JP2006269407A - 2線式負荷制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明負荷が消灯時の誤点灯やチラツキを解消すると共に、照明負荷の点灯/消灯の制御を可能とし、待機状態時の消費電力を低減することができる2線式負荷制御装置を提供する。
【解決手段】 照明負荷12と、照明負荷の動作と連動して動作するオンピカ17との動作を制御するマイコン15を有する2線式負荷制御装置において、制御装置としのマイコンは、主制御負荷と副制御負荷との動作停止時に、主制御負荷と副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを負荷オンには至らない低電流による低消費電力で動作させ、主制御負荷を点灯させる入力が検知すると、負荷動作状態として負荷動作電力で、前記主制御負荷を動作させると共に前記副制御負荷も動作させ、照明負荷を消灯させる入力が検知すると、副制御負荷を消灯させた後に、主制御負荷を消灯させて低消費電力の前記待機状態とする制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、照明負荷等の主制御負荷と、該主制御負荷と連動して動作する副制御負荷との動作を制御する制御装置を備えた2線式負荷制御装置に関する。
近年、照明器具の点灯/消灯を制御するスイッチは、照明器具のオン状態を示すオンピカやオフ状態を示すオフピカ機能を有したり、あるいは人が近づいたり、手をかざすことで照明器具をオン/オフさせる感知センサー機能付きスイッチが用いられている。また、浴室用の換気扇等のスイッチには、タイマー機能と動作時間表示機能を有するタイマー機能付きスイッチも用いられている。
照明器具のオンまたはオフ状態を示すオンピカまたはオフピカ機能付きスイッチ、人体や人の手を感知する感知センサー機能付きスイッチ、あるいは、換気扇のタイマー機能付きスイッチは、低消費電力にて作動するように工夫されている。例えば、低消費電力の換気扇をオン/オフ操作するスイッチに、換気扇の動作時間を計測するタイマーと、タイマーにてカウントしている時間を表示させる発光ダイオードを設け、低消費電力の換気扇を動作させる小動作電流を用いて、タイマーと発光ダイオードを動作させる電流が得られる電源回路を内蔵した2線式電子スイッチ用電源回路及び電子スイッチが特許文献1に提案されている。
特許文献1に提案されている電子スイッチは、低消費電力の換気扇を動作させている小電流からタイマーと発光ダイオードの動作電流を効率よく、かつ安価な電子部品を組み合わせて得られる電源回路を有するスイッチである。
このスイッチに形成される電源回路は、換気扇が停止状態であるとタイマーと発光ダイオードへの動作電力の供給が不要であるため、換気扇停止時には、不要な電力の消費が生じない。
一方、近年は、スイッチに付加される機能の動作制御にマイクロコンピュータが用いられることがある。スイッチに付加する機能の動作を制御するためにマイクロコンピュータを用いた場合、スイッチのオン/オフ操作に拘わらずマイクロコンピュータを駆動させる動作電力が必要となる。このために、スイッチにてオン/オフ制御する負荷がオフ状態であってもマイクロコンピュータを動作維持させるための電力が必要となる。
特開平5−102817号公報
スイッチに付加した機能の動作制御をマイクロコンピュータを用いて行うスイッチとして、例えば、人体を感知するセンサー(以下、人感知センサーと称する)、または、人が手をかざすと人の手を感知するセンサー(以下、手感知センサーと称する)にて、人体や手を感知すると、マイクロコンピュータが照明負荷の点灯用スイッチをオン/オフ制御する照明装置がある。この照明装置には、照明負荷の電源と、感知センサーやマイクロコンピュータの電源とが別に設けられる3線式と、照明負荷と感知センサー及びマイクロコンピュータを1つの電源に直列接続させる2線式とがある。
2線式は、照明負荷による消費電流を数mAに抑えなければならない。しかし、マイクロコンピュータのノーマルモードにおける消費電流は、2〜5mAとなる。このため、マイクロコンピュータをノーマルモードにて動作させている2〜5mAの電流が消灯状態の照明負荷に供給され、照明負荷の誤点灯、あるいは、チラツキを生じさせる課題があった。
一方、センサーからの検知出力にて負荷への電源供給をオンオフさせるためのセンサーとして、赤外線を発光する発光部その発光部からの赤外線照射に対して近接物体からの反射光を受光する受光検知部とを有する赤外線反射検知型センサーが感知センサーとして壁などに取り付けて用いられることがある。
しかしながら、このような赤外線反射検知型センサー機能を備えた電気機器の制御装置は、発光部を動作させるために常時動作しており、待機状態時の消費電力が多くなるという問題があった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みて、照明負荷の消灯時の制御装置に供給される動作電源による照明負荷の誤点灯やチラツキを解消すると共に、照明負荷の点灯/消灯の制御を可能とし、しかも待機状態時の消費電力を低減することができる2線式負荷制御装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の本発明の2線式負荷制御装置は、主制御負荷と;前記主制御負荷の動作と連動して動作する副制御負荷と;前記主制御負荷と副制御負荷の動作を制御する制御装置であって、少なくとも前記主制御負荷の動作停止時には、前記主制御負荷と前記副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを負荷オンには至らない低電流による低消費電力で動作させ、前記主制御負荷の動作を開始させる入力を検知すると、負荷動作状態として負荷動作電力で、前記主制御負荷を動作させると共に前記副制御負荷も動作させ、前記主制御負荷の動作を停止させる入力を検知すると、前記副制御負荷の動作を停止させた後に、前記主制御負荷の動作を停止させて、低消費電力の前記待機状態とする制御を行う制御装置と;を具備したことを特徴とする。
本発明において用語の定義及び技術的意味は次による。
主制御負荷は、照明器具、換気扇、あるいは水道用蛇口等である。照明器具は、照明ランプを点消灯させて所定の範囲を照明するものである。換気扇は、少なくとも動作時間設定が可能なタイマー機能付きを有するものである。水道用蛇口は、水の吐出と停止を自動的に行えるものである。
副制御負荷は、主制御負荷に付加されて主制御負荷の動作に連動して動作するものである。主制御負荷が照明器具の場合は、照明器具の点灯スイッチに付加された光源で照明器具のオン状態を示すオンピカ、あるいは照明器具のオフ状態を示すオフピカ等である。主制御負荷が換気扇の場合は、換気扇の換気動作時間の設定と経過時間計測と表示等のタイマー機能である。主制御負荷が水道用蛇口の場合は、人体や手を感知している間蛇口から水を吐出させたり、人体や手を感知してから所定時間蛇口から水を吐出させたり、停止させたりする機能である。
制御装置は、主制御負荷と副制御負荷の動作を制御するためのマイクロコンピュータである。
2線式負荷制御装置は、主制御負荷と副制御負荷と及び制御装置とが1つの電源に直列接続されているものである。
上記の請求項1に記載の2線式負荷制御装置によれば、少なくとも前記主制御負荷の動作停止時(待機モード時)には、前記主制御負荷と前記副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを所定値以下(例えば2mA以下)の低電流による低消費電力で動作させ、主制御負荷である照明負荷の誤点灯やチラツキを解消することが可能となる。
請求項2に記載の本発明の2線式負荷制御装置は、交流電源に対して負荷と直列的に接続され、前記負荷に電力を供給し、センサーからの検知出力にて前記負荷への電源供給をオンオフさせる2線式負荷制御装置であって、主制御負荷と;前記主制御負荷の動作と連動して動作する副制御負荷と;前記主制御負荷と副制御負荷の動作を制御する制御装置であって、少なくとも前記主制御負荷の動作停止時には、前記主制御負荷と前記副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを負荷オンには至らない低電流による低消費電力で動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を開始させる入力を検知すると、負荷動作状態として負荷動作電力で、前記主制御負荷を動作させると共に前記副制御負荷も動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を停止させる入力を検知すると、前記副制御負荷の動作を停止させた後に、前記主制御負荷の動作を停止させて、低消費電力の前記待機状態とする制御動作を行う制御装置と;前記交流電源からの電圧に基づいて直流電圧を生成して前記制御装置に供給するための、充電手段を備えた電源回路と;を具備し、前記制御装置は、待機状態時には、前記電源回路からの直流電圧に基づいて短い第1の期間だけ制御動作を行い、前記第1の期間より長いその他の第2の期間は、制御動作自体を停止し、前記第1,第2の期間を1サイクルとして繰り返す動作をすることを特徴とする。
上記の請求項2の2線式負荷制御装置によれば、前記制御装置は、待機状態時には、電源回路からの直流電圧に基づいて短い第1の期間だけ制御動作を行い、前記第1の期間より長いその他の第2の期間は、制御動作自体を停止し、第1,第2の期間を1サイクルとして繰り返す動作をするので、負荷制御動作の待機状態における制御装置の消費電流を低減することができ、電源回路の構成も簡素でかつ低コスト化が可能となる。
請求項3に記載の本発明の2線式負荷制御装置は、請求項2に記載の2線式負荷制御装置において、前記制御装置の待機状態時での前記1サイクルにおける動作時間と停止時間の割合は、1:10以上とし、前記動作時間を数百μsから数msとしたことを特徴とする。
上記の請求項3の2線式負荷制御装置によれば、負荷の待機状態で、動作時間が数百μsから数msでかつ動作時間が停止時間に対して1/10以下と短いので、制御装置がセンサーを駆動するに要する電力を低減しつつ、人の手などの近接物体の検知を確実に行うことが可能である。
請求項4に記載の本発明の2線式負荷制御装置は、請求項2又は3に記載の2線式負荷制御装置において、前記センサーは、赤外線を発光する赤外LED発光部とその発光された赤外光が近接物体で反射した光を受光検知する赤外受光検知部とを有する赤外線反射検知型センサーであることを特徴とする。
上記の請求項4の2線式負荷制御装置によれば、近接物体例えば人体や人の手を検知するのにこれらの動きに対応可能な程度の短い時間間隔でセンサーに発光動作及び受光検知動作をさせればよく、即ち間欠的に駆動させればよく、センサーを常時駆動状態とする場合に比べて消費電力の低減となる。
請求項5に記載の本発明の2線式負荷制御装置は、交流電源に対して負荷と直列的に接続され、前記負荷に電力を供給し、センサーからの検知出力にて前記負荷への電源供給をオンオフさせる2線式負荷制御装置であって、主制御負荷と;前記主制御負荷の動作と連動して動作する副制御負荷と;前記主制御負荷と副制御負荷の動作を制御する制御装置であって、少なくとも前記主制御負荷の動作停止時には、前記主制御負荷と前記副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを負荷オンには至らない低電流による低消費電力で動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を開始させる入力を検知すると、負荷動作状態として負荷動作電力で、前記主制御負荷を動作させると共に前記副制御負荷も動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を停止させる入力を検知すると、前記副制御負荷の動作を停止させた後に、前記主制御負荷の動作を停止させて、低消費電力の前記待機状態とする制御動作を行う制御装置と;前記交流電源からの電圧に基づいて直流電圧を生成し、前記制御装置の電源電圧とするための、充電手段を備えた電源回路と;を具備し、前記制御装置は、前記主制御負荷が負荷動作状態にある期間内に、前記センサーからの検知出力に基づいた主制御負荷用の制御信号及びその他の信号を生成して出力し、前記主制御負荷の動作が停止している待機状態では信号による電流消費をしないようにしたことを特徴とする。
上記の請求項5の2線式負荷制御装置によれば、主制御負荷が動作している(例えば照明負荷が点灯している)ときには、制御装置も電源から大きな電流が得られる状態になるので、この負荷動作状態の時に制御信号及びその他の信号を生成し、主制御負荷の停止時のように電源から供給される電流が少ないときには信号電流による消費を無くすようにしたものである。
請求項6に記載の本発明の2線式負荷制御装置は、請求項5に記載の2線式負荷制御装置において、前記センサーは、人体から放射される赤外線を検知し電気信号として出力する人感知センサーであることを特徴とする。
上記の請求項6の2線式負荷制御装置によれば、人感知センサーでは、自ら発光することがなく受光検知のみを行うので、前もって発光動作が必要なく、受光検知と同時に主制御負荷や他の負荷を動作させ、その動作期間のみで負荷の制御信号や他の信号による電流を消費させることができ、主制御負荷の停止時には負荷の制御信号や他の信号を生成することがなく信号電流の消費を無くすことができる。
本発明の2線式負荷制御装置では、主制御負荷の動作停止時は、主制御負荷が誤動作しない低電流にて制御装置を動作させることができるために、低消費電流の負荷制御装置が実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の2線式負荷制御装置の構成を示すブロック図、図2は図1の2線式負荷制御装置の作用を説明するタイムチャートである。
本発明の第1の実施形態の2線式負荷制御装置は、図1に示すように、交流電源11に対して、照明器具等の主制御負荷である照明負荷12と、照明負荷12の点灯消灯制御を行う制御装置本体13とが直列に接続されている。
制御装置本体13は、照明負荷12を点灯及び消灯させるトライアックで構成されるスイッチ14と、スイッチ14のオン状態を表示する副制御負荷であるオンピカ17と、人の手のなどの接近を検知する感知センサー16と、感知センサー16の感知によりスイッチ14やオンピカ17をオン/オフ制御するマイクロコンピュータ15等から構成されている。つまり、制御装置本体13は、例えば手感知センサーである感知センサー16と、副制御負荷であるオンピカ17と、照明負荷12をオンオフするスイッチ14と、感知センサー16からの感知信号によりスイッチ14やオンピカ17を動作させる制御装置であるマイクロコンピュータ15を備える。
このような構成の2線式負荷制御装置の動作について図2を用いて説明する。ここで説明する照明負荷12の点灯と消灯動作は、制御装置本体13の感知センサー16に、例えば、手をかざすことにより照明負荷12を点灯と消灯を行うための手感知センサーが用いられた例を説明する。
図2(a)に示すように、照明負荷12の消灯時において、マイクロコンピュータ15は、スイッチ14及びオンピカ17の動作制御の待機モードとして、交流電源11から供給される電流Iが数mA以下で動作している待機制御手段として機能する。つまり、マイクロコンピュータ15は、照明負荷12の動作停止時には、図2(e)に示すように、低消費電流期間となる。この低消費電流期間は、マイクロコンピュータ15のみの待機モード時の微少な動作電流であり、主制御負荷である照明負荷12の誤動作やチラツキは生じない。
この低消費電流期間に、感知センサー16に手がかざされると感知センサー16の検知出力が図2(c)に示すようにローからハイに変化してマイクロコンピュータ15に照明負荷用トリガ信号として入力される。
感知センサー16の照明負荷用トリガ信号がハイに変化するとマイクロコンピュータ15は、照明負荷12を点灯させるためにスイッチ14をオン動作させる図2(b)に示す照明負荷用信号をローからハイに変化させてスイッチ14をオンさせ、図2(a)に示すように照明負荷12が点灯する。この時点で、交流電源11からは、照明負荷12を点灯させる電流が供給されるために、制御装置本体13は、図2(e)に示すように、低消費電流化を図らなくてよい期間の状態となる。これは、照明負荷12が点灯している期間は、制御装置本体13の消費電流による誤動作がないためである。逆に言うと、照明負荷12が消灯している期間は、照明負荷12を点灯させたりチラツキを生じさせることのないように低電流での低消費電流化を図っている。制御装置本体13は、照明負荷12が点灯して低消費電流化を図らなくてよい期間の状態となると、照明負荷12のスイッチ14のオン状態を示すオンピカ17を点灯をさせる図2(d)に示すその他信号をオンピカ制御信号としてローからハイに変化させてオンピカ17を点灯させる。
つまり、制御装置本体13は、主制御負荷である照明負荷12を点灯することで低消費電流化を図らなくてよい状態で動作しており、マイクロコンピュータ15は、この低消費電流化を図らなくてよい状態時に主制御負荷と連動して動作する副制御負荷であるオンピカ17を動作させる負荷動作制御手段として機能する。すなわち、照明負荷12の点灯時の低消費電流化を図らなくてよい状態において、照明負荷12以外の他の負荷の動作を行わせる。
次に、照明負荷12が点灯されている状態において、照明負荷12を消灯すべく感知センサー16に手がかざされると、感知センサー16の検知出力が図2(c)に示すようローからハイに変化してマイクロコンピュータ15に照明負荷用トリガ信号として入力される。
感知センサー16からの照明負荷用トリガ信号がハイに変化するとマイクロコンピュータ15は、照明負荷12のスイッチ14が点灯状態を示すオンピカ17を消灯させるために、図2(d)に示すように、その他信号をオンピカ制御信号としてハイからローに変換させてオンピカ7を消灯させる。オンピカ17を消灯させた後に、マイクロコンピュータ15は、照明負荷12を消灯させるためにスイッチ14をオフ動作させるよう図2(b)に示す照明負荷用信号をハイからローに変化させてスイッチ14をオフさせ、図2(a)に示すよう照明負荷12を消灯させる。照明負荷12が消灯されるとマイクロコンピュータ15は再度低消費電流期間の状態となる。
つまり、マイクロコンピュータ15は、主制御負荷である照明負荷12を消灯する際に、副制御負荷であるオンピカ17を消灯動作させた後に、主制御負荷の照明負荷12を消灯させて低消費電流期間状態(待機モード)にする停止動作制御手段として機能する。
この結果、2線式制御装置は、主制御負荷の動作停止期間は低消費電流にて制御装置のみを動作させることが可能となり、動作停止期間の主制御負荷の誤動作が防止できる。
なお、上述した実施形態の感知センサー16の手感知センサーに代えて人体が近づくと感知する人感知センサーを用い、人体を感知すると照明負荷12とオンピカ17を点灯させて、マイクロコンピュータ15で点灯時間を計測させて、所定時間経過後に照明負荷12の消灯前にオンピカ17などの副制御負荷の動作を停止させるようにしても良い。また、オンピカ17に代えて、ブザーを用いて、照明負荷12の点灯タイミングと消灯タイミング時にブザーを鳴らして点灯消灯を告知させるようにしても良い。
更に、主制御負荷を換気扇とし、副制御負荷がタイマーとして、換気扇の動作開始と共にタイマーによる経過時間計測と経過時間表示を行い、所定の時間が経過して換気扇の動作を停止させる際に、タイマーの動作を停止させた後に換気扇の動作を停止させるようにしても良い。
更にまた、主制御負荷を水道用蛇口とし、副制御負荷をブザーとして、蛇口に設けた手感知センサーにより手を感知すると蛇口が開いて水を吐出させると共にブザー音を発生させ、手を感知しなくなると再度ブザー音を発生させた後に蛇口を閉じて水の吐出を停止させるようにしても良い。
[第2の実施形態]
図3は本発明の第2の実施形態の2線式負荷制御装置の構成を示すブロック図、図4は図3の2線式負荷制御装置の作用を説明するタイムチャート、図5は照明負荷オフ時に間欠的に行われる主制御動作における1サイクル内での動作期間及び停止期間の各期間を説明する図である。
本発明の第2の実施形態の2線式負荷制御装置は、図3に示すように、交流電源11に対して、照明器具等の照明負荷12と、センサー出力等に基づいて照明負荷12の点灯消灯制御を行う制御装置本体13とが直列に接続されている。このような構成は、図1と同様である。
制御装置本体13には、交流電源11からの交流電源電圧の入力端子131,132が設けられている。交流電源11の一端と制御装置本体13の入力端子131との間には照明器具等の照明負荷12が接続しており、交流電源11の他端は制御装置本体13の入力端子132に接続している。
制御装置本体13は、交流電源11からの交流電源電圧が入力する2つの入力端子131,132と、この2つの入力端子131,132間に接続されて、照明負荷12に負荷電流を流すための電流路を形成又は開放して照明負荷12を点灯及び消灯させるトライアックを用いて構成される負荷制御スイッチ部14Aと、負荷制御スイッチ部14Aのオン状態を表示するオンピカと呼ばれる表示部17Aと、赤外線を発光する赤外LED発光部161と人間の手などの近接物体で反射した赤外光を受光検知する赤外受光検知部162を有する、感知センサーとしての赤外線反射検知型センサー16Aと、赤外LED発光部161の発光を制御すると共に赤外受光検知部162の受光を制御し、赤外受光検知部162からの検知出力に基づいて負荷制御スイッチ部14Aや表示部17Aをオン/オフ制御するマイクロコンピュータ15による主制御部152等を含む制御装置15Aとを備えている。
制御装置15Aは、交流電源11からの交流電源電圧に基づき電源の直流電圧を生成して主制御部152に供給する、充電手段を含む電源回路としての電源部151と、赤外LED発光部161の発光制御や赤外受光検知部162の検知出力に基づいて負荷制御スイッチ部14Aや表示部17Aの制御を行う制御プログラムを内蔵したマイクロコンピュータで構成される主制御部152と、照明負荷12が消灯又は点灯している状態で、主制御部152への赤外受光検知出力の入力に基づいてトライアック等による負荷制御スイッチ部14Aをオンオフ制御するスイッチI/F153とを備える。
図4及び図5で本実施形態の動作の特徴を説明する前に図6の回路図及び図7の波形図を参照して、図3における負荷制御スイッチ部14A及び制御装置15Aの構成例及び動作ついて説明する。
図6には、制御装置本体13における、負荷制御スイッチ部14Aと制御装置15Aの電源部分の回路構成の一例を示している。
入力端子131は全波整流ダイオードブリッジで構成される整流回路DBの一方の交流入力端子aに接続し、入力端子132はトライアックTRACのゲート抵抗R1を介して整流回路DBのもう一方の交流入力端子bに接続している。
入力端子131と入力端子132との間には、交流スイッチとしてのトライアックTRACが接続している。
全波整流ダイオードブリッジで構成される整流回路DBの+整流出力端子はPNPトランジスタQ1のエミッタ・コレクタを介し定電圧用のツェナーダイオードZDと充電用のコンデンサC2の並列回路の+極側に接続している。この定電圧用のツェナーダイオードZDと充電用のコンデンサC2の並列回路の+極側は後述の直流安定化回路REGの電源入力端子に接続する。ツェナーダイオードZDとコンデンサC2の並列回路と直流安定化回路REGは、主制御部152に直流電源電圧を供給するための電源部151を構成する。
ツェナーダイオードZDとコンデンサC2の並列回路の−極側は整流回路DBの−端子に接続している。この整流回路DBの−整流出力端子を以下グランド(基準電位点)と呼び、符号GNDを付して表す。
上記のトライアックTRAC及びそのゲート信号を生成するゲート抵抗R1は、負荷制御スイッチ部14A(図3参照)を構成している。
また、上記の整流回路DB,トランジスタQ1,トランジスタQ2,抵抗R2,R3,R4,R5及びコンデンサC1は、主制御部152からの制御信号Scに基づいて負荷制御スイッチ部14Aのオンオフを制御するスイッチI/F153(図3参照)を構成している。すなわち、スイッチI/F153は、そのトランジスタQ2のオン又はオフが主制御部152からの制御信号Scのハイ又はローによって制御されることで、トランジスタQ1がオン又はオフされ、トライアックTRACがオン又はオフ制御され、前記交流電源11から照明負荷12への電力供給をオン又はオフすることができる構成となっている。
PNPトランジスタQ1のエミッタ・ベース間には抵抗R2が接続され、ベースは抵抗R3を介しさらにNPNトランジスタQ2のコレクタ・エミッタを通して整流回路DBの−整流出力端子(即ちグランド)に接続している。トランジスタQ2のベース・エミッタ間には、抵抗R4とコンデンサC1の並列回路が接続している。トランジスタQ2のベースには、主制御部152から送出される制御電圧Scが抵抗R5と抵抗R4で分割されて供給される。
また、整流回路DBの+整流出力端子と前記充電用コンデンサC2との間には、照明負荷12が消灯(オフ)の時に、微少な一定電流(2mA以下)を充電用コンデンサC2に供給するための定電流回路151’(或いは、定電流回路151’に代えて高い抵抗値の抵抗器であってもよい)が接続してある。
従って、上記の制御装置本体13は、照明負荷12がオフ時(負荷オフ状態)には、交流電源11から照明負荷12を通してかつ全波整流用の整流回路DBを通して微少な一定電流が絶えず定電流回路151’を経由して電源部151の充電用コンデンサC2を充電するように流れる。このとき流れる微少な一定電流は、照明負荷12にこれを点灯するに足る負荷電流が流されていない状態(負荷オフ状態)で、照明負荷12を通して流れるので、漏れ電流と呼ばれる。そして、コンデンサC2からの出力電圧は直流安定化回路REGの電源電圧入力端子に入力され、直流安定化回路REGの出力端子からは安定化電圧Vdとなって主制御部152へ出力される。直流安定化回路REGとしては周知の回路が用いられる。
次に、上記の制御装置本体13は、照明負荷12が点灯(オン)する時には、以下のように動作する。主制御部152からハイレベル(例えば5V)の制御信号Scが出力され、抵抗R5と抵抗R4の接続点に供給されると、トランジスタQ2がオンし、トランジスタQ1がオンして、交流電源11から照明器具12,整流回路DBのダイオード,抵抗R2,抵抗R3,トランジスタQ2のコレクタ・エミッタ,整流回路DBのダイオード,抵抗R1を通して全波整流電流が流れ、トライアックTRACのゲート抵抗R1に生ずる電圧降下のレベルが一定値(閾値)を越えると、図7に示すようにトライアックTRACがオンし(トライアックTRACは電源周期の1/2周期でゼロクロス付近を除いた期間にオンする)、交流電源11から照明負荷12及びトライアックTRACを通して交流電流(負荷電流)が流れ、照明負荷12が点灯する。この場合(トランジスタQ2がオンのとき)、全波整流電圧のゼロクロス付近の短期間(図7の斜線にて示すゼロクロス近辺のトライアック不動通期間)では、ゲート抵抗R1の電圧降下が一定値(閾値)に達せずトライアックTRACはオンせず、そのトライアック不動通期間には全波整流の整流回路DBを通過した電圧はトランジスタQ1を通して充電用の前記コンデンサC2を充電するのに使用される。そして、コンデンサC2からの出力電圧は直流安定化回路REGの電源電圧入力端子に入力され、直流安定化回路REGの出力端子からは安定化電圧Vdとなって主制御部152へ出力される。従って、照明負荷12の点灯中(負荷オン時)は、このように交流電源11の半周期ごとのゼロクロス近辺の期間(図7の斜線にて示す)にコンデンサC2に充電された電圧に基づいて安定化電圧Vdが生成されて主制御部152に直流電源電圧として供給される。
図7は、交流電源電圧(100V)波形におけるトライアック不導通期間及びトライアック導通期間と交流電源電圧波形のゼロクロス点とのタイミング関係を示す図である。
図7に示すように、例えば赤外線反射検知型センサー16Aが人体の手を検知した結果として照明負荷12がオンした場合に、交流電源11の1周期におけるトライアックTRACの導通期間は1周期すべての期間ではなく、ゲート抵抗R1での電圧降下値(即ちトライアックの電極とゲート間の電圧値)が一定値(閾値)を越えるまでの期間はトライアック不導通期間であり、ゲート抵抗R1での電圧降下値が一定値を越えた後交流電源電圧がゼロクロス点に近くに至るまでの期間はトライアックが導通するトライアック導通期間となる。
主制御部152からローレベル(例えば0V)の制御信号Scが出力されると、トランジスタQ2がオフし、トランジスタQ1がオフして、ゲート抵抗R1による電圧降下が生じないので、トライアックTRACもオフし、照明器具12は消灯する。
前述したように、照明負荷12がオフ状態(即ち、トランジスタQ2,Q1,トライアックTRACがいずれもオフの時)であっても、交流電源11から照明負荷12,整流回路DB及び定電流回路151’を通してツェナーダイオードZD及びコンデンサC2に微少な一定電流を絶えず流して充電し、その充電電圧を直流安定化回路REGに供給して安定化した電圧Vdを出力することができる。従って、照明負荷12の消灯中(負荷オフ状態)、この直流安定化回路REGからの安定化電圧Vdが、主制御部152に直流電源として供給される。そして、主制御部152は、照明負荷12のオフ時には、供給された直流電圧Vdに基づいて赤外線反射検知型センサー16Aの赤外LED発光部161及び赤外受光検知部162に対しては図4(f)に示されるように一定周期毎の短い動作期間に間欠的に動作電圧を供給する。
次に、上記のような2線式負荷制御装置の動作について図4を参照して詳しく説明する。ここで説明する照明負荷12の点灯と消灯動作は、制御装置本体13の感知センサーとして赤外線反射検知型センサー16Aを使用し、例えば、手をかざすことにより照明負荷12を点灯と消灯を行うための手感知センサーが用いられる。
図4(a)に示すように、照明負荷12の消灯時において、制御装置15Aは、負荷制御スイッチ部14A、オンピカ等の表示部17A及び赤外線反射検知型センサー16Aの動作制御の待機モードとして、交流電源11から供給される電流Iが数mA以下で動作するように制御している。つまり、制御装置15Aは、負荷オフ時には、図4(e)に示すように、低消費電流期間となる。この低消費電流期間は、制御装置15Aのみの待機モード時の微少な動作電流であり、主制御負荷である照明負荷12の誤動作やチラツキは生じない。照明負荷12のオフ時における制御装置15Aの主制御動作を、図4(f)を参照して説明する。
すなわち、本第2の実施形態では、制御装置15A内の主制御部152は、負荷制御スイッチ部14Aがオフで照明負荷12に負荷電流が供給されていない照明負荷12のオフ時(換言すれば負荷オン指令の待機状態時)には、電源回路としての電源部151からの直流電圧に基づいて短い第1の期間(動作期間)だけ制御動作を行い、第1の期間より長いその他の第2の期間(停止期間)は、制御動作自体を停止し、これら第1,第2の期間を1サイクルとして繰り返す動作をする。
この負荷オフ時における主制御部152の制御動作は、具体的には、赤外線反射検知型センサー16Aの赤外LED発光部161による発光動作、及びその発光に対して近接物体から反射される赤外光を赤外受光検知部162にて前記発光開始とほぼ同時に受光し検知する動作であるが、このような発光動作及び受光検知動作が実際に行われるのは、近接物体が存在する場合であって、その時の発光に対する反射光の受光検知の結果として、主制御部152は負荷制御スイッチ部14A及びオンピカ等の表示部17Aに対してオンオフ制御の動作を行う。勿論、近接物体が存在しない場合には、赤外LED発光部161による発光動作が一定サイクルで行われるのみであり、反射される赤外光はないので、この時は主制御部152による赤外光の受光及び検知する制御動作は行われず、従って負荷制御スイッチ部14A及びオンピカ等の表示部17Aに対する制御動作も行われない。
図4(f)に示すように、照明負荷12のオフ時には、主制御部152の主制御動作の1サイクルは例えば71.2msecであって、そのうち、第1の期間である動作期間は例えば1.2msec、第2の期間である停止期間は70msecである。さらに、図5に示すように、動作期間の1.2msecのうちの、1.0msecの期間が赤外LED発光部161による発光期間であり、その発光開始とほぼ同時に動作を開始して前記発光期間(1.0msec)を0.2msecだけ越える1.2msecの期間が赤外受光検知部162による受光検知期間である。従って、照明負荷12のオフ時には、マイクロコンピュータで構成される主制御部152が制御動作を行う期間は、制御動作を停止している期間の約1/70という非常に短い期間に限定される。なお、図5の1サイクルの時間及び時間配分は一例を示すものであって、例えば発光時間が5msec、動作時間(受光検知期間)が6msecのように設定してもよい。
上記のように、1サイクルが71.2mseで、そのうちの動作期間1.2mseで受光検知出力が得られた場合、その1サイクルに1回だけの受光検知出力だけで直ぐに、主制御部152が負荷制御スイッチ部14Aや表示部17Aに対してオンオフ制御を実行するのは、危険である。何故なら、何らかの要因で突発的に1回又は2回受光検知出力が得られることもあり得るからである。そこで、本第2の実施形態では、誤動作を防ぎ信頼性を得るために、受光検知出力が3回連続して得られた場合、換言すれば、連続した3サイクル(3周期である213.6msecの期間)の各サイクルごとに受光検知出力が得られた場合のみ、主制御負荷である照明負荷12の負荷制御スイッチ部14Aと副制御負荷である表示部17Aをオンオフ制御するようにしている。
誤動作防止を含めて、連続した3サイクル分213.6msec(≒0.214sec)の期間内で各サイクルごとに更に短い1.2msecの受光検知を3回行うので、人体等の障害物がセンサー16Aの近くを通過してもその人体等の障害物の動き(例えば0.5sec以上は検知エリア内で継続する動きである)に十分対応した検知が可能である。
図4(f)に示す低消費電流期間に、赤外線反射検知型センサー16Aに手がかざされると、赤外線反射検知型センサー16Aの赤外受光検知部162の出力が図4(c)に示すようにローレベルからハイレベルに変化して主制御部152に照明負荷用トリガ信号として入力される。
赤外線反射検知型センサー16Aの照明負荷用トリガ信号がハイレベルに変化すると主制御部152は、照明負荷12を点灯させるために負荷制御スイッチ部14Aをオン動作させる図4(b)に示す照明負荷用信号をローレベルからハイレベルに変化させて負荷制御スイッチ部14Aをオンさせ、図4(a)に示すように照明負荷12が点灯する。この時点で、交流電源11からは、照明負荷12を点灯させる電流が供給されるために、制御装置本体13は、図4(e)に示すように、低消費電流化を図らなくてよい期間の状態となる。これは、照明負荷12が点灯している期間は、電源部151に大きな電流を供給して充電できる状態となるためである。
なお、この負荷オン期間には、負荷オフ期間に比べて電源部151に電源半周期ごとに充電されて電流量が多いので、主制御部152には制御動作を可能とするように電源部151から電源電圧が常時供給されるようにしても良いし、停止期間も入れた適宜のタイミングで間欠的に制御動作を可能とするように電源電圧が供給されるようにしても良い。
主制御部152は、照明負荷12が点灯して低消費電流化を図らなくてよい期間の状態となると、照明負荷12の負荷制御スイッチ部14Aのオン状態を示すオンピカによる表示部17Aを点灯させる図4(d)に示すその他信号をオンピカ制御信号としてローからハイに変化させて表示部17Aを点灯させる。
なお、マイクロコンピュータで構成される主制御部152の負荷オフ時の主制御動作は、図4(f)に示すようにな時間的な制御となっていてサイクルの時間を計測するためにタイマーを必要とするが、本実施形態では、マイクロコンピュータ内にタイマーとしてRC(抵抗及びコンデンサ)の時定数回路を有している。このようなRCの時定数回路によるタイマーでは、マイクロコンピュータの発振クロックのようにプログラム的な命令で動作するタイマーではないので、電力的には殆ど消費しない。従って、タイマー動作による電力消費はないと考えて良い。
[第3の実施形態]
図8は本発明の第3の実施形態の2線式負荷制御装置の構成を示すブロック図、図9は図8の2線式負荷制御装置の作用を説明するタイムチャートである。
本発明の第3の実施形態の2線式負荷制御装置は、図8に示すように、交流電源11に対して、照明器具等の照明負荷12と、センサー出力等に基づいて照明負荷12の点灯消灯制御を行う制御装置本体13とが直列に接続されている。このような構成は、図3と同様である。
本第3の実施形態において、図3の第2の実施形態と異なる点は、赤外LED発光部161及び赤外受光検知部162からなる赤外線反射検知型センサー16Aに代えて、人体から放射される赤外線を検出し電気信号として出力する赤外受光検知部162-1からなる焦電センサーとも呼ばれる人感知センサー16Bを用いたことである。
従って、図9(a)〜(e)に示すタイムチャートについても、第2の実施形態の図4のタイムチャートの(a)〜(e)とほぼ同様であるが、図9(c)に示すように人感知センサー16Bの検知出力である照明負荷用トリガ信号が主制御部152に入力すると同時にスイッチI/F153を介してトライアックを含む負荷制御スイッチ部14Aをオンしその結果図9(a)に示すように照明負荷12が図9(c)の検知出力の立ち上がりに同期して点灯する。即ち、図9(c)と図9(a)の立ち上がりタイミングはほぼ一致している。
これに対して、第2の実施形態の図4(c)の受光検知出力と図4(a)の照明負荷の点灯の立ち上がりタイミングが異なっている。図3の装置では、センサー16Aが発光部を備えており、発光後に受光部で反射光を必要なだけ受光及び検知した後に主制御部152が負荷制御スイッチ部14Aをオンにして照明負荷12を点灯する。つまり、第2の実施形態では、負荷オフ時の動作期間に交流電源周期より長い周期で間欠的に取得する電力に基づいてセンサー16Aの発光及び受光検知を行っている。
これに対し、図8の装置では図9(c)の受光検知の立ち上がりに同期して照明負荷12が点灯し、照明負荷12が点灯している時に信号出力し電流を消費している。つまり、照明負荷12が点灯(オン)すれば、図6及び図7で説明したように電源部151は電源半周期の短いサイクルで大きな電流を充電して電源電圧として主制御部152に供給することができ、低消費電流化が必要な照明負荷12のオフ期間における電力消費を低減できる。
本発明の第1の実施形態の2線式負荷制御装置の構成を示すブロック図。 図1の2線式負荷制御装置の作用を説明するタイムチャート。 本発明の第2の実施形態の2線式負荷制御装置の構成を示すブロック図。 図3の2線式負荷制御装置の作用を説明するタイムチャート。 図4(f)の主制御動作における、照明負荷オフ時の1サイクルを構成する各期間の一例を説明する図。 図3に示す制御装置本体における、負荷制御スイッチ部と制御装置の電源部分の具体的な回路構成を示す回路図。 交流電源電圧波形におけるトライアック不導通期間及びトライアック導通期間と交流電源電圧波形のゼロクロス点とのタイミング関係を示す図。 本発明の第3の実施形態の2線式負荷制御装置の構成を示すブロック図。 図8の2線式負荷制御装置の作用を説明するタイムチャート。
符号の説明
11…交流電源、12…照明負荷(主制御負荷)、13…制御装置本体、14…スイッチ、14A…負荷制御スイッチ部、15…マイクロコンピュータ(制御装置)、15A…制御装置、16…感知センサー、16A…赤外線反射検知型センサー、16B…人感知センサー、17…オンピカ(副制御負荷)、17A…表示部、151…電源部(電源回路)、152…主制御部。

Claims (6)

  1. 主制御負荷と;
    前記主制御負荷の動作と連動して動作する副制御負荷と;
    前記主制御負荷と副制御負荷の動作を制御する制御装置であって、少なくとも前記主制御負荷の動作停止時には、前記主制御負荷と前記副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを主制御負荷がオンには至らない低電流による低消費電力で動作させ、前記主制御負荷の動作を開始させる入力を検知すると、負荷動作状態として負荷動作電力で、前記主制御負荷を動作させると共に前記副制御負荷も動作させ、前記主制御負荷の動作を停止させる入力を検知すると、前記副制御負荷の動作を停止させた後に、前記主制御負荷の動作を停止させて、低消費電力の前記待機状態とする制御を行う制御装置と;
    を具備したことを特徴とする2線式負荷制御装置。
  2. 交流電源に対して負荷と直列的に接続され、前記負荷に電力を供給し、センサーからの検知出力にて前記負荷への電源供給をオンオフさせる2線式負荷制御装置であって、
    主制御負荷と;
    前記主制御負荷の動作と連動して動作する副制御負荷と;
    前記主制御負荷と副制御負荷の動作を制御する制御装置であって、少なくとも前記主制御負荷の動作停止時には、前記主制御負荷と前記副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを主制御負荷がオンには至らない低電流による低消費電力で動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を開始させる入力を検知すると、負荷動作状態として負荷動作電力で、前記主制御負荷を動作させると共に前記副制御負荷も動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を停止させる入力を検知すると、前記副制御負荷の動作を停止させた後に、前記主制御負荷の動作を停止させて、低消費電力の前記待機状態とする制御動作を行う制御装置と;
    前記交流電源からの電圧に基づいて直流電圧を生成し、前記制御装置の電源電圧とするための、充電手段を備えた電源回路と;
    を具備し、
    前記制御装置は、待機状態時には、前記電源回路からの直流電圧に基づいて短い第1の期間だけ制御動作を行い、前記第1の期間より長いその他の第2の期間は、制御動作自体を停止し、前記第1,第2の期間を1サイクルとして繰り返す動作をすることを特徴とする2線式負荷制御装置。
  3. 前記制御装置の待機状態時での前記1サイクルにおける動作時間と停止時間の割合は、1:10以上とし、前記動作時間を数百μsから数msとしたことを特徴とする請求項2に記載の2線式負荷制御装置。
  4. 前記センサーは、赤外線を発光する赤外LED発光部とその発光された赤外光が近接物体で反射した光を受光検知する赤外受光検知部とを有する赤外線反射検知型センサーであることを特徴とする請求項2又は3に記載の2線式負荷制御装置。
  5. 交流電源に対して負荷と直列的に接続され、前記負荷に電力を供給し、センサーからの検知出力にて前記負荷への電源供給をオンオフさせる2線式負荷制御装置であって、
    主制御負荷と;
    前記主制御負荷の動作と連動して動作する副制御負荷と;
    前記主制御負荷と副制御負荷の動作を制御する制御装置であって、少なくとも前記主制御負荷の動作停止時には、前記主制御負荷と前記副制御負荷を待機状態として当該制御装置のみを負荷オンには至らない低電流による低消費電力で動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を開始させる入力を検知すると、負荷動作状態として負荷動作電力で、前記主制御負荷を動作させると共に前記副制御負荷も動作させ、前記センサーからの検知出力にて前記主制御負荷の動作を停止させる入力を検知すると、前記副制御負荷の動作を停止させた後に、前記主制御負荷の動作を停止させて、低消費電力の前記待機状態とする制御動作を行う制御装置と;
    前記交流電源からの電圧に基づいて直流電圧を生成し、前記制御装置の電源電圧とするための、充電手段を備えた電源回路と;
    を具備し、
    前記制御装置は、前記主制御負荷が負荷動作状態にある期間内に、前記センサーからの検知出力に基づいた主制御負荷用の制御信号及びその他の信号を生成して出力し、前記主制御負荷の動作が停止している待機状態では信号による電流消費をしないようにしたことを特徴とする2線式負荷制御装置。
  6. 前記センサーは、人体から放射される赤外線を検知し電気信号として出力する人感知センサーであることを特徴とする請求項5に記載の2線式負荷制御装置。
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