JP2006271951A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】部材を大きくして補強することなく、衝撃が作用した際の部材の変形を防止できるマッサージ機を提供する。
【解決手段】座部と、座部に回動可能に取り付けられている背もたれ部と、この背もたれ部を回動させるために設けられている連結部4とを備えている。この連結部4は、伸縮アクチュエータの端部と背もたれ部の下部フレーム14とが回動可能とされて構成されている。この連結部4は、伸縮アクチュエータの端部と下部フレーム14との間に作用する衝撃力を吸収させるための緩衝手段13を有している。
【選択図】 図5
【解決手段】座部と、座部に回動可能に取り付けられている背もたれ部と、この背もたれ部を回動させるために設けられている連結部4とを備えている。この連結部4は、伸縮アクチュエータの端部と背もたれ部の下部フレーム14とが回動可能とされて構成されている。この連結部4は、伸縮アクチュエータの端部と下部フレーム14との間に作用する衝撃力を吸収させるための緩衝手段13を有している。
【選択図】 図5
Description
この発明は、マッサージ機に関する。
椅子型のマッサージ機において、被施療者が座る座部と、座部の後側に設けられている背もたれ部と、座部の前側に設けられている脚載置部(フットレスト)とを備えたものがある。背もたれ部には、例えば特許文献1に示すように、施療者に対して叩き・揉み・振動などのマッサージを施すための施療具(マッサージ器)が設けられている。このような背もたれ部の施療具はユニットとして構成されており、このユニットは昇降手段により被施療者の背中に沿って移動可能とされている。昇降手段は、例えばモータと、モータにより回転するネジ棒とを有するものがある。
昇降手段のネジ棒は背もたれ部のフレームの長手方向(上下方向)に沿って設けられており、前記ユニットにこのネジ棒に螺合するナット部材が設けられている。そして、ネジ棒の回転により、ユニット(施療具)は背もたれ部のフレームにガイドされて移動可能とされている。
昇降手段のネジ棒は背もたれ部のフレームの長手方向(上下方向)に沿って設けられており、前記ユニットにこのネジ棒に螺合するナット部材が設けられている。そして、ネジ棒の回転により、ユニット(施療具)は背もたれ部のフレームにガイドされて移動可能とされている。
椅子型のマッサージ機は、座部、背もたれ部、脚載置部を備えており、これらにはマッサージ動作を行わせるための施療具やその駆動装置などが組み込まれており、マッサージ機全体は重くなる。
このようなマッサージ機において、搬送時の衝撃や、搬送時に過って落下させてしまった場合、使用に際し移動させる時に落下させてしまった場合など、強い衝撃が加わることがある。そして、この強い衝撃により、マッサージ機のフレームやフレームとの連結部などが変形してしまうことが考えられる。例えば、前記施療具を有している背もたれ部は、その下部において、軸部材を介して座部に回動可能に取り付けられている。そして、背もたれ部の下部フレームに、この背もたれ部を回動させるための伸縮アクチュエータの端部が連結されている。マッサージ機が落下の衝撃を受けると、前記施療具を含む機械部品の重みにより、背もたれ部に前記軸部材を中心とした後方(下方)へ倒れる向きの力が作用することとなる。背もたれ部の下部フレームと伸縮アクチュエータの端部との間の連結部が強固に連結されているため、作用する力により、当該連結部周辺の背もたれ部のフレームが変形したり、背もたれ部と座部との間の前記軸部材の周辺部が変形したり、前記ネジ棒が曲がってしまうなどの不具合が発生することが考えられる。仮にネジ棒が曲がってしまうと、マッサージ機の使用の際に、異音やがたつきが発生し、施療具の昇降動作に支障をきたすおそれがあるという問題点を有している。
そこで、フレームなどの変形を抑えるために、フレームや、連結部周辺の部材を大きく、厚くすることにより補強する構成が考えられる。しかし、この場合、補強した部分以外が変形することとなり、問題点を解決することはできない。また、部材の補強は、重量増加、部品点数の増加となり合理的ではない。
このようなマッサージ機において、搬送時の衝撃や、搬送時に過って落下させてしまった場合、使用に際し移動させる時に落下させてしまった場合など、強い衝撃が加わることがある。そして、この強い衝撃により、マッサージ機のフレームやフレームとの連結部などが変形してしまうことが考えられる。例えば、前記施療具を有している背もたれ部は、その下部において、軸部材を介して座部に回動可能に取り付けられている。そして、背もたれ部の下部フレームに、この背もたれ部を回動させるための伸縮アクチュエータの端部が連結されている。マッサージ機が落下の衝撃を受けると、前記施療具を含む機械部品の重みにより、背もたれ部に前記軸部材を中心とした後方(下方)へ倒れる向きの力が作用することとなる。背もたれ部の下部フレームと伸縮アクチュエータの端部との間の連結部が強固に連結されているため、作用する力により、当該連結部周辺の背もたれ部のフレームが変形したり、背もたれ部と座部との間の前記軸部材の周辺部が変形したり、前記ネジ棒が曲がってしまうなどの不具合が発生することが考えられる。仮にネジ棒が曲がってしまうと、マッサージ機の使用の際に、異音やがたつきが発生し、施療具の昇降動作に支障をきたすおそれがあるという問題点を有している。
そこで、フレームなどの変形を抑えるために、フレームや、連結部周辺の部材を大きく、厚くすることにより補強する構成が考えられる。しかし、この場合、補強した部分以外が変形することとなり、問題点を解決することはできない。また、部材の補強は、重量増加、部品点数の増加となり合理的ではない。
そこで、この発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、部材を大きくなどして補強することなく、衝撃が作用した際の部材の変形を防止できるマッサージ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するためのこの発明のマッサージ機は、座部と、被施療者の身体の一部を支持できると共に回動可能に取り付けられている身体支持部と、この身体支持部を回動させるために設けられている連結部とを備え、前記連結部は、相対的に回動可能とされている第1部材と第2部材と、この第1部材と第2部材との間に作用する衝撃力を吸収させるための緩衝手段と、を有していることを特徴としている。
例えば、マッサージ機を床面に落下させてしまった場合に、マッサージ機の各構成部分、例えばフレーム間の連結部に衝撃力が伝わり、この連結部やこれに連続しているフレーム部材などが変形してしまうおそれがある。さらに、回動可能とされている身体支持部は、その衝撃により回動する方向の慣性力が作用し、これにより連結部やフレーム部材などを変形させてしまうおそれがある。
しかし、前記構成によれば、身体支持部を動作させるために相互連結されている第1部材と第2部材との間において、作用する力を緩衝手段により吸収(減衰)させることができる。これにより、第1部材と第2部材を有する連結部、及び、この連結部に連続している他の部材が変形してしまうのを防止することができる。
しかし、前記構成によれば、身体支持部を動作させるために相互連結されている第1部材と第2部材との間において、作用する力を緩衝手段により吸収(減衰)させることができる。これにより、第1部材と第2部材を有する連結部、及び、この連結部に連続している他の部材が変形してしまうのを防止することができる。
また、前記緩衝手段は、前記第1部材に取り付けられた軸部材を径方向内方側に位置させて前記第2部材に取り付けられている筒部材と、この筒部材と前記軸部材との間に設けられている弾性部材とを有し、前記第1部材と前記第2部材とは前記軸部材と前記筒部材との間において前記弾性部材を介して連結されているのが好ましい。
この構成によれば、緩衝手段を簡単な構成とすることができる。さらに、連結部においてあらゆる方向の衝撃力に対する吸収特性を備えさせることができる。
この構成によれば、緩衝手段を簡単な構成とすることができる。さらに、連結部においてあらゆる方向の衝撃力に対する吸収特性を備えさせることができる。
さらに、前記弾性部材は筒形状とされており、この弾性部材の内周側に設けられて前記軸部材との間において、又は、この弾性部材の外周側に設けられて前記筒部材との間において、周方向に滑りを生じさせる筒状のスリーブが設けられているのが好ましい。これにより、第1部材と第2部材とをスムーズに相互回動させることができる。
または、前記緩衝手段は、前記第1部材を回動可能に取り付けていると共に前記第2部材に対して移動可能に取り付けられている可動部材と、この可動部材と前記第2部材側の固定部との間に設けられて前記可動部材の移動により弾性変形可能とされている弾性部材とを有しているのが好ましい。
この構成によれば、第1部材を第2部材に対して回動可能とさせると共に、衝撃により作用する力を弾性部材が吸収することができる。特にこの連結部において作用する力の方向に、可動部材を移動可能とさせれば、効率良くその力を吸収させることができる。そして、その他の方向に対しては、連結部におけるがたつき、ふらつきを抑制することができる。
この構成によれば、第1部材を第2部材に対して回動可能とさせると共に、衝撃により作用する力を弾性部材が吸収することができる。特にこの連結部において作用する力の方向に、可動部材を移動可能とさせれば、効率良くその力を吸収させることができる。そして、その他の方向に対しては、連結部におけるがたつき、ふらつきを抑制することができる。
または、前記緩衝手段は、先端部側において前記第1部材が回動可能に取り付けられて基端部側において前記第2部材が取り付けられている板バネと、この板バネに当接可能でかつ当該板バネの長手方向に沿って移動可能とされている当接部材とを有しており、前記第1部材と前記第2部材との間に衝撃力が作用して前記板バネが弾性変形すると、当該変形に伴って前記当接部材は前記板バネの長手方向の基端部側に移動して当該板バネの弾性変形有効長を長くさせるように構成するのが好ましい。
この場合、第1部材と第2部材とが板バネを介して連結されているため、板バネが弾性変形することによって、衝撃により作用する力を吸収することができる。さらに、衝撃力が作用した場合、当接部材が板バネの長手方向基端部側に移動することで当該板バネの弾性変形有効長さが長くなるため、板バネを大きく弾性変形させることができる。これにより衝撃吸収特性を高めることができる。一方、衝撃力が作用していない通常時は、第1部材と第2部材とを相対的に回動可能とさせると共に、被施療者の身体を支持するための身体支持部からの荷重に対して、板バネは大きく弾性変形することなく対抗することが可能となり、第1部材と第2部材との間における剛性を維持できる。
この場合、第1部材と第2部材とが板バネを介して連結されているため、板バネが弾性変形することによって、衝撃により作用する力を吸収することができる。さらに、衝撃力が作用した場合、当接部材が板バネの長手方向基端部側に移動することで当該板バネの弾性変形有効長さが長くなるため、板バネを大きく弾性変形させることができる。これにより衝撃吸収特性を高めることができる。一方、衝撃力が作用していない通常時は、第1部材と第2部材とを相対的に回動可能とさせると共に、被施療者の身体を支持するための身体支持部からの荷重に対して、板バネは大きく弾性変形することなく対抗することが可能となり、第1部材と第2部材との間における剛性を維持できる。
この場合において、前記緩衝手段は、前記当接部材を前記板バネの長手方向の先端部側へ付勢するコイルバネを有しており、前記第1部材と前記第2部材との間に衝撃力が作用すると、弾性変形する前記板バネに押されて、前記当接部材は前記コイルバネの弾性力に抗して前記板バネの基端部側へ移動するように構成するのが好ましい。
これによれば、第1部材と第2部材との間に作用する力がある値を超えて、板バネが弾性変形して所定の力で当接部材を押圧すると、その当接部材を板バネの基端部側へ移動させることができる。つまり、第1部材と第2部材との間に作用する力がある値を超えるまでは、板バネの弾性変形有効長を変化させないで、板バネが大きく弾性変形するのを抑制できる。これにより、衝撃力が作用していない通常時では、第1部材と第2部材との間の剛性を維持することができ、また、大きな衝撃力が作用した場合には、緩衝手段による衝撃吸収特性を発揮させることができる。
これによれば、第1部材と第2部材との間に作用する力がある値を超えて、板バネが弾性変形して所定の力で当接部材を押圧すると、その当接部材を板バネの基端部側へ移動させることができる。つまり、第1部材と第2部材との間に作用する力がある値を超えるまでは、板バネの弾性変形有効長を変化させないで、板バネが大きく弾性変形するのを抑制できる。これにより、衝撃力が作用していない通常時では、第1部材と第2部材との間の剛性を維持することができ、また、大きな衝撃力が作用した場合には、緩衝手段による衝撃吸収特性を発揮させることができる。
また、前記座部には、前記身体支持部としての背もたれ部が伸縮アクチュエータにより回動駆動可能とされて取り付けられており、前記緩衝手段を備えている前記連結部は、前記伸縮アクチュエータの端部と、この端部に対して回動可能とされている前記背もたれ部のフレーム部材との間に設けられているのが好ましい。
例えば、マッサージ機を床面に落下させてしまった場合、その衝撃力により回動可能とされている背もたれ部が、後方へ倒れる向きの力を受けることとなる。これにより、背もたれ部とこの背もたれ部を回動させるための伸縮アクチュエータとの間の連結部が強固に連結されていると、その連結部周辺のフレームなどが変形するおそれがある。
しかし、この構成によれば、背もたれ部と伸縮アクチュエータとの間の連結部における緩衝手段により、作用する力を吸収させることができるため、フレームなどの変形を防止できる。
例えば、マッサージ機を床面に落下させてしまった場合、その衝撃力により回動可能とされている背もたれ部が、後方へ倒れる向きの力を受けることとなる。これにより、背もたれ部とこの背もたれ部を回動させるための伸縮アクチュエータとの間の連結部が強固に連結されていると、その連結部周辺のフレームなどが変形するおそれがある。
しかし、この構成によれば、背もたれ部と伸縮アクチュエータとの間の連結部における緩衝手段により、作用する力を吸収させることができるため、フレームなどの変形を防止できる。
また、前記座部には、前記身体支持部としての背もたれ部が回動可能に取り付けられており、前記緩衝手段を備えている前記連結部は、前記背もたれ部のフレームと、このフレームに対して回動可能とされている前記座部のフレームとの間に設けられているのが好ましい。
マッサージ機の座部に衝撃力が作用すると、座部に対して回動するよう取り付けられた背もたれ部に大きな力が作用して、フレームなどが変形するおそれがある。しかし、この構成によれば、座部と背もたれ部との間の連結部における前記緩衝手段により、その衝撃力を吸収させることができ、フレームなどの変形を防止できる。
マッサージ機の座部に衝撃力が作用すると、座部に対して回動するよう取り付けられた背もたれ部に大きな力が作用して、フレームなどが変形するおそれがある。しかし、この構成によれば、座部と背もたれ部との間の連結部における前記緩衝手段により、その衝撃力を吸収させることができ、フレームなどの変形を防止できる。
本発明のマッサージ機によれば、マッサージ機の搬送や設置の際などにマッサージ機に衝撃力が作用しても、その衝撃力によりフレームやフレームとの連結部などが変形してしまうのを防止できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明の実施の一形態に係るマッサージ機を示す斜視図であり、図2はこのマッサージ機内部の機械部分の側面図である。このマッサージ機は椅子型であり、被施療者が座る座部1を備え、座部1の下方にはマッサージ機全体を支持する支持脚7を備えている。
図1はこの発明の実施の一形態に係るマッサージ機を示す斜視図であり、図2はこのマッサージ機内部の機械部分の側面図である。このマッサージ機は椅子型であり、被施療者が座る座部1を備え、座部1の下方にはマッサージ機全体を支持する支持脚7を備えている。
座部1の後側には背もたれ部2が設けられており、背もたれ部2は被施療者の上半身にマッサージ効果を与える施療具8を有している。背もたれ部2は、座部1の後部側における水平軸心を中心として上下回動するリクライニング機能を有しており、後方に小さく(鉛直面との成す角度が小さく)傾斜した起立状態(図1と図2の状態)から、ほぼ水平状の後方倒れ状態(図示せず)とに無段階で変化可能とされている。さらには、任意の位置(角度)で停止できる。背もたれ部2のリクライニング機能は、図2に示している伸縮アクチュエータ5により行われる。この伸縮アクチュエータ5は図示しているような電動モータ9を有するものや、(図示しないが)流体シリンダ(エアシリンダ)によるものがある。
座部1の前側には脚載置部(フットレスト)3が設けられており、脚載置部3の上端部が座部1の前部と連結されている。そして、脚載置部3は座部1の前部側における水平方向の軸心回りに上下方向回動自在とされており、上昇した前方突出状態(図示せず)と降下した垂れ下がり状態(図1の状態)とに変化可能とされている。さらには、任意の位置(角度)で停止できる。
この脚載置部3の回動は、座部1のフレーム部材に一端部が取り付けられた伸縮アクチュエータ30により、脚載置部3が押し上げられることで行われる。伸縮アクチュエータ30は、例えば図示しているような電動モータ19を有するものや、(図示しないが)流体シリンダ(エアシリンダ)によるものがある。また、脚載置部3は、図示しないが被施療者の足裏を当接させるための足裏当接部を有するものであってもよい。
さらに、図1に示すように、座部1の左右両側上方には肘掛け部6が設けられている。
この脚載置部3の回動は、座部1のフレーム部材に一端部が取り付けられた伸縮アクチュエータ30により、脚載置部3が押し上げられることで行われる。伸縮アクチュエータ30は、例えば図示しているような電動モータ19を有するものや、(図示しないが)流体シリンダ(エアシリンダ)によるものがある。また、脚載置部3は、図示しないが被施療者の足裏を当接させるための足裏当接部を有するものであってもよい。
さらに、図1に示すように、座部1の左右両側上方には肘掛け部6が設けられている。
背もたれ部2には施療具(マッサージ部)8が設けられている。この施療具8はモータ駆動の複数の施療子(揉み玉)8aを備えたものであり、叩き・揉み・振動などのマッサージを被施療者に施すことができる。この施療具8は背もたれ部2の左右方向中央部に設けられており、さらに背もたれ部2の左右側部には、エアの給排によって膨脹・収縮し被施療者に押圧マッサージを施すマッサージ用のエアセルによって構成された施療具10を有している。中央部の施療具8は昇降手段により昇降可能とされており、昇降手段としては、図2に示すようなモータ38と、モータ38により回転するネジ棒36と、施療具8に設けられてネジ棒26に螺合するナット部材37とを有するものや、図示しないがラックとピニオンとを有するものがある。
座部1の上面にも施療具17が設けられている。この施療具17はエアの給排によって膨脹・収縮し、被施療者に押圧マッサージを施すマッサージ用のエアセルによって構成されている。エアセルは、被施療者の臀部及び大腿に押圧マッサージを施すように配置されている。
座部1の上面にも施療具17が設けられている。この施療具17はエアの給排によって膨脹・収縮し、被施療者に押圧マッサージを施すマッサージ用のエアセルによって構成されている。エアセルは、被施療者の臀部及び大腿に押圧マッサージを施すように配置されている。
つまり、このマッサージ機は、被施療者が座る座部1と、被施療者の身体の一部を支持できると共に回動可能に取り付けられている身体支持部とを備えている。身体支持部としては、被施療者の上半身を支持する背もたれ部2、脚を支持する脚載置部3、腕を支持する肘掛け部6とがある。背もたれ部2及び脚載置部3は座部1に対して回動可能に取り付けられており、肘掛け部6は背もたれ部2に対して回動可能に取り付けられている。そして、これら身体支持部を回動させるために、様々な部材や機器が相互連結されてなる連結部4を備えている。
図3は背もたれ部2のフレームを下方から見た斜視図であり、下部フレーム14と前記伸縮アクチュエータ5との間における連結部4について説明する。
背もたれ部2は、伸縮アクチュエータ5により座部1に対して回動駆動可能とされて、座部1に取り付けられている。つまり、背もたれ部2の側部フレーム16が、座部1の側部フレーム18(図2参照)に連結軸20を介して回動可能に連結されている。そして、伸縮アクチュエータ5の電動モータ9側の一端部5aが座部1の前部フレーム29に回動可能に取り付けられており、反対の他端部5bが背もたれ部2の下部フレーム14の下面に回動可能に取り付けられている。これにより、伸縮アクチュエータ5が短縮すると背もたれ部2は後方倒れ状態となり、伸張すると起立状態となる。なお、伸縮アクチュエータ5は流体圧式であってもよい。
背もたれ部2は、伸縮アクチュエータ5により座部1に対して回動駆動可能とされて、座部1に取り付けられている。つまり、背もたれ部2の側部フレーム16が、座部1の側部フレーム18(図2参照)に連結軸20を介して回動可能に連結されている。そして、伸縮アクチュエータ5の電動モータ9側の一端部5aが座部1の前部フレーム29に回動可能に取り付けられており、反対の他端部5bが背もたれ部2の下部フレーム14の下面に回動可能に取り付けられている。これにより、伸縮アクチュエータ5が短縮すると背もたれ部2は後方倒れ状態となり、伸張すると起立状態となる。なお、伸縮アクチュエータ5は流体圧式であってもよい。
つまり、前記伸縮アクチュエータ5の他端部5bと、この他端部5bと回動可能に連結されている背もたれ部2の下部フレーム14との間に、背もたれ部2を回動させるための1つの連結部4が設けられているといえる。
図4と図5はこの連結部4を示す図であり、連結部4は、第1部材11と第2部材12とを有しており、これら第1部材11と第2部材12とは相対的に回動可能として連結されている。さらに、連結部4は、この第1部材11と第2部材12との間に作用する衝撃力を吸収させるための緩衝手段13を有している。
図4と図5はこの連結部4を示す図であり、連結部4は、第1部材11と第2部材12とを有しており、これら第1部材11と第2部材12とは相対的に回動可能として連結されている。さらに、連結部4は、この第1部材11と第2部材12との間に作用する衝撃力を吸収させるための緩衝手段13を有している。
具体的に説明すると、第1部材11は、伸縮アクチュエータ5の他端部5b側、つまり、伸縮ロッドの先端部とされている(この実施形態において、第1部材11を伸縮ロッドの先端部5bとする)。そして、第2部材12は、この伸縮ロッドの先端部5bと回動可能に取り付けられた部材であって背もたれ部2の下部フレーム14に設けられたフレーム部材14aとされている。このフレーム部材14aは断面U字型のブラケットとされている(この実施形態において、第2部材12をブラケット14aとする)。
伸縮アクチュエータ5の伸縮ロッドの先端部5bには、水平方向を軸心方向としている軸部材21が取り付けられている。なお、伸縮ロッドの先端部5bは断面U字型のブラケット14aの左右両側片39の間に設けられている。
伸縮アクチュエータ5の伸縮ロッドの先端部5bには、水平方向を軸心方向としている軸部材21が取り付けられている。なお、伸縮ロッドの先端部5bは断面U字型のブラケット14aの左右両側片39の間に設けられている。
さらに、左右両側片39には夫々貫通孔が形成されており、この左右夫々の貫通孔と同心状に筒部材22が固定されている。そして、夫々の筒部材22の径方向内方側に軸部材21を位置させている。つまり、軸部材21の両側部を左右夫々の筒部材22に挿入状としている。そして、軸部材21と筒部材22との間に弾性部材23を介在させており、この軸部材21の軸心を中心として伸縮アクチュエータ5とブラケット14aとは回動可能となる。
なお、従来のこの部位における連結部の構成は、図示しないが、伸縮ロッドの先端部とブラケットとを軸部材を介して連結させているのみであるが、この実施形態では、伸縮ロッドの先端部5bとブラケット14aとを、軸部材21と筒部材22との間において弾性部材23を介して連結させている。従って、この緩衝手段13は、筒部材22と、この筒部材22と軸部材21との間に設けられている弾性部材23とを有しているといえる。
そして、マッサージ機が衝撃力を受けた際に連結部4に作用する力は、この弾性部材23が弾性変形することで連結部4において減衰される。
そして、マッサージ機が衝撃力を受けた際に連結部4に作用する力は、この弾性部材23が弾性変形することで連結部4において減衰される。
図5において、軸部材21の外周面と、この軸部材21を挿通させているブラケット14a側の貫通孔(筒部材22の貫通孔)との間には、隙間gが設けられている。隙間gは、マッサージ機に衝撃力が作用した際における弾性部材23の弾性変形量よりも大きくされており、衝撃力が作用した場合においても、この隙間gにより、ブラケット14a(筒部材22)と軸部材21とが直接的に接触しないよう構成されている。
弾性部材23は筒形状とされており、弾性部材23を軸部材21に直接外嵌させてもよいが、弾性部材23の内周側に、筒状のスリーブ24を設けるのが好ましい。このスリーブ24は軸部材21に外嵌状となってこの軸部材21との間において周方向に滑りを生じさせており、連結部4における回動がスムーズとなる。スリーブ24は例えば金属製や樹脂製とすることができる。
または、図示しないが、弾性部材23の外周側に筒状のスリーブ24を設けてもよい。そして、このスリーブ24の外周面と筒部材22の内周面との間において、周方向に滑りを生じさせる。
また、スリーブ24は、筒部材22への組み立てを容易とするために、弾性部材23と接着などにより一体化させてもよいが、スリーブ24と弾性部材23とは別体とすることができる。
または、図示しないが、弾性部材23の外周側に筒状のスリーブ24を設けてもよい。そして、このスリーブ24の外周面と筒部材22の内周面との間において、周方向に滑りを生じさせる。
また、スリーブ24は、筒部材22への組み立てを容易とするために、弾性部材23と接着などにより一体化させてもよいが、スリーブ24と弾性部材23とは別体とすることができる。
弾性部材23は弾性を有する材質によるものであり、例えばゴム製や樹脂製とすることができ、具体的にはウレタンゴム(エーテル系ポリウレタン)とすることができる。弾性部材23の硬さは、衝撃力を受けていない通常時は、弾性部材23の形状の変化を抑制する硬さが必要であり、衝撃力を受けた非常時は、弾性部材23の変形を許容して衝撃を吸収できる程度の硬さが必要である。
例えば、弾性部材23の硬さをショアA50〜ショアA90とすることができ、この範囲より柔らかいと通常時の場合でも弾性部材23が大きく変形してしまい連結部4においてがたつきが生じる。またこの範囲より硬いと衝撃を吸収する性能が低下してしまう。
なお、図2と図3と図4において、符号20は、背もたれ部2の下部フレーム14に固定されている背もたれ部2の側部フレーム16のフレーム部材16aと、座部1の側部フレーム18との間の連結軸を示している。
例えば、弾性部材23の硬さをショアA50〜ショアA90とすることができ、この範囲より柔らかいと通常時の場合でも弾性部材23が大きく変形してしまい連結部4においてがたつきが生じる。またこの範囲より硬いと衝撃を吸収する性能が低下してしまう。
なお、図2と図3と図4において、符号20は、背もたれ部2の下部フレーム14に固定されている背もたれ部2の側部フレーム16のフレーム部材16aと、座部1の側部フレーム18との間の連結軸を示している。
図6と図7は、背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5との間における連結部4の変形例を示す図であり、この連結部4において、第1部材11は、図4と図5の実施形態と同様に、伸縮アクチュエータ5の伸縮ロッドの先端部5bとされている。そして、第2部材12は、背もたれ部2の下部フレーム14に設けられたフレーム部材14aとされている。このフレーム部材14aは、下部フレーム14を構成している強度部材のうちの一部とされている。そして、伸縮ロッドの先端部5bとフレーム部材14aとの間に、緩衝手段13が設けられている。
この連結部4における緩衝手段13は、第2部材12とされたフレーム部材14aに対して直線移動可能に取り付けられている可動部材31と、可動部材31の移動により弾性変形可能とされている弾性部材33とを有している。つまり、フレーム部材14aには固定状態とされた固定部32が設けられており、弾性部材33は、可動部材31と固定部32との間に設けられている。
さらに説明すると、可動部材31は、伸縮ロッドの先端部5bを回動可能に取り付けているブラケット部25を有している。ブラケット部25は断面U字型とされており、ブラケット部25の左右両側片には夫々貫通孔が形成されており、これら貫通孔と伸縮ロッドの先端部5bに形成した貫通孔とに、軸部材21が挿入状とされて取り付けられている。そして、伸縮ロッドの先端部5bと可動部材31のブラケット部25とが、軸部材21の軸心を中心として回動可能とされている。
さらに説明すると、可動部材31は、伸縮ロッドの先端部5bを回動可能に取り付けているブラケット部25を有している。ブラケット部25は断面U字型とされており、ブラケット部25の左右両側片には夫々貫通孔が形成されており、これら貫通孔と伸縮ロッドの先端部5bに形成した貫通孔とに、軸部材21が挿入状とされて取り付けられている。そして、伸縮ロッドの先端部5bと可動部材31のブラケット部25とが、軸部材21の軸心を中心として回動可能とされている。
そして、フレーム部材14aにおいて前後方向の2箇所に固定部32が夫々設けられており、これら一対の固定部32の間に直線状のガイド軸26が設けられている。ガイド軸26は断面円形とされ、左右に2本設けられている。そして、可動部材31に設けた貫通孔27にガイド軸26を挿通状とすることで、可動部材31は、ガイド軸26に沿って直線移動可能となる。さらに、可動部材31とその前後両側の固定部32との間に夫々、弾性部材33として複数枚の皿バネを、ガイド軸26に外嵌状として設けている。そして、この緩衝手段13は、可動部材31の前後両側の皿バネが可動部材31を前後両側から弾発力を持って押圧している状態とされている。この皿バネは、静的な荷重が作用している通常時は(ほとんど)変形しないが、大きな衝撃力が作用した非常時はその衝撃力により皿バネが弾性変形するよう、構成されている。
図6と図7に示している緩衝手段13は、可動部材31が1方向にのみ移動可能かつその移動方向に衝撃力の吸収を可能としているが、背もたれ部2のフレーム部材14aに固定部32及びガイド軸26を設けて、図示しないが、このフレーム部材14aに対して直線移動可能とした可動ベース部材をまず設け、この可動ベース部材にさらに同様の固定部32及びガイド軸26を設けて、可動ベース部材に対して直線移動可能として前記可動部材31を取り付けてもよい。これにより、可動部材31がフレーム部材14aに対して2方向に移動可能かつ2方向の衝撃力を効果的に吸収することができる。
さらに、この緩衝手段13は弾性部材33を皿バネとしているが、弾性部材33はその他にガイド軸26を挿通させるための貫通孔を有するゴム製のものなどとしてもよい。さらに、ガイド軸26を直線ではなく、緩やかな曲線状とすることができる。
さらに、この緩衝手段13は弾性部材33を皿バネとしているが、弾性部材33はその他にガイド軸26を挿通させるための貫通孔を有するゴム製のものなどとしてもよい。さらに、ガイド軸26を直線ではなく、緩やかな曲線状とすることができる。
図8は本発明に係る椅子型のマッサージ機の内部の機械部分を示している側面図であり、背もたれ部2が後方へ倒れた状態を示している。背もたれ部2は、前記のとおり、側部フレーム16が座部1の側部フレーム18に連結軸20を介して回動可能として連結されており、背もたれ部2は伸縮アクチュエータ5により座部1に対して回動駆動することができる。伸縮アクチュエータ5は、電動モータ9側の一端部5aにおいて座部1の前部フレーム29に回動可能に取り付けられており、反対の他端部5bにおいて背もたれ部2の下部フレーム14側に回動可能に取り付けられている。これにより、図8に示しているように伸縮アクチュエータ5が短縮すると背もたれ部2は後方倒れ状態となり、伸張すると起立状態となる(図2参照)。つまり、背もたれ部2(下部フレーム14)と伸縮アクチュエータ5(他端部5b)との間に、背もたれ部2を回動させるための1つの連結部4が設けられている。
そして、図9は、この背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5との間における連結部4を示している図であり、この連結部4は、図4と図5、図6と図7の実施形態と同様に第1部材11と第2部材12とを有しており、これら第1部材11と第2部材12とは相対的に回動可能とされている。さらに、この連結部4は、第1部材11と第2部材12との間に作用する衝撃力を吸収させるための緩衝手段13を有している。
具体的に説明すると、第1部材11は、伸縮アクチュエータ5の他端部5b側、つまり、伸縮ロッドの先端部とされている。そして、第2部材12は、背もたれ部2の下部フレーム14に設けられたフレーム部材14aとされている。このフレーム部材14aは、下部フレーム14を構成している強度部材のうちの一部とされている。そして、伸縮ロッドの先端部(他端部5b)とフレーム部材14aとの間に緩衝手段13が設けられている。
この連結部4における緩衝手段13は板バネ41を備えている。板バネ41は、その先端部41a側において伸縮アクチュエータ5の他端部5bが回動可能に取り付けられており、基端部41b側においてフレーム部材14aに取り付けられている。さらに、この板バネ41の一面側に背もたれ部2、他面側に伸縮アクチュエータ5が配設されている。つまり、伸縮アクチュエータ5側と背もたれ部2側とは板バネ41を介して連結されている。板バネ41は重ね板バネとして構成されており、図9において3枚の矩形状の板バネ片が重ねられて構成されている。
板バネ41と伸縮アクチュエータ5の他端部5bとの取り付けは、板バネ41の先端部41aにブラケット44がボルトナットにより固定され、このブラケット44に伸縮アクチュエータ5の他端部5bが回動可能に取り付けられている。この実施形態においても、図4と図5の実施形態と同様に、ブラケット44は断面U字型の部分を有しており、対向する左右の両側片の間に伸縮アクチュエータ5の他端部5bが設けられている(図示せず)。ブラケット44は、3枚の板バネ片からなる重ね板バネ41のうち当該ブラケット44と面している(伸縮アクチュエータ5側の)1枚の板バネ片のみがボルトナットにより固定されている。従って、図10のように、3枚の板バネ片の間で相互に面方向のずれを生じさせるように板バネ41が弾性変形することによって衝撃を吸収することとなる。
板バネ41と背もたれ部2のフレーム部材14aとの取り付けについて説明すると、板バネ41の先端部41a側が片持ち梁状となるように、板バネ41の他端部41bがフレーム部材14aにボルトナットにより固定されている。これにより、板バネ41の先端部41a側が基端部41b側に対してたわみ角を有するように板バネ41は弾性変形可能となる。従って、背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5との間に衝撃力が作用すると、板バネ41が弾性変形してその衝撃力を吸収することができる。
板バネ41と背もたれ部2のフレーム部材14aとの取り付けについて説明すると、板バネ41の先端部41a側が片持ち梁状となるように、板バネ41の他端部41bがフレーム部材14aにボルトナットにより固定されている。これにより、板バネ41の先端部41a側が基端部41b側に対してたわみ角を有するように板バネ41は弾性変形可能となる。従って、背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5との間に衝撃力が作用すると、板バネ41が弾性変形してその衝撃力を吸収することができる。
さらに、この緩衝手段13は、前記板バネ41に当接可能とされかつ当該板バネ41の長手方向に沿って移動可能とされている当接部材42を有している。当接部材42は断面円形の部材とされており、板バネ41が(二点鎖線で示しているように)小さく弾性変形することによって、当接部材42の一部と板バネ41の一面側とが接触するように板バネ41と当接部材42との間に小隙間が形成されている。そして、背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5との間に衝撃力が作用して板バネ41が大きく弾性変形すると、図9から図10に示しているように、当該変形に伴って当接部材42は板バネ41の長手方向の基端部41b側(矢印A方向)に移動して、板バネ41の弾性変形有効長を長くさせている。なお、図示しないが、板バネ41の自然状態(図9)において、当該板バネ41と当接部材42との間に前記小隙間を無くして相互が接触した状態としてもよい。
図9において、板バネ41を突出状(片持ち状)とさせているフレーム部材14aの取り付け端部45を基点(支点)として、板バネ41は弾性変形可能に取り付けられているが、当接部材42が前記取り付け端部45よりも板バネ41の先端部41a側に存在しているため、板バネ41は、当接部材42との接触点が支配的な基点とされて弾性変形可能となる。これにより、板バネ41の弾性変形有効長が実質的に短縮されている状態となる。従って、衝撃力が作用しない通常時(通常使用状態)における板バネ41の弾性変形有効長は、当接部材42との接触点から先端部41a側までの寸法L0とされる。
そして、この連結部4において衝撃力が作用して板バネ41が弾性変形を開始すると、当接部材42と接触した板バネ41が当該当接部材42を押圧し、図10に示しているように、板バネ41の弾性変形に伴って当接部材42は板バネ41の長手方向に沿って基端部41b側へ移動する。これにより、板バネ41の弾性変形有効長L1が、前記通常時のL0よりも長くなる。従って、この連結部4に大きな衝撃力が作用すると、板バネ41における弾性変形有効長を長くさせ(L0→L1)、板バネ41を大きく弾性変形させることができる(先端部41aのたわみ量を増加させることが可能となる)。これにより衝撃吸収特性を高めることができる。
一方、衝撃力が作用していない通常時では、背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5とを相対的に回動可能とさせると共に、被施療者の身体を支持する背もたれ部2からの小さな荷重に対して板バネ41は大きく変形することがなく、当該荷重に抗することができ、連結部4における剛性(姿勢)を維持できる。これにより、伸縮アクチュエータ5による背もたれ部2の回動動作の際に、使用者に対して例えばフワフワとした感じの違和感を与えることがない。
そして、この連結部4において衝撃力が作用して板バネ41が弾性変形を開始すると、当接部材42と接触した板バネ41が当該当接部材42を押圧し、図10に示しているように、板バネ41の弾性変形に伴って当接部材42は板バネ41の長手方向に沿って基端部41b側へ移動する。これにより、板バネ41の弾性変形有効長L1が、前記通常時のL0よりも長くなる。従って、この連結部4に大きな衝撃力が作用すると、板バネ41における弾性変形有効長を長くさせ(L0→L1)、板バネ41を大きく弾性変形させることができる(先端部41aのたわみ量を増加させることが可能となる)。これにより衝撃吸収特性を高めることができる。
一方、衝撃力が作用していない通常時では、背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5とを相対的に回動可能とさせると共に、被施療者の身体を支持する背もたれ部2からの小さな荷重に対して板バネ41は大きく変形することがなく、当該荷重に抗することができ、連結部4における剛性(姿勢)を維持できる。これにより、伸縮アクチュエータ5による背もたれ部2の回動動作の際に、使用者に対して例えばフワフワとした感じの違和感を与えることがない。
さらに、この緩衝手段13はコイルバネ43を有しており、この連結部4に衝撃力が作用した場合、当該コイルバネ43の弾性力に抗して、当接部材42は板バネ41に沿って移動するように構成されている。つまり、緩衝手段13は、当接部材42を板バネ41の長手方向の先端部41a側へ付勢する圧縮コイルバネ43を有している。このコイルバネ43はフレーム部材14aに設けられており、コイルバネ43の一端部がフレーム部材14aの固定部46に固定されており、他端部に保持具47を介して前記当接部材42が取り付けられている。また、フレーム部材14aには、通常時において当接部材42が板バネ41の先端部41a側へ移動するのを制限する規制部材48が取り付けられている。
これにより、連結部4において衝撃力が作用すると、弾性変形する板バネ41の一面側が当接部材42を押して、コイルバネ43の弾性力に抗して当接部材42を板バネ41の基端部41b側へ移動させる。つまり、連結部4に作用する力(負荷)がある値を超えて、板バネ41が弾性変形して所定の力で当接部材42を押圧すると、当接部材42を板バネ41の基端部41b側へ移動させることができる。従って、作用する力がある値を超えるまでは、当接部材42を移動させず、板バネ41の弾性変形有効長L0が短いまま変化させないで、板バネ41が大きく弾性変形するのを抑制する。これにより、通常時では、背もたれ部2と伸縮アクチュエータ5とを回動可能とさせると共に、連結部4における剛性を維持することができる。そして、大きな衝撃力が作用した場合には、この緩衝手段13によって衝撃吸収特性を高めることができる。さらに、衝撃力が負荷されなくなると、コイルバネ43により自動的に当接部材42を通常時の状態に復帰させることができる。
さらにこの場合、板バネ41による弾性力とコイルバネ43による弾性力との複合構成により全体としての衝撃吸収特性を発揮させることができる。つまり、板バネ41とコイルバネ43とにより非線形の総合的なバネ定数を持った緩衝手段13を構成することができ、通常時ではバネ定数が大きく硬いバネ性を持たせ、衝撃力が作用した場合にバネ定数を小さくさせて柔軟な変形を可能とさせてその衝撃力を効果的に吸収することができる。これにより、連結部4及びその周辺部の部材に伝わる衝撃力を減少させることが可能となり変形を抑制することができる。
板バネ41は例えばステンレス製(SUS301)の板状部材により構成されており、コイルバネ43はバネとして通常用いられているピアノ線(SWP−B)とされている。また、前記当接部材42を軸方向に長い円柱形状とし、この当接部材42の一端部と他端部に対してコイルバネ43を並列させて設けた構成とできる。さらに、板バネ41を3枚の板バネ片によって重ね板バネとしたが、その枚数は変更自在であり2枚または4枚以上であってもよい。さらに、板バネ41を1枚の板バネ片から構成してもよい。
マッサージ機全体での衝撃吸収について説明すると、背もたれ部2の長手方向(身長方法)に対して直交方向に下部フレーム14が突出状として設けられて、全体として側面視L字型とされている。そして、図9と図10に示した実施形態において、下部フレーム14に沿って設けられた板バネ41の長手方向が、背もたれ部2の長手方向に対して直交方向となり、板バネ41は、その基端部41b側において背もたれ部2側と連結され、先端部41a側が伸縮アクチュエータ5側と連結されている。そして、板バネ41の弾性変形初期における弾性変形方向は、背もたれ部2の長手方向にほぼ平行な方向とされている。従って、図8に示しているように、この板バネ41は、背もたれ部2が起立した状態よりも後方へ倒れた状態において、その衝撃吸収特性を十分に発揮させることができる。つまり、この実施形態は、背もたれ部2を後方へ倒した状態をマッサージ機の搬送姿勢とした場合に好適である。
また、図6と図7に示した実施形態は、弾性部材33としての複数枚の皿バネによる弾性変形方向が背もたれ部2の長手方向に直交する方向とされているため、図2に示しているように、この弾性部材33は、背もたれ部2が起立した状態において、その衝撃吸収特性を十分に発揮させることができる。従って、この実施形態は、背もたれ部2を起立させた状態をマッサージ機の搬送姿勢とした場合に好適である。
さらに、図4と図5に示した実施形態は、筒状の弾性部材23を採用しているため、その弾性変形方向は当該弾性部材23の軸心を中心としたすべての方向(法線方向)とされる。従って、この実施形態では、背もたれ部2の姿勢に影響されることなく衝撃吸収特性を備えさせることができる。
さらに、図4と図5に示した実施形態は、筒状の弾性部材23を採用しているため、その弾性変形方向は当該弾性部材23の軸心を中心としたすべての方向(法線方向)とされる。従って、この実施形態では、背もたれ部2の姿勢に影響されることなく衝撃吸収特性を備えさせることができる。
このような各実施形態によれば、背もたれ部2と、この背もたれ部2を回動させるために下部フレーム14に取り付けられている伸縮アクチュエータ5との間における連結部4に、前記緩衝手段13を設けることにより、次のような作用効果を奏する。
椅子型のマッサージ機の背もたれ部2は、被施療者の背中や腰に対してマッサージ効果を与えるための施療具8(図1参照)が設けられている。施療具8は、複数個の施療子8a及びこれを駆動させるためのモータや作動アーム部材、フレーム部材などの機械部品を多く備えている。
そして、このようなマッサージ機を例えば搬送時に過って落下させてしまった場合、マッサージ機に強い衝撃が加わることがある。このような強い衝撃が加わると、背もたれ部2における機械部品の重さにより、背もたれ部2は後方(下方)へ倒れる方向の力が作用することとなる。これは、特に施療具8が上昇した位置にある場合に顕著に現れる。
椅子型のマッサージ機の背もたれ部2は、被施療者の背中や腰に対してマッサージ効果を与えるための施療具8(図1参照)が設けられている。施療具8は、複数個の施療子8a及びこれを駆動させるためのモータや作動アーム部材、フレーム部材などの機械部品を多く備えている。
そして、このようなマッサージ機を例えば搬送時に過って落下させてしまった場合、マッサージ機に強い衝撃が加わることがある。このような強い衝撃が加わると、背もたれ部2における機械部品の重さにより、背もたれ部2は後方(下方)へ倒れる方向の力が作用することとなる。これは、特に施療具8が上昇した位置にある場合に顕著に現れる。
そして、背もたれ部2は、その左右両側が座部1の側部フレーム18に回動可能に支持されていると共に、下部フレーム14において、伸縮アクチュエータ5と連結されている。従来のように、この下部フレーム14と伸縮アクチュエータ5との間の部材が、金属接触の状態(剛体同士の接触)で結合されていると、背もたれ部2に前記倒れる方向の力が作用した場合、下部フレーム14の弱部が変形するおそれがある。さらに、下部フレーム14の変形により施療具8を昇降させるためのネジ棒36(図2)が曲がってしまう。その結果、施療具8が昇降動作した際に、騒音やがたつきなどの不具合が発生してしまう。
しかし、本発明の各実施形態のように、この連結部4に緩衝手段13を設けることで、背もたれ部2に倒れる方向の力が作用しても、連結部4においてその力を吸収させることができ、下部フレーム14及びその周辺部材を補強することなく、フレームなどが変形してしまうのを防止できる。つまり、一時的に作用する大きな衝撃力を緩衝手段13により吸収させることができるため、従来よりもフレームや連結部の構成部材の縮小、減少が図れ、マッサージ機の軽量化が可能となる。
しかし、本発明の各実施形態のように、この連結部4に緩衝手段13を設けることで、背もたれ部2に倒れる方向の力が作用しても、連結部4においてその力を吸収させることができ、下部フレーム14及びその周辺部材を補強することなく、フレームなどが変形してしまうのを防止できる。つまり、一時的に作用する大きな衝撃力を緩衝手段13により吸収させることができるため、従来よりもフレームや連結部の構成部材の縮小、減少が図れ、マッサージ機の軽量化が可能となる。
図11は、このマッサージ機における他の連結部4を示す図であり、この連結部4は図5と同様に弾性部材23を有する緩衝手段13を備えている。この連結部4は、背もたれ部2の側部フレーム16と、この側部フレーム16を回動可能に連結している座部1の側部フレーム18との間に設けられている。
具体的に説明すると、この連結部4の第1部材11は、背もたれ部2の側部フレーム16の下部寄りのフレーム部材16aとされており、連結部4の第2部材12は、このフレーム部材16aと軸部材21を介して取り付けられている座部1の側部フレーム18のフレーム部材18aとされている。
背もたれ部2側のフレーム部材16aに軸部材21が固定されており、座部1側のフレーム部材18aに筒部材22が固定されている。そして、筒部材22が軸部材21を径方向内方側に位置させた状態としている。この筒部材22と軸部材21との間に図5に示したものと同様の弾性部材23が設けられている。これにより、背もたれ部2側の側部フレーム16と座部1の側部フレーム18とは、軸部材21と筒部材22との間において弾性部材23を介して連結されている。さらに、弾性部材23の内周側に図5と同様の筒状のスリーブ24が設けられている。
なお、図11の軸部材21は、背もたれ部2の側部フレーム16と座部1の側部フレーム18とを回動可能に連結させている前記連結軸20(図2参照)とされている。
背もたれ部2側のフレーム部材16aに軸部材21が固定されており、座部1側のフレーム部材18aに筒部材22が固定されている。そして、筒部材22が軸部材21を径方向内方側に位置させた状態としている。この筒部材22と軸部材21との間に図5に示したものと同様の弾性部材23が設けられている。これにより、背もたれ部2側の側部フレーム16と座部1の側部フレーム18とは、軸部材21と筒部材22との間において弾性部材23を介して連結されている。さらに、弾性部材23の内周側に図5と同様の筒状のスリーブ24が設けられている。
なお、図11の軸部材21は、背もたれ部2の側部フレーム16と座部1の側部フレーム18とを回動可能に連結させている前記連結軸20(図2参照)とされている。
図11のスリーブ24は、その両端面が座部1側のフレーム部材18aと背もたれ部2のフレーム部材16aとに相互に接触可能となるよう、設けられており、座部1と背もたれ部2との間のスペーサ部材として機能している。さらに、一端部が背もたれ部2側に固定された軸部材21は、他端部側において座部1のフレーム部材18aの貫通孔を貫通しており、その他端部に形成した径方向寸法がより大きいストッパ部34により、軸部材21が抜け止めされている。そして、軸部材21と座部1側のフレーム部材18aの貫通孔との間に隙間gが形成されている。
さらに、図12は、図11に示した連結部4の変形例であり、図11における緩衝手段13の筒部材22は、フレーム部材18aの側面に固定されているが、図12の筒部材22は、フレーム部材18aに貫通して固定されている。これにより、筒部材22のフレーム部材18aへの固定が強固なものとなる。
以上のように、背もたれ部2と、この背もたれ部2を回動可能に支持している座部1との間における連結部4に、緩衝手段13を設けることにより、次のような作用効果を奏する。
この連結部4は、直接的に背もたれ部2の荷重を支持しているため、背もたれ部2に、例えば前記倒れる方向の力が作用した場合、この連結部4の周辺部の部材にも大きな力が作用する。
しかし、この実施形態のように、この連結部4に緩衝手段13を設けることで、背もたれ部2にこのような力が作用しても、連結部4においてその力を吸収させることができ、周辺の部材を補強することなく、その周辺部の部材が変形してしまうのを防止できる。そして、衝撃力を緩衝手段13により吸収させることができるため、フレームや連結部の構成部材の縮小、減少が図れ、軽量化が可能となる。
この連結部4は、直接的に背もたれ部2の荷重を支持しているため、背もたれ部2に、例えば前記倒れる方向の力が作用した場合、この連結部4の周辺部の部材にも大きな力が作用する。
しかし、この実施形態のように、この連結部4に緩衝手段13を設けることで、背もたれ部2にこのような力が作用しても、連結部4においてその力を吸収させることができ、周辺の部材を補強することなく、その周辺部の部材が変形してしまうのを防止できる。そして、衝撃力を緩衝手段13により吸収させることができるため、フレームや連結部の構成部材の縮小、減少が図れ、軽量化が可能となる。
図13は座部1における支持脚7(図1参照)の脚部7aを示す一部断面の側面図であり、この脚部7aは、マッサージ機の設置状態で床面に接地される。そして、脚部7aの下面側である接地面に、緩衝材35が設けられている。脚部7aは、水平状の脚パイプ部材の両端部に夫々キャップ部材が取り付けられて構成されており、この脚キャップ部材の下面側に緩衝材35が取り付けられている。緩衝材35は、低反発ゴムやゲル部材が封入されたクッション材などとすることができ、マッサージ機が床面に置かれる際の衝撃を緩和させている。
また、本発明のマッサージ機は、図示している形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良く、身体支持部を回動させるために関節部や支点部として設けられかつ緩衝手段13を備えている連結部4は、説明した部分以外でもよく、連結部4を、身体支持部の支点となる回動連結部や、身体支持部を回動させるための伸縮アクチュエータとの連結支点とすることができる。
例えば、図2と図8において、伸縮アクチュエータ5の一端部5a側と座部1の前部フレーム29との間における連結部4において各実施形態の緩衝手段13を備えた構成とできる。また、背もたれ部2以外にも、図2において、脚載置部3用の伸縮アクチュエータ30の両端部、またはいずれか一方の端部において、前記緩衝手段13を備えた連結部4としてもよい。さらには、脚載置部3と座部1とのフレーム間の連結部4であってもよい。さらには、肘掛け部6と背もたれ部2との間の連結部4に適用してもよい。なお、これら連結部4は、いずれも身体支持部を回動させるために設けられているといえる。
また、これら複数の連結部4のうち、マッサージ機に衝撃力が作用した際に最も負荷が大きくなる1箇所にのみ緩衝手段13を備えさせてもよいが、これらのうちの複数箇所に緩衝手段13を設けてもよい。また、この連結部4における構成は、様々な種類の椅子型マッサージ機に適用可能であり、既に存在している椅子型マッサージ機に対しても、追加的に付加させてもよい。
例えば、図2と図8において、伸縮アクチュエータ5の一端部5a側と座部1の前部フレーム29との間における連結部4において各実施形態の緩衝手段13を備えた構成とできる。また、背もたれ部2以外にも、図2において、脚載置部3用の伸縮アクチュエータ30の両端部、またはいずれか一方の端部において、前記緩衝手段13を備えた連結部4としてもよい。さらには、脚載置部3と座部1とのフレーム間の連結部4であってもよい。さらには、肘掛け部6と背もたれ部2との間の連結部4に適用してもよい。なお、これら連結部4は、いずれも身体支持部を回動させるために設けられているといえる。
また、これら複数の連結部4のうち、マッサージ機に衝撃力が作用した際に最も負荷が大きくなる1箇所にのみ緩衝手段13を備えさせてもよいが、これらのうちの複数箇所に緩衝手段13を設けてもよい。また、この連結部4における構成は、様々な種類の椅子型マッサージ機に適用可能であり、既に存在している椅子型マッサージ機に対しても、追加的に付加させてもよい。
1 座部
2 背もたれ部
3 脚載置部
4 連結部
5 伸縮アクチュエータ
11 第1部材
12 第2部材
13 緩衝手段
21 軸部材
22 筒部材
23 弾性部材
24 スリーブ
31 可動部材
32 固定部
33 弾性部材
41 板バネ
41a 先端部
41b 基端部
42 当接部材
43 コイルバネ
2 背もたれ部
3 脚載置部
4 連結部
5 伸縮アクチュエータ
11 第1部材
12 第2部材
13 緩衝手段
21 軸部材
22 筒部材
23 弾性部材
24 スリーブ
31 可動部材
32 固定部
33 弾性部材
41 板バネ
41a 先端部
41b 基端部
42 当接部材
43 コイルバネ
Claims (8)
- 座部と、被施療者の身体の一部を支持できると共に回動可能に取り付けられている身体支持部と、この身体支持部を回動させるために設けられている連結部と、を備え、前記連結部は、相対的に回動可能とされている第1部材と第2部材と、この第1部材と第2部材との間に作用する衝撃力を吸収させるための緩衝手段と、を有していることを特徴とするマッサージ機。
- 前記緩衝手段は、前記第1部材に取り付けられた軸部材を径方向内方側に位置させて前記第2部材に取り付けられている筒部材と、この筒部材と前記軸部材との間に設けられている弾性部材と、を有し、前記第1部材と前記第2部材とは前記軸部材と前記筒部材との間において前記弾性部材を介して連結されている請求項1に記載のマッサージ機。
- 前記弾性部材は筒形状とされており、この弾性部材の内周側に設けられて前記軸部材との間において、又は、この弾性部材の外周側に設けられて前記筒部材との間において、周方向に滑りを生じさせる筒状のスリーブが設けられている請求項2に記載のマッサージ機。
- 前記緩衝手段は、前記第1部材を回動可能に取り付けていると共に前記第2部材に対して移動可能に取り付けられている可動部材と、この可動部材と前記第2部材側の固定部との間に設けられて前記可動部材の移動により弾性変形可能とされている弾性部材と、を有している請求項1に記載のマッサージ機。
- 前記緩衝手段は、先端部側において前記第1部材が回動可能に取り付けられて基端部側において前記第2部材が取り付けられている板バネと、この板バネに当接可能でかつ当該板バネの長手方向に沿って移動可能とされている当接部材と、を有しており、前記第1部材と前記第2部材との間に衝撃力が作用して前記板バネが弾性変形すると、当該変形に伴って前記当接部材は前記板バネの長手方向の基端部側に移動して当該板バネの弾性変形有効長を長くさせる請求項1に記載のマッサージ機。
- 前記緩衝手段は、前記当接部材を前記板バネの長手方向の先端部側へ付勢するコイルバネを有しており、前記第1部材と前記第2部材との間に衝撃力が作用すると、弾性変形する前記板バネに押されて、前記当接部材は前記コイルバネの弾性力に抗して前記板バネの基端部側へ移動する請求項5に記載のマッサージ機。
- 前記座部には、前記身体支持部としての背もたれ部が伸縮アクチュエータにより回動駆動可能とされて取り付けられており、前記緩衝手段を備えている前記連結部は、前記伸縮アクチュエータの端部と、この端部に対して回動可能とされている前記背もたれ部のフレーム部材との間に設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載されているマッサージ機。
- 前記座部には、前記身体支持部としての背もたれ部が回動可能に取り付けられており、前記緩衝手段を備えている前記連結部は、前記背もたれ部のフレームと、このフレームに対して回動可能とされている前記座部のフレームとの間に設けられている請求項1〜7のいずれか一項に記載されているマッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005197346A JP2006271951A (ja) | 2005-03-03 | 2005-07-06 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2005058738 | 2005-03-03 | ||
JP2005197346A JP2006271951A (ja) | 2005-03-03 | 2005-07-06 | マッサージ機 |
Publications (1)
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JP2006271951A true JP2006271951A (ja) | 2006-10-12 |
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ID=37207245
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JP2005197346A Pending JP2006271951A (ja) | 2005-03-03 | 2005-07-06 | マッサージ機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009248293A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-10-29 | Masanori Muto | オーバーフロー式切屑・切削油分離コイルチップコンベアー |
-
2005
- 2005-07-06 JP JP2005197346A patent/JP2006271951A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009248293A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-10-29 | Masanori Muto | オーバーフロー式切屑・切削油分離コイルチップコンベアー |
JP4748814B2 (ja) * | 2008-04-11 | 2011-08-17 | 誠典 武藤 | オーバーフロー式切屑・切削油分離コイルチップコンベアー |
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