JP2006272213A - スラグからの重金属溶出防止方法及び装置 - Google Patents

スラグからの重金属溶出防止方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグからPb等の重金属が溶出することを防止するようにしたスラグからの重金属溶出防止方法及び装置を提供する。
【解決手段】 廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去し、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スラグからの重金属溶出防止方法及び装置に関する。
従来、廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグを水砕し、水砕スラグとして受け入れて洗浄する洗浄槽に、洗浄水の供給を受ける洗浄水供給部と、洗浄後のスラグを排出可能なスラグ排出機構と、前記洗浄水供給部から供給された洗浄水の一部を抜き出して排出する洗浄水排出機構とを備えた溶融スラグ洗浄装置が知られている。そして、このような装置で、上記洗浄水供給部からキレート剤を添加したキレート洗浄水を供給するように構成し、上記水砕スラグを洗浄する際、水に溶解したPb等の重金属を凝集沈殿させ、Pb等の重金属を除去するようにした技術が知られている(特許文献1)。
しかし、上記特許文献1の技術により洗浄した水砕スラグでも未だ、溶出試験における、Pb0.01mg/l以下といった基準を必ずしも満足できないことがあった。この基準値は、土壌環境基準によるもので、溶出試験とは、2mmの目のふるいを通過するスラグを10倍量の水と混ぜ、振とう機(約200回/分、振とう幅4〜5cm)にて6時間振とう・溶出させた溶液を、JIS K0102の54に規定する方法に準拠し、Pb濃度を測定する試験(以下、本明細書中で単に溶出試験という)である。水砕スラグを路盤材等に有効利用する際には、Pb等が溶出しないようにすることが必要であり、このような基準を確実に満足するようにする改良が望まれていた。
特開平10−5616号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグからPb等の重金属が溶出することを防止するようにしたスラグからの重金属溶出防止方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、従来の技術によっても、未だPb等の重金属が溶出するのかについて、原因を鋭意検討した。その結果、水砕スラグ本体であればPb等の重金属は内部に封じ込まれるものの、水砕スラグ表面に付着した微粒子にPb等の重金属が含まれており、これが溶出することに大きな原因があることを突き止めた。本発明は、係る知見に基づいてなされたものである。
すなわち、上記目的を達成するために、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去し、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、その一実施の形態で、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子を噴流により吹き飛ばすようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、別の実施の形態で、上記スラグに高温蒸気を吹き付け、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、別の実施の形態で、上記スラグ同士を擦り合わせることにより、上記重金属を含む微粒子を除去するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、別の実施の形態で、水砕水中の上記重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去させ、水砕槽に循環するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、別の実施の形態で、上記スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、上記微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、別の実施の形態で、水深を浅く形成した水砕槽を用いることを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、別の実施の形態で、高温に維持した水砕槽を用いることを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法は、別の実施の形態で、上記廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加することを特徴とする。
さらに、本発明は、別の側面で、スラグからの重金属溶出防止装置であり、廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去する手段を備え、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、一の実施の形態で、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子を噴流により吹き飛ばす手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、別の実施の形態で、上記スラグに高温蒸気を吹き付ける手段を備え、上記スラグに高温蒸気を吹き付けることによって、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、別の実施の形態で、上記スラグ同士を擦り合わせることにより、上記重金属を含む微粒子を除去する手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、別の実施の形態で、水砕水中の上記重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去させた後、水砕水を水砕槽に循環する手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、別の実施の形態で、上記スラグを200℃以上に再加熱する手段を備え、該再加熱手段によって、上記スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、上記微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、別の実施の形態で、水深を浅く形成した水砕槽を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、別の実施の形態で、高温に維持した水砕槽を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止装置は、別の実施の形態で、上記廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加する手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグからPb等の重金属が溶出することを防止するようにしたスラグからの重金属溶出防止方法及び装置が提供される。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法及び係る方法を実施するスラグからの重金属溶出防止装置について、その実施の形態をさらに詳細に説明する。
まず、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法及び装置の対象となるスラグは、一般に水砕スラグといわれるものが好適である。そのような水砕スラグの製造方法について、その好適な実施の形態は、例えば出願人の出願に係る特開2000−18554に知られている。ここで、このような水砕スラグの製造方法の一実施の形態について、本発明に関連するものを、まず図1を参照して説明する。
図1の形態に係る廃棄物溶融処理装置は、廃棄物溶融処理炉として、プラズマアーク式灰溶融炉1を用いている。概略として、該溶融炉1で生成された溶融スラグは、水砕スラグ化される。灰溶融炉1で溶融された溶融スラグ2は、灰溶融炉1の出滓口3から流下し、その下部に配設された水砕槽4に流下するように構成されている。
詳細には、プラズマアーク式灰溶融炉1は、耐火材に囲まれた炉室7を内部に設け、炉室7の天井壁には断面が円筒形のプラズマ電極8が垂下され、該プラズマ電極8は天井壁に対して、上下動できる構成になっている。また、プラズマ電極8の先端と対向する灰溶融炉の炉底壁には、炉底電極9を設置し、これらの電極8、9間に、プラズマアーク10発生用の直流電源11を接続している。
また、灰溶融炉1の側壁には、溶融スラグ2の出滓口3が取付けられ、出滓口3の直下には、冷却水である水砕水12を溜めている水砕槽4を配置している。水砕槽4内には水砕コンベア14が配設され、水砕槽4から水砕スラグを次工程に移送することができる。水砕槽4には、水砕水12を導入する供給管15を設けると共に、水砕水12を排出するための排出管17を設けている。これらの管15,17は、水砕水冷却塔20に接続され、供給管15と水砕水冷却塔20の間には、流量調整弁16が設けられている。
水砕槽4には、水砕水12の温度を検出するための温度センサー18を取付け、温度センサー18には水砕水12の温度を調整する制御装置19を設け、制御装置19は流量調整弁16の開度を温度センサー18の検出温度に応じて、任意に制御できる構成になっている。なお、上記プラズマ式アーク溶融炉1、水砕槽4及び水砕水冷却塔20については、その他公知の付帯設備を備えているが、その詳細な説明は省略する。
次に、図1の構成に係る廃棄物溶融処理装置を用いて、水砕スラグを製造する方法ついて説明する。
まず、灰溶融炉1の炉室7には、焼却灰の定量供給装置21に接続された灰投入口から焼却灰が投入される。次いで、灰溶融炉1の炉室7を還元雰囲気にした状態で、円筒状のプラズマ電極8の窒素供給用の孔から、プラズマ作動用の窒素ガスを供給するとともに、直流電源11により電圧を電極8、9間に印加する。すると、該電極8、9間にプラズマアーク10が発生し、炉室7は1000℃以上の雰囲気となり、焼却灰が加熱される。焼却灰は加熱されて溶融スラグ2となり、炉底に溜まった後、スラグ排出部の出滓口3から排出し、後流側の水砕槽4に流下する。
水砕槽4では、水砕水12が30〜70℃に維持され、この状態で溶融スラグ2が水砕水12に冷却され、溶融スラグ2が破砕されて水砕スラグが生成する。
本実施の形態では、水砕槽4に温度センサー18が設けられ、温度センサー18が検出した温度により、流量調整弁16の開度を調整する制御装置19を設けている。そのため、水砕スラグ5を40℃の温度で冷却するときは、水砕スラグ5を水砕槽4に流下し、水砕水12の温度が40℃を越えたことを温度センサー18が検知すると、制御装置19が供給管15に接続した流量調整弁16を開き、水砕水12の供給流量を多くし、水砕水12の温度を40℃に調整することができる。また、水砕槽4内の水砕水12の温度が40℃以下であることを温度センサー18が検知すると、流量調整弁16の開度を絞って、水砕水12の温度を40℃に調整できる。したがって、水砕スラグ5中の針状スラグの混入率を少なく、または混入率の調整ができる。なお、水砕槽4中の生成された水砕スラグは、水砕コンベア14により、水砕槽4外に排出される。
なお、水砕スラグをさらに洗浄槽で、キレート剤を添加した洗浄水で洗浄し、重金属を除去するようにすることもできる。また、キレート剤を直接、水砕槽に添加することもできる。
本発明の対象とするスラグは、図1の形態に係る製造方法によって得られる水砕スラグのみに限定されるものではない。しかし、以下に列挙する実施の形態に係るスラグからの重金属溶出防止方法及び装置の理解を助けるために説明したものである。
本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法及び装置では、上記したようなプラズマアーク式灰溶融炉等の廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着したPb等の重金属を含む微粒子を、スラグと一体化又は除去し、スラグからのPb等の重金属の溶出を防止するようにしている。
第1の実施の形態
本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第1の実施形態を説明する。本実施の形態では、図2に概念的に示すように、水砕スラグのスラグ粒子31に付着したPb等の重金属を含む微粒子32を噴流により吹き飛ばすようにしている。対象となる水砕スラグとしては、水砕槽、又は水砕槽及び洗浄槽を経て得られるものを挙げることができる。さらに、キレート剤による処理を行ったものであってもよい。
なお、含まれる重金属、すなわち、除去を企図する重金属としては、Pbが少なくともその対象であり、前述したように、溶出試験によって、0.01mg/l以下となるようにする。このことは以下に説明する全ての実施の形態で共通する。
この実施の形態を実施するための重金属溶出防止装置に関し、その一実施の形態を、図3に概念的に示す。この装置では、処理対象となる水砕スラグ33を、コンベア34で搬送し、ノズル35からの噴流にさらす。なお、搬送される水砕スラグ33は、コンベア34上の隔壁36によって画分されている。
この装置により、スラグ粒子31に付着した重金属を含む微粒子32を噴流により吹き飛ばすことができる。
ノズル34の先端から水砕スラグ33までの表面までの距離は30〜80cmが好適である。30cmを下回ると、スラグ粒子が飛散し、80cmを越えると噴流を構成する蒸気が冷却されてしまうので好ましくない。
ノズル35からの噴流のミスト径は、0.1〜0.45μmが好適である。Pbを含む微粒子の径は、0.1〜0.45μmであり、この径とそろえておくことが好適だからである。
ノズルから噴出する水蒸気の温度としては、60℃以上が好適である。15℃以下では効果がない。例えば、タンク内圧力を20kg/m2として、1atm、60℃〜120℃の水蒸気が好適である。
以下の表1に、本実施の形態を実施した試験例1−1〜1−5及び比較例1−6の結果を示す。試験例1−1〜1−5では、溶出試験で基準値を満足している。
Figure 2006272213
なお、水蒸気のみでなく二流体ノズルを用いて圧縮空気も同時に供給する噴流とすることもできる。
なおまた、本第1の実施の形態の変形例として、高温(60〜100℃)の洗浄水を用いて微粒子を洗い流す方法もある。
第2の実施の形態
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第2の実施形態を説明する。本実施の形態では、図4に概念的に示すように、水砕スラグのスラグ粒子31に高温蒸気41を蒸気ノズル42によって吹き付け、スラグ粒子31に付着したPb等の重金属を含む微粒子32の表面に水和膜43を形成すると共に、該微粒子32を上記水和膜43によって上記スラグ粒子31の表面に固着して一体化するようにしている。このように水和物として一体化する場合には、Pb等の重金属は溶出しない。対象となる水砕スラグとしては、水砕槽、又は水砕層及び洗浄槽を経て得られるものを挙げることができる。さらに、キレート剤による処理を行ったものであってもよい。
スラグ粒子31にはSi、Caが含まれておりこのようなことが可能となる。
この場合には、加熱水蒸気を、蒸気ノズル42から噴出させる。なお、第1の実施形態をこのような高温蒸気で実施する際には、噴流による吹き飛ばしの効果と、本第2の実施の形態での水和膜形成の効果が同時に現れているものと考えられる。
第3の実施の形態
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第3の実施形態を説明する。本第3の実施の形態では、図5に概念的に示すように、水砕スラグのスラグ粒子31同士を擦り合わせることにより、Pb等の重金属を含む微粒子32を除去するようにしている。対象となる水砕スラグとしては、水砕槽、又は水砕層及び洗浄槽を経て得られるものを挙げることができる。さらに、キレート剤による処理を行ったものであってもよい。
この第3の実施の形態は、ボールミルを用いた形態(その1)、高速せん断摩砕機を用いた形態(その2)、砂再生機を用いた形態(その3)、ドライアイスを用いた形態(その4)として実施することができる。以下にそれぞれについて説明する。
ボールミルを用いた形態(第3の実施の形態その1)
この第3の実施の形態その1では、50〜80gのボールを用いたボールミルで、70rpm程度の回転数をかけ、比較的マイルドな条件で、水砕スラグのスラグ粒子31同士を擦り合わせることにより、Pb等の重金属を含む微粒子32を除去するようにしている。
この第3の実施の形態その1を実施した試験例を説明する。
図6に、本実施の形態に係るボールミル試験機61を示す。本ボールミル試験機61は、2リットルのポリエチレン製摩砕容器62にアルミナ製のボール(50〜80g、直径30mm前後)63を25個(総計1800g)導入した。さらに、水砕スラグ500g、水道水250g(固液比として2:1)を入れ、2軸式のボールミル回転機64にかけ、回転数70rpmで90分回転させ、内部の水砕スラグを乾燥させた。
得られた水砕スラグを顕微鏡写真で確認したところ、スラグ粒子の表面から微粒子がほとんど観測されなかった。
高速せん断摩砕機を用いた形態(第3の実施の形態その2)
この第3の実施の形態その2では、ロータとベッセルの間隙に水砕スラグを供給し、ロータを高速で回転させることにより、スラグ粒子同士を擦り合わせる。これによって、スラグ粒子の表面の微粒子を除去する。
すなわち、図7に示すように、この高速せん断摩砕機71は、スラグ供給部72、スラグせん断部73、スラグ排出部74から構成されている。スラグ供給部72により、スラグを定量供給できる。スラグせん断部73は、ロータ75、ベッセル76、回転モータ77から構成され、スラグは、ロータ75とベッセル76との間隙に供給される。ロータ75を高速回転することで、スラグ粒子同士のせん断が生じる。これにより、スラグ粒子の表面に付着する微粒子を物理的摩擦作用によって効率よく剥離することが可能である。
また、摩砕効果を促進するために、微細な砂(砂粒径0.2mm)を添加すると、さらに効果的である。これは、砂の微粒子がスラグ粒子本体と微粒子の間隙に入り込み、スラグ粒子の表面をクリーニングするためである。砂は、スラグ粒子よりも硬度が大きいので、自らは損耗することがなく、スラグ粒子表面に付着した微粒子をより効果的に剥離させる効果がある。
本第3の実施の形態その2は、大きな特徴として、スラグ粒子自身の粒径がほとんど変化しない。すなわち、スラグ粒子の破砕・粉砕をほとんど進行させることなく、表面の微粒子のみを選択的に剥離除去することができる。これにより、スラグ粒子の粒径、形状等の性状をほとんど変化させることなく、かつ、破砕・粉砕に消費される動力を最小限にとどめた上で極めて短時間にスラグ粒子表面の微粒子のみを剥離除去できる。
処理後の排出物は、スクリーン78を介してスラグと水が分離される。必要に応じて水洗される。さらに、砂を添加した場合には、スラグは残存し、砂を通過させるようなスクリーンの目開きを設定するようにする。
なお、図7は、バッチ処理を行っている。しかし、連続処理を行うことも可能である。
図7の装置を用いて、以下の条件で試験を行った。
・スラグ供給量/水供給量:1/1(重量比)
・砂添加率:0〜10%(対スラグ重量比)
(砂粒径:0.2mm)
・ロータの周速:10m/s
・せん断時間:5分(砂添加率0%)
1分(砂添加率10%)
結果を以下の表2に試験結果を示す。
この結果、砂を添加しない条件(試験例3−2−2)では、低減効果は図れるものの、基準値をクリアするまでの効果は得られなかった。また、処理時間を長くした条件(試験例3−2−4)でも同様であった。しかしながら、砂を添加した条件(試験例3−2−6、3−2−7)では、基準値をクリアできる良好な結果を得られることがわかった。なお、表中で電顕○とあるのは、電子顕微鏡による観察の結果が良好な性状を示したことを示している。
Figure 2006272213
砂再生機を用いた形態(第3の実施の形態その3)
この第3の実施の形態その3では、砂再生機を用いている。
砂再生機では、図8に示すように、ホッパー81から水砕スラグ82を投入し、モータ83によってスクイジンググローラ84を回転させる。これによってスラグ粒子同士を擦り合わせる。このスクイジンググローラ84は、加圧調整シリンダ85によって加圧力を調整できる。そして、流動層式微粉抜き装置86で、水砕スラグは、移動しながら、ブロア87によって上方に吹き上げられる。これによってスラグ粒子同士の摺動と風速作用により、スラグ粒子表面の微粒子が除去される。沈降室88では、スラグ粒子と、微粒子が選別され、微粒子は、集塵装置89によって回収される。処理後の水砕スラグ90は、排出口91から排出される。
ドライアイスを用いた形態(第3の実施の形態その4)
この第3の実施の形態その4では、ロータとベッセルの間隙に水砕スラグとドライアイスペレットを供給し、ロータを高速で回転させることにより、スラグ粒子同士を擦り合わせる。これによって、スラグ粒子の表面の微粒子を除去する。
すなわち、図9に示すように、この高速せん断摩砕機100は、スラグ供給部101、スラグせん断部102、スラグ排出部103から構成されている。スラグ供給部101により、スラグとドライアイスペレットを定量供給できる。ドライアイスペレットは、市販のペレタイザで供給できる。
スラグせん断部101は、ロータ104、ベッセル105、回転モータ106から構成され、スラグとドライアイスペレットは、ロータ104とベッセル105との間隙に供給される。ロータ104を高速回転することで、スラグ粒子同士のせん断が生じる。そして、ドライアイスの微粒子がスラグ粒子本体と微粒子の間隙に入り込み、スラグ粒子の表面をクリーニングする。
本第3の実施の形態その4は、大きな特徴として、スラグ粒子自身の粒径がほとんど変化しない。すなわち、スラグ粒子の破砕・粉砕をほとんど進行させることなく、表面の微粒子のみを選択的に剥離除去することができる。これにより、スラグ粒子の粒径、形状等の性状をほとんど変化させることなく、かつ、破砕・粉砕に消費される動力を最小限にとどめた上で極めて短時間にスラグ粒子表面の微粒子のみを剥離除去できる。
スラグ排出部103では、自然放置することでドライアイスが空気中に消失してしまう。媒体の分離操作なしでスラグのみを得ることができる。
なお、図9は、バッチ処理を行っている。しかし、連続処理を行うことも可能である。
図9の装置を用いて、以下の条件で試験を行った。
・ドライアイス:液化炭酸をペレタイザにて供給した、粒径は約0.2mm程度とした。
・スラグ供給量/ドライアイスペレット供給量:100/1(重量比)
・ロータの周速:10m/s
・動力:1kW
・せん断時間:10分
結果として、電子顕微鏡にて、スラグ粒子表面を観察したところ、微粒子が良好に剥離していた。
第4の実施の形態
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第4の実施形態を説明する。本実施の形態では、図10に概念的に示すように、水砕水中のPb等の重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去した後、水砕水を水砕槽4(図1)に循環するようにしている。
図10(a)に示すように、水砕槽4中の水砕水111中に微粒子32が存在すると、スラグ粒子に微粒子32が付着してしまう。
そこで、図10(b)の沈殿槽112に水砕水をいったん通し、微粒子32を沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタ113で除去してから、水砕槽4に水砕水を循環している。
なお、湿式バグフィルタ113は0.1μmフィルター又はそれよりも細かい目開きのものを用いることが好適である。スラグ粒子に付着する0.1〜0.45μmの微粒子を対象とするためである。なお、好適な湿式バグフィルタとしてはヘイワード社(HAYWARD)製のものを挙げることができる。
第5の実施の形態
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第5の実施の形態を説明する。
この第5の実施の形態では、溶融スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、Pb等の重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を該水和膜によってスラグ粒子の表面に固着して一体化するようにしている。
第6の実施の形態
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第6の実施の形態を説明する。
この第6の実施の形態では、水深を浅く形成した水砕槽4を用いることとしている。水深としては、1〜2mが好適である。
水深が深くなると、図11に示すようにスラグ粒子31の微粒子化が進行する。おおきなスラグ粒子ほど、冷却されにくい。冷却されていないスラグ粒子は、蒸気膜で覆われ、浮遊する好ましくない微粒子と接触しない。また、表面積も大きいので相対的に微粒子の付着割合は小さい。
なお、この結果、一般的に、水砕槽4の水温は、26℃以上の高温に維持することが好適である。図12に示すように、水砕水の温度が26℃を越えると、Pbに関する溶出試験で、0.01mg/lの基準を満足する。
第7の実施の形態
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第7の実施の形態を説明する。
この第7の実施の形態では、灰溶融炉等の廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加することとしている。図13に示すように、灰溶融炉では、排ガス中のHCl濃度が150ppmとなると溶出基準を下回ることが観測されている。
そこで、この第7の実施の形態では、灰溶融炉等の廃棄物溶融処理炉中にCaCl2を添加している。CaCl2を添加すると、Caは、CaOとなり、スラグ化する。Clは、HClとなる。炉内に過剰Clが増加することでPbCl2となり、揮散が促進される。すなわち、図14に示すように、Pbの沸点は1,747℃、PbOの沸点は1,534℃、PbCl2の沸点は847℃であり、このことを積極的に利用して、水砕スラグ中のPbを減少させることができる。
本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法及び装置の適用対象となる灰溶融炉の構成について、その一実施の形態を説明する模式図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第1の実施形態を説明する概念図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第1の実施形態を実施する装置を説明する概念図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第2の実施形態を説明する概念図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第3の実施形態を説明する概念図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第3の実施の形態その1について、ボールミル試験機を説明する模式図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第3の実施の形態その2について、高速せん断摩砕機を説明する模式図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第3の実施の形態その3について、砂再生機を説明する模式図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第3の実施の形態その4について、高速せん断摩砕機を説明する模式図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第4の実施形態を説明する概念図である。 本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第6の実施形態を説明する概念図である。 水砕水の温度と、溶出試験でのPb溶出量との関係を示すグラフである。 排ガス中のHCl濃度と、溶出試験でのPb溶出量との関係を示すグラフである。 Pb、PbO、PbCl2の蒸気圧と温度との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 プラズマ式アーク灰溶融炉
2 溶融スラグ
3 出滓口
4 水砕槽
7 炉室
8 プラズマ電極
9 炉底電極
10 プラズマアーク
11 直流電源
12 水砕水
14 水砕コンベア
15 供給管
16 流量調整弁
17 排出管
18 温度センサー
19 制御装置
20 水砕水冷却塔
21 定量供給装置
31 スラグ粒子
32 微粒子
33 水砕スラグ
34 コンベア
35 ノズル
36 隔壁
41 高温蒸気
42 蒸気ノズル
43 水和膜
61 ボールミル試験機
62 ポリエチレン製摩砕容器
64 ボールミル回転機
71 高速せん断摩砕機
72 スラグ供給部
73 スラグせん断部
74 スラグ排出部
75 ロータ
76 ベッセル
77 回転モータ
78 スクリーン
81 ホッパー
82 水砕スラグ
83 モータ
84 スクイジンググローラ
86 流動層式微粉抜き装置
87 ブロア
88 沈降室
89 集塵装置
90 水砕スラグ
100 高速せん断摩砕機
101 スラグ供給部
102 スラグせん断部
103 スラグ排出部
104 ロータ
105 ベッセル
106 回転モータ
111 水砕水
113 湿式バグフィルタ

Claims (18)

  1. 廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去し、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにしたことを特徴とするスラグからの重金属溶出防止方法。
  2. 上記スラグに付着した重金属を含む微粒子を噴流により吹き飛ばすようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
  3. 上記スラグに高温蒸気を吹き付け、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
  4. 上記スラグ同士を擦り合わせることにより、上記重金属を含む微粒子を除去するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
  5. 水砕水中の上記重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去させ、水砕槽に循環するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
  6. 上記スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、上記微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
  7. 水深を浅く形成した水砕槽を用いることを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
  8. 高温に維持した水砕槽を用いることを特徴とする請求項1又は7のスラグからの重金属溶出防止方法。
  9. 上記廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加することを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
  10. 廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去する手段を備え、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにしたことを特徴とするスラグからの重金属溶出防止装置。
  11. 上記スラグに付着した重金属を含む微粒子を噴流により吹き飛ばす手段を備えることを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
  12. 上記スラグに高温蒸気を吹き付ける手段を備え、上記スラグに高温蒸気を吹き付けることによって、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
  13. 上記スラグ同士を擦り合わせることにより、上記重金属を含む微粒子を除去する手段を設けたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
  14. 水砕水中の上記重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去させた後、水砕水を水砕槽に循環する手段を備えたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
  15. 上記スラグを200℃以上に再加熱する手段を備え、該再加熱手段によって、上記スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、上記微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
  16. 水深を浅く形成した水砕槽を備えたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
  17. 高温に維持した水砕槽を備えたことを特徴とする請求項10又は16のスラグからの重金属溶出防止装置。
  18. 上記廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加する手段を設けたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
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