JP4676396B2 - 印刷システム、プリンタ、印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷システム、プリンタ、印刷方法、読取装置および読取方法に関し、例えば、電子透かしが埋め込まれた画像をプリントする印刷システム、プリンタ、印刷方法、読取装置および読取方法に関する。
従来、人間が認識可能な形態で表された文字等の情報(以下「表記情報」と称する。)を電子透かしと重ねて印刷する印刷装置が知られている。
特許文献1(特開2003−196744号公報)には、表記情報で表された商品に関する情報を、その商品に固有の情報から生成された電子透かしデータと重ねて印刷して、レシートを発行するレシート発行装置が記載されている。
レシート用や印字ラベル用の印刷装置としては、感熱記録方式のサーマルプリンタがよく用いられ、その印字出力画像は、ほとんどモノクロである。このため、表記情報と電子透かしは、モノクロで印刷されることが多い。この場合、図18に示すように、表記情報である文字の輪郭が電子透かし情報である背面画像と重なることで文字の輪郭がぼやけてしまい表記情報が見にくくなる、すなわち電子透かしの影響で、表記情報が見にくくなることがある。
特許文献2(特開2006−130801号公報)には、電子透かしの影響で表記情報が見にくくなることを防止可能な印刷装置が記載されている。具体的には、この印刷装置は、図19に示すように、電子透かしに中抜き領域(空白領域)19Aを設け、そこに表記情報を印刷する。
また、特許文献2には、画像の濃淡度を調整し、表記情報を見やすくする技術が開示されている。具体的には、画像の濃淡度を調節する方式として、面素内のドット面積比率を変化させる面積階調方式が開示されている。
なお、デジタル方式で面積階調を行う場合は、画素を2値ドットで形成することが一般に行われている。
図20は、面積階調方式を説明するための説明図である。図20では、面素63内の面積の小さいドットを面素64内の2値ドット1つに対応させ、面素65内の面積の中くらいのドットを面素66内の2値ドット3つに対応させ、さらに、面素67内の面積の大きなドットを面素68内の2値ドット9つに対応させている。
特許文献2に記載の印刷装置は、面積階調と2値ドットの対応を記憶しており、設定された濃淡度に応じて2値ドットの配置を決定する。なお、図20は模式図であって、面積階調と2値ドットの配置の対応は各種考えられる。
特開2003−196744号公報 特開2006−130801号公報
特許文献1に記載のレシート発行装置のように、単に、電子透かしと表記情報とが重ねられて印刷されると、電子透かしの影響で、表記情報が見にくくなってしまう可能性がある。
また、特許文献2に記載の印刷装置では、電子透かしの中抜き領域のために、電子透かしの情報が必要以上に失われる可能性があり、電子透かしから元の情報を復号することが困難となる可能性がある。また、電子透かしに対して、図20に示したような面積階調方式が行われても、面積階調が行われた電子透かしと文字が重ねられて印刷されると、文字の輪郭がぼやけてしまい、文字が見にくくなることがある。
本発明の目的は、表記情報と電子透かしを重ねてプリントしても、表記情報の視認性を確保しつつ、電子透かしが高い確率で復号されることを可能にする印刷システム、プリンタ、印刷方法、読取装置および読取方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の印刷システムは、電子透かし情報を送信する送信装置と、前記送信装置から送信された電子透かし情報を、文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタと、を含む印刷システムであって、前記送信装置は、所定の情報を、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報に変換する変換部と、前記変換部にて変換された電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工部と、前記加工部にて生成された間引き電子透かし情報を、前記プリンタに送信する送信部と、を含み、前記プリンタは、前記送信部から前記間引き電子透かし情報を受信する受信部と、前記受信部にて受信された間引き電子透かし情報を記憶する記憶部と、前記表記情報を受け付ける受付部と、前記記憶部に記憶された間引き電子透かし情報と、前記受付部にて受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行部と、を含む。
なお、オン状態のドットとは、実際にプリントが行われるドットのことであり、オフ状態のドットとは、実際にプリントが行われないドットのことである。
また、本発明の印刷方法は、電子透かし情報を送信する送信装置と、前記送信装置から送信された電子透かし情報を、文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタと、を含む印刷システムが行う印刷方法であって、前記送信装置が、所定の情報を、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報に変換する変換ステップと、前記送信装置が、前記電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工ステップと、前記送信装置が、前記間引き電子透かし情報を、前記プリンタに送信する送信ステップと、前記プリンタが、前記送信装置から前記間引き電子透かし情報を受信する受信ステップと、前記プリンタが、前記受信された間引き電子透かし情報を記憶する記憶ステップと、前記プリンタが、前記表記情報を受け付ける受付ステップと、前記プリンタが、前記記憶された間引き電子透かし情報と、前記受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行ステップと、を含む。
また、本発明のプリンタは、電子透かし情報を文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタであって、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報を記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部に記憶された電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工部と、前記加工部にて生成された間引き電子透かし情報を記憶する記憶部と、前記表記情報を受け付ける受付部と、前記記憶部に記憶された間引き電子透かし情報と、前記受付部にて受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行部と、を含む。
また、本発明の印刷方法は、電子透かし情報を文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタが行う印刷方法であって、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報を記憶するデータ記憶ステップと、前記電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工ステップと、前記間引き電子透かし情報を記憶する記憶ステップと、前記表記情報を受け付ける受付ステップと、前記記憶された間引き電子透かし情報と、前記受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行ステップとを含む。
上記発明によれば、電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続するオン状態のドットがなくなるように、電子透かし情報を表すオン状態の複数のドットの一部がオフ状態に加工されて間引き電子透かし情報が生成され、この間引き電子透かし情報が、表記情報と重ねられてプリントされる。
このため、電子透かし情報は、ドットが間引かれる前の状態より目立たなくなり、表記情報の視認性がよくなる。また、電子透かし情報は、少なくとも上下および左右に連続するドットがなくなるように間引かれるため、電子透かし情報の概形を残すことが可能であり、電子透かし情報の復号が高い確率で実現されることが可能になる。
なお、前記印刷実行部は、前記間引き電子透かし情報を、前記表記情報と異なる色でプリントすることが望ましい。
上記発明によれば、電子透かし情報の影響で、表記情報が見にくくなることを防止可能になる。
また、前記印刷実行部は、前記表記情報を分析する分析部と、前記分析部の分析結果に基づいて、前記表記情報を加工する表記情報加工部と、前記表記情報加工部にて加工された表記情報と、前記記憶部に記憶された間引き電子透かし情報と、を重ねてプリントするプリント部と、を含むことが望ましい。
上記発明によれば、表記情報の形態に応じて、表記情報を加工することが可能になる。このため、例えば、電子透かし情報と重ねられると見にくくなる表記情報を、電子透かし情報と重ねられても見にくくなり難い形態に加工することが可能になる。
また、本発明の読取装置は、電子透かし情報を読み取る読取装置であって、前記電子透かし情報を撮影して電子透かし画像情報を出力する撮像部と、前記撮像部から出力された電子透かし画像情報を平滑化する平滑部と、前記平滑部にて平滑化された電子透かし画像情報を出力する出力部と、を含む。
また、本発明の読取方法は、電子透かし情報を読み取る読取装置が行う読取方法であって、前記電子透かし情報を撮影して電子透かし画像情報を出力する撮像ステップと、前記電子透かし画像情報を平滑化する平滑化ステップと、前記平滑化された電子透かし画像情報を出力する出力ステップと、を含む。
上記発明によれば、ドットが間引かれた電子透かし情報に対応する画像情報を、ドットが間引かれる前に近い状態に変更することが可能になる。このため、例えば、上記印刷システムまたは上記プリンタにて表記情報と重ねてプリントされた電子透かし情報を高い確率で復号することが可能になる。
本発明によれば、電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続するオン状態のドットがなくなるように、電子透かし情報を表すオン状態の複数のドットの一部がオフ状態に加工されて間引き電子透かし情報が生成され、この間引き電子透かし情報が、表記情報と重ねられてプリントされる。
このため、電子透かし情報は、ドットが間引かれる前の状態より目立たなくなり、表記情報の視認性がよくなる。また、電子透かし情報は、少なくとも上下および左右に連続するドットがなくなるように間引かれるため、電子透かし情報の概形を残すことが可能であり、電子透かし情報の復号が高い確率で実現されることが可能になる。
(1)実施形態の概要
本実施形態の印刷システムは、送信装置と、プリンタと、を含む。送信装置は、電子透かし情報をプリンタに送信し、プリンタは、送信装置から送信された電子透かし情報を、文字または画像である表記情報と重ねてプリントする。
送信装置は、周波数領域にて、特定情報(所定の情報)を定義し、これを逆フーリエ変換(分散)する。特定情報は、文字情報や画像情報であり、また、例えば、所定のウェブサイトのURL(Uniform Resource Locators)に関連づけられたIDパターンの情報である。以下、特定情報としてIDパターンを用いるものとする。
送信装置は、特定情報を定義し、それを逆フーリエ変換することにより、画面全体にIDパターンが分散された模様である電子透かし情報(分散画像:以下「ID背景画像」と称する。)を生成する。本実施形態では、このID背景画像は、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表される。
送信装置は、このID背景画像内で、少なくとも上下および左右に連続するオン状態のドットがなくなるように、オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き画像(間引き電子透かし情報)を生成する。なお、オン状態のドットとは、実際に印刷が行われるドットのことであり、オフ状態のドットとは、実際に印刷が行われないドットのことである。
送信装置は、その間引き画像をプリンタに送信する。
プリンタは、送信装置から送信された間引き画像を受信し、その間引き画像を記憶する。
プリンタは、この間引き画像と、文字または画像(図柄)等で構成された表記情報と、を重ねて印刷する。
表記情報が印刷された部分では、間引き画像が損なわれてしまうが、間引き画像の残りの部分の模様をフーリエ変換することによりIDパターンを復元することできる。
本実施形態では、間引き画像と表記情報とが重ねられて印刷された印刷媒体(例えば、レシート)が、携帯電話のカメラで撮影され、その撮影画像データが携帯電話からURLサーバに送信される。
URLサーバは、携帯電話から撮影画像データを受信し、これをフーリエ変換してIDパターンを抽出する。
URLサーバは、予めIDパターンをURLと対応づけて記憶しており、その抽出されたIDパターンに対応づけられているURLを検索して携帯電話に送信する。
携帯電話は、URLサーバからURLを受信して、そのURLにて指定されるウェブサイトに接続し、そのウェブサイトが提供するサービスを利用する。
このように、本実施形態では、ID背景画像を介して印刷媒体にURLが関係づけられている。
図1は、本実施形態の概要を説明するための図である。
まず、IDパターンの分散(逆フーリエ変換)と、分散されたIDパターンのデコード(フーリエ変換)について説明する。
最初に、IDパターン10が周波数領域にて定義される。IDパターン10は、内周円と外周円の周上に点が分散されたIDパターン成分16により構成されている。垂直方向の軸10aと水平方向の軸10bの原点10cが低周波数側で、原点10cから離れるほど高周波数側となっている。
IDパターン10が逆フーリエ変換されると、実空間でのID背景画像11が得られる。ID背景画像11は、画像全体に模様が拡散(分散)したものとなる。
なお、IDパターン10を規定する場合、上記のように逆フーリエ変換後のID背景画像11が画像全体に分散するようなものを選択することが望ましい。
IDパターン10を逆フーリエ変換することによりID背景画像11を得ることができるが、逆にID背景画像11をフーリエ変換するとIDパターン10を得ることができるという関係がある。
このように、適当なIDパターンを選択して逆フーリエ変換すると、IDパターンを復元するための情報がID背景画像11全体に拡散し、圧縮や切り取りなどの加工に対して耐性が生じる。
すなわち、IDパターンを規定する情報が画像全体に拡散するため、画像を拡大縮小したり、一部を切り取ったりしても、画像に残っている情報からIDパターンを復元することができる。
本実施形態では、ID背景画像11は、キャッシュレジスタのレシート印刷機構などの小規模な印刷装置で印刷するために2値化されて、ID背景画像12が生成される。ID背景画像12は、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表される。
その後、このID背景画像12内で、少なくとも上下および左右に連続するオン状態のドットがなくなるように、オン状態の複数のドットの一部がオフ状態に加工されて間引き画像13が生成され、間引き画像13と「ポイント」という文字列の表記情報14とが重ねられて印刷される。
図2は、間引き画像13と表記情報14とが重ねて印刷された印刷結果の一部拡大図である。
カメラが、間引き画像13と表記情報14とが重ねられた印刷結果を撮影してデジタル画像データを生成し、そのデジタル画像データがフーリエ変換されると、IDパターン15が得られる。
IDパターン15では、IDパターン成分16Aが復元されるほか、表記情報14による周波数成分17が形成される。表記情報による周波数成分17は、低周波数側に偏って分布する傾向があるため、周波数成分17とIDパターン成分16Aとは識別することができ、IDパターン成分16Aを抽出することができる。
上記のようにして、IDパターン15から、復元されたIDパターン成分16Aを抽出し、IDパターン成分16Aと、IDパターン10のIDパターン成分16と、の一致度を確認することにより、印刷物に含まれているIDパターンを特定することができる。
(2)実施の形態詳細
図3は、本実施形態の印刷システムを含む情報提供システム1の構成を示したブロック図である。
情報提供システム1は、URLサーバ2、プリンタ3、レシート4、携帯電話(読取装置)5、および、サービスサーバ6を含む。なお、印刷システムは、URLサーバ2とプリンタ3とを含む。
図3では、プリンタ3と携帯電話5を1台ずつ示しているが、これらは複数存在することもできる。
URLサーバ2は、送信装置の一例であり、記憶部21と、変換部22と、加工部23と、通信制御部24と、を含む。
記憶部21には、複数のIDパターン10とその各々にに対応付けたURLのデータとで構成されたIDデータベースが記憶される。
変換部22は、記憶部21に記憶されているIDパターンを逆フーリエ変換して、ID背景画像11のデータを生成する。このID背景画像11は、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表される。変換部22は、ID背景画像11を2値化してID背景画像12を生成し、ID背景画像12を加工部23に提供する。
加工部23は、ID背景画像12を受け付けると、ID背景画像12内で、少なくとも上下および左右に連続するオン状態のドットがなくなるように、オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き画像13を生成する。
例えば、加工部23は、オン状態のドットが市松模様になるように、ID背景画像12内のオン状態の連続ドットを互い違いに、オン状態とオフ状態に切り替えていく。なお、加工部23が行う加工は、上記に限らず適宜変更可能であり、例えば、隣り合うオン状態のドット間に2ドットのオフ状態のドットが存在するように、ID背景画像12を加工してもよい。このように画像データを加工する。
加工部23は、間引き画像13を、通信制御部24に提供する。
通信制御部24は、加工部23から間引き画像13のデータを受け付け、その間引き画像13のデータをプリンタ3に送信する。
図4は、記憶部21に記憶されるIDデータベースの論理構成の一例を示す図である。
図4において、IDデータベース19は、ID登録番号19a、IDパターン19b、URL19cなどの項目から構成されている。
ID登録番号19aは、IDパターン19bおよびURL19cを管理するための管理番号であり、IDパターン19bとURL19cの各組に一意に付与されている。
IDパターン19bには、IDパターンを定義した画像データ、例えば、図1のIDパターン10のデータ、が格納されている。
URL19cには、所定のウェブサイトへ接続するための接続情報であるURLの情報が格納されている。
IDデータベース19では、IDパターン19bとURL19cが対応づけられて記憶されており、IDパターン19bが特定されると、これに対応するURL19cが得られる。
次に、URLサーバ2が有するプリンタ3への間引き画像提供機能について説明する。
URLサーバ2とプリンタ3は、例えば、インターネットなどのネットワークとを介して接続可能に配設されており、URLサーバ2は、ネットワークを介して、ID情報を間引き画像の形式でプリンタ3に提供する。
本実施形態では、URLサーバ2は、IDパターンを逆フーリエ変換してID背景画像のデータを生成し、さらに、このID背景画像のデータを2値化し、その後、ドットを間引いて間引き画像データを生成し、その間引き画像データをプリンタ3に送信する。
このように、URLサーバ2が間引き画像データをプリンタ3に送信することにより、プリンタ3での画像処理が不要となると共にURLサーバ2がプリンタ3に送信するデータのデータ量も少なくすることができる。
なお、これは一例であって、例えば、プリンタ3に記憶部21、変換部22、加工部23を設け、URLサーバ2がプリンタ3にIDパターンを送信し、プリンタ3において、そのIDパターンのデータに対して逆フーリエ変換を行ってID背景画像データを生成し、そのID背景画像データを2値化し、その2値化されたID背景画像データを上記のように間引きして間引き画像データを生成してもよい。また、記憶部21、変換部22、加工部23の一部をプリンタ3に設けることもできる。
次に、URLサーバ2が有する携帯電話5へのURL提供機能について説明する。
URLサーバ2は、インターネットなどのネットワークを介して携帯電話5からレシート4を撮影した撮影画像データを受信する。
レシート4は、プリンタ3が印刷した印刷媒体であって、その外観は図5に示したように、間引き画像13を背景として表記情報14(この場合「ポイント情報サイトへ誘導」という文字列)が印刷されている。
URLサーバ2の通信制御部24は、携帯電話5から撮影画像データを受信して、これをフーリエ変換し、IDパターンを復元する。
次に、通信制御部24は、復元したIDパターンを抽出し、これを記憶部21内のIDデータベース19に記憶してあるIDパターンと照合する。
そして、通信制御部24は、その照合により特定されたIDパターンに対応づけられているURLを携帯電話5に送信する。
なお、本実施形態では、撮影した画像のフーリエ変換とIDパターンの抽出をURLサーバ2が行うが、携帯電話5が、撮影した画像のフーリエ変換とIDパターンの抽出を行って、そのIDパターンをURLサーバ2に送信してもよい。
URLサーバ2がIDパターンの抽出を行う場合、携帯電話5にIDパターン抽出のための画像処理機能を備える必要がなく、携帯電話5の負荷を低減することができる。
一方、携帯電話5がIDパターンの抽出を行う場合、URLサーバ2は、携帯電話5での撮影ミスによる撮影画像データの送信を受けずに済み、また、URLサーバ2で画像処理を行う必要がないため、URLサーバ2の負荷を低減することができる。
次に、プリンタ3について説明する。プリンタ3は、例えば、店舗の会計エリアに設置したキャッシュレジスタであり、会計機能とレシート印刷機能を備えている。
図6は、プリンタ3の機能的な構成の一例を示したブロック図である。
図6において、プリンタ3は、画像データ受信部31、画像データ記憶部32、画像データ選択部33、印刷情報生成部34、表記情報決定部35、表記情報分析部36、表示情報加工部37、および、印刷部38を含む。
なお、画像データ受信部31は受信部の一例であり、画像データ記憶部32は記憶部の一例であり、表記情報決定部35は受付部の一例であり、表記情報分析部36は分析部の一例である。
また、画像データ選択部33と、印刷情報生成部34と、表記情報分析部36と、表記情報加工部37と、印刷部38とで、印刷実行部を構成し、また、画像データ選択部33と、印刷情報生成部34と、印刷部38とで、プリント部を構成する。
画像データ受信部31は、URLサーバ2への接続情報を有しており、ネットワークを介してURLサーバ2に接続してURLサーバ2から間引き画像のデータを受信する。
なお、プリンタ3が、URLサーバ2に対してID登録番号を要求し、URLサーバ2が、そのID登録番号に応じた間引き画像データをプリンタ3に送信してもよいし、あるいは、URLサーバ2が、プリンタ3に送信する間引き画像データを決定してもよい。
画像データ記憶部32は、例えば、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶媒体を用いて構成されており、画像データ受信部31がURLサーバ2から受信した間引き画像データを記憶する。
なお、画像データ記憶部32は、間引き画像データを複数記憶することができ、画像データ記憶部32に記憶された各間引き画像データは、その間引き画像データに対応するID登録番号により識別可能である。
画像データ選択部33は、レシート4を印刷する際に、画像データ記憶部32に記憶された間引き画像データから、印刷すべき間引き画像データを選択する。
例えば、画像データ選択部33は、画像データ記憶部32に記憶されている複数の間引き画像データが平均的に選択されるように、間引き画像データを選択したり、あるいは、予め間引き画像が表記情報または商品コードと関連づけられていれば、表記情報または商品コードに応じた間引き画像データを選択したりする。
なお、画像データ選択部33の選択方法は、上記に限らず適宜変更可能であり、各種の方法が考えられる。
また、画像データ記憶部32に単一の間引き画像データが記憶され、常に同じ間引き画像データが画像データ選択部33にて選択されてもよい。
表記情報決定部35は、テンキーや機能キー、バーコード読み取り装置などによって構成されており、商品を特定する商品特定情報(商品コード)と数量の入力などの入力情報を受け付ける。
店舗で販売される商品には、例えば、バーコードなどで商品コードが付与されており、プリンタ3は、商品コードに対応させて、商品の価格、商品名、および、電子透かしに重ねる表記情報などの当該商品に関する付属情報を記憶している。そのため、会計担当者が表記情報決定部35から商品コードと数量を入力することにより、プリンタ3は会計計算を行うことができる。
具体的には、表記情報決定部35は、入力された商品コードと数量や、商品コードに対応づけて記憶している価格などから、レシートに印刷する項目(印刷内容)を生成する。印刷内容は、商品名、個数、商品の単価、および会計に係る商品の合計金額、会計日時、店舗の名称やロゴマークなどから構成されている。表記情報決定部35は、その印刷内容を、印刷情報生成部34に提供する。
また、表記情報決定部35は、その商品コードを画像データ選択部33に提供する。画像データ選択部33は、商品コードを受け付けると、画像データ記憶部32の中から1つの間引き画像を選択する。
また、表記情報決定部35は、予め商品コードと表記情報とを受け付けて、商品コードと表記情報とを対応させて記憶しており、商品コードを受け付けると、その商品コードに対応する表記情報を決定し、その表記情報を表記情報分析部36に提供する。
表記情報分析部36は、表記情報決定部35から提供された表記情報を分析する。例えば、表記情報分析部36は、表記情報が、文字であるか、または、画像であるか判別する。また、表記情報が文字である場合、表記情報分析部36は、文字のフォントの種類、文字のサイズ、表記情報全体の大きさを判別する。表記情報分析部36は、表記情報と、その分析結果と、を表記情報加工部37に提供する。
表記情報加工部37は、表記情報と、その分析結果と、を受け付けると、その分析結果に基づいて、その表記情報を加工するか否かを判断する。
例えば、分析結果が、表記情報は画像である旨を表す場合、表記情報加工部37は、表記情報を加工する必要なしと判断し、表記情報をそのまま印刷情報生成部34に提供する。
また、分析結果が、表記情報は文字であり、そのフォント種が明朝または行書体である旨を表す場合、表記情報加工部37は、表記情報が見にくく表記情報を加工する必要ありと判断し、表記情報を加工し、その加工された表記情報を印刷情報生成部34に提供する。
また、分析結果が、表記情報は文字であり、その文字のサイズが予め定められたサイズより小さい旨を表す場合、表記情報加工部37は、表記情報が見にくく表記情報を加工する必要ありと判断し、表記情報を加工し、その加工された表記情報を印刷情報生成部34に提供する。
また、分析結果が、表記情報は文字であり、その表記情報全体の大きさが、予め間引き画像用として設定されている大きさの所定割合以下である旨を表す場合、表記情報加工部37は、表記情報が見にくく表記情報を加工する必要ありと判断し、表記情報を加工し、その加工された表記情報を印刷情報生成部34に提供する。
なお、表記情報加工部37の判断基準は、上記に限らず適宜変更可能である。
また、表記情報の加工方法は、例えば、表記情報の輪郭に白抜き部分を付加する加工であってもよいし、これに限らず適宜変更可能である。
印刷情報生成部34は、画像データ選択部33が選択した間引き画像データを取得し、表記情報決定部35が生成した印刷内容を受け付け、また、表記情報加工部37から表記情報を受け付ける。
印刷情報生成部34は、画像データ選択部33から取得した間引き画像データの一部の領域に、表記情報加工部37から受け付けた表記情報を配置するなどして印刷情報を生成する。
表記情報の配置は、間引き画像データに表記情報を上書きすることにより行われる。このため、間引き画像データのうち、表記情報が印刷される部分の情報は、表記情報により置き換えられる。
そのため、表記情報が印刷される領域では間引き画像の情報が失われてしまうが、背景として残っている部分からIDパターンをIDパターンの原画と照合可能な程度まで復元することが可能である。
実験により、間引き画像が面積で50%程度まで失われてもIDパターンを復元可能であることがわかっている。そのため、印刷情報生成部34は、表記情報を印刷する領域の面積が、間引き画像の面積の50%以下となるようにする。
また、印刷情報生成部34は、間引き画像と表記情報を独立に濃淡度を調節する機能を備えている。
これは、間引き画像の印刷が濃いと、表記情報が目視にて判別しにくくなるため、IDパターンが再現できる範囲内で間引き画像を薄くするためである。
また、印刷情報生成部34は、表記情報やその他の印刷内容に関しても目視に適する濃淡度に調節することができる。
プリンタ3のユーザ(会計担当者)は、プリンタ3の表示装置に表示された濃淡度調節画面などを用いてプリンタ3を操作することにより、間引き画像と表記情報および印刷内容の濃淡度を微調整することができる。
そして、ユーザにより設定された濃淡の情報は、印刷情報生成部34により印刷情報に記録され、印刷部38は、その設定された濃淡によりレシートを印刷する。
印刷部38は、印刷情報生成部34が生成した印刷情報に従って、印刷媒体に印刷を行う。
印刷媒体は、例えば、ロール状に巻かれて収納されたロール紙で構成されており、印刷部38は、この印刷媒体上に単色のドットを発色させることにより印刷を行う。なお、印刷部38はカッターを備えており、印刷が終了すると印刷媒体を適当な箇所で切断する。
印刷方式としては、インパクト方式、および、ノンインパクト方式のものを各種利用することができる。
インパクト方式のものとしては、例えば、印刷ヘッドのピンを印刷媒体に打ち付けることによりインク・リボンのインクを転写するものがある。この方式では、印刷情報に従って印刷媒体上にインクのドットを分布させることにより間引き画像と印刷内容を印刷する。
また、ノンインパクト方式のものとしては、例えば、熱転写方式がある。これは、印刷媒体に含まれる感熱紙インクをサーマルヘッドの通電により発生したジュール熱で発色させるものである。熱転写方式は、印刷装置が小型・軽量、メンテナンスフリーとなるため、キャッシュレジスタなどの簡易な印刷機能を備えた装置で多用されている。この他のノンインパクト方式のものとしては、インクジェットを用いたものやレーザを用いたものなどがある。
図7は、プリンタ3のハードウェア的な構成の一例を示したブロック図である。
プリンタ3では、Central Processing UnitであるCPU51、Random Access MemoryであるRAM52、Read Only MemoryであるROM53、入力装置54、表示装置55、印刷装置56、通信制御装置57、記憶装置58、記憶媒体駆動装置59、入出力のインターフェースである入出力I/F60などの各ハードウェアが、バスライン50で接続されている。
CPU51は、所定のプログラムに従って、各種の演算処理、および情報処理やプリンタ3を構成する各構成要素の制御を行ったりする。CPU51は、会計計算処理を行うほか、例えば、URLサーバ2から間引き画像データを受信して蓄積したり、間引き画像データと印刷内容を合成してレシート上に印刷する処理などを行う。
ROM53は、プリンタ3を動作させるための基本的なプログラムやデータなどを記憶し、RAM52は、CPU51が動作するためのワーキングエリアを提供する。
入力装置54は、表記情報決定部35を構成するハードウェアであって、テンキーや機能キー、バーコード読み取り装置、その他の入力装置を備えている。
表示装置55は、文字情報や画像情報を表示し、例えば、会計処理による合計金額を顧客に表示する。表示装置55は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、その他のディスプレイ装置で構成されている。
通信制御装置57は、プリンタ3をインターネットに接続する機能部である。プリンタ3は、通信制御装置57を介して、URLサーバ2やその他のサーバ装置と通信を行うことができる。また、本部の売り上げ管理サーバが売り上げを管理している場合、プリンタ3は、通信制御装置57を介して売り上げ管理サーバに接続し、売り上げなどの販売データを送信することができる。
印刷装置56は、印刷部38を構成するハードウェアである。
記憶媒体駆動装置59は、装着された着脱可能な記憶媒体を駆動し、データの読み書きを行う機能部である。読み書き可能な記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、半導体記憶装置、磁気テープ、紙テープがある。また、読み取り専用の記憶媒体としては、例えば、CD−ROMなどの光ディスク類がある。
プリンタ3は、記憶媒体駆動装置59に装着された記憶媒体からプログラムのインストールなどを行うことができるほか、記憶媒体に記憶された間引き画像を読み込んで画像データ記憶部32に蓄積したり、記憶媒体に対して蓄積した会計処理データを書き込むこともできる。
記憶装置58は、例えば、ハードディスクなどで構成された大容量で読み書き可能な記憶装置である。記憶装置58には、プログラム類を格納したプログラム格納部61とデータ類を記憶したデータ格納部62が形成されている。
プログラム格納部61には、Operating System(以下OSと言う)、通信プログラム、会計処理プログラムなどの各種プログラムがCPU51で実行可能に記憶されている。
OSは、ファイル入出力の管理や各種機能部を制御するなど、プリンタ3を運営する基本的な機能をCPU51に発揮させるためのプログラムである。
通信プログラムは、通信制御装置57を制御し、インターネットを介した通信を行うための機能をCPU51に発揮させるためのプログラムである。
会計処理プログラムは、プリンタ3にレシートの発行を含む会計処理を行わせるためのプログラムであり、間引き画像の選択処理、会計処理、印刷内容の生成、印刷情報の生成、印刷処理などの各機能をCPU51に発揮させる。
データ格納部62には、URLサーバ2からダウンロードした間引き画像や会計処理データなどが格納されている。
図8は、プリンタ3がレシートを印刷する手順を説明するためのフローチャートである。なお、画像データ記憶部32には、間引き画像データが記憶されているものとする。
まず、表記情報決定部35が、入力情報を受け付ける(ステップS1)。この入力情報は商品コード、個数などからなる。
次に、表記情報決定部35は、その入力情報に基づいて、商品名、個数、金額、合計金額、購入日時、店名など、レシートに印刷する内容を規定する印刷内容の情報を生成し、その印刷内容を印刷情報生成部34に提供する(ステップS2)。
次に、表記情報決定部35は、その入力情報に基づいて表記情報を選択し、その表記情報を表記情報分析部36に提供する(ステップS3)。
次に、表記情報決定部35は、その入力情報を画像データ選択部33に提供する。画像データ選択部33は、入力情報を受け付けると、画像データ記憶部32から、印刷すべき間引き画像データを選択する(ステップS4)。
次に、表記情報分析部36は、表記情報決定部35から提供された表記情報を分析し、その表記情報と、その分析結果と、を表記情報加工部37に提供する(ステップS5)。
次に、表記情報加工部37は、その分析結果に基づいて、その表記情報の加工が必要か否かを判断する(ステップS6)。
表記情報加工部37は、表記情報の加工が必要であると判断すると、表記情報が見やすくなるように、表記情報を加工し、その加工された表記情報を印刷情報生成部34に提供する(ステップS7)。
図9は、表記情報加工部37が、表記情報「ア」を見やすくするために、その輪郭に合わせて白抜き部分を追加する加工を施した例である。なお、図9では、白抜き部分が分かるように、白抜きの周囲を色づけしているが、表記情報は、この色づけ部分を有さない。
一方、表記情報加工部37は、表記情報の加工が必要でないと判断すると、その表記情報を印刷情報生成部34に提供する。
次に、印刷情報生成部34は、画像データ選択部33が選択した間引き画像を取得し、表記情報決定部35が生成した印刷内容を受け付け、また、表記情報加工部37から表記情報を受け付け、画像データ選択部33から取得した間引き画像の一部の領域に、表記情報加工部37から受け付けた表記情報を配置するなどして印刷情報を生成する(ステップS8)。
次に、印刷部38は、印刷情報生成部34が生成した印刷情報に従って、印刷媒体に印刷を行ってレシートを発行する。
以上のように、プリンタ3は、会計処理に伴って、レシートに、間引き画像を背景とした表記情報を印刷することができる。
その結果、図5に示したようなIDパターンが埋め込まれたレシート4が生成される。なお、図10は、フォントの輪郭に白抜き部分が付加された「ポイント」という文字の表記情報が間引き画像と重ねられた印刷された印刷結果を示した説明図である。
次に、携帯電話5について説明する。携帯電話5は、カメラ機能とインターネット接続機能を備えた携帯電話である。図11は、携帯電話5を示したブロック図である。
図11において、携帯電話5は、カメラ71、表示部72、操作キー73、入力キー74、通信部75と、情報処理部76と、記憶媒体77とを含む。
情報処理部76は、CPU、ROM、RAMなどを含み、記憶媒体77は、例えば、EEPROM(Electrical Erasable and Programmable ROM)で構成され、各種プログラムやデータを記憶する読み書き可能な記憶媒体である。
携帯電話5のCPU(以下、単に「CPU」と称する。)は、ROMやその他の記憶媒体に記憶されたプログラムに従って各種の情報処理を行う。RAMは、例えば、CPUがレシート4の撮影画像データを取得したり、取得した撮影画像データをURLサーバ2に送信したり、さらにURLサーバ2からURLを受信してサービスサーバ6に接続したりする際のワーキングメモリを提供する。
記憶媒体77には、レシート4を撮影してサービスサーバ6に接続するためのアプリケーションプログラムが記憶されている。
CPUは、このアプリケーションプログラムを実行することにより、URLサーバ2に接続してレシート4の撮影画像データを送信する機能、送信した撮影画像データに応じてURLサーバ2が送信してくるURLを受信する機能、受信したURLの情報を用いて当該URLの情報で指定されるウェブサイトに接続する機能、を実現することができる。
また、記憶媒体77にはブラウザプログラムも記憶されており、CPUはこのブラウザプログラムを用いてブラウザ機能を発揮することもできる。
カメラ71は、撮影部の一例であり、レンズなどからなる光学系と、光学系により投影された被写体の画像をデジタルデータに変換するCCD(Charge Coupled Device)を備えている。
顧客が、カメラ71でレシート4を撮影すると、レシートの撮影画像データがCPUにより生成される。この撮影画像データのうち、間引き画像を示す部分は、ドットが間引かれた状態になっている。CPUは、その間引かれた状態を、間引かれる前の状態にするために、その撮影画像データを平滑化する。例えば、CPUは、その撮影データのドットの間引き間隔に対応する周波数成分の高周波成分を除去して、その撮影画像データを平滑化する。
表示部72は、例えば液晶ディスプレイなどにより構成されており、電話番号など、通話に関する情報を表示するほか、インターネットを介してウェブサイトから送信されてきた各種の画面をブラウザによって表示する。
操作キー73は、例えば、表示部72に表示されたアイコンを選択したり、あるいはリンクを選択したりなど、表示部72に表示された画面で顧客が各種の画面操作を行うためのキーである。
入力キー74は、数字、文字、記号などを携帯電話5に入力するためのキーである。
以上のように構成された携帯電話5によって、レシートを撮影し、レシートの間引き画像を解析して、それに基づき指定されるウェブサイトに自動接続することができる。
なお、本実施形態では、撮影画像データのフーリエ変換、および、IDパターンの抽出はURLサーバ2で行うが、この処理を携帯電話5で行い、抽出したIDパターンを携帯電話5からURLサーバ2に送信するように構成してもよい。
この場合、記憶媒体77に記憶するアプリケーションプログラムには、撮影画像データをフーリエ変換するための処理と、フーリエ変換後のデータからIDパターンを抽出するための処理をCPUで行うための情報が記述されている。
また、本実施形態では、携帯電話5でレシートの撮影などの処理を行うように構成したが、他の種類の端末にて同様の機能を実現してもよい。例えば、カメラと当該アプリケーションを実装したPDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、パーソナルコンピュータなどで構成することもできる。
次に、サービスサーバ6について説明する。サービスサーバ6は、ウェブサーバであり、URLによって指定されるウェブサイトを運営している。ウェブサイトの運営者は、当該ウェブサイト上で、文字、静止画、動画、音声、リンク情報などを端末装置に提供することができる。サービスサーバ6のハードウェア的な構成は、基本的にURLサーバ2と同様である。
図12は、携帯電話5の表示部72に表示される画面の一例を説明するための説明である。
図12(a)は、携帯電話5でアプリケーションを起動した際に、携帯電話5の表示部72に表示される画面の一例を示している。
図12(a)の例では、表示部に「レシートを撮影してください」などと、顧客にレシートの撮影を促す表示がなされている。顧客は、この指示にしたがって、会計の際に受け取ったレシートを携帯電話のカメラで撮影する。
図12(b)は、携帯電話5をサービスサーバ6で運営されるウェブサイトに接続した際に携帯電話5の表示部に表示される画面の一例を示している。
顧客がレシートを撮影すると、携帯電話5は、URLサーバ2に撮影画像データを送信し、これによってURLサーバ2から送られてきたURLを用いてサービスサーバ6に接続し、さらにサービスサーバ6から送信されてきたトップ画面をプラウザが解釈して表示するという一連の処理を行う。
このトップ画面では、ポイントいくつで何がもらえるかの情報が表示されている。
図13は、携帯電話5がサービスサーバ6に接続する手順を説明するためのフローチャートである。
ます、顧客は、店舗にて会計の際にレシートを発行してもらう。そして、携帯電話5のアプリケーションを起動して、携帯電話5にてこのレシートを撮影する。これにより、携帯電話5は、レシートの撮影画像データを取得する(ステップS30)。
次に、携帯電話5はURLサーバ2に接続し、取得した撮影画像データをURLサーバ2に送信する(ステップS35)。
URLサーバ2は、携帯電話5から撮影画像データを受信する(ステップS40)。
次に、URLサーバ2は、撮影画像データをフーリエ変換し、フーリエ変換後のデータからIDパターンを抽出する(ステップS45)。
さらに、URLサーバ2は、抽出したIDパターンと予めIDデータベースに登録されているIDパターンを照合することにより検索し、撮影画像データに含まれているIDパターンを特定する(ステップS50)。
URLサーバ2は、IDパターンを特定すると、IDデータベースにおいて当該IDパターンに対応づけられているURLのデータを取得し、携帯電話5へ送信する(ステップS55)。
携帯電話5は、URLサーバ2よりURLのデータを受信し(ステップS60)、これを用いてサービスサーバ6に接続する(ステップS65)。
サービスサーバ6は、携帯電話5からの接続を受け付け、トップページ画面データを携帯電話5に送信し、引き続き携帯電話5にサービスを提供する(ステップS70)。
以上説明した本実施形態により、次のような効果を得ることができる。
表記情報と電子透かし画像、あるいは間引いた電子透かし画像を重ねてプリントしても、表記情報の視認性を確保しつつ、電子透かしが高い確率で復号されることが可能になる。
また、表記情報の形態に応じて、表記情報を加工することが可能になる。このため、例えば、電子透かし画像と重ねられると見にくくなる表記情報を、電子透かし画像と重ねられても見にくくなり難い形態にデータを加工し画像として印刷することが可能になる。
なお、以上説明した実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、周波数領域を用いたIDパターンの埋め込みとして、フーリエ変換を採用したが、これは一例であって、この他の変換としては、例えばDCT(離散コサイン変換:Discrete Cosine Transform)やウェーブレット変換などがある。
また、本実施形態では、一例として店舗などで会計の際に発行するレシートに間引き画像を印刷したが、間引き画像の用途はこれに限らず、例えば、雑誌、新聞、ポスターなどの各種印刷物に適用することができる。さらに、間引き画像は、印刷物のみならず、ディスプレイなどの表示装置に表示することもできる。
さらに、本実施形態では、IDパターンとURLを対応づけたが、これは一例であって、IDパターンに対応づける情報は、画像、音声、文字など、各種のものが考えられる。
例えば、間引き画像上に表記情報としてクイズを印刷し、IDパターンにクイズの答えを対応づけ、間引き画像を撮影するとクイズの答えを閲覧できるようにすることもできる。
また、印刷部38は、間引き画像を、表記情報と異なる色でプリントしてもよい。この場合、電子透かし情報の影響で、表記情報が見にくくなることを防止可能になる。
また、本実施形態では、URLサーバ2が間引き画像データを生成したが、URLサーバ2が2値化されたID背景画像をプリンタ3に送信し、プリンタ3が、そのID背景画像から間引き画像データを生成してもよい。
図14は、間引き画像を生成するプリンタ30の一例を示したブロック図である。なお、図14において、図6に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
図14において、プリンタ30は、画像データ受信部31と、データ記憶部131と、加工部132と、画像データ記憶部32と、画像データ選択部33と、印刷情報生成部34と、表記情報決定部35と、表記情報分析部36と、表記情報加工部37とを含む。
画像データ受信部31は、URLサーバ2から送信された2値化されたID背景画像のデータを受信し、そのID背景画像のデータをデータ記憶部131に記憶する。
加工部132は、図3に示した加工部23と同様の機能を有する。具体的には、加工部132は、データ記憶部131に記憶されているID背景画像12を読み取り、そのID背景画像12内で、少なくとも上下および左右に連続するオン状態のドットがなくなるように、オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き画像データを生成する。
例えば、加工部132は、加工部23と同様に、オン状態のドットが市松模様になるように、ID背景画像内のオン状態の連続ドットを互い違いに、オン状態とオフ状態に切り替えていく。
なお、加工部132が行う加工は、上記に限らず適宜変更可能であり、例えば、隣り合うオン状態のドット間に2ドットのオフ状態のドットが存在するように、ID背景画像を加工してもよい。
また、加工部132は、図15に示した表に基づく加工を行ってもよい。この場合、加工部132は、フォント情報を含む表記情報を受け付け、その表記情報に応じて、背景画像の間引き処理を変更する。
図15は、表記情報と背景画像の間引き率の関係を表した表である。具体的には、図15は、表記情報を加工せずに、背景画像の間引き率を変更して、表記情報を見やすくするときの条件を示しており、この条件は、例えば、加工部132に記憶されている。
図15では、フォント種類80と、フォントサイズと間引き率の関係81とが、示されている。
図15において、元々の文字の太さは、フォントCよりフォントBが太く、フォントBよりフォントAが太い。文字が太いほうが、背景画像と重なったときに、背景画像の影響が少ないので、背景画像の間引き率を少なくできる。
例えば、フォントAは、図15中で一番太く、見やすいフォントなので、文字のフォントサイズが24ポイント以上のとき、背景画像を間引く必要がなく、また、文字のフォントサイズが10〜24ポイントであっても、背景画像の間引き率を0%にすることができる。
フォントBは、フォントAに比べ元々の文字の太さが細く、背景画面と重ねたときに判別しづらいので、フォントサイズが24ポイント以上のときでも、背景画像の間引き率を20%にして、背景画像を多少間引く必要がある。10〜24ポイントのときには、背景画像に対して、さらに多い33%の間引き率が必要で、10ポイント以下の場合は、背景画像の間引き率を50%にする必要がある。またこの例では、6ポイント未満のフォントは、印字したときにあまりにも小さくなるので、使用しないとしている。
また、フォントCは、フォントBよりさらに細いので、フォントサイズが24ポイント以上のとき、33%、10〜24ポイントのとき50%、10ポイント以下のときも50%の間引き率が背景画像に対して必要となる。
このように、加工部132が、フォントの違いにより背景画像の間引き率を変えることにより、表記情報を背景画面と重ねたときに、表記情報が判別しやすくなる。
また逆に、加工部132は、間引き率を固定したとき、フォント種類とフォントサイズの関係を決めることもできる。例えば、間引き率33%のとき、フォントAは、全てのフォントサイズを使用でき、フォントBは10ポイント以下のフォントは使用できず、フォントCは24ポイント以上のフォントサイズを必要とするようにする。間引き率を固定した場合、使用するフォントのサイズは、その時当てはまる最小のフォントサイズに設定することで選択が可能である。
このように、フォントと間引き率の関係を、所定の関係として、加工部132にプログラムしておくことで、表記情報と背景画面が重なって印刷する場合、加工部132は、表記情報あるいは背景画面を加工して、判別可能な印刷ができる。
また、ドットを間引く方法として例を挙げると、単純な方法として、間引き率50%は隣り合う2つのドットがオン状態の組毎に片方のドットをオフにする処理をすることで約50%の間引き率となる。また、隣り合う3ドットがオン状態の組毎に3ドットうち1つのドットをオフ状態にすることで約33%の間引き率となる。
加工部132は、間引き画像を、画像データ記憶部32に記憶する。以下の動作は、プリンタ3と同様である。
なお、図3に示した加工部23が、図15に示した表に基づく加工を行ってもよい。この場合、加工部23は、プリンタ3から表記情報のフォント種類を受け付けてから、そのフォント種類に応じた背景画面の間引き処理を実行する。
また、上記各実施形態では、表記情報の一例として、主に文字が用いられたが、表記情報は、動物等のキャラクタの画像であってもよい。
図16および図17は、表記情報として、画像が用いられた場合の例を説明するための説明図である。
図16では、表記情報として、動物の影を表す画像16aが用いられ、図17では、記情報として、動物の顔の部分が抜けている画像17aが用いられている。
本発明の実施形態の概要を説明するための図である。 本発明の実施形態の概要を説明するための図である。 図1に示した実施形態の情報提供システム1の構成を示すブロック図である。 図2中のURLサーバ2に設けられるIDデータベースの論理構成の一例を示す図である。 ID背景画像が印刷されたレシートの例を示した説明図である。 プリンタ3の構成を示すブロック図である。 プリンタ3の構成を示すブロック図である。 プリンタ3の動作を示すフローチャートである。 表記情報の加工の一例を説明するための説明図である 間引き画像と加工済み表記情報との重ね合わせ印刷例を示した説明図である。 携帯電話5の構成を示すブロック図である。 レシートの撮影に関して携帯電話に表示される画面の一例を示した説明図である。 携帯電話5がサービスサーバ6に接続する手順を示すフローチャートである。 プリンタ30の構成を示すブロック図である。 間引き処理の一例を説明するための説明図である。 間引き画像と表記情報との重ね合わせ印刷例を示した説明図である。 間引き画像と表記情報との重ね合わせ印刷例を示した説明図である。 従来の印刷例を示した説明図である。 従来の印刷例を示した説明図である。 従来の階調表現を行う方法を説明するための図である。
符号の説明
1 情報提供システム
2 URLサーバ
3 プリンタ
4 レシート
5 携帯電話
6 サービスサーバ
10,15 IDパターン
11,12 ID背景画像
13 間引き画像
14,21 表記情報
16,16A IDパターン成分
21 記憶部
22 変換部
23 加工部
24 通信制御部
31 画像データ受信部
32 画像データ記憶部
33 画像データ選択部
34 印刷情報生成部
35 表記情報決定部
36 表記情報分析部
37 表記情報加工部
38 印刷部
71 カメラ(撮像部)
72 表示部
73 操作キー
74 入力キー
75 通信部(出力部)
76 情報処理部(平滑部)
77 記憶媒体
131 データ記憶部
132 加工部

Claims (8)

  1. 電子透かし情報を送信する送信装置と、前記送信装置から送信された電子透かし情報を、文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタと、を含む印刷システムであって、
    前記送信装置は、
    所定の情報を、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報に変換する変換部と、
    前記変換部にて変換された電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工部と、
    前記加工部にて生成された間引き電子透かし情報を、前記プリンタに送信する送信部と、を含み、
    前記プリンタは、
    前記送信部から前記間引き電子透かし情報を受信する受信部と、
    前記受信部にて受信された間引き電子透かし情報を記憶する記憶部と、
    前記表記情報を受け付ける受付部と、
    前記記憶部に記憶された間引き電子透かし情報と、前記受付部にて受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行部と、を含む、印刷システム。
  2. 請求項1に記載の印刷システムにおいて、
    前記印刷実行部は、前記間引き電子透かし情報を、前記表記情報と異なる色でプリントする、印刷システム。
  3. 請求項1に記載の印刷システムにおいて、
    前記印刷実行部は、
    前記表記情報を分析する分析部と、
    前記分析部の分析結果に基づいて、前記表記情報を加工する表記情報加工部と、
    前記表記情報加工部にて加工された表記情報と、前記記憶部に記憶された間引き電子透かし情報と、を重ねてプリントするプリント部と、を含む、印刷システム。
  4. 電子透かし情報を文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタであって、
    マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報を記憶するデータ記憶部と、
    前記データ記憶部に記憶された電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工部と、
    前記加工部にて生成された間引き電子透かし情報を記憶する記憶部と、
    前記表記情報を受け付ける受付部と、
    前記記憶部に記憶された間引き電子透かし情報と、前記受付部にて受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行部と、を含むプリンタ。
  5. 請求項4に記載のプリンタにおいて、
    前記印刷実行部は、前記間引き電子透かし情報を、前記表記情報と異なる色でプリントする、プリンタ。
  6. 請求項4に記載のプリンタにおいて、
    前記印刷実行部は、
    前記表記情報を分析する分析部と、
    前記分析部の分析結果に基づいて、前記表記情報を加工する表記情報加工部と、
    前記表記情報加工部にて加工された表記情報と、前記記憶部に記憶された間引き電子透かし情報と、を重ねてプリントするプリント部と、を含む、プリンタ。
  7. 電子透かし情報を送信する送信装置と、前記送信装置から送信された電子透かし情報を、文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタと、を含む印刷システムが行う印刷方法であって、
    前記送信装置が、所定の情報を、マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報に変換する変換ステップと、
    前記送信装置が、前記電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工ステップと、
    前記送信装置が、前記間引き電子透かし情報を、前記プリンタに送信する送信ステップと、
    前記プリンタが、前記送信装置から前記間引き電子透かし情報を受信する受信ステップと、
    前記プリンタが、前記受信された間引き電子透かし情報を記憶する記憶ステップと、
    前記プリンタが、前記表記情報を受け付ける受付ステップと、
    前記プリンタが、前記記憶された間引き電子透かし情報と、前記受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行ステップと、を含む、印刷方法。
  8. 電子透かし情報を文字または画像である表記情報と重ねてプリントするプリンタが行う印刷方法であって、
    マトリックス状に配列されたドットのうちオン状態の複数のドットにて表された電子透かし情報を記憶するデータ記憶ステップと、
    前記電子透かし情報内で、少なくとも上下および左右に連続する前記オン状態のドットがなくなるように、前記オン状態の複数のドットの一部をオフ状態に加工して間引き電子透かし情報を生成する加工ステップと、
    前記間引き電子透かし情報を記憶する記憶ステップと、
    前記表記情報を受け付ける受付ステップと、
    前記記憶された間引き電子透かし情報と、前記受け付けられた表記情報と、を重ねてプリントする印刷実行ステップと、を含む印刷方法。
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