JP2006272213A - スラグからの重金属溶出防止方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去し、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにした。
【選択図】 図2
Description
まず、灰溶融炉1の炉室7には、焼却灰の定量供給装置21に接続された灰投入口から焼却灰が投入される。次いで、灰溶融炉1の炉室7を還元雰囲気にした状態で、円筒状のプラズマ電極8の窒素供給用の孔から、プラズマ作動用の窒素ガスを供給するとともに、直流電源11により電圧を電極8、9間に印加する。すると、該電極8、9間にプラズマアーク10が発生し、炉室7は1000℃以上の雰囲気となり、焼却灰が加熱される。焼却灰は加熱されて溶融スラグ2となり、炉底に溜まった後、スラグ排出部の出滓口3から排出し、後流側の水砕槽4に流下する。
本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第1の実施形態を説明する。本実施の形態では、図2に概念的に示すように、水砕スラグのスラグ粒子31に付着したPb等の重金属を含む微粒子32を噴流により吹き飛ばすようにしている。対象となる水砕スラグとしては、水砕槽、又は水砕槽及び洗浄槽を経て得られるものを挙げることができる。さらに、キレート剤による処理を行ったものであってもよい。
ノズル34の先端から水砕スラグ33までの表面までの距離は30〜80cmが好適である。30cmを下回ると、スラグ粒子が飛散し、80cmを越えると噴流を構成する蒸気が冷却されてしまうので好ましくない。
なおまた、本第1の実施の形態の変形例として、高温(60〜100℃)の洗浄水を用いて微粒子を洗い流す方法もある。
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第2の実施形態を説明する。本実施の形態では、図4に概念的に示すように、水砕スラグのスラグ粒子31に高温蒸気41を蒸気ノズル42によって吹き付け、スラグ粒子31に付着したPb等の重金属を含む微粒子32の表面に水和膜43を形成すると共に、該微粒子32を上記水和膜43によって上記スラグ粒子31の表面に固着して一体化するようにしている。このように水和物として一体化する場合には、Pb等の重金属は溶出しない。対象となる水砕スラグとしては、水砕槽、又は水砕層及び洗浄槽を経て得られるものを挙げることができる。さらに、キレート剤による処理を行ったものであってもよい。
この場合には、加熱水蒸気を、蒸気ノズル42から噴出させる。なお、第1の実施形態をこのような高温蒸気で実施する際には、噴流による吹き飛ばしの効果と、本第2の実施の形態での水和膜形成の効果が同時に現れているものと考えられる。
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第3の実施形態を説明する。本第3の実施の形態では、図5に概念的に示すように、水砕スラグのスラグ粒子31同士を擦り合わせることにより、Pb等の重金属を含む微粒子32を除去するようにしている。対象となる水砕スラグとしては、水砕槽、又は水砕層及び洗浄槽を経て得られるものを挙げることができる。さらに、キレート剤による処理を行ったものであってもよい。
この第3の実施の形態その1では、50〜80gのボールを用いたボールミルで、70rpm程度の回転数をかけ、比較的マイルドな条件で、水砕スラグのスラグ粒子31同士を擦り合わせることにより、Pb等の重金属を含む微粒子32を除去するようにしている。
図6に、本実施の形態に係るボールミル試験機61を示す。本ボールミル試験機61は、2リットルのポリエチレン製摩砕容器62にアルミナ製のボール(50〜80g、直径30mm前後)63を25個(総計1800g)導入した。さらに、水砕スラグ500g、水道水250g(固液比として2:1)を入れ、2軸式のボールミル回転機64にかけ、回転数70rpmで90分回転させ、内部の水砕スラグを乾燥させた。
得られた水砕スラグを顕微鏡写真で確認したところ、スラグ粒子の表面から微粒子がほとんど観測されなかった。
この第3の実施の形態その2では、ロータとベッセルの間隙に水砕スラグを供給し、ロータを高速で回転させることにより、スラグ粒子同士を擦り合わせる。これによって、スラグ粒子の表面の微粒子を除去する。
すなわち、図7に示すように、この高速せん断摩砕機71は、スラグ供給部72、スラグせん断部73、スラグ排出部74から構成されている。スラグ供給部72により、スラグを定量供給できる。スラグせん断部73は、ロータ75、ベッセル76、回転モータ77から構成され、スラグは、ロータ75とベッセル76との間隙に供給される。ロータ75を高速回転することで、スラグ粒子同士のせん断が生じる。これにより、スラグ粒子の表面に付着する微粒子を物理的摩擦作用によって効率よく剥離することが可能である。
図7の装置を用いて、以下の条件で試験を行った。
・スラグ供給量/水供給量:1/1(重量比)
・砂添加率:0〜10%(対スラグ重量比)
(砂粒径:0.2mm)
・ロータの周速:10m/s
・せん断時間:5分(砂添加率0%)
1分(砂添加率10%)
結果を以下の表2に試験結果を示す。
この結果、砂を添加しない条件(試験例3−2−2)では、低減効果は図れるものの、基準値をクリアするまでの効果は得られなかった。また、処理時間を長くした条件(試験例3−2−4)でも同様であった。しかしながら、砂を添加した条件(試験例3−2−6、3−2−7)では、基準値をクリアできる良好な結果を得られることがわかった。なお、表中で電顕○とあるのは、電子顕微鏡による観察の結果が良好な性状を示したことを示している。
この第3の実施の形態その3では、砂再生機を用いている。
砂再生機では、図8に示すように、ホッパー81から水砕スラグ82を投入し、モータ83によってスクイジンググローラ84を回転させる。これによってスラグ粒子同士を擦り合わせる。このスクイジンググローラ84は、加圧調整シリンダ85によって加圧力を調整できる。そして、流動層式微粉抜き装置86で、水砕スラグは、移動しながら、ブロア87によって上方に吹き上げられる。これによってスラグ粒子同士の摺動と風速作用により、スラグ粒子表面の微粒子が除去される。沈降室88では、スラグ粒子と、微粒子が選別され、微粒子は、集塵装置89によって回収される。処理後の水砕スラグ90は、排出口91から排出される。
この第3の実施の形態その4では、ロータとベッセルの間隙に水砕スラグとドライアイスペレットを供給し、ロータを高速で回転させることにより、スラグ粒子同士を擦り合わせる。これによって、スラグ粒子の表面の微粒子を除去する。
なお、図9は、バッチ処理を行っている。しかし、連続処理を行うことも可能である。
・ドライアイス:液化炭酸をペレタイザにて供給した、粒径は約0.2mm程度とした。
・スラグ供給量/ドライアイスペレット供給量:100/1(重量比)
・ロータの周速:10m/s
・動力:1kW
・せん断時間:10分
結果として、電子顕微鏡にて、スラグ粒子表面を観察したところ、微粒子が良好に剥離していた。
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第4の実施形態を説明する。本実施の形態では、図10に概念的に示すように、水砕水中のPb等の重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去した後、水砕水を水砕槽4(図1)に循環するようにしている。
そこで、図10(b)の沈殿槽112に水砕水をいったん通し、微粒子32を沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタ113で除去してから、水砕槽4に水砕水を循環している。
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第5の実施の形態を説明する。
この第5の実施の形態では、溶融スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、Pb等の重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を該水和膜によってスラグ粒子の表面に固着して一体化するようにしている。
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第6の実施の形態を説明する。
この第6の実施の形態では、水深を浅く形成した水砕槽4を用いることとしている。水深としては、1〜2mが好適である。
水深が深くなると、図11に示すようにスラグ粒子31の微粒子化が進行する。おおきなスラグ粒子ほど、冷却されにくい。冷却されていないスラグ粒子は、蒸気膜で覆われ、浮遊する好ましくない微粒子と接触しない。また、表面積も大きいので相対的に微粒子の付着割合は小さい。
なお、この結果、一般的に、水砕槽4の水温は、26℃以上の高温に維持することが好適である。図12に示すように、水砕水の温度が26℃を越えると、Pbに関する溶出試験で、0.01mg/lの基準を満足する。
次いで、本発明に係るスラグからの重金属溶出防止方法の第7の実施の形態を説明する。
この第7の実施の形態では、灰溶融炉等の廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加することとしている。図13に示すように、灰溶融炉では、排ガス中のHCl濃度が150ppmとなると溶出基準を下回ることが観測されている。
2 溶融スラグ
3 出滓口
4 水砕槽
7 炉室
8 プラズマ電極
9 炉底電極
10 プラズマアーク
11 直流電源
12 水砕水
14 水砕コンベア
15 供給管
16 流量調整弁
17 排出管
18 温度センサー
19 制御装置
20 水砕水冷却塔
21 定量供給装置
31 スラグ粒子
32 微粒子
33 水砕スラグ
34 コンベア
35 ノズル
36 隔壁
41 高温蒸気
42 蒸気ノズル
43 水和膜
61 ボールミル試験機
62 ポリエチレン製摩砕容器
64 ボールミル回転機
71 高速せん断摩砕機
72 スラグ供給部
73 スラグせん断部
74 スラグ排出部
75 ロータ
76 ベッセル
77 回転モータ
78 スクリーン
81 ホッパー
82 水砕スラグ
83 モータ
84 スクイジンググローラ
86 流動層式微粉抜き装置
87 ブロア
88 沈降室
89 集塵装置
90 水砕スラグ
100 高速せん断摩砕機
101 スラグ供給部
102 スラグせん断部
103 スラグ排出部
104 ロータ
105 ベッセル
106 回転モータ
111 水砕水
113 湿式バグフィルタ
Claims (18)
- 廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去し、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにしたことを特徴とするスラグからの重金属溶出防止方法。
- 上記スラグに付着した重金属を含む微粒子を噴流により吹き飛ばすようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 上記スラグに高温蒸気を吹き付け、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 上記スラグ同士を擦り合わせることにより、上記重金属を含む微粒子を除去するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 水砕水中の上記重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去させ、水砕槽に循環するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 上記スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、上記微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 水深を浅く形成した水砕槽を用いることを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 高温に維持した水砕槽を用いることを特徴とする請求項1又は7のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 上記廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加することを特徴とする請求項1のスラグからの重金属溶出防止方法。
- 廃棄物溶融処理炉から排出されるスラグに付着した重金属を含む微粒子を上記スラグと一体化又は除去する手段を備え、上記スラグからの重金属の溶出を防止するようにしたことを特徴とするスラグからの重金属溶出防止装置。
- 上記スラグに付着した重金属を含む微粒子を噴流により吹き飛ばす手段を備えることを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
- 上記スラグに高温蒸気を吹き付ける手段を備え、上記スラグに高温蒸気を吹き付けることによって、上記スラグに付着した重金属を含む微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
- 上記スラグ同士を擦り合わせることにより、上記重金属を含む微粒子を除去する手段を設けたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
- 水砕水中の上記重金属を含む微粒子を沈殿槽中で沈殿させ及び/又は湿式バグフィルタで除去させた後、水砕水を水砕槽に循環する手段を備えたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
- 上記スラグを200℃以上に再加熱する手段を備え、該再加熱手段によって、上記スラグを200℃以上に再加熱し、清水中に落下させることにより、上記微粒子の表面に水和膜を形成すると共に、該微粒子を上記水和膜によって上記スラグの表面に固着して一体化するようにしたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
- 水深を浅く形成した水砕槽を備えたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
- 高温に維持した水砕槽を備えたことを特徴とする請求項10又は16のスラグからの重金属溶出防止装置。
- 上記廃棄物溶融処理炉にCaCl2を添加する手段を設けたことを特徴とする請求項10のスラグからの重金属溶出防止装置。
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