JP2006270428A - 通信方法、送信タイミング通知装置、エッジ装置、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 衝突でデータが破損する可能性のある信号を用いて所定のタイミングでデータを送信する場合に、各装置が保持するクロックにずれが生じたときや、上手く装置間での同期が取れないときでも、データのロスの許容度が低いデータに対して、少ないロスで送信することが可能な通信方法等を提供すること。
【解決手段】 ONU3は、転送の対象となるロスの許容度が異なるデータ(転送データ)を、データ記憶部332に許容度別に記憶し、そのONU3が転送データを送信できるタイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要な転送データが配置されるように転送データ記憶部332からデータを読み出して分割した区間に配置し、このように配置したデータを、光信号送信部333から光信号に乗せて送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザ側の複数のエッジ装置と外部装置とを伝送線を分岐して繋ぐことで発生する信号同士の衝突によるデータの破損を防止する通信方法等、殊にデータのロスの許容度が低いデータに対して、少ないロスで送信する通信方法等に関する。
近年、データトラヒックの増加に伴い、大容量の光伝送方式への需要が高まっている。これらの種類として、WDM(Wavelength Division Multiplexing)等の波長多重方式や光TDM(Time Division Multiplexing)等の時分割多重方式、光バーストスイッチングや光パケットスイッチング等のパケット多重方式が現在提案されている。その中でもブロードキャスト型の光伝送方式としてGEPON(Gigabit Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)が存在する(非特許文献1)。
GEPONはループのないツリー状のネットワーク上で実現される。ネットワークの分岐点には光信号を分岐するカプラ(スプリッタ)が設けられている。GEPONでは、光信号を送信する装置として、Optical Network Unit(ONU)とOptical Line Terminal(OLT)がある。ONUは下流にユーザ(パソコン等)が配置され、ユーザからのデータを光信号に変換して他のONUに送信する役割を果たす。ONUから送信された光信号は一度OLTにより終端され、他のONUに送られる。このとき、複数のONUから同時に光信号が送信されると、ネットワーク内で信号同士が衝突するため、ONUの信号転送タイミングの調整が必要となるGEPONでは、OLTがONUに対し、光信号の転送開始時刻と終了時刻を通知することでこの調整を行う。
GEPONの間題点としては、ネットワークを構成する光ファイバ(伝送線)により物理的に接続されているONUすべてに光信号が到達することが挙げられる。光信号はOLTからONUに転送される際、ネットワークの分岐点であるカプラで信号レベルが減衰する。この減衰量はカプラの分岐数に依存するため、カプラの先に存在するONUの数が増加するにつれ減衰量は増加する。この間題を解決するため、分岐点での分岐数を制限することが可能なMultipoint-to-Multipoint型光パスを利用した光伝送方式を用いることを考える。
この方式は、光信号を送信するエッジ装置と光信号を分岐し、信号のあて先へと誘導するスイッチ装置を用い、そして、光ファイバからなるネットワーク上で光伝送を行う技術である。ネットワークの分岐点として、カプラだけでなく、スイッチを利用することで、光信号を送りたいところのみに導くことができる。各エッジ装置はこの光信号を用いて信号の届くほかのエッジ装置に対し、データを送信する。この方式を用いることで、光信号の減衰は低下し、より長い区間光信号を送信することができる。また、信号を通す光ファイバ数を少なくすることで、同一波長をもつ光信号を別の光ファイバで利用することが可能となり、ネットワーク全体での光信号の利用効率は向上する。
"FTTHの最新技術を知る",日経ネットワーク,pp.43-61,Jun.2004
Multipoint-to-Multipointパスを用いた光伝送方式では、より多くのデータを運ぶため、パスの利用率向上が課題となる。これを実現する方法としては、時分割多重伝送方式のようにエッジ装置が信号を送信する時刻を予め決定することで、信号の衝突によるデータの破損を避け、データのロス率を低減する方法がある。このとき、エッジ装置が信号の送信を終了する時刻と、別のエッジ装置が信号の送信を開始する時刻を同一時刻とすることで、利用効率はより向上する。このとき、方式の性能を決める重要な要素として、各エッジ装置が見ている時刻の正確性が挙げられる。各エッジ装置とも同一の時刻を正確に見ているならば、衝突や信号が送信されない時間の発生は避けられる。
しかし各エッジ装置はそれぞれ時刻を管理する装置を持っており、これらをすべて同一の時刻にすることは非常に困難である。また、管理する装置自体も管理している時刻に揺らぎが生じるため、常に同一間隔で時刻を知らせることは困難である。このような場合でも、エッジ装置は持っている情報を元にデータを信号に乗せて送信するが、時刻が揺らいでいるために他のエッジ装置からの信号がないものとして送信されたデータが他のエッジ装置からの信号によりロスする場合が存在する。データの取り扱い方にクラスが存在するような伝送方式では、ロスを許容しないようなデータも運ぶことになるため、このような事態を避けることが品質向上の観点で重要となる。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、衝突でデータが破損する可能性のある信号を用いて所定のタイミングでデータを送信する場合に、各装置が保持するクロックにずれが生じたときや、上手く装置間での同期が取れないときでも、データのロスの許容度が低いデータに対して、少ないロスで送信することが可能な通信方法等を提供することを課題とする。
(通信方法)
前記課題を解決した本発明(請求項1)は、ユーザ側の複数のエッジ装置を伝送線を分岐して繋ぐことで発生する信号同士の衝突によるデータの破損を防止する通信方法である。この通信方法では、各エッジ装置の信号の送信の開始・終了のタイミングが、他のエッジ装置が送信する信号と衝突しないタイミングに決められている。そして、この通信方法では、前記エッジ装置が、(1)ロスの許容度が異なる送信対象のデータを、データ記憶部に許容度別に記憶する手順、(2)前記タイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるように前記データ記憶部からデータを読み出して前記区間に配置し、このように配置したデータを、前記信号送信部から信号に乗せて送信する手順を含んで実行することを特徴とする。
この構成では、送信対象のデータをロスの許容度別に記憶し、送信に際しては、送信のタイミングを3以上の区間に分割し、許容度の低いデータを内側の区間に配置する(割り当てる)。このため、例えば、クロックにずれが生じたときや、上手く装置間で同期が取れないときでも、その影響が内側の区間にまで及ぶ可能性は、区間の前後(両端)よりも少ない。このようにロスの許容度を考慮してデータを配置することで、データのロスの許容度が低いデータに対して、少ないロスで送信することが可能となる。なお、「許容度の低いデータを内側の区間に配置する」は、「許容度の高いデータを外側の区間に配置する」と同じである。また、「最早の区間と最遅の区間を除く区間に許容度の低いデータを配置する」と同じである。
また、本発明(請求項2)は、ユーザ側の複数のエッジ装置を伝送線を分岐して繋ぐことで発生する信号同士の衝突によるデータの破損を防止する通信方法である。この通信方法では、Multipoint-to-Multipointパスの経路でPoint-to-Pointの通信を行うため、あるエッジ装置と他のエッジ装置とが同時に信号を送信しあうように信号の送信の開始・終了のタイミング決められている。そして、この通信方法では、前記エッジ装置が、(1)ロスの許容度が異なる送信対象のデータを、データ記憶部に許容度別かつあて先別に記憶する手順、(2)前記タイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるように前記データ記憶部からデータを読み出して前記区間に配置し、このように配置したデータを、前記信号送信部から信号に乗せて送信する手順を実行することを特徴とする。
この構成も、請求項1と同様の作用であり、例えばPoint-to-Point 通信をMultipoint-to-Multipointパスにおいて行う場合に、喩えクロックにずれが生じたときでも、データのロスの許容度が低いデータに対して、少ないロスで送信することが可能となる。なお、「許容度の低いデータを内側の区間に配置する」は、「許容度の高いデータを外側の区間に配置する」と同じである。
(送信タイミング通知装置)
また、本発明(請求項3)は、請求項1又は請求項2に記載の通信方法に使用され、前記複数のエッジ装置のうち、管理する少なくとも1つのエッジ装置にデータを送信するタイミングを通知する送信タイミング通知装置である。そして、この送信タイミング通知装置は、(1)各エッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを、前記外部装置から取得して記憶部に記憶する機能、(2)前記記憶したタイミングと前記外部装置によって管理された時刻を計時する時計装置の時刻とに基づいて、管理するエッジ装置に信号の送信を通知する機能を備えたことを特徴とする。
この構成では、管理するエッジ装置に、信号の送信のタイミングを通知する。管理するエッジ装置は、1台でも複数台でもよい。後記する実施形態では、送信タイミング通知装置は、各エッジ装置の内部に存在するものとして説明する。
また、本発明(請求項4)は、請求項3の構成において、前記タイミングは、ある1つのエッジ装置が他の1つのエッジ装置に向けて信号を送信する際に、前記他の1つのエッジ装置が前記ある1つのエッジ装置に向けて信号を送信するタイミングであることを特徴とする。
この構成では、例えばPoint-to-Point 通信をMultipoint-to-Multipointパスにおいて行う。この場合、喩えクロックのずれ等が生じても、データのロスの許容度が低いデータに対して、より少ないロスで送信するタイミングを決定することが可能となる。
(エッジ装置)
また、本発明(請求項5)は、ユーザ側の複数のエッジ装置を伝送線を分岐して繋ぐことで発生する信号同士の衝突によるデータの破損を防止する通信方法に使用されるエッジ装置である。このエッジ装置は、(1)データのロスの許容度が異なるデータを許容度別に記憶するデータ記憶部、(2)前記データ記憶部に記憶されたデータを信号に乗せて送信する信号送信部を備える。そして、このエッジ装置は、前記データの送信に際して、送信の開始・終了のタイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるように前記データ記憶部からデータを読み出して前記区間に配置し、このように配置したデータを、前記信号送信部を介して信号に乗せて送信する構成であることを特徴とする
この構成では、請求項1と同様に、データのロスの許容度が低いデータに対して、少ないロスで送信することが可能となる。
なお、後記する「発明を実施するための最良の形態」において(後記する図1・図2参照)、データ記憶部は転送データ記憶部332、信号送信部は光信号送受信部333(送信に係る部分)に該当する。
また、本発明(請求項6)は、請求項5の構成において、エッジ装置は、(1)各エッジ装置の信号の送信のタイミングを指示する外部装置により管理された時刻を計時する時計装置、(2)前記外部装置から取得した当該エッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを記憶する記憶手段、(3)前記タイミングと前記時計装置の時刻とに基づいて前記信号送信部に信号の送信を通知する制御部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、タイミングを適切に決定することができる。なお、後記する「発明を実施するための最良の形態」において(後記する図1・図2参照)、時計装置はクロック34、制御部は制御部311に相当する。
また、本発明(請求項7)は、請求項5の構成において、エッジ装置は、(1)各エッジ装置の信号の送信のタイミングを指示する外部装置により管理された時刻を計時する時計装置、(2)前記外部装置から取得した、他のエッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを記憶する記憶手段、(3)前記他のエッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングに基づき、自身のエッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを決定し、このタイミングと前記時計装置の時刻とに基づいて、前記信号送信部に信号の送信を通知する制御部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、他のエッジ装置のタイミングを基に、自身のタイミングを適切に決定することができる。
また、本発明(請求項8)は、請求項5ないし請求項7の構成において、前記データ記憶部が前記許容度別かつあて先別に前記データを記憶し、前記タイミングが通信の相手方のエッジ装置と自身のエッジ装置とが同時に信号を送信しあうタイミングであることを特徴とする。
この構成では、例えばPoint-to-Point 通信をMultipoint-to-Multipointパスにおいて行うことを想定する。この場合、喩えクロックのずれ等が生じても、データのロスの許容度が低いデータに対して、より少ないデータのロスとすることができる。
(プログラム・媒体)
また、本発明(請求項9)のプログラムは、コンピュータに請求項1又は請求項2に記載の通信方法を実行させることを特徴とする。また、本発明(請求項10)の記憶媒体は、請求項9に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、各装置が保持するクロックにずれが生じたときや、上手く装置間での同期が取れないときでも、データのロスの許容度が低いデータに対して、少ないロスで送信することが可能となる。
以下、本発明の通信方法、送信タイミング通知装置、エッジ装置、プログラム、及び記憶媒体を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)を詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
第1実施形態は、信号同士の衝突でデータが破損する可能性のある光信号を用いて複数のエッジ装置から信号を送信し、送信された信号が互いに同一の経路を通り、かつエッジ装置ごとに信号が出せる時間が決まっているような通信方法において、データのロスを許容する度合い(許容度)が異なるデータについて、許容度に応じて送信(転送)のタイミング(タイミング内での順序)を変え、これにより、許容度に応じたロス率でデータを送信することを実現するものである。
[通信システムの全体構成]
図1は、本実施形態の通信方法等が適用される通信システムの全体構成およびエッジ装置としてのONUの構成を示す図である。
図1に示すように、通信システムは、収容局に設置されたOLT1と、複数のユーザ宅にそれぞれ設置されたONU3(3a,3b)とがスイッチ2を介して光ファイバ(伝送線)Fのネットワークに接続されている。この図では、ONU3を2つしか示していないが、特に台数を限定するものではない。なお、本実施形態では、OLT1が外部装置に該当し、ONU3がエッジ装置に該当する。ちなみに、外部装置としては、OLT1のほかにルータがあげられる。
[OLT(外部装置)]
OLT1は、各ONU3のそれぞれを識別する識別子(LLID)を割り当てる機能を備える。また、OLT1は、各ONU3と通信する際のそれぞれの伝送遅延時間を求め、この伝送遅延時間を前記した識別子と対応付けて管理する機能を有する。このため、後記するように、ONU3は、OLT1が送信した制御用フレームに記載された時刻を使い、ONU3が備える時計の時刻あわせをするように構成されている。また、OLT1は、各ONU3がネットワークへ信号を送信するタイミングを予め決めて、各ONU3に通知している。
[スイッチ]
スイッチ2は、光クロスコネクト(OXC)等で構成され、光信号を当該光信号の宛先のみに導く機能を有する。ちなみに、このスイッチ2は、パケット単位でのデータのスイッチングを行わないこと等の理由から光信号同士の衝突が起こり、該信号同士の衝突によりデータの破損が生じる。
[ONU(エッジ装置)]
各ONU3には、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)PCがギガビット・イーサネット(登録商標)のケーブルCを介して接続されている。各ONU3は、パソコンPCがケーブルCを介して送信する電気信号を光信号に変換し、かつネットワークにおいて光信号同士が衝突しないように、OLT1の管理のもと、ネットワーク(スイッチ2)に向け、所定のタイミングで送信するように構成されている。なお、このOLT1とONU3とで光信号同士が衝突しないように送信する基本的な通信方法については、前記した非特許文献1に記載されているものを適用することとして、説明を省略する。
但し、この非特許文献1のようにして各ONU3が光信号の送信を行う通信方法では、各ONU3が有するクロックのずれ、もしくは上手く各ONU3間で同期が取れないとき等に光信号同士の衝突が生じ、データの破損が生じる。
このため、図1に示すように本実施形態では、ONU3は、送信タイミング通知装置31、シグナリング装置32、転送装置33、クロック34等を有している。
送信タイミング通知装置31は、転送装置33に転送の対象となるデータ(適宜「転送データ」という)を光信号に乗せてネットワークへと送信するタイミング(送信開始時刻・送信終了時刻)を通知する機能を有する。このタイミングは、各ONU3の間で、通信タイミングの調整を行うことを目的としたシグナリング装置32を介してOLT1から取得する。
シグナリング装置32は、前記のとおりOLT1から、ONU3の送信のタイミングを取得する機能を有する。
転送装置33は、送信タイミング通知装置31から通知されたタイミングで転送データを光信号に乗せてネットワークに向け送信する機能を有する。このため、図1に示すように、転送装置33は、電気信号送受信部331、転送データ記憶部332、光信号送受信部333等を有する。
電気信号送受信部331は、パソコンPCとの間で、電気信号を送受信する機能を有する。これにより、パソコンPCが電気信号に乗せて送信する転送データを受信することが可能となる。転送データ記憶部332は、データのロスの許容度が異なる転送データを許容度別(クラス別)に記憶する機能を有する。光信号送受信部333は、ネットワークとの間で、光信号を送受信する機能を有する。これにより、パソコンPCが送信した転送データをネットワークに向け、光信号に乗せて送信することが可能となる。
なお、電気信号送受信部331は、転送データを、例えば、動画はクラス3、…はクラス2、テキストはクラス1といったように許容度別に分類(クラス別に)し、かつ所定の大きさ(データ長)に分割して、転送データ記憶部332に記憶させるものとする。また、光信号送受信部333は、このクラスを考慮した所定の転送データを読み出し、これを光信号に乗せてネットワークに向け送信するものとする。転送データの記憶・読み出しの詳細(転送データ記憶部332および光信号送受信部333の機能)は、図3〜図5を参照して後記する。
クロック34は、OLT1のクロックにより時刻合わせされた時刻を計時する。なお、時刻合わせは、前記した非特許文献1に記載の方法を用いて行われるものとする。ちなみに、このクロック34は、例えば、水晶時計を含んで構成されており、安価ではあるが、精度のよくないものである。このため、クロック34が刻む時刻はずれが生じ易いといえる。
[送信タイミング通知装置の構成]
図2は、図1の送信タイミング通知装置の構成を示す図である。
この図2に示すように、送信タイミング通知装置31は、制御部311、タイミング記憶部312等を有する。
制御部311は、タイミング記憶部312が記憶しているタイミングとOLT1によって管理された時刻を計時するクロック34の時刻とに基づいて、ONU3(転送装置33)に信号の送信を通知する機能に該当する。また、制御部311は、タイミング記憶部312が記憶している送信のタイミングを読み出し、クロック34の時刻を参照し、転送装置33による光信号の送信のタイミング(送信開始時刻・送信終了時刻)であるか否かを判断し、タイミングである場合は転送装置33に通知する機能を有する。
タイミング記憶部312は、光信号を送信するタイミングを記憶する機能を有する。前記したとおり、このタイミングは、OLT1が各ONU3に通知したものを、シグナリング装置32を介して取得したものである。
なお、タイミング記憶部312が、シグナリング装置32を介して他の各ONU3の送信のタイミングを取得して記憶し、制御部311が、他のONU3が送信を行わない空いた時間帯に自身の送信のタイミングを設定(決定)する構成としてもよい。また、送信タイミング通知装置31がクロック34を備える構成としてもよい。
[転送データ記憶部の内部構成]
図3は、図1の転送データ記憶部の内部構成を示す図である。
図3に示すように、転送装置33が有する転送データ記憶部332は、パソコンPCから送信された転送データをパスごと(あて先別)に分類して記憶している(パスA、パスB…)。かつ、データロスの許容度別(クラス別)に先入れ先出しのバッファ(FIFO)を有し、許容度別に転送データを記憶している(クラス1、クラス2…)。ここで、クラス1はロスの許容度が高く(甘く)、クラス2はクラス1よりもロスの許容度が低い(厳しい)。つまり、クラスの数値が大きい程ロスの許容度が低く(高位クラスになり)、転送データのロスが許されないクラス分けになっている。ちなみに、図3では、クラス1のバッファにはクラス1の転送データが4つ、クラス2のバッファには転送データが3つ、クラス3のバッファには転送データが2つある。クラスの数は一例であり、クラスの数がこれよりも多くても構わない(本実施形態の趣旨からいえば数は整数かつ2以上N以下の値)。なお、高位クラスの転送データとしては、ストリーミング系のデータ等があげられる。また、低位クラスの転送データとしては、テキストデータや静止画データ等があげられる。ちなみに、パスごとに転送データを記憶しているが、第1実施形態に対しては、クラス別に転送データを分類して記憶するだけでよい。
[転送データをクラス別に割り当てる手順]
図4は、タイミング(スロット)を3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるようにして転送データをクラス別に割り当てる手順を示す図である。
図4において、光信号の送信開始時刻と送信終了時刻は予め決められている。本実施形態では、転送装置33の光信号送受信部333が、この配置可能時間領域に収まる時間長のスロットを、予め設定された各クラスごとの割合、もしくは前記したバッファに存在する転送データ量から決められた割合に従って複数のスロットに分割し、この分割した各スロットに各クラスの転送データを割り当てるものとする。ここでは、クラスの数がNであるので、2N−1個のスロットに分割する例を示している。ちなみに、クラス1のスロットにはクラス1の転送データのみを割り当てることが可能であり、クラス2のスロットには、クラス2以下の転送データのみを割り当て可能である。つまり、クラスNのスロットには、クラスN以下の転送データを割り当てることができる。なお、各クラスの割当は、左右対称になっており、内側のスロット(区間)にデータのロスの許容度が低いデータがくるようになっている。このため、分割した後のスロットの数は、3未満になることはなく、3以上の任意の整数となる。スロットを分割する数(何区間に分割するか)は、管理者の設定やOLT1といった外部装置からの指示に基づき決定することができる。
[スロットの分割例]
図5は、スロットを所定の割合で分割した例を示す図である。
図5では、配置可能時間領域に収まる時間長のスロットを、5つのスロットに分割している。つまり、全体のスロットが、中央にクラス3以下の転送データが割り当てられる1つのスロット、その両側にクラス2以下の転送データが割り当てられる2つのスロット、さらにその外側にクラス1の転送データが割り当てられる2つのスロットに分割されている。つまり、各クラスの転送データが左右対称に割り当てられるようになっている。そして、分割の割合(所定の割合)は、クラス1が2、クラス2以下が4、クラス3以下が6になっている(2:4:6、例えば時間単位の分割比)。この分割する割合も、管理者の設定やOLT1といった外部装置からの指示に基づき決定することができる。
[割当動作・送信動作]
図6は、各クラスの転送データを分割したスロットに割り当てる動作を示す図である。
図6では、スロットが、クラス1用に2つ(SL1とSL5)、クラス2以下用に2つ(SL2とSL4)、クラス3以下用に1つ(SL3)というように、合計5つのスロット(SL1〜SL5)に分割されている。その分割割合は、図5と同じである。転送データ記憶部332には、パスA(図3参照)用に、クラス1〜クラス3まで3つのバッファがある。
以下、この3つのバッファにクラス別に記憶された転送データを、5つに分割したスロットに割り当てる動作を、図6を参照しつつ説明する(適宜図1〜図5を参照)。
最初、転送データは、クラス1のバッファに2つ、クラス2のバッファに2つ、クラス3のバッファに4つ記憶されている(P1)。この転送データは、電気信号に乗せられてパソコンPCから送信されたものであり、電気信号送受信部331が、分類整理して転送データ記憶部332内のバッファに記憶する。
まず、クラス1の転送データをクラス1用のスロットSL1に割り当てる(S1)。
光信号送受信部333は、転送データ記憶部332のバッファからクラス1の転送データを1つ取り出し、スロットSL1に割り当てる。これにより、バッファのクラス1の転送データは2つから1つに減る(P2)。
次に、クラス2以下の転送データをスロットSL2に割り当てる(S2)。
光信号送受信部333は、データ記憶部332のバッファからクラス2の転送データを2つ取り出し、スロットSL2に割り当てる。なお、スロットSL2には、クラス1の転送データ1つとクラス2の転送データ1つ、合計2つの転送データを割り当てることもできる。しかし、本実施形態では、高位のクラスのデータを割り当て、余った場合に低位のデータを割り当てるものとする。
これにより、クラス2の転送データは0になる(P3)。なお、ポイントP3の時点では、クラス1の転送データが1つ増えて2になっているが(図中「+1」で表現)、これは、ステップS2の間に新たな転送データがバッファに記憶されたことを意味している。ちなみに、ポイントP3の時点での各バッファの転送データの数は、クラス1のバッファに2つ、クラス2のバッファに0、クラス3のバッファに4つというように、合計6つである。
次に、クラス3以下の転送データをスロットSL3に割り当てる(S3)。
光信号送受信部333は、データ記憶部332のバッファからクラス3の転送データを2つ取り出し、スロットSL3に3つ割り当てる。これにより、ポイントP3.5の時点での各バッファの転送データの数は、クラス1のバッファに2つ、クラス2のバッファに1つ、クラス3のバッファに1つというように、合計4つである。なお、ポイントP3.5の時点で、クラス2のバッファの転送データの数が0ではなく1つなのは、ステップS3の間に、クラス2の新たな転送データが1つバッファに記憶されたことを意味している。
次に、クラス3以下の転送データをスロットSL3に割り当てる(S3.5)。
前記したステップS3では、クラス3の転送データを3つスロットSL3に割り当てたが、スロットSL3には、まだ転送データを3つ割り当てる空きがある。このため、光信号送受信部333は、スロットSL3の空いている部分にクラス3、クラス2、クラス1の転送データを各1つずつ割り当てる。なお、この際、クラス2の転送データを1つ、クラス1の転送データを2つという割り当て方や、クラス3の転送データを1つ、クラス1の転送データを2つという割り当て方もある。しかし、本実施形態では、まず高位の転送データを割り当て、空きがあればそれよりも1つ下位の転送データを割り当て、それでも空きがあればさらに1つ下位の転送データを割り当てるという割当を行う。こうすることで、内側のスロットに高位のクラスの転送データが確実に割り当てられることになる。
これにより、ポイントP4の時点での各バッファの転送データの数は、クラス1のバッファに1つ、クラス2のバッファに0、クラス3のバッファに0というように、合計1つになる。
次に、クラス2以下の転送データをスロットSL4に割り当てる(S4)。
光信号送受信部333は、データ記憶部332のバッファからクラス2の転送データを取り出してスロットSL4に割り当てようとする。しかし、バッファにはクラス2の転送データがないため、クラス1の転送データを割り当てる。但し、クラス1の転送データも1つしかないので、その1つを割り当てる。
これにより、ポイントP5の時点での各バッファの転送データの数は、クラス1〜クラス3のすべてが0になる。
最後に、クラス1の転送データをスロットSL5に割り当てる(S5)。
データ記憶部332のバッファにはクラス1の転送データがないので、割当は行われない。
転送装置33は、こうしてスロットに割り当てた転送データを光信号に乗せてネットワークへと送信する。
[手順のフローチャート]
図7は、通信方法の手順を示したフローチャートである。
以下、このフローチャートを、図1等を参照しつつ説明する。なお、動作の主体は、S11〜S14までは外部装置(OLT)1であり、S15は各ONU3であるが、全ての動作を、演算機能を備えたONU3が行うようにしてもよい。
まず、OLT1は、Multipoint-to-Multipointパスの情報をネットワークから取得する(S11)。取得する情報としては、ノードや経路の情報、帯域の情報等である。次に、OLT1は、パスの分岐点の間で被る遅延、隣接する分岐点同士の間で被る遅延に関する情報を取得する(S12)。続いて、OLT1は、遅延に関する情報から各エッジ装置から送信される光信号がパスを構成する光ファイバを通過する時刻を計算する(S13;通過時刻計算)。そして、OLT1は、各ONU3の光信号の送信順を所定のアルゴリズムに従い決定する。つまり、各ONU3の送信のタイミングを決定する(送信可能時間決定)。この決定結果である送信のタイミングを各ONU3に通知する(S14)。
各ONU3は、S14で通知された時刻(タイミング)に従って各ONU3は信号を送信する(S15)。具体的には、前記したように、制御部311が、タイミング記憶部312が記憶しているタイミングとクロック34の時刻とに基づいて、ONU3(転送装置33)に信号の送信を通知し、転送装置33が信号の送信を行う。
この送信の際、第1実施形態では、転送装置33は、パソコンPCから送信された転送データをロスの許容度が異なるクラスに分類してバッファに記憶している。また、転送装置33は、通知されたタイミング(配置可能時間領域)に収まる時間長のスロットを3以上に分割し、分割したスロットの中央(内側)にデータのロスの許容度が高位のクラスの転送データを割り当てる。つまり、決定したタイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるようにする。
[送信のタイミング及び通過のタイミング]
図8は、各エッジ装置(ONU)の送信のタイミング及び各スイッチの信号の通過タイミングを示した図である。
この図8では、表の左から右へと時間が進行する。また、表の符号3a,3b,3c,3dと記載された横の行は、各ONU3の光信号の送信のタイミング(送信開始時刻・送信終了時刻)を示している。また、表の符号2a,2bと記載された横の行は、スイッチ2a,2b(ノード)における、各光信号の通過のタイミング(通過開始時刻・通過終了時刻)を示している。このように、各ONU3での光信号の送信のタイミング、各スイッチ2での光信号の通過のタイミングが管理されているが、クロック34にずれが生じたときや、上手く装置間での同期が取れないときに光信号同士の衝突が生じる。
しかし、図8の上図に示すようにデータを配置しているので、つまり低位クラスの転送データの間に高位クラスの転送データが挟まれるように配置しているので、高位クラスの転送データを少ないロスで転送することができる。
なお、図8の下図において、リンクに付した「1」「1.25」「1.5」等の数字は、光信号が当該リンク(ノード間)を通過するのに要する時間である。
このように第1実施形態によれば、各装置が保持するクロックにずれ、もしくは上手く装置間での同期が取れないときでも、ロスの許容度が小さい転送データがロスする率を低減し、データ品質の向上を実現することが可能となる。換言すると、このように転送データを配置(割当)することで、エッジ装置(例えば符号3の装置)や送信タイミング通知装置(符号31の装置)が持つクロック(符号34)が示す信号の送信開始時刻と送信終了時刻(タイミング)にずれが生じる場合でもデータが許容するロスの度合いに応じてデータを送信することが可能となる。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態を説明する(適宜図1等参照)。
図9は、同時期に光信号を送信できる例を説明する図である。多対多通信を行うために使用するMultipoint-to-MultipointパスにおいてPoint-to-Point通信を行う場合、複数のONU3a,3bから同時期に光信号を出すときでも、光信号同士が衝突しないことがある。それは、2つのONU3a,3bが同時に光信号を送信しあったときである。これは、一方のONU3aが送信した光信号は他方のONU3bに到着するまで、他方のONU3bが送信した信号と同一経路を通らないためである。
このため、第2実施形態では、Multipoint-to-Multipointパスにおいて、2つのONU3がデータを送りあう場合、このデータを乗せた光信号を同時期(同時)に送信する。この際、クロック34にずれが生じる場合等において、次のように正しくデータを送ることができる。
つまり、この第2実施形態では、ONU3は、図3のように、転送データを許容度別かつあて先別(パス別)に、データ記憶手段に記憶し、光信号を送信するタイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要な転送データが配置されるようにデータ記憶部332から転送データを読み出し、分割した区間に配置し、このように配置した転送データを、信号転送部333から光信号に乗せて送信する。
以上説明した本発明は、前記実施形態に限定されることなく、その技術思想の及ぶ範囲で幅広く変形実施することができる。
例えば、ONU3におけるデータの送信(転送)のタイミングは適宜決定され、特定の決定方法に限定されるものではない。送信タイミング通知装置31は、ONU3に備えられるものとして説明したが、ONU3の外部に存在してもよい。また、複数のONU3にタイミングを通知するものでもよい。また、OLT1は外部装置の一例であり、ルータなどでもよい。なお、ONU3を機能させるプログラムは、ネットワークを通じて送信されたり、記憶媒体を介して流通されたりする。
本実施形態の通信方法等が適用される通信システムの全体構成およびエッジ装置としてのONUの構成を示す図である。 図1の送信タイミング通知装置の構成を示す図である。 図1の転送データ記憶部の内部構成を示す図である。 タイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるようにして転送データをクラス別に割り当てる手順を示す図である。 スロットを所定の割合で分割した例を示す図である。 各クラスの転送データを分割したスロットに割り当てる動作を示す図である。 通信方法の手順を示したフローチャートである。 各エッジ装置の送信のタイミング及び各スイッチの信号の通過タイミングを示した図である。 同時期に光信号を送信できる例を説明する図である。
符号の説明
1 OLT(外部装置)
2 スイッチ
3 ONU(エッジ装置)
31 送信タイミング通知装置
311 制御部
312 タイミング記憶部(記憶部)
33 転送装置
332 転送データ記憶部(データ記憶部)
333 光信号送受信部(信号送信部)
34 クロック(時計装置)
F 光ファイバ(伝送線)

Claims (10)

  1. ユーザ側の複数のエッジ装置を伝送線を分岐して繋ぐことで発生する信号同士の衝突によるデータの破損を防止する通信方法であって、
    各エッジ装置の信号の送信の開始・終了のタイミングが、他のエッジ装置が送信する信号と衝突しないタイミングに決められている場合において、
    前記エッジ装置は、
    ロスの許容度が異なる送信対象のデータを、データ記憶部に許容度別に記憶する手順、
    前記タイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるように前記データ記憶部からデータを読み出して前記区間に配置し、このように配置したデータを、前記信号送信部から信号に乗せて送信する手順
    を実行することを特徴とする通信方法。
  2. ユーザ側の複数のエッジ装置を伝送線を分岐して繋ぐことで発生する信号同士の衝突によるデータの破損を防止する通信方法であって、
    Multipoint-to-Multipointパスの経路でPoint-to-Pointの通信を行うため、あるエッジ装置と他のエッジ装置とが同時に信号を送信しあうように信号の送信の開始・終了のタイミングが決められている場合において、
    前記エッジ装置は、
    ロスの許容度が異なる送信対象のデータを、データ記憶部に許容度別かつあて先別に記憶する手順、
    前記タイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるように前記データ記憶部からデータを読み出して前記区間に配置し、このように配置したデータを、前記信号送信部から信号に乗せて送信する手順
    を実行することを特徴とする通信方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信方法に使用され、前記複数のエッジ装置のうち、管理する少なくとも1つのエッジ装置にデータを送信するタイミングを通知する送信タイミング通知装置であって、
    各エッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを、各エッジ装置の信号の送信のタイミングを管理する外部装置から取得して記憶部に記憶する機能、
    前記記憶したタイミングと前記外部装置によって管理された時刻を計時する時計装置の時刻とに基づいて、管理するエッジ装置に信号の送信を通知する機能
    を備えたことを特徴とする送信タイミング通知装置。
  4. 前記タイミングは、ある1つのエッジ装置が他の1つのエッジ装置に向けて信号を送信する際に、前記他の1つのエッジ装置が前記ある1つのエッジ装置に向けて信号を送信するタイミングであることを特徴とする請求項3に記載の送信タイミング通知装置。
  5. ユーザ側の複数のエッジ装置を伝送線を分岐して繋ぐことで発生する信号同士の衝突によるデータの破損を防止する通信方法に使用されるエッジ装置であって、
    データのロスの許容度が異なるデータを許容度別に記憶するデータ記憶部、
    前記データ記憶部に記憶されたデータを信号に乗せて送信する信号送信部を備え、
    前記データの送信に際して、送信の開始・終了のタイミングを3以上の区間に分割し、内側の区間にデータのロスの許容度が低く高い信頼性が必要なデータが配置されるように前記データ記憶部からデータを読み出して前記区間に配置し、このように配置したデータを、前記信号送信部から信号に乗せて送信する構成であること
    を特徴とするエッジ装置。
  6. 各エッジ装置の信号の送信のタイミングを指示する外部装置により管理された時刻を計時する時計装置、
    前記外部装置から取得した当該エッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを記憶する記憶手段、
    前記タイミングと前記時計装置の時刻とに基づいて前記信号送信部に信号の送信を通知する制御部を備えること
    を特徴とする請求項5に記載のエッジ装置。
  7. 各エッジ装置の信号の送信のタイミングを指示する外部装置により管理された時刻を計時する時計装置、
    前記外部装置から取得した、他のエッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを記憶する記憶手段、
    前記他のエッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングに基づき、自身のエッジ装置における信号の送信の開始・終了のタイミングを決定し、このタイミングと前記時計装置の時刻とに基づいて、前記信号送信部に信号の送信を通知する制御部を備えること
    を特徴とする請求項5に記載のエッジ装置。
  8. 前記データ記憶部は、前記許容度別かつあて先別に前記データを記憶し、
    前記タイミングは、通信の相手方のエッジ装置と自身のエッジ装置とが同時に信号を送信しあうタイミングであること
    を特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載のエッジ装置。
  9. コンピュータに請求項1又は請求項2に記載の通信方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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