JP2006271070A - サイリスタ制御リアクトル方式svc装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 必要十分なTCR無効電力出力の幅を確保しながら、運転損失を低減可能なサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置を提供する。
【解決手段】 逆並列サイリスタとリアクトルの直列回路で構成されたTCR3と、固定コンデンサ4と、負荷の入力電流と母線電圧から無効電力の変動分の演算結果で逆並列サイリスタのゲート点弧角を制御するSVC制御回路7とで構成し、SVC制御回路7は、負荷の無効電力の変動分が所定範囲であるとき、所定時間における負荷の無効電力の変動分の代表値を出力する負荷無効電力変動幅監視回路73と、可変点弧角リミッタ74とを備えるようにし、前記可変点弧角リミッタ74は前記代表値に応じてゲート点弧角の上下限リミットを設定すると共に、前記ゲート点弧角が前記上下限リミット内に入るように前記ゲート点弧角をシフトする。
【選択図】 図1
【解決手段】 逆並列サイリスタとリアクトルの直列回路で構成されたTCR3と、固定コンデンサ4と、負荷の入力電流と母線電圧から無効電力の変動分の演算結果で逆並列サイリスタのゲート点弧角を制御するSVC制御回路7とで構成し、SVC制御回路7は、負荷の無効電力の変動分が所定範囲であるとき、所定時間における負荷の無効電力の変動分の代表値を出力する負荷無効電力変動幅監視回路73と、可変点弧角リミッタ74とを備えるようにし、前記可変点弧角リミッタ74は前記代表値に応じてゲート点弧角の上下限リミットを設定すると共に、前記ゲート点弧角が前記上下限リミット内に入るように前記ゲート点弧角をシフトする。
【選択図】 図1
Description
この発明は、運転損失を低減可能なサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置に関する。
サイリスタ制御リアクトル方式SVC(Static Var Compensator)装置は、逆並列接続したサイリスタと、リアクトルまたは高インピダンス変圧器を直列接続し、サイリスタ位相制御で通電電流を可変とし、遅れ無効電力を調整するTCR(Thyristor Controlled Reactor)と、このTCRと並列に設置され固定進み無効電力を供給するコンデンサの組み合わせにより、可変の進み無効電力を系統に供給し、電圧安定化を図る装置である。
このサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置においては、無効電力の補償対象である負荷の運転状態即ち負荷の発生する無効電力の変動幅によらず、サイリスタのゲート点弧角範囲を、TCRを制御可能な最大容量幅に相当する範囲に固定設定するのが通常の使い方である。このような使い方においては、負荷の発生する無効電力の大きさに関係なくTCRの動作範囲が決まるので、無効電力が大きくなったときにはリアクトルまたは高インピダンス変圧器に大電流を流す必要があり、そのため損失が大きく、またリアクトルまたは高インピダンス変圧器の設備容量が増大するという問題があった。この問題を解決する手法として、無効電力の大きさに応じて、制御の基準レベルを連続的に変化させる提案が為されている(例えば特許文献1参照。)。
特開2002−223524号公報(第3−4頁、図1)
特許文献1に示された手法によれば、無効電力の平均値に応じて制御の基準レベルを変化させるようにしているので、無効電力の平均値が比較的遅く変化した場合は、TCRの制御範囲を無効電力の変動分のみとすることが可能となり、従って設備容量が低減可能となる。しかしながら、通常無効電流の変動分は負荷の運転状況に応じて大きく変化している場合が多く、この変動分の変化に対する損失低減運転という意味では上記手法だけでは不十分である。例えば、負荷の無効電力の平均値は同じでも、その変動幅が変化したとき、上記手法では損失は低減しない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、負荷の運転状況に応じ、必要十分なTCR無効電力出力の幅を確保しながら、運転損失を低減可能なサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置は、
負荷と共通の母線に接続され、逆並列サイリスタとリアクトルの直列回路で構成されたTCRと、このTCRと並列に接続された固定コンデンサと、前記負荷の入力電流と前記母線の電圧を入力として前記負荷の無効電力の変動分を演算し、この演算結果に基づいて前記逆並列サイリスタのゲート点弧角を制御するSVC制御回路とを具備し、前記SVC制御回路は、前記負荷の無効電力の所定時間の変動分が、前記TCRの定格容量以下の所定範囲内のとき、前記所定時間における前記負荷の無効電力の変動分の代表値を出力する負荷無効電力変動幅監視手段と、前記逆並列サイリスタのゲート点弧角の上下限リミットを任意の値に設定できる可変点弧角リミット手段とを有し、前記可変点弧角リミット手段は、前記代表値に応じて前記ゲート点弧角の上下限リミットを設定すると共に、前記ゲート点弧角が前記上下限リミット内に入るように前記ゲート点弧角をシフトするようにしたことを特徴としている。
負荷と共通の母線に接続され、逆並列サイリスタとリアクトルの直列回路で構成されたTCRと、このTCRと並列に接続された固定コンデンサと、前記負荷の入力電流と前記母線の電圧を入力として前記負荷の無効電力の変動分を演算し、この演算結果に基づいて前記逆並列サイリスタのゲート点弧角を制御するSVC制御回路とを具備し、前記SVC制御回路は、前記負荷の無効電力の所定時間の変動分が、前記TCRの定格容量以下の所定範囲内のとき、前記所定時間における前記負荷の無効電力の変動分の代表値を出力する負荷無効電力変動幅監視手段と、前記逆並列サイリスタのゲート点弧角の上下限リミットを任意の値に設定できる可変点弧角リミット手段とを有し、前記可変点弧角リミット手段は、前記代表値に応じて前記ゲート点弧角の上下限リミットを設定すると共に、前記ゲート点弧角が前記上下限リミット内に入るように前記ゲート点弧角をシフトするようにしたことを特徴としている。
この発明によれば、負荷の運転状況に応じてサイリスタの点弧角にリミットをかけ、TCRの発生する無効電力がこのリミットの範囲内となるようにしているので、必要十分なTCR無効電力出力の幅を確保しながら、運転損失を低減可能なサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の実施例1に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の実施例1に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置のブロック構成図である。
図1において、サイリスタ制御リアクトル方式SVC装置1は、SVC接続母線に接続され、同じ母線に接続されている負荷2の無効電力QLを補償するよう動作する。サイリスタ制御リアクトル方式SVC装置1は、SVC接続母線に接続され遅れ無効電力量を調整するTCR3と、同じくSVC接続母線に接続され突入電流抑制用リアクトルを備えた固定コンデンサ4がその主回路を構成している。TCR3は、逆並列サイリスタ31とこれに直列に接続されたリアクトル32で構成されており、逆並列サイリスタ31は、SVC制御回路7からの位相制御信号で動作している。
SVC制御回路7には、SVC接続母線に接続された電圧検出器5からの電圧信号と、負荷2の入力電流を検出する電流検出器6の電流信号が与えられる。この電圧及び電流信号を無効電力演算回路71で受け、無効電力の変動分ΔQを演算して点弧角演算回路72に与える。点弧角演算回路72は、この無効電力の変動分ΔQを補償するための逆並列サイリスタ31の点弧角αを決定し、この点弧角αで逆並列サイリスタ31を制御する。尚、ここで述べた無効電力の変動分ΔQは、無効電力QLから比較的長い周期で変化する低周波成分を除去したものとするのが通常である。
無効電力演算回路71の出力である無効電力の変動分ΔQは負荷無効電力変動監視回路73にも与えられる。この負荷無効電力変動監視回路73は、詳細は後述する手法によって無効電力の変動分ΔQが所定時間の間所定の変動幅に入ったことを監視し、このときの無効電力変動分の代表値を演算によって求める。この演算結果を受け、可変点弧角リミッタ74は無効電力の変動分の代表値に応じた点弧角リミット値を演算により求め、点弧角演算回路72の出力である点弧角αに下限及び上限のリミット値(αmin、αmax)を与えると共に、この下限及び上限のリミット値の範囲内で点弧角演算回路72の出力が動作するような位相シフト指令を点弧角演算回路72に与える。
以下、負荷無効電力変動監視回路73の動作の詳細を図2を参照して説明する。図2は負荷無効電力変動監視回路73の動作を説明するフローチャートである。
まず負荷の無効電力変動分ΔQが入力される(ST1)。次にその無効電力変動分ΔQがTCR3の定格容量以下かどうか即ち制御可能な大きさかどうか判断する(ST2)。これがTCR3の定格容量以下であれば、次に無効電力変動分ΔQが所定時間の間所定範囲以内であるかどうかを監視する(ST−3)。次に、無効電力変動分ΔQが所定時間の間所定範囲以内であれば、この所定期間における無効電力変動分ΔQの代表値を演算によって求める(ST−4)。この代表値は例えば平均値または最大値とする。更にステップST−4で求められた無効電力変動分ΔQの代表値に応じて点弧角αの下限及び上限のリミット(αmin、αmax)を設定するように可変点弧角リミッタ74に指令を出力する(ST−5)。
上記ステップST−2で無効電力変動分ΔQがTCR3の定格容量を超える場合、また上記ステップST−3で無効電力変動分ΔQが所定時間内に所定範囲を超えた場合には、再びステップST−1に戻り、前記と同様の動作を繰り返す。尚、ステップST−3の監視動作とステップST−4の演算動作は並列に処理を行うのが通常である。
次に可変点弧角リミッタ74の動作について説明する。
上記で求められた無効電力変動分ΔQの代表値がTCR3の定格容量に対して小さい場合を考える。このときはTCR3の出力無効電力QTCRの幅は小さくても良いので、点弧角αの下限リミットαminを、通常時よりも大きくしてもよいということになる。この理由は、TCR3の出力無効電力QTCRの幅は、点弧角下限リミットαminと点弧角上限リミットαmaxの間で出力を可変したときの無効電力幅に相当するからである。この点弧角範囲が最大のとき、TCR3は定格容量を供給可能となるが、負荷の要求する無効電力幅が小さいのであれば、当然のことながら、この範囲(αmin〜αmax)を狭めることが可能になる。
上記範囲(αmin〜αmax)を狭めようとする場合、可変点弧角リミッタ74は、下限リミットαminを大きくするか、または上限リミットαmaxを小さくするかの選択があるが、本発明の目的が、TCR3の無効電力QTCRの絶対量を減らし損失を低減することであるため、下限リミットαminを大きくするように動作させることが適切となる。このように制御するには、上限リミットαmaxを適切な固定値に設定しておけば良い。
上記の具体的な効果について、図3を参照して説明する。図3は所望の無効電力QTCRの幅を得るときのTCR3の電流波形を示し、図3(a)は上述の点弧角下限リミットαminが小さいときの電流波形、図3(b)はこの下限リミットαminを大きくしたときの電流波形である。
逆並列サイリスタ31の動作により、電流は正弦波にはならず、位相制御された不連続な波形となる。図3(a)に示すように、点弧角αが小さい即ち点弧角下限リミットαminが小さいときは電流面積が大きく電流の絶対値が大きい。ところが、図3(b)に示すように、点弧角αが大きい即ち点弧角下限リミットαminが大きい場合は、図3(a)に比べ、位相制御量が増え電流の絶対値は小さくなる。即ち、流れる電流の絶対値(無効電力の絶対値に相当)は、図3(a)に比べ、図3(b)は小さくなっている。
次に、電流の絶対値ではなく、出力の幅に着目して考える。図3の実線の電流波形は負荷2が待機状態で無効電力の発生が少ない状態を示し、破線の電流波形は負荷2が運転状態で無効電力の発生が多いときのTCR電流の最小値を示す。負荷2が運転状態のとき、負荷の無効電力が変動するので、TCR電流は図3の実線と破線の間を変動する。この状態で点弧角が実線と破線の間で制御されているとすると、出力される電流変動幅(無効電力変動幅に相当)は実線と破線で囲まれた部分の面積に相当するから、図3(a)と図3(b)とでは同一となる。これは、必要な無効電力変動幅がTCR3の定格容量以下であれば、点弧角のリミット値をシフトしても良いことを示している。サイリスタ制御リアクトル方式SVC装置に求められるものが、電圧変動を抑制するための無効電力幅であれば、可変点弧角リミッタ74により、図3(b)に示したように無効電力幅を確保できる範囲で点弧角範囲を狭めて出力電流が小さくなるようにシフトすれば、TCR3の運転損失を低減し、効率の高い装置を提供できることになる。
図4は本発明の実施例2に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置のブロック構成図である。
この実施例2の各部について、図1の実施例1に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、負荷無効電力変動監視回路73の出力を受けて動作する出力無効電力幅・点弧角範囲対応テーブル75を設け、この出力無効電力幅・点弧角範囲対応テーブル75の出力によって可変点弧角リミッタ74Aを直接動作させるようにした点である。
本来、TCR3が出力する無効電力変動幅ΔQTCRと、それを確保する点弧角範囲(αmin〜αmax)の関係は以下のように数式化されているため、これを演算によって求めることは可能である。即ち、点弧角α=0のときのTCR電流をIoとしたときのTCR電流の基本波実効値Irmsは、
Irms=Io(π−2α−sin2α)/π
で与えられるので、この結果から無効電力変動幅ΔQTCRは点弧角αの関数として求められる。
Irms=Io(π−2α−sin2α)/π
で与えられるので、この結果から無効電力変動幅ΔQTCRは点弧角αの関数として求められる。
しかしながら、上記の複雑な数式を都度演算することは、サイリスタ制御リアクトル方式SVC装置の応答速度を低減させることになる。
この問題を解決するために、出力無効電力幅・点弧角範囲対応テーブル75を設ける。この出力無効電力幅・点弧角範囲対応テーブル75には、あらかじめ出力無効電力幅と点弧角αの関係を演算した結果が表(テーブル)として記憶されている。負荷無効電力変動幅監視回路73の出力からこの出力無効電力幅・点弧角範囲対応テーブル75を参照することにより、複雑な演算を行う事なく、高速に可変点弧角範囲リミッタ74Aに対し、リミット値を直接指令することが可能となる。
図5は本発明の実施例3に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置のブロック構成図である。
この実施例3の各部について、図1の実施例1に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例3が実施例1と異なる点は、電圧検出器5の出力を受けて動作する電圧監視回路76を設け、SVC接続母線の電圧が所定値以上になったとき可変点弧角リミッタ74Bのリミット動作を解除する指令を出力するように構成した点である。
電圧監視回路76は、本発明を実施したときSVC接続母線の電圧が上昇しすぎる問題を回避するための保護回路として設けたものである。負荷2あるいは負荷2以外の負荷の状況にもよるが、可変点弧角リミッタ74Bが作動して極端にTCR3の遅れ無効電力QTCRが減ったとき、固定コンデンサ4の進み無効電力を相殺できずSVC接続母線の電圧が許容値以上に上昇する恐れがある。この問題を解決する手段として、電圧監視回路76がSVC接続母線の電圧を監視し、電圧がある設定値を超過すると、上記可変点弧角リミッタ74Bに対し、リミッタ設定機能を解除し、併せて点弧角のシフト機能をリセットする指令を送る。この動作により、点弧角範囲はTCR3の定格容量相当に広がり、電圧安定機能を維持することが可能になる。
図6は本発明の実施例4に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置のブロック構成図である。
この実施例4の各部について、図1の実施例1に係るサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例4が実施例1と異なる点は、電圧検出器5の出力を受けて動作する電圧制御回路77を設け、この電圧制御回路77の出力を可変点弧角リミッタ74Cに与えて、可変点弧角リミッタ74Cのリミット値を補正するようにした点である。
電圧制御回路77は、SVC接続母線の電圧が上昇したとき、可変点弧角リミッタ74Cの出力である下限リミットαmin及び上限リミットαmaxの少なくとも1つを減少させるような補正信号を出力する。このように構成すれば、SVC接続母線に接続された負荷2及びこの負荷2とは異なる他の負荷の影響等によるSVC接続母線の電圧の上昇に応じてTCR3が発生する遅れ無効電力QTCRを増大するように制御されるので、実施例3に比べてより木目の細かい電圧安定化制御を行うことが可能となる。
1 サイリスタ制御リアクトル方式SVC装置
2 負荷
3 TCR
31 逆並列サイリスタ
32 リアクトル
4 固定コンデンサ
5 電圧検出器
6 電流検出器
7 SVC制御回路
71 無効電力演算回路
72 点弧角演算回路
73 負荷無効電力変動幅監視回路
74、74A、74B、74C 可変点弧角リミッタ
75 出力無効電力幅・点弧角範囲対応テーブル
76 電圧監視回路
77 電圧制御回路
2 負荷
3 TCR
31 逆並列サイリスタ
32 リアクトル
4 固定コンデンサ
5 電圧検出器
6 電流検出器
7 SVC制御回路
71 無効電力演算回路
72 点弧角演算回路
73 負荷無効電力変動幅監視回路
74、74A、74B、74C 可変点弧角リミッタ
75 出力無効電力幅・点弧角範囲対応テーブル
76 電圧監視回路
77 電圧制御回路
Claims (6)
- 負荷と共通の母線に接続され、逆並列サイリスタとリアクトルの直列回路で構成されたTCRと、
このTCRと並列に接続された固定コンデンサと、
前記負荷の入力電流と前記母線の電圧を入力として前記負荷の無効電力の変動分を演算し、この演算結果に基づいて前記逆並列サイリスタのゲート点弧角を制御するSVC制御回路と
を具備し、
前記SVC制御回路は、
前記負荷の無効電力の所定時間の変動分が、前記TCRの定格容量以下の所定範囲内のとき、前記所定時間における前記負荷の無効電力の変動分の代表値を出力する負荷無効電力変動幅監視手段と、
前記逆並列サイリスタのゲート点弧角の上下限リミットを任意の値に設定できる可変点弧角リミット手段と
を有し、
前記可変点弧角リミット手段は、
前記代表値に応じて前記ゲート点弧角の上下限リミットを設定すると共に、
前記ゲート点弧角が前記上下限リミット内に入るように前記ゲート点弧角をシフトするようにしたことを特徴とするサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置。 - 前記ゲート点弧角の上限リミットを所定値に定めたとき、前記ゲート点弧角の下限リミットの変化に応じて前記TCRが出力し得る無効電力幅を予めテーブルに準備し、
前記代表値を、前記テーブルと照らし合わせることにより、複雑な演算をすることなく
前記所定の上限リミットに対する下限リミットを求めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置。 - 前記母線の電圧の上昇を監視する電圧監視手段を有し、
この電圧監視手段により前記母線の電圧が所定値以上になったとき、
前記可変点弧角リミット手段の前記上下限リミット設定機能及び前記ゲート点弧角シフト機能を解除するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置。 - 前記母線の電圧の上昇に応じて前記下限リミット及び前記上限リミットの少なくとも1つを減少させる電圧補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置。
- 前記上限リミットを固定値としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置。
- 前記代表値は前記所定時間における無効電力の変動分の平均値または最大値としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のサイリスタ制御リアクトル方式SVC装置。
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2005
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