JP2006270379A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 限られた印刷面に機械が読み取るコードとユーザが読み取る情報とを効率よく印刷すること。
【解決手段】 周波数領域にてIDパターンを定義し、これを逆フーリエ変換にて変換する。IDパターンは逆フーリエ変換することにより画面全体に分散した模様(ID画像:以下、ID背景画像と呼ぶ)となる。本実施の形態の印刷装置は、多色にて重畳印刷された複数のID背景画像を背景画像として、ID背景画像上に文字、画像(図柄)、点字などで構成された表記情報を印刷する。このように、複数のID背景画像をそれぞれ異なる色にて重畳して印刷し、印刷面に印刷されるID背景画像を多重化することにより、限られた印刷面により多くの情報を印刷することができる。重畳して印刷されID背景画像の分離は、撮影画像をフィルタリングすることにより行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置に関し、例えば、周波数領域でID情報を埋め込んだ画像を背景として原画像を印刷するものに関する。
近年、画像に電子透かしを埋め込んだり、画像の近辺に2次元バーコードを印刷したりなどして、画像に付加的な情報を付属させることが行われている。
電子透かしや2次元バーコードは、例えば、URL(Uniform Resource Locators)に対応づけられており、ユーザは電子透かしが埋め込まれた画像や2次元バーコードを携帯電話のカメラで撮影し、当該URLで指定されるウェブサイトに携帯電話を自動的に接続することができる。
一般に、このような付加的な情報を有する画像は、印刷工場などに設置した高度な印刷装置を用いて行うが、次の特許文献1に記載されているレシートのように、店頭に備えたキャッシュレジスタのレシート印刷装置のような粗い印刷機能しか有しない小規模な印刷装置にて付加情報を印刷する技術も提案されている。
特開2000−235669
この発明は、レシートに2次元バーコードにて付加的な情報を埋め込み、これを用いて商品の返品・交換などの例外的な処理を効率よく行うものである。
ところが、レシートのように印刷面積が限られている印刷媒体に、2次元バーコードなどの機械が読み取るコードを印刷すると、ユーザが読み取る情報を印刷する領域の面積が圧迫されるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、限られた印刷面に機械が読み取るコードとユーザが読み取る情報とを効率よく印刷することである。
本発明は、前記目的を達成するために、周波数領域にてID情報を規定した複数のID画像を取得して記憶手段に記憶するID画像取得手段と、前記取得した複数のID画像をそれぞれ異なる印刷色にて印刷するための印刷色を設定する印刷色設定手段と、文字、画像、点字の少なくとも1つから構成される表記情報を取得して記憶手段に記憶する表記情報取得手段と、前記印刷色を設定したID画像と、前記取得した表記情報と、を印刷媒体に重畳して印刷するための印刷情報を生成する印刷情報生成手段と、前記生成した印刷情報を用いて、前記複数のID画像と前記表記情報を印刷媒体に印刷する印刷手段と、を具備したことを特徴とする印刷装置を提供する(第1の構成)。
第1の構成において、前記印刷色は、3原色のうちの何れかであるように構成することもできる(第2の構成)。
第1の構成、又は第2の構成において、ID情報を取得して記憶手段に記憶するID情報取得手段と、前記取得したID情報を周波数領域にて規定するID画像を生成するID画像生成手段と、を具備し、前記ID画像取得手段は、前記生成したID画像を取得するように構成することもできる(第3の構成)。
本発明によると、限られた印刷面に機械が読み取るコードとユーザが読み取る情報とを効率よく印刷することができる。
(1)実施の形態の概要
周波数領域にてIDパターンを定義し、これを逆フーリエ変換にて変換する。IDパターンは逆フーリエ変換することにより画面全体に分散した模様(ID画像:以下、ID背景画像と呼ぶ)となる。
本実施の形態の印刷装置は、複数のID背景画像を、フィルタによって分離可能な異なる色にて重ねて印刷し、このID背景画像上に文字、画像(図柄)、点字などで構成された表記情報を印刷する。
このように、複数のID背景画像をそれぞれ異なる色にて重畳して印刷し、印刷面に印刷されるID背景画像を多重化することにより、限られた印刷面により多くの情報を印刷することができる。
重畳して印刷されたID背景画像の分離は、ID背景画像を撮影した撮影画像をフィルタリングすることにより行うことができる。
例えば、ID背景画像をそれぞれ3原色で重畳して印刷した場合、これらID背景画像を3原色のフィルタを透過させることにより分離することができる。
ところで、表記情報が印刷された部分では、ID背景画像が損なわれてしまうが、ID背景画像の残りの部分の模様をフーリエ変換することによりIDパターンを復元することできる。
実験では、ID背景画像が50%程度まで失われても元のIDパターンが復元できることが確認されている。
本実施の形態では、ID背景画像を背景として表記情報を印刷した印刷媒体を、携帯電話のカメラで撮影し、その撮影画像データを携帯電話からURLサーバ装置に送信する。
URLサーバは、携帯電話から撮影画像データを受信し、これをフィルタリングして分離した後、フーリエ変換して各色のID背景画像ごとのIDパターンを抽出する。
URLサーバは、IDパターンとURLを対応づけて記憶しており、抽出したIDパターンに対応づけられているURLを用いてトップ画面を表示するための画面データを生成して携帯電話に送信する。
この画面データによって表示されるトップ画面では、IDパターンに対応づけられている複数のURLが選択可能に表示される。即ち、重畳して印刷したID背景画像によって、携帯電話で表示されるトップ画面を設定(カスタマイズ)することができる。
ユーザが携帯電話において画面に表示されたURLを選択すると、携帯電話は選択されたURLにて指定されるウェブサイトに接続し、当該ウェブサイトが提供するサービスを利用する。
このように、本実施の形態では、ID背景画像を介して印刷媒体に複数のURLが関係づけられている。
図1は、ID背景画像の概念を説明するための図である。
まず、本実施の形態では、ID情報であるIDパターン10を周波数領域にて定義する。
IDパターン10は、内周円と外周円の周上に点で構成されたIDパターン成分16を分散させて構成されている。
垂直方向の軸と水平方向の軸の原点が低周波数側で、原点から離れるほど高周波数側となっている。
なお、これはIDパターンの一例であって、円の個数、円の半径などをパラメータとして各種のIDパターンを定義することができる。
IDパターン10を逆フーリエ変換すると実空間でのID背景画像11が得られる。ID背景画像11は、画像全体に模様が拡散したものとなる。
なお、IDパターンを規定する場合、このように逆フーリエ変換後の画像が画像全体に分散するようなものを選択するのが望ましい。
IDパターン10を逆フーリエ変換してID背景画像11が得られるが、逆にID背景画像11をフーリエ変換するとIDパターンが得られるという関係がある。
このように、適当なIDパターンを選択してフーリエ変換すると、IDパターンを復元するための情報が画像全体に拡散し、圧縮や切り取りなどの加工に対して耐性が生じる。
即ち、IDパターンを規定する情報が画像全体に拡散するため、画像を拡大縮小したり、一部を切り取ったりしても、画像に残っている情報からIDパターンを復元することができる。
本実施の形態では、ID背景画像11をキャッシュレジスタのレシート印刷機構などの小規模な印刷装置で印刷するために2値化し、2値化したID背景画像12を生成する。
そして、表記情報が目視できるように2値化したID背景画像12の濃淡を調節し、ID背景画像12を背景として表記情報を印刷して印刷物13を生成する。
印刷物13では、「明日は特売日」なる文字情報が表記情報14として印刷されている。
カメラで印刷物13を撮影したデジタル画像データをフーリエ変換すると、IDパターン15が得られる。
IDパターン15では、IDパターン成分16が復元されるほか、表記情報14の周波数成分17が形成される。
表記情報14の周波数成分17は、低周波側に偏って分布する傾向があるため、周波数成分17からIDパターン成分16を識別して抽出することができる。
このようにしてIDパターン15で復元されたIDパターン成分16を抽出し、IDパターン10のIDパターン成分16との一致を確認することにより、印刷物13に含まれていたID情報を特定することができる。
図2は、以上のようにして構成したID背景画像の多重化を説明するための図である。ここでは、2つのIDパターン10とIDパターン10aを多重化する。
ここでは、一例として、IDパターン10を、同心の内周円と外周円上にIDパターン成分を表す点を等間隔で配置したもので構成し、IDパターン10aは、IDパターン10の内周円よりも小径の円周上にIDパターン成分を表す点を配置したもので構成した。
IDパターン10、10aをそれぞれ逆フーリエ変換した後2値化し、必要ならば濃淡を調節してID背景画像12、12aが得られる。
ここでは、ID背景画像を多重化するための色として3原色を採用し、ID背景画像12を赤色で印刷し、ID背景画像12aを青色で印刷することにする。
印刷物13は、ID背景画像12を赤色で印刷し、これに重ね合わせてID背景画像12aを青色で印刷してある。更に、これら背景画像上に表記情報14が印刷してある。
このようにして構成された印刷物13において、印刷物13を撮影し、その画像を赤色と青色のフィルタでフィルタリングすると、ID背景画像12とID背景画像12aを分離することができる。
そして、分離したID背景画像12とID背景画像12aをそれぞれフーリエ変換するとIDパターン10とIDパターン10aを復元することができる。
このように、本実施の形態は、分離可能な多色でID背景画像を重ねて印刷することにより複数のIDパターンを同一の印刷面に記録することができる。
このように、本実施の形態では、複数の色材を用いてIDパターンを定義することにより、限られた印刷面に機械が読み取るコードとユーザが読み取る情報を効率よく印刷することができる。
なお、上の例では、2つのIDパターンを多重化する場合を例にとり説明したが、更に多くのIDパターンを多重化することができる。
(2)実施の形態詳細
図3は、本実施の形態の情報提供システム1の構成を示したブロック図である。
情報提供システム1は、URLサーバ2、プリンタ3、レシート4、携帯電話5、サービスサーバ6などにより構成されている。
また、図3では、プリンタ3と携帯電話5を1台のみ示してあるが、プリンタ3は各プリンタユーザごとに、携帯電話5は各携帯電話ユーザことに存在している。
URLサーバ2は、IDパターンとURLを対応づけたIDデータベースを備えており、これを用いてプリンタ3へID背景画像を提供したり、携帯電話5へURLを提供したりするサーバ装置である。
図4にIDデータベースの論理的な構成の一例を示す。
IDデータベース19は、「ID登録番号」、「IDパターン」、「URL」、「サイト名」などの項目から構成されている。
「ID登録番号」は、IDパターンやURLを管理するための管理番号であり、IDパターンとURLの各組に一意に付与されている。
「IDパターン」には、IDパターンを定義した画像(図1のIDパターン10に対応)が格納されている。
「URL」には、所定のウェブサイトへ接続するための接続情報であるURLが格納されている。
「サイト名」には、「URL」で特定されるウェブサイトの名称が格納されている。この名称は、後に携帯電話ユーザがトップ画面でウェブサイトを選択できるように、選択ボタン上に表示される。
IDデータベース19では、IDパターンとURL、及びウェブサイトの名称が対応づけられて記憶されており、IDパターンを特定するとこれに対応するURLとウェブサイトの名称が得られるようになっている。
次に、URLサーバ2が有するプリンタ3へのID情報提供機能について説明する。
URLサーバ2とプリンタ3は、例えば、インターネットなどのネットワークとを介して接続可能に配設されており、URLサーバ2はネットワークを介してID情報をID背景画像の形でプリンタ3に提供する。
本実施の形態では、URLサーバ2は、IDパターンを逆フーリエ変換してID背景画像を生成し、更に、このID背景画像を2値化して(図1のID背景画像12に対応)プリンタ3に送信する。
このように、ID背景画像を2値化してからプリンタ3に送信することにより、プリンタ3での画像処理が不要となると共にURLサーバ2がプリンタ3に送信するデータのデータ量も少なくすることができる。
なお、これは一例であって、URLサーバ2がプリンタ3にIDパターンを送信し、プリンタ3で逆フーリエ変換、及び2値化しても良いし、あるいは、逆フーリエ変換までをURLサーバ2で行い、プリンタ3が2値化を行うように構成しても良い。
即ち、IDパターン(ID情報)を取得して記憶手段に記憶するID情報取得手段と、このIDパターンを周波数領域にて規定するID背景画像(ID画像)を生成するID画像生成手段を、URLサーバ2又はプリンタ3の何れに設けてもよい。
次に、URLサーバ2が有する携帯電話5へのURL提供機能について説明する。
URLサーバ2(図3)は、インターネットなどのネットワークを介して携帯電話5からレシート4を撮影した撮影画像データを受信する。
レシート4は、プリンタ3が印刷した印刷媒体であって、その外観は図5に示したようになっている。
即ち、レシート4には、多色で印刷したID背景画像20を背景として表記情報21(この場合「スーパー松田」という文字列)が印刷されている。分離可能な色であれば何でもよいが、本実施の形態では、赤と青により2つのID背景画像が重ねて印刷されてID背景画像20が形成されているものとする。
URLサーバ2(図3)は、携帯電話5から撮影画像データを受信し、赤色と青色でフィルタリングして2種類のID背景画像に分離する。
そして、分離した赤色のID背景画像と青色のID背景画像のそれぞれからIDパターンを抽出してフーリエ変換し、2つのIDパターンを復元する。
次に、URLサーバ2は、復元した2つのIDパターンのそれぞれをIDデータベース19に記憶してあるIDパターンと照合する。
そして、URLサーバ2は、検索した2つのURLと、当該URLで特定されるウェブサイトの名称を用いて携帯電話5でトップ画面を表示するための画面データを生成し、これを携帯電話5に送信する。
なお、本実施の形態では、撮影した画像の分離とフーリエ変換及びIDパターンの抽出をURLサーバ2で行うように構成したが、携帯電話5がIDパターンの抽出まで行ってURLサーバ2に送信するように構成することもできる。
URLサーバ2でIDパターンの抽出を行う場合、携帯電話5にIDパターン抽出のための画像処理機能を備える必要がなく、携帯電話5の負荷を低減することができる。
一方、携帯電話5でIDパターンの抽出を行う場合、携帯電話5での撮影ミスによる撮影画像データの送信を受けずに済み、また、URLサーバ2で画像処理を行う必要がないため、URLサーバ2の負荷を低減することができる。
次に、プリンタ3について説明する。プリンタ3は、例えば、店舗の会計エリアに設置したキャッシュレジスタであり、会計機能とレシート印刷機能を備えている。
図6は、プリンタ3の機能的な構成の一例を示したブロック図である。
プリンタ3は、画像データ受信部25、画像データ記憶部26、画像データ選択部27、印刷情報生成部28、印刷部29、印刷内容生成部30、情報入力部31などから構成されている。
画像データ受信部25は、URLサーバ2への接続情報を有しており、ネットワークを介してURLサーバ2に接続してURLサーバ2から2値化されたID背景画像を受信する。
URLサーバ2から画像データ受信部25に送信されるID背景画像は、プリンタ3がURLサーバ2に対してID登録番号を要求するように構成したり、あるいは、送信するID背景画像をURLサーバ2が決めるように構成したりすることができる。
画像データ記憶部26は、例えば、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶媒体を用いて構成されており、画像データ受信部25がURLサーバ2から受信したID背景画像を記憶する。
画像データ記憶部26は、ID背景画像を複数記憶することができ、画像データ記憶部26に記憶された各ID背景画像は、ID登録番号により識別できるようになっている。
画像データ選択部27は、レシート4を印刷する際に、画像データ記憶部26に記憶されたID背景画像から印刷するID背景画像を選択すると共に、その印刷色を設定する。
ID背景画像の選択方法は、例えば、記憶している複数のID背景画像が平均的に選択されるようにしたり、あるいは、表記情報に関連づけて選択されたりなど、各種の方法が考えられる。
また、画像データ記憶部26に単一のID背景画像を記憶しておき、常に同じID背景画像を印刷するように構成しても良い。
印刷色の設定は、URLサーバ2が分離できる色をプリンタユーザに提示し、プリンタユーザがID背景画像ごとに色を選択したり、あるいは画像データ選択部27が自動的に選択してこれをID背景画像に付与することにより設定する(印刷色設定手段)。
情報入力部31は、テンキーや機能キー、バーコード読み取り装置などによって構成されており、商品を特定する商品特定情報と数量の入力などを受け付ける。
店舗で販売される商品は、例えば、バーコードなどで商品コードが付与されており、プリンタ3は、商品コードに対応させて商品の価格、商品名などの当該商品に関する付属情報を記憶している。
そのため、会計担当者が情報入力部31から商品コードと数量を入力することにより、プリンタ3は会計計算を行うことができる。
印刷内容生成部30は、情報入力部31から入力された商品コードと数量や、商品コードに対応づけて記憶している価格などからレシートに印刷する項目(印刷内容)を生成する。
印刷内容に、商品名、個数、商品の単価、及び会計に係る商品の合計金額、会計日時、店舗の名称やロゴマークなどから構成されている。なお、印刷部29が点字印刷機能を有する場合は、印刷内容として点字を含めることもできる。
なお、印刷内容のうち、ID背景画像の上に印刷される項目(図5の表記情報21など)は表記情報を構成している。
印刷情報生成部28は、画像データ選択部27が選択したID背景画像を取得し(ID画像取得手段)、及び印刷内容生成部30が生成した印刷内容を取得する(表記情報取得手段:印刷内容には、ID背景画像に上書きして印刷する表記情報が含まれている)。
印刷情報生成部28(印刷情報生成手段)は、画像データ選択部27から取得したID背景画像(異なる色が設定されている)を重ねると共に、ID背景画像の一部の領域に、印刷内容生成部30から取得した表記情報を配置するなどして印刷情報を生成する。
表記情報の配置は、ID背景画像に表記情報を上書きすることにより行う。即ち、ID背景画像のうち、表記情報が印刷される部分の情報は、表記情報により置き換えられる。
そのため、表記情報が印刷される領域ではID背景画像の情報が失われてしまうが、背景として残っている部分からIDパターンをIDパターンの原画と照合可能な程度まで復元することが可能である。
実験により、ID背景画像が面積で50%程度まで失われてもIDパターンが復元可能であることがわかっている。
そのため、印刷情報生成部28は、表記情報を印刷する領域の面積が、ID背景画像の面積の50%以下となるようにする。
また、印刷情報生成部28は、ID背景画像と表記情報を色ごとに独立に濃淡度を調節する機能を備えている。
これは、ID背景画像の印刷が濃いと、表記情報が目視にて判別しにくくなるため、IDパターンが再現できる範囲内でID背景画像を薄くするためである。
また、表記情報やその他の印刷内容に関しても目視に適する濃淡度に調節することができる。
プリンタユーザ(会計担当者など)は、プリンタ3の表示装置に表示された濃淡度調節画面などを用いてプリンタ3を操作することにより、ID背景画像と印刷内容の濃淡度を微調整することができる。
そして、プリンタユーザにより設定された濃淡の情報は、印刷情報生成部28により印刷情報に記録され、印刷部29は、設定された濃淡によりレシートを印刷する。
印刷部29(印刷手段)は、印刷情報生成部28が生成した印刷情報に従って、印刷媒体に印刷を行う。印刷部29は、各ID背景画像に設定された色にてこれらを印刷するように多色印刷機能を備えている。
印刷媒体は、例えば、ロール状に巻かれて収納されたロール紙で構成されており、印刷部29は、この印刷媒体上に単色のドットを発色させることにより印刷を行う。なお、印刷部29はカッターを備えており、印刷が終了すると印刷媒体を適当な箇所で切断する。
印刷方式としては、インパクト方式、及びノンインパクト方式のものを各種利用することができる。
インパクト方式のものとしては、例えば、印刷ヘッドのピンを印刷媒体に打ち付けることによりインク・リボンのインクを転写するものがある。
この方式では、印刷情報に従って印刷媒体上にインクのドットを分布させることによりID背景画像と印刷内容を印刷する。
また、ノンインパクト方式のものとしては、例えば、熱転写方式がある。これは、印刷媒体に含まれる感熱紙インクをサーマルヘッドの通電により発生したジュール熱で発色させるものである。熱転写方式は、印刷装置が小型・軽量、メンテナンスフリーとなるため、キャッシュレジスタなどの簡易な印刷機能を備えた装置で多用されている。
この他のノンインパクト方式のものとしては、インクジェットを用いたものやレーザを用いたものなどがある。
また、画像の濃淡度を調節する方式として印刷単位である面素(セル)内の濃度を変化させる濃度階調方式と、面素内のドット面積比率を変化させる面積階調方式がある。
これらの方式の何れを用いても良いが、印刷部29は、面積階調方式を採用している。
ID背景画像はデジタルデータにより構成されているが、デジタル方式で面積階調を行う場合は、画素を2値ドットで形成することが一般に行われている。
このため、印刷部29は、図7の模式図に示したように、面積階調を矩形形状を有する(他の形状でも良い)単一の2値ドットに対応させ、この2値ドットの配置により面積階調を行う機能を備えている。
図7では、面素63内の面積の小さいドットを面素64内の2値ドット1つに対応させ、面素65内の面積の中くらいのドットを面素66内の2値ドット3つに対応させ、更に、面素67内の面積の大きなドットを面素68内の2値ドット9つに対応させている。
以上のように印刷部29は、面積階調と2値ドットの対応を記憶しており、印刷情報生成部28で設定された濃淡度に応じた2値ドットの配置を取得する(2値ドット取得手段)。
なお、図7は模式図であって、面積階調と2値ドットの配置の対応は各種考えられる。
図8は、プリンタ3のハードウェア的な構成の一例を示したブロック図である。
プリンタ3は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、入力装置54、表示装置55、印刷装置56、通信制御装置57、記憶装置58、記憶媒体駆動装置59、入出力I/F(インターフェース)60などの各機能部がバスライン50で接続されて構成されている。
CPU51は、所定のプログラムに従って、各種の演算処理、及び情報処理やプリンタ3を構成する各構成要素の制御を行ったりする中央処理装置である。
CPU51は、会計計算処理を行うほか、例えば、URLサーバ2からID背景画像を受信して蓄積したり、多色によるID背景画像と印刷内容を合成してレシート上に印刷する処理などを行う。
ROM53は、プリンタ3を動作させるための基本的なプログラムやデータなどを記憶した読み出し専用のメモリである。
RAM52は、CPU51が動作するためのワーキングエリアを提供する読み書き可能なメモリである。
入力装置54は、情報入力部31(図6)を構成するハードウェアであって、テンキーや機能キー、バーコード読み取り装置、その他の入力装置を備えている。
表示装置55は、文字情報や画像情報を表示する表示装置を備えており、例えば、会計処理による合計金額を携帯電話ユーザに表示する。
表示装置55は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、その他のディスプレイ装置で構成されている。
通信制御装置57は、プリンタ3をインターネットに接続する機能部である。プリンタ3は、通信制御装置57を介して、URLサーバ2やその他のサーバ装置と通信を行うことができる。
また、本部の売り上げ管理サーバが売り上げを管理している場合、プリンタ3は、通信制御装置57を介して売り上げ管理サーバに接続し、売り上げなどの販売データを送信することができる。
印刷装置56は、印刷部29(図6)を構成するハードウェアである。
記憶媒体駆動装置59は、装着された着脱可能な記憶媒体を駆動し、データの読み書きを行う機能部である。
読み書き可能な記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、半導体記憶装置、磁気テープ、紙テープがある。
また、読み取り専用の記憶媒体としては、例えば、CD−ROMなどの光ディスク類がある。
プリンタ3は、記憶媒体駆動装置59に装着した記憶媒体からプログラムのインストールなどを行うことができるほか、記憶媒体に記憶されたID背景画像を読み込んで画像データ記憶部26に蓄積したり、記憶媒体に対して蓄積した会計処理データを書き込むこともできる。
記憶装置58は、例えば、ハードディスクなどで構成された大容量で読み書き可能な記憶装置である。
記憶装置58には、プログラム類を格納したプログラム格納部61とデータ類を記憶したデータ格納部62が形成されている。
プログラム格納部61には、OS(Operating System)、通信プログラム、会計処理プログラム、…などの各種プログラムがCPU51で実行可能に記憶されている。
OSは、ファイル入出力の管理や各種機能部を制御するなど、プリンタ3を運営する基本的な機能をCPU51に発揮させるためのプログラムである。
通信プログラムは、通信制御装置57を制御し、インターネットを介した通信を行うための機能をCPU51に発揮させるためのプログラムである。
会計処理プログラムは、プリンタ3にレシートの発行を含む会計処理を行わせるためのプログラムであり、ID背景画像の選択処理、会計処理、印刷内容の生成、印刷情報の生成、印刷処理などの各機能をCPU51に発揮させる。
データ格納部62には、URLサーバ2からダウンロードしたID背景画像や会計処理データなどが格納されている。
図9は、プリンタ3がレシートを印刷する手順を説明するためのフローチャートである。
まず、情報入力部31が入力情報の入力を受け付ける(ステップ5)。この入力情報は商品コード、個数などからなる。
次に、画像データ選択部27が、画像データ記憶部26から印刷するID背景画像を選択する(ステップ10)。本実施の形態では2個選択するものとするが、2個以上選択するように構成することもできる。
次に、印刷内容生成部30が情報入力部31で受け付けた入力情報に基づいて、プリンタ3が会計計算を行うと共に、印刷内容生成部30が、商品名、個数、金額、合計金額、購入日時、店名など、レシートに印刷する内容を規定する印刷内容を生成する。
次に、印刷情報生成部28が、画像データ選択部27より2つのID背景画像を印刷色の設定と共に受け取り、また、印刷内容生成部30より印刷内容を受け取り、これらを用いて印刷情報を生成する(ステップ15)。ここで、印刷内容のうち、表記情報がID背景情報に上書きされる。
次に、印刷情報生成部28が生成した印刷情報を用いて印刷部29がレシートを印刷する(ステップ20)。なお、ID背景画像は、設定されている印刷色にて印刷される。
以上のように、プリンタ3は、会計処理に伴って、レシートに多色のID背景画像を背景として表記情報を印刷することができる。
その結果、図5に示したようなIDパターンを埋め込まれたレシート4が生成される。
次に、携帯電話5(図6)について説明する。携帯電話5は、カメラ機能とインターネット接続機能を備えた携帯電話である。図10に、携帯電話5の外観の一例を示す。
携帯電話5は、カメラ77、表示部72、操作キー78、入力キー74などを備えている。
また、図示しないが、携帯電話5の内部には、CPU、ROM、RAMなどから構成される情報処理部と、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)で構成され、各種プログラムやデータを記憶する読み書き可能な記憶媒体を内蔵している。
携帯電話5のCPUは、ROMやその他の記憶媒体に記憶されたプログラムに従って各種の情報処理を行う。
RAMは、例えば、CPUがレシートの撮影画像データを取得したり、取得した撮影画像データをURLサーバ2に送信したり、更にURLサーバ2からURLを受信してサービスサーバ6に接続したりする際のワーキングメモリを提供する。
記憶媒体には、レシートを撮影してサービスサーバ6に接続するためのアプリケーションプログラムが記憶されている。
CPUは、このアプリケーションプログラムを実行することにより、URLサーバ2に接続してレシートの撮影画像データを送信する機能、送信した撮影画像データに応じてURLサーバ2が送信してくるURLを受信する機能、受信したURLを用いて当該URLで指定されるウェブサイトに接続する機能、を実現することができる。
また、記憶媒体にはブラウザプログラムも記憶されており、CPUはこのブラウザプログラムを用いてブラウザ機能を発揮することもできる。
カメラ77は、レンズなどからなる光学系と、光学系により投影された被写体の画像をデジタルデータに変換するCCD(Charge Coupled Device)を備えている。携帯電話ユーザが、カメラ77でレシートを撮影すると、レシートの撮影画像データがCPUにより生成される。
表示部72は、例えば液晶ディスプレイなどにより構成されており、電話番号など、通話に関する情報を表示するほか、インターネットを介してウェブサイトから送信されてきた各種の画面をブラウザによって表示することができる。
操作キー78は、例えば、表示部72に表示されたアイコンを選択したり、あるいはリンクを選択したりなど、表示部72に表示された画面で携帯電話ユーザが各種の画面操作を行うためのキーである。
入力キー74は、数字、文字、記号などを携帯電話5に入力するためのキーである。
以上のように構成された携帯電話5によってレシートを撮影すると、携帯電話5がURLサーバ2に自動的に接続し、レシートのID背景画像で規定されるトップ画面を表示部72に表示させることができる。
なお、本実施の形態では、撮影画像データのフーリエ変換、及びIDパターンの抽出はURLサーバ2で行うが、この処理を携帯電話5で行い、抽出したIDパターンを携帯電話5からURLサーバ2に送信するように構成することもできる。
この場合、記憶媒体に記憶するアプリケーションプログラムには、撮影画像データをフーリエ変換するための処理と、フーリエ変換後のデータからIDパターンを抽出するための処理をCPUで行うための情報が記述されている。
また、本実施の形態では、携帯電話5でレシートの撮影などの処理を行うように構成したが、他の種類の端末にて同様の機能を実現しても良い。
例えば、カメラと当該アプリケーションを実装したPDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、パーソナルコンピュータなどで構成することもできる。
次に、サービスサーバ6(図3)について説明する。サービスサーバ6は、ウェブサーバであり、所定のURLで特定されるウェブサイトを運営している。
ウェブサイトの運営者は、当該ウェブサイト上で、文字、静止画、動画、音声、リンク情報などを端末装置に提供することができる。
サービスサーバ6のハードウェア的な構成は、基本的にURLサーバ2と同様である。
次に、図11を用いて携帯電話5の表示部72に表示される画面について説明する。
図11(a)は、携帯電話5でアプリケーションを起動した際に表示部72に表示される画面の一例を示している。
図11(a)の例では、表示部72に「レシートを撮影してください」などと、携帯電話ユーザにレシートの撮影を促す表示がなされている。
携帯電話ユーザは、この指示に従って、会計の際に受け取ったレシートをカメラ77で撮影する。
図11(b)は、アプリケーションの表示に従ってレシートを撮影した後に表示部72に表示されたトップ画面の一例を示している。
このトップ画面は、携帯電話5がURLサーバ2に送信した撮影画像データによって、URLサーバ2が生成した画面データを、携帯電話5がURLサーバ2から受信して表示したものである。
このトップ画面では、「今月の特売日」と表示されたボタン80や、「店舗案内」と表示されたボタン81などが表示されている。
これらボタンやボタンの表示は、URLサーバ2が携帯電話5から送信されてきたIDパターンに基づいて設定したものである。
即ち、URLサーバ2は、携帯電話5から送信されてきたID背景画像を赤色と青色のフィルタでフィルタリングし、これをフーリエ変換して2つIDパターンを得る。
これら2つのIDパターンは、例えば、図4のID登録番号1とID登録番号2である。
そして、URLサーバ2は、これらID登録番号で規定されるURLにリンクするボタンを生成し、そのボタン上にウェブサイトの名称を配置してトップ画面の画面データを生成したのである。
このように、URLサーバ2は、携帯電話5から送信されてきた背景画像データから抽出した複数のIDパターンを用いて、トップ画面の画面データを生成することができる。
これによって、プリンタ3は、レシートに印刷するIDパターンの組み合わせにより、携帯電話5で表示するトップ画面をカスタマイズすることができる。
携帯電話ユーザは、操作キー78や入力キー74(図10)を操作してこれらのボタンから所望のものを選択することができる。
例えば、ボタン80を選択すると、ボタン80に設定されたURLによって携帯電話5がサービスサーバ6に接続され、携帯電話ユーザはボタン80に対応したサービス(例えば、日ごとの特売商品の案内)を受けることができる。
同様に、ボタン81を選択すると、ボタン80に設定されたURLによって携帯電話5がサービスサーバ6に接続され、携帯電話ユーザはボタン81に対応したサービス(例えば、店舗内地図の提示や販売商品の案内)を受けることができる。
サービスサーバ6が提供するサービスは、テキスト、画像のみならず、動画や音声を用いることも可能である。
図12は、携帯電話5がサービスサーバ6に接続する手順を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯電話ユーザは、店舗にて会計の際にレシートを発行してもらう。そして、携帯電話5のアプリケーションを起動して、携帯電話5にてこのレシートを撮影する。
これによって、携帯電話5は、レシートの撮影画像データを取得する(ステップ30)。
そして、携帯電話5は、URLサーバ2に接続し、取得した撮影画像データをURLサーバ2に送信する(ステップ35)。
URLサーバ2は、携帯電話5から撮影画像データを受信する(ステップ40)。
そして、URLサーバ2は、撮影画像データをフィルタリングして分離した後フーリエ変換し、フーリエ変換後のデータからIDパターンを抽出する(ステップ45)。
更に、URLサーバ2は、抽出した複数のIDパターンと、予めIDデータベースに登録してあるIDパターンを照合することにより検索し、撮影画像データに含まれていたIDパターンを特定する(ステップ50)。
URLサーバ2は、IDパターンを特定すると、IDデータベースにおいて当該IDパターンと対応づけられているURLとウェブサイトの名称を取得する。そして、これらURLと名称を用いてトップ画面の画面データを生成し、携帯電話5に送信する(ステップ55)。
携帯電話5は、URLサーバ2より画面データを受信し(ステップ60)、これを用いてトップ画面を表示する。
ユーザがトップ画面に表示されているボタンを選択すると、携帯電話5は、当該ボタンに設定されたURLにてサービスサーバ6に接続する(ステップ65)。
サービスサーバ6は、携帯電話5からの接続を受け付けて、当該URLに対応する情報を携帯電話5に送信し、これによってユーザが携帯電話5でサービスの提供を受けることができる(ステップ70)。
図13は、ID背景画像の印刷方法の変形例を示した図である。
この例では、ID背景画像80に中抜き領域82を設け、そこに印刷内容81を印刷している。
このように、印刷内容を印刷する領域の周囲を空白とすることにより、より印刷内容を目視し易く印刷することができる。
ID背景画像は50%程度まで失われてもIDパターンが識別可能な程度に復元できるため、このようにID背景画面の一部を消去することも可能である。
以上に説明した本実施の形態では、一例として、レシートにID背景画像を適用したが、これに限定するものではなく、各種の印刷媒体に適用することができる。
例えば、切符の背景画像として複数のID背景画像を多色にて印刷することが可能である。
この場合、時刻表、列車遅延情報、行き先駅の周辺イベント情報などの複数の情報を提供するためのID背景画像を色材別に設定することができる。
また、多色によるID背景画像を、乗車料金をプリペイド式にて支払うICカードに適用することもできる。この場合、ICカードに、利用の明細、乗車以外の利用情報提供、利用可能な駅周辺の複数の情報提供を行うためのID背景画像を印刷する。
また、多色によるID背景画像を食品ラベルに適用することもできる。この場合、色材別に、生産履歴、食品安全情報、販売店のチラシ宣伝などの複数の情報提供が行える。
ところで、以上に説明した本実施の形態では、周波数領域を用いたIDパターンの埋め込みとして、フーリエ変換を採用したが、これは一例であって、この他の変換としては、例えばDCT(離散コサイン変換:Discrete Cosine Transform)やウェーブレット変換などがある。
また、本実施の形態では、一例として店舗などで会計の際に発行するレシートにID背景画像を印刷したが、ID背景画像の用途はこれに限定するものではなく、例えば、雑誌、新聞、ポスターなどの各種印刷物に適用することができる。
更に、ID背景画像は、印刷物のみならず、ディスプレイなどの表示装置に表示することもできる。
更に、本実施の形態では、IDパターンとURLを対応づけたが、これは一例であって、IDパターンに対応づける情報は、画像、音声、文字など、各種のものが考えられる。
例えば、ID背景パターン上に表記情報としてクイズを印刷し、IDパターンにクイズの答えを対応づけ、ID背景パターンを撮影するとクイズの答えを閲覧できるようにすることもできる。
以上に説明した本実施の形態により次のような効果を得ることができる。
(1)周波数領域にてIDパターンを規定し、これを背景として印刷内容を印刷することができる。
(2)複数のID背景画像を、フィルタによって分離可能な色材によって印刷媒体上の同一面に重ねて印刷することかできるため、情報密度を高めることができる。
(3)ID背景画像の濃淡度を印刷内容とは独立に調節することができる。
(4)ID背景画像に印刷内容を上書きするため、高度な画像処理機能を有しない印刷装置でも実施することができる。
(5)IDパターンは周波数領域で定義してあるため、ID背景画像が印刷精度などの関係により劣化したとしても、IDパターンを照合可能な程度に復元することができる。そのため、印刷精度の低い、小型・軽量で簡易な印刷装置にて印刷することができる。
(6)ID背景画像に印刷内容を上書きするため、印刷媒体の印刷面を節約することができ、印刷媒体が小さな紙片であっても適切にIDパターンを持たせることができる。
(7)携帯電話は、ID背景画像が印刷された媒体を撮影することにより、IDパターンに対応づけられたウェブサイトに自動接続することができる。
(8)自動接続したウェブサイト上で文字、静止画像、動画像、音声、リンク情報など、各種の情報をユーザに提供することができる。
本実施の形態の概要を説明するための図である。 ID背景画像の多重化を説明するための図である。 本実施の形態の情報提供システムの構成を示したブロック図である。 IDデータベースの論理的な構成の一例を示した図である。 ID背景画像が印刷されたレシートの外観の一例を示した図である。 プリンタの機能的な構成の一例を示したブロック図である。 面積階調の方法を説明するための図である。 プリンタのハードウェア的な構成の一例を示したブロック図である。 プリンタがレシートを印刷する手順を説明するためのフローチャートである。 携帯電話の外観の一例を示した図である。 レシートの撮影に関して携帯電話に表示される画面の一例を説明するための図である。 携帯電話がサービスサーバに接続する手順を説明するためのフローチャートである。 ID背景画像の印刷方法の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 情報提供システム
2 URLサーバ
3 プリンタ
4 レシート
5 携帯電話
6 サービスサーバ
10 IDパターン
11 ID背景画像
12 ID背景画像
13 印刷物
14 表記情報
15 IDパターン
16 IDパターン成分
17 周波数成分

Claims (3)

  1. 周波数領域にてID情報を規定した複数のID画像を取得して記憶手段に記憶するID画像取得手段と、
    前記取得した複数のID画像をそれぞれ異なる印刷色にて印刷するための印刷色を設定する印刷色設定手段と、
    文字、画像、点字の少なくとも1つから構成される表記情報を取得して記憶手段に記憶する表記情報取得手段と、
    前記印刷色を設定したID画像と、前記取得した表記情報と、を印刷媒体に重畳して印刷するための印刷情報を生成する印刷情報生成手段と、
    前記生成した印刷情報を用いて、前記複数のID画像と前記表記情報を印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    を具備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷色は、3原色のうちの何れかであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. ID情報を取得して記憶手段に記憶するID情報取得手段と、
    前記取得したID情報を周波数領域にて規定するID画像を生成するID画像生成手段と、
    を具備し、
    前記ID画像取得手段は、前記生成したID画像を取得することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の印刷装置。
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