JP2006268989A - 書類用保管庫付き電子機器 - Google Patents

Abstract

【課題】 書類を熱変形しないように綺麗な状態で所定位置に確実に保管すること。
【解決手段】 ケーシング１内にビデオデッキ２及びディスク装置３を配置したビデオデ
ッキ一体型ディスク装置Ａにおいて、ケーシング１内のビデオデッキ２及びディスク装置
３よりも下方に書類用保管庫Ｂが設けられると共に、該保管庫Ｂの開口部９がケーシング
１の前面下部に形成され、そのケーシング１内のビデオデッキ２及びディスク装置３と保
管庫Ｂとの間に断熱材１０が介在され、前記開口部９に開閉蓋１１が上下動ａ，ｂ可能に
取り付けられている。
【選択図】 図１

Description

本発明は、例えばビデオデッキ一体型ディスク装置などの電子機器にカタログやマニュ
アル及び保証書などの書類を保管する書類用保管庫を設けた書類用保管庫付き電子機器に
関する。

従来、電子機器の技術として特許文献１などに記載したものがあり、その一例を図１０
に基づいて説明すると、これは、ケーシング１内にビデオデッキ（機器本体）２とＤＶＤ
レコーダなどのディスク装置（機器本体）３とを内蔵させたビデオデッキ一体型ディスク
装置Ａであって、脚部４を介して受台５上に載置されており、ケーシング１の前面に設け
た操作部６を操作してビデオデッキ２とディスク装置３とを作動させる。

上記構成では、ビデオデッキ一体型ディスク装置Ａのカタログやマニュアル及び保証書
などの書類Ｃの保管について配慮されていない。そこで、例えば図１０に示すように、ケ
ーシング１の上面に保管箱７を載置し、その保管箱７内に書類Ｃを収納することが考えら
れる。
特開平６−３０２１７０号公報

上記従来の構成では、ビデオデッキ２及びディスク装置３の作動による発熱が保管箱７
内の書類Ｃに伝わって、その伝達熱で書類Ｃが熱変形されたり、また、保管箱７が指部や
腕部の接触によりケーシング１上から不測に落ちて、その落ちた保管箱７内の書類Ｃが周
辺に散らばったり、あるいは、例えば清掃のときなどに書類Ｃが保管箱７ごとが片づけら
れて所在不明になったりすることあり、その書類Ｃを扱う量販店やユーザにとって、書類
Ｃの保管に悩まされている。

本発明は、上記従来の欠点に鑑み、書類を熱変形しないように綺麗な状態で所定位置に
確実に保管することができるようにした書類用保管庫付き電子機器を提供することを目的
としている。

上記目的を達成するため、請求項１に記載の発明は、ケーシング内に機器本体を配置し
た電子機器において、前記ケーシング内の機器本体よりも下方に書類用保管庫が設けられ
ると共に、該保管庫の開口部がケーシングの前面下部に形成され、そのケーシング内の機
器本体と保管庫との間に断熱材が介在され、前記開口部に開閉蓋が上下動可能に取り付け
られ、該開閉蓋を上動させて係止具で開口部に係脱可能に係止することにより該開口部を
閉鎖すると共に、その開閉蓋を下動させて保管庫の底面と面一状の水平姿勢にするように
形成され、前記保管庫内の底面上に書類載置用トレイが移動可能に配置され、該トレイの
後端面にそのトレイを前方に付勢するばねが設けられており、上動する開閉蓋によりトレ
イをばねに抗して保管庫内に押し込み、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることによりば
ねでトレイを前方に押し出すようにしたことを特徴としている。

請求項２に記載の発明は、ケーシング内に機器本体を配置した電子機器において、前記
ケーシングとほぼ同幅で前面に開口部を開設した書類用保管庫が別個に設けられ、該保管
庫上に前記ケーシングが載置され、そのケーシングと保管庫との前面間の隙間を塞ぐ塞ぎ
板がその保管庫の前面上端に一体突設され、前記開口部に開閉蓋が上下動可能に取り付け
られ、該開閉蓋を上動させて係止具で開口部に係脱可能に係止することにより該開口部を
閉鎖すると共に、その開閉蓋を下動させて保管庫の底面と面一状の水平姿勢にするように
形成され、前記保管庫内の底面上に書類載置用トレイが移動可能に配置され、該トレイの
後端面にそのトレイを前方に付勢するばねが設けられており、上動する開閉蓋によりトレ
イをばねに抗して保管庫内に押し込み、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることによりば
ねでトレイを前方に押し出すようにしたことを特徴としている。

請求項３に記載の発明は、ケーシング内に機器本体を配置した電子機器において、前記
ケーシング内の機器本体よりも下方に書類用保管庫が設けられると共に、該保管庫の開口
部がケーシングの前面下部に形成され、そのケーシング内の機器本体と保管庫との間に断
熱材が介在されていることを特徴としている。

請求項４に記載の発明は、ケーシング内に機器本体を配置した電子機器において、前記
ケーシングとほぼ同幅で前面に開口部を開設した書類用保管庫が別個に設けられ、該保管
庫上に前記ケーシングが載置され、そのケーシングと保管庫との前面間の隙間を塞ぐ塞ぎ
板がその保管庫の前面上端に一体突設されていることを特徴としている。

請求項５に記載の発明は、請求項３または４に記載の発明において、前記開口部に開閉
蓋が上下動可能に取り付けられ、該開閉蓋を上動させて係止具により開口部に係脱可能に
係止することにより該開口部を閉鎖すると共に、その開閉蓋を下動させて保管庫の底面と
面一状の水平姿勢にすることを特徴としている。

請求項６に記載の発明は、請求項５に記載の発明において、前記保管庫内の底面上に書
類載置用トレイが移動可能に配置され、該トレイを前方に付勢する付勢手段が設けられて
おり、上動する開閉蓋によりトレイを付勢手段に抗して保管庫内に押し込み、開閉蓋を下
動させて水平姿勢にすることにより付勢手段でトレイを前方に押し出すようにしたことを
特徴としている。

請求項７に記載の発明は、請求項６に記載の発明において、前記付勢手段がトレイの後
端面に設けたばねからなっており、上動する開閉蓋によりトレイをばねに抗して保管庫内
に押し込み、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることによりばねでトレイを前方に押し出
すようにしたことを特徴としている。

請求項８に記載の発明は、請求項６に記載の発明において、前記付勢手段が、トレイの
後端面に設けた一方の磁石と、保管庫内の奥部に設けた他方の磁石とからなり、その両磁
石がその磁力を互いに反発させるように配置されており、上動する開閉蓋によりトレイを
両磁石の反発力に抗して保管庫内に押し込み、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることに
より両磁石の反発力でトレイを前方に押し出すようにしたことを特徴としている。

請求項１に記載の発明は第１及び第２の実施の形態（図１〜図５参照）に対応するもの
であって、これによれば、ケーシング内の下方に設けた書類用保管庫内にカタログやマニ
ュアル及び保証書などの書類を保管するようになっているから、その書類が不測に周辺に
散らばったり所在不明になることがなくなり、量販店やユーザの書類保管の悩みを解消す
ることができ、使い勝手がよい。また、機器本体の作動による発熱が断熱材で遮断される
ので、従来のように保管庫内の書類が伝達熱で熱変形されることもなく、その書類を長期
にわたって変形のない綺麗な状態で保管することができる。更に、ケーシング内に機器本
体と保管庫とを一体的に組み込んでいるので、外観上の体裁を良好に維持することができ
る。

また更に、保管庫の開口部を開閉蓋で閉鎖することにより、保管庫内への塵埃などの侵
入を阻止して書類を長期にわたって保護することができ、また、前記開閉蓋を保管庫の底
面と面一状の水平姿勢にすることにより、その開閉蓋をガイドにして保管庫から書類を容
易に取り出すことができる。

しかも、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることによりばねでトレイを前方に押し出し
、該トレイ上に載置した書類の前端部を保管庫より前方に突出させるので、その書類の前
端部を容易につかむことができる。

請求項２に記載の発明は第２及び第４の実施の形態（図４、図５及び図７〜図９参照）
に対応するものであって、これによれば、請求項１に記載の発明と同様の効果を得ること
ができ、特に、ケーシングと保管庫との間の空隙により断熱効果が生じて機器本体の作動
による発熱が遮断されるので、従来のように保管庫内の書類が伝達熱で熱変形されること
もなく、その書類を長期にわたって変形のない綺麗な状態で保管することができる。また
、塞ぎ板によりケーシングと保管庫との間の前面間の隙間を塞ぐので、外観上の体裁を良
好に維持することができる。しかも、保管庫上に既存の電子機器を載置するだけでよく、
その既存の電子機器に加工を施すことなくそのまま使えるので、経済的である。

請求項３に記載の発明は第１の実施の形態（図１〜図３）に対応する基本形態であって
、これによれば、ケーシング内の下方に設けた書類用保管庫内にカタログやマニュアル及
び保証書などの書類を保管するようになっているから、その書類が不測に周辺に散らばっ
たり所在不明になることがなくなり、量販店やユーザの書類保管の悩みを解消することが
でき、使い勝手がよい。また、機器本体の作動による発熱が断熱材で遮断されるので、従
来のように保管庫内の書類が伝達熱で熱変形されることもなく、その書類を長期にわたっ
て変形のない綺麗な状態で保管することができる。更に、ケーシング内に機器本体と保管
庫とを一体的に組み込んでいるので、外観上の体裁を良好に維持することができる。

請求項４に記載の発明は第４の実施の形態（図７〜図９参照）に対応する基本形態であ
って、これによれば、請求項３に記載の発明と同様の効果を得ることができ、特に、ケー
シングと保管庫との間の空隙により断熱効果が生じて機器本体の作動による発熱が遮断さ
れるので、従来のように保管庫内の書類が伝達熱で熱変形されることもなく、その書類を
長期にわたって変形のない綺麗な状態で保管することができる。また、塞ぎ板によりケー
シングと保管庫との間の前面間の隙間を塞ぐので、外観上の体裁を良好に維持することが
できる。しかも、保管庫上に既存の電子機器を載置するだけでよく、その既存の電子機器
に加工を施すことなくそのまま使えるので、経済的である。

請求項５に記載の発明によれば、保管庫の開口部を開閉蓋で閉鎖することにより、保管
庫内への塵埃などの侵入を阻止して書類を長期にわたって保護することができ、また、前
記開閉蓋を保管庫の底面と面一状の水平姿勢にすることにより、その開閉蓋をガイドにし
て保管庫から書類を容易に取り出すことができる。

請求項６に記載の発明によれば、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることにより付勢手
段でトレイを前方に押し出し、該トレイ上に載置した書類の前端部を保管庫より前方に突
出させるので、その書類の前端部を容易につかむことができる。

請求項７に記載の発明によれば、トレイの後端面にばねを取り付けているので、開閉蓋
を下動させて水平姿勢にすることより、それに連動して、トレイを保管庫内から自動的に
押し出すことができる。

請求項８に記載の発明によれば、トレイの後端面と保管庫内の奥部とに磁石をその磁力
が互いに反発するように配置しているので、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることより
、それに連動して、両磁石の反発力でトレイを保管庫内から自動的に押し出すことができ
る。

図１〜図３は本発明の第１の実施の形態である書類用保管庫付き電子機器（ビデオデッ
キ一体型ディスク装置Ａ）を示すものであって、ケーシング１内のビデオデッキ（機器本
体）２及びディスク装置（機器本体）３よりも下方に書類用保管庫Ｂが設けられると共に
、該保管庫Ｂの開口部９がケーシング１の前面下部に形成され、そのケーシング１内のビ
デオデッキ２及びディスク装置３と保管庫Ｂとの間に断熱材１０が介在され、前記開口部
９に開閉蓋１１がその下端部の枢支軸１２を介して上下動ａ，ｂ可能に取り付けられ、該
開閉蓋１１を開口部９に係止するための係止具１３が設けられている。なお、図２中、１
４は開閉蓋１１の前面１１ａに形成した凹状摘まみ部である。上記以外の構成で図１０に
示す構成と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。

前記係止具１３は、図３に示すように、開口部９内の上端に架設したストッパ杆１５に
突設されて前方に突出する球形突起部１３ａと、開閉蓋１１の後面１１ｂに凹設した凹部
１６内に設けた左右一対の弾性アーム１３ｂの先端に一体形成されて互いに接近離間可能
な球体部１３ｃとを有している。

前記開閉蓋１１を上動ａさせることにより、係止具１３の両球体部１３ｃ間に球形突起
部１３ａが嵌入され（図３実線参照）、その開閉蓋１１により開口部９が閉鎖される（図
２参照）。また、開閉蓋１１を下動ｂさせることにより、該開閉蓋１１の前面ａのが開口
部９の底面に当接され、その開閉蓋１１の後面１１ａが保管庫Ｂの底面Ｂａと面一状の水
平姿勢にされる（図１及び図２仮想線参照）。

上記構成によれば、ケーシング１内の下方に設けた書類用保管庫Ｂ内にカタログやマニ
ュアル及び保証書などの書類Ｃを保管するようになっているから、その書類Ｃが不測に周
辺に散らばったり所在不明になることがなくなり、量販店やユーザの書類保管の悩みを解
消することができ、使い勝手がよい。また、ビデオデッキ２及びディスク装置３の作動に
よる発熱が断熱材１０で遮断されるので、従来のように保管庫Ｂ内の書類Ｃが伝達熱で熱
変形されることもなく、その書類Ｃを長期にわたって変形のない綺麗な状態で保管するこ
とができる。更に、ケーシング１内にビデオデッキ２及びディスク装置３と保管庫Ｂとを
一体的に組み込んでいるので、外観上の体裁を良好に維持することができる。

また更に、図２に実線で示すように、保管庫Ｂの開口部９を開閉蓋１１で閉鎖すること
により、保管庫Ｂ内への塵埃などの侵入を阻止して書類Ｃを長期にわたって保護すること
ができ、図１に示すように、開閉蓋１１を保管庫Ｂの底面Ｂａと面一状の水平姿勢にする
ことにより、その開閉蓋１１をガイドにして保管庫Ｂから書類Ｃを容易に取り出すことが
できる。なお、係止具１３として一対の磁石を用い、該各磁石を開閉蓋１１とストッパ杆
１５とにそれぞれ取り付け、その両磁石どうしの吸着力で係止するようしてもよい。

図４及び図５は本発明の第２の実施の形態の要部を示すものであって、保管庫Ｂ内の底
面Ｂａ上に書類Ｃ載置用トレイ１８が移動可能に載置され、該トレイ１８の後端面にばね
（付勢手段）１９が設けられており、図４（ａ）に示すように、上動ａする開閉蓋１１に
よりトレイ１８をばね１９に抗して保管庫Ｂ内に押し込み、その開閉蓋１１を下動ｂさせ
て水平姿勢にすることにより、ばね１９でトレイ１８を前方に押し出す。なお、図５中、
１８ａはトレイ１８の下面に一体突設されて保管庫Ｂの底面Ｂａに当接する突条であって
、トレイ１８と保管庫Ｂの底面Ｂａとの接触面積を小さくすることにより、該トレイ１８
を円滑に移動させることができる。上記以外の構成は第１の実施の形態（図１〜図３参照
）とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。

上記構成によれば、開閉蓋１１を下動ｂさせて水平姿勢にすることによりばねでトレイ
１８を前方に押し出し、該トレイ１８上に載置した書類Ｃの前端部を保管庫Ｂより前方に
所定間隔α突出させるので、その書類Ｃの前端部を容易につかむことができる〔図４（ｂ
）参照〕。

図６は本発明の第３の実施の形態の要部を示すものであって、トレイ１８の後端面に一
方の磁石２１が設けられると共に、保管庫Ｂの奥部の底面Ｂａから切り起こした起立片Ｂ
ｂに他方の磁石２２が設けられ、その両磁石２１，２２の例えばＮ極どうしまたはＳ極ど
うしを対向させてその磁力どうしが互いに反発するように配置されており、上動ａする開
閉蓋１１によりトレイ１８を両磁石２１，２２の反発力に抗して保管庫Ｂ内に押し込み（
図６実線参照）、開閉蓋１１を下動ｂさせて水平姿勢にすることにより両磁石２１，２２
の反発力でトレイ１８を前方に押し出す。上記以外の構成は第２の実施の形態（図４及び
図５参照）とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。

上記構成によれば、トレイ１８の後端面と保管庫Ｂ内の奥部とに磁石２１，２２をその
磁力が互いに反発するように配置しているので、開閉蓋１１を下動ｂさせて水平姿勢にす
ることより、それに連動して、両磁石２１，２２の反発力でトレイ１８を保管庫Ｂ内から
自動的に押し出すことができる。

上記第１〜第３の実施の形態では、ビデオデッキ２及びディスク装置３と保管庫Ｂとを
ケーシング１内に配置したが、これに限定されるわけではなく、図７〜図９に示す第４の
実施の形態のようにしてもよい。これは、ビデオデッキ一体型ディスク装置Ａのケーシン
グ１とほぼ同幅Ｌで前面に開口部９を開設した書類用保管庫Ｂが別個に設けられ、該保管
庫Ｂの脚部２４付き鉄製ケーシング２５上に前記ビデオデッキ一体型ディスク装置Ａのケ
ーシング１が載置され、その両ケーシング１，２５の前面間の隙間を塞ぐ塞ぎ板２６が保
管庫Ｂ側ケーシング２５の前面上端に一体突設されている。なお、図９中、２７はビデオ
デッキ一体型ディスク装置Ａの各脚部４内に配置した磁石であって、この磁石２７を保管
庫Ｂのケーシング２５に吸着させることにより、ビデオデッキ一体型ディスク装置Ａと保
管庫Ｂとを位置ずれしないように一体的に連結することができる。上記以外の構成は第１
〜第３の実施の形態（図１〜図６参照）とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付
してその説明を省略する。

上記構成によれば、ケーシング１，２５間の空隙Ｄにより断熱効果が生じてビデオデッ
キ２及びディスク装置３の作動による発熱が遮断されるので、従来のように保管庫Ｂ内の
書類Ｃが伝達熱で熱変形されることもなく、その書類Ｃを長期にわたって変形のない綺麗
な状態で保管することができる。また、塞ぎ板２６によりケーシング１と保管庫Ｂとの間
の前面間の隙間を塞ぐので、外観上の体裁を良好に維持することができる。しかも、保管
庫Ｂ上に既存のビデオデッキ一体型ディスク装置Ａを載置するだけでよく、その既存のビ
デオデッキ一体型ディスク装置Ａに加工を施すことなくそのまま使えるので、経済的であ
る。

第１〜第４の実施の形態では、ビデオデッキ一体型ディスク装置を例にあげて説明した
が、これに限定されるわけではなく、例えば単体型のビデオデッキやディスク装置（ＤＶ
Ｄディスクプレーヤ及びＤＶＤディスクレコーダ）などの各種電子機器にも適用される。

本発明の第１の実施の形態である書類用保管庫付き電子機器を示す斜視図である。 同一部切欠き側面図である。 同係止具部分の拡大横断面図である。 （ａ）は本発明の第２の実施の形態における開口部閉鎖状態の縦断面図、（ｂ）は同開口部開放状態の縦断面図である。 同トレイの斜視図である。 本発明の第３の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明の第４の実施の形態を示す斜視図である。 同分解斜視図である。 同側面図である。 従来例を示す斜視図である。

符号の説明

１ ケーシング
２ ビデオデッキ（機器本体）
３ ディスク装置（機器本体）
９ 開口部
１０ 断熱材
１１ 開閉蓋
１３ 係止具
１８ トレイ
１９ ばね（付勢手段）
２１ 一方の磁石（付勢手段）
２２ 他方の磁石（付勢手段）
２６ 塞ぎ板
Ａ ビデオデッキ一体型ディスク装置
Ｂ 書類用保管庫
Ｃ 書類
Ｄ 空隙

Claims (8)

1. ケーシング内に機器本体を配置した電子機器において、前記ケーシング内の機器本体よ
   りも下方に書類用保管庫が設けられると共に、該保管庫の開口部がケーシングの前面下部
   に形成され、そのケーシング内の機器本体と保管庫との間に断熱材が介在され、前記開口
   部に開閉蓋が上下動可能に取り付けられ、該開閉蓋を上動させて係止具で開口部に係脱可
   能に係止することにより該開口部を閉鎖すると共に、その開閉蓋を下動させて保管庫の底
   面と面一状の水平姿勢にするように形成され、前記保管庫内の底面上に書類載置用トレイ
   が移動可能に配置され、該トレイの後端面にそのトレイを前方に付勢するばねが設けられ
   ており、上動する開閉蓋によりトレイをばねに抗して保管庫内に押し込み、開閉蓋を下動
   させて水平姿勢にすることによりばねでトレイを前方に押し出すようにしたことを特徴と
   する書類用保管庫付き電子機器。
2. ケーシング内に機器本体を配置した電子機器において、前記ケーシングとほぼ同幅で前
   面に開口部を開設した書類用保管庫が別個に設けられ、該保管庫上に前記ケーシングが載
   置され、そのケーシングと保管庫との前面間の隙間を塞ぐ塞ぎ板がその保管庫の前面上端
   に一体突設され、前記開口部に開閉蓋が上下動可能に取り付けられ、該開閉蓋を上動させ
   て係止具で開口部に係脱可能に係止することにより該開口部を閉鎖すると共に、その開閉
   蓋を下動させて保管庫の底面と面一状の水平姿勢にするように形成され、前記保管庫内の
   底面上に書類載置用トレイが移動可能に配置され、該トレイの後端面にそのトレイを前方
   に付勢するばねが設けられており、上動する開閉蓋によりトレイをばねに抗して保管庫内
   に押し込み、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることによりばねでトレイを前方に押し出
   すようにしたことを特徴とする書類用保管庫付き電子機器。
3. ケーシング内に機器本体を配置した電子機器において、前記ケーシング内の機器本体よ
   りも下方に書類用保管庫が設けられると共に、該保管庫の開口部がケーシングの前面下部
   に形成され、そのケーシング内の機器本体と保管庫との間に断熱材が介在されていること
   を特徴とする書類用保管庫付き電子機器。
4. ケーシング内に機器本体を配置した電子機器において、前記ケーシングとほぼ同幅で前
   面に開口部を開設した書類用保管庫が別個に設けられ、該保管庫上に前記ケーシングが載
   置され、そのケーシングと保管庫との前面間の隙間を塞ぐ塞ぎ板がその保管庫の前面上端
   に一体突設されていることを特徴とする書類用保管庫付き電子機器。
5. 前記開口部に開閉蓋が上下動可能に取り付けられ、該開閉蓋を上動させて係止具により
   開口部に係脱可能に係止することにより該開口部を閉鎖すると共に、その開閉蓋を下動さ
   せて保管庫の底面と面一状の水平姿勢にすることを特徴とする請求項３または４に記載の
   書類用保管庫付き電子機器。
6. 前記保管庫内の底面上に書類載置用トレイが移動可能に配置され、該トレイを前方に付
   勢する付勢手段が設けられており、上動する開閉蓋によりトレイを付勢手段に抗して保管
   庫内に押し込み、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることにより付勢手段でトレイを前方
   に押し出すようにしたことを特徴とする請求項５に記載の書類用保管庫付き電子機器。
7. 前記付勢手段がトレイの後端面に設けたばねからなっており、上動する開閉蓋によりト
   レイをばねに抗して保管庫内に押し込み、開閉蓋を下動させて水平姿勢にすることにより
   ばねでトレイを前方に押し出すようにしたことを特徴とする請求項６に記載の書類用保管
   庫付き電子機器。
8. 前記付勢手段が、トレイの後端面に設けた一方の磁石と、保管庫内の奥部に設けた他方
   の磁石とからなり、その両磁石がその磁力を互いに反発させるように配置されており、上
   動する開閉蓋によりトレイを両磁石の反発力に抗して保管庫内に押し込み、開閉蓋を下動
   させて水平姿勢にすることにより両磁石の反発力でトレイを前方に押し出すようにしたこ
   とを特徴とする請求項６に記載の書類用保管庫付き電子機器。
   

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