを測定する方法を示す。ガラスレンズ1が取り付けられた胴型3(コア2は抜く)内を通して押さえ環4で保持される面とは反対のガラスレンズ1の面に光を照射し、ガラスレンズ1の反射波面を観察する。このときの押さえ環4は、2つの切り欠き5を形成したものであり、締め付けトルクを20N・cmとしたとき、図8に示すようなアスが観察された。この図8において左右両側に押さえ環4の2つの切り欠き5が存在する。
図9は、切り欠き5を円周を4等分した4ヶ所に形成した押さえ環4を示し、このような押さえ環4で締め付けトルクを50N・cmとしたとき、図10に示すようなアスがガラスレンズ1に発生した。
ピックアップ用複合レンズとして、レンズ径5mmのものでは、押さえ環4として外径7mm、厚さ2.0mm(高さ方向に均一厚さ)のものを使用し、この押さえ環4に形成される切り欠き5の幅を1.0mm、深さ0.7mmとしたもので、締め付けトルク20N・cm以上の場合に、所望のアスが生じた。締め付けトルクの上限は、50N・cm程度が好ましいものであった。
ガラスレンズに歪みを入れる工程を示す斜視図。 押さえ環の斜視図。 胴型にガラスレンズを取り付けた断面図。 コアの上面に樹脂をたらした状態の図。 コアを胴型に挿入する状態の断面図。 光照射状態の断面図。 ガラスレンズの歪み測定手段を示す図。 アス発生図。 他の例の押さえ環の斜視図。 アス発生図。
符号の説明
1 ガラスレンズ
1A フランジ部
2 コア
3 胴型
4 押さえ環
5 切り欠き
10 樹脂

Claims (3)

  1. 胴型内に挿抜可能なコアの成形転写面上に光硬化型樹脂が載置される工程と、
    前記胴型にガラスレンズを押さえ環で取り付けるとき少なくとも円周上の対向する2ヶ所に切り欠きを入れて厚みを変えた押さえ環で前記ガラスレンズのフランジ部を所定の力で締め付ける工程と、
    この締め付け工程においてガラスレンズを押さえ環の切り欠き方向に歪める工程と、
    前記胴型内に前記コアが挿入された状態でこの歪められたガラスレンズと前記コアの成形転写面との間で光硬化型樹脂が密着される工程と、
    この密着された光硬化型樹脂に光を照射する工程と、
    を含むことを特徴とする複合レンズの成形方法。
  2. 前記胴型に形成されためねじと前記押さえ環に形成されたおねじとを螺合させて締め付け力を調整できることを特徴とする請求項1に記載の複合レンズの成形方法。
  3. 前記押さえ環によるガラスレンズ締め付け力を、20〜50N・cmとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合レンズの成形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010131969A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Samsung Electronics Co Ltd マイクロレンズ、マイクロレンズの製造方法、マイクロレンズの製造装置、及びマイクロレンズを備えたカメラモジュール
JP2017008170A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 富士フイルム株式会社 光学素子の製造方法、複合光学素子の製造方法、光学素子及び複合光学素子

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